【過去38】


「8.16」
柳家喬太郎を聞いてきた。
寄席ではない。
独演会でもない。
どっかの大学が新しいなんだかを初めて、
その一環として講座をいくつか公開でやるうちのひとつに、
喬太郎の落語ってのがなぜか入ってたのだ。
信濃町の明治会館の向かい。
いい場所だ。
ここで、教室に高座を作り、珍しく窓のカーテンも引かずに
夏の青空が見える高座だった。
前座噺の「道灌」と、次は「寝床」。
客は落語を比較的聴いてる層だが、年齢層が高い。
だから反応は小さいが悪くはなかった。
喬太郎も、明るい教室で集中力はややなかったが、
綺麗にやった。
大学の先生との座談も含めて、まずまずだったな。
「道灌」も「寝床」も、喬太郎は初めて聞いたかも。
客の年齢層がたかかったせいか、
どちらの噺も、義太夫や山吹の説明もなしで噺に入っていたが、
少数の若い客は、なんだかよくわからなかったかもな。
昔の噺は、そのへんがむつかしい。
花は咲けどもやまぶきの、道灌は柳家のフルバージョンだったが、
花を差し出した女の子の出自の話はなかった。
あそこまでやるバージョンってなかったっけな。

那覇を夜の9時近くに発って、吉祥寺の家に着いたのは深夜過ぎ。
  どうも今年の夏休みは、ちゃんと休みにはなってなかった。
それどころか疲れちゃったけど、
普段とは違うことをやって疲れるのは、案外平気なんだよな。
でも、家に着けばぐったり。
珍しく早々に風呂に入って寝た。
ミミと正ちゃんは、だいぶ甘えんぼになっていた。
しばらくはこれが続くかな。
さて、休み中にたまってたことを、頑張って消化しなくちゃ。
今月後半は、打ち合わせや取材が多い。

「ファイアーキング・カフェ 刊行記念
ジュンク堂書店のトークショー&サイン会終了。
いやー、ビッグイベントだった。
東京でなら集客もだいたい読めるし、
どんな話をするかもちょっと話せば判断がつく。
でも、地方は難しいんだよ。
特に沖縄はまるで読めない。
今回、イベントとしては実は小さなものなんだけど、
力の入れ方はビッグイベント並。
版元光文社の担当も東京からやってきて、
プラヌラの協力で店内カフェもできて客にコーヒーも出し、
トークショースタートだ!

広い店内で話すのは、すごくやりにくい。
声が抜けていってしまって、集中できない。
それでも頑張って客の反応を探りながら話し始め、
10分くらいでなんとか軌道に乗った。
聞いてる側もやっと集中してきて、一体感が出てくる。
客層は、地元の人が予想外に多かった。
この本を書くきっかけから、ヒントになった人たち、
舞台にした場所、
そんな話をした。

席が少なかったので、本棚の間にも人が並んで
聞きにくくて申し訳ない。
打ち上げでうりずん。
今回は、いろんな人に世話になった。
まず大成功といっていいだろう。
きてくれた人たち、どうもありがとう。

久し振りに首里そばが食べたくなって、
ちょっと足を伸ばして首里までいってきた
ここのそばは、麺がしっかりしていて、歯応えがもちっとして、
ありそうでなかなかない食感だ。
つゆは鰹がしっかりきいていて、飲み干してもくどくない。
今日は土曜だったので、玄関開けたら既に10人近く待っていた。
でも、そばだからな。
回転はいい。
大して待たずに順番がきた。
何年ぶりだろうなあ。
ここはかんすいじゃなくてがじゅまるの木灰を使ってるんじゃなかったかな。
思い出した。
こんな味だった。
何年ぶりかな。
味ってけっこう覚えてるもんだ。
ついでに、首里城を横切って、
龍譚池下の山城屋でまんじゅう買って帰ろうと思ったら、
もう売り切れだった。
代わりに、近所を歩いてて見つけた武村松月堂の
黒糖落雁と月桃落雁を買って帰った。

さて、明日はジュンク堂イベントだ。
沖縄は前売り券が売れない土地柄だ。
その日の気分で行動を決めるので、
どのくらい動員できるのかがさっぱり読めない。
満員になりますように。

久米大通りから、久し振りに福州園にいった。
ここは、中国人観光客しかいない。
昔入った時にどうだったか忘れてしまったが、
今日はとにかく、観光バスで乗り付けた中国人の声しかしなかった。
那覇と福建省の友好の記念かなんかなので、
まあ当たり前といえば当たり前か。
ここは好きな場所なんだけど、蚊が多い。
記念撮影して帰る。

市場周辺に戻って、カフェストリートで一服。

ふるほん屋とくふく堂店主のとくの愚痴を聞いてやる。
今日は雨が降るはずだったのに、
一日晴れて暑かった。
帽子かぶってると中が洪水状態だが、
かぶってないと脳が煮える。
どっちを選ぶべきか、難しい問題だ。

1時間かけて書いたら消えてしまった……。
虚しい……。


昨日の「ファイアーキング・カフェ」プロモーションは大変だった。
ジュンク堂店長が県内のマスコミに声をかけて、
取材をセッティングしてくれたのだ。
最初に呼びつけられた琉球新報は、まあ想定内だった。
記者としてはもう少し努力した方がいいと思うが、
熱心に小説の成り立ちやイベントについても聞いてくれたので、
沖縄ならこのくらいだろう。
呼びつけられたのは生まれて初めてだが、
こちらからお願いしたんだろうから、まあ仕方がない。

次に呼びつけられた沖縄タイムスは、ちょっとまいった。
受けつけで学芸部の与儀さんとお約束がと名前を名乗ると、
そちらでお待ちくださいと脇の丸テーブルを示される。
隣でおばちゃんたちが世間話をしている。
そこで待っていると、カメラを提げた与儀さんらしき人がやってきて、
カメラを丸テーブルに置いて、ええとと取材を始めようとする。
ええーっ、受けつけ脇で取材なのか!
玄関すぐそこじゃないか!
オバチャンたち横で騒いでるじゃないか!
こんなところで取材されるのは生まれて初めてだが、
この程度の場所で充分だと判断されたのなら仕方がない。
名刺を交換すると与儀さんは、
「本をお出しになったそうですが、どんな本ですか」という。
うわー、最低限の下調べも一切なしかー!
たまたま「ファイアーキング・カフェ」を取り上げてくれている地元のミニコミを持っていたので、
こんな本ですとそのページを見せる。
与儀さんは、じっとそれを読んでいる。
沖縄のことを書いた本ですかと与儀さんが聞くので、
きみは俺に興味ないんだねというと、いやーええとと曖昧な返事。
この本はそちらから提供していただけますかと与儀さんが聞く。
紹介してくれるのか、どんな形で取り上げてくれるのか、
まだなにも聞いていないのに、いきなり本をくれというのはちょっとどうかと思ったので、
いいえと答える。
うーんと与儀さんは、宙を睨んでいる。
こちらからお願いした取材でも、取材対象を少しでも下調べするのは、
記者として当然の常識だと思いますがとぼくがいうと、
なにかもごもごといっている。
与儀さんはおそらく、ぼくに興味もないし、
当然やる気も無いのだ。
「もうやめよう、無駄だし」とぼくは席を立ち、
名刺を返してくれと与儀さんの名刺を彼に渡した。
与儀さんはさっと席を立ち、すたすたとエレベーターに向かった。
沖縄の新聞の程度が低いのは、何人かの記者と幹部に会って知っている。
しかし、与儀さんは群を抜いてたな。
これでいい給料を貰えるんだから、
沖縄の新聞記者はいい商売だ。
沖縄タイムスの外に出ると、知り合いにばったり会った。
なにしてるんですかというので今のことを話すと、
沖縄タイムスの記者がうちにポッドキャスティングの取材に来たんだけど、
アップルってコンピュータがあるのを知らなかったですよと笑う。
ああ新聞記者って、なんて楽な仕事だろう。

さて、次はRBCラジオだ。
新聞よりましだといいが。
大丈夫だったのだ。
RBC一階から連絡すると、すぐ迎えが来てくれて、
スタジオに案内される。
何人かが野球中継明けを待って準備している。
今夜のMCは小山さんというアナウンサーだ。
全員の応対もきちんとしていて、
番組でも小説の話にイベントの話に過不足無く触れてくれて、
気分よく話すことができた。
30分ほど話してスタジオを出たが、
今日の嫌な気分を一掃していただいて、非常にありがたかったのであった。
ところで、小山さんは偶然、ぼくの明大の同期であった。
同じ時代に同じ場所の空気を吸っていたふたりが、
40年近く経って日本の端の島で会うとは、
不思議なもんだね。

8日は、宣伝に歩く。
2時に琉球新報、4時に沖縄タイムス、そして21時半からRBCだ。
RBCはラジオ局なんだけど、
地元の人気のあるアナウンサーのやってる時間帯らしい。
沖縄の人は聞いてみて。
しっかりと、「ファイアーキング・カフェ」とトークショーの宣伝をしてきます。

那覇ジュンク堂には、
「ファイアーキング・カフェが溢れている。
いやー、ありがたいなあ。

最初は、「初の小説集と」と書いてあったんで、
もう何冊も出してるよと指摘したら、すぐに変えてくれた。
HPはそのままみたいだけど、まあいいや。

いつも水餃子を食べにいっている青島食堂が、
少し前に、とんねるずの番組に出た。
「きたなシュラン」ってコーナーなんだけど、
おかげで、あれ以来ずーっと大混雑で、
店主の機嫌が悪くて困る。
もう忙しすぎて常にテンパっている。
でも、店は相変わらず汚いままだ。

そして、店内には、認定証と、
木梨の書いた「Pele」が。


三好銀の本のことを書いてたんだけど、
うまく書けなくてまいった。
書くことは決まってるんだけど、
雑誌の短いコラムでは書ききれなくて、
何度も何度も縮めて削って、ほんとに苦労した。
いるのにいない日曜日

海辺へ行く道 夏について書いた。

ほんとに自分の内側ばかり見ている人だ。

那覇事務所の向かいは、寂れた農連市場だ。
午前2時ごろから、近在の農家が作物を持ってくる。
その客目当ての店も出る。
でも、寂れている。
そこに、激安の自販機がある。

最近は自販機のジュースも一本110円とか120円とかするが、
ここは、基本的に100円だ。
そして、80円のものもある。
それどころか、60円のものもある。
おまけに、50円のものもある。
ただ、問題がある。
こんな見本なのだ。

確かに安い。
でも……。
勇気を振り絞って、2本ほど買ってみた。

さんぴん茶というのは、沖縄のジャスミン茶だ。
でも、Las colaは知らなかった。
神戸の会社らしい。
ちなみに
Lasというのは、「Los Angeles Sunshine」だそうだ。
うーん、まあいいけどね。


ジュンク堂に顔を出してみたら、
店内にタテカンが出ていた。

本もあちこちに平積みにしてあってありがたい。
久茂地のリブロにいったら、残り2冊だったので、
売り場の責任者に、追加を仕入れてくれればサイン入れますと約束してきた。
著者も頑張って営業しないとね。

ぱっとしない東京を離れて、那覇にやってきた。
今日から夏休みだ。
でも、実は仕事が終わらなかった。
だから、仕事をやりつつの夏休みだ。
それと、もうひとつ目的がある。
7月11日の15時から、那覇のジュンク堂書店で、トークショー&サイン会をやる。
もちろん
「ファイアーキング・カフェ発売に合わせてだ。
那覇が舞台の小説だからね。
ジュンク堂一階の店内にカフェを作って、
そこでトークショーをやる。
パラダイス通りにあるカフェプラヌラのちかえさんの協力を得て、
かなり本格的に家具も入れて、
コーヒーも出す。
その後、サイン会なんだけど、
まあいちおう、この日ジュンク堂で本を買ってくれた人ということになってるが、
本を持ってきてくれれば全員にサインはします。
せっかくきてくれたのに申し訳ないからね。
今日は、那覇に着いたらジュンク堂に直行して、
店長と打ち合わせ。
地元のラジオにもいくつか出て告知する予定。
その後、カフェプラヌラに寄って、
ちかえさんとも打ち合わせ。
ちかえさんんの知り合いが、
ジュンク堂に設けるカフェのラフスケッチを書いてくれた。
こんな感じになる予定。

打ち合わせ終わって、
太栄食堂で晩飯。
日替わり定食650円だったかな。
作る人が変わったか、ちょっと美味しくなっていた。
那覇事務所に荷を解いて、安里のりうぼうまで買い出し。
可愛い野良猫に煮干しをやった。
那覇の野良はみんながりがりに痩せていて、
ついご飯をやりたくなるんだよな。
原稿がまだ残ってるんだけど、
昨日寝てないんでちょっと起きてるの辛いなあ。
アルゼンチンvsドイツもあるしなあ、
といいながら、S.ウィリアムスvsズボナレワを見ている。

ゆうべも今日も、W杯がない。
驚くほど、静かだった。
ブブゼラのない夜が、これほどまでに静かだったとは。

おかげで、仕事もまずまずはかどった。
もう一日みっちりやるぞ。

うーん、日本vsパラグアイは、PK戦で負け。
PK戦はジャンケンみたいなものだけど、
やっぱりそれも試合の内だ。
PK戦も含めて、日本はまだ決勝トーナメントで勝ち進むほどの力はなかった。
パラグアイにボールを支配されて、
なかなか攻め手がなかった。
DFは相変わらず頑張っていたが、
攻撃陣がデンマーク戦以上のものは見せられなかった。
アイデアに乏しく、パラグアイを驚かせるシーンはあまりなかった。
セカンドボールもことごとくパラグアイに拾われ、
主導権をなかなか取れなかった。
やっぱり惜敗ではなかったな。
W杯はまだ続いている。
スペインvsポルトガルは、決勝でもいいカードだった。
でも日本は、明日からは次のW杯への第一歩が始まる訳だが、
今度はもう少しいい監督を選んで、
日本のサッカーをきちんと考え、
将来も見据えた育成のできる態勢を作った方がいい。
どういう基準で選んでるんだかよくわからない監督では、
選手だってどう対応していいか迷うだろう。
とりあえず、日本のW杯は終わった。
選手諸君の健闘を讃えて、心からお礼を言いたい。
お疲れさま。

ドイツvsイングランドも、
アルゼンチンvsメキシコも、
いやー、さすがに決勝トーナメントに入るとぐっといい勝負が増えるわという試合だった。
双方死力を尽くしたけど、審判がなあ。
ドイツvsイングランドでは、
明らかにゴールというシュートを認めなかったし、
アルゼンチンvsメキシコでは、
明らかなオフサイドを見逃してゴールにした。
どちらも、結果としては大差のついた試合で、
誤審の影響はなかったかに見えるが、
あれが正しく判定されていれば、その後の展開もきっと変わっただろう。
それも含めてサッカーだし、
サッカーに誤審はつきものだ。
でも、せっかくの大舞台であのレベルの審判だと、
ちょっとがっかりするよな。

さてサッカー見るかなとテレビをつけたら、
人志松本のすべらない話をやっていた。

最後の方をちょっと見たら、千原ジュニア が、酷い話をしていた。
木村兄が女を部屋に連れ込んでことに及ぼうとしたら拒否されたという話だ。
女は帰ろうとした。
千原ジュニアは、夜中に男の部屋に来て、ほかになにがあるんだと怒って青筋を立てる。
木村兄は怒っている状態を越えて、素の顔になっていたという。
木村兄は冷凍庫を開けて、凍った鶏肉の塊を、
これは傷んでるから捨てるんだといいつつ、
ハイヒールを履こうとしている女の足下に投げつけた。
それがガラガラガラッと玄関を転げ回ってと、
千原ジュニアは大笑いだ。
参加メンバーも笑っている。
女は急いで外に出たが、木村兄はまた凍った肉の塊を廊下に投げつける。
それが又廊下をガラガラガラッとと、千原ジュニアは大笑いだ。
参加メンバーも大笑いだ。
女はエレベーターに乗って逃げようとしたが、
木村兄はそれに向かってまた凍った肉を投げる。
女は階段で逃げようとして、木村兄はまた凍った肉を階段に投げつける。
千原ジュニアは大笑いだ。
参加メンバーも大笑いだ。
これは、笑う話なのか。
犯罪じゃないのか。
こんなことをしたやつも、こんな話をするやつも、笑って聞いているやつも、
クズだと思う。
もちろん、これを笑える話として編集して電波に乗せているスタッフも同じだ。
嫌な気持ちでウルグアイvs韓国を見た。
ウルグアイは老獪だったな。
韓国は残念だった。

ビートたけしの監督作品アウトレイジを観てきた。

カンヌに持っていったが、賞は取れなかった。
批評家の評価は分かれたが、観客はスタンディングオベーションで応え、
「観客をKOした」とたけしはいっていた。
悪人しか出てこない映画だという。
痛い映画だという。
暴力描写が半端ではないということだ。
それは楽しみだ。
期待せずにはいられないだろう。
見終わった感想は、そこそこうまく作っちゃったなというところだ。
核になる物をついに見つけられなかったが、
慣れた手つきでそこそこの完成度のものは作ったという印象だ。
出てくる怖い男たちが、みんな怖くない。
みんな凄んでみせるが、大きい声を出しているだけだ。
この男たちがなぜ怖ろしいのかという描写がない。
怖ろしい人たちだという前提で進んでいる。
だから、いくら凄んでも、裏付けがないので怖くない。
殴ったり蹴ったり刺したり切ったりするが、
効果音があまりにも大仰で、コントを見ているようだ。
まるでリアルではなく、
人を殴った時にはこういう音をさせておけば
ダメージが大きく聞こえるという理由だけで大きな音を立てている。
痛いという売りのシーンも、
大仰な音のおかげでコント風になってしまう。
何度もしつこく殴るシーンを続ければ痛みが伝わるわけではない。
見ているものにその痛みとダメージを伝える工夫が必要なのに、
それがなにもない。
出演者も薦める歯医者のシーンも、
血が出ているだけでなんの工夫もない。
女の子はその血に顔を背けていたが、
それは痛みが伝わるということとは違う。
ビートたけし本人がいうほど、アウトレイジな映画にはなっていなかった。
アウトレイジを名乗るのなら、そのはみ出した部分を見せてほしかった。
決められた寸法の中にきちんとおさまったアウトレイジはない。
映画監督としてのビートたけしはもう終わったのか、
それともこの映画の出来がたまたま大したことがなかったのか、
それはまだわからない。
でも、この映画がなんてこともない映画だったのは確かだと思う。

やったー!!!
本田に遠藤、どっちも美しいシュート!!
いやー、こんな展開になるとは、申し訳ないが夢にも思わなかった。
最初はデンマークが左右を広く使って、
わりとスカスカだった日本の守備陣を軽く抜いてきて、
なんだか先が思いやられるなと思ってたのに。
ほんとに申し訳ない!!
トマソンにやられるかと思ってたのに。
心から申し訳ない!!
さあ、これから後半だー!!!

おおー、まさか日本が後半追加点取るなんてー!
岡崎慌てないでいいシュート!
一点は取られたが、あれはPKかどうか。
今日の主審は、基準がよくわからん。
3−1で大勝利だ!
やっぱりカメルーン戦で勝ったのが、ほんとに大きかったな。
あれですべていいほうに回り始めた。
次はパラグアイだ!
パラグアイとは、キリンカップで負けてないが、
W杯とは全然違う。
中3日で疲れが抜けるかどうかという大きな問題があるが、
29日、また頑張って声援するぞ!

それにしても、決勝トーナメント進出が決まった途端に、
岡ちゃんを誉め始めるってのはどうなんだ。
これをいい機会に、岡ちゃんには早く代表監督を辞めてもらって、
もう一度きちんと次のチームを作ったほうがいい。
ギリギリまで迷走して、どれだけ日本代表チームを無茶苦茶にしてきたか。
選手に救われたな。
俊輔は、この展開では出る場所はなかったな。
切ないことだ。

こないだやってきた沖縄芸人しゃもじのふたりがやっているポッドキャスト番組。
「チョッピリチンチン」
3週にわたって話してきたが、今週が最終回だ。
先週は、「ファイアーキング・カフェ」の話をするのをすっかり忘れていたので、
今週は冒頭で話してから始まる。
だいたい、新刊の宣伝するために出てるのに。
話に夢中になって、うっかりしていた。

いやー、オールナイトニッポンに出る日が来るとは思わなかった。
もちろん、ぼくが受験生時代にさんざん聴いていた。
あれに自分が出るようになるとはなあ。
もちろんやってる人は違うんだけどね。
でも、ちょっと感慨。

大竹まことゴールデンラジオに続き、
今度はオールナイトニッポン二部に出る。
今夜、23日の深夜午前3時台に30分くらい、
「ファイアーキング・カフェと那覇の街について話す。
もちろん本の宣伝をメインにするけど、
午前3時台でどのくらいの人が聴いてくれるのかなあ。

ゆうべはサッカーとテニスで大変だった。
サッカーを見終わって、いやいやいろいろあったなあと思う間もなく、
ウィンブルドンでは錦織がナダルと戦っている。
これは見てやらなくちゃなあと仕事しながらちらちら見てたが、
その後、伊達クルムが始まってしまってはもう駄目だ。
これ以上見ていては仕事にならん。
というわけで明け方から仕事に専念したが、
結局昼近くまでかかって、ほとんど寝ないで出かけるハメになった。
どうもサッカーの季節は体に悪い。

ダ・ヴィンチ
に続いて、
日刊ゲンダイでも
「ファイアーキング・カフェを紹介してくれた。
本の写真も入れてくれてありがたい。
どんどん紹介してほしいなあ。

うーん、今回のW杯は、なんだか波乱というかなんというか、
凄いことになってるなあ。
サッカーの大きな大会では、いつでもなにか起きるけど、
イタリアはニュージーランドと引き分けか。
圧倒的に押し続けていながら、
最後の詰めがなかった。
いや、その前かな。
詰めに至るまでが特に最後の方は強引で、綺麗にシュートを打ってない。
あれでは勝てないなあ。
NZは思いっきり引いて固めてたからな。
スペインもフランスもドイツも、
なんだか続々負けていって、イタリアも負けに等しい引き分け。
決勝がチリvs北朝鮮とかだったら、
誰も見ないだろうな。
それにしても、NZの選手には、銀行員がいたらしい。
アマかよ!
アマに勝てないイタリアって、どんだけのもんなんだ。

4年前には、今ごろドイツを転々としてたなあ。

南アじゃ、ちょっと怖い。

カメルーンvsデンマークは、
日本の生き残りに大きな影響がある。
さてどうなるかと見ていたんだけど、
2−1でデンマークの勝ち。
よし、これはけっこう理想的だ。
得失点差で、日本はデンマークと勝つか引き分けで決勝トーナメントに進める。
カメルーンは予選敗退が決まって可哀想だが、仕方がない。
デンマークはイエローカードで退場者がいるし、
高地の会場で年齢層も高めで、
日本にアドバンテージがあるともいえる。
日本vsデンマークが楽しみだなあ。

庭の枇杷の実を収穫した。
枇杷は鉢植えと地植えとあるんだけど、
鉢植えの方は日当たりがすごくいいんで、かなり甘い。
でも、地植えの方は、葉が茂りすぎて日当たりがもうひとつ。
それでぎりぎりまで樹上で完熟させて一気に収穫。

けっこう甘くなっていた。
甘さでは鉢植えにやや負けるけど、大きさと瑞々しさで勝ち。
実のなる木はいいね。

寝る前に、フランスvsメキシコを見ていた。
今回のフランスは、前評判がいまいち。
でもまあ4年前も前評判は悪かったけど、
ジダンも頑張っていいとこまでいったわけだし、
今回も案外始まってみればいけるかなと思っていた。
でも、そうでもなかったんだなあ。
まさかメキシコに負けるとは。
それも、2−0で。
メキシコだって強いチームだけど、まさかフランスを2−0完封勝ちするとはね。
サッカーは、なんでも起きるなあ。

「ファイアーキング・カフェ」発売を祝って、
友人が代々木上原のファイヤーキングカフェに連れて行ってくれた。
そういう店があるのは、ちょっと前に聞いてたんだけど、まだいったことがなかったのだ。
いってみたら、綺麗な大きな店で、
かなり:予想と違っていた。
店に入ると、右側の棚に、ジェダイを中心とした
ファイアーキングのマグや皿がずらりと並んでいる。
持ってきたメニューを見ると、エスニック系なんだな。
ちょっと意外。
いくつか料理を取ってみたが、味はまあ普通だ。
ちょっと味付けがどれも濃いめかな。
そのへんは好みにもよるけど。
最後にナシゴレンを頼んだら、かなり大量だった。
塩辛かったし。
店内の煙草OKなので、もういかないと思うけど、
ちょっと気になってる店だったので、見られてよかった。

落語家の林家しん平は、映画を何本か撮っている。
かつて相米慎二セーラー服と機関銃で、
薬師丸ひろ子をバイクの後ろに乗せて街を走っていたが、
撮るのも好きなのだ。
怪獣好きなので、映画も深海獣レイゴーなんかの怪獣特撮映画だ。

また新しい映画を撮ることになったのだが、
それが「落語物語」という落語映画なのだ。
しん平の話では、今までの映画は、落語家の描き方がなってない。
あんな落語家はいないと落語家はみんな思っている。
今度の映画は、リアルな落語を描いた初めての映画だ。
まあ本職が撮るんだから、落語部分は正確だろうな。
そのしん平映画のエキストラに出てきたのだ。
場所は、夜席がはねた後の新宿末廣亭である。
数十人が夜の9時過ぎから、ぞろぞろと寄席に入っていく。
何時までかかるかわからないのに、みんな明日の仕事は大丈夫なのか。
今回の主役は、ピエール瀧だ。
真打ち落語家をやるらしいが、落語喋るシーンはないのか。
喋っちゃったら、しん平のけなす、
落語家の正しい姿を描いていない映画になってしまうんじゃないか。
撮影が始まった。
古今亭志ん橋が出てきて、いくつかシーンを撮る。
志ん橋の喋るシーンと、客席の反応。
続いて、ピエール瀧が出てきて、なんと落語を喋るシーン。
ほんの数分のシーンなのだが、正直いって、素人以下の出来。
噺を素人にやらせるのは無理だ。
やっぱり、落語家は伊達に長年人前で話していない。
これだけでも、この映画がぶちこわしになると思うんだがなあ。
続いて、前座の春風亭ぽっぽが出てきて、
凄い人気の若手落語家の役をやる。
初めて羽織を着たので、だらしない。
帯の結び方も知らなかった。
畳み方を知ってても、羽織の帯は案外結べないんだな。
ぽっぽは、まだ若い女の子で、
街に普通にいそうな可愛い子だ。
そろそろ終電が終わりそうだったので、帰ることにする。
撮影が、終電直後くらいに終わるらしいので、
まあ最後までつきあわなくてもいいかなと、
帰ってきたのだ。
さて、面白くなるかなあ。
落語家は総勢40人くらい出るとかいってきた。
今日も何人か客席に常連客役なんかできていた。
落語に興味のある人には、楽しいものになるかもね。

まさかスペインがスイスに負けるとは。
北朝鮮はブラジルに勝てなかったが、
こちらこそまさに、ジャイアントキリング。
ただまあ、無敵艦隊も案外優勝できてないし、
ここってとこで勝てなかったのも歴史。
なんいが起きるのかわからないよなあ。
日本だって、オランダに勝てるかも。
ロッベンも出てこないかもしれないしね。

こないだ収録にきた沖縄芸人の二人組しゃもじのポッドキャスト番組、
「チョッピリチンチン」 第二回がアップされた。

先週は、普段の4倍の人が聞いたそうだ。
「ファイアーキング・カフェ」の宣伝もしっかりしたから、
聴いた人が10冊くらいは買ってくれたに違いない。
しかし、今回の二回目は、うっかり本の宣伝を忘れたまま時間が来てしまったのだ。
本の宣伝していいからという約束で無料で出てるのに、
この回は、ちょっと喋り損であった。

北朝鮮とブラジルは、チョン・テセがどのくらいやるかなとは思っていたが、
まさか前半0−0で折り返して、
後半2点取られはしたが1点取り返すとは。
首領様マンセーだなあ。
予想外の出来だった。
サッカーは得点が少ないから、ジャイアントキリングが起きやすい。
ブラジルも一瞬肝を冷やしたかもね。

ゆうべは、Twitterの取り持つ縁で、不思議な食事会があった。
氣志團の綾小路翔と早乙女光と、ミュージシャンの野本かりあ、メイクアップアーティストのShiho Deluxe
それにぼくも加わってみんなで飯にしたのだ。

うーん、かなり不思議な組み合わせ。
麻布十番の隠れ家風の和食屋、尾崎幸隆で、
美味しいものをたらふく食べた。
6時間くらい、食べつつ飲みつつ話して、
すっかり遊んでしまった。
仕事があったんでぼくは帰ったが、
綾小路+光は六本木方面に向かった模様。
生きてると、いろんなことがある。

「7.14」
日本はよく勝てたなあ。
アフリカの強豪カメルーンは、FIFAランキング19位なのに。
日本は45位とかそんなものだ。
確かに、カメルーンはチームに内紛を抱え、監督も交代したばかりだ。
つけこむなら今、という絶妙のタイミングでW杯に突入した。
ラッキーだったとはいえる。
でも、選手はよく頑張った。
前半は眠くなるような攻防で、とにかく負けないサッカーに徹し、
これで90分はさすがに辛いなあと思っていたら、
遠藤が取って松井が上げて、本田が入れた。
あー、こういうのが見たかったー!
本田は一気にロシアのスポーツ紙で話題になってるらしい。
ロシアはW杯にチームを送り込めなかったからね。
ロシアで活躍してる選手がW杯で活躍!ということらしいけど、
日本人なんだけどな。
中沢と闘莉王も最終ラインを死守したし、
特に闘莉王は、今回は前線に飛び出して行かなくてよかった。
とにかく、僥倖ともいえる初の海外一勝だ。
勝ち点3だけでは決勝に進めないが、
なんとかデンマークあたりでもう1点くらい勝ち点を取って、
なんとかもう少したくさんW杯での日本戦を見せてほしいもんだ。
ああしかし、毎回W杯時期は、原稿が進まないなあ。
前回はドイツにいってて進まなかったから、
それよりはいいか。
でも、南アじゃなかったらいきたかったけどね。

小惑星探査機はやぶさが帰ってくる。
数々の艱難辛苦を乗り越えて帰ってくるその姿に感動してか便乗してか、
本を出せばベストセラーだし、
はやぶさのフィギュアも大ヒットだ。

今夜9時半から、ニコ生で生中継があるそうだ。
【ニコ生】
はやぶさの出発からの経緯は、ここでまとめてくれてる。

うーん、なんて感動的。
でも、夜はサッカーもあるしUFCもあるし、どうも悩ましいところだ。

おとといやってきて、3週分も録り溜めていった沖縄芸人しゃもじのポッドキャストは、
【ここで】
聴ける。
来週分も再来週分も録ってあるんだけど、
なに話したっけなあ。
ちょっと危ないこと喋ったような気もする。

韓国は強いなあ。
ギリシャだって実力国なのに、完勝といっても言い勝ち方をした。
鹿島にいるイ・ジョンスと、いわずと知れたパク・チソンが一点ずつ取った。
いいなあ。
日本にも点を取れる選手がほしい。
月曜はいよいよ日本のカメルーン戦だ。
応援はしないとな。
開始が夜の11時でNHK総合だから、
視聴率高いだろうなあ。
もしこれで低かったら、ちょっと救いがない。
頑張ってみんなで見よう。

もう読めないと思うが、
日刊ゲンダイの6月11日号で、読書日記を書いている。
もちろん、「ファイアーキング・カフェ」の話もたっぷりしてある。

リブロ池袋本店、紀伊國屋書店新宿本店、紀伊國屋書店南店、
ジュンク堂新宿店、丸善丸の内本店の5店に、
「ファイアーキング・カフェ」のサイン本を置いてきた。
たっぷり置いてきたけど、いつまであるかはわからない。


南アフリカでサッカーW杯が始まった。
岡ちゃんジャパンには、まったく期待していない。
というか、岡ちゃんに期待していない。
どうしてこんなもの選んじゃったんだろうと思う。
機能も古いサッカーマニアの友人と話してたんだけど、
三浦カズを外した時点で、もう岡ちゃんは嫌いだ。
ぼくも友人も、
今でもカズをどうしても外す理由はなかったと思っている。
しかし、もう今回のW杯は始まってしまった。
始まってしまったからには、応援しなくてはいけない。
岡ちゃんは応援しないが、選手を応援する。
頑張れ。
しかし、メキシコvs南アは点が入ったし、見所もあった。
フランスvsウルグアイは0−0。
フランスはやっぱり、今回厳しいなあ。
今日は韓国戦か。
全部見てると破綻するから、どれとどれと決めておかないとな。

沖縄には、関西の吉本と松竹芸能のように、ふたつの芸能事務所がある。
そのうちのひとつのオリジンという事務所に
「しゃもじ」というふたり組の芸人がいる。
沖縄ではそれなりに売れていて、テレビでもよく見かけていた。
しばらく前から全国進出を目指して、
東京にきていたのだ。
遊びにきているのではなく、
東京に仕事の拠点を移したのだ。
もちろん、沖縄ローカルで売れていても、東京では無名だ。
頑張ってはいるんだろうが、まだこれからだな。
ぼくはここんところ、「ファイアーキング・カフェ」の宣伝に、
いくつかラジオに出ている。
畑中葉子さんの番組に出て、大竹まことの番組に出て、
次はオールナイトニッポン二部のくり万太郎に出る。
宣伝させてくれるんなら無料で出る、とTwitterでつぶやいたら、
じゃあ自分たちのポッドキャストの番組に出てくれと、しゃもじのふたりがいう。
視聴者数は、100人くらいだそうだ。
うーん、まあいいか。
というわけで、今日はその収録をしたのだ。
スタジオがあるわけではないので、
うちに呼んで、仕事場で録った。

なんと3週分も収録した。
のべ300人か。
ひとりくらい買ってくれるかな。
しゃもじが、月例の単独ライブ「いい空気」をやっている。
今度は、6月13日、PM7:00。
中野のスタジオtwlというところだ。
那覇芸人の実力を見られるかな。

夜中にiPhone4の発表が始まって、
ついそちらを追っていたら、仕事がさっぱり進まなくてまいった。
6月24日発売か。
スペック的には申し分ないが、
はたして日本ではいくらで売るか。

これに縛りがついて、どうなるかだな。
SBの孫さんは、日本での値段を聞かれて曖昧な返事だったようだ。
しかし、16GBが18000円ってどうなんだ。
かつてのポラロイドカメラみたいに、ハードを安く売って、
そこから先で稼ぐ気なんだろうな。

ちょっと前に、ダ・ヴィンチのインタビューを受けてたんだけど、
それがそろそろ書店に並んでいる。
7月号だ。

もちろん、内容は「ファイアーキング・カフェ」についてだ。
かなり好意的な取材で、おまけに小説を誉めてくれてありがたかった。
ちょっと書店でこっそり立ち読みしてみて。

一眼のミラーレスがずいぶん出揃ってきた。
どれもちょっとレトロな味付けがしてあったりして、
購買意欲をそそるんだけど、
ソニーはうまいなあ。
一番あとから、こんなもの出してくるんだもんな。
NEX-5だ。

レンズが巨大に見えるんだけど、これはボディが小さい。
オリンパスペンの可愛さにはすっかりやられたし、
LUMIXのGF1もナイスだった。
でもやっぱり、NEX-5いいなあ。
実機を触ってみたい。
ちょっとヨドバシいってくるかな。

近所に、「公明党の小径」がある。
ほんとにそういう名前なのではないが、ぼくがつけた。
路地の入り口の家の壁に、いつも公明党のポスターが貼ってあるからだ。
名前はあれだが、いい路地だ。
両側の家は庭の緑が濃い。
大きな木もあるし、路地に並ぶ草花も豊富だ。
季節ごとに、いろんな花が溢れる、ちょっと素敵な路地なのだ。
そこの途中に、植物を売っている家がある。
趣味で育てたありふれた植物を家の前に並べ、
ほしい人は勝手に料金を入れて持っていってくれと、
小さな缶が置いてある。
農家の野菜直売所みたいなシステムなのだ。
この間、そこでサボテンを買ってきた。
200円だ。
花のつぼみが膨らんできたな、
と思ってるうちにどんどんそれは大きくなり、

こんな見事な花が咲いた。
サボテン本体よりもデカイ。
いい買い物だった。
これで200円は安いよな。

D関の話だ。
一問目は相性のいい問題で、どんどん答が出せたが、
二問目はなかなかむつかしかった。
ギャグ漫画家大喜利の時にも、
問題の得手不得手がかなり勝敗を左右したが、
今回も同じだ。
それと、やっぱり紙で読む漫画家と舞台で中で見せる芸人のギャグの質の差が大きい。
客のレベルも漫画とは違うし、審査員のセンスも違う。
でも、それは当たり前だ。
それをわかった上での闘いだからな。
目の前の客にうけにくいんなら、うけるネタを考えなくてはいけない。
審査員のセンスがいまいちだったら、
それに合わせたネタを作らなくてはいけない。
でも、そのへん、生の客をいつも前にしてる芸人と
客の反応がすぐにはわからない漫画家との差が出ちゃうな。
すぐにその場の対応ができないんだよな。
前半差を広げられ、後半この場でうけるネタを考えて盛り返したが、
結局負けてしまった。
両者5点持ちでスタートして、
タイムアップの時点でこちらが1点、竹若が2点残していた。

やっぱりライブはむつかしいけど面白いな。
次回があるとしたら、客層と審査員にどう合わせるかだな。
というわけで、楽しい品川よしもとであった。

ゴールデンラジオにいってきた。
大竹まことと会ったのは、どのくらい前だろう、20年ぶりくらいか。
ずっと昔、パンクドラゴンというぼくのキャラアクターのイメージアルバムを作る企画があって、
半分音楽で半分ギャグの、そのギャグのほうに大竹と斎木とふせえりと、
そのへんにやってもらった。
結局、プロデューサーがトラブルで逃げて、
企画も立ち消えになってしまった。
それ以来なんだけど、あのころはよく顔を合わせていた。
大竹は、もう少し大きい印象があったけど、
わりと中背だった。
同じくらいの年のはずだが、ちょっと疲れてたかな。
時間になってスタジオに呼ばれて、
さて大宣伝するぞと思ったんだけど、
沖縄の話を振られたら、ついそっちを熱心に話してしまって、
「ファイアーキング・カフェ」の宣伝がややおろそかになってしまった。
なんてこった!
いったいなにしに浜松町までいったんだ。
本の宣伝させてくれる番組求む。
しっかり本の解説させてくれれば出演料無料でも可。
帰りに、西荻の駅前書店の颯爽堂を覗いたら、一冊もなかった。
いかんなあ。
今野書店には平積みになっていた。

今野書店の方が小さいのに、よくわかってるね。
これからも贔屓しよう。
晩飯は、ぼんしいく。

珍しく大繁盛だった。

鳩山辞任か。
8ヶ月で交替はあまりにも早すぎるが、
あの迷走ぶりでは仕方がない。
リーダーシップのなさと状況判断の誤りで、墓穴を掘ってしまった。
普天間が直接の原因だが、選挙が間近でなかったらもっと引っ張ったかもしれないな。
あとは誰になるんだろう。
菅か岡田か。
谷垣は、政権を投げ出したとかいってたが、
さんざん投げ出してきた自民党にいわれてもな。

文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」出演
6月2日の14時25分〜14時50分
大竹まことに会うのも久し振り
もちろん「ファイアーキング・カフェ」の宣伝をしてくる
最近は、ラジオがなくても
聴取地域内だったらコンピュータ上から聴ける
http://radiko.jp/player/player.html#QRR
毎週出てる大森望情報では、
ポッドキャストはhttp://www.joqr.co.jp/podcast/index.php
「大竹メインデッシュ」から聴けるそうだ

久し振りに、琉球放送のアナウンサー小林真樹子のブログを覗いたら、
3月いっぱいで退職していて驚いた。
新しく始まった個人ブログによれば、
秋頃には、ロンドンに留学するという。
以前、琉球放送でニュースを読んでいた宮城麻里子が辞めた時にも、
沖縄でフリーアナウンサーは無理じゃないのかと驚いたが、
それでも、まあ宮城麻里子はもうベテランだった。
局内でも居場所がむつかしくなる年齢だし、
現場を求めてという動機もあったかもしれない。
でも、小林真樹子はまだ若くて可愛くて、これからだったのに。
TBSも受けてたみたいだし、
放送業界は好きだったみたいだがなあ。
沖縄だけでは狭すぎたか。
まあどんな人生を選んでも、彼女が楽しければ、それでいいんだけどね。
と、かなりローカルな話題でした。
ふたりとも、もうずいぶん会ってないな。
そのうち連絡してみよう。

(続き)
舞台袖にいくと、第一回戦がそろそろ終わるところ。
8人くらいでやってたのが、最後のふたりの一騎打ちになってる。
それが終わって、暗転で舞台セットが変わり、
シングルマッチ用になる。
紹介ビデオが流れる。

ちょっと盛り上がってくる。
呼ばれて舞台に出て、挨拶して席に着く。
いやー、客がいるってのは新鮮だなあ。
講演なんかの時にはこんなに盛り上がらないし、
マンガ夜話の公開ライブとも、また違う客層だしね。
シングル戦は、お題を出されて、スケッチブックに解答を書いて、
どこかにいる審査員が判定する。
第一問。
うん、わりと答えやすい問題だ。
でも、答えてもやや観客の反応が薄い。
若い女の子が多いようにも見えるが、
ちょっと漫画の客層とは違うな。
審査員のセンスともだいぶ合わないようだ。
竹若のなんてことない答で差が開いていく。
あんな答でいいのかとは思うが、それは仕方がない。
審査員とセンスが違うなら、それに合わせていかないと勝負には勝てない。
うーん、でもちょっと抵抗あるなあ。

(続き)
この日のD関無双は、8人くらいが壇上に並んで闘うのと、
ふたりでシングルマッチをやるのとあった。
ぼくはシングルマッチの方だ。
リハーサルで、流れをザッとさらう。
D関はやらせなしのガチだけど、
多少は盛り上がる展開を意識してくれというような話もあった。
まあ興行だからな。
ほかのメンバーがリハーサルやってる間に、レーザーラモンHGと話す。
予想以上にでかかった。
185センチあった。
こりゃレスラーが見劣りするよなあ。
本番が始まった。
控室に戻って、ひとりでいたんだけど、退屈なんで、また日韓戦を見る。
またガリットチュウの大きい方しか見ていない。
W杯盛り上がってないなあ。
日韓戦の展開もパッとしない。
ボールにいかないし、パスも回らないし、
見ててもつまらない。
パク・チソンに開始早々入れられて引かれたら、手も足もでない。
これでどうやって世界と闘うんだ。
岡ちゃんじゃ駄目だろうなあ。
もしひとつでも勝てたら、それは単にその時運がよかったってことだ。
実力ではない。
第一回戦ががそろそろ終わるので、スタッフが舞台袖にきてくれと呼びに来る。
さあいよいよ決戦だ。

牛込神楽坂で、落語会。
宣伝にちょっと協力したんで、ご招待だった。
なかなか豪華なメンバーだったけど、
無料の会だったので、落語を普段聴かない人も多かったようだ。
前座の後、いきなり柳家喬太郎が出てくる。
でも、年齢からいくと当たり前。
喬太郎はすっかり髪が白くなって老けてきたが、実はまだ若い。
「初音の鼓」をそれほどコテコテではなくやって帰る。
面白かった。
瀧川鯉昇は鰻屋だったけど、そうやる気なさそうでもなく力が入るわけでもなく、
ちょっと半端な出来だったな。
柳家さん喬が出て「子別れ」を始める。
この客層でこれをやるかと思ったけど、みんなけっこう真剣に聞き入っていた。
人情話は、案外入りやすいんだな。
中入りの後、木遣り
これがすごくよかった。
年季の入ったいい声だなあ。
柳家紫文の三味線漫談の後、大トリの三遊亭円丈だ。
円丈は、新作派の大スターで、今の落語家たちにも大きな影響を与えた。
でも、俺はどうも合わないんだな。
円丈が実験的なことをやり始めたころ、
俺と似たようなことを考えてるなとは思ったんだけど、
出し方がまるで違った。
今に至るも、どうも違和感がある。
でも、総体として、楽しい会だった。
帰りに神楽坂の紀の膳に寄って、一服して帰った。

D関無双は、結果から先にいえば、負けてしまったー。
残念だったが、まあ姿の見えない誰かの主観による判定だからな。
負けた気はしない。
当日は、品川のよしもとシアターにいったんだけど、
どこから入るのかさっぱりわからない。
出演者用エレベーターというのがあると案内には出てるんだけど、
どこだかわからず、電話してやっと楽屋入り。
いや、楽屋が空いていなくて、しばらく真っ暗の小部屋に入れられる。
会場二階席のVIPルームらしく、
リハーサル中の舞台が見下ろせる。


やっと楽屋が空いたので入る。
当たり前だけど、知り合いがいない。
芸人の知り合いは多少いるが、吉本系は少ない。
楽屋といってもパーティションで区切られただけの部屋なんだけど、
飴が山盛り置いてあるくらいで、飲み物もない。
5時半集合で遅くまでかかるイベントなんだけど、
結局飲み物食べ物なにも出なかった。
さすが吉本だ。
ずーっと控室でひとりでいたんだけど、
このままではテンション下がるばかりなんで、
外に出て、少しずつ話し始める。
吉本の若手の芸人がいっぱいいるが、誰が誰だかよくわからん。
芸人もなかなか大変らしく、
仕事がないとかアルバイトしてるとか、景気の悪い話をしている。
ガリットチュウの大きい方がサッカーの日韓戦見てたんで、
一緒に見ながら話す。
そういえば日韓戦があるのを忘れてた。
なんてヘタレな試合だ。
応援はするが、岡ちゃんはいい加減クビにしろよ。
W杯期間中でもいい。
主催バッファロー吾郎の木村のほうがいたんで、ちょっと話す。
リハーサルが始まるからと呼ばれて、
会場に入る。
けっこう大きい。
キャパ500人くらいか。
第一試合から、ざっと流れを確認。
俺たちは第二試合のスペシャルシングルマッチだ。
うーん、面白そう!
(続く)

さて、今日は品川のよしもとプリンスシアターで「D関無双」だ。
予習もなにもしてないし、ルールもよくわかってないから、
ぶっつけでいくしかない。
漫画とはちょっと違う表現をしないと、たぶんライブでは会場に伝わらない。
そのへんをどうやるかだなあ。
基本的に瞬発力系ではないし普段から人前でやってるわけでもないので、
客に慣れるのに時間がかかりそうだ。
なかなかむつかしいミッションだな。
でも、頑張ってこよう。

今日の「バンキシャ!」は、重いニュースばかりで、
終わったらなんだか疲れてしまった。
口蹄疫に苦しむ畜産農家の人たちは、ほんとに苦しそうだ。
とにかく蔓延するのを抑えて終息するのを待つしかない。
まったく、こんなに壊滅的なことになるとはなあ。

今日は「バンキシャ!」だ。
普天間と口蹄疫はこの時期絶対やるが、
どちらもむつかしい。
ひとことでスパッといえるようなことじゃないしな。
むつかしい問題だけに、リーダーシップが重要だ。
正しい指針を示さなくてはいけないが、
それがどうもなあ。
楽しいニュースばかりになる日がくるといいが、
そしたらニュースショーなんて誰も見ないかな。

池袋の芳林堂コミックプラザにいって、
「ファイアーキング・カフェ」にサインを入れてきた。
実はここには、以前アスキーにいた、ちよちゃんが裏方として在籍している。
もうじき通販が始まるんで、その担当らしい。
久し振りに顔を見るついでに5冊サイン。
ちよちゃんもいつの間にか、もう子持ちなんだよな。
その後で、中野に回り、ZEROで落語。
今日は柳家三三の独演会。
ちょっと時間があったんで、中の駅前の喫茶店に入って本でも読もうと思ったら、
喫煙OKの店らしく、店内が煙でもうもう。
隣の席の女が凄いチェーンスモーカーで、
3本立て続けに吸って4本目に火を点けた時点で、
こりゃもう無理だと思って店を出た。
もう二度といかないが、俺も昔は人に迷惑をかけてたから、
あまり文句もいいたくない。
煙草の煙で頭痛がし始める。
まいったなあ。
独演会の開口一番は、春風亭一之輔。
軽くやっても達者なもので、人気があるのもわかるよな。
でも、蛇含草は、ちょっと雑だったな。
三三が出てきて、ええと、提灯屋か。
その後、短いのをと国定忠治を語った。
ずっと前に誰かがやったのを聞いた記憶があるが、これは落語なのかな。
中入りを挟んで、山崎屋。
わかりにくいオチを説明を枕で振っておいたけど、
やぱりそう大したオチじゃない。
なにか工夫してもいいかもなあ。
会場は500人満員。
三三は人気がある。
若手ではずば抜けてうまいんだけど、
こんな早くからこっちに向かってていいのかという気もちょっとする。
でも、面白いんだけどね。


「ファイアーキング・カフェ」が発売になって、
全国のあちこちから、見つけたとか買ったとか読んだとか、
いろいろ情報が上がってくる。
何軒書店を回っても、まだ見つけられないという声もある。
村上春樹みたいに部数を刷ってるわけではないからな。
全国に撒くにも限界がある。
売れそうなところ優先になるのは、やっぱり仕方ない。
待っててくれれば、徐々に行き渡ると思う。
できれば書店で手にとってほしいけど、
買えない人は、アマゾンでもいい。
とにかく一度手にとって、できれば読んでほしい。
きっと面白いと思う。

昨日は、ラジオ日本に出かけて、
「ファイアーキング・カフェ」の話をしっかりとしてきた。
最近なぜかTwitter上で、畑中葉子さんと仲がいい。
カナダからの手紙というか後から前からというか、
あの畑中葉子さんだ。
なんだかTwitterって変だよな。
まさか畑中さんと親しくなる日がこようとは。
その畑中さんが喋っているラジオの番組にお邪魔して、
新刊の宣伝をやってきたのだ。
ギャラは出ないが、まあよろしい。
この時期、新刊のタイトルを売ることが大事である。
ほかの番組も、宣伝させるから無料で呼びたいということであれば、
どしどし連絡いただきたい。
午後7時ころから仕事の話や那覇の話なんかも交えつつ、
新しい単行本をよろしく、と声を大にしてアピールしてきたのだった。

生放送が終わって外に出たら、
そこには巨大な東京タワーがあった。

ラジオ日本は、神谷町から赤羽橋にいく途中にあるのだ。
タワーって、東京だよな。
しゅっちゅう見てるのに、見るとちょっと嬉しくなる。
ついでに、熊野神社で新刊が売れますようにとお祈りして帰ってきた。

ゆうべ、テニススクールのコーチの送別会があった。
ちょっと遅れて吉祥寺の居酒屋に入ったら、
最年長66歳のTさんが奧の席でぐったりしていた。
総勢9人で、バラックにビニール張っただけの狭いスペースだ。
どうしたんだと聞いたら、なんだか急に具合が悪くなったらしい。
顔色が真っ白で、汗をぐっしょりかいて意識がほとんどない。、
呼びかけても反応がない。
隣の男の肩に凭れて、全く動かない。
救急車は呼んだのかと聞いたら、
Tさんの向かいにいたSが、今呼んだと携帯を見せる。
酒は、ほとんど飲んでいない。
食べ物は、みんな同じものを食べている。
いったいなにが起きたんだ。
なんかちょっと俺も、といいながら、向かいのSが意識を失った。
顔色が真っ白だ。
どうなってるんだ。
なにか毒物を食べたのか、ガスにしてはこのふたりだけだ。
救急車がきたので、ふたり目が倒れたので一緒に乗せてくれといったが、
ふたりは乗せられないという。
急遽もう一台救急車を呼んだ。
Tさんが、少し話せるようになった。
Sも意識が回復したが、まだ立てない。
救急隊員は状況と、飲み食いした物を細かく聞く。
もう一台救急車がきて、ふたりが乗りこむが、
搬送先が決まらないらしく、
なかなか出発しない。
週末だったし、春の吉祥寺は急性アルコール中毒も多そうだ。
その後も救急隊員は、細かく情報を収集し、
ぼくらの名前を控える。
そのうち、警察の鑑識らしき人が何人かくる。
もうじき警察本体もきて、もう一度詳しくは話すことになるらしい。
やっと救急車は病院を見つけ、違う方向に走り去る。
違う病院にいくようだ。
救急隊員の話では、食中毒ではなさそうだ。
一酸化炭素中毒の可能性もあるというが、
気密性のかなり悪いスペースで、ふたりだけというのも不思議だ。
なんだか謎の多い事件だった。
結局、ふたりは無事回復し、家に戻った。
普通に動けるようになっているらしい。
原因は、まだわからないようだ。
でも、あの店にはもういきたくないなあ。

NHKのBS2でやっている「MAGネット」に出る。
16日の日曜、夜中の11時50分から。
再放送は、BS-hiで、21日の深夜24時20分からと、26日の夕方午後5時からの二回。
ペナルティのヒデと、もうひとり山本さんって上智の先生と3人で、サッカー漫画の話。
主に「ジャイアントキリング」キャプテン翼」について話したよ。
「ジャイキリ」は、演出のうまさについて話したんだけど、
うまく伝わるかどうか。

関西の人なら知っているが、「ダイナマイト関西」というイベントがある。

女子プロレスラーのレスラーの名前ではない。
バッファロー吾郎の木村が始めたお笑いのバトルだ。
このダイナマイト関西は大喜利形式で勝ち抜いていくんだけど、
東京ではまだ知ってる人は少ないが、
関西ではけっこう有名なイベントになっている。
いくつか関連イベントがあるが、
その中の「D関無双」というイベントに出ることになった。
5月24日に、品川プリンスにある、よしもとプリンスシアターで開催される。
ぼくはシングル戦で、バッファロー吾郎竹若と闘うことになった。
開場は19時。
出演者は、こちら
佐田正樹(バッドボーイズ)
福島善成(ガリットチュウ)
熊谷岳大(ガリットチュウ)
レイザーラモンHG
阿部智則(POISON GIRL BAND)
池谷賢二(犬の心)
ピクニック
田所仁(ライス)
関町知弘(ライス)
児玉智洋(ジューシーズ)
松橋周太呂(ジューシーズ)
阿部磨有香(少年少女)
坂口真弓(少年少女)
長田庄平(チョコレートプラネット)
松尾アンダーグラウンド(チョコレートプラネット)
菅良太郎(パンサー)
伊福部崇(POARO)
鷲崎健(POARO)
<決定カード>
【特別タッグマッチ】
増谷キートン&椿鬼奴
VS
木村明浩(バッファロー吾郎)&加藤夏希
【特別シングルマッチ】
竹若元博(バッファロー吾郎)
VS
いしかわじゅん

【特別タッグマッチ】
ザ・プラン9(お〜い!久馬・ヤナギブソン)
VS
ザ・ギース(尾関高文・高佐一慈)
芸人のネタと漫画家のそれとは、微妙に違うからなあ。
その辺を修正していかないと勝てないな。
ちょっと頑張ってこよう。

去年、居間にアリが現れたのだ。
それはあっという間に行列になり、
居間を端から端まで縦断していた。
そのままにしてアリ塗れで暮らすわけにもいかないんで、
すまんなあと心で詫びながら、
アリの巣コロリで撃退した。

そして、今年である。
またアリさんはやってきた。
二階の仕事場で、行列を見つけてしまったのだ。
さっそくまた蟻の巣コロリを買ってきたら、
アリもさるもの、二階から消えてしまったのだ。
まあいなくなってくれれば、それはそれでOKだよな、と思っていたら、
今度は居間とか玄関とかに散発的に現れるのだ。
うーんこれは困ったなと、
何カ所かに分散してアリの巣コロリを置いておいたのだ。
さっき風呂に入ったら、風呂の窓枠に置いたそれに、
アリが群がっている。
なかなかヒットしなかったが、ここで当たったのである。
既にその辺で行き倒れになってるアリもいるし、
餌をせっせと担いで運んでいるアリもいる。
ああ、申し訳ないなあ。
アリを殺したいわけじゃないんだけど、
帰ってくれといっても聞いてくれないしなあ。
というわけで、アリ大殺戮は、現在うちの風呂場で繰り広げられてるのだ。

第9地区を見た。

前評判は、けっこうふたつに分かれていたが、
ちょっと楽しみだったのだ。
面白いんじゃないかなという気がしていたのだ。
そして、実際に面白かった。
いや、凄く面白かった。
エイリアンが地球にきて難民になるという設定もよかったけど、
細かい所に気配りのきいた、いい出来の映画だったのだ。
おまけに、かなりハードなスプラッタシーンまであるのに、
案外ユーモアがある。
いやー、いいもの見たなあ。
今年は
息もできないと並んで、

今のところこの二本がトップだ。
それにしても、あのCGはどうなってるんだ。
もうどっからどこまでがCGなのか、さっぱりわからない。
既に、CGを使いましたと誇る演出の時代は終わり、
まるで実写のように見えるCGの時代だ。
ウェストが10センチくらいしかないエイリアンが、
人間と山ほど絡むんだけど、
あれはいったいどうやって撮ってるんだ。
なんだか凄い時代になったなあ。

浅草の亀十という店がある。
和菓子屋なんだけど、ここはどら焼きが有名だ。
有名店に美味いものなしというが、ここのどら焼きは美味い。
ふかふかの皮に、美味しい黒あん。
大判焼きは、豊田市の文ちゃん焼きがベストだけど、
どら焼きは亀十かな。
やっぱり日本人はアンコだよな。

Twitterで、小室みつ子がUSTをやってるのを告知していた。
ライブをやってるわけではなく、
自分ちのガレージで野良猫が子供を産んでしまったので、
里親を募集するために子猫の様子を24時間配信してるのだ。
ところが、夜中にカメラが切れたので様子を見にガレージに入ったら、
シャッター開閉用の電池が切れたらしく、外に出られなくなってしまったのだ。
http://ustre.am/gdvd
期せずして、USTは閉じこめられた小室みつ子の実況になってしまったのだ。
中継用のコンピュータはあるので、
みんな心配して、TwitterでもUST画面上でも呼びかけているのだが、
どこか半笑いになってしまうのは仕方ない。
まあ腹が減ったら親猫におっぱい貰えるし、
トイレは猫砂があるし、
2,3日くらいならなんとかなるだろう。
というわけで、午前5時半時点で未だ救出はされていないが、
そろそろ風呂でも入ってくるかな。

その後、浅倉大介が車で電池を届けに来て、無事にシャッターは開いた。
うちのHPに顛末を書いておいたからと小室みつ子に伝えたら、泣いていた。

連休は、いろんなことがあった。
2日は新宿のサザンシアターに、
三三と吉弥のふたり会を聞きにいった。
切符を取ってくれたのは、例によって二丁目のみっちゃんだ。
朝まで店をやって、そのまま新宿のプレイガイドに並ぶので、
実はネットよりもいい席が確実に取れる。
今回も、3列目だった。
会場前で落ち合ったんだけど、
こちらも例によって、短髪太めのゲイ軍団がずらりと揃っている。
10人くらいで3列目を占領してるんだけど、
俺は絶対、ほかの客にゲイだと思われてるよなあ。
まあ別にいいんだけど。
楽屋にちょっと顔を出して、客席に並ぶ。
軍団、ちょっと迫力あるな。
前座は、二乗。
「阿弥陀池」が案外いいんで驚いた。

この日は、三三と吉弥のふたりが2席やって、その片方がネタ下ろし。
吉弥は「鴻池の犬」、三三は「木乃伊取り」。
鴻池の犬って、いつも半端な話だなあと思う。
人間編と犬編が半分ずつくらいで、特にそういう構成にしなくてはいけない理由もない。
吉弥は、もう一席の「蛇含草」がいい出来だった。
関西では蕎麦ではなくてモチなんだけど、
楽しい話をきちんと話してさすがだった。
三三の木乃伊取りはネタ下ろしとは思えない完成度だったな。
もう一席は「真田小僧」を軽く途中まで。
なかなかいい会だったけど、せっかくふたりいるんだから、
なにか絡みがあってもよかったな。

3日は後楽園ホールで、アイスリボン。
女子プロレスだ。
ベテラン税が幅を利かせている女子プロレス界において、
ここはかなり珍しく、年齢層が低い。
なにせ小学生や中学生がいるのだ。
それも、興行の彩りとしてちょっと出るなんじゃなくて、
中心的な存在として出ている。
メインイベントは、さくらえみと中学一年生だったかの女の子だ。
全体にクラブ活動を見てるみたいで、
活気があってはつらつとしてて気持ちがいい。
プロレスのコクはまるでないが、客も入ってるからこれはこれでいいのかな。
子供のレスラー以外もみんな若くて、アイドル系のレスラーが多い。
正直いってもの足りないが、
一生懸命さは買えるかな。

マンガ夜話でなかなかいい仕事をしたうえむらちかが、小説を出した。
ヤヌスという。

ラノベ系だな。

吉祥寺にジャルダンって名前の、変な店ばかり入ってるマンションがある。
そこのひとつ「少女塾」をやっている人形作家の市川こずえさんが、
文化人形の個展をやっている。
文化人形というとチープな印象もあるが、
市川さんの人形は、凄く華やかで、清楚なのに豪華だ。

表情も繊細で、衣装のセンスもいい。

子蓮は、5月の5日までだ。
近所の人はぜひのぞいてみて。
市川さんはリンゴ姫とキンギョ姫。
という本も出していて、
これも夢のある美しい本だ。


名古屋の松坂屋というデパートで、展覧会が行われた。
去年の暮れだったらしい。
展覧会の名前は「まんが農業」という。
作者本人のサイトにある写真を見ると、
大きなショーケースの中に、漫画の単行本や漫画雑誌を束ねたものをたくさん並べ、
それに水を含ませて植物の種を植えているようだ。
こんな風に。
そして、こんな風に
嫌な気持ちにさせられる光景だ。
作者は美術作家を名乗っていて、これをインスタレーションと呼んでいる。
この人は、漫画の本を、ただの土として扱っている。
そこには、漫画と漫画の本に対する文化としてのリスペクトはない。
相手の存在意味を否定したところに自分の作品を成立させようというところが
ぼくには不快だ。
この人にとって漫画の本はただの苗床で、
それ以上の意味はない。
自分で書いているが、あちこちで急いで適当に集めただけで、
これらの本のラインナップに特別の意味はない。
本当にただの土の代用なのだ。
使われているのが漫画だから嫌なのではない。
これが小説でも写真集でも画集でも、きっと嫌な気持ちになっただろうな。

ダ・ヴィンチのインタビュー。
19日に出す小説「ファイアーキング・カフェ」についてだ。
一ページの写真付きカラーページ。
なんとなく適当なTシャツでイン多ビューに答えてたけど、
あとでダ・ヴィンチの当該ページを見てみたら、
みんな思いっきりカッコつけてお洒落して写っている。
いかんいかん。
Y’sでも着てればよかった。

古いつきあいの絵描き、沢田としきが亡くなった。
ずっと以前は漫画も描いていたが、
その後ドローイング系の絵を始めて、
ここんところはずーっとアフリカに興味を持って絵を描いていた。
毎年自分でカレンダーを印刷していたが、
これが楽しみだった。
すごくいい絵だったし、ぼくは大好きだったのだ。
一度単行本のカバーに使いたいと思っていたのだが、
なかなか合うものがなかった。
'96年に、アフリカの音という本で日本絵本賞を受賞しているが、
今でもずっと売れているいい本だ。

沢田くんは、まだ51歳だった。
若いよなあ。
まだまだこれからいい絵をたくさん描けたのに。
急な訃報だったのに、葬儀には友人達が大勢集まった。
沢田妻のせっちゃんとは、沢田くんよりもつきあいが長い。
喪主を務めたのは彼女ではなく、ふたりの娘だ。
父親の影響で、絵を描いたりデザインをやったりしている。
葬儀を仕切ったのは、下北駅前にある下北のジャニス、金子マリの実家だ。
棺には、イラストがたくさん描いてある。
娘ふたりの作かもしれない。
葬儀の日は、いい天気だった。
みんな集まって、みんな泣いたが、
いい葬儀だった。
最後は、友人達の叩くアフリカンドラムの音に送られて棺は斎場に向かった。
沢田くんのことは、みんなずっと覚えていると思う。
彼の絵のことも、覚えている。
彼の描いた絵や作った本が、
この先もずっと大勢の手にとって見られ、読まれますように。

「マイマイ新子と千年の魔法」を、吉祥寺バウスシアターで観てきた。
噂には聞いてたが、圧倒的な風景だなあ。
日本にかつてあった風景だ。
今も、日本のどこかには存在しているだろうが、
それはもうメインストリームではない。
日常の真ん中に、どっしりとこの風景が広がっていたことも、
かつてこの日本にはあったのだ。
穂並みに浮かぶ家、畑を縫って流れる小川、
ぼくも祖母や曾祖母の家の周りに、
50年ほど前に見たことがある。
それが、映画館の画面の中に、今はある。
ありがたいような寂しいような。
物語は、実に丁寧だ。
なにも変わったことがないような田舎の暮らし、
その中に起きる小さな波風を、監督が丁寧に掬っていく。
その波風は、はたから見ていれば小さな波でも、
その家族にとっては、存在を揺るがす大事件だ。
小さな集落の小さな事件。
それが重なって、物語になっていく。
こんな丁寧な仕事はもうできないかもしれないなあ。

NHKBS2の「MAGネット」って番組の収録をやってきた。
漫画とアニメとゲームを取り上げる番組だ。
いろいろわけあって、NHKBSには、
今期、サブカル系の番組があまり見当たらない。
MAGネットは貴重な番組なので、できることは協力しないとね。
大崎にあるフットサル場でロケ。
山本敦久って上智の先生と、ペナルティのヒデと、
3人でサッカー漫画について話した。
今一番面白いサッカー漫画は「ジャイアントキリング」だ。
サッカー漫画というか、個人的には一番楽しみにしている漫画のひとつ。
ぼくは面白さの秘密はなにかという話をしたんだけど、
マンガ夜話みたいな構成ではないので、説明がなかなかむつかしかった。
緊張と緩和をうまく使った構成が優れている。
オンエアは、NHKBS2が、5月16日の夜11時50分から。
再放送が、BS-hi5月22日の午前0時20分からと、5月26日の午後5時から。
しかし、番組冒頭で、3人でパス回しやったんだけど、
何十年ぶりなんだ。

「5.26」
柳家小三治を聞いてきた。
三ノ輪にある、初めての会場。
三ノ輪の駅は初めて降りたなあ。
下町というか、古めの小さい家がぎっしり立ち並んだ一帯。
会場はサンパール荒川。
1200人も入る。
落語家で1200人埋められるのもすごい。
まず燕路が出てきて「たらちね」。
別に文句をいうほどでもないが面白くはない。
小三治は、枕が長い
枕を聞きに来てる人も多いくらい、まあ面白いんだけど。

柳家小さんに小三治という名前を決められた話を枕に、 「禁酒番屋」。
小さんゆずりの酔っ払いのうまさかな。
中入りを挟んで、また小三治。
長い長い枕が始まる。
主に、バンドエイドとうがい薬。
延々とやってるうちに、いきなりマイクがバリバリと音を立てたと思ったら、故障。
音が出なくなってしまった。
いやー、ちょっと珍しい。
ちょっと前に、志らくが大遅刻したけど、あれくらい珍しい。
マイクを取り替えて再開。
枕でよかった。
歌なんかも唄って、落語に入れるのかと思ったけど、
なんとか「野ざらし」途中まで。
小三治はいつもけっこう大きい劇場で聞くけど、
一度小さい小屋でしっとりと聞きたいな。
大勢相手にマイクだと、そりゃやっぱり喋り方も演出も違う。
せいぜい100人くらい相手に、語りかけるのを聞いてみたいもんだ。

いやー、そろそろ山も越えたな。
なぜこんなに締め切りが集中してるのかと思ったら、
ゴールデンウィーク前なんだな。
連休進行というやつだ。
あんまり普段は気にならないんだけど、
たまたまそれにほかの前から受けてた単発仕事や単行本が重なって、
身動きできない状況になっていた。
HPの更新が滞っていたのも、
決してTwitterやってただけが原因ではない。
Twitterは手軽だけどね。
原稿用意しなくてもいいし、データ揃えなくてもいいし、
さっと書ける。
140字は短いけど、短いことだけを書けばいい。
でも、なにかひとことつぶやいて、
それに対する質問がきはじめると面倒臭い。
みんないっせいに似たようなことを聞いてくるし、
それに対する答えとそれに対する再質問と、
それに対する微妙にずれた反論と、
そんなものがばらばらとやてくる。
ズレを訂正してると、さらにずれた質問とやや元に戻った質問とかきはじめて、
またいっそう混乱する。
みんなどうしてるんだろうかね。
それと、毎日フォローしたという通知が100通以上くるけど、
一日終わってみると、フォロワーは100人も増えていない。
つまり、どんどんフォローして、
どんどんリムーブしてるわけだな。
別にいいんだけど、みんな忙しいなあ。
フォロワーも、5ヶ月でもう9300人を越えた。
HPもそうだけど、読者がついてしまうと、つい義務感で書いちゃうんだよな。
原稿料出ないのになあ。
まあ本の宣伝くらいはしとこう。

というわけで、5月の19日に、
なはを舞台にした小説集「ファイアーキング・カフェ」を出す。
デザインは、だいたいこんな感じ。

版元は光文社で、1600円だ。
最近のぼくの本の中では、格段に安い。
厚さは普通だけどね。
那覇と吉祥寺をいったりきたりで暮らし始めて、
もう5年か6年経つ。
那覇は、妙な街だ。
のんびりした田舎だったはずなのに、
いろんなものが絡んで、バランスの悪い街になった。
そこに、本土から人が流れ込む。
みんな、いったいなにを求めてくるのか。
それを那覇の人は、どんな風に見ているのか。
那覇の今を、内側から外部の目で描いた小説は、あまりないと思う。
ちょっと面白いものが書けたと思うので、
発売されたら書店で手に取ってみて。
まだ先だから、時々告知するけどね。

ここ数日は、GIANT KILLINGを読んでいた。
だいたいは読んでたんだけど、単行本で頭から読んだ。

面白いなあ。
週刊でも面白いんだけど、単行本だともっと面白い。
意図的にテンポが作ってあって、
緊張と緩和が交互にやってくる。
デビューの下手なころから見てるけど、
これほどうまくなるとは思わなかった。
サッカー漫画ではもちろんピカイチだけど、
漫画全般でも、今はこれがトップクラスの面白さだな。

今週というか今月は忙しい。
仕事もそれ以外も山積みで、HPの更新してる余裕がない。
昨日の夜東京に戻ってきたんだけど、
結局、今回は那覇にいてもほとんど仕事場に籠もっていて、
散歩する時間もろくになかった。
おまけに、仕事もいろいろ積み残してきて、
単に移動して効率が悪かっただけになってしまった。
来月はちょっと余裕を持ってできると思うんだがなあ。

ゴールデンウィーク合併号用の原稿で、
久し振りに大阪ハムレットを読み返した。

いい話だなあ。
森下裕美が描かなくてはいけなかった物語だ。
すごく引っかかりの多いケンのある絵柄だが、
この絵柄があってこそ、この物語が描けた。
「ボクもしんどいのかなんわ」と泣く少年に、
読んでいるこちらの心もぐっと鷲掴みにされる。
悲しい時に泣く物語は好きではないが、
これは読者を泣かせるための涙ではない。
確か3巻まで出てるが、もうやってないのかな。

昨日は、青島食堂にいった。
ここは、水餃子が旨い。
店はかなり汚いが、
親父ひとりでやってるから、 まあしょうがない。
そしたら、なんと、今日、
15日の「とんねるずのみなさんのおかげでした」に、
この青島食堂が出るらしい。
きっと、きたなシュランだな。
汚いけど美味い店だったら、まさに青島食堂はぴったりだ。
いつもは愛想の悪い親父も、
東京にいる娘と孫が喜ぶよ、とちょっと嬉しそう。
忘れずに見てみよう。

5時半ごろに、太郎が迎えにきて、首里のスタジオに向かう。
タイフーンfmは、ひめゆり通りから安里の交差点を右折して、
龍譚池の近く。
山城まんじゅうが、いつの間にか復活していた。
「小ネタ超特急」は、太郎とえぃみぃがふたりで喋っている。
今日はゲストというよりも、3人目の出演者として参加。
ついでに、来月出す小説集「ファイアーキング・カフェ」の宣伝。
なにせ、那覇が舞台の話だからね。

ああだこうだと喋っていると、あっという間に一時間終わり。
そのまま打ち上げに入る。
うちの近所にパンダ餃子という店があったんだけど、
それがつい先日、店を畳んでしまったのだ。
建物が老朽化したという話だったのだが、
あのくらいの老朽化、那覇じゃ普通なんだがなあ。
それで、店は亡くなってしまったのかというと、そうではなく、
銘苅というところに新店舗ができているのだ。
ただ、けっこう遠い。
タクシーでいかなくてはいけない。
新店舗は、かなり派手だ。

ここはたぶん、以前は歓会門という沖縄そば屋が入っていた。
何年か前にきた記憶がある。
まあ味が一緒ならなんでもいいやと入ってみたら、
入り口に食券の券売機がある。
人件費節約か。
餃子の種類が減っている。
というか、料理の数が激減だ。
定食系ばっかりになってるぞ。
それでもいくつか残っていた餃子と小龍包を中心に注文した。

ふむふむ、味は変わってないな。
壁に貼ってあるメニューを見ると、券売機にないものがある。
中国人らしいカタコト日本語の兄ちゃんに、
あれはどう注文すればいいのかと聞くと、
口頭で注文して現金で払うらしい。
おまけに、定食の料理を単品でも注文できるという。
なんのための券売機なんだ。
まあちょっと勝手が悪いが、店があるだけでもいいや。
またこよう。

今日は曇りだったなあ。
数日は曇りか雨みたいな予報だ。
どうもパッとしないが、まあこの季節はこんなもんだ。
今日は首里のタイフーンfmスタジオで、夜7時から生放送。
太郎とえぃみぃのコンビと一緒に「小ネタ超特急」だ。
時間が合うと出てるが、今日のネタは時間がなくて仕込んでない。
どうなるかなあ。
さて、ではちょっといってくる。
那覇周辺の人はよろしく。
ほかの地方の人は、後でポッドキャストで聞けるんでアップします。

下で告知した通り、プラヌラでちょっと集まった。
適当にきたい人がくるという形にしたんで、
いきますといっててこなかった人も、突然きた人もいたが、
ぽつぽつと出たり入ったり、知り合いもきたり偶然きたやつもいたりして、
全部で何人いたかな。
6人か7人くらいか。
特になにをするわけでもなく、だらだらと長時間喋っていた。
沖縄では、こういうのをゆんたくという。
前日ほとんど寝てなかったので、
落ちそうになって解散。
最後までいた参加者は、こんな人たち。

お疲れ様でした。
またやろう。

那覇は暑い。
羽田を発って日は、特に東京が寒くて、7度しかなかった。
でも、那覇に着いたら27度だった。
日本は案外広いというか長いよなあ。

この間読んだ「マンガ脳の鍛えかた」について書いてるんだけど、

予想外に手こずっている。
そう踏み込んだインタビューじゃないんだけど、
なんといっても数が多い。
これだけ集まると、いろんなものが見えてくる。
それが面白いんだけどね。

那覇にいくたびに、
那覇在住の人が会いたいといってくれるんだけど、
なかなか時間が取れずに、まだ数人程度しか会ってない。
今度は12日から一週間ほどいくんだけど、
その12日の夜に、パラダイス通りにある
プラヌラというカフェにいってるんで、
こられる人は参加して。
もちろん、参加表明はしてほしいけど。
参加する人はメールを下さい。
詳細を教えます。

5月に、久し振りに小説集を出す。
那覇を舞台にした6本の連作だけど、
短編小説集ではなく、
6本が絡み合い連携しあって、一本の長編になるような作りだ。
連作長編かな。
カバーの撮影が終わり、カバーデザインもだいたいは決めた。
ゲラを数日で返して、カウントダウンに入る。
ほんとに小説を出すのは久し振りだなあ。
ギャグ系の小説を、今まで講談社や角川から何冊か出してきたが、
シリアスな物語もずいぶん書いてはいた。
でも、本に纏める程の量がなくて、一冊にしにくかったのだ。
今回は、最初に一本頼まれたら続けられる手応えがあったので、
その後、間を空けてもう5本書いた。
ほかの仕事の傍らなんで、量は書けない。
でもやっと一冊になる。
タイトルは「ファイアーキング・カフェ」だ。
知ってる人は知っているアメリカの器の名前だ。

カバーも、そのカップ&ソーサーにする。
すごくシンプルな表紙だ。
もうちょっとだけ待って。
きっといい本になると思う。

久し振りに晴れていい天気だったんで、
近所の善福寺公園まで花見にいってきた。
ちょっと忙しいので、ほんとに公園をぐるりとひと回りしただけだが、
桜はいいなあ。
日本の春は、やっぱり桜だね。

池の水で冷えた風が渡るんで、ちょっと公園の中は寒い。
でも、天気がいいんで、ベンチでぼーっとしてると、どんどん蓄熱する。
人間もソーラーだなあ。
長持ちしないけど。
草むらに、アヒル発見。

こいつは以前、怪我をして公園に捨てられていたアヒルだ。
公園にいついて、すっかり元気になった。
公園は、だいたい3ブロックに分かれている。
リタイアした世代が集まっているエリア、
学生が宴会を繰り広げているエリア、
自転車に乗った若いママが子連れでたむろするエリア。
比較的すいてて広いので、
人が集まっていても苦にならない。
このへんが、井の頭公園とは違うところだ。
桜の花の色は、よく見ると微妙に何種類かある。
ソメイヨシノ以外もいろいろ植えてあるんだろうな。
その辺の知識がないから名前はわからないが、
違う花なのは見ればわかる。
池で亀がひなたぼっこしていた。

今日は陽射しがあるから、亀も暖まりたいよな。
もういくらなんでも、これで春がくるだろうなあ。
今年はちょっと冬を引っ張りすぎだよ。
公園の突き当たりまでいって、ぐるっと戻って一時間。
いい散歩だった。

渋谷で韓国映画息もできないを、観た。

長かった。
でも、よかった。
ずっと凄い緊張感で、まさに息もできなかった。
話を終息させる気配がないので、
これはふっと放り出して終わるタイプかと思っていたら、
そうでもなかったな。
終盤、子供の幼稚園で学芸会という話になってきたので、
なるほど、あれがああしてああなって終わりだな、と予測したら、
ほんとに、あれがああしてああだったんだけど、
悪くはなかった。
ただ、エピローグは冗漫で要らなかったな。
もっとぶつっと切ってしまえば、どれほどの緊張感だったか。
自分で編集したから、未練が残ったんだろう。
この映画は、ヤン・イクチュンの製作・監督・脚本・編集・そして主演だ。
彼の魅力で全てが統一されている。
初の長編映画とは思えない完成度の高さ。
この映画を観ていて、どこかでこれは観ていると思った。
これはぼくらが経てきた'70年代の漫画だ。
さんざん読んだり描いたりしてきた、'70年代の日本の漫画と匂いが同じだ。
つげ忠男や初期かわぐちかいじや、有名無名の劇画家たち。
芳文社あたりの二流劇画誌でたくさん読んだ漫画。
今なら嶺岸信明なんかに感じる匂いだ。
社会が右肩上がりに規模を膨らませていく中で、
取り残されようとしている人間達と街。
観ている間、ずっと感じていた懐かしさは、それだ。
今年の今のところナンバーワンだ。
韓国映画で、初めて感心した。

佐藤史生さんが亡くなった。
坂田靖子さんが、ブログで書いている。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ysakata/work/spys/100406dosato.htm
ぼくとは何歳も違わない。
まだ描ける年齢なのに、残念だ。
冥福を祈る。

マックはちょっと休止させてるんで、
ウィンドウズのコンピュータの中でも掃除するかと思ったんだけど、
久し振りなんで、開け方を忘れてしまった。
取説もどこかに潜ってしまってるし、
うーん弱ったなあ。
HPのPavilion Vシリーズなんだけど、

簡単にはずせたか面倒だったか、どっちだっけなあ。
一家にコンピュータがいくつもあると、混乱するよな。

結局、ネジを外さないと駄目らしい。
面倒だなあ。

柳家喬太郎は、凄く人気がある。
独演会のチケットも取りにくいし、
ちょっと前に池袋演芸場にトリで出た時には、
舞台下まで人が溢れて大変な騒ぎだった。
料理の出てくる落語について書いた本が出たんだけど、

なかなか面白い。
この間、曙橋の小さなバーで、喬太郎の独演会があった。
知り合いが切符を取ってくれたんで、
ありがたくいってきた。
30人くらい入ればぎゅうぎゅう詰めの小さな店だ。
そこに無理矢理高座を作ってある。
喬太郎はここで毎年一回、もう八年もやってるらしい。
ぼくの席は、正面の前から2列目だった。
だいたい、喬太郎とは1メートルちょっとしか離れていない。
やりにくいだろうし聞きにくいよなあ。
喬太郎は鼻の穴がでかくて、直視しにくいんだよな。
いや、贅沢な空間なんだけどね。
喬太郎はどこからか着物姿でやってきて、話し始めた。
枕が長い。
やっぱりこれだけ人が詰まってると、枕も世間話っぽくなるな。
学校寄席の話なんかをさんざん振って「蒟蒻問答」。
休憩を挟んで、円丈作の新作で、肥達というおわい屋の噺。
かなり尾籠な噺だったんで、
ちょっとこれで帰るわけにはいかないでしょと、もう一席リクエストを募る。
「長屋の花見」と「太鼓腹」が、出て、
長屋の方にしたかと思ったら、途中で若旦那が一八に鍼を打っている。
ミックス落語だった。
大サービスで客も堪能して帰る。
志らくは、喬太郎には江戸の風が吹いていないといってたが、
別に必要ないよ。
志らくの目指す落語には、きっとそれは必要なんだろう。
でも、それは落語全般に必要なものではないよな。

DDTというプロレス団体とは仲がいい。
昨日も、新宿FACEに、高梨と関本の戦いを観に行った。
その前に、エースの高木三四郎が関本と闘ったのを見たんだけど、
その関本が凄まじかったのだ。
パワーファイター同士だったのだが、
ほんとにトラックの正面衝突みたいだった。
でも、今日の高梨は背も小さいし体もない。
ついこの間まで、その他大勢扱いされるレスラーだった。
どうやって闘うんだろうと、興味があったのだ。
セミファイナルは、飯伏と外道。
これがかなり面白くて、
こりゃメインがかすんじゃうかもなと思ったのだ。
でも、そうではなかった。
高梨は、闘った。
粘ったんじゃなく関本と闘ったのだ。

いい闘いをした。
セオリー通り大きい相手は足を攻め、
でもそれだけではなく、正面からも果敢に突っこんでははねのけられた。
そのうち、関本の足が利かなくなってきて、
ほとんど五分の闘いになってきた。
会場は大騒ぎで、高梨を応援する。
ほんとに勝つんじゃないかと思ったが、
最後は関本のパワーに負けた。
もうぼろぼろで、立てないんじゃないかと思ったが、
控室に顔を出したら、ちゃんと自分で歩いて出てきた。
いい試合だった。
だから、次は勝とう。
明日からの高梨が楽しみだ。

少年ジャンプ編集部から、マンガ脳の鍛えかたという本が出た。

今読んでるとこなんだけど、
本宮ひろしゆでたまごを始め、
ジャンプ出身の漫画家が大勢、自分の創作の秘密を語っている。
いやー、こういうの好きなんだよな。
漫画家はもっと自分で発信するべきだよ。
作品以外にもね。

三鷹の駅前にある芸能劇場で、落語会があった。
立川龍志が二席やって、もうひとり恩田えりが出る。
彼女は寄席の下座さんだ。
つまり、舞台袖で出囃子を弾く人だ。
といっても、まだ若い女の子。
三味線を弾いて唄を歌って、
ついでに喋りもなんだか妙な面白さがある。
龍志はいつもの調子できちんと二席。
恩田えりは、楽しく歌いつつ弾きつつ、
自分の寄席での役割を説明する。
太神楽でも伴奏をするといいながら、
小さい傘を出し、小さな鞠にひもをつけたものを、傘の頭につけて、
くるくると回す。
インチキの太神楽だ。
ではこれを誰かに回してもらいましょうといって、
こちらをじっと見る。
ぼくは最前列の端に座っていたのだ。
ではそこのメガネのかたと指名され、
ぼくは舞台の上で傘の上の鞠をくるくると回したのだった。
まったくもう。
終わってから、成蹊大の向かいにあるイル・ラメリーノというイタリアンで打ち上げ。
ここは美味しいんだけど、凄く量が多い。
龍志は、リゾットを生まれて初めて食べたそうだ。
恩田えりは、明日の朝までにコントの台本を書かなくちゃいけないからと、
途中でリタイア。
でも、楽屋で差し入れのおいなりを3ヶも食べたそうだから、
充分にお腹はいっぱいだな。
デザートの丸ごと焼き林檎まで食べて解散。
美味しかったから、また今度いってみよう。

一昨日は花見だった。
天気予報では15度くらいというので、こりゃいい花見日和と思ったら、
あにはからんや激寒で、凍えながらの花見だった。
五日市街道を上って、善福寺川とクロスするあたり。
いい花見ポイントがある。
ここにみんなで集まったのだ。
家からは、自転車で25分。
ちょっと寒いけど、まあせっせとペダルを漕いでれば暖かくなる。
ちょっと遅くなったから、善福寺川沿いの小山の上で、
もう既に宴会は始まっていたが、
寒いんでもうひとつ景気がよくない。
肩を寄せ合って、持ち寄ってご飯を食べつつ飲むという、
まあ花見ではありがちな風景だ。
花見って、例年案外寒いんだよな。
桜の花は、まだ半分も咲いていないが、
木によっては満開の物もある。
この小山の脇の木は、既に満開に咲き誇ってるのだが、
寒い曇り空なので、もうひとつ華やかさに欠ける。

日が当たった明るい日には、桜の花が映えるんだがなあ。
吉田戦車の妻というか、伊藤りさっちが、子供を抱えてきていた。
子供は、初めて見た。
髪がふさふさで、お腹の中にいるころから、
羊水になびいてるのが 見えてたそうだ。
まだほんとに小さくて、母親の庇護下でしか生きられない。
人間の子供は大変だよな。
大林宣彦監督の娘の千茱萸さんとか豊田有恒さんの奥さんのチャコさんとか、
イラストレーターのvallさんとか、
料理自慢が持ち寄った料理が素晴らしい。
ぱーっと賑やかにというわけにはいかなかったが、
とりあえず春のノルマはひとつこなしたな。

忘れてた。
読売新聞で、30日の夕刊から4回連載始めたんだ。
毎週火曜の夕刊。
この前やったものとは違うネタ。
「マンガの流儀」
世間のルールとはちょっと違う漫画界のルールについてのコラムだ。
家で取ってる人は、ちょっと探してみて。

BSフジのプライムニュースで、
例の東京都「非実在青少年」規制問題を長時間取り上げていた。
反対側は、里中満智子さんと藤本由香里さん。
賛成側は、東京都副知事の猪瀬直樹がきていた。
猪瀬は、これは表現の自由問題ではなくゾーニングの問題だと、
論議の対象を矮小化しようとしていた。
小学生とセックスするような酷い漫画が書店ですぐに買えるので、
それをなんとかしようという意図のものだと、
最初から最後まで失笑と共にいい続けていた。
ああ、もう猪瀬は、表現者ではなく官吏になってしまったんだな。
ゾーニングは、既になされている。
それが不徹底だというのなら、
それを修正すればいいことで、
条例を新たに作って、
18歳以下に見えるキャラが性行為をしていたら駄目という
誰が決めるんだかわからない曖昧な基準を作って
取り締まる必要はない。
それは、権力を持っている側がその取り締まりを容易にするため、
大きい網をかけようとしているだけだ。
猪瀬は、文学はいい、という表現をしていた。
それはたぶん文字の表現ならいいという意味ではなく、
芸術ならいいがただのエロは駄目だというようなことだろう。
芸術は、無駄に見えるあぶくの中からこそ産まれてくるものだ。
猪瀬は、石原に飼われているうちに、
それすらもわからなくなってしまったのか。
かつては、自分も表現者の一隅を占めていたのに。
非実在青少年規制は、まだ生きている。
油断はできない。
プライムニュースは、比較的好意的に扱ってくれたが、
こういう媒体がもっと増えてほしいもんだな。

それはそれとして、
今夜の恵比寿マスカッツ卒業はけっこうでした。
ニュースとプロレス以外で、マスカッツは唯一見てるテレビ番組かも。

お江戸日本橋亭という小さい小屋がある。
小さい小屋というのはほんとに小屋なわけではなく、
少人数用の興行スペースだ。
ここで柳家喬太郎のミニ落語会があった。
落語CDを買うと入場券が当たるんだけど、
ペアで招待されるんで、
落語好きから権利をわけてもらって参加。
ミニというくらいで、落語一席と、トークだ。
まずは喬太郎が出てきて「百川」。
枕で、あまりやらないやつをといっただけあって、
気になるところもいくつかあったが、
それを補ってしまう喬太郎の面白さがある。
今が面白いなあ。
10年経てば10年経ったで違う面白さはあるんだろうが、
今の面白さはこたえられない。
終わってから、司会者が出てきて、ふたりでトーク。
司会者というのは、落語CDを作ってるプロデューサーだ。
いろんな落語会で顔を合わせる。
しばらく話してそれから質疑応答なんだけど、
誰も質問の手を挙げない。
仕方ないから呼び水になろうと手を挙げる。
喬太郎は学生時代落研で落語をやってたんだけど、
卒業してサラリーマンをしばらくやってから落語家になった。
それはなぜか。
そりゃやっぱり、やらずにはいられなかったんだよな。
当たり前のことだ。
その後、質問がいくつか出て、
サラリーマン時代の話なんかもあり、
その後、今の寒空はだかたちとやっていた新作の会の話もあり、
楽しく会は終わった。
今日は夢枕獏夫妻その他、
いろいろ知り合いもきていて、
ちょっと楽屋に顔を出す。
喬太郎に、気がついてましたといわれたが、
手を挙げれば気がつくな
今日の会は、喬太郎を聴きに来た客がほとんどで、
完全ホームだった。
かといって、マニアックというほどでもない。
こういうのも和気藹々としてていいな。

夜中に女子フィギュアを見ていた。
昨日のSPに続いて、今日はフリーだ。
真央ちゃんは、結局逆転でトップに立ち、金メダルだった。
そして、キム・ヨナは、二位だった。
まあそれはいいのだ。
真央ちゃんは、よく頑張った。
でも、なんだか納得できないものが残る。
今日のフリーで、真央ちゃんは回転不足がひとつあったらしいが、
あとはノーミスに近かったと思う。
フリーの得点は、129.50だ。
キム・ヨナは、ジャンプを一回転倒し、一回飛べなかった。
これはもう駄目だなと思ったら、
得点は、130.49だった。
二度も失敗しても、真央ちゃんよりも高い得点なのだ。
いったい、フィギュアの採点ってどうなってるんだ。
いや、大まかなところは知っている。
今回の採点も、現在の採点法に照らして、理屈は通ってるのかもしれない。
でも、素直に見て、大きな失敗二度もして、
最高得点が出せるって、どうもおかしいよな。
それって、競技として正しいんだろうか。
腑に落ちないところの多い、今年のフィギュアだった。

ゆうべは調布で、オフ会があった。
比較的若い漫画家が集まるオフ会なんだけど、
誘われたんで、ちょっと顔を出してみた。
少女漫画家のよしまさこさんがいくというんで、
まあ会場で独りぼっちにはならずに済む。
会場は、ひし美ゆり子さんの店らしい。
ウルトラセブンアンヌ隊員だ。

いってみたらもうなんだか凄い人で、立錐の余地もない。
初対面の人ばっかりなんで、
手近なところだけ挨拶して、
適当なところで切り上げてよしさんと駅前の喫茶店で四方山話。
あんまり人が多いと、人疲れしちゃうよな。
スタッフのみなさんお疲れさま。

晩飯はどうしようかなと思って、行けそうな所を考えた。
ここんところは、西荻のぼんしいくにいくことが多いんだけど、
外を見たらかすかに雨が降っている。
うーん、ぼんしいく雨の中をいくには、ちょっと遠いなあ。
それで、近所のカフェ、コポ・ド・ジーアにいくことにしたのだ。
ここは、以前は一日中やってたんで、
昼飯食べにいったりコーヒー飲みにいったりしてたんだけど、
最近は午後3時からになってしまって、
ちょっといく回数が減った。
でも、近くて美味しい御飯が食べられるんで、こういう時には便利。
あんまりご飯の種類はないから、
軽く食べる時に向いている。
今日は、桜御前だったか、そんな名前のご飯にした。
あとは、パスタと、ブラジル風の鶏のストロガノフ。
新じゃがも新キャベツも美味しかった。
近所にいい店があると便利だね。

夜中にustで女子フィギュアを見てて驚いた。
ここで長洲が出てくるとは。
まさかの一位だ。
浅田真央ちゃんの二位もビックリだけど、
一番驚いたのは、キム・ヨナだ。
詳しくは朝刊参照だけど、
オリンピックで、ほんとに達成感を得てしまったんだなあ。
あのキム・ヨナにして、
モチベーションを維持するってのは、むつかしいことなんだ。

日生劇場にいってきた。
かなり久し振りだ。
客席に入ったら、壁の肌が、特徴のある古木のような不思議な質感。
ああそうそう、こんなだった。
前にきたのは、なんだっけなあ。
ロビーには、越路吹雪なんかの歴代ステージの写真。
歴史があるね。
さて、今日の演し物は、歌舞伎だ。
それも、BL歌舞伎と銘打っている。
まあ歌舞伎はBLとかいわなくても、衆道ネタはいかにもありそうだよな。
正式タイトルは、「染模様恩愛御書」。
市川染五郎片岡愛之助が主演だ。
当然、このふたりが男色のカップルを演じるわけだ。
客入りは、うーん、もうひとつかな。
後ろとか3階席がだいぶ空いている。
幕が開くと、ちょっとびっくり。
わりと簡素なセット。
現代劇みたいだ。
今回はけっこうカジュアルな歌舞伎で、
会話も現代語みたい。
おまけに、つまらないギャグが多い。
ドルチェ&ガッバーナとかイナバウワーとか、
変な言葉がやたら出てくる。
染五郎と愛之助のロマンスも、コメディ仕立てで演じられて、
初めてのセックスシーンは、シルエットでコントみたい。
客席はちょっと困りつつくすくす笑っているが、
正直、笑っていいものかどうなのか、ちょっと苦しむ。
つまり、ギャグの質があまりにもベタで、
意図してやってるのかどうかが微妙なんだよな。
その他の部分は、きちんとやってるんだけど。
2時間くらいで休憩が入る。
ロビーでコーヒーを飲んでたら、
隣の席のオヤジが、俺は男同士の話なんか興味ないとごねていた。
女房は、スーパー歌舞伎よりも情緒があるじゃない、と
変な説得の仕方をしてた。
さて後半。
物語は一気に佳境。
大スペクタクルもあり、感動のエピソードで悲しい大団円。
でも、カーテンコールで、出てきた染五郎と愛之助は、
手をつないで、見つめ合い、
やっぱりコメディっぽい。
大阪での初演では、もっとギャグ満載だったらしい。
染五郎のはらわたを引っ張り出して、
「かん・じん・ちょう!」と笑いを取ってたそうだ。
つまりまあ、そういうテイストを狙ってはいたんだな。

フリースタイルという雑誌がある。

今月号はそこで、日本の漫画全集を作るという企画をやっている。
日本や世界の文学全集はかつてどこの家庭にもあったが、
最近はあまり見かけなくなっている。
では漫画はどうかというと、かつて少しはあったのだが、
近年はまったく見られない。
各出版社間の権利関係とかもむつかしいのだが、
それは考えないことにして、
実際に日本漫画全集を作ったら、どんなラインナップになるのかを、
呉智英、村上知彦、いしかわじゅんの3人が、
時間を掛けて本気で考えてみたのだ。
ほぼ戦後から始まって、70年代あたりで力尽きて次号回しになったが、
なかなか面白い企画だったと思う。
ちょっと書店で手にとってみて。
今回は、写真も満載だ。

小さいビデオカメラで、画質のいいのがほしいなあと思ってたのだ。
ずっと使ってたのは、パナソニックなんだけど、
これがけっこう綺麗な絵が撮れてたのだ。
ところが50インチのプラズマにつないでみたら、
びっくりするほど画像が荒い。
うーん、ハイビジョンかフルか、どっちかを買わなくちゃ駄目か。
本格的なビデオはそう必要ないんで、
手軽なのがいいな。
そしてうちにやってきたのは、これだ。

SANYOのデジタルムービーカメラ、ザクティDMX-CS1
小さくて軽くて薄い。
携帯電話くらい。
うーん、これでフルハイビジョンが撮れるのか。

凄い時代になったなあ。
充電して、さて散歩がてら、春めいた景色でも撮ってくるかなと思ったら、
SDカードが別売だった……。
入れといてくれよお。
まあSDカード大きいのはけっこう高いからな。
値段を下げるためには仕方ないか。
ちょとネットで安いとこを探そう。
どこが安いのかな。

昨日は、NHKBS2で、「マンガノゲンバ」をやってたらしい。
そしてそれは、吉祥寺の漫画家特集だったらしい。
吉祥寺には漫画家が山ほど住んでるからな。
見た人の話では、この近所の漫画家がぞろぞろ出てきたという。
でも……、ぼくには声がかかっていないのだ。
吉祥寺在住なのに。
というか、吉祥寺に住み始めたのは、ぼくがほとんど最初といってもいいくらいなのに。
ついに、NHKにまで、俺はゲンバの人ではないと認識されてしまったのかー!
文章ばっかり書いてないで、今年はもう少し漫画描かないとなあ。

「バンキシャ」終了。
今日も、スタジオ時間は短かったー。
ここんところ多少は長くなってるかと思ったのに、また元の木阿弥だ。
コメンテーター置くんなら、もう少しなにか話させればいいのになあ。
しかし、今日も河上さんは自分勝手だった。
スタジオの持ち時間全部ひとりで使い切ってしまって、
俺の話す時間なしだ。
CMに入って、ちょっとひとこといっておこうとしたら、
福澤くんがサッとこちらを向いて、
両手を合わせて
申し訳なさそうに頭を下げたんで、なにもいえなくなってしまった。
別に福澤くんが悪いわけじゃないんだがな。
今日のネタは、クロマグロ国松長官狙撃事件だ。
クロマグロは、ワシントン条約なんて筋違いの網を掛けようとするのがそもそも無理だ。
まるで児童ポルノに出ている被害者たちを救うためと称して
二次元表現物にまで網を掛けようとする東京都の条例みたいなものだ、
というような話までは時間がなくてできない。
スタジオ時間がもっとあればなあ。
国松長官については、結局コメントできず。
時効まですぐだけど、解決はむつかしいだろうなあ。
警察トップが部下の目の前で狙撃されて、犯人を捕まえられないなんて、
警察の威信もなにもあったもんじゃないな。
帰りの車で、どうも体調が悪かった。
バンキシャの帰りって、どうも体調がもうひとつになるんだよな。
あのスタジオになにかいるかも……。
でも、新しいスタジオで、特に因縁もないはずなんだがな。

忘れてたが、今日はこの後、日テレで「真相報道バンキシャ!」だ。
夕方6時から。
クロマグロと国松長官ネタなんだけど、
ちょっと俺の関わる部分で変更があって、うーん、時間がないなあ。
早くなにか考えないと……。
しかし、怜ちゃんがいないバンキシャは、なんとなくイメージが違う。
まあ主に、漫画を描いても不思議なリアクションがない、
というあたりなんだけどね。
玲ちゃんは、どういう育ちかたをしたんだろうな。
不思議な子だった。

ミミがうちにやってきたころ、
正ちゃんは7歳かな。
正ちゃんはまだちょっと人間ができてなかったので、
余所ものが自分のテリトリーに侵入してきて、
はたして仲良くしてくれるかなあと心配していたのだ。
しばらくは、警戒していた。
ミミがそばにくると、シャーッと威嚇して追い払っていた。
でも、1週間もすると、もう慣れてきて、
2週間経ったらもう気にしなくなっていた。
とはいっても、
ミミはすぐ正ちゃんに懐いたけど、
正ちゃんはどこかよそよそしかった。
ただ、危害を加える相手ではないと認識したので、
ミミが自分のテリトリーに入ることを許してやってるといった、
なんというか仕方なく加減が、行動からも見て取れたのだ。
それが、いつの間にか、仲良くなった。
昔からずっと一緒に暮らしてるみたいに、
冬にはぴったりとくっついて、
最近は暖かくなってきたけど、
まあ同じ場所に違和感なく一緒に寝ている。
特に、ミミが正ちゃんを大好きで、
正ちゃんにいつもちょっかい出している。
正ちゃんも、それを煩がりつつ、
もう自分の生活に当然居るものとして認めている。
ミミを貰ってきてよかったなあ。
二匹が一緒にいるところを見ると、
ちょっと胸がキュンとなる。
こんな、正ちゃんの尻にミミが頭を突っ込んでるところでもね。


今年のマンガ大賞は、
ヤマザキマリの「テルマエ・ロマエ」だった。
というニュースを夕方読んで、
悔しいー!と思ったのだ。
今週締め切りの週刊文春に、テルマエ・ロマエを取り上げた所だったのだ。

文春が出るのは来週だし、
どう見てもマンガ大賞の発表を見て書いたって感じだよな。
そうじゃないのになー。
まったく、ドンピシャのタイミングだったなあ。
発表が今日だってことすら知らなかったのに。
ぐっすん。

お土産に、浜松名産「うなぎパイ」を貰った。

お馴染みの、「夜のお菓子」だ。
まあ鰻で夜とくれば、どう考えたってあっちのほうなんだけど、
うなぎパイを生産している春華堂のサイトを見てみると、
『一家だんらんのひとときをうなぎパイで過ごしてほしい』という願いを込めてネーミングした
などと寝惚けたことが書いてある。
あまつさえ「勝手な憶測が一人歩きした」とまで書いてあるではないか。
そんなはずがないことは、姉妹品を見ればわかる。
「うなぎパイV.S.O.P.」のキャッチフレーズは、
「真夜中のお菓子」である。
堂々と、「精力増強」と書けばいいのに。
このへん、ちょっと姑息である。
まあいいけどね、ぽりぽり。

2時にインタビューがくるんだけど、撮影もあるんだよな。
仕事場の惨状を赤裸々に写されるのもちょっと罰ゲームっぽいが、
もう今からではどうしようもない。
やっぱり、ありのままを見て貰うのが一番いいよな。
そうそう、そういうことだよ。

高木三四郎がエースを務める
DDTというプロレス団体を後楽園で見た。
いやもう何度も見てるんだけど。
今回は、新日のヒールのエース真壁が、
DDTの時代のエースHARASHIMAと闘う。
真壁はHARASHIMAの、学生時代の先輩だ。
HARASHIMAって、どうもいい試合見た記憶がないんだよな。
今回も、なかなかスイングしてこない。
テンポが途切れる。

真壁とスピードが違うからなんだけど、
それはわかってることだからなあ。
頑張ったのはわかるんだけど、
もうひとつだった。
その点、やっぱり、高木三四郎は偉い。
大日本のエース、関本大介と凄い闘いをやった。
共にパワーファイターなんだけど、
関本はまだ29歳、三四郎は40歳。
その差は大きい。
というよりも、三四郎が年輪でやるプロレスに逃げずに、
差の目立つ真っ向勝負を選んだということだ。
もうなんというか不細工な、
ガツンガツンとぶつかるプロレスだった。
さすがの三四郎もパワーでは分が悪く、
何度もコーナーから飛ぶという荒技に走っていた。

結局、三四郎の負けだったんだけど、
気持ちのいいプロレスだった。
終わってから控室に顔を出したら、
三四郎は、いやー自動車事故みたいでしたと、
焦点の合わない視線で話していた。
かなりきつい闘いだったわけだ。
レスラーはダメージがあるから1ヶ月休みという闘い方ではない。
また明日もいつものように闘うわけだ。
ご苦労さん。
三四郎の闘いは、ちゃんと見たよ。


可愛いキャラの
「リサとガスパール&ペネロペ展」
が、来週から始まる。

松屋銀座か。
リサとガスパールの原画が見られるなら、ちょっといきたいな。


新宿の旧コマの向かいに、DDTというプロレス団体が
エビスコ酒場という居酒屋をやっている。

一度顔出そうと思ってたんだけど、
ゆうべたまたま編集と新宿で飯食ったんで、
ついでに寄ってみることにした。
エースの高木三四郎の司会で、
さくらえみと極太あややこと高橋奈苗がトークショーをやってたのだが、
着いたらもうとっくに終わって三四郎もいなかった。
店のドアを明けたら、そこにいる客全員がサーッとこちらを見て、一瞬空気が止まった。
みんなぼくの顔を知っている。
どんだけ濃い客ばっかりなんだ。
あややもさくらえみもTwitterをやってるんで、フォローし合うことにして、
ビール一本飲んで店を出た。
ほんとは大盛りの料理が売りなんだけど、
食後じゃちょっと堪能できなかった。
またいってみよう。

漫画の旧作を、携帯配信することにした。
あの小さい画面で漫画を読むのもどうかと思うんだけど、
けっこうみんな平気なんだよなー。
ではまあやってみるかと、NTTで試してみることにした。
夏前には始まるんじゃないかと思う。
海外も包括契約にするんで、海の向こうにもいくんだけど、
ギャグはむつかしいかもな。

今日は新宿にいってきた。
サザンシアターで、高田笑学校を見てきたのだ。
放送作家の高田文夫さんが主催する、お笑いの会だ。
ロビーで、WiLL編集長の花田紀凱さんと担当にばったり会った。
WiLLはぼくも連載している右翼雑誌だ。
ぼく以外は、右側の人が多いが、面白い雑誌だ。
花田さんは、元週刊文春の編集長で、つきあいは長い。
現週刊文春の編集者の目崎くんと、初対面の秦野邦彦くんと席に着く。
秦野くんは、文筆業者だ。
まず浅草キッドのふたりと松村邦洋が出てきて、前説。
雑談は面白い。
トップバッターは、ガンビーノ小林。
ビートたけしの付き人を11年だかやったという若手だ。
元はかなり悪かったというのを強調するが、そういうのはいっぱいいるからな。
たけしの話だけでやるつもりらしいが、芸になってないので退屈。
すぐ寝てしまった。
続いて、松村。
ひとつひとつのネタは面白いが、2分のネタばかりだ。
それを続けていくのだが、構成する力がなく、退屈。
また寝てしまう。
その後がヤホーで調べてるナイツだったかな。

M-1グランプリで一回戦負けしなかったらやっていたはずのネタ。
20分きっちりやる。
さすがにうまい。
ネタも面白いし話芸もある。
構成がうまくて、客を飽きさせない。
テンポがよくてほれぼれする。
うーん、乗ってるなあ。
その次がマジックのナポレオンズか。
いつものペースで、のらりくらりと面白い。
キャリアだなあ。
でも、最後の首ぐるぐるはあまり回ってなかった。
中入りの後、浅草キッドのふたり。
うーん。
力が入っているのはわかる。
どういうことをやろうとしているのかもわかる。
でも、できていない。
ばたばたしてるだけでテンポが悪く、ネタも面白くない。
過激なことをやろうとしているが、露悪的で悪趣味なだけだ。
そのへんの、見極めができていない。
結局、舞台をどれだけ日常で踏んでいるかの差が出る会だった。
ナイツは、客前で日々演じている。
ナポレオンズもそうだろう。
でも、浅草キッドは、やっていない。
腕がすっかり落ちているのだ。
ふたりが客を意識したことがどれだけあったかな。
たぶん、自分たちのネタのことしか考えていなかったと思う。
ナイツは、時間通りにネタをきっちりとやって、
なおかつ客の反応を見ながら自在にペースを作っていた。
そのへんに、決定的な差がある。
浅草キッドは、トリの器ではなかったな。
テレビだけでなく客に見せるものをこれからもやりたいのなら、精進しなくちゃな。
最後に、高田さんを交えて舞台上でみんなで雑談。
こういうテレビ的なものは、浅草キッドはうまいんだよな。
終わってから楽屋に顔を出し、博士と玉ちゃんの楽屋を覗いた。
今日みんなが話した危ないネタを書かないでくださいねといわれるが、
あんまりそういうものに興味はない。
高田さんにも挨拶して帰る。
今日は、ナイツの日だったな。

今度の本は、久し振りの小説集だ。
「ファイアーキング・カフェ」という。
光文社から、5月ころには出る予定だ。
いや、もう原稿は入ってるんで、きっと出ると思う。
那覇を舞台にした連作集。
那覇というのはどういう人を抱えたどんな街なのかを描いている。
売れるといいなあ。