【過去39】

[3.15]
しかし、仕事がぜんぜん終わらない。
もう30日なのに。
今年は年末年始にとんでもなく集中してしまったなあ。
もっと楽に新年が迎えられると思ったのに、
毎日昼近くまで仕事してちょっと寝るという日々だ。
でも、忘年会には一個出た。
一次会だけだったけど。
もう何十年続いてるかわからない謎の忘年会、通称「謎亡」だ。
元は、SF関係者の小さい集まりだったんだけど、
だんだんと周りを巻き込んで参加者が増えていき、
今では店一軒貸し切りにして、その後も二次会三次会と
大勢が参加する暮れの一台イベントになってしまった。
忘年会にはさっぱり出ないが、ここにはもう長いこと参加しているのだ。
この忘年会は、どこかの会社の仕切りとかではない。
自分たちでやっている。
「たち」というのは、漫画家とか小説家とかライターとかデザイナーとか、
だいたいが人生において若干いい加減な人たちだ。
そんないい加減な連中が、なぜこんな長い間、この忘年会をやっていられるのかというと、
強力な幹事がいるからなのだ。
ぼくらは、とり・みきに頼り切っている。
この会は、とりくんが旗を振って仕切ってくれていて、
それで続いているのだ。
年末近くなると、とりくんと数人の篤志家が、
自分の時間を削って準備を開始してくれて、
mixi内にスタッフと参加者のコミュを作って
参加者を募り、店を予約して、当日の受け付けその他もやってくれる。
彼以外では、この忘年会はこんなに長くは続いていないだろう。
おそらく店を探している間に1年終わってしまう。
参加者募集なんて、絶対に無理だ。
そういうわけで、今年もとりくんが旗を振ってくれるのを遠くから拝みつつ、
楽しく忘年会をやってきた。

とりくんは司会も兼ねていて、
今年は流行りに乗って鬼太郎だ。

この忘年会では毎年ゲームが行われるのだが、
今年はお絵描き伝言ゲームであった。
何人かが並んで絵を伝えていくのだが、
中に必ずプロの漫画家がいるところがミソだ。
そのあと、普通の大絵描き対決もあった。
お題が出て、それを描くんだけど、
プロでもやっぱりうろ覚えのものはそうは描けない。
ぼくは、豊田有恒さんと横山宏の3人で、審査員。
山本直樹の地デジカと吉田戦車アナライザーが白眉かな。
というわけで、楽しい忘年会だったのだが、
仕事がまるで終わってなかったのもあって、
直行で帰宅し、朝まで仕事したのだった。

昨日は、BSマンガ夜話の怒濤の5時間再放送だった。
仕事がかなり忙しかったんで、見るつもりはなかったのだ。
でも、ちょっとだけとつけてみたら、ついずるずるとそのまま見てしまった。

出演者がいうのもなんだけど、やっぱり面白いよなあ。
生放送だから、自分では見ていなくて、
新鮮に見られたせいもあるけど、
あれは民放ではありえないすごい番組だと思う。
ただ漫画のことを話してるだけなのに、
スリリングでかつ知的興奮がある。
石原慎太郎や猪瀬直樹には理解できないかもしれないが、
漫画の蓄積してきた歴史が、あそこには詰まっている。
おかげで今日は睡眠不足だったけど、楽しかった。
来年はサブカル嫌いのNHKのエライ人が移動になって、
番組が復活しますように。

うちで飯を食べる話がなんとなく膨らんで、
いつの間にか小さいパーティのようなことになっていた。
別にクリスマスパーティというわけではなかったんだけど、
4人くらいの食事会のはずが、気がついたら倍の8人になっていた。
参加者は、まず大林宣彦監督の娘夫婦、
夫の方は森泉岳土という新人真画家だ。
それから、漫画家のやまだないと羽海野チカ
近所で寿司を食ってたが、
遅れて、小説家の角田光代夫婦。
夫は、GOING UNDER GROUNDのドラムス河野くんだ。
なんだか妙なメンバーだったな。
ワインを飲んでうちの妻の作ったベトナム料理を食べてケーキを食べて、
ミミと正ちゃんを撫で回して夜が更けた。
みんな家に猫を飼ってるんだけど、
猫ってあまりいじり回させてくれないケースが多い。
でもうちの猫たちは、おっとりしてて来客も平気だし、
抱っこされても特に逃げることもない。
というところに全員が反応し、
猫を、特によりおとなしいミミをいじりまくる一夜になってしまった。
ミミと正ちゃんには受難の一夜だったかな。
まあそういう日もある。

日経ビジネスオンラインの連載9回目。
沖縄県知事選の後編だ
もう少し接戦で面白くなるかと思ったんだけど、
仲井間陣営の戦術のせいもあって、地味だったね。
それでも、瞬間風速では盛り上がったところもあった。
結局現状維持で経済優先という選択ではあったんだけど、
ただの現状維持ではもう済まないだろう。
来年は沖縄が大きく動くような気がする。
そのためには、沖縄のマスコミも含めて、
沖縄の人自体が変わらないとなあ。

日本動画協会が、東京都のアニメフェスは実質的に開催不可能といっている。
石原慎太郎は、出版社が参加をボイコットしたというニュースを聞いて、
吠え面かくと下品な発言をしていたが、
どうやらこのままだと、吠え面かくのは本人かもしれないな。
ぜひそうあってほしいものだ。
まあ条例が廃止になって、アニメフェスが順当に開催されることが一番いいんだけどね。

10年以上使ってきた温水ポットが不調になったので、
思い切ってティファールの電気ケトルを導入した。
これこれ。

一杯二杯分のお湯がすぐに沸いて、けっこう便利。
もちろん、常に沸いてるお湯があるのも便利だったんだけどね。
でも、とうぶんは重宝に使うことになりそうだ。

ずっと昔、少年サンデーで連載されて凄く好きだった漫画
エムエム三太が復刻された。

今見てもメカがカッコいい。
展開がスピーディで構成が鮮やかだ。
そして、少年三太に色気がある。
鉄人28号の正太郎は、ショタコンという言葉ができたくらい、
ある種の色気があるのだが、
エムエム三太には、それがもっとある。
ぼくの中学生時代の作品なのだが、
当時それに気づいていたわけもないのだが、
それでもなにかよくわからないものがここにあるという意識はあった。
久し振りに読み返してみても、そのよくわからないものは健在だ。
メカと短パンは、相性がいいね。

日経ビジネスオンラインの連載8回目は、
この下にもレポートしかけになっている沖縄知事選だ。
でも、それだけではなく、おまけも入っている。
沖縄の選挙は毎回面白いけど、
今回もちょっと他にない面白いさがあったな。

都のアニメフェスをボイコットする出版社に対して、石原は
「こなければいい。来年ほえ面をかいてくるよ」
などと発言している。

どこまでも愚かな男だ。

NHKラジオで都条例の話題をやっていたので少し聞いていたら、
「メディアジャーナリスト」とかいう肩書きの渡辺真由子という人が話していた。
都条例には賛成で、規制はするべきだという。
その理由として、
子どもを性的に暴行して娯楽として楽しむカルチャーがあるとかいっていたが、
それはいったいどんなカルチャーで、どこに存在するんだ。
きっと渡辺さんの脳内には存在するんだろうな。
この人は、こんなこともいっている。
都アニメフェアへの協力拒否という強硬姿勢に出た大手漫画出版社の慌てぶりは、
自分たちが如何にこれまで「性的虐待の描写」で儲けさせてもらったかの裏返し。
馬脚を現したのう

大手出版社が慌てているようにはまったく見えないんだが、
きっとこの人の脳内ではそういう光景が見えているんだろうな。
こんな連中がなにをいっても馬鹿馬鹿しいだけだが、
何人か揃えばそれなりに勢力になる。
こういうのを駆逐していかないとなあ。

ゆうべのTBSニュース23で、
「青少年健全育成条例」が取り上げられた。
コーナーの締めで、キャスターの膳場貴子さんは、こういっている。
「東京都が書店などの自主規制だけでは子供をこの不健全図書から守れないとして、
販売規制に踏み切った事にも一理あるなあと私は思うんですけどね」
俺はあなたの発言を、しっかりと記憶しておくよ。
また、こんなこともいっている。
「子供が手にできるコミックとして売られている過激な性描写の漫画、
読んでみた事があるんですけれどもね、
中にはホントにこれ子供に見せたくないなーとか、
悪い影響があるんじゃないかなーと思うものが実際にあるんですよね。」
「子供が手にできる」というのは、いったいどういう意味だろう。
書店で成人漫画が子供の本の横に置かれているという意味だったら、
どこの書店で見たのか教えてほしい。
あるいは、一般のコミックの性描写に問題があるということだろうか。
だったらそれを個別に成人向けと指定すればいい。
まるで子供によくないものがあるからすべてを規制することは当然だというようないいかただ。
この日の番組は、かなり不正確なこともいっていたし、
問題の多い番組だったな。

東京都のサイトを見ていたら、
「今月のトピックス」というコーナーがあった。
みんなで築こう 人権の世紀
―考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心―

などと立派なことが書いてある。
「22年度啓発活動強調事項」というものがあって、
女性の人権を守ろう
子どもの人権を守ろう

それから、
性的指向を理由とする差別をなくそう
性同一性障害を理由とする差別をなくそう

おい、都知事が一番守ってないんじゃないのか。
いかにこれが形式だけのものであるかがよくわかる。

条例の目処がついたせいか、猪瀬直樹が絶好調で呟いている。
「非実在青少年」という役人言葉が消えたことにむしろ感謝していただきたい」
「負け犬の発言はやめてほしい。実際にやってみせてください。もし壁があったら報告してください。」
権力を持つと腐る典型のようなやつだな。
石原・猪瀬が都知事選に出てくることだけはなんとしてでも阻止しないと。

石原慎太郎は同性愛者に対して差別的なことを公言しているが、
マツコ・デラックスが、コメントを求められて、
石原は狂っていると断言している。

マツコ、よくいった。

昨日は、「バンキシャ!」だった。
コメンテーターで出たんだけど、今回は目的があった。
都の出した「青少年健全育成条例」に抗議したかったのだ。
しかし、今回の番組のネタにはしてもらえなかったので、
なんとか番組の中で発言する方法を考えようと思っていた。
控室で構成台本を見たら、最後に、今年1年を表す漢字を、
コメンテーターがそれぞれひと文字書くというコーナーがあった。
ほかのニュースの中で無理矢理話題をそちらに持っていくよりも、
スムーズに話せそうだ。
この番組はスタジオ時間が短くて、秒単位できっちり研鑽されているから、
なかなか予定以外の要素が入れにくい。
今回は、小沢の政局、子供の学力検査、キングカズときて、
最後の天気予報の次に、今年の漢字。
このコーナーは、地方によってはカットされてしまう。
それぞれの地方のローカルニュースに切り替えられている所も多い。
うちの実家の愛知県あたりでもそうだ。
でも、少なくとも地元の東京では放映になる。
ぼくは「怒」という字を書き、
都知事と副知事の石原と猪瀬に対して怒りを表明した。
短い時間だからほんの一部しか話せなかったが、
おそらく数百万人は見ている番組で、アピールはできたと思う。
あまりゴールデンの時間帯のテレビで取り上げられることのない話題だし、
始めて知った人も多いと思う。
それだけでも意味はあったかな。
さあ、今週は採決だ。
はたしてどうなるか。

東京都が成立させようとしている「青少年健全育成条例改正案」には、反対だ。
取り締まろうとする範囲が曖昧すぎるし、
主観による判断で公権力が表現を規制しようとするところに恐ろしさを感じる。
しかし、前回は反対した東京都民主党が、
今回は一部賛成するのではないかという観測もあり、
成立してしまう可能性もある。
都はPTAの集まりに顔を出し、
父兄に嘘をついてまで味方につけようとしている。
http://ironyt.exblog.jp/15523806/
エロマンガを見せて、これを子供に見せていいのかと聞かれれば、
大抵の父兄はよくないと答えるだろう。
しかし、書店にいってみればわかるが、
ほとんどの書店では成人向けの漫画はゾーニングされ、
子供向け漫画と一緒には置いてない。
本自体にも成人マークをつけている。
小説だって映画だって、子供にはまだ見せたくないものはある。
それは売り場を離したり上映館を変えたりして対応している。
漫画はもうそれがおこなわれているのだ。
この上なぜ、取り締まろうというのだ。
非常に危ういものを感じる。

都知事の石原慎太郎と副知事の猪瀬直樹は、
かつて表現者の片隅に身を置いていたはずだが、
権力の蜜にすっかり脳を溶かされてしまったようだ。
猪瀬は、こう発言している。
「マンガの関係が好きな人のなかには人生が行き止まりと感じている人が多いという印象を受けます。
生きている女を口説きなさない。
瞬間、瞬間、言うことが予想外に変わるから、そのほうがおもしろくて未知で愛おしいよ」

どれだけ上から漫画読者を見てるんだ。
漫画を読んでいる人はみな引きこもりの二次元コンプレックスというような、
非常にステロタイプな思考の持ち主だ。
石原に至っては、もはやただの老害だ。
同性愛者に大して、こんな発言をしている。
「子供だけじゃなくて、テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。
日本は野放図になり過ぎている。使命感を持ってやります」

あるいは、こんな発言。
「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」
「ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。
男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」

こんな連中が、都知事と副知事なのだ。
まったく怖ろしいとしかいいようがない。
石原に投票した人たちに、きみらはこの事態に責任取れるのかと聞いてみたい。
取り返しのつかないことになる前に、この芽を摘まなくてはいけないが、
はたしてどうなるか。
ちょっと心配だ。

那覇には、知事選の取材にいっていた。
もうご存じの通り、現職の仲井真氏が伊波氏に圧勝したのだが、
当初は、けっこうがっぷり四つに組んでいい勝負といわれていたのだ。
地元の新聞社の世論調査でも、ほぼ差がなかった。
選挙にいくかどうかという調査でも、
4年前の選挙よりも数パーセント高いという結果が出ていた。
しかし、どうも変なのだ。
那覇には木曜に入った。
日曜が投票日だから、もう押し詰まったころだ。
でも、熱がないのだ。

那覇の街を歩いても、まったく盛り上がりが感じられない。
まあ沖縄の新聞は取材力もないし、記者のレベルも決して高くない。
だから調査にもどこまで信憑性があるのかはわからない。
それにしたって、街が静かすぎだ。

候補者は、3人いた。
公明とみんなの党、それから自民党県連の押す仲井真弘多と、
共産・社民・社大・国民新・新党日本が押す伊波洋一、
それからもうひとり、幸福実現党から立った金城タツローの3人だ。
まあ実質ふたりだけど。
仲井真陣営の選挙事務所は、
街の真ん中、国際通りから2分くらいのところにある普通のビルの一階。
前の選挙で自民党の島尻が使ってたところだ。
ジュンク堂の向かいにある。
伊波事務所は、都心を外れた古島の、教育会館とかいうところだ。
どちらも見にいってるんだけど、
もうひとつ盛り上がりが感じられない。
人の出入りもそんなにないしなあ。

街頭で目立つのは、圧倒的に伊波陣営だ。
宣伝カーがやたらと走り回っている。
沖縄民謡調のオリジナル曲があって、
それを流しながら街を走り回っている。
まあ民謡ったって、「いは、いは、いはよーいち」って歌詞なんだけどね。
それから、道じゅねーだ。
行列を作って道を練り歩くんだけど、
これをやたら見かける。
「若いのは、いーは!」
「ぶれないのは、いーは!」
なんてことを言いながら、黄色い風船を持ってぞろぞろ歩いている。

最も、今回はなぜは両陣営ともイメージカラーが黄色なんで、
なんの目印にもならない。

那覇事務所で、県知事選の取材をやってた。
明日からまた更新します。
とりあえず、今日は告知。
日経ビジネスオンラインの連載も、7回目。
【ここから】
今回は、イタリアのオヤジと息子の話だ。

前にも一度ここで紹介したけど、韓国のヒップホップ系二人組がいる。
DOZ」という。
彼らのPVが面白かったのでここで紹介したのだ。

そしたら、それがけっこう評判になり、エイベックスが眼をつけて、
日本でも発売されることになった。

エイベックスの担当者から連絡がきた時には驚いた。
>いしかわじゅんさまの書込みで話題が広まり、私共もこの楽曲を知る事となりまして、
>これを伝えた所DOZのメンバー、また我々スタッフも大変感謝しております。

なんでも書いてみるもんだな。
さて、DOZどうかな。
売れるといいんだけど。
顔がちょっとまずいとこが難点なんだよな。

WOWOWで、ブルース・リーの特番
「ドラゴン旋風!〜ブルース・リーの伝説と遺産」がある。

11月22日(月)の夜10:00からだ。
再放送もあって、こちらは11月27日(土)午前9:00から。
ここで、ブルース・リーと日本の格闘技漫画について、ぼくも話している。
どのくらい出てるかわからないが、
WOWOWに加入してる人はチェックしてみて。

金沢から蟹が届いた。
箱の表書きに、「ずわい、香箱」と描いてある。
金沢のももやからだ。
ここはずーっと以前に、店のシンボルキャラを描いて、
それ以来、蟹を贈ってくれるのだ。
つきあいで、キャラを無料で描いてるんだけどね。
こんなの。

看板やメニューや壁面を飾るだけではなく、
聞いた話では、最近はフィギュアにもなってるようだ。

活躍しててけっこうである。

冬の暖房は、デロンギのオイルヒーターだ。
一階と二階に一台ずつある。

オイルヒーターは本来、メインの暖房にするものではなく、
寝室なんかに置いて、ゆるやかに少し暖めるのに向いてるのだが、
うちは断熱性が高い家なので、小さい熱源でも充分に暖まる。
仕事場はかなり広いんだけど、アシスタントがいない時なら、
これ一台で大丈夫。
ところが、去年の冬が終わったころ、
一台のタイマーがぽっこりと、ヒーター内部に落ちてしまったのだ。
ヒーターなんか使ったことがないんだけど。
そしたら、ヒーターも効かなくなってしまった。
そのうち修理に出そうと思ってたら、あっという間に冬になってしまった。
こないだデロンギジャパンに電話して、修理を頼んだら、
もう部品がないので直せないから回収するという。
まだ10年くらいなのになあ。
こういうものは長く使うものなんじゃないのか。
もう部品を取ってないとは、ちょっと意外だった。
これは通販生活で買ったんだけど、
そちらにも連絡してみた。
修理専門の部署もあったように記憶してたからだ。
折り返し連絡がきて、修理はデロンギジャパンでするという。
うーん、結局同じことなのか。
買って何年か経ったら、もう壊れても直せないんだなあ。
買ったほうが安いということなのかな。
なんだかもったいないような気もするが。

昨日は、また漫画家オフ会があった。
twitterでいつもわいわいやってる連中の集まりなんだけど、
なんだか最近多いなあ。
ちょっと出てる場合じゃなかったんだけど、
まあ一次会で帰ればいいやと、井の頭公園そばの店まで。
吉祥寺に2,3軒あるチェーン店なんだけど、
雰囲気はいい。
地下なんでちょっとわかりにくいかな。
今回は、札幌在住のもんでんあきこって漫画家がやってきたんで、
その歓迎も兼ねている。
つい先週は四国在住の水谷京子って漫画家がやってきたんで集まったし、
みんなほんとは暇なんじゃないのというくらいの最近のはしゃぎぶりだ。
漫画家はだいたい出不精で、忙しいんで出歩くことも少ない。
だから逆に、なにか機会があると集まっちゃうんだな。
今回はいつものメンバーに、窪之内英策が加わった。
食べ物は鍋だったんだけど、トマトキムチ鍋。
でも、モヤシと白菜ばっかりで、すぐ腹減っちゃうな。
一次会終わって、江口寿史呼び出すとかいってるので、
こりゃ長くなるなと判断して、さっと帰って仕事。
結局次の日の昼までかかった。
でもこれで一段落。
また次の山がくるけど、2日くらいはゆっくりペースでできる。

表参道の店で、友人の誕生会。
10人ちょっとの集まりなんだけど、
そのほとんどがTwitterで知り合った人。
まあ招待してくれた主賓がいて、彼女のTwitter交友関係なんだけどね。
ラジオ日本の社長とかスカパーのプロデューサーとかモデルとかSBの人とか、
雑多といえばいいか、まあ大雑把にいって業界の人というか。
男女取り混ぜて秋の午後を楽しんだんだけど、
妙な時代になったなあと思ったよ。

日経ビジネスオンラインの連載も、もう6回目だ。
今回は、漫画家の仕事に関する話だ。
前にも何度も書いてきたテーマだけど、もう少し詳しく、
そしてほかのエピソードも加えて書いた。
【ここから】
どうもここの連載陣の中で俺だけ浮いてるなあと思うんだけど、
どうかなあ。
みんな真面目なこと書いてるしね。
まあいいんだけど。

名古屋のリベラル社という出版社から、本を送ってくれた。
心当たりないけど、なんだろうなと封を切ったら、
名古屋の喫茶店という本が入っていた。

名古屋には、知る人ぞ知る喫茶店文化が存在する。
独自の進化を遂げたカフェなんかではない喫茶店が、
あらゆる街に大量にあるのだ。
その代表的な店を取り上げて解説した、これはかなりの力作なのだ。
本の出来も、地方出版にしてはかなり美しい。
今度実家に帰る時には、これを持っていって喫茶店探訪してみよう。
と思わせるなかなかの本であった。

J-WAVEから出演依頼がきた。
葉加瀬太郎がやってるANA提供の「ワールドエアカレント」
土曜日の7時からやってるやつだ。
どうして知ってるのかというと、
いつもテニススクールに行く時に、車の中で聴いてる番組なのだ。
ちょうど7時頃家を出るので、
ほぼ最初からいつも聴いている。
たまにしかテニススクールにしかいかないので、たまにしか聴かないけど、
トータル回数はけっこう聴いている。
ゲストのいった海外の話をする番組なのだが、
けっこう聴いているといいながら、
後半は一度も聴いたことがないので、全体像はよくわからない。
なぜかというと、7時半ごろにはスクールに着いてしまうので、そこでラジオを切るからだ。
これで、やっと1時間通して聴く機会ができるな。

西荻窪に、おもちやという和菓子屋がある。
というのは、正確ではない。
あそこは和菓子屋というよりは、おもち屋だし、
店名もほんとは越後鶴屋というのだ。
でも、正式店名よりも大きく「おもちや」と書いてあるから、おもちやなのだ。
ここのおもちは、ほんとに美味しい。
大福なんて、絶品だ。
ケーキはうちの近所のアテスウェイが一番美味しいけど、
アンコ系は、このおもちやが一番かもしれない。
夕方、ここのお菓子が美味しいと、twitterでふと呟いたら、
反応してきた人が何人かいたので、
いやここはほんとに美味しいんだよと力説しておいたら、
しばらくしておもちやのおやじがツイートしてきた。
あれから何人もいしかわのツイートを見たという客がやってきて、
その場で食べて喜んでる人もいたという。
twitterは速いなあ。
おもちやのおやじがtwitterやってたのにも驚いたけどね。

この間収録したNHKBS2の「MAG・ネット」は、
明日の7日(日)の23時50分からだ。
再放送も二回ある。
12日(金)の15時からと24時20分からだ。
計3回あれば、どれかで見られるんじゃないかな。
出来は正直いって悪かった。
胸を張ってお薦めできる内容ではない。
なんとかうまく編集されていることを祈る。

もう削除されてしまったが、探せばいくらでも出てくる。
テレビのニュースでも流れちゃったしね。

これは……、本物か?

海保の艦に体当たりしてくる漁船。

日経ビジネスオンラインの連載5回目。
【ここから】
今回は、那覇事務所立ち退きの話だ。
ずーっと前から話はあったのだが、それはいつか将来のことだと思っていたのだ。
しかし、突然やってきた。
冗談じゃないなあ、という話だ。

なーるほど。
水嶋ヒロが、ポプラ社ね。
ありうるなあ……。
発表は明日か。
さて、どうなるかな。

「つか金フライデー」の2回目がアップされている。
いやもちろん、フライデーというくらいで、もうお金曜からアップされてるんだけど、
ちょっとここんところ忙しくて、告知どころではなかったのだ。
月曜は、両国にいった。
なにしにいったのかというと、NHKBS2で唯一生き残ったサブカル系番組
「MAGネット」の収録にいってきたのだ。
ちょっと前にロック漫画の特集の時に時間がなくて断ってしまったが、
今回は受けないとな。
なんといったって、
薔薇の木に薔薇の花咲くって相撲漫画だって描いてるんだから。

両国駅前にあるちゃんこ屋でロケしたんだけど、
ここは店の真ん中に土俵があるのだ。
一緒に出たのは、元力士の舞の海と、
どす恋花子って名前の相撲ライターなんだけど、凄い名前だな。
この前サッカー漫画の回に出た時には、
ディレクターが全体の方向性をきちんと把握できていて、
カットごとの指示も的確だったのでやりやすかったけど、
今回はぐずぐずだった。
ディレクターの能力によってずいぶん違う。
舞の海も相撲ライターも、ほとんど喋れないんで、番組が進まない。
おまけに、ディレクターが喋れない相撲ライターに仕切らせようとするから、なおさらだ。
まあベストは尽くした。
後は途中参加したよく全体が見えていそうなプロデューサーが、
編集でなんとかしてくれるだろう。
それに期待したい。
取り上げた漫画は2冊。
佐藤タカヒロバチバチ

中村明日美子呼出し一

もう少しちゃんと語りたかったなあ。

木・金と、京都にいってきた。
京都精華大で、特別講義をやったのだ。
精華大は、漫画家や編集者が、ずいぶん大勢先生をやってるので、
特任だかなんだかって教授をやってる高取英に、見学させてくれといったら、
じゃあついでに話してってくれと頼まれたのだ。
でもいってみたら、週の前半はあんまり漫画関係者の授業がなかったのだ。
だったらそういってくれよ。
まったくもう。
竹熊健太郎が唯一、関係者の授業だったんだけど、
本人が嫌がって見せてくれなかったしなあ。

大きい教室に入ったら、8割方は女の子だ。
話し始めたんだけど、これがむつかしい。
どこに興味があるのか皆目わからない。
普通はちょっと話せばだいたいはツボがわかるんで、そちらに向かうんだけど、
どこに反応してるんだかさっぱりわからない。
キャラクターの話をしようと思ってたんだけど、
ちょっと予定変更で、自分のデビューからの話を中心にした。
なんとか興味を繋げたかな。
20歳前後の学生とは、固有名詞をほとんど共有できてないんで、
話し方がむつかしいんだよな。
夜は学生と学食で定食を食べて、
その後、市内の「探偵バー」にいく。
ここは、映画監督の林海象がやってる店だ。
林海象は、夢みるように眠りたいとか私立探偵 濱マイクシリーズなんかでお馴染みだ。
でも当日はちょうど東京にいったばかりで、会えなかった。
もうかなり会ってないんで、いい機会だと思ったんだがな。
その後、四条のジャズバー「ろくでなし」にいく。
浅川マキを久し振りに聞いた。
浅川マキはもう亡くなってしまったが、学生時代から大好きな歌手だった。
多少は面識もあったしライブも聴いたが、
なんだか別世界の人のようだったな。
四条の端のホテルで眠る。
広いけど寒い部屋だった……。

次の日、三条境町のイノダコーヒーでイタリアン食べて、

錦をぶらついて、八坂神社でお参りして、
鍵善良房で黒蜜くずきりを食べて帰る。

時間があれば高揚でも見てきたかったんだけど、急がなくてはいけないわけがあったのだ。
東京駅から駒場東大前に急ぎ、駒場アゴラ劇場に向かった。
ここで、前川麻子の芝居「モグラ町」のあとに、
前川とアフタートークをやることになっていたのだ。
アゴラの楽屋で簡単な打ち合わせ。
顔馴染みの役者ばっかりだ。
渡辺真起子とは、ずっと以前、いっしょに芝居に出た。

ほかの役者たちも、古いメンバーは昔から見てる連中ばかりだ。
小劇場ももう30年以上見てるからなあ。
というわけで、沖縄から帰ってからひたすら忙しく、
仕事も遅れ気味で、HPの更新どころではなかったのだ。
今日を乗り切れば、しばらく余裕があるはずだけどね。
さて、また仕事に戻ります。

沖縄そばは、久米大通りの玉那覇ウシ商店に限る。
いやほかにも美味しい店はあるんだけど、
ウシは最近のご贔屓なのだ。

特に、ここのゆし豆腐そばは、ほんとにうまい。

うちからは多少遠いけど、つい食べにいっちゃうなあ。
ウシからの帰りに雨に降られて、
古本屋ちはや書房で雨宿り。
そしたら、そこにひばり屋が営業にやってきた。

ひばり屋は、空き地に店を出してる屋台喫茶だ。
今日は雨が降ってしまったので、
引き上げて車で営業してるらしい。
コーヒー一杯飲んで、小雨になったのでジュンク堂。
もう出てだいぶ経つのに、
「ファイアーキング・カフェ」はいい扱いだ。

おまけに、旧作まで、こんなにゴールデンスーパー名扱いだ。

うーん、ありがたい。

昨日から那覇にきている。
フィリピンあたりで台風が猛威を振るっているせいか、
那覇も雨が降ったりして天気はいまいちだ。
当分こんな天気が着く句みたいだな。
那覇は案外天気悪い日が多いしな。
今日はこれから、玉那覇ウシに沖縄蕎麦食いに行ってくる。
ここはうまいんだよなー。


山上たつひこといえば、がきデカがなんといっても代表作だ。

山上最大のヒットだったろう。
しかし、漫画好きの間では、あれは二番目だと言われている。
「喜劇新思想大系」という作品があって、
「がきデカ」はその延長線上というか当然の帰結に過ぎないというのだ。
確かに、喜劇新思想大系は凄かった。

昭和の漫画の成果のひとつだろう。
納得する人は少ないかもしれないが、
あの猥雑さとエネルギーは、右肩上がりの漫画状況を象徴するものだ。
あれこそが第一歩だったのだ。
しかし、それを越えるものがある。
個人的には、山上たつひこの最高傑作だと思っている。
半田溶助女狩りは、とんでもない。

山上たつひこは、ここにぎゅっと凝縮されている。
この時代でしかこれは現れなかったし、
この時代の山上でなければこれは描けなかった。
ぜひ手に取ってみてほしいな。

明日というか、14日のテレ朝系早朝番組やじうまテレビ
吉祥寺特集にちょっと出ている。
6時から8時の番組なんだけど、
いつごろ出るのかはさっぱりわからない。
出勤前になんとなくだらだらとつけてれば、そのうち出てくると思う。

晩飯を食べに出たら、いつもいくぼんしいくが休みだったので、
まだいったことのないところにいくことにした。
西荻北口の駅近くに、シタルというインド料理屋がある。
そこにいってみたのだ。
店に入ると、小さいテレビで、インドのMTVみたいなものが延々と流れている。
かなりくどい男女がくどい歌とくどい踊りをやっている。
それが既にインドっぽい雰囲気。
やってるのはインド人の家族らしい。
ここは、デリーなんかのインド北部の料理を出すらしい。
とはいってもけっこう庶民的な気軽な店だ。
メニューを見るとなかなか充実している。
うちの近所のサジロカフェのネパールカレーとナンは絶品だが、
はたしてあそこを越えることができるか。
ナンは、2種類頼んだ。
野菜を練り込んだものと、ジャガイモベースのものだったかな。

カレーは、バターチキンと、チキンと茄子。
バターチキンの方はルーがゆるいが、
茄子の方はカレー味の煮物だな。
サイドディッシュは、モモ。

これが美味しい。
サジロよりだいぶ美味い。
ナンも美味い。
サジロのナンは美味すぎだが、それとはまったく違う種類の味で、
インドは油を多く使うらしく、ベタベタしてるのだが、美味い。
このへんをもう少し軽くできると、日本人好みになりそうだ。
カレーも、日本人にはちょっと油を使いすぎで濃い味過ぎ。
でもこれが美味しい。
ひとり一人前だと飽きるが、ご飯やプレーンナンとあわせれば美味しく食べられるな。
おまけに、看板娘が可愛い。

いいとこ見つけたな。
これはまたこよう。
西荻北口「シタル」
ナイスでした。

今日は夕方頃から、右手の小指がなんとなく痛かったのだ。
それが、夜半過ぎたあたりからどんどん痛みが増し、
徐々に膨らんでウィンナみたいな指になってしまった。

かなりの激痛がある。
いったいなんなんだ。
虫にでも刺されたんだろうか。
やだなあ。
これじゃテニスもできないよ。


今週売りの号から、週刊アスキーで、
ドコモ回線を使ったiPhone 4のテストレポートを始める。
4回連載だ。
iPhoneは使ってみたいけど、ソフトバンクは電波の入りが悪いからなあ、
と悩む前に、この連載を読めば、
あっという間に解決。
香港で本体買って、回線はドコモ。
日本通信のSIMを入れてるんだけどね。
というような話を4回だ。
お楽しみに。

テレビ朝日の早朝番組「やじうまテレビ!〜マルごと生活情報局〜」から
吉祥寺の話を聞きたいといってきた。
吉祥寺は、駅ビルが1年がかりの大改装から再オープンし、
ロンロンからアトレに名前も変わって大々的に宣伝している。
伊勢丹が撤退した跡もいろいろ入ってコピスという名前になり、15日に再オープンだ。

なにせ「住みたい街ナンバーワン」だし、
その辺の話をしてくれというのだ。
まあどうせ番組内の一コーナーだし、出番は5分だと思うが、
地元の話だし、ちょっとつきあっとくかと引き受けた。
仕事場で、吉祥寺の昔から今の話をして、
カフェゼノンへ。

ここは、元ジャンプの編集者と、
原哲夫北条司なんかの漫画家が作った店だ。
アーチストの集まる場所にという意図で作ったらしいが、
うーん、まあお洒落なデニーズってとこかな。
放送は、来週の木曜日14日らしい。

最も忙しい時期はなんとか越えたが、まだ微妙に忙しい。
取材とか撮影とか、毎日なにかあって、仕事は遅れる一方だ。
先日、お台場のフジテレビにいってきた。
といっても、テレビに出たんじゃなくて、ポッドキャスティングの番組を録ってきたのだ。
アナウンサーの塚越孝さんがやっている
「つか金フライデー」に出てきたのだ。
かなり時機を逸してしまったが、
「ファイアーキング・カフェの宣伝にいったのだ。
まあ今からでも、売れるに越したことはない。
書店ではもう棚挿しになってしまったが、
置いてあるところはけっこうある。
塚越さんは
「ファイアーキング・カフェを読みこんでくれていて、
既に付箋がしっかりと貼ってあるものを抱えて迎えてくれた。
琉球新報や沖縄タイムスとはえらい違いだ。
30分ちょっとの番組を、2本録った。
ディープな沖縄話が中心になって、あんまり本の宣伝にはならなかったような気もするが、
まあ面白かったからいいや。
アシスタントは、アナウンサーの戸部洋子。

彼女が意外なことに、かなりの沖縄好きだった。
それも、並みの通いぶりではなく、3000円の安宿に泊まって街をうろつけるほどの本気加減だ。
凄いなあ。
夏休みの大学生じゃないんだから。
よくいく店も重なってたりして、相当の本格派だ。
きっとそのうち、裏道でばったり出くわすに違いない。
わりと面白い話になったと思う。
起き抜けというか早起きしていったので声が出なくてちょっと辛かったが、
近いうちにやると思うんでチェックしといて。

「10.31」
やっと山越えたー。
ここ数日ろくに寝てなかったから、今夜はもう寝る。
頭がさすがに働かない。
日経ビジネスONLINEの連載3回目。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20101005/216499/?bvr
今回は、一部では話題になった、アレの話だ!

なんだか今週は怒濤の締め切りラッシュで、
twitterくらいは書けてもHPの更新がなかなか大変。
おまけに毎日なんだか取材やら撮影やらが入っていて、
寝る時間がない。
ずっとこれだったら倒れてしまうが、まあ今週だけなんでなんとか乗り切ろう。
昨日は、WOWOWがブルース・リーの話を聞きにきた。


なんかそんな特集があるらしい。

(ああうちの仕事場って、なんてカオスだ)
漫画関連の話だけかと思ったら、
自分とブルース・リーのことまでいろいろと聞かれたが、
こういうのはだいたい、使われるのは5分くらいだ。
それにしてはずいぶん長く撮っていったな。
ブルース・リーは、漫画界に大きな影響を与えた。
もうあれ以降、踊りのような中国拳法はなくなった。
ハードヒットがデフォルトになって、
表現の大変革があったが、
それよりももっと大きかったのは。
闘いに精神を持ち込んだことだろうな。
風忍の地上最強の男 竜とか、
池上遼一の男組とかを始めとして、
日本の漫画をけっこう変えていった。
さて、番組はブルース・リーについていろんな人が話すみたいだったけど、
誰がどんなことを話してるんだろうな。



渋谷のC.C.レモンホールに、氣志團を見にいってきた。

リーダーの綾小路翔やんが誘ってくれたのだ。
芸風からいって、もしかするとヤンキースタイルのお姉ちゃんが山盛りかと思ったら、
客席は案に相違して、若くて可愛い普通の女の子ばっかりであった。
CCレモンホールは、以前、渋谷公会堂といっていた。
ずいぶんいろんなバンドをここで見たが、
ヤンクロックを見るとは思わなかった。
いやー、面白かったしカッコよかったし、
それに一番には客がみんな心底嬉しそうに踊りまくっているのがよかった。
綾小路翔はDJ OZMAという名前でも、アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士をヒットさせ、
とんねるずのふたりと組んだ矢島美容室でもヒットを出している。
それでも今回は、氣志團だけの存在感でライブをやっている。
そのへん、綾小路翔は拘ってるんだよな。
拘りのライブは、堪能できた。
これだったら、またいきたいのであった。

日経ビジネスONLINEの連載は、
一回目からずいぶん時間がかかったが、
とりあえず二回目だ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20100913/216201/
連載一回目は、百万ビューだったそうだ。

渋谷にいく用事があったんで、ちょっとその前にアトレに寄ってみた。
吉祥寺の駅ビル、ロンロンは、
アトレという名前になって、今日オープンなのだ。
昨日も、プレオープンとかいって5時頃までやってたけどね。
ここは、6ヶ月だったかにわたって、いろんな漫画家やイラストレーターに、
ポスターを月替わりで書かせている。
最初の月が江口寿史で、最終月の今月が大友克洋だ。
江口はセンスが良くて、吉祥寺のイメージをよく表している。

大友は、センスが良くて、その上うまい!

最近イラストやポスターでたまに見かけるけど、さすがなんだよなあ。
3ヶ月目か4ヶ月目が西原理恵子のポスターだったんだけど、
これが最初でなくてほんとによかった。
サイバラの絵を最初に持ってきてたら、
アトレは終わってたな。

アトレは混んでるかなと思ったら、案の定大混雑で、
入り口からちょっと覗いて、諦めた。
混んでるとこにわざわざいくこともないし。
さて渋谷にいこうと井の頭線に乗ったら、
なんだか動く気配がない。
構内になにかアナウンスは流れているが、よく聞き取れない。
でもどうも様子がおかしいから駅員に聞いてみたら、
いつ動くかわからないという。
だったら改札を止めるなり張り紙でも出すなり、
もっとわかりやすい対策を取ってほしいもんだ。
改札でスイカを取り消して貰って中央線へ。
新宿から渋谷へ向かおうと思ったら、また新宿で山手線が止まっている。
うーん、大都会はいろいろあるなあ。
結局、渋谷までけっこう時間がかかってしまった。
渋谷は、書道の展覧会用のお手本を書いてもらいにいったんだけど、
教室が最近移転して、あんまり普段歩かないほう今はあるんで、
帰りに散歩するのが楽しい。
渋谷といっても広いからなあ。

ちょっと気分転換が欲しくて散歩に出た。
近所のサジロカフェってネパールカレー屋があって愛用してるんだけど、
ちょっと前に、店主のニールが新しい店を出した。
そこにいってみようかなと思ったのだ。
シバカフェというんだけど、成蹊大学のちょっと手前だ。
うちから歩くと、20分くらいかかるが、まあちょうどいい散歩コースかな。
ちょっと暑いが、真夏の陽射しではない。
ああもう夏は終わったなあと、夏好きとしてはちょっと残念。
ちょっと汗ばんだあたりで、シヴァカフェに到着。
正式名所は、シヴァカフェシャクティだったかな。

小さい店だけど、しっかりとインテリアの方向性がある。
サジロと同じテイストだから、ニールのセンスだな。
日の当たる席だったんで、外より暑かった。
しばらくのんびりしてたら、団体客がきたんだけど、
そのうちのひとりが、黄色いゲゲゲエコバッグを持っていた。
畏るべしゲゲゲ。
それから、美内すずえさんがこのあたりに店を出してるはずなんで
覗いてみようと思ったんだけど、
発見できなかった。
美内さんも、ガラスの仮面二ヶ月連続発売で盛り上がってるが、
そろそろ大団円も近いようなことをいっていた。
あんまりいつまでも引っ張ると、
整合性が崩れて来ちゃうからな。
もう終わってもいいかもしれない。
マツコ・デラックスの月影先生ポスターは、かなりインパクトあったな。

夏木マリより適役かもしれない。


今日は出かけたので、外からiPhoneを使ってみた。
井の頭線の中からtwitterを起ち上げて、ツイートしてみる。
キーボードをどうやって出すか、日本語入力はどうやるのかとか、
しばらく悩んだけど、
まあ直感に従って適当にやってれば、そのうちなんとかなる。
公式クライアントをつかってみたら、
写真の添付方法がわからなくて困った。
教わったけど。
iPhoneはピカピカで綺麗だけど、
指紋がつきまくるのと、すべりやすいんで、何度かあやうく落としかけた。
やっぱり、表には保護フィルム貼って、
ケースも使った方が良さそうだ。
画面が小さいんで、MentionsやDMが一度には見られない。
DMも、自分で気にして見てないと、
届いたのにいつまで経っても気づかないし、
こちらも、やはりなにか使った方がよさそうだ。
iPhone用のTwitterクライアントはなにがいいかなあ。
帰ってから、いろいろ調べてみるが、
どれもいいといえばいいし、決め手に欠けるな。
ケースも同じだ。
ゴムは汚れるらしいし、プラスチックは手触りがいまいち。
そしたら、アップルが無料でくれるケースがわりといいという話を聞いて、
ちょっと見にいってみたら、うん悪くないかも。
とりあえずそれを取り寄せて様子を見よう。
使いにくかったら替えればいいんだもんな。

まあ早い話が、日本通信でドコモ回線のiPhone4をやるわけだが、
なかなかむつかしい。
香港からのiPone、日本語書いてないし。
仕事の合間にやっと、ぽつぽつと設定類を始めたんだけど、
壁ばっかりなんだよな。
これがどんどんできる人は偉いよ。

ここ数日、どうも体調が悪かったのだ。
なんだか体がシャンとしないし、
珍しく眠れない。
眠ってもすぐ目が覚めて、結局睡眠時間が足りないんで、
一日中ぼーっとしてて仕事も進まない。
それで、昨日はテニススクールに行ってきたのだ。
ながらくさぼってるけど、こういう時には、
ガンガン体を動かして、水を飲んで汗をかいて、
体の巡りを強引によくしてやれば、きっと体調も戻る。
今日の練習はハードだったが、
おかげですっきりだ。
体に一本筋が入ったよ。
やっぱり常に体を動かしてないと駄目だね。
明日から、また全開だ。

iPhoneが、香港から届いた。
まあつまり、なにをやるかはわかると思うけど、
まだ今はそっちに頭が向かない。
ちょっと山越えたらすぐ取りかかる予定なんだけど、
今は仕事優先だ。
とりあえず、充電した。
でも、SIM入れてないから、ただの箱、というか、板。

しかし、雨が凄かった。
東京は確か20数日雨が降ってなかったのに、
久し振りに降った雨が、いきなりあれだもんな。
屋根に雨の当たる音がうるさいのも久し振り。
涼しいのも久し振り。
おまけに、ふと気づいたら、午後6時でもう薄暗くなってきてる。
ああもう夏は終わりだなあ。
嵐が去ればまたしばらくは猛暑の昼間になるだろうが、
夕方を待たずに、もう空気がひんやりしてくる。
秋って、寂しくてやだな。
秋というか、夏から秋に向かうのが苦手。
秋が始まるっていうよりも夏が終わるって印象だからだな。

日経ビジネスOLは、ちょっとやっかいなことになるかも。

日中はまだ暑いが、夕方になると秋の気配だ。
ああもう夏は終わりか。
夏好きとしては、寂しい限りだ。
それで、夏が完全に終わらないうちに、
西荻の甘いっ子にもう一度いっておいた。
いわずと知れた、氷いちごを食べるためだ。
ここの氷いちごは、美味い。
氷にかけるシロップが、市販のものではなく、
イチゴの果実を潰したものを使っている。
これがもう文句なく美味いんだよな。
今シーズンは、結局これで二回。
もう一回くらいはいっておきたいが、
夏はまだ続くかなあ。

下の日経OLの新連載は、
【ここから】
直接読めるようだ。
会員じゃなくても読めますという報告が来てるがどうなんだ。
そのへん不明だけど、まあちょっとトライしてみて。


新連載のお知らせ。
日経ビジネスONLINEで、長いコラムの週刊連載がスタートする。
長いのと週刊なのとで、けっこう大変。
4コマもおまけについてるし。
会員にならないと読めないが、会員には無料でなれる。
ちょっとトライしてみて。
わりと読み応えのあるものになると思う。

今度の「バンキシャ!」は9月5日の日曜日。
夕方6時から、日本テレビ系だ。
まあ今話題のあれとかあれは、当然話題に上るだろうな。
司会は、福澤朗鈴江奈々アナ。


ゆうべひと晩、コミスタとタブレットで潰れてしまった。
コミスタを本格導入することに決めて、使い始めたら、
なんだか入力が変なのだ。
原稿用紙を開いて、線を引こうとすると、
引けたり引けなかったり。
これでは漫画は描けない。
タブレットに問題があると目星をつけて、
古いドライバーを削除して再起動して新しいのを入れて、
いろんな設定をいじってと、
ひと晩中格闘したんだけど、どうしても駄目。
もう一枚あるタブレットをつないでみたけど、これでも駄目。
では、思い切って液晶タブレットを導入してみるか。

かなり高いけど、それで便利になるんなら替えられない。
よし、じゃあぽちっといくか、とその時、
ふと思いついて、マウスで線を引いてみたら、
なんだよ!
マウスでも線がちゃんと引けないのだ。
タブレットの問題ではなかったのだ。
きっと、コミスタの3と、OSかなにかほかのソフトか、
ぶつかってるかなんかだな。
では、コミスタの4を買えば解決するのか。
でも、解決しなかったら無駄だしなあ……。
ちょっと悩んでいるのだ。
でも、なんにしろ、ひと晩無駄にしちゃったよ。
忙しい時期なのに。

昨日のデジタルコミックの集まりに刺激されたわけではないが、
ちょっと本格的に、コミスタを使おうと思う。
現在うちにあるのは、ComicStudioEXの3.0までだ。

昨日の話では、バージョン3と4では、かなり変わって使い勝手がよくなってるという話だ。
うーん、さてどうしたもんか。
4を買うべきなのか、既にある3でとりあえず始めるべきか。
悩むとこである。
3と4とでは、どこがどれほど使い勝手がよくなってるのか、
ちゃんと聞いてないしなあ。
まずは3でちょっと操作感を思い出して、それからでもいいかな。
ずいぶん長いこと触ってないから、もう忘れちゃったよ。
PainterPhotoshopはいつも使ってるんだけど、
どっちも漫画を描くソフトではないんで、
できることに限界はある。
アシスタントとを使わないで書こうと思ってるんで、
なおさら、コミスタの方が向いてるんだよな。
うーん……。

デジタルで漫画を描くのに興味を持っている漫画家が、
ゆうべ調布に集結したのだ。
元は、Twitterだ。
コミスタのテクニックについて、詳しい漫画家に何人かが質問してるうちに、
じゃあ勉強会をやろうかということになり、
ではその前に親睦を図ろうということにもなって、
昨日集まったのだ。
場所が調布だったので、ついでにゲゲゲ探索もしたようだ。
ちょっと前に集まって、深大寺あたりの水木しげるゆかりの場所を訪ねたようだ。
ぼくもいくつもりだったのだが、原稿がなかなか終わらなくて断念した。
さて、夜の本編の方だ。
アンヌ隊員の店の二階を貸しきりにして、
飲み会をやりつつ、ノートとタブレットを置いて、
スキルの高い漫画家がちょっと教えたりもする。
参加者は、野間美由紀本田恵子太田垣康男さべあのま、高野文子、
阿部ゆたか、青木俊直、木原庸佐、イシデ電、井荻寿一、井上正治、
ええと後誰だっけな。
まあそんな大勢が集まったんだけど、謎だったのは、高野文子だ。
デジタルで漫画なんか描いてないのに。
メールの設定もちゃんとできないのに。
まあいいんだけどね。
さべあさんとは、20年ぶりくらいだった。
いろいろテクニック教わりつつ話しつつ夜は更けて解散し、
木原君の車に便乗して戻ってきた。
でも、道に迷って大回りだたけど。


韓国に、DOZというふたり組がいる。
こんな曲をやってるのだ。

「ありがとうございます Thank you so much」
ハングルのフォントがないんで表示できないけど、韓・日・英語表記のタイトルだ。
「ありがっとごじゃいます」 と繰り返すのがやたら耳に残って、
ここんところパワープレイしていたのだが、
Twitterでちょっと書いたら、なんだか妙に反響があった。
そのうち本人にも届き、
ふたりのうちのYoo Junsungって兄ちゃんからコンタクトがあった。

翻訳ソフトで多少やりとりしたんだけど、
便利になったよな。
「日本語を学ばなければならない 日本に必ず行って見たいです 」
といってたが、けっこう面白いんで日本でもうけるかも。
ルックスは、まあ見たとおりだけどね。

昨日は、地元の吉祥寺寄席で賑やかな噺を聞いた。
林家染雀と桂あやめ
そして、ふたりでやる姉様キングス
上方落語なんで、まあだいたいが賑やかなんだけど、
鳴り物のふんだんに入った噺をやったんで、なおさら賑やか。
染雀が、「七度狐」、
あやめが「船弁慶」。
染雀は達者なんだけど、ちょっと綺麗すぎかなあ。
声は大きいけど、弾けるような面白さはない。
違うタイプの噺の方がよかったかもな。
あやめは、ちょっと雑だった。
やたら噛みまくるし、それに船弁慶をもう少し説明しておかないと、
普段落語を聞かない客にはわからないよ。
音曲の方に気を取られたかな。
最後は、姉様キングスをちょっとやったんだけど、
あやめと染雀が白塗りして、昔いた芸者の歌手みたいな、
あるいは三味線漫才みたいなデュオ。

もちろん、染雀は女形。
これがすごくよかった。
染雀はもともと音曲に興味があるらしく、
姉様にはぴったり。
あやめも気っぷの良さがあらわれて、凄くいい女。
これをもっと聞きたかったな。
とはいっても、落語会だからな。
時間がなくて打ち上げには参加できなかったのが残念だった。
姉様だけ、またどこかでやってたら聞きに行こう。

サンデー毎日の書評欄で、
角田光代さんが
「ファイアーキング・カフェについて書いてくれている。
女性誌の「HERS」でも、写真付きカラーページでインタビューに応えている。
日経ビジネスオンライン でも、
長いインタビューを受けている。
ここんところ、もう一度「ファイアーキング・カフェ」が注目されて、けっこうなことである。

山本小鉄が亡くなった。
力道山最後の弟子だ。
そして新日旗揚げ以降は、新日イズムを猪木と共に創り上げてきた功労者でもある。
ヤマハブラザースとして星野勘太郎と共にテキサスで勇名を馳せ、
引退してからは厳しいコーチとして若手を鍛え、
まさに日本のプロレスを支えてきたひとりだ。
  
新日道場の鬼軍曹ぶりは有名で、
小鉄の愛車キャデラックが道場の前に停まる音がするだけで、
前田日明船木誠勝たち若手は震え上がったという。

まだ68歳だったのになあ。
冥福を祈る。

今日は三鷹でランチ。
でも、メンバーがちょっと変だったのだ。
ハチミツとクローバー」「3月のライオンを描いている羽海野チカと、
 
小学館の月刊 IKKI から白い本の物語を描き下ろしで出した重松成美と、
 
東のエデンの監督神山健治さんと、

それにぼくという、
変というか妙というか、統一感のないメンバーだったのだ。
羽海野チカと神山さんは、「東のエデン」つながりだ。
でも、あとは接点が限りなく少ない。
実は、Twitterだったのだ。
それぞれがバラバラにTwitter上で知り合っていたのだが、
ある日、いきなりそれが一点に収束し、じゃあみんなで飯でもということになったのだ。
Twitterは、妙なことが起きるなあ。
羽海野チカ以外は、比較的近所。
案の定、羽海野さんが電車を乗り間違えて遅刻してきた。
まあそんな感じだよな。
1時から2時間ほど、ピザを食べながら、ああだこうだといろいろ話した。
海の話が多かったのは、夏だからかな。
集まったのは、アニメ会社プロダクションIGの一階にある店。
武蔵野カンプスというんだけど、
もう少し近くにあったらネームやりに通うなあという店なのだ。
なかなか居心地のいい店はないからね。
またの再開を約して、店の前で解散。
たまにはこういうランチもよろしい。
記念写真は公開できないので、代わりにこれ。


銀座の松坂屋の裏あたりに、ヴァニラ画廊がある。
知らないと多少わかりにくいが、
建物自体も銀座で年輪を重ねた味わいのあるものだ。
まあ単にボロともいえるが。
エレベーターは小さくて狭くて、棺桶のようだ。
ここはちょっと個性的な展示で有名で、
友人でも、町田ひらくとか児嶋都が、ここで個展やグループ展をやった。
 
あまりお子様向けではない。
先日、田亀源五郎展があったので、ゲゲゲ展のついでにいってきた。

田亀展がついでかな。
いや、そうでもない。
水木しげる展は混んでたせいもあって、
古い貸本劇画時代の原画を中心に、さっと見て出てきた。
やっぱりあのころの原画には、鬼気迫るものがある。
描線にいろんなものが籠もっている。
でも、そのほかの展示は案外平凡だったな。
ヴァニラ画廊は、今回入場料500円。
たぶんこれはちょっとしたハードルだな。
興味本位の客がこないように。
田亀展は、こんなのだ。

ごつい熊系の男が酷い目に遭ってる絵が並んでいる。
ずっと以前、ぼくが「漫画の時間」という漫画評論集を出した時に、
彼の作品を取り上げたことがあって、
彼を知らなかった人からはかなり反響があった。
田亀源五郎は、こんな漫画を描いている。

ゲイ漫画界では、有名アーチストなのだ。
今回も力作が並んでいたが、
ポスターにもなっている日本画風の絵がなかなかよかったな。
これはもちろん、下半分もあるんだけどね。
ヴァニラ画廊の前に、実はちょっと一服した。
向かいの地下にある「佐人」という店に入ったのだ。
ここは、日本茶カフェなのだ。

ご主人は関西人で、おまけに長年営業職にいた人なので、
ものすごく喋る。
客全員に目配りしながら、間断なく喋り続ける。
客同士を紹介したり職業を紹介したりと、なかなか忙しい。
ちょっとうるさいけど、その代わりお茶は旨い。
じっくり出した煎茶をいただいて、お茶請けをつまみ、
のんびりしてからヴァニラ画廊にいったのだ。
ほんとはちょっと忙しい日だったけど、
まあたまにはいいよな。

「9.10」
日経ビジネスオンライン
で、ちょっと長めのコラムを始める。
初回は、8月31日だったかな。
毎週なんで、ちょっと大変。
身辺のことや沖縄のこと。
まああまり制限をつけずに書いていくつもり。
本来の持ち味じゃないものを無理して書き始めても、
週刊ペースだとすぐ行き詰まりそうだからね。
このHPで書いた中からも、厳選してネタにしていくつもり。
週アス時代にも、ここで書いて様子を見てネタにしたりと、
けっこう活用していた。
自分のサイトは、好き勝手できて反応も見られて、便利だね。
漫画は描かないのかと、もうずいぶんいわれ続けてるが、
描かない訳ではない。
こちらのやりたいことと向こうのやらせたいことと合わなかったり、
単に需要がなかったり、理由はいろいろなんだけど、
そろそろまた描こうかなという気にはなっている。
画策中なんで、ちょっと待って。
「ファイアーキング・カフェは、映画にしたいという話があった。
水面下でちょっと動いてくれてたりしたんだけど、
ちょっとその話は消えかけかなあ。
残念だが、まあ大人の事情もいろいろある。
またいい話もあるかもしれないよな。

水木しげるの戦記漫画傑作選が限定版BOXで出た。

水木は鬼太郎もいいんだけど、こちらのタイプの作品もまた傑作が多い。
自分が腕を失った戦争を、水木がどう描いたのか、
ちょっと見てもらいたい。
もうひとつ、白土三平シートン動物記も、やはり限定版BOXで出た。

白土三平は、自然も動物も昔からこだわって描いてきた。
シートン動物記は、ぼくも好きで何度も読んだ作品だ。
両作品とも値段はやや高いが、
読む価値のある作品だと思う。
最近は復刻漫画も多いが、いい作品は時代を超えて素晴らしい。
ぼくの描いたものも、ずっと後まで読まれたいものだ。

大井町までいってきた。
最近は埼京線やら湘南新宿ラインやら、いろいろできたおかげで、
時刻表を見ていけば、うちから30分ちょっとで大井町までいける。
近いもんだ。
なにしにいったのかというと、久し振りに小三治を聞きに行ったのだ。
千人入る大ホール。
まあ小三治は人気があるからしょうがないんだけど、
ここでできる落語には限界もあるような気がするなあ。
普段は大きなホール中心でやってる人気のある咄家が、
たまに小さな会場で観客の目の前で演じる落語は、やっぱり違う。
今日の小三治も、全然悪くはないし、枕もまあ面白いといえば面白いし、
品川心中の海に落ちるとこまでと粗忽長屋で楽しく終わった。
でも、なんだか細部を放棄してる気がするんだよな。
もっと小さい小屋で丁寧に演じる小三治をもう一度見ておきたいなあ。
ここ何年かで聞いたのは、みんな大きなホールばっかりだ。
それにしても、イープラスは相変わらず酷い席だ。
プレオーダーという会員の優先予約で取ってるのに、
今回も千人入るホールの後ろから数列目だ。
誰がやってるのか全然見えないよ。
ここんところ、ずーっとそんな席ばっかり。
優先の意味がないよな。
もうイープラスやめようかな。

今日も暑かった。
暑い夏は好きなんだけど、真夜中になっても温度が下がらないのが困る。
今日は、日中はなんとかエアコンなしで過ごしたけど、
夜中の1時過ぎに、ついに冷房を入れてしまった。
夜中に考え事をするのにあまりにも暑いと、
考え事まで蒸発しちゃうからな。

147の修理を頼もうと、いつものアルファ屋さんに電話したんだけど、
何度電話しても誰も出ない。
これは、もしかしてお盆休みか?
留守電にすらなってないけど、まあそういう会社だからなあ。
どうやら、とうぶんうちの147は窓が開かないままだ。
でもまあ、不便なのは高速と駐車場とガソリンスタンドくらいかな。
涼しくなっても窓を開けられないけど。

水木しげるゲゲゲ展チケットは、

中川武
青柳一郎
平田 晋
中川正敏
守田憲子
の5人の方に送りました。
お盆で会場も激コミのようだけど、
物販も充実してて楽しそう。
ぼくも空いていそうな日を選んで見にいく予定です。

8月号の「文藝春秋」で、夏休みの宿題アンケートに答えている。

宿題って、あんまり苦にしたことないんだよな。
工作以外は。

友人が葉山マリーナの横に週末の家を持っている。
ちょっと遊びにいってきたのだ。
早起きして車にガソリンを入れ、五日市街道から環八に出る。
環八はいつでも混んでいる。
どこかにいこうと思うと、まずここで時間のロスがある。
なんとかしてほしいなあ。
第三京浜から、ええとなんだっけな、横浜新道か。
そのあと横浜横須賀新道だっけな。
葉山の町を通ってマリーナまで。
のんびりした町だけど、夏休みで人はけっこう多い。
でも、台風が日本列島の脇を通ってる最中だったんで、
あんまり浮かれた格好の人はいなかったな。
友人の家は海の真ん前で、窓からの景色は海と空。
最高のロケーションだったな。
昼飯を、日影茶屋がやってるLA MAREE DE CHAYAで食べる。
目の前の海で獲れる魚がなかなか美味しい。
ちょっと高いけどな。
一日台風の余波で荒れる海を見て夕食を御馳走になり、
さて帰るかなと車を出したら、
147のパワーウィンドウがいきなり故障だ。
窓が途中で動かなくなってしまった。
つまり、窓は半分開いたままだ。
これから高速道路に乗って帰るってのに!
雨はほぼやんでたので、ずぶ濡れになる事態は避けられたが、
それでもちょっと風をずっと受け続けて走るのはちょっと辛い。
しかしもうどうしようもないし、なんとか我慢していくしかないかと思ったら、
友人が力業で、窓ガラスを押し上げてくれた。
もう動かないけど、とりあえず窓は閉まった。
お礼をいって、車に乗り込み、今度は逗子の方から横浜新道に乗り、
無事に家までたどり着いた。
もちろん、窓は開かないので、
料金所ではいちいちドアを開けてお金を支払ったのはいうまでもない。
やれやれ、明日は車屋に電話しないとな。

今日は猿テニス。
いつもの、とり・みきとか山本直樹とか鈴木みそとかに加えて、
今日は新顔がひとりいた。
ビデオジャーナリスト神田敏晶くんだ。
4年前に、ドイツのW杯の取材で会って、仲良くなった。
ドイツの街を転々としながら、神田くんはどこにいっても大騒ぎでヒーローになっていた。
街の広場にテレビが何台も置かれ、
そこに集まった人たちがサッカーを見て自国の選手達を応援していると、
神田くんがやってきていつのまにか彼らと仲良くなり、
そのうちふと気づくと、
そいつらと一緒になってテーブルの上で踊っている。
希有な日本人だ。
テニスはかなり久し振りらしく、
練習で既に倒れそうになっていたが、
それから2時間半、なんとか死なずに乗り切った。
最後の方は足が動かなくなっていてフラフラだったが、
シーブリーズ頭からかぶって乗り切った。
それ、熱中症にはきかないんじゃないかなあ。
でもまあ、炎天下のテニスは、誰にも過酷だ。
死人が出ずに済んでよかった。
来週もやりたいな。

渋谷に、SPBSという変な名前の書店がある。
NHKの近所だ。
ここで、ガラス食器ファイアーキング関連の企画をやっている。
「ファイヤーキングのある暮らし」という名前だ。
9月5日までの長丁場だ。
食器のファイアーキングと、関連書籍が展示されている。
もちろん、小説
「ファイアーキング・カフェもだ。
それで、ちょっと渋谷にいったついでに覗いてみたのだ。

あるある。
けっこう充実したファイアーキングの品揃えに、関連書籍。
ぼくの
「ファイアーキング・カフェは、真ん中に展示されている。
嬉しいなあ。
渋谷にお出かけの歳には、ちょっと覗いてみて。
SPBS自体も、本のセレクトショップといった感じの、
ちょっと面白い店だ。
新刊も古本も雑貨もと、ビレッジバンガードのお洒落版といったら嫌がられるかな。
でも、欲しい本のたくさんある、なかなかいい店なんだよな。

夜中に江口寿史から電話がきた。
嫌な予感がした。
この時間にかかってくるといえば、用事はただひとつ。
闇太郎にいるんだけど、出てこない、だ。
近所の飲み屋で飲んでるのだ。
今日はちょっと忙しい。
明日からしばらく仕事以外の用事が続くので、
今日は仕事しておきたい。
でも、しつこいのだ。
ちょっとだけ、と粘るのだ。
なにせ向こうは酔っ払いである。
酔っ払いというのは、しつこいものなのだ。
おおひなたごうとか田村信とか編集者とか、
まあそのへんのメンバーがきてるという。
仕方がない。
ちょっとだけ顔出してすぐ帰ろう。
自転車を出して、ぴゅーっといって、
わいわい騒いで、ぴゅーっと帰った。
今日はほんとに遊んでる場合じゃないのだ。
俺って偉い。

森元の馬鹿息子が逮捕されたようだが、
あれはあれで終わりなんだろうか。
ずっと前からいろいろ噂されてた方には向かわないんだろうか。
ちょっとタイミング的にも不思議な逮捕だな。

UFCを見た。
アンデウソン・シウバは危なかった。
5ラウンド殴られ続け、それでもその5ラウンド目に三角締めで勝った。
あれほどパウンドを喰らい続けても、
次のラウンドが始まる時には、生きた目をしていた。
ソネンが5ラウンド攻め続けてスタミナが切れなかったことも凄いが、
やっぱりシウバの精神力が凄い。
この間、シウバへの挑戦権を求めて岡見が闘って勝ちはしたが、
圧倒的ではないし、勝ち味が遅いし、面白くない。
リョートも試合がつまらなくて待たされたが、
プロの試合はそのへんがむつかしいな。
客を入れなくちゃいけないからなあ。
まあ、五味隆典がグリフォン相手に爆勝したからいいや。

五味は後がなかったが頑張った。
内情はいろいろ聞いていたが、決していい状況ではなかった。
これでひとつ勝って、態勢も整えられるかな。

ゲゲゲの女房は、土曜の朝に一週間分まとめてやっている。
先週それを思い出して、録っておいたのだ。
今まで数本は見たが、ちゃんと続けて見てないんで、
見ておこうと思ったのだ。
さっき再生したら、HDDが足りなくて3日分しか録れてなかった。
ちょうど悪魔くんがテレビ化されるあたりだ。
このころは、テレビがどんどん巨大な存在になっていき、 
漫画もそれを追って大きな市場を得ていく、
ほんとに最も高揚期といってもいいころだ。
参加している側も、その波に乗れた人たちはきっと楽しかっただろうな。
でも、水木しげるも既に金持ちになってしまっていて、
ちょっと物足りない。
初期の泥水啜る貧乏時代を見てないんで、
なんだか綺麗な話になってしまってつまらない。
でも、漫画家の生活は比較的正確だな。
仕事ばっかりしてるしね。

本がたくさん届いた。
江口寿史の「エイジ」復刻版、いやコンプリート版かな。

なつかしいなあ。
江口寿史は最後まで描いた漫画が少ないが、
これも終わっているようで終わってはいない。
中途半端だ。
もったいない。
こんなにセンスがあるのに。
こんなに面白くなりそうだったのに。
20年前、これほどカッコいい漫画描くやつはほかにいなかった。
これをコンスタントにできていれば大漫画家になっていたのに、
背伸びしちゃったんだなあ。
センスがあって目がいいから、
ずっと先まで見えてしまう。
自分の力以上の物を描くしかなくなってしまって、
最後までその背伸びが続けられなくなって破綻する。
世間が見ているのは、その背伸びして精一杯背を高く見せている姿なんだけど、
それを維持するのは、大変な精神力と体力といろいろ要る。
江口は、そこから逃げたんだな。
残念だが、それは仕方がない。
でも、一回最後まできちんと走る姿を見ておきたかったな。

パンローリングからは背番号0の学年誌版。

トキワ荘のテラさんこと寺田ヒロオの傑作だ。
上中下と3巻出た。
「背番号0」は既に野球少年という雑誌に連載されたものが5冊出ていて、

これで描かれたものはすべて復刻された。
寺田ヒロオの漫画は、このパンローリングから続々と復刻されている。
テラさんは現在の漫画界に違和感を持って一線から引き、
決して幸福とはいえない晩年を送った。
しかし、没後とはいえこれだけの作品をまた出してもらえて、
描き手としては幸せだったな。
きっと雲の上で喜んでいるだろう。

名古屋の高島屋の三省堂に寄って、
「ファイアーキング・カフェをチェック。
棚差しで一冊だけ。
吉祥寺パルコのリブロでも
「ファイアーキング・カフェチェック。
棚差しで一冊だけ。
もう平積みはそろそろ終わりかなあ。
寂しい……。
もう一度プロモーションして、もう一段階盛り上げるぞー!
とりあえず、ファッション誌のVOGUE NIPPON (ヴォーグ ニッポン)
ちょっとだけ取り上げられてるそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


高島屋の地下にいって、ひつまぶし弁当を買い、
新幹線で帰った。
快晴だったのに、新富士あたりで雲が出て、富士が見られなかった。
それが一番残念だったなあ。


ちょっと実家に顔を出してくる。
正月にいったきりなんで、そろそろいかないとね。
毎年、7月の末にある地元のお祭りにいっている。
お祭りは好きな種類のものではない。
よさこい系の参加型で、大ヒットして集客力は凄いが、
できれば見たくない。
でも、最終日の夜にある花火大会は、
とんでもなく凄いのだ。
河原でやるんだけど、こちら側の堤防に寝転んで、
頭上に次々と打ち上げられていく大玉を見てるのは、
ちょっとほかにはない体験だ。
目の前で打ち上げた花火が、腹に響く爆発音と共に、頭の真上で開いていく。
あれが好きなんだよなー。
だから、いろんなところでやる花火大会に、ぜんぜんいきたいと思わない。
地元の花火だけで充分すぎておつりが来るくらい。
でも、今年はいろいろあって、その日にいけなかったのだ。
今回は一週ずらしていくんだけど、
花火大会はないんだよなー。
残念だ。
代わりのイベントとして、地元の桝塚味噌の工場見学にいこうと思ったら、
人数が集まらないとできないらしい。
こっちもがっかりだ。
仕方ないんで、瀬戸でもいって器見てくるかなあ。
でも瀬戸って特にまとまった面白いものが見られるようなとこもないんだよな。

SMAPの二枚組ニューアルバム
We are SMAP!を聴いている。
なぜそんなものを聴いてるのかというと、
ゲントウキの田中潤が、一枚目9曲目の作曲をやってるのだ。
「短い髪」という曲だ。
ゲントウキは、以前は複数メンバーがいたのだが、
現在は田中くんのソロプロジェクトだ。

「短い髪」 は、いい曲だ。
香取慎吾と草g剛でなければ、かなり心に残る曲だと思う。
SMAPのアルバムに入れるというのは、
名前を売るいいチャンスになるし、ビッグセールスも望める。
ただ、SMAPのメンバーに歌わせなくてはいけないのが難点だな。
「短い髪」が評判になって、シングルカットでもされるといいんだけど。

吉祥寺のバウスシアターで
STONES IN EXILEストーンズ・イン・エグザイルを観た。

かつてメイン・ストリートのならず者を録音した時の、

なんというか、後構成のドキュメンタリーだ。
当時の写真や音声や映像をつないで、
その当時を再現していく。
あれは、'71年だったらしい。

ストーンズが税金の高いイギリスを離れてフランスに逃げ出したというニュースは、
日本でもちょっと情けないニュアンスで流れていた。
ロックミュージシャンが税金逃れだって、というようなことだ。
でも当時、イギリスは93パーセント税金で持って行かれたらしい。
それは逃げ出すよな。

間違いない。
メンバーは南仏のコートダジュールに移住し、豪邸に腰を落ち着けて、
ドラッグ&セックス&ロックンロールの何ヶ月かを送りつつ、アルバムを作った。
俺が日本で退屈な学生をやって、学食の定食を食べ、恋に悩んだりしてた頃、
ストーンズはこんなことをしていた。
ああなんだか凄いなあ。
ずっと以前、Let's Spend the Night Togetherというストーンズの記録映画を観た時、

ああミュージシャンにはかなわないなあと思ったが、
また今夜も思ってしまった。
ミュージシャンにはかなわない。
ドラッグ&セックス&漫画はないもんな。
短くて物足りない映画だったが、
濃縮された時間を切り取って鮮やかだった。

両国国技館に、DDTを見にいってきた。
DDTは、インディのプロレス団体だ。
でも、今年で二年連続の両国だ。
それは見にいかなくては。
今年は、4人でいった。
それも、ちょっと変な4人なのだ。
まず映画監督の金田龍。
ブギーポップは笑わないの映画を撮った監督だ。

それから、吉野紗香

子供だと思ってたら、いつの間にかすっかり大人だ。
上記のブギーポップの主演女優でもある。
そしてもうひとり、久保由利香

金田龍も監督として参加している新番組「満腹少女ドラゴネット」の主演女優だ。
なぜこんな妙なメンバーでプロレスを見にいったのかというと、
Twitterが取り持つ縁だったのだ。
実は、ぼくはこの3人の誰とも会ったことがなかったのだが、
Twitter上で仲良くなって、それにDDTエースの高木三四郎が絡んできて、
いつの間にかみんなでDDTのビッグマッチを見にいくことになっていたのだ。
なんだか不思議な時代である。

さて、新宿で待ち合わせて、初対面の挨拶を済ませ、

軽食の買い出しをして、一路両国国技館へ。
入り口に着くと、外から見える大階段の上で、何人かが争っている。
と思ったら、階段の上から転げ落ちてきた。
それが、エース社長の高木三四郎であった。
まあだいたいDDTのカラーがわかるよな。
東枡席に陣取って、観戦スタートだ。
第4試合は、ディック東郷とTAJIRI。
TAJIRIは膝を傷めているらしく、動かない。
東郷のうまさが、それを目立たせない。
東郷はほんとにうまいなあ。
引退しちゃうってのが実にもったいない。
第6試合は、本来は飯伏と:丸藤という天才対決だった。
これはほんとに楽しみなカードだったのだ。
でも、飯伏が練習中に肩の脱臼した箇所をまた傷めてしまい、
急遽飯伏の代わりにケニー・オメガが丸藤と闘うことになった。
飯伏欠場は残念だが、ケニーもプロレス馬鹿ぶりでは飯伏に負けていない。
実際いい闘いになった。
ただ、始まってしばらくして、丸藤が肩を痛めた。
右手をしきりに気にするようになり、
そのうち左手一本で闘うようになった。
明らかに重症だ。
レフェリーも止めるかどうしようか迷ったと思うが、
丸藤がおそらく続行を望んだのだ。
決着がついた瞬間、みんな寄ってたかってテーピングを施し、
丸藤の上半身すべてを固定した。
脱臼か腱か、かなり悪いと思う。
あの状態でよく闘った。
ケニーは怪我させてしまったわけだが、あれはアクシデントだ。
丸藤が早く快復しますように。
第7試合は、HGと男色ディーノのシングルだ。
HGは足の骨折で、引退を宣言している。
終わってから控室で状態を聞いたら、まだだいぶかかるといっていたし、
現在は闘える状況ではないだろう。
それでも、学生プロレスからの盟友を送るため、
あるいは引き戻すために、
ディーノはHGをリングに上げたのだ。
まあやったのは、リング上でディープキスするくらいだったけど。

メインは、怪物関本大介と、HARASHIMA。
関本は、チャンピオンとして、DDTを席巻してきた。
挑戦者を次々と倒し、外敵エースの座に君臨し続けてきたのだ。
三四郎戦と高梨戦を見たが、
とてつもない説得力だった。
ふたりとも、ダンプカーと衝突したみたいだといっていたが、
まさにそんな感じ。
まだ29歳であの怪物性。
ちょっと勝てる相手がいないんじゃないかと思われる中、
HARASHIMAが闘ったのだ。
HARASHIMAは、猛攻に耐え、
蒼魔刀で勝った。
頑張ったが、正直いって、まだ説得力がない。
勝ったというよりも勝たせて貰ったという印象だ。
DDTを代表するエースには、あれではまだなれないな。

終了後、綺麗どころを連れて控室へ。
といっても、みんな裸でうろうろしてるところに女の子は連れて行けないので、
ドアの外で紹介する。
闘いの後では女の子を紹介するどころじゃないかと思ったら、
やっぱり可愛い女の子は、喜ばれるな。

ひと通り挨拶して、両国の街で飯食って解散。
けっこう長丁場だったなあ。
このメンバーで、またなにかイベントを考えよう。

はるばる西新井までいってきた。
談春を聞きにいってきたのだ。
今日のホールは、西新井文化ホールかなりの大会場で、
ざっと見たところ千人近くは入りそうだった。
談春は、切符が取れない落語家で有名だ。
このくらいのホールじゃないと収容できないんだな。
それにしても、今日の切符は最低だ。
この広いホールの二階席の、後ろから二列目の席だ。
もう表情なんか見えない。
声はマイク頼り。
これ確か、イープラスのプレオーダーで取ったんじゃなかったかな。
まあ切符が取れただけでもよかったか、と思ったら、
入り口では当日券を普通に売っていた。
入ったら、客席には大量に空席があった。
だったらもっといい席と替えてくれよ。
なんの為の予約なんだかなあ。
イープラスって、会員用のプレオーダーで取っても、
びっくりするほど酷い席のことがままある。
なんのための会員枠なんだかなあ。
もう会員やめようかな。
開口一番に若手が出て「元犬」を喋り、
終わって入場者が落ち着くのを見計らって、談春のめくりをめくる。
談春の演目は「船徳」。
盛大に舟を漕いで賑やかにやる。
なんだかいやにわざとらしいなあと思って見ていると、
遅れてきた客がいつまででもぽつぽつと入ってくるのだ。
それも、係員が案内してくるのだ。
とても集中して聞かせるような噺のできる環境ではないのだ。
初めての箱ではないので、談春はきっと知っているのだ。
一席終わるまで入れるなよ。
遅れてくるやつが悪いんだから。
始まって30分経っても40分経っても、平気で客は入ってくる。
西新井文化ホールの係員は、平気で案内してくる。
客も程度が低いが、西新井文化ホールも非常に程度が低い。
始まったら入るなと、国会で青島が決めてほしいよ、まったく。
中入りの後、「白井権八」。
テンポと調子はよかったけど、幡随院長兵衛と唐犬権兵衛が大雑把だったなあ。
今日はまあまあかな。
このホールは、来月は喬太郎だし、
落語に力を入れてるつもりらしいが、
人だけ呼んでもねえ。
もういかないな。
それにしても、イープラスはどうしたもんかなあ。

ちょっと人と会うのに、吉祥寺伊勢丹跡地前の広場で会うことにした。
どうしてかというと、今日はそこで、浦沢直樹がライブをやってたからなのだ。

メインは泉谷しげるだったかな。
おまけに浦沢だったような気がする。
そこの広場というか、ちょっと隙間みたいなとこでライブやってるんで、
周辺で会いましょうということにしたのだ。
前から、一度浦沢直樹の歌を聴いてみたかったのだ。
浦沢直樹はCDまで出してる音楽好きだし、

この間のサイバラとの似顔対決でも、確か歌ってたんじゃなかったかな。
どんな歌をどんな風に歌ってるのかなあと、
長年興味があったのだ。
いい機会である。
1時ころからやってるとかいってたが、
まあ2時にいけば確実だろう目星をつけていったら、
調度泉谷が終わって浦沢が出てくるところだった。
機材調整の間なんだかいつまでも喋ってるので、
早く歌ってくれないかなあといらいらして待ってたのだ。
やっと始まった。
一曲目はグループサウンズタイガースの往年のヒット曲「シーサイドバウンド」に、
オリジナルらしい曲をくっつけていた。
「♪おうどゅようりにゆきょうよう」と歌うのは、かなり気持ち悪いとうか恥ずかしかった。
二曲目は、なんというかアルバムの中に一曲はある捨て曲みたいな、
なんだか熱演はしてるんだけどよくわからないような曲だった。
ああお腹いっぱい、と知人とも会えたので、リンデの二階でいろいろ話す。
映画はまあどうなるかなあ、ビクトル古賀はあんまり知らないなあ。
というような話だ。
泉谷しげるは、かつて漫画少年だった。
手塚治虫の創ったマニア誌COMに投稿して、佳作に入ったことがある。
「トツゼン児」だったかな、当時見た記憶がある。
個性的な絵だったが、まだそれ止まりで、佳作は妥当なとこだったかな。
後に泉谷は、漫画を描いて投稿したらすぐ入選したとかいうようなことをいってたが、
ただの佳作だ。
昔の話でも、覚えてる人間はいるから、いい加減なことをいってはいけない。
文春と毎日用のネタを探しに、ブックスルーエに寄って帰った。
そういえば泉谷は、キヨシローの本を出してたな。

うーん、俺もそろそろ漫画描かないとな。

吉祥寺にある「四月」という雑貨屋で
電子書籍フリマをやってるというので顔を出したら、
となりのベッシーカフェで枡野浩一がUstで一人寂しく呟いていた。
ちょっと参加して喋ってるうちに、アーカイブとして残しますかというので、
途中から2,30分くらいだったか、録画した。
ここで見られる。
枡野くんは本を一冊くれた。
結婚失格という講談社文庫だ。

まあたぶん、自分の離婚の話を題材にしてるのだが、
その中で、ぼくの書いた鉄槌!が出てくるのだ。

「鉄槌!」もけっこう売れた本だったけど、残念なことに今は絶版だ。
枡野くんとは、電子書籍についても話してたんだけど、
絶版本は、出版社が電子書籍にして売ってくれれば一番いい。
でも、やってくれないんだったら、自分たちで売るしかないなあという話をした。
その場合、まあ電子書籍だろうなあ。
どこかに販売を委託するか、自分のサイトで売るか。
ただ、自分のサイトで売るには、人手が要る。
一日一冊ならできるけど、それ以上になると本業に差し支える。
やっぱりどこかに委託かなあ。
読みたいから電子書籍にしてくれという声も多いんだけど、
けっこういろいろ面倒なんだよな。