この雑誌は創刊されて、15年と２か月経つ。どうして知ってるかというと、ぼくは創刊号から連載しているから、今月号の通しナンバー〈第１８２話〉を見ればわかるのだ。つまりぼくは、この漫画を、１８２か月にわたって、１８２回も描いたのだ。ここの編集長には、デビューのころにお世話になったのだ。15年と２か月前、この本が創刊される時に、彼に連載を頼まれたので、「好きなもの描いてもいい？」と聞いたら、「うけるのじゃなきゃダメ」と答えられてしまった。だからこの漫画は、ぼくの漫画には珍しい、すごくオーソドックスな４コマ漫画なのだ。
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