【過去33】


さて、また久し振りに那覇支店にこもってくる。
今回は成果が報告できると思うんだがな。
というか、今までだっていろいろやってはいるんだけど、
もうひとつ形になってこなかった。
今度こそということだ。
那覇は、少し前まで凄く寒かったといってたが、ここんとこはやけに暖かいそうだ。
どっちなんだ。
どうもこの時期の沖縄は、なにを着てけばいいのか迷うんだよな。
久し振りに自転車で走ってこよう。
いい天気だといいな。

「約束の地・スノウ外伝」の原稿チェックを朝までやって、
9時半ごろやっとベッドに潜りこんだ。
見開きが2カ所なくなっている。
白泉社から返ってきている封筒には、原稿の返却伝票が入っていて、
それには全ページ返却したようになってはいるが、実際には入っていなかった。
こうなると、もうお手上げだ。
なにせ20年も前に出した本なので、担当者の責任を追及しようにも、なまえもわからない。
伝票には返却年月日、担当編集者印、編集長印、著者受領印の欄があるが、
すべて空欄のままだ。
チェックなしで戻ってきているので、白泉社のシステムがいい加減なのだが、
受け取ったこちらがチェックしていないのにも責任がある。
諦めるしかないな。
早川書房の担当者Aに、チェックを終えたことと原稿が一部ないことをメールで送り、
やれやれとベッドで目を閉じ、眠ったと思ったら電話で起こされた。
目を開けようとしても開けられない。
誰だか知らないが電話が来るくらいだから、もう昼ごろにはなってるだろうに、
なぜこんなに頭がハッキリしないんだと思いつつ必死で受話器を取り上げたら、
担当者Aからだった。
何時なんだろうと時計を見たら、9時33分だった。
起きられないわけだ。
AはSFマガジンの編集長までやった男だが、
早川書房で書いてる作家やイラストレーターは、全員ずいぶん早起きなんだな。
編集者からこれほど早い時間に電話がきたのは、生まれて初めてだ。
もちろん、腹を立てて電話を切った。
Aはメールで、メールが来たので起きてると思ったといいわけしていたが、
だったらメールで返せよ。
まったくもう。

「ドラリオン」にいってきた。
シルク・ド・ソレイユだ。
テントのロビーにいたら、観客がキャーと声を上げるんでなにかと思ったら、
キャイーンの天野が入ってくるところだった。
天野が観客に、鷹揚に手を振っている。
人気があるってのは凄いことだなあ。
小さくて太ってて、顔もどちらかといえば不細工な天野も、
人気があると、若い女の子が歓声を上げる。
天野が酒屋の店員だったら見向きもされないだろう。
失礼だが、なんだかちょっと不思議だった。
会場に入ったら、すぐそばの席に鈴木慶一がいた。
なんかシルクを見るような印象がなかったんで意外。
ちょっと声をかけてたら、もう始まりだ。
今回はアジア色が強い。
出演者も中国人が凄く多い。

雑伎団系のパフォーマンスが多いからだな。
相変わらず衣装も装置も音楽も、どれを取ってもずば抜けている。
特に生歌と生演奏は、場の情景を臨機応変に盛り上げて素晴らしい。
これに勝てるものは、なかなかないなあ。
マッスルミュージカルもコンボイも見たけど、
演出もアイデアも衣装もデザインもパフォーマーも、シルクの足もとにも及ばなかった。
やっぱり、かけてる金と時間が違うんだよな、残念だが。
今回は見慣れた黄色人種の顔が多いんで、ゴージャス感というかお得感は少ない。
白人が多いと、華やかになるんだよな。
西洋でやると、東洋人が多い方がエキゾチックに感じるんだろうか。
そのへん聞いてみたい。
それと、シルクを見るたび思うんだけど、
クラウンはわからない。
西洋スタイルのクラウンは、なにが面白いんだかよくわからない。
今回は、ちょっとクラウン部分が長い。
場面転換にちょっと出てきて雰囲気を変えるくらいならいいんだけど、
ワンコーナーちゃんと作ってるからな。
どうも飽きちゃって。
それ以外は、みんな面白くて凄かった。
冒頭に出てくる少女は、小さな台の上で、腕一本でバランスを取って美しい。
トランポリンは、重力がなくなったようだ。
壁も歩くし。
天井から降りた布を巻き付けただけで空を飛ぶ人たちは、
なんだかこの世のものとも思われない。
人間は修練でここまでのことができるんだなあと感嘆の声を上げるしかない。
すっかり堪能して、原宿から帰ってきたら、ナベゾが亡くなっていた。
同世代だけど、挨拶した程度でつきあいはなかった。
面白い存在だったのに。
冥福を祈る。

コヒーは終わったか。
と前にも思ったけど、それから驚異の復活を遂げて、
また第一線に戻っていた。
でも、ボビーの弟に完敗してるようじゃ、
世界には出られないな。
もっとも、第一線に戻ったとはいっても、
MAX初期のギラギラしたナタのような凄みはなくなっていた。
だから、個人的にはとうに見放したままだったんだけど。
それにしても、
TBSは試合中にセコンドのボビーの顔ばっかり映して、
肝心の試合のいいとこを逃している。
それはまるで間違ってるよ。

MAXも、新しい人材が出てきてないな。
クラウスが華やかに登場し、魔裟斗と小比類巻の因縁があり
ブアカーオが力を見せ、
いい具合に回ってきていたが、
その次がむつかしい。
首相撲なし肘なしブレイクが早い当然関節なしと、
立ち技といってもかなりK-1は違うからな。
適応がむつかしい。
この階級は当分、ブアカーオの天下かな。
佐藤は地味だし。

我が家の猫軍団の関係は微妙だ。
ミミが正ちゃんを大好きなのは間違いないのだが、問題は正ちゃんだ。
自分ひとりの天下だったところにミミが侵入してきて、
まあ面白くはないだろう。
でも大人の余裕で、いちおう受け容れてはいる。
でも、ミミが正ちゃんと遊んでほしくてしつこく絡んでくるので、ちょっとキレぎみではある。
気分よく寝てるところにミミが飛びかかってきても、
最初は鷹揚に受け流しているのだが、
ついにはキレて張り倒す。
ミミはぜんぜん応えずに、張り倒されても威嚇されても平気で何度でも挑んでいくが、
正ちゃんはかなりうっとおしいだろう。
でもすぐ横で寝てても特に怒ったりしないところを見ると、
そう特にミミを嫌っているということでもなさそうだ。
今日も、正ちゃんがソファで寝ているすぐ後ろに密着してミミが寝ていたが、
怒る様子はない。
もっとくっつけて重ねてやっても、別に嫌がるわけでもない。
これくらいいつも仲良くしてくれればいいんだがなあ。
でも、正ちゃんが譲れないのが、夜だ。
正ちゃんは毎晩、ぼくの左脇に入って寝る。
必ず、左脇だ、
右に入れようとしても、嫌がってまた左脇に戻ってしまう。
きっと座りがいいんだろうな。
ゆうべ、ミミが入ってきたので右脇に抱いて寝ていた。
後で正ちゃんが入ってきて、ミミが右脇にいるのを発見すると、
怒って追い出して、右脇に自分が入って寝るのだ。
なんて心の狭いやつ。
もう少し兄ちゃんの自覚を持って、広い心でミミを受け容れてやってほしいなあ。


原稿は無事に見つかった。
やれやれ。
一度きちんと整理して、年代順に並べておいたりしないとなあ。
短いものが多いぼくでも、30年もやってれば膨大な量になる。
ストーリーものやってる漫画家の原稿は、凄い量だろうなあ。
置くとこを作るだけでも大変だ。
紙だから、案外重いし。
まあとりあえず、これで早川文庫は出せるぞ。
「漫画の時間2(仮題)」も、遅れるばっかりだけど今月後半にはゲラにする予定だし。
そうすればすぐ次の本にも取りかかれる。
今年は、ちょっと本を出したいんだよな。
小説も書きたいんだけど。
いや、漫画も描きたいし陶芸ももう少しやりたいし、
ああ時間がほしいなあ。

亀戸大根を食べた。
晩飯をいつものパッサテンポに食べにいったら、
亀戸大根があった。
小ぶりな大根だ。
これをどうやって食べるのかと聞いたら、フリットだという。
亀戸大根を食べさせる店にいったら天ぷらで出てきたんで、洋食風にフリットにしたらしい。
これが、食感もしゃきっとしてて、かなり美味い。
しっかりした大根なんで、フライにしても崩れないのだ。
魚の煮物にも入れてくれたんだけど、こっちも美味い。
亀戸まで食べにいこうかなあ。

原稿を探している。
早川文庫から出す予定の「約束の地・スノウ外伝」の原稿が見つからなくて、
家捜しをしてるのだ。
今朝やっと、「約束の地」 を発見した。
といっても、まだ中身をチェックしてないんだけど、たぶん揃ってると思う。
でも、まだ「スノウ外伝」が見つからない。
白泉社から出したままなんで、おそらく白泉社の封筒か箱に入っている。
それを探してるんだけど、原稿が山積みになってる屋根裏には見当たらないんだよなー。
まあこの家に引っ越した時に、運送屋に原稿はこのへんに置いてといっただけで、
その後すべてあるかどうかチェックしたわけじゃないんで、
必ずここにあるという確信があるわけではない。
でも、あると思うんだよなー。
少なくとも、家のどこかに。
もうちょっと探してみるか。
と、ありそうなとこっていうと、どこだろう。
引っ越して7年以上経つのに、まだ開いてない段ボール箱があるってとこに、
基本的問題点は隠されてるような気がするな。

人間ドックに入ってきた。
渋谷のPL教団がやってる病院だ。
ここでドックに入るのも3年目。
どうしてここでやってるかというと、わけがある。
まあ主には評判がいいからなんだけど、
もうひとつの理由は、女の子が可愛いからだ。
初めていった時には、ずいぶん若くて可愛い看護婦をたくさん揃えたもんだと驚いたけど、
あれは看護婦ではなかった。
「エスコート」だったか、まあただの素人だ。
今日のドックの案内役として、女の子がつくのだ。
順番にコースを案内してくれるんだけど、その女の子がけっこう可愛いのだ。
こりゃもちろん、狙ってるな。
PL教団もなかなかやるのである。
今日のバリウムは濃かった。
そして内臓検査は苦しかった。
でも、おかげで悪いとこはどこもなかった。
まだ検査に時間のかかるものもあるんで、100パーセント無罪放免じゃないんだけど、
まあなんとか無事だったようだ。
去年は脳に動脈瘤があるかもといわれてドキドキだったけど、
今年はなにもない。
これでまた、1年頑張って働けるな。

今日は「バンキシャ!」200回記念パーティ。
汐留の日テレの隣にある大きなホテルの宴会場。
ご意見バンは誰がくるかなと思ってたんだけど、
まあ常連河上さんはもちろん、野球の権藤さん、佐高信、片山さつき、
日経WOMAN前編集長の野村さん、面識はないけど歌人の大高翔さん、
あと誰かいたかな。
敬称は適当。
片山さつきは、なんというか、眩暈がするような髪型だった。
もう少し痩せたほうが健康にはいいだろうな。
河上さんが乾杯のご発声。
でも、ほんとに乾杯のご発声だけでさっと席に帰ってしまって、
司会をやってた、いつもニュースを読んでる丸岡さんがちょっと慌てる。
ぼくもちょっと挨拶したんだけど、最前列しかまあこういう場合、聞いてないよな。

2003年の6月からぼくは参加してるんだけど、もう3年半だ。
速いなあ。
怜ちゃんがボケて福澤がつっこむ最強コンビは、当分続きそうだ。

200回の平均視聴率も、14パーセントを越えている。
裏にサザエまる子がありながら、健闘してるよなあ。
最後に、膨大な賞品の当たる抽選会があってお開きだ。
自分の提供したものが当たらなくてよかった。
ぼくは、河上さんの提供した焼酎が4本当たった。
そういえば、前にあったパーティでも、河上さんの酒が当たったなあ。
コンビを組む運命なのかもしれないな。

前歯は入れてもらった。
これで人前に出られる。
それは接着剤つけて填めるだけなんで、ごく簡単。
でももうひとつの治療が、なかなか大変だったのだ。
右の奥歯は、根本から切ってセラミックの歯が乗せてある。
この歯茎がずっと腫れていて、痛かったのだ。
それで抗生物質をずっと飲んでいたのだが、
少しずつよくなってはいるものの、回復が遅すぎる。
それで今日は、歯茎に麻酔を打って、切開したのだ。
注射を打つときにチクリとしたくらいで、あとはどうってこともなかったんだけど、
しばらく口の中が血塗れだった。
それが治まったら、歯茎の痛みはなくなっている。
これでよくなるといいんだがな。

うちから歯医者まで、いつもは自転車でいく。
10分くらい。
でも今日は、運動不足解消もあって、歩いていった。
25分弱。
井の頭通りを歩いていたら、見慣れない骨頭屋があった。
あれ、ここって前はなんだっけ、と思った途端思い出した。
鍵屋だ。
ラーメン屋の鍵屋がなくなっていた。
少し前まで、三越裏にも支店があったけど、
あれは流行らずに撤退した。
でも、本店もなくなっていたのだ。
本業が錠前屋で、隣にある。
副業でラーメン屋をやっていたのだ。
美味しくて好きだったんだがなあ。
さっぱりした醤油系。
本店には餃子もあった。
ちょっと残念だ。

前にもきたことがあるんだけど、ギャグの売りこみがきた。
突然失礼致します。
笑いのネタ提供、ネタ分析、その他笑いのコンサルタント、をしております、
ギャグ作家のひだけーだいと申します。
笑いの感性が合う方、を探していたところ、
貴方様のHPにたどりついた次第です。
素晴らしい経歴をお持ちですね。
是非、専属のネタ作家(格安です)をやらせていただきたく思います。
貴方様の作品にマッチした、
貴方様の為だけのネタをご提供させていただきます。
ご興味があるようでしたら、ご返信下さい。

返信しねーよ。
HPがあったんで覗いてみたけど、寒いセンス。
ワンパック15万だって。
そんなもの注文するやつがいたら顔が見てみたいもんだ。

なにかカチンと音がしたと思ったら、前歯というか差し歯が抜けて落ちていた。
音はしたんだけど、どこにあるのかわからなくて、慌てて探したら、
椅子の座席にあった。
別にぐらぐらしてるってこともなかったんで、不意打ちだったけど、
偶然明日、歯医者が予約してあるんで、入れて貰おう。
アロンアルファで填めることにならずによかった。
しかし、前歯がないだけで、どうしてこう間抜けな顔になっちゃうんだろう。
まあないといっても、まるでないわけじゃなくて、
半分くらいは土台部分が残ってるんだけどね。
それでもちょっと人前には出られない。
明後日はバンキシャの200回記念パーティがあるんで、
そこに前歯のない顔でいかずに済んでよかったよ。

 この差し歯なんだけど、作ったのは数年前だ。
でも、歯が欠けたのは、もっとずっと前、
小学生のころなのだ。
 小学校の、確か高学年くらいだったと思うが、
授業中に、向こうの山にヘリコプターが
落ちたんだってさという噂が伝わってきたのだ。
誰がどこから入手したのかわからないが、
とにかくあっという間に教室中に伝わったのだ。
 授業が終わると同時に、ぼくらは廊下に飛んでいった。
ぼくも廊下の窓から遙かに見える遠くの山を見ようと、
首を伸ばした途端、
同級生の鈴木満男の頭とごつんとぶつかったのだ。

 その反動でぼくは窓の鉄製の枠に思い切り顔をぶつけ、
前歯を欠かしてしまったのだ。
 血が出たのと、確かにずっと向こうの山のあたりから
煙が立ち上っていたのは、記憶にある。
 それ以来、ずーっと長い間、
前歯がちょっと欠けたまま放ってあったんだけど、
何年か前に別件で歯医者に行ったら、
治療しましょうねとあっさり差し歯にされてしまった。
差し歯にしなけりゃ、取れることもなかったんだがな。

久し振りに青山に出たら、やっぱり吉祥寺とは違うなあ。
華やかさが違う。
籠もってちゃ駄目だね。
仕事をさっさと片付けて、遊びにいかなくちゃ。
昨日は遊びというか、「SF作家協会」の集まりがあった。
ぼくはグループに入るのは好きじゃないんだけど、唯一ここには入っている。
遊び仲間の多くが、この団体にいるからだ。
大沢在昌と北方謙三に誘われても「推理作家協会」には入らなかったのは、
あそこにはあんまり遊び仲間がいないからなんだよな。
昨日は、日本SF評論賞の贈賞式と、「横山宏を励ます会」があったのだ。
この「励ます会」ってのは、なにか名目をつけて会員を盛り上げようという趣旨のイベントで、
昔からあるんだけど、
どうして励ますんだろうなあと思う。
病気でもしてたのかと心配になっちゃうよ。
評判悪いんだからいい加減に名前を変えればいいのに、
相変わらず励ましている。

青山のホテルの宴会場に、100人くらいの会員その他が集まった。
漫画家は永井豪ちゃんととり・みきとぼくくらいだったが、
SF作家が大勢きていた。
猿テニスのメンバーも多い。
時間のほとんどは、いつものメンバーや久し振りの知人と立ち話。
あまり進行は見てなかった。
二次会は、骨董通り入り口の、田舎の喫茶店みたいな店。
ナポリタンが出てくるかと思った。
11時まで大声で喋ってたんで、喉が嗄れた。
さて帰ろうと思ったら、
漫画家数人が下北で飲んでるから合流しないかという連絡が入ったが、
今月は仕事しないとまずい。
横山夫妻といっしょに帰って仕事してたんだけど、
朝の6時過ぎに、とりくんから家に今帰ったというメールがきた。
ああいかなくてよかった。


今日は集英社のパーティだった。
ヤンジャングループだったかな。
いこうかどうしようかとちょっと考えたんだけど、そんな場合じゃないよなとやめといた。
あんまり編集者に知り合いがいないし。
そしたら、なぜか高木三四郎もいってたそうだ。
そういってくれればいったかもしれないのにな。
夕食を食べに出て、帰ってくる途中でコンビニで雑誌を買おうと思ったら見当たらなくて、
出てきたら、江口寿史とばったり会った。
今日は集英社いかなかったんですかというんだけど、
俺よりもいくべきなのは江口だよな。
最近の漫画の話とかし出したら止まらなくなって、
寒風の中30分くらい立ち話していた。
コンビニの中でしてればよかったんだよな。
すっかり冷えてしまったよ。

漫画検定の上級編は、週末アップらしいが、
これがとんでもない難易度だ。
もちろん、むつかしい。
中級でも既にトライした人たちの正解率は2割というていたらくだが、
上級はどのくらいになるかなあ。

早川文庫から「約束の地」を出すことにしたんだけど、
描き下ろしも入れなくちゃいけないし、
原稿も屋根裏から探さなくちゃいけないし、
でもその前にやらなくちゃいけないことが山ほどあるしで、
なんだか気が重い。
顎関節症っぽくて、口が開かないし。
どうも暮れ正月休みを取らなかったというか取れなかったあたりから、
体調が今いちなんだよな。
ちょっともろもろ一段落したら、休みを取ろう。
やっぱり半年に一度は長い休みを取らないと、体がもたないな。

インタビューなんかでよく、休日は週に何日くらいですかとか聞かれるんだけど、
休みは特にない。
月曜から日曜まで、週に7日働いている。
たまにスキーにいったりはするけど、帰ってくればそのまま仕事してるし、
まるまる1日休日というのはなかなかない。
この仕事が順調に走り出したころからずっとそうなので、
特別変わってるとも思わないんだけど、
もう30年近くこんなペースだからな。
そろそろ週に1日くらいは休んでもいい時期なのかもしれない。
何曜日を休みにするか、考えてみよう。

東はどうなるかなあ。
リーダーになれるだろうか。
ジャニーズのことではない。
そのまんま東のことだ。
議会はオール野党だろう。
おそらく、田中康夫と同じようなことになるんじゃないか。
いくら知事が大統領でも、議会が結束して足を引っ張ればなにもできない。
今日のニュースを見ている限りでは、議会側は潰してやろうと待っている。
握った権力と権益は、そう簡単には離さない。
でも、彼らは、知事選では自分たちも否定されていることを忘れている。
やっしーは本人の性格もあって県民に最後は見捨てられたけど、
東はどうなる。
頼みの綱は、結局有権者だよな。
それよりも、都知事だ。
石原もそろそろ老害だ。
替え時ではあるが、よりによって筑紫哲也とは。
それは勘弁してほしい。
石原か筑紫かという選択肢しかなかったら、次の選挙はどうすればいいんだ。
まいったなあ。

今月号の小説宝石で、沖縄を舞台にした小説の第二弾を書いている。
年に何本か書こうと去年思ったんだけど、結局一本しか書けなかった。
今年は何本書けるかなあ。

東京スポーツ水曜日の連載が今月いっぱいで終わり、
来月からは日刊ゲンダイ土曜日の連載が始まる。
どちらもコラムなんだけど、ゲンダイの連載は、人中心にしようかなあ。

バンバン・ビガロが亡くなった。
まだ45歳だ。
太ってるわりには身が軽いという意外性が売り物ではあったが、
165キロもあっちゃなあ。
器用でというか、器用すぎて、超大物にはなれなかった。
大型新人の売り出し相手をよくやらされてたのは、その器用さが理由だが、
ポッと出の大型新人にやられたりされては、やっぱりトップにはなれない。
そのへんのこだわりのなさが重宝に使われた理由だったんだろう。
でも、もう少し欲があったら、あれだけの身体能力があったんだから
もっと上にいってただろう。
まあそれがまた持ち味だったのかな。
冥福を祈る。

ノボリが引退か。
週刊プレイボーイで「イエローカードに気をつけろ」ってサッカー漫画を連載してたころには
よくネタにしたなあ。

ミミがちょっと成長した。
ミミは水道の蛇口から出てるものを、透明な棒のようなものだと思っていた。
でも、さっきその棒の臭いをそっと嗅いだ時に、鼻先に水が当たった。
ミミはビックリして飛び下がり、それが棒ではないことに気づいたようだ。
何度か鼻先をくっつけては飛び退り、どうもそれは液体のようなものであると知ったらしい。
まだ勝手がよくわからないらしく、距離感が掴めないまま
鼻先から顔を濡らして、何度もチャレンジしていた。
液体の棒を手で引き寄せようとして失敗し、
それは柔らかいものだということも知った。
うーん、こうやって一歩ずつ進化していくんだなあ。

ミミは順調に大きくなり、カラダの大きさは未だ正ちゃんの半分なんだけど、
縮尺が違うだけで、すっかり猫のカラダになった。
頭身が猫らしくなったのだ。
その辺に寝てると、正ちゃんと間違えてしまう。
正ちゃんと一緒に寝転んでると、見事に同じシルエットだ。
つまり、子供のくせに、既に腹がやや出てきているような気がする。
正ちゃんの生後半年くらいがどうだったか、もう忘れてしまったんだけど、
あんなに腹がぷくぷくしてなかったような気がする。
成長期だからといって、あんまり食べさせないほうがいいかもしれない。
正ちゃんの二の舞で洋梨体型まっしぐらだ。
でも、ついやっちゃうんだよなー。
またなんでも食べるし。
粉ものが好きだから、パンなんて大好物だし。
いかんいかん。
ミミの最近の体型は、こちらでチェック。
【ミミログ】

月末に人間ドックに入ることにした。
だいたい1年に1回は入ろうと思ってるんだけど、なかなか守れない。
1年半に一回くらいにずるずると伸びてしまう。
前回が05年の9月ごろだったと思うから、1年と4か月ぶりか。
そういえば前回は、脳に動脈瘤があるかもといわれて大変だった。
大学病院にいって精密検査を受けて、結局なんでもなく無罪放免だったんだけど、
しばらくはひやひやものだったよ。
破裂したら死ぬか、かなりの確率で生活に不自由な状態になっちゃうもんな。
血管の影だろうということになって、ほっとした。
でも、脳の動脈瘤って、けっこう持ってる人が多いらしい。
ドックの検査なんかで見つかっても、
手術するリスクと破裂するリスクを考えて、
手術しないで運を天に任せるというケースもあるようだ。
脳だからなあ。
赤いヒモを引っ張ると笑うとかいう簡単な仕組みならいいけど、そうじゃないからな。
例年、ドックの結果はなんの問題もないんで、今年も無事でありますように。
健康に産んでくれた親に感謝しないとなあ。
決して他人に勧められるような日々の生活ではないのに、
よく無事で今まできたものだ。
そろそろ生活態度も改めないとな。

なにか服が買いたいと思って、駅までいったついでにパルコをぐるっと回ってみたんだけど、
買いたいものがない……。
なにひとつなかった。
インナもアウターもトップもボトムも、ぜんぜん惹かれるものがなかった。
昔は、バーゲンの季節なんてブランドものの紙袋を持てないほど下げて帰ってきたものだけど。
もうぜんぜんだなあ。
吉祥寺は、もう大人の街ではなくなってしまった。
パルコからギャルソンやY’sが撤退して長いけど、
もう大人の男が着る服を売る店がほとんどなくなってしまったのだ。
なんか寂しいなあ。
新宿や渋谷にいけば、きっと楽しい買い物ができるんじゃないかと思うんだけど、
ちょっと時間がない。
吉祥寺は昔から若者の街とかいわれてはいたが、大人の店もちゃんとあったんだよな。
近年は、子供一辺倒になってしまった。
もう少し大人を呼び戻さないと、街としてもまずいんじゃないかなあ。

「3.27」
今日は吉祥寺寄席。
そんなとこいってる場合かと思ってる人も多少いるかと思うが、
まあ気分転換だって。
今回も大入り満員。
だんだん定着してきたかな。
もう少し若い層が増えてもいいよな。
最初は、五街道佐助。
初めて聴いたけど、名前を見ればわかる通り、雲助の弟子だ。
雲助は、明治大学で、ぼくのひとつかふたつ先輩だったと思う。
馬生の弟子ということは、佐助は志ん生にも連なる。
今度、隅田川馬石で真打ちになるそうだ。
馬石は、志ん生がひと月だけ名乗っていたことのある名前だそうだ。
芸風はきちんとしてるしハンサムなんだけど、巨大なハナクソボクロがそう見せない。
きちんとしすぎてて、面白みに欠けるかなあ。
落語家風に語るけど、まだ落語家になってない。
もうじき真打ちだけど。
ネタは、火焔太鼓。
客が暖まってないのに、やや無謀だった。
獅子舞と三味線の余興を挟んで、
ふたり目は桂九雀。
枝雀の弟子だな。
大阪落語らしい賑やかな噺だ。
うまいとか達者とかいう種類とは違う。
宿屋の仇討をやったんだけど、なんか肝心なとこを省略してて、
話が成立しないような気もするのに、どたばたと起ち上がって押してってしまう。
関東だと、庚申侍だっけな。
こういうタイプは嫌いじゃない。大学落研風じゃないとこもいい。
終わって、打ち上げに誘われたんだけど、そそくさと帰る。
今週から来週の半ばくらいが厳しいな。

今日はわけあって、西荻駅前の刀削麺屋「晏閣」で夕食。
遅くなると、西荻駅前は食事するとこが少ないんだよな。
晏閣は、いろんな意味で、本場中国気分を満喫できる店。
特にサービス部門では、中国にいるのかと思うほどの充実ぶりだ。
初めていった時に、
店内を仕切るオバサンが客と罵り合いをしていて驚いたが、
そのオバサンが、サービスという単語を知らないようなのにも驚いた。
挨拶をしない、人の目を見ない、注文を間違える、違うものが出てきても取り替えない、謝らない。
そうか、これが本場中国式サービスかと、ちょっと嬉しくなるほどだ。
味は、まあまあだ。
刀削麺はちょっと厚くて大きすぎのような気もするが、
中国で食べたことがないので、あれが本場式なのかもしれない。
厚いので、薄い醤油味だと、途中で飽きる。
小麦粉食ってるような気分になってくるのだ。
今日は、辛い焼きそば風の麺にしてみたら、まあまあだった。
でもやっぱり最後には飽きるな。
チャーハンは、普通。
皮に野菜を練り込んだ水餃子は、まあまあ。
小龍包はちょっと水気が多すぎる。
でも、夜遅く食べられる店にしてはまずまずだ。
今日は、水餃子がぜんぜんこなかった。
ほかの料理を全部食べ終わって、手持ち無沙汰でずーっと待ってても、出てこない。
ウェイトレスの30代の女の人に聞くと、今作ってるというが、さっぱり出てこない。
この人は、以前のおばさんに比べれば、まだ愛想がある。
でも、気を遣うとかいう発想はない。
隣のテーブルには、70代くらいの爺さんと、孫らしい5歳くらいの女の子。

この女の子がうるさい。
席で騒いでも靴のまま椅子に上っても、爺さんは可愛くてニコニコしている。
このふたりは店の身内だということがわかってくる。
どうやら、女の人の娘らしい。
女の人は中国人で、娘はバイリンガルだ。
娘は狭い店の中をドタバタ走り回り、そのうち、踊り始めたので、ついにちょっと叱ってやる。
こら、お店の中だよ、とニコニコと叱ったら、
さっと席に戻って、ぼくをじーっと穴の空くほど見つめている。

きっと、怒られるとか注意されるとかいうことがないんだろうな、この小皇帝は。
やっと出てきた水餃子は、皮が美味しかった。
ちょっと中身がソルティだったけど。
晏閣は、相変わらずいろいろ娯楽の多い店であった。

新宿の京王デパートで、毎年この時期に、
「有名駅弁と全国うまいもの大会」 が開催される。
これが規模がデカくて、レベルも高いのだ。
全国から美味しいものがどかんとやってくる。
これにいきたいんだけど、なかなか新宿まで出ている時間がない。
取材で出ても、すぐ帰らなくてはいけない用事があったりして、
まだ今年はいけてないのだ。
なにせ、広いし充実してるしで、時間をかけてじっくりと見て回らなくてはいけない。
ささっとめぼしいとこだけ見て、なにか適当に買って帰るというわけにはいかないのだ。
でも、いってる時間がどうにも取れないので、
先日妻が出かけた時に、代理で見てきてもらった。
買ってきたのは、長野県駒乃屋の牛釜めしである。
牛肉の入った釜飯だ。
あとは、兵庫県白鷺堂本舗の栗まんじゅうに天城花詩ざる豆腐だ。
なかなか美味しくて満足度は高かったのだが、
やはりあそこは、自分でいってあの熱気の中歩き回って買い込まないと、
どうも気分が出ないんだよな。
23日までやってるからな。
必ずなんとかして、今年もいくぞ。

K-1というかHERO’Sは、秋山をこの後どうするつもりなんだろう。
あれだけ大々的に不正がバレてしまっては、もう秋山をエースにはできないだろう。
謝罪させて元通りと思ったとしても、観客が納得しないだろう。
かといって、桜庭は秋山がなにを塗っていようと、
もう一線級には通用しないだろうということがはっきりしてしまった。
誰を押し立ててPRIDEに対抗していくのか。
かなりむつかしいことになってしまった。
男として人間としてという立場を貫いてきたとおそらく自負しているだろう前田は
この件について、どう考えるのか。
今後の戦略と共に、ちょっと聞いてみたい。
それにしても秋山は、甘く見たもんだなあ。
いや、今もまだ甘く見ている。
いつか桜庭と笑ってリングで会いたいというようなことをいっていたが、
それは秋山がいっていいことではない。
いうとしたら、 桜庭の側だ。
まあいわないだろうけどね。

志賀にいってきた。
もちろん、いっただけではない。
スキーをやってきたのだ。
金曜の早朝に発ったら道路が空いていて、3時間足らずで着いてしまった。
昔は5、6時間かかったんだがなあ。
近くなったもんだ。
いつものヴィラ一の瀬に荷物を置いて、さっそくゲレンデに出たんだけど、
この日は一年に何度もないようなグッドコンディション。
晴天で地の果てまで見通せるのに気温が低く、
午後になってもパウダースノウのまま。
こういう雪だと、腕が上がったような気がするんだよな。
ファミリーゲレンデから上がって、志賀ツアーで滑りまくった。
8時半から昼飯食べただけのノンストップで3時過ぎまで滑り、
そろそろ腿の押さえがきかなくなったので引き上げた。

いやー、堪能した。
それにしても、修学旅行以外は客が少ない……。
前の日2時間半くらいしか寝てなかったので、超早寝。
土曜日は、起きたら吹雪いていた。
こりゃ寒そうだ。
まあ今日は温泉でいいかなと、角間温泉にいくことにした。
ここは、小さな宿が何軒かあるだけのささやかな温泉町だ。
ここには共同浴場が3軒あった。
下から上っていったら、一番下はかなり古く、その上はやや古く、一番上は地区10年くらいだった。
その一番新しい共同浴場に入る。
向かいの雑貨屋で金を払う。
スキー仲間のKとふたりで300円というか、ふたりまで300円なのだ。
温泉がこれまた熱い!
高血圧になりそうなお湯に首まで浸かって、ああいい気持ち。
結局出たり入ったり、1時間くらいいた。
さあて帰るかと、農協の直売所に寄って野菜とお焼きをしこたま買って、
一路東京に向かったのであった。
ほんとは料金所でチンピラふたり組に道をふさがれて絡まれたけど、
まあいいことにしといてやる。

昼飯を食べようと旧三越裏にあるまだ入ったことのないラーメン屋に入った。
ここは、3軒目のラーメン屋だ。
なにが入ってもなかなか続かない。
今度の店はどうかな。
外から覗いてみると、客がひとりもいない。
うーん、なんか嫌な予感が……。

でも入ると決めたんだからと思い切って入る。
塩・醤油・味噌という順番でメニューに並んでるので、ここは塩が売り物なのかと聞いたら、
いやぼくは塩が好きですけど、とカウンターの中の店長らしい中年男がいう。
それで醤油を頼んで、トッピングのところに「野菜増量+50円」とあったので、

野菜増やしてといったら、醤油に野菜は乗ってないという。
+100円で野菜が入れられるというので頼んだんだけど、
メニューのどこにもそんなこと書いてないんだよな。
メニューをちゃんと見てみると、なにが書いてあるのかよくわからない。
これでは注文できないなあ。
たった紙一枚なのに。
醤油ラーメンは、卵麺かな。
ゆで卵が半分。
海苔と柔らかすぎで崩れそうなチャーシュー。
シナチクがたくさんありすぎて味が濃くなってる。
というか味は元々濃いというかくどい目。
うーん、特別どうということもない。
そのうち、店長ともうひとりが話し始めた。
「とにかく餃子始めるよ。餃子とビールで750円だろ」
「雀荘から取ってもらえますよね」
「味噌ラーメンも安くしないとなあ」
「シナチク小皿で350円でどうですか」
「200円だろ」
「チャーシュー2枚とブロックでミニチャーシュー丼350円で、
必ずラーメンと一緒に取ってくださいって書いとけば出ますよ」
まあなんでもいいんだけど、そういうことは客が帰ってから相談してくれ。
きっともう二度といかないだろうな。

 年末からずーーーっと続いてた忙しさが、やっとひと山越えた。
 やれやれだ。
 年明けに、いろんな締め切りがすべて重なってたからなあ。
どうなることかと思った。
 明けない夜はないね。
今年はあんまり暮れも正月もなかったなあ。
 初詣でもいこうかな。正月番組はもうやってないかな。ちょっと悔しい。
 まあ録画してもらったPRIDEでも見よう。
 週末には、今シーズン初めてのスキーで志賀だ。
 左膝を傷め気味なんだけど、持つかなあ。
 爆弾低気圧が通り過ぎて、天気は良さそうだ。
暖冬で足りなかった雪も降っただろうしね。
 さて、明日締め切りの日刊スポーツの4コマ描こ。

今日が新年一発目の締め切り日だ。
どこも一斉に締め切りなんで、暮れからずっとやってたんだけど、実はまだ終わっていない。
週刊アスキーと東京スポーツはできて、小説宝石の50枚が、やっと40枚まできた。
自転車人の漫画カラー1ページもできた。
あとは日刊ゲンダイの書評が残っている。
それだけだっけなあ。
週末には志賀にスキーにいくつもりなんで、残っていては困る。
ああもうちょっとだ。
頑張るぞ。

池田小学校に乗り込んで生徒を刺すとか2ちゃんに書きこんで捕まった馬鹿者がいたが、
さっきニュースを見てたら、その2ちゃん画面を映していた。
 そいつは、「沼澤邪鬼」を名乗っていた。
 とんだところで沼澤も名前を売ることになったな。
迷惑だろうが、鬼畜系としては案外ラッキーだったともいえる。
 ちなみに、沼澤邪鬼というのは、
デスマッチの大日本プロレスで「黒天使」と呼ばれるレスラーだ。
身長は低いが、いつも血塗れで怖ろしい。

風呂はなんとか自力で修理した。
おかげで、1時間睡眠時間が少なくなって、今日は眠い……。

風呂の水が漏れている……。
ゆうべ、風呂にお湯を入れてたんだけど、なかなかたまらない。
どうも、底の栓がしっかり閉まっていないようだ。
前日までは大丈夫だったし、なにか詰まったんじゃないかな。
それで、栓に隙間ができてしまうのだ。
修理を頼まなくちゃいけないんだけど、問題がある。
あと数日、非常に忙しいのだ。
昼頃まで原稿を書いてたりするんで、修理にきてもらう時がない。
妻も忙しくて、打ち合わせに出かけたりする。
修理を頼むと、向こうの都合に合わせてその時間に起きていて家にいなくてはいけない。
この簡単なことが現在、なかなかむつかしい状況にあるのだ。
せめてあと2日遅く故障してくれたらなあ。
しかし、トラブルとはそういう時に起きるものなのだ。
懐かしいマーフィーの法則でもそういっている。
覚悟を決めて寝ないで修理屋を呼ぶか、風呂を諦めるか。
悩むなあ。


以前何年か、陶芸をやっていた。
ずっとやりたかったので、仕事にしてしまって「つくる陶磁郎」という雑誌で連載をしていたのだ。
それを何年かやって、連載終了と共にちょっと休んでいたんだけど、
また去年の後半から、仕事抜きで再開している。
しばらく休んでいる間に、腕も落ちてるし、知識もだいぶこぼれ落ちていった。
また最初からやるつもりで、せっせと器を作っている。
小さい器から、中鉢を作って、皿を作って、また鉢。
作りたい形はあるんだけど、なかなか手がついていかない。
教室は歩いて3分のところなんで便利だけど、
やっぱり自分の家とは違う。
この家を建てる時に、陶芸部屋を作ればよかったなあ。
問題は窯なんだよな。
これが家にあれば便利なんだけど、なかなかむつかしい。
小さい窯でも買って、実験しようかな。
陶芸は、焼いてみないとわからないんだよなー。

実家のある愛知県豊田市駅から実家に向かう途中に、小さなプレハブの店がある。
「はらー臓器」と看板が出ている。
 長年いったいなんの店だろうと思ってたんだけど、どうもモツ系の店のようだ。
モツ焼きとか煮込みの店に卸すんだろうな。
 確かに臓器を扱ってるんだろうが、
どうも「臓器」といわれると人間の臓器を思い浮かべてしまって、怖いことになる。
かなりのホラーなんだけど。
この店には、もうひとつ謎があるのだ。
 もうずーっと前から謎のままで、その謎はまだ解けていないんだけど、
この店の名は、いったいなんと読むんだろう。
「はらあ臓器」なのか、「はらいち臓器」なのか。
そして「はら」というのは、やっぱり「腹」なのか。
 それが昔からの謎なのだ。

大晦日に実家に帰って、4日までいた。
大晦日の夜には近所の洞泉寺に鐘撞きにいって、ついでに初詣して、
2日には母親の実家にいって、3日には挙母神社にお参りに行って、
それ以外はずっと仕事してるという、なかなか厳しい正月であった。
でもまあおせちも食べたし雑煮も毎日いただいたし、
正月気分は満喫したけどね。
ミカンは実家にいかなくても暮れから食べ続けてすっかり黄色くなっている。
ほんとに体中黄色いんで驚くほどだ。
おかげで、風邪は引きにくいような気がするな。

正月といえば、昔はテレビばっかり見てたような気がするが、
今年はなにも見るものがなかった。
大晦日にダイナマイトを見て、桜庭の限界を確認して悲しくなったくらいだ。
秋山が油を塗っていたかどうかはわからないが、
桜庭はなんにしろ、寂しいが一線級とはもう無理だなあ。
秋山は油を塗ったことを否定はしているが、柔道時代の前歴もあるからな、

なんともいえないところだ。
でも、それも含めて戦術ではある。
勝つために、みんないろいろ作戦を練ってるんだし、
バレない範囲で反則行為をするのも、ありという考えもある。
日本人には馴染まないかもしれないけどね。
まだPRIDEは見てないんだけど、結果はだいたいわかっちゃったな。
それでも楽しめるからいいんだけど。
さて、また今年もバリバリやるぞ。
去年よりもいろいろあると思うんで、頑張らないとな。


 肘はまだ痛い。
肘の関節が炎症を起こして、マウスを持っただけでも激痛が走るようになって長い。
医者にもいったしマッサージも鍼灸も、ひと通りいったんだけど、
どれも劇的によくなるというわけではない。
仕事をしてると、治す端から悪くしてるわけで、そうそうよくはならない。
レーザーを当てるのが比較的よかったのと、鍼が効いた。
でもレーザーは時間がかかりそうだったのと、鍼は痛いのとで、長くは通っていない。
鍼が痛いというのは、打つのが痛いのではなくて、短期間に何度も打ってると、
鍼を入れてる周辺の筋肉が固くなってきて、そのへん全体が痛くなってくる。
あの感覚があんまり好きじゃないんだよな。
結局一番効いたのは、サポーターだったかな。
ファイテンのチタン入りサポーター。
チタンがよかったのかサポーターがよかったのかはわからないが、
一日中つけてるから、動作は楽だ。
たぶんサポーターをつけると、動作の何割かは負担が軽くなって、
毎日の積み重ねで少しずつよくなってきたんだと思う。
まだ今でも痛いんだけど、一番酷い状態は脱した。
このまま少しずつ快方に向かっていくんじゃないかな。
年末年始に何日か全休すればyくなるかなと思ったけど、休みはなさそうだ。

まああんまり酷くならなければ、ゆっくりつきあえばいいや。

忘年会にいってきた。
今年唯一の忘年会だ。
大勢集まった。

もう何十年やってるのか記憶にないような長い歴史のある忘年会ではあるが、
参加者が凄く増えたせいもあって、そう古い感じがない。
友人や家族を引き込んでいったので、参加者がみな、
知り合いか、 知り合いの知り合いくらいだったりするところがミソだね。
今回は、参加者をふたりずつ前に出してお題を与え、
その絵を描かせるというゲームがあった。
漫画家も多いので、いい絵も出るが、案外とんでもない絵も現れる。
ぼくは審査員だったので描くはずではなかったのだが、
高木三四郎と誰だったかのトリケラトプスがあまりにも酷かったので、
審査員が代わりに描かされたのだ。
審査員は、ぼくとしりあがり寿と、豊田有恒さんだ。
しりあがりは恐竜が得意だそうで、さらさらと描くのだが、
ぼくはマフラーがあるのとツノが3本あることくらいしか思い出せない。
結局、豊田さんより凄い絵を描いてしまった。
今年最後の汚点であった。

一次会と二次会があって、ぼくはいつも一次会で帰っているので、
今年こそ二次会に出ようと思ってたんだけど、仕事があがらなくてとても遊んでられなかった。
年末の締め切りは終わったが、新年早々の締め切りが山ほどある。
冬はスキーにもいきたいし那覇にもいくし、原稿も書かねばならんし、
なかなか時間のやりくりが大変なのだ。
もう今年も3日で終わりだ。
あっという間だったなあ。
今年も頑張ったけど、来年も頑張るぞ。


今年はついに、忘年会はひとつだけだ。
今日、下北沢で、長年やってるメンバーと大忘年会をやるのが、唯一だ。
元はSF系の集まりだったはずだが、テニスやらスキーやらの仲間が加わり、
その家族が参加し、友人知人を引き込み、
ついには100人近い大忘年会になってしまった。
なんだか不思議。
人に歴史有り。
忘年会にも歴史あり。
顔も知らない人が、毎年けっこういる。
mixiみたいに、どこかではつながってるんだけどね。
今年はぼくは、DDTのエース高木三四郎一家を新たに連れて行くことにした。
初めてのプロレス業界からの参加だ。
そしたら、鈴木みその妻は、プロレスコラムを書いているFを連れてくるという。
シンクロニシティだなあ。
プロレス業界なんて、今まで誰もきてなかったのに。
それにしても、今年は仕事が終わらない。
正月はどうやらないようだ。
正月中仕事しても、終わるかどうか……。
なんか暗くなっちゃうな。

「2007,2.3」
胃腸はとにかく丈夫で、胃が痛くなったことなんて人生で何度もなかったけど、
さすがにここ数年、年に1回くらい痛くなる。
 今日は、晩飯に近所のカツ丼を食べた。
フランス料理とカツ丼とどちらにしようかと悩んで、カツ丼にした。
 そして、その選択は間違っていた。
 ここんところはずーっと仕事ばっかりでやや疲れてたせいか、カツ丼の油を消化しきれなかったようで、
夜半から胃が痛み始めたのだ。
 痛みは徐々に強くなり始め、深夜には激痛になってきた。
 胃の入り口のあたりが、キリキリと痛い。
 しょうがない。
クスリは好きではないが、こういう時に飲まなくては飲む時がない。
 そっと階下に降りて、クスリ箱を探すのだが、胃薬がない。
確か大箱がひとつあったはずなんだが、見当たらない。
年に一度も飲まないから、どこにあるのか把握してないのだ。
 家捜ししたら、「シグナル胃腸薬」とかいう包みを、ひと袋だけ見つけた。
いったい何十年前の薬だかわからないが、今は毒薬でもいいから飲みたい。
 とりあえず飲んでみたけど、はたして効くかなあ。
プラシーボ効果でもあればスパシーボ。

東京スポーツのプロレス大賞授賞式にいってきた。
プロレスとのつきあいは長いが、この授賞式に参加するのは初めてだ。
赤坂プリンスホテルの宴会場だったんだけど、会場はやや狭い。
というか、だいぶ狭い。

2年前にはもっと広かったらしいが、やっぱりプロレスも不景気だからなあ。
漫画系出版社のパーティを見慣れてると、ちょっと寂しい。
会場に入ると、高山と坂口が聳え立っていた。
狭い会場に関係者とレスラーがぎっしり詰まっている。
そこから、頭がふたつ飛び出しているのだ。
現役の高山も凄いが、ビッグサカも凄い存在感だ。
やっぱり、レスラーは大きくあってほしいなあ。
その次に大きかったのは、武藤と諏訪魔だ。
このくらいあると、ガイジンと闘って絵になるよな。
その次に大きいのがぼくだというあたりが、ちょっと寂しい。
各団体、もう少し大きいレスラーをスカウトしてほしい。
プロレスに興味ない人と話していると、大きいレスラーを見たいということの意味がよくわからないようだ。
サブミッションも大事だけど、デカイ同士がぶつかり合うのもプロレスの醍醐味だからな。
DDT所属のメカマミーが受賞したので、エースの高木三四郎その他DDT勢が揃っていた。
マッスルという別ユニットをやっているマッスル坂井は、身長もあるし華もあるんだけど、
どうも本人がいわゆるプロレスに打ち込む気がない印象がある。

もったいないなあ。
大賞の鈴木と審査員の内舘牧子のバトルも、まあなかなか楽しかった。
輪島やカブキなんかのオールドスターを見られたのも嬉しかった。
でも、一番気になったのは、会場の一番隅にずーっといた鶴見五郎かな。
そろそろ引退らしい。

M-1を見たんだけど、気になったのは審査員の方だった。
そろそろ審査員を入れ替えたほうがいいんじゃないか。
あのメンバーでは、一部の才能を掬えない。
舞台の腕があるかどうかを第一に見るために、あのメンバーなんだろうが、
それに偏重していると思う。
ひとりふたり、違うものを掬う係を入れたほうが正しいんじゃないかと思うのだが、
今のままのほうがよりうける演者を拾い上げるだろうとも思う。
それとは違う意味で、南原は要らないんじゃないか。
東京漫才代表という位置づけなんだろうが、
ネタを作る力がそうあるとも思えないし、見る能力もそれを語る語彙も持ち合わせていない。
しかしまあ、誰が審査員であっても、今回の優勝者は同じだったろうけどね。

クリスマスイブも仕事だ。
クリスマスも仕事だ。
やってもやっても終わらない。
せめてミミにサンタ帽をかぶせてみたが

本人はあまり喜んではいないようだ。

また今年も、金沢のももやから、蟹が送られてきた。
ありがたいなあ。
近所にも分けて、ありがたくいただく。
ももやは、シンボルキャラクターをぼくが描いている。

もうずいぶん前のことだ。
金沢にいったついでに古い友人を呼び出したら、
彼が常連になっている店が新しい店を出すんで、
シンボルになるキャラクターを描いてくれと頼まれたのだ。
確か「宝島」で連載を終えてしばらくのころだ。
当時の編集長の関川が失礼なことをしたんで、一触即発だったころだ。
関川はまあずっと後に謝りにきたんでいいんだけど。
ももやも、次の年あたりに見にいって、それっきりいってない。
どんな店になったかな。

井上義啓が亡くなったようだ。
ここのところ有名人の訃報が相次いでいるが、
ぼくにとって井上義啓が一番有名人だな。
大きさでいったら青島にはぜんぜんかなわないが、
青島が政治家になって急速に意味を失ったのに比べて、
井上義啓には、最後まで意味があった。
井上義啓が誰かも知らない人がほとんどだと思うけど、
ファイトというプロレス週刊新聞の初代編集長なのだ。
大阪の三流新聞社から出ていた新聞なのだが、
大阪で情報収集力にハンデがあるのを逆手にとって、
裏情報や内輪情報をどんどん紙面に流してきた。
かなり怪しい情報もあったが、ファイトでしか読めないものも多かった。
昔から毀誉褒貶ある人で、プロレスマスコミにある異種の決定的な方向性を与えた偉人ではあるが、
ちょっと脳内にオリジナルな思考回路がありすぎる人でもあった。
まあつまり、トンデモな人だったのだ。
小説家になりたかった人で、ベタベタな美文を書くのだが、
文章力がかなり劣っているので、中学か高校の文芸部の文章みたいだった。
主語述語が合ってないとか、てにをはが間違っているとかいうレベルの、
はっきりいって評価はできない文章だったのだが、
その文章力とオリジナルな脳内ルールとが合体すると、
とんでもない記事が続々と出てきた。
プロレスは考えて見ろ、という主張を最後まで貫き通した人だった。
読むプロレスを最初に提唱した人だった。
奇人ではあったが、面白かった。
ずっと昔に一度だけ、ファイトのイベントに呼ばれて会ったことがあるが、
こりゃ褒めるか馬鹿にするか、どちらかになるだろうなと思った。
でもぼくはどちらでもなく、変だが面白いことも多いという受け取り方だった。
亡くなったが、きっと天国で古いレスラーたちと話す時間ができて喜んでいるだろう。


封筒が届いたので開いてみたら、「沖縄通い婚」という本が一冊入っていた。
徳間文庫だ。
沖縄が好きで通っている人たちの本で、ぼくも原稿を書いているのだ。
でも、表紙を見て、驚いた。

「下川裕治編」となっている。
誰、下川って。
見たことも聞いたことも会ったことも話したこともない。
こんな人に編まれた覚えはない。
ぼくはHというフリー編集者に依頼されて書いたのだ。
15人ほどに頼むという話だった。
当然このHが作っている本だと思っていたのだ。
目次を見ると、Hは執筆者のひとりになっている。
構成は、依頼されたものとはずいぶん違う。
執筆者が集まらなかったのかもしれない。
ぼくも何度も断って、それでも粘られて引き受けたのだ。
でもなんにしろ、下川とかいう人が「編」だって話は聞いていない。
表紙に「編」と謳うのなら、この下川という人は一度くらいはぼくと打ち合わせするべきではないのか。
電話でもメールでもなんでもいいから、
なにか接触があってしかるべきではないのか。
あるいは、Hと下川は同一人物なんだろうか。
書いている人数を多く見せようと、ふたつの名前を使っているんだろうか。
それなら、まだわかる。
でもたぶん違うだろうなあ。
この下川という人がどういう人なのかは知らないが、
ぼくとはずいぶん仕事のやりかたが違う。
ぼくは少なくとも、こういう仕事のやり方はしないな。

ミミはどんどん体が大きくなって、体力筋力増強中だ。
大きくはなってきているが、中身はまだほぼ赤ん坊なので、困ったことも多い。
どこでも入っていって、なんでもひっくり返してしまう。
一番好きなのが、ゴミ箱だ。
頭から突っこんで、中身をぶちまける。
まあいろんなものが入ってるから、宝箱みたいなんだろうな。
でも、その宝箱は、ちょっと迷惑だ。
だから、フタをしておいたり、手の届かないところに置いたり、
高い所に置いたりと、工夫はしているのだ。
でも、最近は脚力がついたので、どこでも登れないところがない。
こないだまで洗面所の上に置いておけば大丈夫だったのに、
今ではひょいと飛び上がってしまう。
ただ、まだ飛び上がる加減がわからないらしく、
見てると大抵膝をガツンとぶつけている。
でもまあ痛いのを我慢すれば、ほぼいけないところがなくなってしまった。


先日、どこかからミミの声がするんできょろきょろと見回したら、
なんと屋根裏に上っていた。
仕事場にハシゴがあって、そこから屋根裏に上れるんだけど、
ミミは自力で上っていったのだ。
正ちゃんは、3歳くらいになるまで上れなかったのに、
ミミは5ヶ月半でもう上っている。
正ちゃんはへっぴり腰で恐る恐るなんだけど、
怖いもの知らずのミミは、一段ずつ飛びついて、どんどん上っていく。
それどころか、今日はふと見たら、2階の窓枠に座っていてビックリした

階段の上なので、足を踏み外したら1階まで真っ逆さまだ。
幅が狭いので、たぶん方向転換ができない。
だから、自力では降りられない。
慌てて下ろしたけど、どこかで1回、低いところから落ちてみないと、
怖いってことがわからないだろうなあ。
しばらくは気をつけてないと、怪我するな。
ゴミ箱にも気をつけないと。

今週の東スポに書いたコラムを見て、朝日のアエラがコメントを取りに来た。
実は、井の頭公園がちょっとまずいことになってるのだ。
井の頭公園は、昔からパフォーマーの集まる場だった。
一番の多いのは、ギターを抱えて歌う連中だったが、
近年は数も増え、歌うものもいるしジャグラーもいるし、風船で人形作る人も
かぶり物でひとり芝居する人も、なんだかもういっぱいいるのだ。
それが、ある日突然禁止になったのだ。
都はそれらをすべて許可制にしたのだ。
井の頭公園でなにかやりたかったら、審査を受けて、
それに通ったら年間1万2000円払う。
これからは、時間と場所と人数は都が決めるのだ。
都側は、上から押しつけたのではないといっているが、
まさに上から押しつけた典型例だ。
井の頭公園をアート発信の場所にするために一定のルールを設けて、
地域ぐるみで盛り上げるなどと馬鹿なことをいっているが、
ある日押しつけておいて、どこが地域ぐるみなんだ。
お上はなんでも管理したがるが、そんな狭い檻の中から、いったいなにが生まれてくると思ってるんだ。
もしパフォーマーがうるさいのなら、大きな音を立てないような方策を考えればいい。

露店が困るんなら、それに絞った対策を考えればいい。
すべて全部網の中に入れて管理してしまおうと考えるのは、実に愚かだ。
愚かなのは、それに賛成している連中も多いということだ。
もともと違法なんだから場所を作ってもらえてありがたいとか、
キンタマ抜かれたようなことをいって喜んでいる。
まだ公園が具体的にどう出るか、もうひとつ見えていない。
しばらくは様子見かな。
でも、様子見てる間に規制がどんどん進んでしまっても困るんだよな。

ああ〜〜〜、書きかけの原稿を捨ててしまった〜〜〜!
途中でちょっとデスクトップに保存して、ほかの原稿を書いてたんだけど、
もうひとつの要らない原稿と間違えて、ゴミ箱に捨てて、その上消してしまった〜。
普通そんなことしないのに、トラブルってのは、普通しないことをした時に起きるんだなあ……。
ああまいった……。

ああ……。
「驚速レスキュー」をダウンロードしてサルベージを計ったが、
それらしいファイルが見当たらない……。
なんてこった。
2日がかりで書いたのに。
ここんとこ、デスクトップが時々不安定になるんだよな。
今回のトラブルは、それが原因なんだけど、
まったく、コンピュータはあてにならん。
まあ紙に書いたって、間違えて捨てる時には捨てるんだけどね。

仕事の合間にSOをいじってるんだけど、
以前使ったとはいえ、だいぶ忘れてるな。
それに、当時はなかった新機能が満載だし。
ほとんどは使わないんだけど、どれが使う機能でどれが要らないかを、
ひと通りは見ておかないと使い勝手が悪い。
アイコン類もなんだかわからないし。
来月まで電池が保ってくれればなあ。
こんな忙しい時に携帯替えなくてもいいよな。
毎日寝る時間削って携帯電話の機能確かめてるなんて、正気の沙汰とは思えん。
とりあえず、SOは変換が快適だってことを思い出した。

やっぱりこれだよな。
でも、あんなに使いやすかったジョグダイヤルは、なぜなくなっちゃったんだろう。
あれを復活させてほしいよ。
SOだけしか採用してなかったってことは、
なにか問題があったのかなあ。
それにしても、週末のせいか、携帯メールも電話もこないな。
音や聞こえやすさを確かめたいのに。

年末に、小説を書きに那覇に籠もりに行きたいんだけど、
どうも無理そうだ。
移動すると、当然移動時間がかかる。
行きはいってそのままかかれるんだけど、
帰りがどうも休んじゃうんだよな。
ということを考えると、ここは吉祥寺の二階に籠もったほうがよさそうだ。
沖縄の年末風景も面白いんだけどね。
本土と共通の風習もあるし、見たことのない行事もある。
正月の飲み物食べ物も、かなり違う。
去年は年末那覇にいたんで、毎日散歩する市場で、
いろんなものを見た。
ざわざわとした年末気分は同じなんだけど、
市場で売ってるものが違う。
ま、今年は吉祥寺の年末でいいや。

買ってきた。
結局、モトローラかSOか悩んで、SOにした。
903i。
モトローラは薄くてカッコよかったんだけど、SUICAを一度使ってみたかったんで、
SOにしてしまった。
らくらくホンって選択肢も、ほんとにあったんだけどね。
雨の中、真剣に悩んでしまったよ。
それにしても、機種変更するだけなのに、どうしてああ時間と手間がかかるんだろう。
そして、料金がどうしてああさっぱりわからないんだろう。
何回聞いても、その料金だとなにがどういいのかが、まったく理解できない。
あれをなんとかしてほしいなあ。
その前には、ビッグサイトでエコ関係の大きいイベントを見てきたんだけど、
面白くなかったなあ。
なにを書こうかというか、なにが書けるか悩み中。
もしかすると書かないかも。

ああもう駄目だ。
携帯電話の電池が、ほんとに保たなくなってきた。
これ以上は引っ張れないので、電池を替えるか新しいのを買うかなんだけど、
まあこの際、新しいのかな。
ドコモかauか。
ドコモじゃなくてもいいんだけど、長年使ってたから安くなってるしなあ。
それと、この忙しい時期に使ったことのないauにして、
使い方がわからなくてストレスってのも嫌だし。
うーん、ドコモかなあ。
でも、そろそろ替えたいんだよなー。
よし、とりあえず買いにいってくる。

東京スポーツが、毎年この時期に「プロレス大賞」をやっている。
その年に一番優れていたレスラーを表彰するんだけど、
そのほかにも小さい賞がいくつかあって、確か「話題賞」だと思ったけど、
今年は「メカマミー」が獲ったのだ。
いやー、まさかメカマミーに日が当たるとは。
東スポがなぜかメカマミーを気に入って、やたら紙面に使ってはいたんだけど、
まさか賞を与えるとはね。
さすが清濁併せのむというか、なんでもありの東スポだ。
大賞始まって以来の、機械に対する賞だな。
そうなのだ、メカマミーは、メカというくらいで、機械でできたミイラなのだ。
よく意味がわからないけど。
機械だったらミイラじゃないよな。
まあそのへん拘泥しないところも東スポなのだ。
これで、プロレスの懐の深さがわかった。
面白さもね。
メジャーもインディも含めて、真剣勝負もケレンも含めて、プロレスなのだ。
メカマミー、受賞おめでとう。

新宿で電車を降りて、地上に登る階段を上がると、
そこにはいきなりラッパーがいる。
階段を上がったところにある駅前の量販店の店頭で、
白いワイシャツにネクタイを締めたラッパーが、ノリノリでラップをかましている。
マイクを抱えて、えんえんといつまででもやっている。
これが新宿名物ストリートラッパーだ。
たぶんここの社員なんだろうと思うけど、大変だよなあ。
もうずいぶん長いことやってるから、かなり上達している。
これがラップかどうかは、ちょっと微妙なとこだけどね。
阿呆陀羅経がでろれん祭文か。
どこかクラブでも出たらいいんじゃないかな。
CDデビューすれば、紅白も夢じゃないかも。

いよいよ携帯電話の電池が保たなくなってきた。
丸一日で、もうメモリ表示が減っている。
そう特に使うわけでもないのに、メール2本くらい打つと、もう目盛りが下がっている。
限界が近いなあ。
電池を替えるか、新しいのにするか。
ちょうど新型がラッシュで出てるし、選択肢には困らないかな、とちょっと見にいってみた。
でも、けっこう困った。
ほしいようなものがないのだ。
機能が多すぎて、無駄なのだ。
電話とメールとカメラ。
それだけでいい。
あとあってもいいのは、せいぜいスイカ機能くらいかなあ。
最近の携帯はなんだか凄い。
コンピュータ端末持ち歩いてるみたいだ。
でも、音楽は聴くんならもっとたくさん入るものがほしいし、
テレビ電話とかワンセグとか着うたとか、全然要らないのだ。
きょろきょろと見ていたら、機能を絞ったものがあったのだ。
なんだこれでいいじゃないか、デザインは地味すぎだけど、わりと薄いし、
機能が少なくてキーボードも押しやすそうだし、時計も閉じたままわかるし俺好み。
画面の表示が妙にわかりやすすぎて馬鹿にされてるみたいだけど、と思ったら、
それは「らくらくホン」であった。
うーん、俺ってもう年寄り?


一年が終わる。
なんだか毎年思うんだけど、あっという間だ。
今年もあっという間だったわけだけど、楽しく過ごせた一年だった。
来年はなにがあるかな。
今年仕込んだものがいろいろあるから、来年はそれを収穫しよう。
元旦は、晴れるといいな。
元旦の日の出は見られないけど、大晦日には鐘を撞きに行く。
目が覚めたら明るい陽射しの降り注ぐ新しい年が始まっていますように。
では、みなさん
よいお年を!


また黄色くなる季節だ。
秋の終わりごろから、そろそろ準備が始まるんだけど、
12月には本格的に黄色くなる。
ぼくはミカンが好きなのだ。
だから、冬にはミカンを食べるのだ。
毎日10個から20個ほど食べる。
食後にちょっと食べるといえば、普通5個くらいだ。
たくさん食べたいなと思えば、10個くらいだ。
実家にいたころにはみんなそうだったので、それが多いと思ったことは一度もなかった。
石川家は全員、もりもりミカンを食べていたのだ。
今日も、10個ほど食べた。
昨日は夜中に喉が渇いて、食べ始めたら一度に15個食べていた。
まあそのくらいは、普通だ。
ミカンを食べ過ぎると、肌が黄色くなる。
これがほんとに黄色くなるのだ。
誰かと比べてみて愕然とする。
愕然とはするけど、まあそれだけのことなので、減らすわけではない。
医者にいった時にミカンをたくさん食べていると申告しないと、
黄疸と間違えられて面倒なことになるけど、
困るのはそれくらいしかない。
ミカンを食べて黄色くなるのは、「オレンジ黄疸」というのだ。
もちろん、ほんとの黄疸ではないけどね。
先月ひと箱もらったミカンは、あっという間に食べ尽くした。
昨日またひと箱もらったので、どんどん食べている。
食べないと傷むしね。
もうちょっと黄色くなり始めている。
いいんだけど。

外苑前にあるTEPIAってとこに、取材にいったのだが、
そこに展示してあった内視鏡が、ちょっと面白かったのだ。
薬のカプセルくらいの大きさなのだが、そこにカメラが入っている。
そのカメラがカプセルの中でぐるぐる回るのだ。
口から消化管を通る間に、そのカメラはなんと87万枚の写真を撮る。
そして、消化管全体の詳細なマップを作ってくれるのだ。
なるほどそれは、健康診断にはいいよな、と思ったんだけど、
それよりもぼくは、AV関係者の友人の顔が浮かんだのだ。
これってきっと、そのうちアダルトビデオで使うやつが現れるよな。
中でぐるぐる回って、詳細なマップ、うーん、こりゃAV向きだ。
株式会社アールエフってとこが作ってるんだけど、
誰か話を持ってかないかな。

某社から、漫画アンケートの依頼がきた。年末には、こういう依頼がたくさんくる。
>急で誠に恐縮ですが、お仕事をお受け頂けるか否かの
>お返事を明日正午までに頂きたく存じます。

 いきなり依頼してきて返事は明日正午かあ、と思いつつ、
依頼の中身を見てみた。
>全国の書店を対象にアンケートを実施、泣ける漫画を
>選出・紹介するという企画です。
>6つに分けた泣ける漫画カテゴリの中から、漫画好き
>として知られる各界の著名人の方にコミック推薦のご依頼をしております。
>そこで今回、スガシカオ様に泣ける漫画をご紹介、
>それに伴うアンケート(全2問。10分ほどでお答え
>頂ける簡単なものです)にご回答頂きたく存じます。
>ご自身が漫画家であり、また漫画評論家としても著名な
>いしかわ様は、かなりの漫画フリークと伺っております。
>これまでなされた数々の漫画評論の中で、いしかわ様の
>琴線に触れたイチオシの泣ける漫画作品をぜひご紹介ください。


何度か読み返したのだが、なにが書いてあるのか理解できない。
なにを依頼してるんだかわからない。
 書店?
 スガシカオ?
 俺は書店員じゃないし、スガシカオは面識がない。スガシカオになにを紹介するんだ?
 締め切りはいつなんだ。ギャラは?
しょうがないので、もう少しまともな文章で依頼してくださいという返事を出した。
次の日返事が来た。
>いしかわ様がこれまでお読みになった漫画の中で
>「これは泣けた!」 という作品を3タイトル挙げて頂き、
>その理由や具体的にどのシーンが泣けるのかなどを
>アンケート用紙にご記入頂きます。
> 選出頂きたい漫画のジャンルは「家族・動物から2作、
>ジャンル自由で1作」です
>アンケートにご協力頂いた方には5千円お支払いさせて頂きます。(応相談)

 そして、締め切りは、明日だった。

 もちろん、お断りした。
>依頼書の中で、お名前を誤って記載した部分が
>ございました。

 これはスガシカオの件なんだろうか。


今日は吉祥寺ミナリで韓国飯。
ここは、ちょっと前まで諸国空想料理クークーだったところだ。
クークーはよく利用してたんだがなあ。
なくなってしまって残念だ。
ちょっと大きい店なので、客の数を維持するのが大変なんだよな。
クークーは特に、看板シェフの高山なおみが独立してから、ちょっと厳しくなった。
ミナリも、あまり入っていない。
こちらも厳しいなあ。
悪くないんだけど。
野菜だくさんの鳥鍋タッカンマリも、なかなか美味しかった。
一緒に食べたのは、金田一さん。
横溝のほうじゃなくて、秀穂さん。
古い読者なのだ。
さて、今日もばりばり仕事するぞ。
もう今年もあと1か月切った。

昨日の朝、10時半ごろやっと仕事が終わってベッドに潜り込んだんだけど、
12時過ぎにトイレにいきたくなって起きた。
仕事中ずっとお茶飲んだりコーヒー飲んだりしてたからな。
正ちゃんはぼくの左脇で寝ていた。
ミミは、右肩あたり。
トイレから戻って、もう1時間くらい寝ようとベッドに入ったら、
なんだか妙な感触。
背中が冷たいのだ。
それになんだか湿ってるような気がする。
ハッとして飛び起きてみたら、ベッドの背中あたりがぐっしょりと濡れている。
ああ……、ミミのおねしょだ……。
こーの寝小便垂れ〜〜!


しょうがないのでもう起きていた妻のベッドを借りて、もう1時間ほど寝て、
出かけていた妻にミミの寝小便を報告したら、
ミミの直属の上司である妻は、かなり落ち込んでいた。
でも、実はそうではなかったのだ。
なんかミミのオシッコにしては臭くないなとは思ってたんだけど、
よく見たら、ウォーターベッドから水漏れしていたのだ。
すまんミミ、濡れ衣だったよ……。
すぐベッドのメンテナンス会社に連絡して、水のマットを替えて貰った。
もう10数年使ってるから、替え時ではあったんだよな。
ヒーターも2年くらい前に効かなくなって取り替えたし。
まあこれで、また10年は大丈夫だ。
ウォーターベッドは快適だからな。
短い時間でも熟睡できて、漫画家にはぴったりだ。

ウォーターベッドは修理してもらって、
快適に寝られるはずだった。
今朝仕事を終えて、さあ寝ようと6時過ぎにベッドに潜りこんだら、
なんだかベッドが冷たいのだ。
ウォーターベッドというのは、水の入ったバッグの上に寝るわけだが、
冬はそのままでは冷たいので、下に布状のヒーターを敷いて、水のバッグを暖めるのだ。
昨日の3時頃に修理が終わり、水を入れてヒーターのスイッチを入れた。
15時間経てば、もう水も温まってるだろうと思ったのだが、
なんとまだやや冷たかったのだ。
眠くてフラフラだったので、寝てるうちに暖まるだろうと、そのまま寝たのだが、
これがなかなか暖まらない。
結局、昼ごろ起きるまで、背中が冷たくて熟睡できなかった。
ヒーターが効いてないんですがと、すぐまた修理を頼んだのだが、
それは大丈夫というのだ。
まだ冷たいんだけどといったら、それはまだ温まってないだけだと、当然のようにいうのだ。
今晩寝るまでには温まるから大丈夫、というのだが、
だったら昨日のうちにいえよ。
冗談じゃないなあ。


先日の手塚文化賞のイベントの時に、
朝日カルチャーセンターでなにか話さないかと誘われていたのだ。
3月って話なので、半年も先だし、まあいいかと引き受けておいたんだけど、
今日の朝日夕刊でもう発表になっている。
「ひとりでマンガ夜話」っていうタイトルになってるが、
ひとりってのも、なんだかちょっと間抜けだな。

那覇事務所にこもっていた。
さっき羽田から帰ってきた。
今日は那覇マラソンの日で、
早起きできたら9時のスタートを見物にいこうかなと思いつつ昼まで寝てしまったんだけど、
空港に向かうモノレールの中から、数百人が長い列になって走ってるところを目撃した。
ええーっ、もう2時半近いのに、まだ走ってるのか。
まあ大半の参加者は思い出作り組で、記録を狙ってるわけじゃないからな。
確か8時間くらいは走ってる人もいるはずだ。
5時間半後に走ってる人がたくさんいても不思議じゃないんだけど、
でもやっぱりびっくりしちゃったな。

今回は、昼飯はなるべく沖縄そばを食べようと思って、
今までいってなかったところも含めて、何軒も制覇した。
大東島の大東そばは、初めてだった。
麺がうどんみたいに極太。
黄色いんだけど。
それが手もみで縮れさせてあって、コシというよりかなりモチモチ。
スープは鰹系のすっきりというかさっぱり味だ。
上に乗ってる肉が、物凄く分厚い。


てぃーあんだーのほうが好きだけど、悪くなかったな。
沖映通りいりぐちのかどやもそうだけど、
沖縄は普通に入ってる町の普通のそば屋が、案外あなどれないんだよな。
三越裏に沖縄そば博物館ができて、一度いこうと思ってたんだけど、
いつ覗いてもあまりにもすいてるんで、 ちょっと二の足踏んでたんだけど、
今回ついにいってみた。
どうしてすいてるかというと、有名店が一軒しか入ってないし、
金はまるでかけてないしで、本気度が圧倒的に足りないからだ。
御殿山のそばを食べたんだけど、本店のほうが美味しかったな。
でも、本店はロケーションが素晴らしいんで、
もしかすると味はあんなものだったのかもなあ。
次回も、また沖縄そば制覇にトライするかな。

「ぼのぼの」でリスの頭の中で同じ歌がぐるぐる回り出して止まらなくなる話があったけど、
数日前の朝、ぼくも同じような経験をした。
朝刊読んでるうちに頭がぐらぐらしてきたので、さあもう寝なくちゃとベッドに入った。
早く寝ないと、もう起きなくちゃいけない時間までに3時間もない。
首まで布団に潜り、正ちゃんを左脇に抱えて目を閉じたら、
「♪ちょうちょうちょう、いい感じ」
というフレーズがふいに浮かんできた。
くだらない、と思ったらそのまま、頭の中で鳴り始めた。
♪ちょうちょうちょう、いい感じ
♪ちょうちょうちょう、いい感じ
♪ちょうちょうちょう、いい感じ
♪ちょうちょうちょう、いい感じ
♪ちょうちょうちょう、いい感じ



延々と誰かが歌い続けて、ぼくを眠らせない。
ああ頼むからやめてくれ、もう寝なくちゃいけないんだ、
と思っても、いつまでも延々と延々と延々と続いてやむ気配がない。
なにかの呪いなのか。
つんく、畏るべし。
きっと今夜あたり、これを読んだ誰かの枕元に、この呪いは訪れるであろう。
「♪ちょうちょうちょう、いい感じ……」

カレンダーって、いつの間にかどこかからいくつかきていて、
あまり自分で買うということがないものだ。
実家にいっても、余ってるから好きなもの好きなだけ持ってけとかいわれるが、
もらってもせいぜいひとつくらいだ。
今日ちょっと髪を切りにいったついでに本屋を覗いたら、
つい猫のカレンダーを買ってしまった。
そんな下手なもの買ったこと一度だって買ったことなかったのに、
ちょっとした気の迷いだったのだ。
ふらふらと手にとって、レジにいってしまったのだ。
岩合の写真とかではない。
ただの商売っ気満点の、猫雑誌系写真なのだ。
でも、これが可愛いんだよなあ。
冷静に考えてみると、ちょっとミミにやられて、猫馬鹿になってる。
ちょっとちゃんとミミの写真を使ってカレンダーでも出してみようかな。


[12.6]
ムーンライダースの30周年ライブにいってきた。
渋谷公会堂改め、CCレモンホールだったか、そんな名前だ。
ライダースともずいぶん長いつきあいだなあ。
みんな同世代だし 。
今日は、↓操
-misaoをデビューのご褒美に誘っていった。
関係者用入り口でチケットを受け取ろうとしたら、やまだないとがいた。
中にナオキくんもいますよというんで、どんな爽やかな青年がいるのかと思ったら、
山本直樹であった。
まあナオキくんだけど。
やまだの席は前のほうだったが、ぼくの席は関係者を適当に押し込んだらしいPA席の裏。
舞台が見えないんだよな。
前半は、落ち着いた新しめの曲中心。
30代40代の多い客席は、誰一人として立とうともしない。
まるでクラシックコンサートのようだ。
今回は、ツインドラムス。
女の子のボーカルがひとり。
あとはいつものライダースのメンバーだ。
しばらくMCなしでずっと演奏を続け、暖まってきた中盤から客をいじりつつ古い曲もやる。
やっぱり、古い曲のほうが、客も盛り上がるんだよな。
長年馴染んできた曲だもんな。
後半は総立ちで、一気にラスト。
まだまだ元気だな。
終わってから会場で軽い打ち上げ。
久し振りにメンバーと会ったら、ややみんな老けていた。
「現存する最古のロックバンド」だからな。
林家彦いちがなぜかきていた。
サエキけんぞうのライブで一席やったそうだ@新宿Loft。
古い知り合いが何人かきていたが、
最近は久し振りに会う知り合いが順調に歳を取ってるんで驚く。
どうも自分が歳を取ってる自覚がないからな。
かしぶち哲朗に二次会に誘われたんだけど、なかなか会場に移動しないんで待ちくたびれて、
先に帰ってきてしまった。
仕事もあるし。
ごめん。
さて、ちょっとお風呂に入って元気な子になるかな。


先日のオフ会にきていた女の子が、明日11月23日に歌手としてデビューする。
「心の空」という曲だ。

操-misaoという名前なんだけど、彼女は、ちょっと前までは戸籍が男だった。
彼女は性同一性障害(GID)というやつで、体は男だったのだが、心は女だったのだ。
手術を経て、戸籍を変え、明日めでたく女の子としてデビューするのだ。
小さいレコード会社だし、事務所にもやや問題があったりと、
不安もある中でのデビューだ。
とりあえずぼくは、うまくいくように祈ります。

そろそろ気温も低くなってきて、正ちゃんが膝に入ってくる季節になった。
昨日からついにTシャツからセーターになってしまったし、
今年初のデロンギが出動した。
我が家の猫軍団は、さっそくデロンギ前で伸びているのだが、
ここで、問題がちょっと起きている。
デロンギ前に置いてある猫ベッドを誰が使うかで、熾烈な争いがあるのだ。
元々は正ちゃんのものなのだが、貰われてきたばかりのミミがそこでウンコしてから、
ミミも微妙に所有権を主張している。
正ちゃんが寝てることろにそっとミミが近づくと、正ちゃんが怒って追い払う。
でも、正ちゃんが留守の間に、ミミがちゃっかりと占領してしまう。
しょうがないから、もうひとつ買ってやるか。
でも、猫軍団は、なんでもいいから猫ベッドがほしいのか、
この猫ベッドを占有したいのか、どちらなんだろう。

正ちゃんはミミが自分の領土を簒奪にかかるのを警戒しているのだが、
ミミはイノセントに一番快適な場所を求めて行動する。
そこに争いが起きるのだ。
でも、ぼくの膝の上では、あまり争いは起きない。
確かに膝の上にいるから、正ちゃんも占有はしていなくても一応の満足感はあるし、
ミミも温かくて快適で満足だ。
ただ、問題はぼくだ。
うちにきたばかりのミミはまだ700グラムしかなかったのに、今では2キロ超。
正ちゃんは元々5キロ超。
一時ミミとの確執に疲れて体重を減らしたが、すっかり戻ってしまった。
2匹合わせると、楽々7キロ超。
それがぼくの膝の上でくつろいでいるのだ。
これがけっこう重い。
足を組み替えようとすると怒られるし。
せっかく平和に2匹が共存しているのに、追い出すのも可哀想だし。
今年に冬は、ちょっと苦難が続きそうである。

今シーズン初めての上海蟹を食べてきた。
ボージョレヌーボーよりも、こちらのほうがいいな。
神保町の咸享酒店で蟹放題。

の残骸。
しかし、実は問題があって、仕事がぜんぜん進んでいないのだ。
いくつもたまっている原稿は、まだそのままである。
さあたらふく食べた後は、今夜も徹夜だ。

今日の「バンキシャ!」は、スタジオにいったらいきなり持ち時間が減っていた。
募金詐欺のネタを急に増やしたので、その分スタジオが減ったのだ。
今日は沖縄知事選もあったんで、なにか情報がないかと思ったんだけど、
影も形もなかった。
まあ日本テレビは、沖縄にはないからな。
当然、バンキシャもない。
知事選はどうなってるかなあ。
前回いってた時には、ふたつの大きな祭のちょうど間になってしまって、
仕事はできたが娯楽はなかった。
次回は、那覇マラソンにぎりぎり擦るかな。

今日のバンキシャは、松坂と郵政組復党と募金詐欺。
中でも募金詐欺は、酷い話だった。
なにも知らない子供に募金活動をさせて、集まった金を騙し取っている。
子供にも酷いし、良心的な組織にも失礼だ。
どの組織を信用していいか、わからなくなるよな。
帰ってきたら、知らない人からメールがきていた。

小泉前総理のことを、呼び捨てで呼んでいたが、
漫画家風情の割には、ずいぶん君は偉いんだね。
実況ネットでは、非難轟々でしたよ。


そうか、実況ネットでは喜ばれていたのか。
ふっふっふ、それはけっこう。

那覇知事選は、仲井真が勝ったか。
どちらが勝っても、これからむつかしいなあ。

[11.26]
今日はやや曇りだけど風はなく、ちょうどいいテニス日和であった。
というわけで、テニスにいってしまったのだ。
やらなくてはいけない原稿が、ほんとに溜まっていて、
おまけに日曜はバンキシャで潰れるし、
テニスやってる場合じゃないんだけど、猿テニスは大事なのだ。
今年最後だったし。
うちからテニスコートまでは、大した距離じゃない。10数キロ程度だと思う。
でも、途中環八を抜けるのが大変だ。

環八は、いつでも混んでいる。
今日も、帰りに渋滞にはまって時間をロスしてしまった。
コートのレストランで夕食は済ませておいたんで、腹は減らずに済んだけど、
短パンだったんで、ちょっと寒かった。
もうそろそろ屋外コートで、Tシャツ短パンでテニスやるのは限界だな。
ああしかし、原稿をどうしよう。こんなに溜まってるのも久し振りだ。
各方面のかたがた、大変申し訳ありません。
遅々として進んでますので、もう少々お待ちください。

今日16日の朝日夕刊に、五十嵐大介の記事が載っている。
もっと陽が当たってほしい漫画家だ。
ぼくのコメントも引用されている。

なんてことだ、石川賢が。

草も既に茶色で、緑の山ではなくなっている。
前に春きた時は、まだ季節が早くて新芽が出ていなかった。
だから、もう何年も緑のビーナスラインを走っていない。
まだ2時過ぎたくらいなのに、山の上は暗い。
ガスで見晴らしは悪いというか、なにも見えないし、激寒だ。
山はもう冬なのだ。
その上、雨が降ってきた。

ほとんど車の走っていない山道をのんびり走る。
まあこれはこれでなかなか楽しいドライブだ。
問題は、湧き水だ。
冷たくて美味しい水が湧いていたのに、飲もうと思ったら、
大腸菌が検出されたので煮沸するようにと注意書きが出ている。
なんだよー、楽しみにしてきたのにー。
こんな山の上も汚染されているのだ。
白樺湖から霧ヶ峰を抜け、美ヶ原高原だったかな。
でも、暗くてガス雨で、美しくない高原だった。
松本の手前で、地元の直売所発見。
野菜とお焼きを買い込む。
信州にきたら、お焼きだよな。
松本市内に入って、郵便局の有料駐車場に駐め、
まず蕎麦を食べにいく。
NHKの裏の浅田にいったら、もう閉まっていた。
うかうかしていたら市内に入ったのがもう4時過ぎてたんだけど、
食べ物屋が4時でもう閉まってるってのはどういうことだ。
近所の山形屋で、天ざるを食べる。
旨い。
そばも天ぷらも旨い。
早起きしてよかった。

竹風堂で栗菓子を買おうと思ったら、6時で閉まっていた。
観光地が6時で閉めるなよー。
松本はどうも、夜が早すぎだよ。
以前はよく籠もって単行本をこの街で書いてたんだけど、
冬はあっという間に店を閉めちゃうんだよな。
中町で器を見ようとしたら、ここも閉まっている。
隣の店がいつの間にか洋服屋になっていて、
覗いてみたらなかなか品揃えがいい。
でもちょっと高いんだよな。
駅ビルまでいって竹風堂その他を調達し、8時過ぎに松本を出発する。
帰りの中央道は、渋滞はほとんどなかったが、途中まで土砂降りでまいった。
ただでさえ中央道は暗い。
山道は真っ暗で、100キロで走るのが怖いくらいだ。
それに土砂降りが加わって、ちょっと先頭を走りたくないので、
100キロくらいで走る車の後ろを走ることにする。
談合坂で休憩を入れて、だいたい3時間半。
ま、美味しい蕎麦が食べられて、けっこうなドライブであった。

関西テレビがコメントを取りにきていた。
京都に京都国際マンガミュージアムというものができるんで、
その関係のあれやこれやのコメントだ。
と思ってそれなりのことは考えておいたら、実際の質問はもっと漫画全般に関してだった。
今日は打ち合わせがふたつあって、これがあって、仕事の効率悪し。
まあしょうがないけど。
今日までにやるつもりだった原稿が、ふたつばかりまだ手つかずで残っている。
それなのに、明日は猿テニスだ。
まだ肘も痛くて曲がらないのに大丈夫なのか。
そして仕事は……。
まあなんとかなるだろう。
一昨日の松本蕎麦行も、あれで原稿2本書くつもりなのにネタが少々少な目。
まあなんとかなるだろう。
関西テレビは、夕方のニュース番組「スーパーニュース アンカー」。
23日の放映だそうだ。
あれ……、昨日ってなにしてたんだっけ。
記憶がない。
仕事してたんだな、きっと。

山は土砂降りだった。
久し振りに松本まで蕎麦を食べにいった。
早起きして猫にご飯をやり、147にガソリンを入れてタイヤの空気圧を調整し、
中央高速に乗ったら、工事渋滞だった。
調べておくんだった……。
おいおい相模原まで70分かよと、まあiPodでCKB等聴きつつ、
のろのろと進んだ。
諏訪で降りて、ビーナスラインに乗ろうとふと前方を見たら、
山の上はガスでほとんどなにも見えていない。
うわー、こりゃ松本直行のほうがよかったか、と思いつつも、
せっかくきたんだしと登り始める。
麓はまだ緑の山も、中腹あたりでは見事な紅葉で、
日本の秋は素晴らしいという豪華絵巻が見られたが、
山頂近くなるともうみんな葉を落とし、枝ばっかりになっている。

ここんとこ、左奥の歯が、ちょっとうずいてたのだ。
痛いというほどではないんだけど、たまにちょっと違和感がある。
それで久し振りに歯医者にいったのだ。
自転車でひとっ走り、三鷹台までいったんだけど、
歯医者到着寸前に、携帯に電話が来た。
自転車を道路脇に停めて、折り返し電話してみたら、
「池袋警察です」
などという。
今電話いただいたんですがというと、なにか心当たりはと聞かれる。
なにもないですねえと応えると、ではまた電話が行くと思いますというので、切ったんだけど、
ふと見たら留守電が入っていた。
聞いてみたら、やはり池袋警察だった。
携帯電話が落ちていたから取りにくるようにというのだ。
名刺が一緒だったので電話したというのだが、携帯電話と名刺が一枚落ちてたのかなあ。
ビックカメラで拾われたらしいが、とりあえずぼくの携帯は、手元にある。
というか、今留守電を聞いてるのがそれだ。
落としてない。
たぶん、どこかの編集者が落としたんだろうけど、
警察は携帯の電話帳とかはチェックできないのかな。
名刺と一緒といったって、名刺100枚一緒に入ってれば間違いなくぼくの携帯だろうが、
一枚入ってたって、そりゃ誰のかはわからないだろう。
留守電を〈保存〉にして、歯医者を済ましてからもう一回電話しようとしたんだけど、
保存した留守電をどうやって聞くのかがわからない。
あんまりそんなことしたことがないからなあ。
まあいいや、またかかってくるかもしれないし、どうせ俺のじゃない。
これを読んだ編集者は、ちょっとポケットを探ってみるようにね。

学園祭のシーズンだ。
 先週はうちの大学の学園祭だったんだけどいけなかった。
 さっき、昼飯を食いに外に出たら、東女のほうが騒がしい。
そういえば、東女の学園祭VERA祭をやってるはずだな、とちょっと覗きにいってみた。
東女は、うちから歩いて2分だ。  
 ここの引っ越してきた7年前に一度いったことがあるが、今回もあの時くらい寂しい学園祭だった。
日曜の午後なのに、人出は少ない。
小ぢんまりしたキャンパスの中庭正面にステージがあって、アニメ声のメイドがなにか話していた。
ダンスコンテストかなんかやってるらしいが、客が少なくて盛り上がらない。

中庭外周にテントが少し並んで、模擬店もいくつかあることはあるんだけど、数が圧倒的に少ない。
その上、大きい火を使ってはいけないのか
、提供している食べ物も、団子とか玉コンニャクとかホットケーキとか、ささやかなものばかり。
焼きそばとかお好み焼きとかフランクフルトとか、模擬店の定番商品の、がつんと腹に入るものがない。
客が少ないんでしょうがないのかもしれないけど。
 教室をいくつか覗いたけど、展示もあまり面白くない。
 学園祭に熱心じゃない校風なのかもしれないな。
 漫研を覗いたら、アニメ絵ばかりだった。
もうこういう時代なんだな。
本人たちは、あれがアニメの影響下にある絵柄だと意識もしていないのかもしれない。
 なにも食べずに、近所のカフェcopoに。チキンカレーを食べた。

亀和田武は、作家ということになっているが、
小説でなにか大した物を書いたという話は聞かない。
昔はエロ漫画誌の編集者をやっていたが、
ワイドショーの司会者をしばらくやって、それで食いつないでいるという印象だった。
でも、朝日新聞で雑誌評の連載を始めたら、それが凄く面白かったのだ。
切り口も文章も面白くて、そうか亀和田ってこんな才能があったんだと驚いたのだ。
今度会うことがあったらずっと誤解してたよと謝ろうかと思ったくらい、
ここ数年の仕事には感心していたのだ。
でも、昨日の朝日新聞で、またその印象は変わってしまった。
亀和田がテレビドラマの原作になった漫画の話を書いていて、
その中で福本伸行の「アカギ」に触れている。
でも、その認識がかなり変なのだ。
深夜テレビアニメの「アカギ」を、阿佐田哲也の「麻雀放浪記」に通じると書きつつ、
漫画版「アカギ」の作者名すら書いてない。
「近代麻雀」という署名は書いているのに、福本伸行という名前は、まったく書いていないのだ。
その漫画をアニメの制作者が見つけたことを褒め、
「コンビニの隅に置かれた麻雀漫画誌から、よくこんな異色作を探してきたものだ」
「制作者の目配りの良さに感心した」
などと書いている。

福本を知らないのか?
大メジャーヤングマガジンで人気漫画「カイジ」を描いている福本を、
亀和田は知らないのか?
福本ってコンビニの片隅にいるだけじゃなくて、凄い人気漫画家なんだけど。
「何百万部も売れた作品だけでなく、D級マンガ誌も丹念にチェックすることで」
って、ヤングマガジンで人気の何百万部も売れた福本の、ほかの作品をアニメ化しただけだろ。
なんだか、ガッカリだなあ。
福本を知らないんなら、まあそれはそれでいいんだけど、
一緒に、「ヤングキング」のことも書いているが、
少年画報社や近代麻雀が業界でどういう存在か、亀和田が知らないとは思えないんだがな。

今日は「フリースタイル」の「このマンガを読め!」の恒例座談会。
メンバーは、呉智英と新保信長と中野晴行、そしてぼく。
下北沢の小料理屋に集まって、今年の漫画の総括をする。
今年は、これ一本という作品がなかったせいか、みんな押す作品がばらばらだ。
漫画はもうジャンルがあまりにも拡散してしまって、
すべてに目を通すことは不可能になってしまったことを再確認。
それと、漫画雑誌が順調に部数を落としていることも。
少年サンデーも、かなり危ないところにきているな。
チャンピオンは、もう危ないのを通り越した。
青年誌もおしなべて売れていない。
単行本でなんとか息をついてるというところか。
もう雑誌で読んで単行本でもう一度読むという読者は、それほど多くないんだな。
漫画も連載1回では描ききれないようになってしまった。
雑誌で1回ごとのカタルシスが得られないんだな。
ほんとにむつかしい時代になってきた。
少子化だけが問題ではないなあ。

近所の鍼灸院にいってきた。
前からいこうかどうしようか迷っていたのだ。
名前が「楊中医」ようちゅういだからなあ。
でも、ずっと以前取材にいった大森の後藤学園という東洋医学系の学校で、
この楊
中医を紹介されてたんで、腕は大丈夫そうだというのはわかっていた。
それで、今日思い切っていってきたのだ。
楊中医は、住宅街の小さい一軒家だ。
受けつけで症状を申告して、小部屋に通されて問診に移る。
舌を診て、だいぶ疲れてますねといわれる。
舌は疲れると腫れてくるらしい。
そうか、疲れてる時によく舌を噛むのには、理由があったんだ。
普段より大きくなってるんで、咀嚼中にうっかり噛んでしまうんだ。
なるほどねえ。

それから裸になって俯せになり、肘に何本かと、全身にも針を打たれる。
そのまま全身を温めて、肘は温灸を施される。
温灸は、アシスタントの女の子だ。
ちょっと針に刺激を与えますといわれて、肘になにかしてるんだけど、
俯せになってるんで見えない。
ちょっと響いてて顔を上げたくなかったし。
振動を与えてるんだと思うんだけど。
それから、全身にローラー灸。
太い百草を入れた、テルミーみたいなものだ。
体にエネルギーを与えますといってたが、新陳代謝をよくして活性化してるんだな。
最後に肘に湿布を貼って、明日またきてくれといわれる。
針は、打った後体がだるくなるのが難点だ。
今週は週アスが2本あって東スポの一回目もあるのに。
でもまあ、けっこう楽になった。
これで今から1時間くらい寝られれば、もっといんだがな。

NHKで「ラストメッセージ」というシリーズが始まって、
第一回が、手塚治虫だった。
手塚が劇画に押されて消えてしまう寸前に、
起死回生の「ブラックジャック」の大ヒットを放ったあたり。
死の直前に母校でやった講演。
手塚はなにを伝えたかったか。
いろいろ出てきたんだけど、個人的には並木ハウスが初めて見られてよかった。
手塚がトキワ荘を出て引っ越した先。
高級アパートだったはずだけど、今見るとただの木造アパートだ。
いわゆるマンションなんかあまりなかったと思うから、
金はあったはずの手塚でも、一軒家じゃないと住むのはあのクラスだったんだな。

それにしても、ブラックジャックや火の鳥以外にも、手塚作品はあるのに。
デビューから10年くらいの間に描かれた作品群の、
面白さと描線の美しさ。
手塚は日本のインテリ老カーツーニストたちにやられて、
自分の画力のなさにずっとコンプレックスがあったと思う。
でも、そうではないのだ。
初期の手塚の絵は、素晴らしい。
ひとコマ漫画家に揶揄され劇画に押され、自信をなくしてからの手塚の絵は、
確かに記号になってしまった。
でも、初期の絵は、溜息が出るほど素晴らしい。
藤子不二雄たちが憧れる気持ちは、充分に理解できる。
描線だけではなく、内容もとてつもなく素晴らしい。
手塚は、まさに天才だった。
デビューから10年、いや20年近くは、手塚は天才だったと思う。
あのころの作品はあまりクローズアップされることがないが、
機会があったら読んでみてほしい。
そのあまりの幅の広さと質の高さに驚かされると思う。

土曜の夜に、今日はプロレス何時からだっけとテレビをつけたら、
荒俣さんが出ていた。
怪奇もののような奇術もののような妙な演出の番組だったので、
しばらく見てたら、なかなか面白かったのだ。
ぼくが見たのは、目の中からコインを出すとか、鎖を体を貫通させるとか、
印を付けた石を当てるとか、大きな岩を地面から持ち上げるとか、
ネタを仕込んどけばできるものが多かったが、
そのマジシャンというか、パフォーマンスをしてる若僧を、
〈サイコマスター〉と呼んで、オカルトっぽい味付けをしてるのが面白かった。
もうマジックもいろいろバリエーションが出てしまって、
味付けを工夫しないと成立しないんだなあ。
以前、カッパーフィールドを観にいったら、
ひと目でネタのわかるスナック芸を延々とやられて驚いたことがあったけど、
マジック自体も、そうそう新しいネタがないしね。
前田知洋みたいな超絶技巧とセンスがあれば別だけど。
サイコマスターでは、細い鎖を喉に通すのがあったけど、
あれは気持ち悪くて、その上ネタがまったくわからなかったな。

神宮外苑に久しぶりにいったんだけど、
公園はもう秋の気配が濃厚だな。
地面には、落ち葉が降り積もっている。
気温はまだ初秋ってとこだと思うんだけど、木の葉はもう散り始めている。
なんか今年は気温がいつまで経っても高いままのような気がする。
家ではまだ半袖Tシャツだもんな。
こないだそのまま外出したら、さすがに吉祥寺の街で半袖着てるのはいなかった。
サンダルで出ようかと思って思いとどまっておいてよかった。
今日はデザイン系の取材で、なかなか面白かったんだけど、
もう少し時間があったら、公園を散策したかったな。
今週は、青山渋谷から外苑にかけて、
デザイン色が強い。
こちらももう少し時間があったらじっくり回りたかった。
なにするにも、時間がネックだなあ。
そうさぼってるわけでもないのに、いつも時間がない。

ユニオンでは、懐かしい顔に何人も会った。
怨霊は、今は亡きFMWで、〈呪いのベルト〉を挟んで縁があった。
いや、怨霊ってのはオバケではなくて、レスラーの名前だ。

当時、東京の試合では杉作J太郎に頼まれて、ぼくもテレビ解説に加わっていたので、
それもあって、呪いのベルトを怨霊が保持する際のネタ作りに参加した。
ベルトの由来を解説し、それがFMWに登場するに当たっては、
現場レポーターと揉み合いを演じてまで阻止しようとした。
なにせ、呪いのベルトは保持した人間が死んでしまうのだ。
その後、タイトルマッチで負けたほうがベルトを押しつけられるという、
理不尽なタイトルマッチが何度も行われ、最終的には犠牲者も出た。
恐ろしい縁であった。
今は「アイスリボン」をやっている元川も、あのころのFMWにいた。
私服で声をかけられたんでわからなかったけど、
みんなそれぞれの場所で頑張ってるなあ。

新木場にいってきた。
ファーストリングで、 ユニオンプロレスを見てきた。
新木場は大学の先輩に木場の若旦那がいたんで、多少知ってたが、
久し振りにいくと、もう別ものになってるな。
今回のユニオンの興行には、目玉がふたつあった。
アメリカン・バルーンと、電気ウナギ&ナマズデスマッチだ。
アメリカン・バルーンは、アメリカからきたレスラーなのだが、巨乳だ

元巨乳の婆さんくらいの巨乳だ。
若いが、垂れている。
もう片っぽのデスマッチは、意外なことに生きている電気ウナギや電気ナマズではなく、
死んだ電気ナマズが最大の凶器になった。
死んだナマズを、口に押し込まれるのは、ムーンサルトを喰らうより辛い。
会場は満員で、進行はちょっとゆるかったが最終的には盛り上がった。
詳しくは、また明日。
今日は眠いので、もう風呂に入る。

というわけで、昨日の続き。
ファーストリングは初めていったが、新木場の倉庫街の一画、まさに倉庫を改造した会場だ。
椅子席は満員で200人くらいだが、スペースに余裕はあるので、かなり入れられるな。
大規模オフ会にいいかも。
ユニオンは、DDTの別チャンネルだ。
DDTも、マッスルはあるしユニオンはあるし、メジャーみたいだな。
DDT本体とマッスルは定着したが、ユニオンはまだ厳しい。
でも昨日はいい入りだった。
やはりアメバルかな。

一部ネットで盛り上がっていたが、アメリカンバルーンは、日米ハーフのレスラーだ。
映像がネットで流れて、その巨乳に誰もが唖然としているうちに、DDT来襲だ。
ついでにユニオンにもきた。
第一試合は、健心×726。
健心は、凄い体になってるが、体だけなんだよな。
第二試合は、チェリー×希月あおい。
第三試合はいろいろ出てお笑い系ラダーマッチなんだけど、
ゆるすぎて笑えない。
せっかく痛いプロレスをやってるのに、もったいない。
第四試合は、石川修司×isami。
石川は、以前馬場のギミックでやっていた、大きいレスラーだ。
大きすぎて、DDTでは体格に釣り合う相手がいない。
プロレスがうまいわけではないので、なかなかカードがむつかしかった。
isamiは小さいレスラーで、どうしても石川がisamiをいたぶる形になってしまうが、
案外ふたりはうまく噛み合って、必死さが出ていた。
有刺鉄線マッチで血だらけになっていたが、痛みは伝わったと思う。
休憩時間には、メカマミーの電気ドリル大小が飛ぶように売れていた。
あれは、ちょっとほしい。
さて、セミはいよいよアメバルだ。
theMACと組んで、メカマミー&マミーLiteとラム会長&怨霊の3ウェイ。
キャラの濃いレスラーばっかりで、もうお腹いっぱい。
ちょっと欲張りすぎたかな。
ラム会長を初めて生で見たが、リングのまるこだな。
達者なもんだ。
アメバルとメカマミーがやや埋もれ気味でもったいなかった。
メインは、ポイズン澤田×ミスター雁之助。
双方のコーナーに電気ナマズと電気ウナギがいて、それを:凶器に使うという不思議な設定。
でも、意外なことに、一匹不慮の事故で死んでしまった電気ナマズが、最も恐ろしい凶器になった。
雁之助が死んだナマズを澤田の口にぎゅうぎゅう押しこむのが、
とってつもなく恐ろしかった。
ぬるぬると生皮が禿げ、場内に生臭いニオイが立ちこめる。
まさにデスマッチだったなあ。
終わってから控室に顔を出したら、澤田が、ナマズの牙が口の中に刺さって痛かったと語っていた。
ああ恐ろしい。
リングは、最後に後藤が出てきたのは意表をついてた。
次回は後藤と澤田がタッグを組むらしい。
でも、どっちかといえば、後藤は雁之助側だよな。
帰りに新宿によって、麺通団でかまたまとゲソ天を食ってきた。
なかなか濃い一日であった。


ふと気づけば、カウンターが「800万」を超えている。
「7777777」に気を取られて、すっかり忘れていた。
思えば'97年の3月か4月ごろに、週アスのネタでホームページを立ち上げないかということになって、
面倒臭いけど、じゃあちょっとやってみるかとソフトを買ってきて、
取説も見ないで適当に何枚かページを作って貼り付け、
始めたんだけど誰か来てるのかどうかもさっぱりわからず、
カウンターというものをつけたのが、5月の2日だ。
そうか、あれからもう9年半も経ったのか。
信じられん。
時の経つ速さに唖然とするばかりだ。
とりあえず仮ページを立ち上げておいて、慣れたらもっとカッコいいものを作ろうと思っていたのに、
あの時30分くらいで作ったフォーマットを未だに使っている。
10年経ったら、さすがにリニューアルかなあ。

 四国のサッカーチーム、カマタマーレ讃岐が、四国の地域リーグで優勝した。
 実は、ここのキャラを描く約束をしていて、もうラフだけは送ってあるんだけど、
まだ現物が描いてない。
早くしなくちゃなあ、と思ってたら、この快挙だ。
 ああ、プレッシャー……。


駅にいく途中の道で、最近バトルが繰り広げられていた。
どんなバトルだったのか、よくわからないのだが、
古い家と隣接したアパートとそれを囲む塀に、
金銭的トラブルを暗示する張り紙がベタベタ貼られていたのだ。
法的にもうここは押さえたから手を出すなという意味の張り紙がいっぱい貼ってあったのだ。
うーんなにがあったんだろうなあと、いつも横を通っていたのだが、
今日通ったら、ついに解体が始まっていた。
ショベルカーでバリバリと家を壊していく。
その横で、ホコリが立たないように若い男がホースで水をかけている。
しばらく見ていると、壁が崩され、家の内部があらわになってくる。

居間があり、台所があり、廊下があり、風呂があり、
かつてはここにあった家族の歴史が明らかになってくる。
もうここに、家はないんだな。
あるのは、家の残骸だけだ。
どんなトラブルがあったのかは知らないが、家は形だけを置いてここを出て行ってしまった。
残骸を見るのは寂しいね。

数ヶ月前から、右肘が痛くてマウスが持てない。仕事にも差し支えるし、テニスにも不自由だ。
 それで、練馬にある関町病院にいってきた。
 吉祥寺駅前で髪を切ってから、てくてく歩いていった。
家に帰って自転車で行こうと思って歩いてたら、帰るのが面倒になって、そのまま歩いてしまった。

まあ20分ちょっとだけど。
 ここは、マイミクのケンタの実家だ。
スポーツ医学やってるそうなので、いざという時にはなんとかしてくれるだろうと、
前回膝だったか傷めた時にもいったのだ。
どこを傷めたのか忘れるのもなんだけど、そう大したことにはならなかったということだ。
 受けつけで診察券出して待ってると、2番にいけといわれる。
2番診察室に入ると、ケンタの鼻の赤いお父さんが座っている。
 症状を話すと、レントゲンを撮れといわれて、今度は向かいの部屋へ。
ここで真っ直ぐと曲げたのと2枚撮って、また元の診察室に戻る。
 腱鞘炎みたいなもんだね、これが治りにくいんだ、とまあそうだろうなと予想してたことをいわれる。
 レーザー当てるから、6番にいってといわれて、去りがてら、ケンタとは長いつきあいですというと、
ああ学校の、といわれるが、おいおい娘とは歳がだいぶ違うぞ。
 レーザーは、なんか小さい機械を自分で当てて、
20秒ごとに場所を移すようにリハビリ担当のおじさんに優しく肩を抱いていわれる。
トータル5分なんで、次回からは自分で計ってねと、今度は両肩を優しく包んでいわれる。
認知症の老婆になった気分。
 会計を済ませて、向かいの薬局へ。
 塗り薬と、痛み止めと胃腸薬を渡される。
うーん、後ろふたつは要らなかったなあ。
要りませんと拒否するのは、ちょっとむつかしい。
 まあいいやと支払いを済ませて、途中生協で梨と柿とミカンを買って、また歩いて帰る。
早く治らないかな。

正ちゃんの体重は、元に戻った。
ずっと5.2キロキープだったのが、ミミの出現によって心の平安を脅かされ、
一時は4.9キロまで体重を落としていたが、
さっき計ったら、また5.2キロに戻っていた。
かりそめのダイエットだった。
ミミに慣れて4.9キロキープ、ということでよかったんだがな。
どうも最近腹がまた垂れてきたと思ったんだ。

日曜の朝日新聞を読んでいたら、
郵便局にトヨタ方式を取り入れたがうまくいってないという記事があった。
まあそりゃ無理だよな。
無駄を究極まで切り捨てるトヨタ方式を、
無駄を究極まで無視してる日の丸系に突然当てはめようたって、無理がありすぎる。
トヨタの指導社員が、トヨタ方式がどのくらい浸透しているか視察したら、

局全体の81パーセントがデタラメだったらしい。
やってないのにやってると虚偽の報告書を上げていたり、見回りの時だけやったりという、
まさに絵に描いたようなデタラメ状態だったようだ。
朝日新聞の記事は、中立を装いつつ郵便局の労働者寄りで、
作業中立ったり座ったりさせずに立ったままでやらせたりすることや、
責任を放棄して怠けている責任者に対してトヨタの人間が厳しい言葉を吐いたことを、
トヨタ方式の非人間性の象徴のように書いている。
きっと郵便局員にとっては、いきなり黒船がやってきたようなものなんだろうな。
見たこともない「効率」という武器を携えてきた。
でも、それは民間企業が昔から普通にやっていることなのだ。
もちろん、トヨタの社員だって、ごく普通にやっている。
トヨタの社員にこんな理不尽なことを押しつけられたと苦情を言いつのってみても意味がない。
民営になったんなら、民間と同じレベルのことをしなくてはいけない。
それが、競争に身をさらすということだ。

ぼくは昔トヨタの社員をしばらくやった。
肌に合わずに辞めたが、それは単にぼくの生き方とは合わなかったということで、
トヨタが特別人間性に欠けた無茶なことをしていたという印象はない。
自動車絶望工場は、本の中だけだった。
郵便局員全員が怠けているとは思わないが、
民営化の自覚のない人も多そうだ。
自分たちが競争のある民間よりもずっと楽をしてきたという意識もきっとないだろう。
朝日新聞に味方してもらって、ほらやっぱりトヨタはおかしかったと喜んでいるだろう。
きっと、トヨタ方式は浸透しないだろうな。
少なくとも、郵便局が外の風を身をもって知るまで、5年や10年は無理だろう。
政府の保護がなくなって、きっと初めて気づくだろうが、
はたしてそれからで間に合うかな。

今日は、無人島に一枚だけ持っていくとしたらどのレコードか、という原稿を書いていた。
そりゃ、あれである。
ここで書いてしまっては申し訳ないので書かないが、もう20年以上あれである。
昨日の福生とも関わりのあるあれなのだ。
今でもよく聴いてるのだ。
昼間は、映画を観にいった。
仕事は詰まっているが、ちょっと気分転換である。
ウディ・アレンの「マッチポイント」だ。
いつものウディ・アレンではぜんぜんないが、あれはあれで面白い。
でも、運がよければいいんだな。
ミステリーになってるので、ネタは明かせないが、いやー、クリスって運がいいなあ。
そして、スカーレット・ヨハンソンだ。

ファーストショットの鮮烈なこと。
強烈にエロチックで、印象的だ。
ウディ・アレンはヨハンソンが好きなんだなあ。
それからどんどん下世話な女に見えてくるのが面白い。
でも、やっぱりいいい女。
ああもっと映画を観よう。
沖縄でも何本か観ようと思ってたのに、結局一本も観なかったしな。

福生まで、山松ゆうきちと対談するために、はるばる電車に乗っていってきた。
車とどっちが速いかなと検索してみたら、電車だと30分ちょっと、車だと1時間以上。
なぜだ。
五日市街道真っ直ぐいくだけみたいなのに。
福生はぼくの世代には特別な街だ。
あの頃のカッコいいミュージシャンは、みんな福生の米軍ハウスに住んでいた。
今見れば、米軍ハウスといったって、芝生付きで綺麗にペンキ塗った小屋だけど、
あの頃は、とにかくカッコよかったのだ。
でも、実は福生にはまだ一度も足を踏み入れたことがなかった。
今日が初めてだ。
降りた感想は、普通の地方都市だ。
横田基地の近くまでいかないと、ぼくの知ってる福生にはならないだろうな。
今でもあの福生なのかどうかは知らないけど。
でもまあその後も、村上龍とか山田詠美とかが福生を舞台にした話は書いてるし、
それなりになにかあるんだろうな

山松ゆうきちは、漫画ゴラクネクスターで、インドの話を描いている。
インドにいって、漫画の出版をする話だ。
それも、平田弘史の「血だるま剣法」だ。
なんの当てもなく、いきなりいっていきなり出版しようとして苦労する話だ。
この人は、ギャンブラーなんだよな。
人生そのものがギャンブル。
ギャンブラーは、明日のことを考えないで生きていける。
インドでは、もちろん苦労をして、結局失敗はするんだけど、
山松さんの凄いとこは、それを失敗だと思えないところなんだな。
また次の出版を考えている。
それも、何故そんなものをというような作品だ。
常人には理解できないが、当然のことながら、山松さんは自分を常人だと思っている。
それもまた凄いんだよなー。
わけあって、対談はひそひそ声で行われ、全然盛り上がらなかったが、面白かった。
対談は、どういう形で書くかまだ決めてないんだけど、
フリースタイルの「この漫画を読め」の今年版に掲載される予定。

那覇では連日30度晴天だったのに、
ゆうべ羽田に着いたら、しとしとと雨が降っててかなり寒い。
リムジンバスで吉祥寺に着いたら、
半袖Tシャツで駅前に立ってるのは、いうまでもないが、ぼくだけであった。
 昨日は最高気温14度だったらしい。そりゃ寒いや。
 でも、着替えるのも面倒だったんで、そのまま家に帰った。
▽ 
 ミミが大きくなっていた。
 子猫は、1週間でもう育っている。
高速度撮影かよってくらいの成長ぶりだ。
ちょっと大きくなって、骨格がしっかりしてきた。
体を触ると、くにゃくにゃしてたのが、ごつっと骨に当たる。
 おまけに、猛スピードで家中走り回って、うるさいったらない。
mixiで「猛スピードでミミは」って日記を以前書いたけど、
もっと猛スピードになっている。

 反対に正ちゃんは、ちょっと軽くなっていた。
抱き上げると、明らかに手応えが軽い。
体重もちょっと減ってるんだけど、
ミミに付き合わされて家中走ってるのがいい運動になってるな。
 とはいえ、ミミがすぐとびついてくるんで、ストレスもたまっているようだ。
ゆうべはすぐベッドに入ってきて、丸くなっていた。
少しはストレス解消になったかな。

 今回の那覇は、来客も多かったし、人にも会った。
 麻屋寿さんには、沖縄の風俗系の話をいろいろ聞いた。
もう少し聞きたいことがあるんで、また次回呼び出すことにしよう。
 さくまあきらの妻にも久し振りに会ったし、
昨日は体育会系落語家、林家彦いちも、座間味キャンプの途中に立ち寄っていった。
 仕事は、新しいアイデアを思いついてしまって、
これでまた時間が取られるなあと思いつつ、ちょっと嬉しい。
 今回の那覇は、まずまずだったかな。


さあて、また那覇事務所にちょっと籠もってくる。
HPの更新は窓を開けておくとハッカーがくるんで、その間休憩。
mixiに入ってる人はそちらを見ておいて。
天気予報を見てみると、しばらく天気はよさそうだ。
新しい自転車も今日の午後届くはずだし、仕事の合間に走ってみる。
ここんところ暑すぎて那覇であんまり自転車に乗ってなかったけど、
30度切ればもうそろそろ大丈夫かな。
久し振りに、そば屋めぐりでもしてみるか。
那覇はというか沖縄は、車がないとやや不便。
でもよく走る自転車があれば、たいていのところにはいける。
そのくらいの距離感の島なんだよな。
ゆうべは一睡もできなかったけど、じゃあちょっといってきます。
今回は、いろいろやることが多い。
帰るころには、正ちゃんとミミはもっと仲良くなってるかな。

[11.2]
東スポの件はその後どうなったのかというメールもずいぶんきているが、
進展はあったのだ。
まず、サイバラの登場人物としてお馴染みの新保くんが東スポに問い合わせてくれて、
東スポのミスだったということはわかったのだ。
あのイラストは実は「いがわじゅんいち」という人が描いたらしいのだが、
それがどこかで「いしかわじゅん」になっていたのだ。
ぼくにもいがわさんにも、それはずいぶんだよなあと思っていたのだが、
今度は、今日の午後、東スポから、申し訳ないという電話があったのだ。
これから伺いたいというので、
今日は仕事してるだけで出かける用事もないんで、待ってたのだ。
やってきたのは、文化部部長であった。
手みやげは、シュークリーム。
彼の説明では、秋のリニューアルでまだ社内のシステムが慣れてないのと、
イラストを受け取った整理部の人間がいしかわさんのファンだったので間違えてしまった、
というようなことだった。
ほんとにファンだったら絵柄を見りゃわかるよな、という気もするのだが、
まあそれもみな、東スポだからいいのだ。
長年宅配で愛読してるしね。
さて、来年は東スポでプロレスコラムの連載かな。
プロレス4コマでもいいけど。

数日中に、またしばらく那覇事務所入りする。
天気予報を見ると、連日気温29度。
うーん、まだ夏の続きだな。
半袖Tシャツ持ってけばいいだろう。
帰ってくるころには、あっという間に東京の秋も深まって、上着が要るだろうな。
最近は、夕食が終わると正ちゃんはすぐに二階に上がって、ぼくのベッドで寝ている。
この間までは、一階の板の間で長々と伸びていたのに、
夜は板の間では寒くなったらしい。
ミミも時々、正ちゃんの横で寝ている。
ふと気づくと、ミミもすっかり大きくなった。
そろそろ赤ん坊期間を脱して、子供になってきているな。
骨格もしっかりしてきて、筋肉もついてきた。
猫は成長が早いから、高速度撮影でも見てるみたいだよ。
その分、正ちゃんがいつの間にか白髪が出てきたりして、
ちょっとだけ老けてきたけどね。

オフ会の前日には、CKBにいっていた。
中野サンプラザだ。
今回は2比連続だったんだけど、ぼくがいったのは、もちろん初日だ。
2日目は、オフ会とぶつかっちゃうからね。
どうやら、出来は2日目のほうがよかったようだ。
まあ普通そうだよな。
客も2日目の方が、濃い客がくる。
新しいアルバムに併せてのツアーなんだけど、
いよいよメンバーが熟成してきたな。
でも、ツアーはまだ熟成してなくて、横山剣もよく間違えた。
いいんだけどね。
それも含めてCKBだ。
会場を出たところで、知り合いの編集に会った。
電車のホームで、昔の「うえぽん」の担当に会った。
2日目にはもっと知り合いがきてたようだが、
気持ちはわかる。
ちょっと年齢層の高いほうにアピールするものがあるよな。
長く音楽を聴いてきた人たちに、グッとくるものがある。
「GALAXY」を予習しといたおかげで、楽しかった。

こないだ、ミミのお尻からなにか出ていると妻が騒いでいた。
見たら、幅1ミリ長さ3センチくらいのビニールの切れ端だった。
ミミは食い意地が張ってるので、いい匂いのする食べ物が入っていたビニールを、
きっとゴミ箱から拾い出して食べたのだ。
それが当然消化されずに、肛門から出てきたのだ。
少量だったのでティッシュで引っ張り出して、それで終わり。
まあゴミにも気をつけないとな。
ところで、妻はそれをミミログに書くだろうか。
やっぱり、現実に目を向けないとね。

久し振りのオフ会は、盛会のうちに終了。
二次会から打ち上げと、ずーっと大勢といたんで、すっかり人疲れだ。
今日は吉祥寺第一ホテル二階で、うちのHP7777777万ヒット記念オフ。
あやうく800万オフになるとこだった。
ドタキャンも何人か出たけど、まずまず集まりもよく、盛り上がってよかった。
リピーターが3分の2くらい。
初めて見る顔が3分の1。
北は青森新潟あたりから、南は福岡徳島あたりまで、全国からどうもご苦労さま。
今回は、12時半スタートで4時までの長丁場。
参加者を6組に分けて、6つのテーブルをぼくが巡回する形で進行する。
これは、広い会場に座ってそのまま進行していくと、
ぼくと接触のないまま終わってしまう人もいるので、
徐々に改良が加えられて巡回形式になった。
この形式の難点は、ぼくに休憩時間がないことだな。
今年はデビュー30周年だったんだけど、それもついでに祝ってくれて、
ろうそくの3本立ったケーキが出てきた。
4時にお開きになったんだけど、天気もよかったんで井の頭公園にぞろぞろと移動して、
もう1時間くらい立ち話。
季節的には、一番いい季節だったな。
その後、スタッフ打ち上げ等を経て、夜中に帰宅。
くたびれたけど、楽しかった。
でも、次のオフ会は、また何年か先でもいいや。

うちは東京スポーツを宅配で取っている。
日付以外は全部嘘といわれる東スポだが、
その日付も、明日の日付になってるので、実は正しくはない。
というくらいいい加減な東スポなのだが、さっき今日届いたものを読んでいて、
これはいかがなものかとかなり驚いた。
健康欄でウコンを取り上げていて、こんな人にお薦めと、
ビール飲みつつ肉を食っている人のイラストが添えてある。
そして、そのイラストの脇に、〈イラスト・いしかわじゅん〉と書いてあるのだ。

でも、ぼくはこんなイラスト描いていない。
いったいだれなんだ、この〈いしかわじゅん〉ってのは。
まあギャラだけうちに振り込んでくれれば、それでいいんだけどね。

正ちゃんは、最近よく寝る。
まあ猫はもともとよく寝る。
寝子と書くくらいだ。
一日20時間寝るという説もある。
でも、正ちゃんは、ふと気づくとぼくのベッドで横になっている。
ミミも付き合って横で寝ていることもあるが、
だいたいはひとりで寝ている。
正ちゃんももう7歳半。
立派な中年だからな。
猫の寿命は、ずいぶん延びた。
ぼくが子供のころにうちにいたミーは、13歳くらいまでいきて長生きだといわれたが、
今はそのくらいなら、ごく普通だ。
20歳以上の猫も多い。
それを考えると、正ちゃんは、40歳くらいか。
見事に中年だなあ。
まあゴロゴロしてるのも無理ないか。

今日は、中野でCKBだ。
CKBのライブも、これで3回目。
生好きのぼくだが、バンドの生は格別だ。
新しいアルバムの予習も済んだし、ちょっと楽しんでこよう。
ああでも、明日はオフ会だし、仕事が溜まり放題たまっていて、
そんなとこいってる場合じゃないんだよなー。

オシムジャパンどうだった?
ぼくはちょっと退屈すぎて、途中でチャンネルを替えてしまった。
また戻ったけど。
ピッチが悪過ぎとか格下過ぎとか停電し過ぎとか犬が走り過ぎとか、まあ理由はあるだろうけど、
ひとりひとりの伎倆が、未熟すぎるんじゃないかなあ。
パスの精度が悪いし、足下でぴたっとボールを止められないし、
オシムサッカーの理解度云々以前の問題なんじゃないのか。
もっと面白い組み立てでゴール前に迫っていくようなサッカーを見たいなあ。
緊張感が、犬のせいだけでなく、なさすぎるように見えた。
犬だって、殺気立ってるとこには入ってこないよ、きっと。
まだ焦るなということなんだろうか。
それともずっとこんななんだろうか。
オシム以前にJリーグで、もっと選手を育ててほしいよ。
という印象だったんだがなあ。
もっと面白いサッカーが見たい。

北朝鮮の核実験は、ほんとに核だったんだろうか。
声明は出てるが、北のいうことだからな。
核だとしても、成功だったのか失敗だったのか。
どれほどの脅威になるのかも、まだわからない。
でも当分は、なにかあってもサバイバルできる態勢を取った方がいいかな。
隣に兵器を持った騒音オバサンがいるってのは、相当にやっかいだ。
それにしても、盧武鉉は、
今さら太陽政策を続けるのは難しいとおもいませんか?
と笑顔で記者会見していたが、誰が北朝鮮を生き延びさせのさばらせたと思ってるんだ。

TBSのHERO’Sは、宮田×シャファーとカシン×ニュートンを放映しなかったが、
さて、どうだったんだろう。
やっぱり、ミドルとライトヘビーの決勝戦が面白かったな。
秋山はプロ向けだ。
宇野は、圧倒的に強くないんだよな。
そのへんが、アピール性に欠ける。
カルバンも強かったが、いいところは出させて貰えなかった。
拮抗してていい試合だったけど、視聴者受けするかな。
KIDも桜庭もいないんで、視聴率的には前回より厳しかったかもしれない。
テレビの中継を続けるためには、見て面白い格闘家がほしいな。
まだHERO'Sは層が薄いけど、前田はもう準備はできてるといってるから、
そろそろ面白くなってくるかも。
また曙やサップを投入されても困るもんな。
金子も、視聴率さえよければ出てくるはずはなかったんだがな。
いくら体格差をハンデにしても、所とでは無理がある。
前田が怒るのは当然だけど、谷川がプロデューサーとして入れてしまう気持ちもわかる。
終わってから前田が金子の肩を抱えてなにか懇々と説いてたが、前田はああいうの好きだな。

宮田とカシンは、
1R0分49秒、ドクターチェックでTKO宮田の勝利。
・1R0分22秒、レフェリーストップでTKOカーロス・ニュートンの勝利。
ということだったらしい。
宮田は、一本とかKOとかで勝ちたいなあ。

今日は「バンキシャ!」だった。
お得意の北朝鮮ネタはなし。
今週末あたり、北朝鮮が核実験を決行するかもという説もあったのでひやひやだったのだが、
なんとか今日まではなかった。
明日は日本は休みだけど、体育の日だから、北朝鮮はもう週末じゃないだろう。
オリンピック開会日だもんな。
核実験は
安倍訪中訪韓に合わせてくるかもといわれてたから、
まだ気は抜けないかな。

今日のネタは、主にふたつ。
経営をやめたドッグパークに犬が500匹も残って、半放置されているというニュースと、
小学生に英語教育は必要かどうかというニュース。
ドッグパークは、ほんとに許せんなあ。
生き物は、生きてればお腹も空くし病気にもなる。
いつかは死ぬ。
それをすべて受け容れるつもりでなけりゃ、生き物なんか飼うな。
ましてやそれで商売なんかするな。
板東真砂子とこのドッグパークと、共に最近最も腹の立ったことだったな。
英語教育は、ひとことでいうのがむつかしい。
コメントする時間の少ない番組なんで単純に子供はキャパが大きいから大丈夫と話したけど、
これには、教師の質や各家庭の経済格差や意識、いろんな問題がある。
でも、少なくとも大臣が自分の趣味でコロコロと180度勝手に変えていい問題ではないよな。

帰りの車の中では、ずっとiPodで落語を聞いていた。
文楽の馬のすから馬生のお富与三郎の死間抜けと小朝の辰巳の辻占を聞きかけたところで、
ふと外を見ると、もううちの近所の番地になっている。
でも、見たことのない場所だ。
おまけに、裏路地に入ってT字路に突き当たり、にっちもさっちもいかなくなってる。
長い時間をかけてバックで幅ギリギリの細い路地を戻ったと思ったら、また次の路地に入ろうとするんで、
うちはもっと広い道路に面してるから、ここじゃないよと教える。
一度広い道路に出てと指示して真っ直ぐ走ったら、すぐうちの前の道に出た。
近所にはきてたんだよな。
おかげで、すっかり時間を食ってしまった。

しかし、板東眞砂子は、作家だってとこでみんな目を眩まされて、
なにか意味のあることをいってるんじゃないかと思ってしまっただけで、
あれはよくいるただの頭のおかしいオバサンだったんじゃないか。
騒音オバサンみたいなもんだ。
そう考えれば、あのわけのわからない論理も納得がいく。
怒ってみてもしょうがないんだな。

ええーっ!?
「自虐の詩」映画化かー!
主演は阿部寛と中谷美紀。
それってどうなんだ。
阿部寛のヒゲの濃さは合ってるような気がするが。
リアル幸江では客は入らないだろうが、中谷美紀か……。
うーん、漫画の映画化は、毎回やや複雑なものもあるが、これははたして……。
大事な作品だけに、期待と心配と、両方だよな。

凄い雨だったなあ。
雨というか、嵐だった。
台風並の風雨だったのだ。
でも、ぼくは今日は寝不足でフラフラだったのだ。
ここんとこと寝不足が続いていたので、
ちょっとは早寝しようと朝の6時ごろベッドに入ったのだが、
ミミが運動会を始めてしまった。
ベッドの上を走り回って、正ちゃんに飛びつき、張り倒されてもめげずにまた飛びつく。
もううるさくて寝てられないのだ。
何度かベッドの中に引っ張り込んだのだが、すぐ出ていって走り回る。
しょうがないので、ついに寝室から放り出したのだが、
すっかり眠気が覚めてしまい、いつまで経っても睡魔はやってこない。
ベッドの中でごそごそしていたら、正ちゃんが寝室から出て行き、
正ちゃんが開けたドアからミミが入ってくる。
またミミを外に出して、ベッドに潜り混んでたら、宅急便がやってきた。
ハンコ押して荷物を受け取り、雨の音を聞いていたら、
銀行の担当がやってくる時間になってしまったので、仕方なく起き出す。
もうすべてがぼくを寝かせない方向に回っていた。
というわけで、今日は一日中眠い。
仕事もあまり進まない。
だったら早寝すればいいんだけど、なんとなく寝られない。
明日は、ミミ台風がこないといいなあ。

バンキシャの打ち合わせを、駅前のボアでやっていた。
ここは、いせやと並んで吉祥寺のランドマークだ。
ただ、いせやほど大きくはないので、知らない人も多い。
ぼくが以前描いた「東京物語」にも出てくるけど、
ぼくが学生時代からいっている店だ。
古いフルーツパーラーかミルクホールといった外観。
数年前に改装して少し綺麗にしたけど、まだ充分ボロだ。
たぶん、終戦直後から同じ建物で続いている。
中はペパーミントグリーンに塗られ、改装前までは、
飲み物を出すカウンターもペパーミントグリーンだった。
一時は南口再開発が具体化し、大混雑の南口が一度更地になってロータリーができ、
建て直したビルにそれぞれの店が入るという話もあったが、
権利関係の調整がうまくいかず、運良く立ち消えになったらしい。
どうして行政は、すぐ街を壊して見た目だけ綺麗なものにしたがるんだろう。
壊した途端に、何十年もかけて作ってきた街の文化は終わる。
綺麗な街並みはできても、それはもう前とは違うものだ。
きっと、それで構わないんだろうな。
それを構わないと思う人たちが、街を創ってるんだろうな。
ボアは残ってよかった。
ずっといつまでも南口に残ってほしい。

山渓の「自転車人」って雑誌で連載することになって、
今日はそれでネタにする自転車をいじってみた。
別にいきなりロードレーサーになるわけではなく、そのへんうろうろするためのもの。
英国のブロンプトンM3Lだったかな。
これがなかなかカッコよくて、折りたたみもちょっと慣れが必要だけど、比較的簡単
手仕事で作ってる自転車らしいが、乗り味もそんな感じ。
ギアの切り替えも、日本車みたいにシャキシャキしてないし、
全体に緩いけどしっかりしてる。
好きになれそうな自転車だ。
沖縄で乗るんだけど、時間の余裕があったら、いつかちょっと遠出もしてみるかな。

ランティエの記事はなかなかよかった。
文春もいい写真で気に入ったけど、ランティエもいい。
しっかりした写真で、4ページにわたって写真が出てるのに、あんまり家のボロが出ていない。
文春の写真は、仕事場で座ってるとこだったんだけど、
当然のことながら、散らかりまくりでどこで仕事するんだというくらいの机まわりが出ている。
きっとここの写真を使うだろうなあと思ってたら、やっぱりそうだった。
仕事場で撮る写真は、たいていこの角度だ。
一番乱雑なのがよくわかる。
もっと美しい写真がいいんだがなあ。
でも、美しいとこは、この仕事場にはないんだよな。
ランティエのほうは、ガレージと表の道路で撮った。
ここだって草ぼうぼうだったりクルマがちゃんと洗ってなかったりで、
ちょっと問題はあったのだが、そのへんは避けてくれたようだ。
よかったよかった。
クルマも、いちおう前の日に水洗いだけはしておいたんだけどね。
ただ、近くで見ると、雨だれだらけだ。
そこは、一カ所だけ撮られている。
まあそのくらいで済めば不幸中の幸いというやつだ。

長年写真を撮られていると、カメラマンはぼくのどういう表情を撮りたいかがわかる。
ぼくの場合は、ほとんど笑顔だ。
笑った顔を必ず撮る。
1時間くらいの間に、驚くほどたくさんのシャッターを切るが、
笑った時に一番数多くシャッターを切っている。
つまり、ぼくの顔は笑った顔が一番わかりやすいのだ。
たまには違う顔も撮られたいと思って笑顔を作らないでいると、笑ってくれとリクエストされることもある。
できれば笑顔がほしければ笑顔にさせてほしいが、
仕方ないので、そういう時にはサービスで笑顔を作る。
それでまあ構わないのだが、たまには笑顔じゃない写真も見たいなあ。

正ちゃんとミミにゴハンをやるのは妻の役目なんだけど、
妻が出かけてたんで、ぼくがやったのだ。
2匹とも、いくつかの猫缶とドライを組み合わせて、複雑なものを食べている。
混ぜ方にそう大した根拠はないんだけど、まあ飽きないように、かな。
2匹は別々の部屋で食べさせている。
そうじゃないと、正ちゃんはミミの栄養価の高い美味しいご飯を食べにいってしまうし、
ミミはなんでもいいから正ちゃんのご飯を奪いにいってしまう。
どちらも食い意地は張っているが、ミミのほうがよりどん欲だ。
ご飯が終わってしばらくして、なんだか正ちゃんのご飯場所のあたりで2匹が騒いでいる。
なにしてるのかなと思って見にいったら、
祭が始まっていた。
正ちゃんがゲロを吐いて、それを正ちゃんとミミが、もう一度食べている最中だった。
ミミは大喜びで、あまりの嬉しさに跳ね回りつつ食べている。
慌ててミミだけ、とりあえず引き離した。
まあ正ちゃんは自分のだから責任を取ってもらおう。
という話をミミログに書けと妻にいったのだが、嫌がるので、
仕方なくこちらに書いておいた。
現実に目を瞑ってはいけない。

米澤くんは、亡くなった。

あまりにも早い。
冥福を祈る。

バンナとホンマンは、メインイベントだったんだな。
チャンピオンも差し置いて。
デカイ同士の殴り合いは確かに面白い。
でもあんまりそれを全面に出すと、大男が殴り合ってれば喜ぶアメリカみたいになっちゃうよな。
特にホンマンはまだ技術もスタミナもないし、ただ体がデカイだけだ。
ただ、今回は、ホンマンをちょっと見直した。
デカイというのは、やはり大きなアドバンテージだ。
デカくてバランスがいいから、さすがの番長も持て余した。
中に入れないし、パンチもキックも、なかなかダメージを与えられない。
これで技術とスタミナがついたら、誰もなかなか勝てなくなるな。
勝てなくなるというのは、最強のチャンピオンになるということではない。
ホンマンはそう器用には見えないから、技術もそこそこのレベルまでにしかいかないんじゃないか。
すると、体に助けられて負けないが、勝ちにいけるほどの力はないから、負けはしない。
というつまらないチャンピオンになってしまうかもしれない。
それは避けたいなあ。
ずっと楽な相手としか闘わず、デカイ口だけ叩くという、亀田クラスの楽なK-1人生だった。
シュルト戦でちょっとは目が覚めるかと思ったが、
シュルトが新ルールに対応できなかったのと、
超ホームタウンデシジョンに助けられて、まだ惚けたままだった。
これでやっと、ホンマンも自分が強くないことに、少しは気づいたか。
バンナは既にピークは越えつつあり、決して現在のK-1トップではないからな。
無理かなあ。
運が悪かったくらいにしか思ってないかもしれない。

コミケット代表の米澤くんが、病気を理由に代表を退任した。
最近では、手塚文化賞でちょっと会ったくらい、話したのは前のコミケット。
つきあいというほどのつきあいはこことんところなかったせいもあって、
病気だったとは知らなかった。
コミケットには、問題がないではないが、凄く面白いイベントだ。
あれを中心となって創り上げたのは、米澤くんだと思う。
この時期、代表を離れるのは残念だろう。
早く直って、また現場に出られるようになるといいんだけど。

 昨日のイベントには、休憩中に、年末の下北忘年会で会う安ダリオくんと、
美人ライター雨宮まみさんも出ていた。
 安ダリオは、ライターの安田理央だ。雨宮さんは、アダルトビデオについて書くライターだ。
ふたりで「エロの敵」という本を翔泳社から出したのだ。
 美人エロライターってのは、ちょっといいよなあ。
 しかし、翔泳社って、IT系以外にも出してるんだな。  
 後半出てきた漫画好きのAV女優は、鈴木杏里って子だったが、
そういわれても誰だかぜんぜんわからない。
 二村と一緒に出ていたAV監督は、松本和彦って人だったが、こちらもどういう人なのかはわからない。
でも、紹介されたAVは、面白そうなのもあったな。
昨日のイベントは、新作AVが出口に積んであって、何枚でも持ち帰り放題だったんだけど、
誰のでも見たいわけじゃないからなあ。
ぼくはもらってこなかった。そのぶん、誰かが大量に持って帰ったことであろう。

鈴木みその女房U子は、みそ抜きでもぼくの友達だ。
元々はライターをやってたんだけど、今は主婦がメインだ。
面倒な夫も育てているが、子供も2人いる。
元は売れっ子ライターだっただけあって、凄くいい文章を書く。

今もライターは細々とやってるようだが、主に子育てに大きな時間を費やしているようだ。
最近、U子の下の息子は、やや困難な状況にある。
当然、母親もやや困難な状況にある。
ぼくは他人ごとなので、大変だなあと見てるだけだ。
頑張れよと密かに思ってるだけで、なにもしない。
でも、負けるなよと吉祥寺から応援はしている。
頑張るななんていわない。
頑張って頑張って頑張り倒せよ。

先日、葡萄をもらった。
産地直送の凄く美味しい葡萄だったんだけど、
それを食べ尽くして、昨日西友でそう安くはない巨峰を買ってきた。
ぼくは果物食いなので、毎日必ず果物は食べるのだ。
でも、ぜんぜん味が違った。
味も違うし、なんというかプルプル感がまったく違う。
新鮮で、しかも味が濃い。
やっぱり直送ものは美味しいなあと、感激を新たにしたのだが、
そのころにはもうとっくに食卓にはない。
どこかでもっと美味しい葡萄を探してこなくては。
でも、あれを先に食べちゃうと、それを超えるものはむつかしいかもなあ。

ロフトプラスワンで、AV監督二村ヒトシの出てるイベントを見てきた。
AV方面に詳しくないんで、人間関係がよくわからないんだけど、
二村と仲のいいらしいもうひとりの監督との話が一番面白かった。
今日は「バカAV」というのがテーマだったのだが、
そのバカAVというのが、バカというよりも退屈なだけで、
それを流し始めると眠くなってしまう。
昨日3時間くらいしか寝てないしなあ。
うとうとしてると、またトークが始まるんで、おっといかんと目を覚ます。
でもまたAVが始まると、寝てしまう。
隣の女はずーっと煙草を吸ってて、煙が直撃してるし、
なかなか厳しい環境だった。
結局、バカなのは、AVじゃなくて二村だったな。
前からそうだろうとは思っていたが、案の定ナイスバカ。
早くバカ二村のAVを探して見てみよう。
沖縄でレンタルビデオの店を探してみたんだけど、見つからないんだよな。

二村の次は、なんとかって漫画好きなAV女優が出てきて、
最近読んでる漫画の話をした。
司会にもうひとり、マイナータレントみたいな声の大きな男が出てきて仕切るんだけど、
声が大きいだけだった。

女の子は古い漫画が好きで、
楳図かずおとか藤子不二夫とか「あさりちゃん」とか「おぼっちゃまくん」とかを持ってきていたが、
スゲー、マニアックですねー、幅広いですねー、とうるさく声を張り上げる。
ポピュラーなものばかりで全然マニアックじゃないし、幅狭い。
女の子が変わった人だということにしたいらしく、
無理矢理なんでもないことまで大げさに騒いで不愉快だった。
女の子は確かに少し趣味が偏向していて、感受性もちょっと妙だった。
そのへんの微妙なところを指摘すれば面白かったのに、
まるで間違えている。
やっぱり、面白かったのは、二村ともうひとりの監督のトークだったな。
というか、ふたりの人格だったのかな。

NHKのポップジャムに、ことばおじさんが出演する。
「これってホメことば?」をアナウンサーズと歌うらしい。
梅津さんの歌はともかく、バックバンドの楽器はどうするんだろう。

今日は「きょうの出来事」最終回だ。
キャスターの小栗さんは、ぼくをバンキシャに呼んでくれた人で、
入れ違いですぐバンキシャからきょう出来に移動してしまったが、
今も仲良くしている。
歴史のある番組だし、自分の代で終えるのは無念だろう。
丁寧にニュースを読むいい番組でぼくはよく見ていたが、
時代とはズレてきていたんだろうなあ。
かといって次の番組がいいとは、あまり思えないが。
小栗さんお疲れ様。

 編集者とランチを食べた後、ちょっと買い物を済ませて帰ろうと五日市街道を歩いていたら、
クロスポイントがもう練習をやっていた。
ここは、キックと柔術の道場だ。
ぼくもかつて参加して柔術のトレーニングをしたんだけど、
五十肩で肩が上がらなくなってしまって、リタイアした。
可動域が狭くなってしまって、格闘技ができる状態ではなくなってしまったのだ。
いちおう休会扱いで、籍自体はまだ幽霊会員としてあるはずだ。
たまに道場に顔を出したりはしてたんだけど、
先日、五日市街道を歩いていたら、
道路に面したビルの一階が改装されていて、
ガラス窓に張られた紙によると、クロスポイントがここにできるらしい。
出世したなあ。
そして、今日トレーニング風景を初めて見たのだ。
ここんとこ忙しくてほとんど家から出なかったからね。

新しいジムはガラス張りでかなり広い。
中を覗いたら、コーチの山口元気くんがいた。
彼はキック担当だ。
RISEの起ち上げメンバーだったと思う。
山口くんは、元MA日本キックボクシングフライ&フェザー級王者だ。
山口君が高谷さんに声をかけた。
高谷聡さんが、柔術の責任者、ぼくが教わってた人だ。
彼は、第2回全日本ブラジリアン柔術で2階級優勝している。
中では、K-1にも出ているHAYATOがトレーニングをしていた。
HAYATOは山口君が教えているらしい。
並んだら身長がぼくよりだいぶ低かった。
公称180センチのはずだけど、175くらいかな。
古いほうの教室も、まだやっているらしい。
新しいほうにはリングも常設してあって、主にキック系のトレーニングをしていたし、
古いほうが柔術かな。
肩が治ったと思ったら、今は肘が痛いし、どうも総合系はできそうもない。
やりたいんだがなあ。

「10.16」
昨日の東スポで、桜庭が練習中に倒れたという記事が出た。
 嘔吐して緊急入院という内容だったが、なにせ日付以外はすべて嘘といわれる東スポなので、
どのくらいのダメージがあって現在どういう状況なのかわからず、かなり心配だったのだが、
やはり重症ではあったようだ。
今日の発表では、椎骨脳底動脈血流不全ということだった。
 首の古傷が血管を圧迫しているらしく、絶対安静だが、そう今すぐどうということでもないようだ。
 桜庭もいい年だからな。
ダメージが蓄積している。
 ここで一ヶ月安静にしても、もう完璧な回復はむつかしいだろう。
 秋山戦は楽しみだったが、やっても勝てたかどうか。
次は大晦日らしいが、もうそれほど強い相手とやらなくてもいいんだよな。
ほどほどの相手と面白い試合をしてくれればいい。
 今からHERO'Sのエースになることを期待している観客はいないだろう。
少なくとも、長年格闘技を見ている観客には。
 早い回復を祈る。

前から気になっていた寿司屋にいってきた。
西荻の鮨たなかだ。
まつ勘とどっちにいこうかなとちょっと悩んで、初たなかだ。
駅前から五日市街道に出てすぐ。
小さな暖簾が出ているだけの、ややわかりにくい店だ。
店もそれほど大きくはない。
カウンターに小さい座敷がひとつあるだけ。
そのわりには、職人が多い。
酒を飲まないんで、適当に肴を切ってもらって後はおまかせで寿司メイン。
いやー、食った食った。
ケースの中のものほとんど食べたんじゃないかな。
ここは、ほとんどのネタにつめが塗ってある。
シャリは小さくて、ほんの少しだけ甘い。
少し温かいかもしれない。
なにを食べても、口の中で酢飯が小さく主張する。
好き嫌いはあるだろうけど、丁寧で美味しい寿司だ。
ネタもみないいネタで、するっと入っていく。
値段もまずまずだし、またいこうと思わせる寿司屋だった。
大将もよさそうな人だったしね。

確か、今日で吉祥寺南口にある焼き鳥屋いせやは、営業を一旦終える。
しばらくは仮店舗で営業し、同じ場所に高層ビルを建てて、そこにまた戻ることになる。
 いせやは、いつも吉祥寺にあった。
木造二階建ての歴史を感じさせる建物は、当たり前に常にそこにある風景だった。
 でも、それも消えてしまう。

ここでは、500万ヒット記念オフをやったんだっけな。 
それとも、その前だっけ。
二階の宴会場二間をぶち抜いて、それでもぎゅうぎゅう詰めだった。
でも、やっておいてよかった。
参加してくれた人たちも、吉祥寺の歴史の一部に参加できたわけだ。
同じく南口にある喫茶店ボアも、一時は取り壊し再開発が決定したが、
話が周りの地権者とまとまらなかったらしく、まだなんとか生き延びている。
ぼくはボアに学生時代からいっていたし、
漫画家になってからも、前の事務所が近かったので、毎週ネームをやりに通っていた。
一番奥のふたりがけの席が指定席だった。
 ボアは一度内装だけちょっとリニューアルされたが、基本的には何十年もそのままだ。
いせやも、建て替えの噂はあったが、なんとか続きそうだったのに。
 今日は写真を撮りにいこうかと思ったが、やめておいた。
なくなるのを確認するのは寂しい。
でも、なくなったのを確認するのは、もっと寂しいんだよな。

うちの近所にあるスポーツクラブに、「ヤングマン」がいた。

エアロバイクなんかがあるコーナーの脇に、
本格的に鍛える人たち用の一画がある。
ベンチプレスで黙々と重いバーベルを持ち上げる人、
でかいダンベルでカールを繰り返す人。
近所のオバサンたちが運動不足解消にきてるすぐ横で、
ストイックな運動を続けるちょっと異質な人々だ。
でも、その中にあって、ヤングマンはまたひとりだけ異質だったのだ。
ヤングマンは、30代前半くらいだ。
ヤングマンは、髪の色が明るい。
金髪に近いうす茶色だ。
トレーニングウェアは、ピンクや極彩色の吊りパンだ。
ヤングマンは、底抜けに明るい。
辛いトレーニングをしている時も、いつも笑顔だ。
ひとりで陽気なかけ声をかけながら、トレーニングをこなしている。
そして時々鏡の前にいって、白い歯を剥き出し大きく口を開けて、ニカッと笑いながらポージングする。
何度も何度も角度を変えながら、ニカッと笑ってポーズを取る。
彼のことをみんな、影でこっそりヤングマンとニックネームを付けて、愛していたのだ。
そこのスポーツクラブにいってる人々は、ヤングマンを見るのが楽しみだった。
おっ、今日もきてるなと、ヤングマンを見た日はちょっと得した気分になれる。
みんなの癒しの対象だったのだ。
ぼくはもうそのスポーツクラブにはいってないんだけど、
まだ通っている友人の話では、その後ヤングマンは消えてしまったという。
よその駅にある系列クラブに、河岸を替えたらしい。
またどこかで会えるだろうか、ヤングマン。
噂では、ヤングマンは普通のサラリーマンらしい。

東八道路を試験場の方に走ると、Jマートというホームセンターがある。
ここはテーマパークだなあ。
1階と2階しかないんだけど、いくらでも時間が使える。
忙しい最中だってのに、猫のトイレ砂を買い出しにいって、すっかりはまってしまった。
おお手動の懐中電灯がとか、スコップが折れたから買っとこうとか、
ミミの猫じゃらしの新作をひとつとか、買い始めるときりがない。
猫砂だけ千円くらいのはずが、つい2万2000円も買いこんで、大荷物を車に載せてきた。
ここはペット連れ込み可なので、カートに犬を乗せてる人が多い。
さすがに猫を乗せてる人はいないけどね。
犬もいいよなあ。
散歩が大変だから、飼わないと思うけど。
柴でもほしい。
それにしても許せんのは板東だ。
絶対に板東の本だけは一生買わんぞ。

今月はどうも、やらなくてはいけないことが多いわりには効率が悪い。
仕事が、なかなか進まないのだ。
たまにこういうことはある。
長いこと机にはりついていても、さっぱり進まない。
一日中座っていても、結局ほとんどなにもできなかった時なんて、凄く罪悪感がある。
それに、こんなことなら映画でも見にいけばよかったと思う。
それは結果論なんだけどね。
今日も進みが悪かった。
ひと晩かかって、やっととっかかりができただけ。
でもまあ、これで明日から書ける。

都が国旗国歌を強制したのは違憲だという判決が出た。
そりゃそうだよな。
強制は思想の自由を犯すものだ。
都は間違っている。
でも、鬼の首でも取ったように原告の教職員は喜んでるが、それにも違和感がある。
うちの実家は、祝日には昔から日の丸を掲げるし、
ぼくもサッカーの国際戦では国歌を歌う。
団塊の尻尾のぼくは、子供のころから日教組に国旗国歌をないがしろにする教育を受けてきたんだけど、
自国の国旗国歌を大切にするのは当たり前だよな。
それは右とか左とかいうこととは違う。
どこの国に行ったって、自国の国旗と国歌は尊重されている。
日本人も、もっと大切にしたほうがいいと思うんだがな。

前にも書いたけど、右肘の痛みが、なかなか取れない。
たぶん、どこか傷めたんじゃなくて、年齢的なものだと思う。
チタンテープを貼れというんで、しばらく貼ってるんだけど、
あんまり効果があったようにも思えない。
ちょっと手を伸ばしたり、マウスをひょいと持ち上げたりすると、角度によっては激痛がある。
まっすぐ伸ばせなくなってきてるし。
どうも年を食うというのはやっかいなもんだな。

ミミは物凄い勢いで家中を走り回るようになってきた。
まったく、目にもとまらぬ速さだ。
おまけに、あらゆるものに興味があって、ゴミ箱にもよく顔を突っこむ。
突っこむだけならいいんだけど、ゴミを咥えて走り回る。
そして、電池が切れてぱったり寝る。
まあメリハリがあってよろしい。

うちにきたばっかりのころには、お腹も薄かったのに、
今ではすっかり丸々としている。
毎日、自分の体と大して変わらないほどゴハンを食べている。
でも、不思議なことに、ウンチは正ちゃんのほうが3倍くらいデカイんだよな。
ミミのほうがたくさん食べてるような気がするんだがなあ。
まあもっとも、正ちゃんのする太さのウンチをミミがしたら、肛門切れちゃうけどね。

ドームのお宝市で、ラズベリーの半生のドライフルーツを買った。
売り子のオヤジのセールストークに負けたからなのだが、
ちょっとほんとにいいかもなとも思ったのだ。
ラズベリーは、ブルーベリーの10倍アントシアニンが入ってるそうだ。
アントシアニンは目にいい。
オヤジのトークによると、ブルーベリーの効果は1日しかもたないけど、
ラズベリーは長持ちする。
吉永小百合は、ラズベリーを半年食べて老眼鏡が要らなくなった。
ラズベリーは水晶体を綺麗にする。
白内障にいい。
等々。
ただ、ちょっと高いんだよな。
300gで5000円もする。
冷凍ならもっと安いのもあるから、これを食べたら冷凍に切り替えようか。
ここんとこ、両目が飛蚊症になって、視界がかなりうっとおしい。
それが軽減されるんなら、多少高くても買うんだがな。

東京ドームで、お宝市ってのをやっていた。
まあたまにはこういう取材もいいかなと思って、ちょっと覗いてきた。
アンティークと食べ物とアクセサリーと民族ものと、なんだかいろいろ売ってる変なマーケットだった。
初めて食べたのは、トルコアイスだったけど、
あれはどうしてあんなに粘るんだろうな。
長いヘラでコネコネとずーっとこねてて、注文が入ると、ぴゅーっと伸ばしてみせるんだけど、
餅みたいなんだよな。
コーンを持って立ってると、ヘラでアイスを掬ってコーンにぎゅっと入れ、
そのままコーンを貼り付けて、ひょいと持ち上げ、それにもうちょっとだけアイスを足して戻す。
まあそういう手順なんだけど、みんなその持ち上げられるのを楽しみに、順番に待っている。
味は、微妙。
普通のアイスのほうが美味しいけど、やっぱりもちもちしてる。
キャラメルみたいでもある。
まあ1回食べればいいかな。

西荻で食事をしようと、さてどこにいこうかと考えて、
前から気になっていたピザ屋にいくことにした。
北口をずっといったところに、少し前にできた小さい店だ。
ガネーシャのそば。
質実剛健の西荻の店の中では、金はかけてないけど、ちょっとオシャレかな。
水牛のモッツァレラを使ったマルゲリータを頼もうと思ったら、もう1枚しかなかったんで、
それとプロシュートを1枚ずつ頼んだ。
どちらもピッコロ20センチ。
ピザが小さいんでサイドディッシュを2品頼み、デザートを食べて、ちょうどいいくらいかな。
ピザは、なかなか美味しかった。
薄味でピザも薄い。
チーズはジューシー。
これはちょっといいな。
近所だし。
永福町のほうが美味しいけど、近いのはいい。
また近いうちにくることにしよう。

芸祭にいってきた。
 ちょっと久し振りだったけど、
なんかややレベルが多少上がった代わりにおとなしくなったような印象があるな。
相変わらず学園祭の少し大きいのというレベルだけど、
新しい人の描いたものをたくさん見るのは楽しい。
 なぜか吉本とコラボしてて、HGが絵をライブで描いたりしてた。
案外上手いんで驚いた。
いや、素人にしてはということだけど。
 女子プロレスラーのギミックの、あれはなんだっけ、
坊主頭にモミアゲだけ延ばした女の子は。
メインステージでネタをやっていたのでしばらく見てたんだけど、
誰もまったくくすりとも笑わなくて、痛々しかった。
 山中カメラがまたやってたけど、カメラ寿司だけやって引っ込んでいった。
もう少しネタを増やさないとな。
 今回は、美大系じゃない人が面白かった。
はなくまゆうさくが、どこかのカルチャースクールで教えているらしく、
そこで教わってるという女の子が、絶対美大だったら張り倒されるような油絵を描いてて、
あれがよかったな。


海外のドキュメンタリーなんかを見ていると、
牛や象が、岩場で地面や岩を舐めていることがある。
あれは確か、岩塩を舐めているのだ。
塩分とミネラルを補給してるんだったと思う。
ミミに頬をすりすりしてやると、いきなり顔を舐め始める。
いつまででも舐めている。
小さいサンドペーパーで顔をおろされてるようで、かなり痛いんで、
すぐやめさせるんだけど、あれも塩分を補給してるんだろうか。
ずっと昔、うちにいた猫のミーは、人間が寝転んでるとやってきて、
髪を舐め始めた。
ほっておくといつまででも舐めて、髪がベタベタになってしまった。
どうして髪なんか舐めているのか、理由を聞いたことがないんでわからないんだけど、
ミミが顔を舐めるのも、あれと同じなのかもしれない。
正ちゃんは、顔も髪も舐めたことなんてないんだがなあ。

最近はミミ見学にくる人が多い。
まあそれはもっともだ。
ミミが一番可愛いのは、たぶんあとひと月かふた月。
赤ん坊時代がやっぱり一番可愛いだろうと思うからだ。
正ちゃんはもう猫じゃらしでは遊んでくれなくなったけど、ミミは今が全開だ。
走る走る、飛ぶ飛ぶ。
ミミとはいつまででも遊んでいられるんで、ちょっと困る。
コンビニ袋を小さく丸めたのをミミにやると、ずっとドリブルして遊んでいる。
小野よりうまい。
でも、今日ふと見たら、正ちゃんがドリブルしていた。
おお、ミミに影響を受けて、と思ったら、2秒くらいでやめてしまったけど。
きっとミミがあんまり楽しそうだったんで、どのくらい楽しいか試してみたんだな。
正ちゃんだって、かつては新築の家の赤松の床がぼろぼろになるほど、
家中を走り回ってたんだがなあ。
ちょっと懐かしい。

ミミはなぜ、あんなにドングリ目玉なんだろう。
黒目の4方に白目が見える。
いや、実際には白くないけど。
正ちゃんの子供時代には、あんなにドングリじゃなかったと思うが、
ミミは大人になってもドングリかなあ。

まだうちにきて、3週間ちょっと。
きた時にはあんなに足腰も弱々しくて、よろよろと歩いていたのに、
今ではジェットコースターのように家を駆け抜けている。
それにつられて、正ちゃんもちょっと走り出し、そのせいもあって、ちょっと痩せた。
もっとも、ミミのおかげでストレスもあるらしく、ここんとこ食べたものをよく吐く。
痩せたのは、それも原因だ。
まあ少しずつ慣れてもらうしかないんだけどね。
これから寒くなっていくから、2匹で暖を取り合ってくれるといいんだけど。
でもまだ正ちゃんに体重を預けられたら、ミミが潰れるな。

久し振りに風邪を引いた。
ゆうべというか、今朝の明け方、なんか喉がおかしいなとは思っていたのだ。
案の定、起きたらすっかり腫れ上がっていた。
こういう時には寝ることだなと、昼食後、また寝た。
2時間くらい温かい布団の中でぬくぬくしていたら、かなりよくなった。
仕事は遅れたが、早めに手を打たないとね。
あとでつけがくる。
でも、すっかり涼しくなったなあ。

大阪の小さい新聞社から「ファイト」というプロレス新聞が出ている。
東京じゃないんで、情報のハンディがある代わりに、
ここはディープなマニアックな情報を流すのを売り物にしてきた。
ぼくは長年、毎週読んでいる。
ずっと以前には、ファイトに頼まれて、大阪でトークショーもやった。
当時の編集長の井上は小説家崩れが自慢だった。
修飾過多でてにをはと主語述語が出鱈目な、かなりレベルの低い文章だったが、
それなりに面白かった。
インサイド情報の飛ばしがとにかく多い新聞で、外すことも多かったが、
後で思い出してみれば、一面の真理を伝えていたりもした。
読むプロレスというジャンルを作った媒体でもあった。
一時は週刊プロレスがブレイクして、読むプロレスはブームにもなった。
しかし、近年の格闘技ブームとそれに反比例してのプロレス界地盤沈下で、
どこのプロレス紙誌も部数を落とし、
ついにファイトも終焉の時がきた。

今日の夕方、近所のコンビニでファイトを買ってページをめくったら、
休刊のお知らせがあった。
40年2000号近く、毎週プロレスファンを楽しませてきたが、あと2週でそれも終わる。
どこか買い取って継続してくれないものか。
やっとノアも定着し、全日のパッケージプロレスも姿を現してきたところなのに。
まあ新日は相変わらずの迷走だけど。
残念だが、仕方がない。
ぼくは30年弱くらいしか読んでいないが、一番愛読していた媒体だったのに。
海外に旅行にいっても、必ずファイトだけは買っておいてもらったのに。
お疲れ様。

正ちゃんはずっと、食欲の鬼だった。
 おそらく一番美味しくない肥満用ドライをずっと食べさせてたんだけど、
文句も言わずに喜んで食べていたのだ。
でも、ここ数日、さっぱりゴハンを食べなくなった。
 やってもちょっと匂いを嗅いだだけで、ろくに口をつけないのだ。
 腹が減れば食べるだろうと思ったが、次のゴハンの時間になっても食べる気配がない。
たぶん、ミミだけが美味しい赤ん坊用猫缶を食べているのが面白くないのだ。
 自分の不幸に気づいてしまったのだ。
 幸福とは、かくも相対的なものだったのだ。  
 仕方ないので、猫缶をドライに混ぜてやるようにはしたんだけど、それでも全部は食べない。
 正ちゃんは最近、ちょっと頬がこけてきた。
 まだ充分にデブなんだけど、今まで気づかなかった頬の本当のラインが見えてきた。
 そうか、正ちゃんはほんとはこんな顔だったのかと思いながら猫缶をやってるが、ちょっと弱ったなあ。
 このまま、あんまり痩せられても困るし。

だんだん夜が涼しくなってきた。
もう明らかに秋の気配だな。
ここんとこ雨もよいの空が続くせいもあって、気温が上がらない。
でも、閉め切って一晩中コンピュータをつけていると、それなりに暑い。
そのへんがむつかしいんだよな。
エアコンつけるほどでもないし、消すと微妙に暑い。
窓開けっ放しだと、キーボードやタブレットがベタベタになる。
なかなか悩ましい季節だ。
やっぱり、カーッと暑い夏がいいなあ。

気がついたら、9.11だった。
あの日、信じられない気持ちでテレビを一日中見ていた。
現実に起きていることが、なんだか酷い悪夢のようで、
それをテレビを通じて見ていることでますます現実感がなくなって、
頭が混乱していた。
恐ろしい画面をテレビは延々と流していて、
次の日もその次の日も、ニュースや特番で、飛行機がビルに突っこむシーンやビルが崩れるシーンが、
何度も何度も苦行のように繰り返された。
巨大なニューヨークの街が奮迅に呑み込まれ、人々が悲鳴を上げて逃げまどっていた。
神戸の震災を思い出した。
あの日も、ぼくはテレビのこちら側で、ぼくのいる場所ではないところで起きている厄災を見ていた。
これは、夢ではない。
現実に起きていることだ。
悲劇は、空想の世界の出来事ではなく、現実に起きるものだ。
ぼくはあの数日で、それを知ったと思う。

さっき新聞社からの電話で、犬丸りんが自殺したことを知った。
仕事で悩んでいたらしいが、みんな悩んでるんだよ。
死んじゃ駄目だよ。
最近はつきあいがなかったので、なにをどう悩んでいたのかは知らないが、
ほかに解決の道はきっとあったのに。
冥福を祈る。

手塚文化賞イベントをやってきた。
客入りは、満員だったが、招待席だけやや空いていた。
真ん中だったのに、もったいない。
客も満員だったのだが、なかなかいい客で、ちょっとマニアックに振ってもついてくる。
講演やる時にも、こういう客がいいなあ。
第一部が、ぼくと荒俣さんで、文化賞10年の間に印象に残った作品と、
最後に、吾妻の「失踪日記」。

終わったあとで、客席に吾妻もきてると聞いたんだけど、知ってればもっといじったのになあ。
あんまり綿密な打ち合わせしなかったわりには、楽しくできた。
選考会でいつも荒俣さんとは隣の席で、趣味が近いことはわかっていたんで、
始まる前の大雑把な打ち合わせだけでも安心してできる。
しかし、荒俣さんが漫画家を目指してた時期があったとは思わなかった。
妹さんは藤子不二夫のプロダクションにいたっていうし。

第一部が終わったんで客席に移ったら、後ろに新保くんがいた。
サイバラ担当者としてきたんだな。
第2部は、サイバラとしりあがり寿のお絵かき対決。
手塚治虫のキャラをいわれて、すぐ描いてみせるんだけど、
これが似てるというか似てないというか、微妙なとこ。
でも、ふたりとも絵のセンスがあるんで、面白い絵になっている。
デッサンをきっちりとやったりする学部じゃないので、正確な絵は苦手だが、
それは絵が下手ということではない。
ふたりともやっぱり才能あるなあと思わせる対決だった。

第三部は、萩尾望都と浦沢直樹と夏目のコーナーなんだけど、
正直いって、なにがやりたかったのかもうひとつよくわからなかった。
部分部分で興味深いところはあったし、浦沢や萩尾さんの生絵も見られたんで、
楽しかったけどね。
この特別にうまいふたりと、絵の話をするのはちょっと無謀だったかもしれないなあ。
なんとなく時間が過ぎて、終演時間。

オフ会スタッフや、いつものメンバーで、夕食がてら打ち上げ。
久し振りの顔もいたし、四国とか新潟とか遠くからきてる人もいた。
ぼくは一次会で帰って仕事。
早起きしたんで、やや眠い。
ミミは相変わらず正ちゃんに挑んでいる。
なかなかいいムード。

もう丸二日ほど、メールが受信できなくなっている。
同じルーターから、ぼくのデスクトップとノート、妻のノートの3台がぶら下がっている。
どうもぼくのデスクトップでは、まったく受信ができない。
送信もできてないかも。
ノートは、一部受信できているがほとんどできない。
妻は問題なく送受信できているが、ぼくにはメールは送れない。
電源の抜き差しをして、メールボックスの整理をして、それでも受信できないので
昨日はサーバーのトラブルかなと思ってたが、今日も同じ状況だ。
こりゃおかしいなあ。

さあ、手塚賞イベントだ。
なにを話そうか、まだちゃんと考えてないんだけど、
まあ相手が荒俣さんだからな、ついてけば大丈夫だ。
と思ってたら、担当者のメールでは、
当日はいしかわさんのお話の流れに添ってあわせていきたい
と荒俣さんもいってたそうだ。
うーん、考えることは誰も同じか。
でもまあ、大丈夫。
きっと面白くなる。
ほかのメンバーも豪華だし、できれば最初から客席で見たいくらいだよ。
自分のコーナーも。
さて、今日はそろそろ風呂入って早寝するかな。
あ、でもその前にテレ朝で新日中継見なくちゃ。

今日は久し振りに猿テニス。
9時半頃一度起きたら雨がザンザン降っていたので、こりゃいくら猿でも無理だなともう一度寝たんだけど、
12時過ぎに起きたら、雨は上がっていた。
どんなに地面が濡れていようと、降ってなくて猿が中止になることはない。
慌ててゴハンを食べ、ナイロンガットのラケットを物置から探し出して出発。
普段使っているのはナチュラルガットなので、濡れたボールを打つと、一発で伸びてしまう。
でもナイロンガットって、いったい何年前に張ったきりだろう。
実は、ここひと月くらい、右肘がずっと痛い。
五十肩に似た症状なんだけど、まあ肩がおかしくなるんなら肘だって悪くなるよな。
伸ばせないし、曲げられない。
ある角度から力を加えると、激痛がある。
これが、ちょうどテニスのバックボレーの角度なんだよな。
だから、バックボレーを迎えに行っても、普段の半分以下の力しか入らなくて、うまく打てない。
テニススクールの1時間はくらいなら、なんとか誤魔化せるんだけど、
過酷な猿テニスは、なにせ午後いっぱい打ちっ放し。
最後の1時間くらいは、もう普通のストロークも打てなくなってきた。
フォアもバックも、当てるだけ。
それでもやってる方もどうかと思うけど、まあ猿だからなあ。

ミミはどんどん暴れん坊になってきている。
保護されていた動物病院では、あれほどおとなしかったのに、
ほんとに猫をかぶってたんだなあ。
毎日元気で家中を走り回っている

二階にはなかなかこられなかったけど、ついに上がってくるようになってしまったし、
変なとこでオシッコされないように気をつけないとね。

まさか東野圭吾が板東の擁護をするとは思わなかった。
デスノートの逮捕より驚いた。


「9.21」
今日の取材は、空振りだったなあ。
たまにはこういうこともあるが、空振りだったからといって、原稿を書かないというわけにはいかない。
これがむつかしい。
空振りだったと書いてしまう時もあるが、今日はちょっとそれが書きにくい。
となると、どういう手がある……。
ほかのネタと合わせ技一本。
あるいは小ネタ集にする。
どっちにしろ、苦労はするな。
でも、そういう時のほうが面白くなることもあって、これが皮肉なんだよな。

正ちゃんは、ちょっと痩せた。
見た目はわからないが、体重がちょっと減った。
最近、食が少し細いのだ。
あれほど食い意地の張っていた正ちゃんが、驚いたことに食が細いのだ。
おそらく、ミミのほうが美味しいご飯を食べていることに気づいて、
デモンストレーションをしているのだと思う。
自分ももっと美味しいご飯を食べる権利があると主張しているのだ。
ずっと5.2キロキープだったのが、ここ数日、5キロちょうどになっている。
人間の52キロが、2週間で50キロになったと思えば、ちょっと痩せた。
それと、あんなに好きだった猫草を、まったく食べなくなってしまった。
どんどん食べて丸裸にしてしまうので隠しておいたくらいなのに、
今は出しっぱなしにしても食べようとしない。
いったい正ちゃんの内部で、なにが……。
でもまあ、とりあえず痩せてよかったかも。

イエメン戦は、なんだか凄いピッチだったなあ。
ボールが真っ直ぐ転がらない。
中東最貧国だっけ。
まあなんとなくわかるな。
テレビカメラも、一番引いてるカメラがぐらぐらして見にくかった。
しかし、日本代表は、メンバーが替わっても勝ち味が遅い。
ゴール前に弱いってのは、やっぱり個人の力不足ってことなのかなあ。
オシムの望むプレイをできるかどうかはともかく、とにかく点を取らないと勝てないからな。
早く、新しいチームで目標とするプレイをして、おまけに勝てるようになってほしいもんだ。

今日は終日、紀子さん出産で大騒ぎだった。
すっかり忘れていて、夕方ふと思い出してネットで見たら、男の子だった。
子宮がどうしたとかいう話まで全部公開されて、皇室の嫁も大変だ。
もともとただの人だったのに。
なんだか全国各地でえらいはしゃぎようで、目白の駅前では、
ヨサコイの一団が一昔前のタケノコみたいなヤンキーみたいなおかしな格好で踊り狂っていた。
あれもお祝いらしいんだけど、祝ってるというより呪ってるみたいだったなあ。
気になるのは、やっぱり雅子さんだ。
ますますプレッシャーが増してるんじゃないかなあ。

 夕方本屋にいこうと、街を歩いてたら、玄品ふぐという店の前で、思わず足が止まってしまった。
 店の前に大きな水槽があって、とらふぐが泳いでるんだけど、
水槽の右半分のふぐが、みんな死んでいる。

水槽の床に横たわっていたり、逆さまになって浮かんでいたり、頭を上にしていたり、
とにかくもうみんな息はないようだ。
 これ見て、この店に入ろうと思う人はいないよなあ。
 思わず、暗かったけど携帯で写真撮ってしまった。

最近、正ちゃんの食欲がない。
そんな馬鹿な。
なにがあっても食欲だけはあった正ちゃんが、食欲がないなんて。
でも、確かにご飯を残すのだ。
食いつきも悪いし、一度に半分くらいしか食べない。
残しておくすきに、ミミに食べられてしまう。
どうも、正ちゃんはミミばっかり美味しい猫缶を食べているのが気に入らないらしい。
ミミは子供用に特別な猫缶を食べていて、正ちゃんは普段からいつもドライフードだ。
それも、肥満用の中身の薄いやつ。
きっと美味しくないだろう。
ミミが食べたあと、正ちゃんがミミの皿を覗きにいって、皿に残った食べかすを舐めたりしてたが、
あれで決定的な不公平に気づいてしまったに違いない。
今まで、いつものドライ以外にちょっと人間のご飯の魚をわけてやったりしても、
それは自分のレギュラーのご飯とは違うと思ってるようで、
自分のご飯を食べなくなることはなかった。
今回は、自分と同じ身分の猫がいいもの食べてることに気づいてしまったのだ。
うーん、しょうがない。
肥満用のドライに猫缶をほんのちょっと混ぜてやることにしよう。
それで誤魔化されてくれればいいんだが。


いい天気だったので、そろそろかき氷もラストだし、いっとくか、と
西荻の「甘いっ子」にかき氷を食べにいった。
ここのかき氷は、絶品だ。
特に、氷イチゴは毎年必ず食べなくてはいけない。
ところが、いってみたら行列ができている。
みんな考えることは同じだったようだ。
おまけに、今日は日曜だし。
別に日曜にいかなくてはいけない理由はないんだけど、
昨日まで那覇にいたからいけなかっただけなのだ。
しょうがないのでまた近いうちにくることにして、
西荻駅前のボボリでアイスを食べた。
ここも人は多かったけど、行列ができるほどではないし、アイスは回転も速い。
マンゴとシークワサーのダブルをコーンで食べた。
美味しかったけど、空が秋の空だ。
早くしないと、甘いっ子のかき氷も季節外れになってしまう。
よく晴れて暑かったんだけど、もう夏の陽射しではなかったしね。
ついでに、近所のcopoにも寄って、ミミを見にくる日時決定。
ここんとこ、ミミを見に来る来客が多いよ。

1週間ぶりに東京に戻ってきたら、秋になってた。
午後、那覇を出る時には真夏の入道雲だったのに、
羽田に着いて空を見上げたら、秋の高い空だった。
ああ、ずいぶん違うなあ。
でも、今日の羽田の空は、青く澄んできれいだった。
ちょっと早い目の、3時半の便で那覇を経ったのに、吉祥寺の家に着いたのは8時過ぎ。
やっぱり沖縄は遠いな。
でも、そのぶんいつもと違う所にいるという感覚は、常にある。
周りが旧赤線地帯で、老ホステスたちが今も24時間態勢で客を張っている一帯に住んでるから、
だけではない。
違う環境にいると、集中できるしね。

「漫画の時間2(仮題)」を、今度こそ片付けるぞと勢い込んでいったおかげで、
リライトはひととおり完了した。
あとは、重複しているのももあるので、それを整理したり、構成を考えたり。
でも、一度とにかくゲラにする。
細かい調整はその後だ。
まだデザインとかサイズとか考えなくてはいけないことはたくさんある。
いつ頃書店に並べるかとか、タイトルとか。
もう一冊後に漫画のことを書いた本が控えてるから、
これ以上のんびりしてないで、どんどん進めるぞ。

1週間経ったら、正ちゃんとミミは予想以上に融合が進んでいた。
ミミが正ちゃんに慣れてきて、自分からじゃれていくようになった。
正ちゃんはうるさがりながらも、大人の余裕でさばいている。
ちょっとだけつきあって、あんまりうるさいと突き放す。
このぶんなら、ひと月もすれば一緒に寝るようになるんじゃないか。
少なくとも、相性が合わなくて同じ家で暮らせないという状況だけはないようだ。
それが一番よかった。
あとの問題は、ミミが小さいせいもあって、なかなかトイレを覚えないことだ。
だいたいはトイレでするんだけど、たまに床にぶちまけてしまう。
これをなんとかしないと、大人の猫のオシッコは臭いからなあ。
うーん、弱った弱った。

ちょっと正ちゃんが軟化してきた。
昼過ぎまでは、ミミが近づくとくんくんと匂いを嗅ぎ、
それ以上近づくとカーッと威嚇していた。
でも、夕食を食べ終わったころから、腹が膨れて鷹揚な気分になったせいか、
自分から近づいて、様子を窺うようになった。
まだ心を許した様子はないし、ミミもさんざん威嚇されてちょっと怖がっているが、
両方とも同じ空間にいても、それほど緊張しないでいるようになってきた。
その調子だ。
この分なら、仲良くできるのもそう遠い将来ではないのではないか。
と甘く考えてるんだけど、さてどうかなあ。
問題なのは、ミミは正ちゃんのゴハンを、正ちゃんはミミのゴハンを、
ちょっと油断してるとすぐ食べようとすることだな。
そのへん、2匹は似てるかも。

また那覇事務所にしばらく籠もってくる。
もういい加減に「漫画の時間2」を仕上げなくては。
別にさぼってるわけではないんだけど、なんだか際限なくいつまででも直していられるんだよなー。
どこかで手放さなくてはいけないから、これでそろそろフィニッシュだ。
東京は秋の気配だけど、那覇はまだまだ夏ど真ん中。
中国人ハッカーに荒らされるんで、HPを那覇から更新するのはやめておく。
近況は、mixiと掲示板で。
心配なのは、ミミと正ちゃんだ。
留守中に決裂しないといいんだがな。
正ちゃんの懐柔担当がいなくなっちゃうからなあ。

ミミはなんだかスッカリ落ち着いて、本性を出してきた。
保護先の動物病院では、いつも香箱になっておとなしい猫だったのに、
今では家の中を走り回ってジャンプして隙間に潜り込んで、
なんだぜんぜん猫被ってたんじゃないかという暴れぶりだ。
掌に載るくらいのミニチュアサイズなのに、もういっぱし猫がするようなことはたいていする。
腿の間に入れてやると、前足できゅっきゅっと押す仕草は、まだおっぱいを吸ってる気分だな。
しばらく走っていると、疲れ果てて寝てしまう。
その無防備な姿にもノックアウトだ。
しばらくは、我が家の王様だなあ。

面白くないのは、正ちゃんだ。
なんだか小さいのが自分のテリトリーに入ってきてちやほやされている。
少しずつ慣れさせようと、ミミはなるべく奥の部屋に入れて、網で仕切ってある。
姿は見えるが、接触はまだしないようにしてある。
時々そばに連れてってやると、ミミに対して怒って威嚇する。
まあそりゃそうだよなあ。
でも、年上なんだから、もうちょっと懐の大きいとこを見せてくれよ。
正ちゃんが拗ねないように、いつもに倍してべたべたとかまってやって、
なんでも優先的にしてやって夜も一緒に寝ているが、
正ちゃんの怒りはさっぱり治まらない。
いつか慣れてくれるだろうか。
ああ心配だ。

公明党の小径と呼んでいる、狭くて小さい路地がある。
入り口にいつも、公明党のポスターが貼ってあるからだ。
さっき銀行にいった帰りに通ってきた。
この季節は、緑が濃い。
両側に家が建ち並び、それぞれの家の小さな庭で、いろんな草花が育っている。
季節の移り変わりを教えてくれる、吉祥寺で一番好きな路地だ。
芙蓉が咲いている。
ジャスミンが香る。
溢れるほどの葉が、木々の枝から路地の上に覆い被さっている。
日本の道はいいな。
公明党の小径を出たところには、サルスベリの花が咲いている。
サルスベリは正しくはサルスベリーといって、ベリーの仲間だという話は、もう何年目かな。

ついに子猫はやってきた。
いや、子猫じゃなくてミミだ。
正ちゃんの強力なライバル登場だ。
まだ隔離して、隣の部屋に置いているが、正ちゃんは既に異変を感じて戦々恐々だ。
これから少しずつ慣らしていく予定だが、どうなるかなあ。
正ちゃんはおっとりしてるほうだし、ミミも比較的おとなしい子猫だ。
そう張り合ったりはしないんじゃないかと思うんだがな。
ミミはとりあえず1回オシッコをした。
ゴハンはまだ。

いよいよ明日は、子猫がやってくるかもしれない。
向こうの都合にもよるのだが、夜にはやってくるかも。
さあて、正ちゃんの反応はどうかなあ。
心配でもあるが、楽しみでもある。
まあ正ちゃんはのんびりしてるし、心の広い猫だから、受け容れてくれるだろう。
今日きて今日仲良くなるとは思えないが、そのうち少しずつ慣れてくれるだろう。
子猫の名前は、ミミになりそうだ。

今日は近所のペットクリニックにいって、正ちゃんに注射してもらった。
 子猫受け入れ態勢を整えなくちゃいけないからね。
正ちゃんの側の予防もしっかりやらないと。
カゴに入れようとしたら、足を突っ張って入らない。
もうここに入ると注射を打たれると知っているのだ。
以前は勝手に入ってたのに。
無理に押し込んで、クリニックまで。
久し振りだったんだけど、匂いを覚えているようで、
診察台に乗せるとクンクンと中腰で匂いを嗅いで回っている。
歯石を見て、注射と、それから、耳がかゆいんで薬を入れ、足の爪が剥がれてるんでちょっと薬をもらい、
子猫がきた時の注意点をいくつか聞いて帰ってきた。
また子猫がきたら、いろいろケアを受けにいく。
まずは、今日の正ちゃんの分はこれで終わり。
 正ちゃんは理由もなくいきなり拉致されてひっくり返され体中をいじられ、
あげくに注射まで打たれて、迷惑な日だった。

どうやら、正ちゃんに家族ができることになりそうだ。
先日見にいった子猫の血液検査も無事済んで、問題ないということなので、
近いうちに、うちにやってくることになる
さて、正ちゃんとの相性はどうか。
一緒に生活していけるのか。
子猫はたぶん大丈夫だが、正ちゃんは仲良くしてくれるのか。
ご飯とトイレはどう分けようか。
いろいろ考えなくちゃいけないことはあるのだが、
それはきっとなんとかなるだろう。
まだ1ヶ月半くらいの小さな猫なんで、病気にしないように気をつけて、
なおかつ正ちゃんがヤキモチを焼かないように細心の注意を払おう。
「9.7」
今日は撮影があった。
「紙と私」という週刊文春の広告タイアップページだったんだけど、
担当は、鈴木マキコさんであった。
そうか、マキコさんはまだ文春の社員だったんだなあ。
マキコさんといえば新解さんだが、
マキコさんは、ほかにも名前を持っていて、そちらでは小説を書いている。
本人にいうのを忘れたが、ぼくは両方ともちゃんと自分で買って読んでいる。
だから、どちらかといえば、マキコさんに会うのを楽しみに引き受けたんだけど、
なんだか20年くらい前に、一度会ったことがあったらしい。
でも、20年前にはマキコさんはまだ眞紀子さんだもんなあ。

オシムの機嫌は悪かったが、それは選手たちにというわけではないんじゃないか。
オシムジャパンは、まだスタートしたばかりで、機能してはいない。
オシムの意図を汲んで走れるのは、ジェフの選手だけだ。
まあそれは仕方がない。
思うようにならない選手に怒っていたというよりも、環境に対する苛立ちだったんだろうな。
それにしても、攻めまくり、その結果のなかなか出ない試合だった。
相手が完全に引いていたんでボールを圧倒的に支配してはいたが、
撃てども撃てどもゴールマウスは遠い。
選手たちは、萎縮していたかもしれないなあ。
オシムの顔色を窺っているのは、マスコミだけではないだろう。
まだオシムの意図はわからない。
慣れるしかない。
だったら今は自分の判断で走るしかないよな。
まだ当分は、試行錯誤だ。
しかし闘莉王はFWかと思うくらいいつも前にいたな。
特に中盤までは、闘莉王と巻しかいないかと思ったよ。

さっきNHKから電話がきて、
ことばおじさんの「これってホメことば?」が、ポップジャムに出演するそうだ。
ボーカルのアナウンサー梅津さんと、それからバックバンドのアナウンサーズもいっしょだ。
いやー、快挙だなあ。
オンエア開始以来、評判はかなりいいというか反響が大きいらしいが、
自社番組とはいえ、アナウンサーの歌ってる歌が音楽番組に出るってのは凄い。
アニメも流してくれないかなあ。
問題は、アナウンサーズはたぶん誰も演奏してないってことだよなあ。
みんなのうたで映像的に処理されたものが流れるんならまだなんとかなるが、
音楽番組でやるとなると、さてどうするんだろう。
アップにしないとか顔しか映さないとか、ちょっと苦労するだろうな。
それとも、お遊びということで大っぴらにやっちゃうかもね。

今朝なかなか仕事が終わらずに、9時過ぎまで仕事をしていたら、
東京は大停電らしいですねというメールが来た。
なんの話?
うちは別に停電なんてしてないし、第一今原稿をコンピュータで書いている。
前日雷が凄かったから、その話かなと思っていたら、
なんと知らないとこでほんとに大停電が起きていたのだ。
驚いたなあ。
大事件にも驚いたし、そんな大事件を知らなかったのにも驚いた。
テレビもラジオもつけてなかったからな。
なにかつけてれば、さすがにニュースでやってただろう。
でもまあ、それを知らなかったからといって、特別問題はなかったんだけどね。
もうちょっと仕事をして、それから寝て起きたころには世間も落ち着いてたし。
しかし、東京も脆弱だねえ。

今日のバンキシャは、韓国ネタだった。
韓国映画は凄い。
いや、映画だけじゃなくて、テレビドラマも小説も、みんな凄い。
日本の皇太子妃を誘拐しちゃいかんよなあ。
親しき中にも礼儀ありだよ。
お隣さんでもやっていいことといけないことがある。
北朝鮮といっしょに核ミサイルを日本にぶちこむってストーリーはどうなんだ。
なんか不思議な国だよなあ。
終わって控室に戻ってきたら、窓から東京湾大花火大会がちょっと見えた。
大きな花が開いていたが、まあ花火はこないだ極上のを至近距離で見たばっかりだしな。
しかし、お盆で都心はすいてるね。
このくらいすいてると、どこでも車でいっちゃうんだけど、
普段は都心に向かうのは電車ばっかりだ。

実は、正ちゃんの新しい家族になるかもしれない子猫を見てきた。
小金井のほうの動物病院に預けられているんだけど、
白黒と茶白の2匹。
いやそこにはもっとたくさんの飼い主のいない猫が預けられてるんだけど、
とりあえず見にいったのは、その2匹。
猫はみんな可愛いなあ。
できるものならみんな引き取ってやりたいが、そうもいかない。
自分の人生を確保しつつ、可愛がれる範囲で飼っていかないと、
猫を飼うために生きてることになってしまいそうだ。
今は自分の生活優先だからな。
子猫はまだ生後1ヶ月くらい。
やっと離乳食を食べるようになったくらいだ。
これから病気の検査をして、保菌していなかったら飼おうと思う。
可哀想だが、うちには先住の正ちゃんがいるから、病気があると正ちゃんまでやられちゃうからなあ。
この子猫は、ここで見つけた。
http://www.satoya-boshu.net/c.htm
毎日どんどん増えていく里親捜しの猫たちの写真を見ている。
野良にしちゃいかんなあ。
捨てちゃいかんなあ。
一度飼ったら、死ぬまで一緒に暮らしてやらなくちゃいかんなあ。
さて、新しい家族は増えるかな。

ああ酷い目に遭った。
OSがいかれてしまって、結局大仕事になって2日も潰れてしまった。
メールが1年半分ほど行方不明だ。
明日の用事が片付かなくて困る。
セーブはしてあるんだがなあ、引き出し方を間違えたら、面倒なことになってしまった。
まったく、コンピュータはいつまで経っても慣れないよ。
でも、そのどさくさに紛れて、もういついかれるかと思ってたノートが、
ひっそりと直っていた。
画面の一部がぶるぶると揺れ続けてたのに、すっかり治まっている。
これでもう回復したのか、あるいは本格的クラッシュの前の静けさなのか。
なんだか怖いんだよなー。

明日のバンキシャは、韓流映画ネタだ。
でも、ヨン様ではない。
なんか物凄いというかとてつもないというか、
さすが恨の国って内容の映画だ。
いや、映画だけじゃなくて、テレビも小説もなんだけどね。
うーん、まさか雅子さんがねえ。

ゆうべ、うるるんを見ていたら、ロケ地がナポリだった。
おまけに、ドルチェを習いにいっていた。
ナポリでドルチェなら、絶対にスフォリアテッレだなと思ったら、案の定だった。
スフォリアテッレなら、絶対にマリーだなと思ったら、やはりそうだった。
スフォリアテッレは栗まんじゅうみたいな形と薄いパイ生地のとあるんだけど、
昨日のはパイ生地の方。
これがパリパリサクサクと、美味しいんだ。
マリーは間口一間くらいの凄く小さな店なんだけど、
いつも人が並んでいる。
狭い店の奥で作っているらしい。
まだできたての熱々を売っているのだ。
これを髪に包んで貰って受け取り、店の前で立ち食いすると、
もうはふはふと、たまらない味なのだ。
あんまり美味しいんで、前を通りかかるといつも食べていたが、
レシピを冷静に見てみると、ラードを山ほど入れて、
砂糖とはちみつとリコッタチーズなのだ。
うーん、恐ろしい。
ナポリには豊満な女の子が多いわけだ。

眼鏡はずっと白山で作っている。
もう20年くらいになるんじゃないか。
たまにほかの店でも作ってみるんだけど、結局また白山に戻る。
質もいいしデザインも好きなものが多い。
仕事も丁寧だしね。
もう何年か前になるけど、フレームの少ないメタルタイプの眼鏡をかけていた時、
ちょっと歪んできちゃったんで直してもらいにいったことがある。
ここはわりと気軽に、いつでも微調整してもらったりできるんだけど、
その時も、ちょっとやってもらおうと思って、吉祥寺パルコにある店にいったのだ。
そしたら、若い店員が丁寧に見てくれたんだけど、
いきなりペンチみたいな工具を取り出して本格的にやり始めた。
ちょっと曲げては様子を見て、また曲げてはかけてみる。

30分くらい経って、やっとできたんで、それをかけて帰った。
そんなに時間がかかるんならひとこといってほしかったが、
まあ丁寧にやってもらったんだし文句いうことでもないやと思ったのだ。
ところが、それからが大変だった。
かけているだけで、どんどん歪んでくる。
2,3日で頭が痛くなるくらい歪む。
我慢できなくなって、白山にいって、違う人に直して貰ったんだけど、
その時は直っても、また数日で歪んでくる。
何ヶ月もその繰り返しで、ついに元には戻らなかった。
白山は技術もけっこうしっかりしてる人が多いんだけど、そういうこともある。
まだ入社したばかりの新人だったのかな。
で、その後どうしたかというと、相変わらずまだ白山で作っている。
その若い男も、その後見かけない。

今月は写真撮影が多い。
それも、みんな家で撮るんで、ちょっと悩んでいる。
ここの仕事場は、ちょっとだけ片付いていない。
どのくらいかというと、部屋の真ん中にケモノ道がある程度だ。
床はあまり見えていない。
撮影にあたって、少しは片付けるべきか、ありのままを見せるべきなのか。
部屋はともかく、車の撮影もあるんだけど、洗ったほうがいいだろうか。
いやこちらは、さすがにあのホコリだらけのままで撮ってもらうわけにはいかない。
でも、洗車に出してワックスまでかけたほうがいいか、自分でざっとホースの水をかける程度でいいか。
悩むのだ。
2台もあるし。
手間も2倍だし。
ああ悩む。

桜庭は、かなり危なかった。
普通、最初のパウンドでレフェリーストップだが、
HERO'Sは全体に見るようだ。
ほかの試合でも、どうして止めないと疑問に思うことが何度もあった。
結局ダメージを深めただけで負けた時もあるが、
桜庭は逆転勝ちした。
いったい、スミルノヴァスは、桜庭の意識が飛んで立ってるのがやっとだった時、
どうしてただ見てるだけで攻勢をかけなかったんだ。
スタミナが切れてたのか。
あるいは桜庭のパンチがどこかで当たっていたのか。
ちょっと不思議な試合だった。
桜庭が勝ってめでたしめでたしで終わったが、次戦はかなり苦しいだろう。
桜庭ももう37歳か。

アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラは、朴に負けてたんだな。
30秒で。
宇野も危なかった。
秋山と金ちゃんは、説明がなく不透明な決着だった。
山本は、リングス時代から口ばっかりだよなあ。
PRIDEの危機に乗じて、今がHERO'S躍進のチャンスなのに、
どうも今ひとつ波に乗れない。
関係ないけど、代表は鈴木啓太か。
セットで呼ばないと闘莉王が役に立たないよ。

今日は正ちゃんに来客があった。
近所の友人ちのメリーだ。
正ちゃん以外にもう一匹猫を飼おうかどうしようかちょっと悩んでいて、
ほかの猫にどういう反応をするか見ようと、メリーを借りてきたのだ。
最初は両方でシャーシャーいい合ってたんだけど、正ちゃんはそのうちちょっと慣れ、
メリーだけがいつまでもシャーシャー威嚇し続ける。
正ちゃんは時々覗きにいくんだけど、追い払われて虚しく帰ってくる。
でも、どうやら正ちゃんはほかの猫も受け容れそうだということがわかった。
これは、もう一匹いけそうかな。

近所のカフェ、copo de diaで本読んで帰る道で、ふと空を見上げたら、
夕暮れの空に半分の月が出ていた。
日中はうだるような暑さだったけど、日が落ちると急に涼しくなる。
まだ夏になりきってないのかな。
途中の家の庭に、のうぜんかずらが咲き誇っている。
うちののうぜんかずらは、7月の頭にいくつか咲いたきり、
その後まったくつぼみができない。
去年は凄く綺麗だったのにな。
どうもうちの庭の木は、全体に花の咲きが悪い。
ちょっとリン酸を足すことにしよう。

亀田の試合は、一夜明けて大騒ぎになっていた。
採点は確かに怪しかったが、まああのくらいの疑惑の判定は何度もあった。
渡嘉敷の酷い判定を、鬼塚の強引な判定を、何度も見てきた。
亀田も含めて、みんな金平だけどね。
もちろんほかの試合でも、ずいぶんホームタウンデシジョンはあった。

海外でもある。
審判の主観だけに基づくマストシステムでは、そう感じたといわれれば反論のしようがない。
亀田親子が審判に直接不正を頼んだわけではきっとないし、
その件で亀田を責めても仕方がない。
亀田が責められるべきなのは、あれを喜んで受け容れて偉そうな顔をしてしまったことだな。
いかにも品がない。
チャンピオンには、品格は必要だろう。
ただの喧嘩のちょっと強いチンピラでは情けない。
やっぱり、一度負けておいたほうがよかったかもなあ。
今までの疑惑の判定は、その時々で物笑いの種にはなったけど、
ひと月もすれば忘れ去られて、勝ったという記録だけが残った。
今回もそれを狙ったんだろう。
ひと月後、忘れられてるかな。
大晦日のTBS亀田兄弟デーは、盛り上がるかな。

今日は吉祥寺寄席だった。
第一ホテルのチャペルに高座を作って、落語をやっているのだ。
今日の落語家は、鈴々舎わか馬と、古今亭菊朗。
ゲストに篳篥(ひちりき)を演奏する女の人。
わか馬の「つぼ算」は、前回よりよかった。
数字遊びで番頭が壊れていくのを楽しむ噺なんだけど、
わか馬はあんまり壊さずに、理屈で通した。
まあそれはそれでいい。
まあまあうまく組み立てられて、ホットしたと思ったら、オチの構成が唐突で説明不足だった。
うーん、あれじゃ噺を知らない人はわからないなあ。

菊朗は、ええと「お菊の皿」か。
お菊があまり美しくなかったので、落差がなかったけど、
菊朗はすごく達者で、客を引っ張って聞かせてしまう。
でも、どうも達者なのに寄りかかってるよなあ。
それ以上のものが、いつもない。
うまいし器用なんだけどな、というあたりで終わってしまう。
今日も、わか馬の使った枕をさりげなく使ったりして、達者なところを見せた。
たぶん本人は名人と呼ばれる咄家になりたいんだろうけど、その道は先が長いぞ。
真打ちになるみたいだし、これからということかな。
この噺も、数字遊びの要素があるんだけど、オチがやはり唐突だった。
みんなわかったのかなあ。

打ち上げにはいけなかったんだけど、亀田の最後を見た。
そういえば、今日が亀田だったんだな。
9ラウンドから見たんだけど、フラフラでやられてたし、1ラウンドにはダウン取られたっていうから、
こりゃ負けだけど、金平だし、ホームだし、TBSはレコード大賞の日程ズラしちゃったし、
KO負けしない限り判定勝ちだろうと思ったら、案の定だった。
あるいは、中盤では亀田がランダエタをぐうの音も出ないほど圧倒してたんだろうか。
ダウンを帳消しにするほど。
TBSのニュースを見たら、思い切り持ち上げてた。
映像は亀田が勝ったような編集だ。
TBSニュースは、もうこれで真実を語らなくてもいい場所になったな。
誰も信じないよ。
フジの三宅正治は、亀田が負けてたと思うといっていた。
マストシステムの判定だから微妙だがと気は使ったけどね。
それにしても、ホンマンも亀田も、あれで手を挙げられて喜んでしまえるあたりが情けない。
プライドはあるのか、と思ってしまうんだよな。

資料を読もうと思って近所のカフェにいった。
家でも読めるんだけど、ちょっと環境を変えて集中することも必要だ。
そしたら、そこが定休日だったのだ。
そうか、そういえば火曜日だもんな、と、もうちょっと離れたカフェにいったのだ。
ニヒル牛2の横を通って。
ニヒル牛というのは、元たまのランニング男石川くんのやってる店だ。
そしたら、そこのカフェも休みだったのだ。
しょうがない喫茶店でもいいやと、そのまた近くの店にいったら、
今日は盆踊りで閉店時間が早くなっていた。
しょうがないので、西荻駅前で電気蚊取りとファイトを買って帰ってきた。
ファイトというのは、飛ばしを書くんで名高いプロレス新聞だ。
なんだか効率が悪かったな。
でも、気分転換にはなった。
ここ3ヶ月ほど続いてた忙しさがちょっと峠を越えたら、ほんとに気持ちが楽になった。
実際には、ちょっと楽になっただけで、まだバリバリやらなくちゃいけないんだけど、
39度あった熱が7度5分くらいまで下がると、もうほとんど完治したような気分になっちゃうよな。
というわけで、やや気が抜けているので、きっと数日うちにまた切羽詰まることであろう。
ちなみに、忙しすぎた証拠に、車のバッテリーがあがってしまったよ。

アニメのキャラを担当したみんなのうたが、今月から始まった。
とりあえず9月まではやるはず。
       NHK出版の「NHKみんなのうた」8・9月号にも譜面と記事が出ている。
 さあて、売れるかな。
まあ売れてもぼくの収入にはほとんど関係ないんだけど、
やっぱり起ち上げから関わってるから気になるな。


愛知県の豊田市、つまり地元の花火大会にいってきた。
「おいでん祭」という、ちょっとついていけない祭があるんだけど、
その最終日に大花火大会があって、これは大好きで見にいっている。
1万5000発という規模もかなりデカイほうなのだが、
豊田自動車の地元だけあって資金が潤沢で、
デカイ玉美しい玉が惜しげもなく大量に打ち上げられる。
その上、最先端の花火が次々披露され、
ちょっとほかの大会では味わえない凄い大会になっているのだ。
矢作川という川の河川敷を使って打ち上げられる花火を、
去年は土手で寝転んで見たが、今年は招待状を貰って、折り畳みだけど椅子席で見た。
よその地域からも大勢の花火客が詰めかけているんだけど、
彼らはだいたい堤防の手前までで寿司詰め状態で見ているが、
ぼくは土地勘があるので、いつも堤防を越えて土手か河川敷に寝転んでのうのうと見ている。
美しいとか迫力とかいう言葉を越えたアートに圧倒され、
おおー、と叫びっぱなしの2時間半。
目の前で打ち上げられた花火が真上で開く快感は、ちょっとほかでは味わえない。
有名花火師が競演し、これでもかこれでもかと自慢の腕を披露する。
もう一瞬たりともよそ見すらできない感動の連続だ。
日本人に生まれてよかったよなあ。

うちの高校は、ベスト4まで進出した。
公立高校が甲子園にいけば、ちょっとした快挙だよな、と思っていたのだが、
準決勝で、愛産大三河に9回まで3点リードされ、
その裏に2点取ってなお1アウト満塁までいったんだけど、力及ばず、1点差で負けてしまった。
うーん、残念。
寄付金は来年の楽しみにしておこう。
愛知県立豊田西高校野球部の諸君、お疲れ様。

「8.14」

NHKの「ことばおじさん」に歌がついて、「みんなのうた」になる。
「これってホメことば?」というタイトルだ。
アナウンサーの梅津さんがメインボーカルで、若手のアナウンサーがバックバンド。
いやほんとは弾いてないと思うけど。
楽曲は、ロック歌謡かな。
編曲はロック系だけど、なにせメインボーカルが60歳過ぎてるんで、ちょっと歌謡曲風。
アニメと実写の両方で、ぼくはアニメの担当。
苦労したけど、やっと今朝完成した。
8月からNHKでパワープレイされるはずだ。
実は、DVDとCDも出る。
プロデューサーは、本気で紅白を目指しているそうだ。
印税契約なので、ヒットすればぼくにも印税が入るが、
かなり安いので、大ヒットしてもお車代程度なんだよな。
でも、ちょっと楽しみだ。

高校の後輩、鈴木賢三特派員の報告によれば、
うちの高校は、ついにベスト4まで進出したらしい。
《速報!杜若に9回ウラ1点のビハインドをはねのけ2点入れて大逆転》
ということのようだ。
そこまでいったんなら、もう甲子園にはいってほしい。
寄付金ははずむから。
確か、春はいってるが、夏はまだ未経験のはずだ。
しかし、愛知県は強豪が多いからなあ。
ただの公立高校が夏の甲子園にいったら快挙なんだがな。

四国の高松にあるサッカーチーム「カマタマーレ」のキャラを描く約束をしていた。
約束はしたのだが、なかなか描けなかったのだ。
カマタマーレのシンボルは、うどんである。
うどんを生かしたキャラ……。
そのまま描いたら、なんか気持ち悪いものになってしまう。
回虫の固まりみたいになっちゃうもんなあ。
それで、いろいろ考えていて、どんどん遅くなっていたのだが、
やっと描けたのだ。
といっても、まだラフだけだ。
これから納品用のイラストを起こす。
ここ3ヶ月くらいずーっとほんとに時間がなかったんだけど、やっと先が見えてきた。
これでちょっと余裕を持って仕事ができる。
やらなくちゃいけないことが山積みだ。
やりたいこともいっぱいある。
今年後半は頑張るぞ。

高校野球には特に興味はないんだけど、
うちの高校がどうなったかについては、ちょっと興味がある。
シーズンが始まって、毎日新聞をチェックしていたんだけど、
うちの高校、愛知県立豊田西高校は、なかなか姿を現さない。
1回戦がひと通り終わっても出てきてる様子がない。
2回戦が始まっても、まだいない。
おかしいなあ、毎日見てたつもりなのに。
と思ってたら、今日の新聞には出ていた。
3回戦で勝っていた。
あれえー、いつの間に1,2,回戦が済んでたんだ。
でも、実はそうではなかったのだ。
西校は、シードだったのだ。
3回戦からのスタートだったのだ。
あの西校がシードだなんて、時代は変わったなあ。
1回戦2回戦くらいは突破してたけど、シードされるほど強くはなかったもんなあ。
いつの間にかけっこうな受験校になってたし、なんかちょっと儲けたような気分。

プロレス団体「DDTのエース高木三四郎が、妻子と共に遊びにきた。
ここの夫婦とは、別々の機会に知り合っていて、後にふたりが結婚するっていうんで驚いた。
電撃ネットワークの南部がやってるイベントに招ばれて顔を出したら、受けつけに妻のほうがいたり、
なんか不思議な縁の夫婦なのだ。
だいたい三四郎が、ぼくが昔描いていた『東京物語』を高校時代に読んで、
東京にいってライターになればこんな楽しいことが、と東京の大学にきて、
気がついたらレスラーになっていたという変なやつなのだ。
今日はいっしょに昼ご飯を食べて、プロレスの濃い話をいろいろとした。
やっぱり業界内の人間は面白い。
まだちょっと話し足りなかったな。

ブラジルはドゥンガかあ。
日本の監督説もあったけど、まさか監督経験のないドゥンガを、ブラジルが採用するとは。
ちょっと驚いた。
確か監督やってないよなあ。
そのくらい、ブラジルの代表は統率するのがむつかしいってことだな。
オシムも楽しみだが、ドゥンガも楽しみだ。
自分こそが一番と思っているセレソンを、ビシビシ叱ってほしい。


沖縄限定の話だけど、友人が始めたステーキ屋のCMアニメキャラを描いている。
先週末から、もう放映を始めているようだ。
カウボーイズステーキハウス という、国際通りの真ん中にある店だ。
スタバの2階だったかな。

以前テキサスでカウボーイをやってたやつで、
わざわざテキサスまで店で使う家具調度を買い出しにいってきたそうだ。
味もテキサスカウボーイ風。
まだ開店したばかりなんで食べてないけど、来月でもいった時に試してみよう。
沖縄の人は、朝晩テレビでやってるからチェックしてみて。
パレットくもじの前の巨大なオーロラビジョンでもパワープレイしているそうだ。

正ちゃんに家族が増えることになるかもしれない。
いやまだ決めてはないんだけど、もしかすると、もう1匹やってくることになるかもしれない。
正ちゃんはぼくが育てたので、どうしてもぼくになついている。
毎日のご飯をやってるのは、現在は妻なのだが、
腹が減るとぼくのところにねだりにくる。
いや妻がではなく正ちゃんが。
妻としては、もうひとつ納得できない。
それで、自分の子分もほしくなったのだ。
子供のころから自分で育てて自分になつく猫がほしくなったのだ。

問題は、正ちゃんだ。
新しい家族を受け容れるかどうか。
小さいころには、旅行中なんかによそで預かってもらうと、
そこの猫は神経質になってても、無邪気な子供の正ちゃんは平気だった。
今はそれが逆転してるわけだ。
年を食うと気むずかしくなるからね。
とりあえずは、近所の子猫のいる友人ちに正ちゃんを連れてって、
子猫をいじめたりしないかどうか嫌がらないかどうか、確認してみる。
大丈夫そうだったら、子猫探しにかかる。
ペットショップじゃなくて、どこかでもらう。
さて、どうなるかなあ。
正ちゃんのストレスになるようなら飼わないし、
受け容れられそうなら、本気で探す。
2匹になると、今よりもっと家中毛だらけになるわけだ。
増えなくてもいいような気もするし、
2匹いると可愛いような気もするな。
たぶん、ここ1、2週で決めると思う。

そろそろオフ会の準備に取りかからなくてはいけない。
777万人オフとかいってたが、もう770万人目前で、次は800万だ。
まあ何万人オフでも名目はいいんだけど、
なんにしろ、もう準備にかからないと年内には難しくなってくる。
前回の100人オフは、スタッフもかなり苦労した。
プロのやるイベントなら、100人くらいなんてこともないかもしれないが、
素人が100人集めてなにかやろうとすると、けっこう大変だ。
第一、場所を確保するのがむつかしい。
今回は、もっと人数が少なくてもいいのかもなあ。
というようなことも含めて、
スタッフも募集しなくてはいけないし、
近いうちになにか示します。
関東在住でスタッフをやってもいいという人がいたら、メールでもください。

 TBSの久米の番組は、期待はずれというか、看板倒れというか、
なにも久米は明かしてなかったなあ。
どんな新事実が出てくるのかと、せっかく見てたのに、
ジーコのドキュメンタリーを今ごろ見せられてもな。
おそらくW杯関係では最後の特番だったろうから、
後出しの利点を生かして、もっとなにか出してくるかと思ったのに、
なにもなかった。
ジーコの戦術と選手の気持ちとがうまくシンクロしてなかったあたりも、
食い違ってたというだけで、ではそれはなぜなのかという検証がなかった。
感傷はあったけど、建設的なものもなかった。
どうしてわざわざこんなもの作ったのかというような、
久米ショーみたいな番組だったな。
まあきっと、サッカーのことを描こうとしたんではなく、
久米宏を出すということがメインの目的の番組だったんだろうな。
自分が体験したことが続々出てくるんで、そういうところは面白かったけど、
あとはあまり意味がなかったな。

竹爐山房で飯。
アスキーCOOのF岡と元担当の南條と、ソニーの野村くんという変なメンバー。
W杯の話と沖縄の話と、まあいろいろだったんだけど、
F岡以外は久し振りだったんで、11時まで話したけど、ちょっと足りなかった。
スポンサーがついたんで、一番高いコースにしたら、
メインがラムの土鍋しゃぶしゃぶという不思議な中華になってしまった。
かなり美味しい肉だったんで、シェフは張り切って出したみたいだけど、
普通の中華でもよかったな。
それにしても、竹爐山房の飯はいつ食っても旨い。
忙しい日々が続いてちょっとぐったりだったけど、これでしばらくは元気でいられそう。
やっぱり活力の素は、飯だね。

掲示板のよるさん情報によると、ぼくが小笠原たちの写真を見せた久米宏の番組は、これだ。


06/07/21 1 18:55〜20:54 TBS
久米宏が明かすジーコジャパン敗退の新事実
サッカー日本代表を4年間指揮したジーコと日本代表の真実とは

あの写真は使われるかな。
きっと使われても、TBSから挨拶はないだろうな。

萩本欽一は、ちょっと無責任じゃないかな。 
山本が淫行したからって、どうして球団を解散しなくちゃいけないんだ。
 球団は既に、萩本の個人的な持ち物ではないだろう。
大勢がそれに関わり、地域にも大きい影響を与える存在になっている。
それを、自分勝手なわけのわからない理屈で解散してしまうとは。
 結局球団は萩本にとって、ただの玩具だったということか。
その程度のものだったということかな。
だったら、泣いたりしないでほしいものだ。

レスナーのベルト没収は、レスナーの話と新日の発表と、あまりにも違う。
どうもどちらの話も100%真実ではないような印象があるが、
どちらかといえばきっとレスナーの方が真実含有量が多いな。
新日は、ほんとに不細工なことをしてしまった。
新間でもいれば、こんなにみっともないことはしなかったろうに。
もう情けないのを通り過ぎて、可哀想になってくる。
新日は既に、盟主ではない。
所帯だけ大きいインディクラスだ。
フロントが機能していない。
ああ9月にまた打ち切り説でも出るんじゃないかなあ。

新宿プロレスのメインエベントに、突然ベイダーが出てきたのには驚いた。
でも、なんだか様子が変なのだ。
極度の肥満で、体のバランスが妙だ。
甲冑をかぶると前が見えないのか、手探りでよろよろと歩いてくる。
リングサイドでマットに躓いて、潰されたヒキガエルのようにばったりと前に倒れ、
そのまま俯せになって動かない。
新宿プロレスだから、なにかのコントでもやっているのかと思った。
あまりにも肥満しているので、もしかすると偽物かとも思ったが、そうではなかった。
セコンドの手を借りてなんとか立ち上がり、リングには上がったが、
甲冑を脱ぐと顔色の悪いふくれあがった顔が出てきた。
初めてベイダーを見た時の倍くらいに大きくなっている。
節制とかいう言葉を知らない贅肉だ。
とても、アスリートの体ではない。
サスケ・東郷×ベイダー・ソウルタイガーが始まった。
ベイダーは動けない。
打撃を加えられると悲鳴を上げて倒れてそれっきりだ。
あの強かったベイダーは、どこにいってしまったのか。
リング下の落とされると、そのまま上がってこなかった。
観客はベイダーよりも、ソウルタイガーの中身は誰だってことのほうに興味があったようだ。
ベイダーはそのままリング下で苦悶し続け、
試合が終わって、司会が上がって締めの言葉を話している時にも、
まだ動けないままだった。
10分以上して、やっと大勢に抱えられて控室に去っていったが、
足を引きずっていた。
もともと足の故障でフットボールをやめたくらいで、爆弾は抱えているだろう。
年を食ったのと節制せずに肥満したのとで、ますます悪化したんだろう。
先日DDTに出た時にも、あっという間に動けなくなったが今日ほどではなかった。
今日こそが、ベイダーの終焉の日だっただろう。
長く楽しんだが、もう耐用年数が尽きた。
田舎に帰って引退してほしい。
インディ団体も、安くなったからって、もう招ばないでほしいな。
それが慈悲ってもんだ。

週刊文春から「デスノート」の原作者の正体を聞いてきた。
まあ業界の噂では、あいつだよな。
噂というか、それは当然のこととしてずっと聞いてたから、
ほんとですかと聞かれても、まあそうなんじゃないのとしか答えようがない。
別に調べたりしないしね。

ゆうべテレ朝の新日中継を見てたら、いきなり衝撃のニュースが。
レスナーは防衛戦をやらないらしい。
ベルト返却だか没収だかで、王者決定戦をやるらしい。
今週のワールドプロレスは、棚橋がレスナー挑戦に挑む、ってのがテーマだったんだけど、
思いっきりなんの意味もなくなってた。
つまり、HERO’Sに移籍するんでもう新日にはこないということなんだろうけど、
そもそも、いくら大物でも、単発契約で連日マットに上れないやつにベルトを与えるのが間違っている。
チャンピオンは、毎日リングに上がって全国のファンにベルトの勝ちを見せてこそのチャンピオンだ。
それが、ろくに防衛戦もやらず勝ち逃げじゃ、
今さら王者決定戦なんか新日内部でやったって、 負け犬の遠吠えだ。
レスナーに負けた連中でトーナメントなんかやって、なんの意味がある。
弱い中では誰が強いかという情けない王者になってしまう。
まったく、新日もこれではますますの地盤沈下だ。
ノアでは小橋が大変なことになってるし、プロレス界全体が、際限なく沈んでいってる印象だ。
あ、でも全日は、パッケージプロレスがうまく回ってるかな。
まだ成果は大してないみたいだけど。
ところで、ドイツにいってる間に、野茂の移籍期限が切れてたはずだが、
いったい野茂はどうなったんだ。
今はどういう身分なんだ。
誰か知ってる?

しばらく前に、吉祥寺のアンナミラーズがなくなった。
以前江口寿史の仕事場があったビルの横。
江口の仕事場は片付いてたなあ。
まるで誰もそこで仕事してないみたいに、きちんとしてて鉛筆一本散らかってなかった。
うちの仕事場とはえらい違いだ。
ぼくは部屋が凄く片付いてるでしょうといわれることが多いが、
ぜんぜんそうではない。
いやそれはともかく、吉祥寺アンナミラーズはそう流行ってる様子もなかったし、
潰れてもしょうがないかなとは思ったのだが、あの制服が消えるのはもったいないなという気もした。
そしたら、消えてるのは吉祥寺だけではなかったのだ。
最盛期には22軒あったのが、ついに3軒だけになってしまうらしい。
メイドブームの昨今、アンミラだって似たようなものだと思うんだがな。
ぼくもここ10年ほど入ったことがないんで、なくなっても不自由はないけど、
長年あったものがなくなるのは、ちょっと寂しい。
消えるのは、いせやだけじゃないんだなあ。
もう風前の灯火のはずだった吉祥寺南口ボアが、まだ長らえてるのに。
ところで、アンミラは、井村屋がやってるらしい。
あずきバーの井村屋だ。
アンミラの跡は、あずきバーカフェにすればいいんじゃないかな。
ウェイトレスはメイド服のままで。

ユーベはセリエBかー。
セリエCという話もあったから、それよりはましってとこか。
でも、これでフィオレンティーナとラツィオも含め、選手の大移動があるな。
イタリアリーグは1年か2年の地盤沈下は否めないんで、
スペインやフランスやイングランドや、ヨーロッパ中心に移籍するだろうな。
何人か日本にもきて、世界基準をぬるい日本選手に叩きこんでほしいもんだ。
関係ないけど、ニュルンベルクでぼくが写真を提供した久米宏のサッカー関連番組は、
いつどこでやるんだろう。
GyaOかな。

「散歩の達人」には、まだ当分は営業を続けるようなことが書いてあったのに、
あの歴史ある焼鳥屋、うちのオフ会もやったいせや本店は、
どうやら夏一杯で営業を終えるらしい。

具体的には、9月25日で、終わりらしい。
もちろん同じ場所でいせやビルに建て直し、2年後に新店で営業再開だ。
その間は、仮店舗を三越裏あたりに作るらしい。
 うーん、なんだか寂しいなあ。
学生時代から馴染んだあの風景も、もう見られないのか。
市は新しい箱つくってないで、いせやを保存してほしいよ。
▽ このへんは、統一協会がよくくる。
事前団体を装ってくるんだけど、芸がないんだよな。
もうバレてる団体を何度でも懲りずに使っている。
今日は「シンゼン」だ。
カンボジアがどうしたとかそれらしいことをいうが、シンゼンは前にもきたしなあ。
前にきた時には雨の日で、濡れ鼠になってる女の子が哀れで、
これは詐欺だから、恥ずかしいことはやめなさいと、丁寧に話して帰したけど、
今日は暑かったし、外に立ってるとあっという間に蚊に刺されるから、
統一協会は嫌いだから帰ってくれといってドアを閉めた。
不細工な女の子は、なんのことだかまったくわからないというような顔をして
「はあ?」と眉をしかめてたが、
まったく恥ずかしくないんだろうかなあ。
それにしても、バレてるんだからほかの名前を使うとかすればいいのに。
今時、名前を差し換えて偽パンフレットを印刷するくらいすぐできるのに。
証拠を残さないようにパンフレットもほとんど渡してないから大した枚数じゃないし。

今年の伊江島は、ダイビング復活がテーマだった。
もともと伊江島にはダイビングするのが目的で行き始めたのだ。
最近はそれほどでもないが、20年前は透明度が凄かった。
浅場にもサンゴの花が咲き乱れ、地形も起伏に富んでいて、
潜っていて楽しいところだったのだ。
でも、ここんとこ全然潜らなくなっていたので、
去年ライセンスのランクを特訓で上げたことでもあるし、今年は潜ろうと決めていたのだ。
去年ライセンスを取ったばかりの妻もいるんで、
面倒を見ながら潜らなくてはいけないが、
まあぼくもしばらく本格的には潜ってないんで、リハビリついでに丁度いい。ボートで沖に出て、アンカーを打つ。
この岩場も、昔はほんとに花が咲いたように綺麗だったのだ。
白骨化現象は、なかなか止まらない。
石垣はけっこう戻ってたんだがなあ。
久し振りの伊江島のドロップオフは、美しかったよ。

那覇事務所で使っている電動ミルが壊れたのだ。
それで、吉祥寺で使っている借りたの安いミルを持っていって、
今日LOFTにいって、新しいミルを買った。
また同じのにしようかと思ったんだけど、それも芸がないかと、
ビタントーニオの安い電動ミルにしたのだ。
臼じゃないんで、まあなんにしろ大したことはないんだけど、
それでも豆を挽いてもらって買うよりは遙かに美味い珈琲が淹れられる。
でも、失敗だった。
デザインはカリタよりかっこよかったけど、ビタントーニオのV2というミルは、
モーターが遅くて駄目だった。
もう一個買うのもなんだしなあ。
まあ安かったから、しばらく我慢して使おう。
このタイプの電動は、楽なのと、小さいのがいいんだよな。

沖縄にいってきた。
毎年恒例の夏休みだったんだけど、去年に続いて今年も波乱の夏休みだった。
去年はいつもの島から離れて、竹富にいって大失敗だった。
あの島はあまり得意な島じゃなかったのと、宿が酷すぎた。
今年はまたいつもの島に戻ったんだけど、台風にやられた。
ドイツですっかりスケジュールが無茶苦茶になってて、
仕方なく仕事を抱えての夏休み突入だったんで、
今回の旅行は、まあ正確には夏休みとはいえなかった。
那覇事務所で数日原稿を書き、すぐ入れなくてはいけない物だけ送って、
それから島に渡った。
でも、体はかなり疲れていて、着いた次の日にボートダイブで潜ったら、
上がってきた途端、胃がもたれて、ぐったり。
水圧で胃を押されて、1時間弱潜ってた後半戦は、やや辛かった。
それで2本目はパス。
こんなのは初めてだ。

台風情報は聞いていた。
でも、ちょっと甘く見ていたのだ。
7月の頭には、あまり台風は来ない。
今回も途中で熱低になるか逸れるかしてくれるだろう。
でも、真っ直ぐやってきたのだ。
2日潜ってちょっと休み、また後半の日程で何本か潜ろうと思っていたのに、
今年は後半がなかったのだ。
台風3号はやってくる。
つまり、フェリーが出ない。
いや、台風が直撃するのは8日の夜なのだ。
ぼくらは10日の朝のフェリーのつもりだったし、まあ影響はないだろうと思っていた。
楓寿司で旨い島ウニを食べていたら、漁師がフェリーは出ないというのだ。
台風が通り過ぎても風と波でおそらく出向できないだろうというのだ。
それで、慌ててフェリーを予約し、台風がくる前に島を離れたのだ。
だから、今年の夏休みは、島にちょっといて、あとはいつもの那覇事務所で仕事をしていたのだ。
それって、夏休みじゃないよな……。

「7.29」
ああ、また眠れない日々が……。
ドイツにイタリアに、順当といえば順当だけど、欧州勢はやはり強いか。
アルゼンチンは残したかったが、そうするとドイツが消えてしまうし、
シェフチェンコも見たいが、イタリアも見たい。
だんだん決勝に近づくに従って、当たり前だけど強豪が消えていく。
寂しいなあ。
しかし、ザンブロッタはいい仕事してるな。
次は、ドイツ×イタリアか。
うーん、ドイツは地元の意地で必死でくるだろうし、イタリアもここまでくれば負けられない。
明日は、イングランド×ポルトガルか。
もうひとつはブラジル×フランス。
このメンバーがガチンコで戦うってのも凄いよなあ。
準決勝からは、午前4時スタートだけってのが辛い。
明日からちょっと生活が変わるんで、見られるかどうかが心配だ。

北朝鮮関係のニュースは、なにを見ても重い気分になる。
 今日の金さんの会見も、拉致じゃないと言い張ったり日本政府の遺骨鑑定を非難したり、
むっとするんだけど、ああそれが北朝鮮の手なんだよなとも思う。
北朝鮮の拉致被害者家族会が日本を非難すれば不愉快になるけど、
いやいやそれが北朝鮮の謀略なんだと思い直す。
北朝鮮ではなく金さん個人に腹を立てたり、韓国人に怒ったりすれば、
それを裏で仕組んでる北朝鮮が見えなくなるだけだ。
それはわかっていても、つい嫌な気持ちになる。

ほんとに北朝鮮は酷い国だ。
北朝鮮がというよりは、金正日がということなんだろうけど、
でもほんとに金正日は独裁カリスマの地位を保ってるんだろうか。
少しでも北朝鮮の人が視線を上げれば、もう少し違うものも見えるはずだ。
以前、バンキシャの特番で会った元北朝鮮悦び組の女の子も、
みんな将軍様が素敵とかいってたけど私はそう思わなかったといっていた。
そうやって、少しずつ緩んではいくんだろうなあ。
少しずつじゃ、現実に追いつけないんだけど。

今年の夏休みは、2年ぶりに伊江島だ。
伊江島も、昔に比べれば海の透明度も落ちたし、観光客も少しくるようになったし、
インフラ整えすぎで不釣り合い感もあるけれど、
やっぱり20年通ってる島は、どこになにがあってどの道がどこに通じているか。
みんなわかっていて暮らしやすい。
今年は那覇含めて10日くらい休む予定だけど、
さすがにドイツにいったあとでは、完全休養はできない。
仕事をかなり持っていくことになる。
こういう半端な休みって、結局疲れが取れなかったりして避けたいとこなんだけど、
今年はW杯だからなあ、しょうがない。
沖縄は、もう真夏だな。

サッカーがないと、ほんとに仕事が進む。
この忙しい時期にW杯はやめてほしいよ、まったく。
 ウィンブルドンも見たいが、サッカーのない日に仕事を進めておかないと、いい試合が見られなくなるしな。
頑張るぞ。  
 もうじき夏休みなんだけど、今年は、伊江島に2年ぶりにいく。
去年は竹富島にいってしくじったんで、今年はまた伊江島だ。
観光客が少ない島がいいよ。
島民よりも観光客の方が多いなんてのも、不思議な光景だ。
伊江島は、20年前と比べればずいぶん開発されてしまったが、それでも静かな島だ。
去年は、竹富島の酷い宿について書いて、ずいぶん竹富マニアにバッシングされた。
自分の好きなものをけなされるとヒステリックになる人たちは、どこの世界にもいるね。
 今年は、平和に過ごそう。

ああ、無敵艦隊スペインは、また今回も優勝できなかった。
 どちらも凄くよかったけど、フランスはほんとによかった。
 ラインを高く保って、スペインを寄せ付けなかった。
 ジダンは、涼しかったし1回休んでるしで、全盛期かという働きだ。
前から後ろまで走ってゲームを作った。
おまけに、3点目はジダンだよ。 
 いやー、まいったなあ。  

ブラジル×ガーナは、案外の展開だった。
開始早々ロナウドの一発はあったけど、あとはガーナの意外なほどの猛攻と身体能力に、
ブラジル押されてるじゃないかとヒヤヒヤしてたら、
アドリアーノの一発があり、後半はガーナが一人足りなくなったせいもあって、ガーナやや切れ気味。
もう一点入って、終盤はブラジルのシュート練習だった。
 このへんの、支配してたわけじゃないのに勝つというあたりが、ブラジルの老練さだなあ。
 しかし、今大会はロナウジーニョの大会になるだろうといわれていたのに、
今のところその気配がない。
アルシンドが、どの国もマークしてくるのでロナウジーニョは活躍しないだろうと予言していたが、
がっちりマークされて動きが取れないというわけでもないんだよな。
 今日も、俺にゴール前でボールをくれとさかんにアピールはしていたが、絡めなかった。
流れの中でも、ファンタスティックなプレーは、あまり見られない。
 うーん、やっぱりフェノメノ・ロナウドなのか。

サッカー見てたら誘拐事件があったというニュース。
 有名整形外科医の娘というんで、タカスかなと思ったら、知らない人だった。
妻は知ってたんで、きっと有名なんだろうな。
親の映像が出てきたら、ブリキのつけ鼻みたいなのをつけてたんでビックリした。
計ったような綺麗な二重に、アルミを削り出したような鼻筋。
整形外科医って、タカスもそうだけど、つい自分の顔もやっちゃうのかな。
 娘の映像も出てきたら、うーん、いやに二重が綺麗にできてて、鼻の頭の形が丸いわりには鼻筋がある。
歯が出てるのは直せないのかなあ。
 というようなことを、誘拐とは関係なく考えていた。
 無事に救出されてよかったね。
きっと、同じようなことを考えてた人は多いだろうな。

相変わらず韓国は激しいなあ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/26/news014.html
あれが誤審だったかどうかは判断の分かれるところだけど、それも含めてサッカーだ。
抗議をしていてはきりがない。
4年前には自分たちだってその恩恵に与ってベスト4までいけたのに、
それを忘れちゃいけないよな。
でも、この粘着質の国民性があるから、W杯で勝てたんだな。
日本もちょっと負けず嫌いなところだけは見習いたいもんだ。

今日は「バンキシャ!」だった。
ネタはふたつ。
テポドンとW杯だ。
テポドンはまあ河上さん担当、ぼくの担当はW杯だな。
フランクフルトにいた時、買い物していたら妻から電話がきて、
報道ステーションのトップニュースで、北朝鮮がテポドンに燃料注入したといってるという。
それはいかんとネットで日本のニュースを検索してみたが、
まあ今すぐどうということでもなさそうだったので、ひと安心。
次の日のドイツの新聞をホテルのロビーで見てみたが、
目に付くようなところにはそれらしい記事がなかったのでほっとした。
なにせ北朝鮮のミサイルだからな、どこに落ちるかわかったもんじゃない。

W杯ネタは、中田とオシムが主だった。
W杯は、ヨーロッパにいって現地を見ないとわからないというのが、
今回のドイツいきで得た結論だ。
8年前のフランス大会は、前日まで荷造りして待ったが切符がこなかった。
でも4年前には鹿島にも見にいったし、W杯は知っているという気分にはなっていた。
それは、間違っていた。
今回足かけ10日ほどドイツに滞在し、5都市を移動したけど、
どこの街にいっても、町中が一日中W杯だった。
訪れる側も迎える側も、W杯を楽しもうという気持ちに溢れている。
どこにいっても無料のパブリックビューイングの会場に数千数万の人が溢れ、
一日中歌って踊って大騒ぎだ。
駅前の駐車場には、遠くからやってきてこの祭を楽しもうという人たちのキャンビングカーが並んでいる。
メインストリートには、フーリガンも含め、サポーターが集ってワイワイと騒いでいる。
ああなんだか、ぼくが日本で見たものとは、まったく違う。
日韓共催の4年前、日本はサッカーしかやらなかった。
サッカーは、W杯のほんの一部なのだ。
街を歩いていても、日本人の姿は凄く少ない。
会場の周りにも、日本人の姿がない。
対戦国サポーターばかりが目に付く。

開戦1時間くらい前になると、急に日本人が増え始めて、会場や街を埋め尽くす。
試合が終わると、またあっという間に日本人は消えて、相手国のユニフォームばっかりだ。
もちろん全員ではないが、日本人の多くは、
ホテルからチャーターバスで会場に向かい、終わるとまたバスでホテルに帰る。
会場となった街と人を楽しもうとしない。
もったいないじゃないか。
こんなに楽しいのに。
一緒にいったアスキーCOOのF岡とも話してたんだけど、
きっと今回W杯の楽しさを初めて理解した日本人もいるだろう。
恥ずかしいが、ぼくらもそのひとりだ。
彼らは日本に帰り、いかにW杯が楽しかったかを布教するだろう。
そうやって、少しずつW杯を楽しめる人が増えていくと、サッカーを見る環境も変わっていき、
きっと日本のサッカーもまた強くなるのだ。
バンキシャでは、短い時間なんだけど、そのことにもちょっと触れた。
はたして伝わったかなあ。

ジーコの次は、オシムになりそうだ。
もともとずいぶん前から有力候補として名前が挙がっていたが、
今回の監督がオシムでもよかったくらいだなあ。
オシムの後に経験を積んだジーコのほうが、いい結果が出たような気がする。
ジーコは、経験がなさすぎた。
選手の力が足りないんなら、それをどう引き上げてチームを作っていくかという戦術が、
ジーコにはまだなかった。
監督経験なしでいきなり代表監督は、やはり無理があったなあ。

ゆうべというか今朝というか、韓国戦を見てたら、
終わってからのニュースだったかで、宗左近さんが亡くなったというんで驚いた。
「業界の濃い人」という角川文庫から出したぼくの本を読んだ人は知ってると思うが、
高名な詩人にして、日本中のとてつもない校歌を大量に作詞していた人だ。
機会があれば一度お会いしたいものだと思っていたのに、それももう叶わない。
残念だ。

韓国が負けて、ちょっとほっとしたのが情けない。
次回のアジア枠はどうなってしまうんだろう。
あのオフサイドは、どう見てもオフサイドだったけど、
まあそれがなくても、韓国は負けてたし、フランスも勝ってたから関係ない。
でも、韓国じゃ、あのオフサイドがなければと盛り上がってるかもね。
とりあえずトーゴだけど一勝したんだし、日本よりはいいよな。

ああ……、終わってみれば想像以上の大敗だった。
ロスタイムの失点が痛かった。
あれで日本は気勢を削がれ、ブラジルは調子に乗ってしまった。
でも、あと何秒の中で、日本のDFを左右に振ってマークを外してあっさりとゴールというところがブラジルなんだな。
失点が重なって、もう切れてしまうかと思ったけど、それだけはなんとか防いだかな。
どうせクロアチアがオーストラリアに勝てなかったから、予選突破は無理だったんだけど。
初戦でオーストラリアに負けたこと、それも最後にやらなくてもいい点をやって負けたことが、最後まで響いたな。
オーストラリアとクロアチアは、勝てなかったけど、手も足も出ないチームじゃなかった。
暑さのせいもあっただろうし、ジーコの経験不足のせいもあったと思う。
でも、結局はまだ日本は力不足だったんだな。
それは受け容れるしか仕方ない。
トルシエでリーダーのいうなりになってある程度の結果を出すことを知り、
ジーコになっていきなり任されたけど、たぶんそれはまだ日本には早かったんだ。
トルシエとジーコの中間くらいの監督がほしかった。
ジーコは監督経験がなく、そこの隙間を埋めることができなかった。
日本の2006年W杯は終わった。
いろんなことがあったけど、今はいい。
選手は最後までブラジル相手に闘った。
中田は凄かった。
3戦とも献身的に走り続けたのは中田だけだった。
世界標準に達しているのは、今の時点では中田だけだ。
4年後か8年後か、中田がもっと増えていることを期待して、
今回の日本にとってのW杯を終えよう。
さあ、明日からは、日本以外のW杯だ。

すっかり忘れてた。
 クロアチア戦の前日にニュルンベルクに入ったんだけど、
街のカフェでお茶してたら、見たような連中が歩いている。
 え……、あれって……!
 小笠原、駒野、巻、玉田だと思ったが、
4人が練習着みたいなもので、街をぶらぶら歩いている。

ええーっ!? 
 そんなのありなのかー!?
 回りはほとんど気づいていない。
日本人のおばちゃんが、頑張ってーとか手を振ってるだけだ。
ユニフォーム姿だと案外サポーターと見間違えられてるのかもしれない。
 驚いたなあと話ながら歩いていたら、久米宏がどこかの撮影にきていた。
その横にビデオジャーナリストの神田くんがいたので、いやさっき小笠原たちが普通に街を歩いてたよと話したら、
久米のスタッフがいきなり、それほんとですかと割り込んできた。
写真あったら撮影させてもらえませんかというので、カメラを起動してアップにしたら、ビデオに収めていた。
 こちらで、久米の特番なんかあったのかな。
それとも、W杯後の番組なのか。
 なんにしろ、決戦前夜なんだから息抜きもありだろうけど、
あんな格好で街を散歩するのはちょっとどうかという気もしたなあ。

ドイツは、毎日暑かった。
ほんの少し前までは合宿地ボンで7度とかいってたのに、
開幕直前になって、いきなり連日30度だ。
日向にいると、じりじりと刺すような暑さだ。
でも、空気が乾燥してるので、日陰に入るとすっと涼しい。
不思議なくらい。
フランクフルトは、大都市のはずなのに、中央駅の前には、
セックスショップとトルコ人のやってる安売り屋が並んでいて、
大きい店もほとんどないし高層ビルも数棟あるだけだし、
地方の中小都市という印象。
どこにクララが住んでたんだという風情。
都市といっても、東京を基準に考えちゃいけないんだろうな。
住んでると忘れてるけど、東京はちょっと特殊な街だ。
フランクフルト駅で降りると、もう構内からW杯一色だ。

世界中のユニフォームを着た男たちが、大きな荷物を抱えてうろうろしている。
ごつい体と怖い顔の警官隊が、あちこちで口輪をはめたシェパードを連れて睨みを利かしている。
外に出ると、真ん前のメインストリートがもう大騒ぎになってる。
露店とオープンカフェが広い道路にぎっしりと並び、
誰もが浮かれている。
あさっては日本戦なのに、日本人がいない。
日本人はどこでなにをしてるんだ。
あちこちでそれぞれの国の応援歌を歌う一団がいる。
昼間っからドイツビールに酔っぱらって、大騒ぎだ。
みんな、凄く楽しそうだ。
しかし、ほとんど男ばっかりってのが色気がない。
女の人も少しはいるけど、基本的にサッカーは男のものなんだな。
サッカー場の治安もたいていの国で悪いし。
この日は、イングランドが勝ったので、駅前のアイリッシュパブの前に集結したイングランドサポーターが大暴走。
店内の客に向かって罵声を浴びせつつ、放歌高吟飲めや歌えや、もう歯止めなし。

この日だったか次の日だったか、血まみれで倒れてる日本人がいたが、
探偵ファイルとかいうサイトの人だったようだ。

帰ってきたー。
ドイツから更新したかったけど、留守中にうちのデスクトップをまた中国人ハッカーに侵入されて、
ちょっとドイツからではどうしようもなかった。
まったく、留守中に空き巣に入るとはフトイやつだ。
さて、W杯は凄く面白くて楽しかった。
その話は、またおいおい。
今日は疲れ果てて、もう寝る。
▽ドイツにいってくる。
オーストラリア戦とクロアチア戦を見てくる。
フランクフルトにしばらくいて、その後ニュルンベルクに移動する。
でも、まだチケットは手元にないし、クロアチア戦のチケットに到っては、
誰からいつどこで受け取るのかもわからない。
ほんとに見られるのかなあ。
いってみたらチケットどころかホテルも取れてなかったとかいうことにならなきゃいいいが。
まあなんとかなるだろう。
今までだって、たいていのことはなんとかなってきた。
原稿はちょっと残してしまったが、4年に一度のことなので、きっと勘弁してくれるだろう。
さて、では出発だ。
ドイツのインターネット環境はどうなんだろう。
できたらドイツからのHP更新も試してみたいけど、期待しない方がいいかな。

フランスは、ここにきてシセの足があらぬ方向に曲がってしまった。
松井の手首折った写真も痛そうだったけど、シセはもう目を背けるほどの衝撃写真だ。
もっとも、ぼくも自分の膝の靱帯切った時に、衝撃シーンを目撃したけどね。
ジダンの調子も上がらないし、フランスは大丈夫か。
イタリアもスキャンダル続きでモチベーションが上がるかどうか。
日本がサプライズを起こす可能性があると見る人が何十%だかと、新聞に出てたけど、
まあ日本だって可能性はあるということだな。
その前に予選を突破しなくちゃいけないということだけど。
それにしても、チケットは大丈夫なのかな。
今日届いてるはずなんだけど。
明日泊まるホテルの名前すら知らないというのも凄い旅行だ。
アスキー挟んでるからな。

レンタルの携帯を探してる時間がなかったので、
たまたま見つけたイギリスの回線を使うとかいう携帯を買って、次の日に届いたんだけど、
このノキアがなんだかよくわからない。
充電しようとコンセントに差し込んでも、どうもできてないのだ。
コンセントに差し込むと充電マークがスクロールするとか取説には出てるのに、
なんの反応もない。
電気は減ってくばかりだ。
これでは、向こうで使えないじゃないか。
まあ仕事はほとんど片付けてくつもりなんで、
向こうからかける、あるいは、向こうでかけるというためのものなんだけど、
それでも、日本から連絡ついたほうがいいしなあ。
まいったよ、もう。

何度もやってたら、いきなりピーッと音がして充電し始めた。
なにか違うことをしたわけじゃないのに、いったいなぜ。
不思議だが、考えてる余裕がまったくないのでOKということにしとく。

 今日は手塚治虫文化賞の授賞式だった。
できれば家で仕事をしたかったのだが、しょうがない。
選考委員ではしょうがないし、吾妻ひでおが大賞ではしょうがない。
でも、いってみたら、懐かしい顔が揃っていて、楽しかった。
ずっと話していたら、飯を食いはぐれた。
いそいで残り物をちょっとだけ食べたけど、立食では最初に食べないと、貧しい食事になっちゃうな。
香山リカの弟が、なんだかマニアだったんで面白かった。
新生賞のひぐちアサと3年前に会った時に、いしかわさんは私を知らなかったと、
受賞の言葉でいわれてしまった。
文句をいうんじゃない。
新生賞に一番大きい声で推したのは俺だぞ。

いやー、驚いた。フジのニュース見てたら、フジがPRIDEと縁を切ると淡々と発表したのだ。
 まあPRIDEは、暴力団との関係をいわれていて、フジはそれを嫌ったということだろう。
これは、影響が大きい。
 今のPRIDEの隆盛は、いうまでもないがフジからのテレビマネーを基にしている。
それが入ってこなくなっては、巨額のギャラは払いきれない。
さいたまスーパーアリーナを満杯にした程度では、経費を払って利益まではとても産めないだろう。
PRIDEはもちろん、ハッスルも存続できなくなるかもしれない。
ハッスルはレスラー救済機関の面もあるので、もしなくなったら影響は大きい。
こないだの武士道も、放映はしないらしい。
マッハと川尻を見たかったのに。
▽ 
さて、これで格闘界の勢力地図はどうなる。
ことは日本だけではない。
ブラジルはもちろん、欧米もPRIDEで食っていた。
ジャパンマネーが流れ込まなくなっては、立ちゆかなくなるだろう。
 HERO’Sがパイを独り占めするのか。
あるいは、パイ自体が小さくなってしまうのか。
 しばらくは目が離せないなあ。
▽週刊誌でいわれている通り、PRIDEのオーナーが本当に企業舎弟だとしたら、
テレビ局で引き受け手はないだろうなあ。
 現在やってるスカパーのPPVだって、自前の放送機材で撮っているわけではないだろう。
フジの機材に相乗りしているだけだと思う。
とすれば、スカパーもなくなる可能性が高い。
 テレビから金が入らなくなれば潰れるというのは、リングスをみればわかる。
全日本プロレスクラスの規模に縮小しなければ、とてもやってはいけないだろう。
 PRIDEの存続があるとしたら、現経営陣総退陣で、たとえば高田が社長になるとかいう形で、
クリーンになったことを完全に証明できた時だけだろう。
 うーん、どうなるかな。

確かに驚くべき結果だった
 シュルトは立派だな。
さすが空手マン。
判定に不服をいってはいけないものだと、クレームをつけてない。
K-1コリアは、地元韓国のチェ・ホンマンと王者セーム・シュルトの対戦だった。
やっとK-1も、ホンマンに自分の実力をはっきりと教える気になったか。
それにしても、最初はアーツあたりかと思ったら、一気にシュルトとは、
そりゃ思い知らせ過ぎなんじゃないかと思ったのだ。
しかし、さすが韓国だ。
 アウェイではKOというのは、勝つための鉄則ではある。
ホームタウンデシジョンは、どの世界にもある。
興行では、地元の英雄を勝たせなくてはいけないものだ。
でも、まさかあの試合を見せておいて、ホンマンの手を挙げてしまうとは。
韓国国民は喜んだかもしれないが、
K-1は、自分で自分の首を絞めてしまったのではないか。

シュルトは、勝ちにいけなかった。
ホンマンは大きくて技術がないんで、闘いにくい相手ではあっただろう。
ほかの韓国選手も技術がないんで、突っこんでパンチを振り回すしかなくて、対戦相手がみんなやりにくそうだった。
つまり、デビューのころのサップ状態だな。
でも、サップほどの破壊力があるわけではないから、負けはしない。
まともな判定なら。
あの試合を見てホンマンが勝ったと思う人間が、はたして何人いるかな。
 これだけ判定がいい加減では、闘う側のモチベーションにも関わるだろうなあ。
もう韓国でやるのはやめたほうがいいんじゃないの。
韓国でK-1は人気だそうだし、韓国の中だけで、韓国人だけでやらせておいたほうがいい。
K-1やPRIDEにシナリオがないと思えるほど無邪気ではないけど、これは明らかにやりすぎだ。
 久し振りに呆れた、K-1コリアだったな。
ほかの試合のことは、書く気もしないや。

それにしても、ホンマンが喜んで手を挙げていたのが情けない。
スポーツマンとしても武道家としても、恥じるべきだな。
まあ商売人だったらしょうがないんだけど。

富山までいってきた。
富山には富山在住プロレスラーがいて、空手道場をやっている。
それとは別に、ブラジルから働きにきている人が4500人もいて、
となると当然のこととして、ブラジリアン柔術の道場もある。
なかなかけっこうな街なのだ。
富山のNHKで、「金とく 北陸スペシャル〜格闘は世界をつなぐ」という番組に出てきた。
これが、そのプロレスと格闘技系の話をするだけという変な番組だったのだ。
16歳の日系三世の少年が、柔術をやってるんだけど、
これが実はプロ志望なのだ。
番組の中でこの少年と話したのだが、高校生にしては、かなりしっかりしている。
彼の階級で日本チャンピオンになってるらしいし、
ほんとにプロになるかもしれないな。
デビューできたらTシャツの絵を描いてやると約束してきた。

収録が終わってから、ほんの少し時間があったので、
駅前まで車で送ってもらって、お土産を買った。
時間があったといっても、街にいたのは50分くらいだ。
駅前にCICという高いビルがひとつあって、そこの5階が常設物産展みたいになっている。
そこで、「月世界」を買おうと思ったのだ。
うちのアシスタントの橋元が富山の出身で、いつも帰郷のお土産はこれなのだ。
軽くて上品な味。
「まいどはや」 と共に、好物なのだ。
でもまいどはやがなかったので、月世界と「かのこ姫」を買った。
ついでに、薬屋がやってるらしいカフェで、目にいいというジュースを飲んだ。
外に出たら、路面電車が走ってきた。
福井にもあったけど、富山にも路面電車があるんだな。
タクシーで空港までいったら、ここの掲示板の管理人kameriaさんが見送りにきていた。
奥さんと子供連れだ。
お土産に鱒の寿司と鰤の寿司をもらって、飛行機に乗る。
今回は、往復ともスーツ姿のサラリーマンでぎっしり超満員だ。
機内が鼠色に染まっている。
ろくに寝ないでいったんで、とにかく眠い富山出張であった。

また吉祥寺落語会にいってきた。
ひさしぶりに、彦いちに会った。
前に夢枕漠と3人で飯食いながら格闘技の話をして以来だ。
彦いちは落語家に似合わず、国士舘の出身で、空手やってたんだよな。
さて、もうそろそろ寝る。
明日は富山だ。
そうそう、今日は中国人ハッカーにやられて酷い目に遭った。
中国国旗なんか出されてもなあ。

フランクフルトの天候は、相変わらず謎だ。
さっきこれから1週間の予報を見てみたら、
既に5月31日は晴れで最高気温16度の最低気温7度なのに、
6月6日はやはり晴れで、最高気温25度の最低気温13度だ。
暑いのか寒いのか、はっきりしてくれー!
持ってく服に困るじゃないか。
16度だったら温かい上着持ってくし、25度だったらTシャツだ。
屋外のイベントに行くのに、もう困っちゃうよ。

   今日は、食楽という雑誌の取材で、かつおの茶漬けを食ってきた。
まあ茶漬けとはいっても、ご飯にかけたのはお茶じゃなくてだし汁だ。
これが旨かった。
鰹は新鮮じゃないと、生臭さが気になるが、
今朝獲れたばかりの鰹はつやつやで歯応えがよくて、甘い。
うーん、こういう取材なら毎月でもいいなあ。
来月の食楽では、ぼくがにこにこと鰹を食ってる写真がグラビアを飾るであろう。

まだ読んでないんだけど、今週号のファイトでは、藤波残留になってるな。
うちに入ってきた情報とは反対だけど、さて、どうなるかな。
でも、なんにしろ、こんな大ニュースなのに、うちの掲示板でも食いつきが悪い……。
やはり、もう藤波に期待している人間はいないということか……。

ノアの志賀は、お笑い担当になってしまったのか。
パンチパーマにしたという記事は読んでたが、ほんとにパンチだった。
まあロットが太いんで、そう凄いパンチというほどでもないんだけど。
全日時代には、馬場が次代のエースとも見込んだ男だったのに、
食べても食べてもちっとも太らない体質もあって、なかなか主流には食い込めず、
そのうち怪我して長期休養に入った。
やっと快復して出てきたら、年も食ってしまって今さらエース争いでもなく、
お笑い担当になってしまった……。
そのうち唾でも吐き始めるんじゃないか。
まあ正直いって華やかなレスリングではなかったし、マスクも泣き顔だ。
ちょっとエース争いは荷が重かったかなあ。
残念だ。

それにしても、あの和田義彦っって絵描きは凄いな。
あれで盗作じゃないと言い張ってるんだもんな。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200605/sha2006052905.html
少なくとも十数点盗作してるのに、
モチーフが同じだけで比べて見れば違う作品だとわかるとかふざけたことを言っている。
比べるまでもなく、ひと目見て盗作だよ。
しかし、もっとふざけてるのは、この和田に賞を与えた文化庁が、
専門家の判断を求めるといってることだな。
こんなの、小学生が見たってわかるよ。
責任を取りたくないんだなあ。


ドイツではフランクフルトに滞在するんだけど、ネットで調べたら、
6月は最低気温15度、最高気温30度と、なんだか夏みたい。
じゃあ半袖で、朝晩はちょっと涼しいみたいだから、薄い上着でも持ってくかなと思っていた。
ところが、今日から1週間ほどの気温を見たら、予報では16度から19度と、激寒なのだ。
大雨でも降るのかと思ったら、毎日だいたい晴れなのだ。
いったい、暑いのか寒いのかどっちなんだ。
もうそろそろ準備しなくちゃいけないのに。
だいたい、まだスタジアムの場所も知らないし、そこまで出かけるルートも知らない。
どこかでチェックしないとなあ。
サッカー雑誌でも買えば出てるかな。
でも、その前に片付ける仕事と、向こうで書く原稿を考えると、頭が痛い。
ドイツのネット環境はどんなもんなんだ。
ホテルにLANは引いてあるのか。
考えてると悩みの種が増えるばかりなんで、
もうあとはぶっつけで、いってから考えるんでもいいけどなあ。
危険な考えだろうか。
ちっとも原稿が届かずに慌てる編集部が出てしまうかなあ。

ドラマは普段見ないのに、懐かしさにつられて、ザ・ヒットパレードを見てしまった。
天下のナベプロ繁盛記なので、さすがにきれい事ばっかりだけど、
それはそれでいい。
楽しいところばっかり見せるやりかただってある。
ちょうどぼくの子供時代から青年期の話なので、ただ懐かしい。
しかし、ミュージシャンを音楽経験のない人間がやるのは辛いなあ。
ふかわりょうが鍵盤叩いてるのを思わず感心しちゃったよ。
当たり前といえば当たり前なんだけど、弾けることくらい。
そういう役を受けたんだから。
髪型だって、かつらで済ませないで切ればいいのに。
セットや服装だけ当時風にしても、一番簡単な髪型が今風なんだもんな。
髪なんか、すぐ伸びる。
それにしても、スマイリー小原をやってた宇梶なんとかってのは、
指揮者なのにあのリズム感のなさはどうしたことだ。

iTunesで音楽を聴こうとしたら、なぜか1曲ずつしか聴けなくなってる。
次々に続いていってくれない。
設定なんか変えてないのになあ。
ダウンロードし直したけど、結局同じ。
うーん、面倒臭い。

今日はNHKで打ち合わせ。
いろいろ例のアレの話の詳細を詰める。
アレといっても、マンガ夜話ではない。
ちょっと面倒くさいというか手間がかかるが、楽しみでもある。
アナウンサー数人とNHKエンタープライズ数人と某社から数人。
いつも自分ですべて決める仕事をやっているから、打ち合わせは苦手。
でも、今日はアナウンサーのひとりが美人だったから、まあいいや。

藤波独立!
正式には未確認ではあるが、どうやら決まったらしい。
   悩むだけで決断しない藤波が、20年かけてやっと決断したわけだが、
はたしてこの時期の決断にどれほどの意味があるのか。
せめてドラゴンボンバーズのころに独立しておけば、
勝ち目もあったかもしれないが、
はたしてこの団体乱立時代に、
準メジャーをひとつ増やして、やっていけるかなあ。
聞いた話では、西村、吉江にケロあたり、
坂口のバックアップという、
つまり反・猪木+長州ということだろう。
スポンサーのあてがあってのことだろうが、
問題はエースだな。
さて、いったいどうなるかな。

久し振りに秋葉原にいったら、メイドカフェがあまりにも多くなってたんで驚いた。
あんなにあって、共倒れにならないのか。
というか、なにがよくってメイドカフェなんかにいくんだ。
できはじめのころ一度いってみたが、まったくよさがわからなかった。
別にメイドが可愛いわけじゃないしなあ、眼鏡はかけてるけど。
駅前には、メイドがずらりと並んで自分比のカフェのチラシを配っいる。
通りすがりの客は、カメラ屋携帯で写真を撮っている。
なんだか不思議な時代になったなあ。
取材でアニメセンターにいったんだけど、帰りにせっかくビデオ屋の前を通ったのに
二村ヒトシのAVを変えなかったのが残念だ。
二村自薦のタイトルを持ってきてなかったので、なにを買えばいいのかわからなかったのだ。
今度いく時には、リスト持参でいこう。
しかし、帰りに駅前の売店のオヤジがいってたのを横から聞いたんだけど、
秋葉原デパートは取り壊しになってアトレという駅ビルになるってほんとかなあ。
いい味出してるのに、秋葉原デパート。
ぼくの中山式快癒器は、あそこで買った。
まあ石原のいう産学協同の街には似合わないけどね。

なんだか凄い天気だった。
税理士がきてるころから雷がかなり鳴ってたんだけど、
その後もう長いはデカイは、いったいいつまで続くんだというくらい、延々と雷。
雨も土砂降りだったし、今日は猿テニスの分会もあったんで、
こりゃきっとずぶ濡れでやってるなと思ったら、案の定だった。
土砂降りくらいではやめないのが猿スピリットなのだ。
いってないけど。
こういう時には、出かける商売じゃなくてよかったと思う。
まあ取材に出ることもあるんだけど、毎日じゃないし、今日は終日家だった。
まあずっと家にいるのも、それはそれで大変なんだけどね。

仕事の合間にゲームやったりすることは、まずなかった。
仕事は仕事、遊びは遊び。
でも、こないだコレを教わったら、歯止めが利かなくなってしまったのだ。
【コレ】

もうほんとに迷惑だったらない。
ゲーム作家のサイトというわけでもないみたいだけど、いい出来なんだよ。
やり出すと止まらない。
もう1回だけ、もう一面だけと、ずるずるいつまでもやってしまう。
でも、さすがにこればっかりやってたら、ちょっと飽きた。
これで人生を無駄にするのは誰かに譲るから、なにか面白いゲームを教えて。
画面が綺麗でスマートなやつ。
でも、W杯いくまで、そんなことしてる場合じゃないんだよなー、ほんとは。
 サップは、どうやら確信犯だったようだ。
もともとやりたがってなかったのを、アメリカまで迎えにいってオランダに送り込んだという。
サップはボディガードを自費でふたり連れてきてトラブルに備え、
FEG側と揉めた後は、ホテルにも戻らずそのままトンズラだったらしい。
サップとFEGは複数年契約を結んでいて、サップはどうやらそれを解除しろと迫ったらしい。
しかし、その解除自体が目的だったのか、あるいは決裂するための無理難題だったのか。
プロレスと違ってFEGは契約にはキビシイだろう。
もしサップがほかのリングに上がれば莫大な違約金を払わせるだろうし、
それを押して間で上げた合い格闘家では、サップは既にない。
いったい、なにか成算があってやったんだろうか。
かなり謎だ。
あるいは、もう何億か稼いだし、あとはのんびりやりたいということなのかもしれない。
なんにしろ、この問題はまだしばらくは揉めるなあ。

なんだか妙な天気が続いている。
昨日は一日いい天気で、7月の陽気だったそうだけど、一昨日は、なんだか日本じゃないみたいだった。
朝仕事を終えて寝る時には空が怖いほど蒼くて、こりゃ暑くなりそうだと思いつつ寝たんだけど、
なんだかいきなりずどどどどと物凄い音がして目が覚めた。
天変地異かと思ったら、いや天変地異なんだけど、大嵐だった。
雨も物凄かったけど、風も囂々と屋根と壁を叩き、朝の晴天はどこにいったのかと思うような天気になっていた。
結局、起きたころになってもまだ嵐はやまず、夕方になってやっとおさまった。
また2階の入り口に鉢植え置いておいたら飛んでくとこだったよ。
今日はそろそろ朝だけど、今のところは曇り。
今年は、五月晴れが少ないそうだけど、沖縄にいたんで、ずっと晴れてた印象がある。
今日はまだ仕事の目処が立たないが、3日後くらいには散歩にいけそう。
と思ったら、天気悪いみたいだなあ。
やっぱり五月晴れはないのか。
[6.9]
サップは、いったいどういう理由で敵前逃亡したんだろう。
PRIDEからオファーでもきてたから強気になったのかと思ったら、そうではなかった。
現地情報では、体は絞れてたし、やる気にはなってたらしい。
プロレスをやりたいというようなことで揉めてたみたいだが、
そんなことで試合開始30分前に逃げ出すだろうか。
興行に関わってきたんなら、自分のやろうとしていることにどれほどの意味があるかくらい、
いくらのんびりしててもわかりそうなもんだ。
それとも、まだ自分に我が儘がきくほどの商品価値があると過信していたのか。
アーツは体も緩んでたしキレもまるでなかったが、
食事も済ませてビールも飲んでたのに、いきなり30分後に闘ってくれと頼まれて受けた。
何度も闘っていたとはいえ、よくやった。
まあエキシビジョンになってしまうのは仕方がない。
今週号のプロレス紙誌に詳報は載るかな。
それを書くだけの取材力と機動力がなきゃ、プロレスマスコミを名乗る資格はないよな。

お笑いライブにいってきた
「第一回吉祥寺冗談音楽祭」にいってきた。
音楽系のお笑いライブだ。
 鈴木みその放漫な人妻ゆう子ちゃんに誘われたんで、
あ違った、豊満な人妻ゆう子ちゃんに誘われたんで、スターパインズカフェでデート。
ちょっと家に残してきた子供が放漫だったみたいだけど。
  ▽
 ひと組目は「だるま食堂」。
ライブで見るのは久し振り。
しばらく見ないうちに知らないネタが多くなってた。
しばらく見ない間に、また二の腕ぶるぶる加減が進行していた。
この3人は、それぞれが重ならずに話せる。
かぶらずに、割り台詞のようにアドリブで話せるのが偉い。
ネタ的には苦しいものもあるが、やっぱり生歌がうまいと保たせちゃうな。

次は、寒空はだか。
こちらも久し振りだけど、この不思議な間はかなり好き。
今日は浅草でうけない種類のネタをやるといってたけど、こいつに浅草でうけるネタなんてあるのかなあ。

前の寒空はだかの最後の伴奏に続いて、クラシック系の音楽と歌謡曲を融合させた、杉ちゃん&鉄平。
ワハハの梅ちゃんの伴奏をやっている。
まあ梅ちゃんにはもったいない。

4組目は、浪曲の玉川美穂子。
修行の必要な芸は、やっぱり長くやらないとむつかしい。
新作をやってたけど、まだ修行中だな。

 トリは、PSJことポカスカジャン。
生はワハハの全体公演でしか見たことがない。
小さい会場で見るのは初めてだ。
 もう10年もやってるんだな。
ワハハは下から誰も出てこないなあと思ってたけど、ワハハの主力メンバーが強烈なんで、目立たないんだな。
PSJは、ピンで見ればけっこういける。
省吾の江原啓之はそっくり。
ゆう子ちゃんは、大久保ノブオファン。
まあ好きずきだけど、 おっかけするほどとは……。

音楽祭は、まとまりはまるでなかったけど、面白かった。
音楽でくくって正解だったかな。
一番面白かったのは、寒空はだかだったな。

バルサは強かったね。
アンリとベンゲルはオフサイドを主張してたけど、10人だったせいもあって、あれは負けるな。
あれだけやられちゃ、しのいでもしのいでも、いつかやられる。
アンリは、はたして来シーズンどこにいるんだろう。
日本も、いい加減シーズンを世界標準にしたほうがいいんじゃないか。

以前トコロテンの話をしていたら、かなり馬鹿にされてしまった。
トコロテンは、うちのほうでは箸一本で食べる。
二本ではない。
浅い入れ物にトコロテンと酢と砂糖を入れて、一本の箸で食べるのだ。
それって、特殊?
ごく普通だと思うんだけど。
まあ若干食べにくいなと子供のころから感じてはいたけど、そういうものだと思っていた。
だって、二本で食べたらうどんみたいだよな。

アーセナルvsバルセロナが今日だったとは。
今日は仕事をしなくちゃいけない日なのにー。
困るなあ。
どこが勝ち上がるかと見てたけど、やっぱり勝つべきとこが勝ってきてるなあ。
アーセナルの守備はいいけど、相手はバルサだし。
ああ仕事にならん。
うわー、一人少ないアーセナル先制だー!
しかし、サップは永久追放かなあ。

近所の友人ちに猫がやってきて、もう何ヶ月か経つ。
以前は20歳近い猫が2匹いたんだけど、立て続けに死んでしまった。
ずいぶん次の猫がくるまでに時間がかかったけど、まあしょうがないよな。
今度の猫は、尻尾の先が曲がっている。
3匹兄弟で最初に産まれたんだけど、
母親が出産用のダンボール箱にたどり着く前に玄関先で産まれてしまって、
あと2匹は寝床に入ってゆっくり産んだ。
そのせいか、一匹だけ尻尾が曲がったままだ。
猫の尻尾は母親が舐めて延ばすとかいうよな。
うちの正ちゃんに尻尾は、二つ折りになっている。
4匹兄弟なんだけど、何番目に産まれたんだろうな。

那覇にこもっていた。
今年に入ってから、いくたびに天候がイマイチだったんだけど、
今回はいい天気だった。
もう連日30度で、すっかり夏だ。
那覇に籠もるのは、仕事に集中するためなんだけど、
だんだん慣れてきて、集中しにくくなってきた。
今回も、前半は気が散って、なかなか取りかかれなかったけど、後半なんとか盛り返した。
4時くらいになると、もう明るくなって暑くなってくるからなあ。
つい出かけたくなっちゃうよ。

今回は地元のFM生放送に出たんだけど、てーげーぶりには驚いた。
2時からの生放送だから1時40分にサテライトスタジオにきてくれといわれたんで、
1時35分に到着した。
でも、誰もいない。
45分になっても誰もこないんで、本社に電話したら、今出ましたという。
蕎麦屋の出前持ちじゃないんだがなあ。
2分くらいしたら若い男が走ってきたんだけど、最後までそれが誰だかわからなかった。
さっき電話したんだけど、もう出た後だった?と聞いたら、
出るとこでしたといってたから、ほんとはまだ出てなかったんだな。
本番3分前にパーソナリティがやってきて、ジングルの間に挨拶と打ち合わせ。
それで1時間生放送だからなあ。
曲をかけてる間に聞いたことを前から知ってるような顔で喋るし、
大雑把なことを、沖縄では「てーげー」というんだけど、
まさかラジオの生放送までてーげーだとは思わなかったよ。

日本代表は、ほんとに大丈夫なのか。
日本組中心とはいえ、あの選手で大丈夫なのか。
ジーコで大丈夫なのか。
決定力が相変わらずなのは、
ストライカーだけの問題ではなく、 そこまで持ってく過程だよなあ。
あとひと月しかないのに、ああ心配だ。
ところで、ボルトンの中田はてっきり放出かと思ってたら、完全買い取りを目指すらしい。
こないだはまるで機能しなかったようだけど、
ドイツには間に合わせてくれるんだろうな。
なんかいろいろ心配事は多いなあ。

明日から那覇事務所なんで、仕事を頑張って片付けてたら、某誌から電話が来た。
連休明けにコラム一本頼まれてたのを、すっかり忘れてた。
今日電話くれなくてもいいよなあ。
仕方なく、今夜は徹夜で書く。
明日は掃除と買い出しで早寝だな。
イタリアを挟んで丸二ヶ月空けてしまったが、部屋にカビがはえてないといいけど。
沖縄はカラッとしてると勘違いしてる人も多いけど、
物凄い湿気なんだよな。
去年の梅雨は、床にカビがはえた。

「ちびまるこ」の実写って、1回だけの特番だったんだなあ。
駅にポスターなんか貼ってあったから、毎週レギュラーで始まる番組かと思ってた。
1回だけなら見たかったなあ。
そのうち見てみようと思ってたのに、見損なってしまった。
やっぱり「あたしゃねえ」とかいったんだろうか。
でも実写でそれをやると違和感あるよな。
惜しいことをした。

高阪の闘いは、鬼気迫るという言葉が一番相応しい凄いものだった。
もう途中で勝てないのは見えてきていたが、目を離せなかった。
リングスで新人として出てきて、UFCに参戦して、PRIDEに上がり、
そして引退か。
ゴリラーマンの格闘技人生、最初から最後まで見たな。

これでミルコと再戦を口にする資格ができたかな。
でも、アレキサンダー相手でこれだけ手こずっては苦しいか。

藤田とトンプソンは、打たれ強いほうが勝った。
物凄い打ち合いだったけど、
藤田は猪木に振り回された3年間がもったいなかった。
離れている間に進化したPRIDEトップクラスに、
どのくらい対応できるか。
でも、やっぱり藤田は面白いな。

ミルコと美濃輪は、残念だが、
ヘブン革命に無理があったということだなあ。

ノゲイラとズールーとやらせるのはもったいなかったが、
体重のある相手にはこう対処すればいいのかという
お手本にはなってたな。

吉田と洋介山は、洋介山の経験不足というひとことだ。
パンチだけでは、投打極をバランスよく習得した相手には
手も足も出ない。
ハントはもともと立ち技の選手なんでつきあってくれたけど、
吉田は寝かせるに決まっている。
怖がらずに、もっとパンチを積極的に出していくべきだったな。


PRIDEは、いつも面白い。
ヘビーはコマが揃っているし、物語がうまく転がっている。
でも、その下は、桜庭が出ていったのに続いて、
シウバがともシュートボクセもとも噂されているし、
さあて、どうなるかな。

ここ何年か通ってる美容院が、カフェを併設することになって、しばらく休業。
それで、髪も限界近く伸びてきたし、どこか新しいとこを 開拓しなくちゃなと、
いきつけのカフェスタッフ御用達の店にいってきた。
遠くまでいくのは面倒なので、吉祥寺限定。
ずっと以前は原宿の友人が美容師やってる店だったんだけど、
ちょっと遠いし、友人が独立してキャットストリートに店を出してしまったんで、
吉祥寺からはますます遠くなり、それで吉祥寺の店に替えたのだ。
でも、その店で美容師ふたりに担当して貰ったんだけど、
話があまりにも合わないのにまいった。
1時間マンツーマンで話すことがないというのは、かなり辛い。
それでまた、知り合いの紹介で、今の店に替わったのだ。
美容師と気が合うかどうかって、けっこう重要なことなんだよな。
さて、昨日の新しい店は、うーん、まだわからない。
髪はかなり短くなった。
ベリーベリーショート、坊主に近いくらいだ。
次回新旧どちらの店にいくか、まあしばらく考えよう。
「5.23」
HERO'Sをテレビ観戦。
秋山と永田はもったいなかったなあ。
どっちももう少し見たかった。
違う相手と当ててもよかったんじゃないか。
永田は、総合に慣れるのに、まだ時間がかかるか。
それにしても、秋山は打撃の選手になってたな。

所とマンバは、藤田とミルコを思い出した。
不用意にタックルにいったところに膝を合わされた、
というか合ってしまった。
運は悪かったけど、膝は当然警戒するべきだった。
マンバはHAYATOに負けてるからな。
これで所も、また下からだ。

宇野とローセンは、宇野のうまさが目立った。
ローセンは須藤に負けてなかったとも思える健闘だったし、
力はほんとに強かった。
でも、宇野には支配されてしまった。
宇野は上半身に拘ってたなあ。
横四方になっても膝も出さなかったし。

いやしかし、桜庭がHERO'S参戦とは。
高田道場を出たというのは知ってたが、まさかこういう展開とは。
もうトップではないが、PRIDE草創期からの顔ではあったからな。
高田は知ってたんだろうか。
PRIDEとは話をつけたのか。
契約は大丈夫か。
参戦自体よりも、そっちに興味があるな。
レスナーに続いて、いいタマをHERO'Sは手に入れた。

曙は相変わらずだ。
勝つ手段がない。
ぶちかますとかかち上げるとか差して投げるとか、なにかほしい。
ロープに詰めてから、手がない。
スタミナがないのも相変わらずだし。
ホンマンと同じだ。
やっぱり違う競技から転向するのは大変だ。

門馬はカルバンの前蹴りに吹っ飛んだけど、
いつもの体重じゃ、あれで飛ぶのは思わなかったんだろうな。
体重を落としすぎたのがすべてだな。
あの筋肉質の体で14キロは無茶だ。
可哀想だった。

KIDと宮田も、もったいない。
まさかあんな結果になるとは。
宮田は悔しいだろうな。
でも、KIDは目がいいしカンがいい。
KIDにしてみれば、勝つべくして勝ったんだな。
宮田はタックルにくるだろうと読んで、それで飛び膝とはね。
でも、もう一度観たいよな。
宮田ももう一度やりたいだろうし。
テレビ局は困っただろうな。

世間は9連休らしいが、自営業には休みはない。
今日も朝まで黙々と仕事をしてたんだけど、夜半になってやっと肌寒さが薄れてきた。
一昨日は、31度あった。
もう夏になったのかと思ってたら、次の日はいきなり早春に戻ってしまった。
寝てたら、10時ごろ、物凄い音がして雷と雨だ。
なんだか変な天気だなあともう一度寝て、起きたら寒かった。
15度くらいかな。
一日雨が降って寒かったので、家でずっと仕事をしていたが、
今日は朝から上天気だ。
一昨日ほど暑くはないが、さわやかな5月の寄稿だ。
これから寝なくちゃいけないのが、なんだか残念だ。
起きた時に、まさか雨だったりはしないだろうな。
町は混んでるのかなあ。
そろそろ髪を切りたいんだけど。
もう限界だ。
耳にかかってきたから、早く切らないと校則違反だ。

K-1ラスベガスは、いつもつまらない。
今回も例外ではなかった。
いくら予選とはいえ、広いアメリカに、もう少しましなキックボクサーがいるんじゃないかなあ。
門番のグッドリッジがいつも優勝に絡んでるようじゃ、先がない。
ディ・ファウストは優勝はしたがカーター・ウィリアムスに負けてるし、体は小さいし、
所詮は予選レベルだな。

ホンマンは、さっぱりよくならない。
K-1が、韓国用のスターとして育てたいのはわかる。
ミルコの時のように、あまり強くない相手と当て続けてその気にさせて、
その間に力をつけさせようと思ってるんだろうが、
ミルコは結果をある程度出していったが、ホンマンには見る所がない。
体の大きさだけで、パンチは大小振り回してるだけだし、ガードはできないし、スタミナはまるでない。
今回のプレデターは、アマレスでは猪木が新日に引っ張ろうとしたくらいで実力者だし、
プロレスのキャリアもそこそこあるが、
立ち技ができるわけではない。
キックボクシングに関しては素人同士の闘いだ。
なんだか情けない闘いだった。

ホンマンはあっという間に動けなくなるし、プレデターはパンチが当たらないし、
曙とやった時にもそうだったけど、子供の喧嘩見てるみたいだった。
アメリカ人にはうけてたけど、怪物好きなんだな。
ホンマンは、謙虚じゃないのが嫌なんだよな。
勝たせて貰ってるのに気づいてないんだろうか。
バンナやシュルトとやりたいといかいってたが、門番の胸でもまず借りたほうがいいだろう。
身の程を知るべきだ。

謙吾は駄目だろうなと思ったら、案の定だった。
パンクラスで格闘センスがないのはもうわかってたからな。
あの体とあのマスクがあるんだから、プロレスにいけばいいんだよ。
新日なら1年でエースだ。
人それぞれ、向き不向きがある。
運動神経と体力はあるんだから、それに合った方向に進めばいいのに。

武蔵はアーツがシュルトに勝ったのを見て、同じ戦法をとろうとしたんだろうな。
中に入られると、シュルトは案外弱い。
でも、それはアーツの体格あってのことだ。
武蔵が飛び込んで一発出して掴む。
その繰り返しじゃ、何ラウンドやっても勝てないだろう。
   そのうちホールド取られるよと思ってたら、やっぱりだ。
KOされない試合ではあったけど、退屈で勝ち目のない試合でもあった。
K-1はヘビーの層が薄いなあ。
レスナーがHERO’S参戦のニュースが、一番意外性があって期待できたな。
それにしても、藤原紀香のチョウチン解説は……。

ここ3週ほど、テニススクールに連続していっている。
その前は、ずーっといっていない。
どのくらいいってないかというと、今期1回もきてないがやめるのかという電話がスクールからきたくらい。
あんまり続けてくるんで、スクールの人たちも驚いている。
ここ何年か、ほんとにいけなくなって、腕もすっかり落ちてしまった。
ボールを打つ技術というよりも、試合カンが駄目になっている。
どういう場面でどういうプレイをするかという判断ができなくなっているのだ。
こればっかりは、やってないと駄目なんだよなー。
来週もなんとかいきたいが、再来週はいけない。
なかなかいけないんだよなー。

今日は、スポーツクラブの受けつけで会員証を出したら、
8時で終わりですけど、といわれた。
その時点で、7時半。
今日は祝日なので短縮営業だったのだ。
そんなの変だよなー。
祝日なのと営業時間短いのと、なんの関係があるんだ。
スポーツクラブがやってないと、テニススクールが終わった後、風呂にも入れない。
スクール併設のシャワーはあるんだけど、石鹸もタオルも持ってきてない。
仕方ないんで、テニス終わった後は、汗まみれで運転して帰った。
風引かなくてよかった。
スクールの後、もうちょっと体を動かして帰りたかったんだがな。
▽連休が始まった、らしい。
ぼくらはあまり、連休とは関係がない。
自分のオリジナルなカレンダーで暮らしている。
でも、一日くらい善福寺でも散歩に行くかな。
そろそろ池面を横切ってロープが渡され、たくさんの鯉が空を泳いでいるころだ。
青空を巨大な鯉が遊泳しているのを見るのは、なかなかいいものだ。
これも日本の風景だな。
子供のころには、祭日には家の玄関には日の丸が掲げてあったし、
端午の節句には、狭い庭に鯉のぼりが屋根を舐めて翻っていた。
どちらも、減った。
日の丸は近年不幸な扱いを受けているが、鯉幟くらいは楽しく泳がせてやりたいもんだ。

6月が近い。
いわずと知れた、W杯だ。
ドイツまで楽しいブラジル戦を見にいくつもりだったんだけど、
不幸にしてオーストラリア戦しか切符が取れなかった。
ブラジルに勝つだろうと思うほど楽天的にはやはりなれないんで、
日本を応援しつつたっぷり楽しめばいい。
でも、オーストラリア戦は違う。
勝たなくてはいけない。
でも、オーストラリアは地味なくせに意外に強くていいメンバーが揃っていて、
日本が勝つとはどうも断言しにくい。
純粋に楽しめないんだよなー。
ああ微妙だ。

やっぱりブラジル戦が、ブラジル2連勝の後でモチベーションがちょっと緩んでて、
楽しませてくれるかもしれないし、
せめてクロアチア戦でもよかった。
そういえば、鹿島でイタリア−クロアチア見たな。
あれはもう4年も前か。
ああほとに微妙だな。

近所にあるレストラン「クーリ・ルージュ」で打ち合わせがてら夕食。
ここは、前にいった時に量が多くて途中でやや飽きたんで、今回はちょっと量に注意した。
でも、結局同じことだった。
メインにアグーを頼んだんだけど、なんだか漫画のステーキみたいな巨大な肉がやってきた。
脂身が大量についてて、残すのもしゃくなんで、全部食べたけど、何時間経っても腹が減らない。
ここはどうも、料理はヘタじゃないと思うんだけど、センスにやや欠ける。
と前回も思ったが今回も思った。
アミューズも、ちょっと多くて芸がくどい。野菜は美味しいし、味も悪くないのに、垢抜けない。
それは田舎風にしてるとかいうこととはちょっと違う。
美味しいことは美味しいんで、今度はランチで試そうと思う。
ランチは値段がかなり安いんで、量的な心配は要らないんじゃないかな。

「バンキシャ!」は、今回ちょっと違っていた。
いや、今回は大ネタがふたつだけで、多少時間の余裕があったということでもあるのだが、
それ意外にも、ちょっと違っていたのだ。
いつも、ぼくが番組中で描く漫画を、どこで紹介するかというのがむつかしい問題だったのだ。
ニュースに対するコメントと漫画の説明を共にやっていると、ただでさえ少ないスタジオの時間が、
ますます減ってしまう。
それでどうも、時間が押してる時なんかは、
一番最後の地方ではローカルニュースになってる時間帯で急いで説明したりという、
必要とされてるんだかされてないんだかよくわからない状況になっていたのだ。
今回は、コメントと絡めて説明しつつ語って、時間を節約しつつ番組真ん中で見せることができたのだ。
これからは、この形にしたい。

番組が終わってから、スタジオで、河上さんの誕生日祝いがあった。
まあ河上さんは、ほとんどレギュラー状態で毎週出てるからな。
福澤くんが伊達眼鏡、怜ちゃんがお酒、番組からはポケットチーフだったかをプレゼントした。
ぼくは江戸切子のお猪口にした。
河上さんは喜んで、いつものシモネタを出す。
どうもこのオヤジは、いつまで経っても気分は現役だなあ。
   ▽

今回のネタは、韓国と北朝鮮だった。
例のEEZと、北朝鮮が拉致した人を収容する「招待所」の航空写真だ。
番組の中でも話したんだけど、こういうニュースを見ると、ほんとに違う国の違う民族なんだと思う。
アジアの人は日本人と顔がよく似てるから、
なんとなく親近感もあるし、日本人の心を話さなくてもわかってくれるんじゃないかというような気持ちにもなる。
でも、彼らは違うメンタリティーを持った違う国の人なんだよな。
喧嘩をしろという意味ではないけど、違う論理基準を持った人々だということは、知っておかなくちゃいけない。
日本人同士だって、話さなくちゃ結局のところはわからない。
ほかの国ならなおさらだ。
いうことはきちんといわなくちゃなあ。イタリアはピザが美味しいのはもちろんなんだけど、
それでも、どこの店に入っても必ず美味しいというわけではない。
かなりの確率で美味しい店に当たることが多いが、当然すべてではないのだ。
イタリアで美味しいピザを食べには、ひとつの目安がある。「VERA PIZZA」の看板だ。
これは、どこでも出せるわけではない。
「真のナポリピッツァ協会」のお墨付きがあるという証拠なのだ。  
この協会が定める、粉とか作り方とか窯とか、厳しい条件をクリアした店だけに与えられるのだ。
でも、よそ者がいきなり美味しい店を探そうと思ったら、
この看板はいい手がかりになる。
もちろんぼくらも、ナポリではピザを食べまくったので、この看板の店のピザも食べた。
どこも、ほんとに看板どおりおいしい真のナポリピザを出す店だった。
スペイン人地区にもトレド通りにも、いろんなところで見かける。
といっても、全部で200軒ほどのはずだ。
どうしてわかるかというと、実は日本にもVERAPIZZAお墨付きの店があるからだ。
12軒ほどあるという話だが、その一番新しい店の番号が200番台なので、
たぶん全部でそのくらいだろうと思う。
今日は、日本のVERAPIZZAにいってきた。
永福町にある、ラ・ピッコラ・ターヴォラという店だ。
焼いているのは、ナポリ人のマッシモだ。
知り合いじゃないけどVERAPIZZAも日本のピザ屋の味まではチェックできないが、
周辺条件が揃っていれば、そう悪くはないだろう。
材料の条件が違うから、ナポリと一緒にはならないだろうが、きっと気分は味わえるに違いない。
前菜を2種類とマルガリータとプロシュートのピザを頼む。
前菜はあまり薦めないが、うん、ピザはいける!
もちっとしたフチの食感。
さぬきうどんにも似た塩の味。
かなりナポリの美味いピザに近いと思う。
禁煙じゃないのが難点だが、美味しかったのでまたいこうと思う。
永福町はいいなあ。

吉祥寺寄席」の二回目にいってきた。
どうやら、古今亭菊朗はレギュラーで、それに加えて若手もうひとりと、
ゲストに落語ではない誰かという構成になるらしい。
今回は、虚無僧尺八を吹く人だった。
前回は、お囃子の人だったんだけど、寄席関係の人ばかりというわけではないようだ。
演し物は、鈴々舎わか馬「錦名竹」、菊朗「長屋の花見」。
マニアが集まると初心者の居心地が悪くなって、結局会も発展しないというような理由で、
演し物も比較的わかりやすい。
打ち上げで久しぶりに八丈島料理の浜やんにいく。
浜やんは、出身が八丈島ではなく那覇だった。
それで、あしたばの天ぷらとてびちと、両方メニューにあるんだな。

手塚治虫文化賞の選考は、あまり揉めずにおさまるところにおさまったかな。
大賞は、まだ内緒だけど、アレだ。
新生賞はふたりがデッドヒートだったんだけど、どちらかに絞らなくてはいけなかったんで、
残念だけど挙手で決めた。
短編賞は、受賞作をなににするかでちょっと意見があった。
でもまあ、総体的になんとなくみんなの意見が集約されていって決まったな。
まだ発表はちょっと先なので、想像しといて。
   ▽
NHK教育で、前年度やっていた「ことばおじさん」は、今年度も継続している。
オープニングとエンディングにアニメが入って、それがぼくの絵だ。
もう12回まで収録が進んでいて、こないだDVDを送ってくれたんで見てみた。
凄いリミテッドだけど、ちゃんと動いてる。
自分の絵が動く機会ってそうないから、ちょっと嬉しい。
ただ、今のキャラは期間限定で、近いうちにマイナーチェンジしなくてはいけない。
主に衣装を。
理由はアレだが、なかなかむつかしいもんである。

明日は、手塚治虫文化賞の選考会だ。
もちろん自分で押したい作品はあるんだけど、ほかの選考委員が押すものにも興味がある。
今回は、3年に一度の選考委員の一部交代もあって、
どういう展開になるのかよくわからない。
よくわからないほうが面白くていいんだけど、
あんまり委員間の意見が一致しなくてぐるぐる回ってるのも疲れる。
さて、どうなるかな。
まあ一部では、あれがどうなるかと興味津々みたいだけどね。
さて、もう一回ざっと浚っとくかな。

体重計を、ちょっと前に替えたのだ。
体脂肪計つきから、内臓脂肪その他いろいろ計つきに替えたのだ。
つまり、グレードアップしたのだ。
しかし、不思議なことがある。
前のと今度のと、表示される体重が違うのだ。
それも、誤差とはいえないほど違うのだ。
おかしい。
体脂肪も、もちろんかなり違って表示される。
そちらはまだ、見えないものなので、今度のほうが正確に量れてるのかなとも思うのだが、
体重が納得できない。
今日二ヶ月ぶりにテニススクールにいって、ついでに体重を量った。
そしたら、また違うのだ。
前の体重計とも今度の体重計とも、また違う数字が出たのだ。
帰ってすぐ、新旧の体重計で量り比べてみた。
具体的にいえば、こうだ。
旧:70.8キロ
スポーツクラブ:71.6キロ       
   新:72.4キロ   
これは、誤差とはいわないだろう。最大で1.6キロも違うのだ。
どうも、体重計に対する信頼性が、一気に失せたなあ。
これから、いったいなにを信じればいいんだろう。
▽1週間ほどあけただけなのに、帰ってみたら、正ちゃんの体型がなんだか変だ。
妙に腹のあたりがパンパンになってるような気がする。
冬毛のせいかなあと触ってみたら、みっちり詰まっている。
これはいかんと体重計に乗せてみたら、
出発前には5.2キロだったのに、戻ってみたら5.6キロになっている。
ぼくは、1キロふとって帰ったが、それどころではない。
正ちゃんはどこでピザを食ってたんだ。
さっそく、ダイエットの日々だ。
早く5.2キロまでは戻さないと

ちょっと資料読みに外に出たら、もうどの道もどの道も、桜の花が咲き誇っている。
ソメイヨシノばっかりにしちゃってと怒る人もいるけど、
やっぱり一斉に咲いて一斉に散る儚さ美しさってのはある。
この季節になると、日本人に生まれてよかったなあと思う人も多いはずだ。
うちの向かいに、桜の古木があった。
去年まであった。
でももう今はない。
歴史を感じさせる苔生した幹に、美しい桜が咲く木だった。
もうだいぶ年らしくて、途中で切られた跡もあり、絵に描いたように美しいわけではなかったが、
経てきた時間も含めて美しかったのだ。
でも、向かいの家が二階建てのマンションを建てることになり、あっさりと切られてしまった。
完成した形を見れば、残すことはできたはずだから、
この際古い木は切ってせいせいしようと思ったんだろうな。
向かいはかなり近所つきあいするには難のある家だった。
まあそのくらいに考えていても不思議ではない。
おかげで、今年はもう古木の桜はない。
窓を開けても、桜の花びらは入り込んでこないのだ。
春だな。

コーヒー豆が切れた。
ちょっと新たにたくさん注文してしまうと困る事情があるので、
様子を見ながら小出しに使ってたつもりだったんだけど、案外早くなくなってしまった。
ところが、なかなか吉祥寺には、気に入った豆の店がないんだよなー。
美味しいと評判の店はあるんだけど、あんまりぼくには合わない。
さあてどうしようかと考えて、copo do diaでコーヒーを飲んだついでに、
ちょっと豆を分けてもらえないかと頼んでみた。
いやー、ほんとに分けてもらえてよかった。
おかげで、夜の間中、がぶがぶコーヒーを飲んでいられた。
紅茶も好きでよく飲むんだけど、夜のお供はやっぱりコーヒーだもんな。

こないだキャロル久末のことをちょっと書いたら、
大学時代の後輩Kからメールが来た。
Kとキャロルは、親しく付き合っているらしい。
そのKの話では、キャロル久末はもうアメリカにいってしまったようだ。
時々日本にもくるけど、メインは向こうみたい。
暮らせる土地がふたつあるってのもいいよな。

民主党の永田は、いったいいつまで引っ張る気だ。
いや、それは自民党も同じだ。
国会で証人喚問なんかやって、なんの意味があるんだ。
素人がよってたかってなにを聞こうっていうんだ。
いつまでもこの問題を終わらせずに自民党の有利な状態をキープしたいって姿勢が見えすぎだ。
国会は警察じゃない。
民間人を引っ張ってないで、もっと今やらなくちゃいけないことがたくさんあるだろう。
まったくもう、武部なんか次の選挙で落としてくれよ、頼むから。
あのへんの地元民に小川を派遣して、目を覚ましてくださーいと飛んで回らせたいもんだ。

大事件だ。
夕食を摂って帰ってきたら、向かいのTさんが外に出て立っていて、ぼくに声をかけてきた。
今いしかわさんちから怪しい人間が出てきたんで、警察を呼んだというのだ。
Tさんが玄関を指指すので見てみると、宅配用の牛乳入れが壊れている。
踏みつぶされたみたいにバリバリに割れている。
バリッと大きな音がしたんで外を見たら、いしかわさんちの裏側の通路あたりから誰か出てきたんで、
なにしてるんだと声をかけたら逃げていったという。
白い服の165センチくらいのやつだったらしい。

パトカーがやってきて、年食った警官と若い警官と、ふたり降りてくる。
年食ったほうがいろいろと聞いてくる。
「これはなんですか」
「いや……、宅配用の牛乳入れですけど」
「ふーむ、これは、保温用のものですか」
「保温っていうか……、まあそういう意味もありますけど」
「そこに入れて保温するんですか」
「宅配用ですから、保温というか、ここに入れといてもらうんですけど」
「週に何日くらい配達されるんですか」
そんなこと、どうだっていいじゃないか。
いったいなんのためにそんなこと聞いてるんだ。
Tさんのお嬢さんも偶然外を見ていたらしく、
彼女の話では、怪しい人影は別にうちの脇から出てきたというわけでもないようだ。
とりあえず、家に入ってぐるりと見てみたが、窓はどれも無事で、誰も侵入した様子はない。
警官は、家の中のことは、なにも気にする様子もない。
家の脇のスペースに懐中電灯の光を当てて覗きこみ、
特に入りもしないで、なにも問題ないようだという。
「これは牛乳屋さんと話し合って、見えないところにしまっておいてください」
壊れた牛乳受けを指して、警官が言う。
「いや……、この牛乳受けがどうってことじゃないんだけど……」
「見えないところにね、置くようにしてください」
この警官にとって、この牛乳受けが最も大事なことのようだ。
率直にいって、役には立たなさそうだ。
でも、逃げた人間は探してくれるそうなので、まあとりあえずはそれでいいや。
この辺は住宅地なんで、空き巣なんかは時々あるようだが、
うちも気をつけないとなあ。
でもまあ、なにもなくてよかった。
牛乳受けは壊れたけど。

近いうちに、hi-hoのサイトで4コマが始まる
ヤマハの会員誌でも長いコラムが始まる
実はドリームシティってサイトでも格闘技もののコラムを始める
そんなにやって大丈夫なのか

久し振りにスマックダウンを見たら、テイカーとアングルのシングルだった。
レッスルマニア直前の因縁作りとはいえ、このカードをPPVでもなくやるとこが凄い。
最後はまあヘンリーの乱入で終わったけど、それまでかなりたっぷりやって、
充分に見応えのある闘いだった。
さすがに、ふたりともうまい。
今はWWEも、トップの戦力が薄いからな。
ロック様は映画にいったきりだし、レスナーは日本にきてるし、
エディは死んでしまったし、バチスタは怪我だし、シナはヘタだし、ストーンコールドは引退間近だし。
重量感のある試合を組み立てられるレスラーがいない。
テイカーとアングルは、そう考えると、現役で戦える貴重なふたりだ。

でも、テイカーは衰えた。
モーガン時代はともかく、テイカーになってからは圧倒的に力を見せていたのに、
ついに落ちてきた。
スタミナがなくなった。
キレが悪い。
まあいい年だから当たり前なんだけど、テイカーが衰えるなんて。
これで、ストーンコールドが消えてテイカーが引退したら、
個性の強いベテランがほんとにいなくなってしまう。
ベテランといってもフレアーではさすがにメインには持ってこられないし、
今がちょっと苦しいとこかも。
レスナーを逃がしたのは大きかったなあ。
それにしても、レスナーはなぜ曙をベルトで殴ったりしたんだ。
謎だなあ。

ついにデジカメを買ってしまった。
ルミックスのLX1。
横に長い画面を撮れるやつだ。
新宿ヨドバシで買ったんだけど、予想外に安かった。
ライカを売ってればそっちでもと最後まで思ってたけど、
まあこれだけ安ければいいや。
ポイントもたくさんついたし。
なんでもあっという間に安くなるもんだなあ。
しばらく楽しめそうだ。
イタリアの景色をガンガン撮ろう。
調子に乗って20GBのストレージも買っちゃったしね。

今日はろくに寝ないで健康博ってのを取材してきた。
期待しないでいったら、けっこう面白かった。
健康方面よりも、特殊業界方面がなかなか充実していたのだ。
会場の中を歩いてたら、宇宙人を迎えようというTシャツを着た白髪の老人が歩いていて、
あれはいったいなんだろうと思っていたら、
会場中程にそういう人たちが固まっていた。
特に、元気アップマシーンを売ってる人たちが、一番凄かったな。
高エネルギー発生装置らしいんだけどね。
座って首に鎖を巻くと、なにかが起きるらしい。
順番待ちしてる人がいたんでトライを断念したが、ちょっと座ってみたかった。
パワープレーとという20pくらいの円盤を2枚24万150円で売ってたが、
何枚くらい売れたかな。
半分くらいの大きさの地盤活性用プレートは、4枚で18万9000円だったから、
そっちのほうがお得かな。
野口英世財団とか、携帯電話を軽くする人とか、いろいろいて退屈しなかった。
いろんなことを考える人がいるなあ。
世の中面白い。

原稿が完成したと思った瞬間、ぱっとソフトが消えた。
なにが起きたのかわからなくて、しばらく画面を見てたんだけど、
ただ、起ち上がってたソフトが落ちただけのようだった。
こういう時に限って、原稿をセーブしてないんだよなー。
あー、もう哀しいというか虚しいというか、またやり直しかー。
それにしても、どこかにワープしてったように、一瞬で画面が消えた。
あれはいったい、どこいったんだ。
作業によってはセーブできないものもあるしなあ。
もうほんとに、何度やっても悲しい。
ただでさえ明日は早起きで睡眠時間がないのに。
一番起きてほしくない時に、こういうことは起きるものなんだよなー。
さて、もう一回やろ……。

タイのテレビ局から取材依頼が来て、
前にメキシコのテレビも取材にきたなと思ったら、思い出した。
ずーっと以前、アメリカのプレイボーイチャンネルから取材がきた。
それは、ぼくにエッチなことをさせようということではなく、脱がせようということでもなく、
日本のエロ漫画について話を聞かせてくれというものだった。
取材クルーは、たぶん日本在住のガイジンだったと思う。
インタビュアーは、ちょっと年増の女の子だった。
地味なパーマ頭で、話しかたはシャキシャキしてたけど、目立つ子ではなかった。
漫画にはあまり詳しくないようで、むつかしい話はできなかったから、
わかりやすい一般的な話をしたんだけど、
まあ日本のエロ漫画なんか知らないアメリカ人が見るんだから、それでいいんだよな。
取材が済んで、何年か後、名刺を整理してたら、「キャロル久末」という名刺が出てきた。
J-WAVEで一時ブイブイいわせてた、キャロル姉さんだ。
その後、南美布とキャラが被ってたせいかあんまり声を聴かなくなったけど、
気がついたら南美布もいない。
そうかー、そういえば、あの時のインタビュアーの声って、キャロル久末の声だったなあ、と
なんとなく懐かしく思い出したのだった。
ラジオの人は顔がわからないからな。
最近はなにやってるんだろうね。
違う局で喋ってるのかな。

フロンターレの茂原は、いったいなにをしたんだ。
というか、したのか。
身に覚えがないって、指紋はなんなんだ。
どういう状況で捕まったのかがわからないんで、判断しようがない。
どうも謎だなあ。
まあ移籍ばっかりしてて、あんまり印象がないんだけど。

今日は医者にいってきた。
スキーで傷めた足の腫れがなかなか引かないんで、念のために診てもらった。
病院は知人の実家なんだけど、ちょっといい病院だった。
なんだかずっと昔にあったテレビのホームドラマに出てくるような、
ほのぼのとした病院だったのだ。
一回しかいってないんで、技術とか設備とかはわからないが、
まあやや古い建物ではあった。
そのへんが余計にホームドラマっぽい。
60歳くらいの森繁久彌あたりが院長先生やっていそう。
受けつけから技師から看護婦からリハビリやってる人まで、みんなぎすぎすしてない。
患者もそうだ。
きっと重病の人だっているんだろうが、みんなのんびりしている。
リハビリにきているらしい半分ぼけた婆さんが、
杖をついて看護士に手を引かれながら大声で楽しそうに歌を歌っていた。
ほかの看護士や患者たちも、楽しそうに笑っていた。
ちょっと通りすがりの患者も楽しかったよ。
足は、レントゲン撮っても特に異常はなかった。

バンキシャは生放送なので、時間との勝負だ。
またスタジオ部分が短いんで、ますます勝負だ。
でも、生放送は面白い。
テレビはもうずーっとほとんど生放送にしか出ていないので、
たまに録画だとなんだか凄く緊張感がなくなるような気がする。
ぼくは緊張しないほうだけど、それでも生放送中は背筋がピンと張っている。
まああの番組には、福澤くんという絶対エースがいるんで、なにがあっても大丈夫なんだけどね。
なにをどう振っても、なんとかしてくれる。
福澤くんが何秒くらいのつもりで振ってくれたのかよくわからず、
だいたいで返すとまだ半端に時間が残ってたりすることもたまにあるんだけど、
取り返そうかなと思う間もなく福澤くんがさーっと引き取っていってくれる。
あれだけ自在にコントロールしてくれれば楽だよ。
菊川怜は、番組初期には台本から一歩も出ようとしなかった。
少しは外れてもいいんじゃないのというと、怖いんですと真顔でいっていた。
福澤が居るからなにがあっても大丈夫だよといつもいってたんだけど、
最近はすっかり慣れてきてるなあ。
今日は怜ちゃんが天気をやってる間に、こちらで桜餅の話をしてたら、
福澤が怜ちゃんにちょっと絡むのを忘れてたんだけど、
自分から福澤に振ってったもんな。
さすが座長芝居しただけあるなあ。
それにしても、昭島吉本は、どうなんだ。
週末だけしか芸人が出ないようなところに、金払って客がくるかなあ。
吉本って計算高いといわれつつ、案外ゆるいところも多いんだよな。

今日は台風並の風邪だった。
そろそろ日テレから迎えの車がくるなと思ってたら、玄関のチャイムが鳴り、
新聞屋の兄ちゃんが、車庫の塀が倒れてますよという。
強風に煽られて、車に倒れかかってたのだ。
おいおい冗談じゃないなあと外に出たら、
二階にあった大きい枇杷の鉢植えも玄関前に落下して割れていた。
あぶないあぶない。
風の日には気をつけないと。
でも、今まで台風だってそんなことはなかったんだけどね。

三越はどうなってしまうのか。
何年前だったか、吉祥ににあった近鉄デパートが撤退し、そこに三越が入った。
もっとも、入ったといっても全館ではなく、地下と1,2階だけで、上階には大塚家具が入っていた。
2階はあまり役に立たないが、地下の食料品店はけっこう便利だった。
魚と野菜がもうひとつだけど、そのほかのものはなかなか質もよく、
家から一番近いデパートなのもあって、愛用してたのだ。
ところが、その三越も、撤退することになってしまったのだ。
まあ半端ではあった。
食料品にもっと絞って質を追求するとか、なにか特徴を持たせればよかったのに、
面積も質も半端では、吉祥寺の過酷な食料品店競争を勝ち抜けない。
さて、その跡になにが入るかだ。
大塚家具が全館に入ろうとしたら、持ち主の近鉄に拒否され、撤退することになった。
その近鉄は、土地ごと外資の投資会社に売ってしまった。
建物もかなり古いし、更地にしてしまう可能性もある。
   でも、なにか入るという噂も、吉祥寺ではいろいろ流れている。
ハンズがくるとか、ヨドバシがくるとか、ユザワヤが駅前を撤収して移ってくるとか、
諸説あって定まらない。
たぶん、どれもそう根拠はないと思うけど。
ビル一棟なんで、ある程度の会社でないと全館を埋められない。
いくつかの会社が入るにしろ、なにか統一テーマは要るだろう。
いったい、どうなるんだろうなあ。
ドンキだけはきてほしくないけどね。

カメラの前に、体重計の新しいのを買った。
今まで使ってたのはちょっと数値が怪しくなってきたので、そろそろ買い換え時かなと思ったのだ。
今度のは、オムロンのカラダスキャンだ。
ヤフオクで、激安だった。
体脂肪も内臓脂肪も、あと骨格筋とかいうものも、それからあとなんだかよくわからないものも、
やたら計りまくられてしまう。
昨日から計り始めたんだけど、けっこう今までのと数値が違う。
体重も体脂肪も、多めだ。
いかん。
今までの体重計に騙されていた。
ちょっと足が快復したら、落とさないと。
それにしても、体重計を探してたら見つけたこんなもの。「小顔プルプルブレード」
これ咥えてぷるぷるやってるやつとは、仲良くしたくないな。

日曜にまた「バンキシャ!」に出るんで、今日はその打ち合わせ。
いつものパッサテンポで待ち合わせたら、昼間は臨時休業だったようだ。
まあ入れてくれたんで、移動するのも面倒だし、そこで打ち合わせ。
休みなのに申し訳ない。
次回のネタは、アレとアレ。
うーん、どっちも絵にしにくい……。
片方は悲惨すぎて笑いにならないし、
もうひとつのほうは、ネタに作りにくい。
くらたまはなんの芸もない絵を描けていいなあ。
しかし、吉本がそんなものを仕掛けていたとは知らなかったよ。

携帯は、SO902iが出た。
ソニーの携帯は、操作性は一番だけど、音が悪すぎてまいった。
FOMAなら大丈夫かな。
ちょっと心が動くが、いやまだ今のSH700iを、もうちょっと使おう。
特に不自由してないし。
まあこういうのは不自由で買い換える訳じゃないんだけどね。
カメラも、ルミックスのFX7になんの不満があるわけじゃないんだけど、LX1がほしい。
いや、ライカがほしかったんだけど、D-LUXと比べるとデザインがもう一つなんで、
だったらLX1でもいいんじゃないかなと、値段も安いしと、旅行にもいくしと。
そういうわけで、近いうちに手に入れるかも。
ああ物欲はなくならんなあ。
アルファのSUVもほしいけど。

HERO'sは、もうひとつだった。
いい試合もあったが、首を傾げるものもあった。
宮田はペトライディスにいい勝ち方をした。
所に勝ったペトライディスに勝ったのは大きい。
ペトライディスは急に決まった試合で可哀想だったが、仕方がない。
宇野とクレメンテは、面白かった。
クレメンテは体重オーバーだったけど、そう重そうには見えなかった。
また誰かとやるのを見たいな。
秋山とカシンは、カシンの総合のカンが鈍ってたな。
動きが鈍かった。
もう少しカシンに試合数をやらせたい。
須藤とローセンは、ドローだったかなあ。
それも、3者ドローってのはどうかと思う。
ローセンは3ラウンド目にはもう集中力が切れてたな。
アウェイじゃKOしないと勝てないと思ったんじゃないかな。
所は、こないだZESTでペトライディスに負けちゃったからな。
これでまた負けるかもたついた試合をすると、せっかく一夜にして成り上がったのに、元の木阿弥だ。
でも、池田が総合にまだ適応してないな。
極真のチャンピオンでも、ちょっと無理だった。
所はラッキーな相手を組まれた。
しかし、宇野の試合だったか、クレメンテにサイドを取られて脱出するために反転したら、
船木が、あっという間にバック取りましたねとか解説してたが、
それは全然違うだろ。
反転してる途中だよ。
その後マウント取ったじゃないか。
やっぱり、15歳からプロレスやってると、総合はちゃんと見られないかもなあ。

   「吉祥寺寄席」にいってきた。
そういう場所があるわけではない。
ちょっとした街では、たいてい誰か落語好きが手を挙げて落語会が開かれている。
お寺の境内とか蕎麦屋の二階とかで、月一回くらいのペースであったりする。
そういうところで、若手の落語家が客前で演じて腕を磨くのだ。
なかなか寄席まではいく習慣のない客も、身近な場所で生の芸に触れられるしね。
でも、吉祥寺には、なぜか落語会がない。
単発ではあったかもしれないが、定期的には開催されていなかったのだ。
今回が1回目で、これからは毎月開催されるらしい。
場所は、今回は第一ホテルのチャペルという、思い切り違和感のあるとこだ。

チャペルにいってみると、7、80人の会場に60人以上。
なかなかいい入りだ。
年寄りがかなり多いのは仕方ないか。
末広亭あたりだと、時には若い客もけっこういるんだがな。
十字架の祭壇に金屏風を立てて高座をしつらえてある。
客席が椅子なので、それに合わせて高座も高い。
出演は、ふたり。
前座の古今亭章五と二つ目の古今亭菊朗。
章五は志ん五の弟子、菊朗は圓菊の弟子だ。
でも、芸風はふたりともあまり師匠には似てなかったな。
章五は顔はドリカムの中邑にそっくり。
声が凄くいいんで驚く。
早口になると、急に口跡が悪くなるし、形を丁寧にやってるだけなんだけど、
姿もいいし、綺麗な噺家だ。
めくりはなかったけど、演目は「たらちね」。
嫁にきた女がなぜ丁寧な言葉遣いなのかって説明を忘れてたのが大失敗だった。
途中で気がついたのか、お屋敷奉公でって説明がちょっと入ったけど、遅すぎだ。
三味線を弾いてる田中ふゆさんが出てきた。
3人で音曲をいろいろ解説するのは、咄家がふたりしかいないための工夫だろうけど、
なかなか楽しかった。
ふゆさんが可愛い。

菊朗は10年以上のキャリアがあるし、腕も達者なものだ。
もう真打ち近いだろう。
細かい仕草に好きな噺家の癖が見える。
落語好きな落語家なんだな。
演目は「お見立て」。
田舎ものの杢兵衛が墓参りにいくのが山谷だったけど、谷中にしてる咄家もいる。
山谷といえば「剣客商売」だな。
秋山親子の道場あたりか。
菊朗は郭噺やっても、ちょっと色気が足りないのが惜しいとこだな。
1時間半ほどの催しだったけど、楽しめた。
次回は4月らしいが、場所はまだ未定らしい。

久し振りに横浜にいってきた。
といっても、ほとんど素通りに近かったんだけどね。
「エレクトリカル・ファンタジスタ」という展覧会を見にいったんだけど、
そう面白くはなかった。
といいうよりも、面白くないもののほうが多かった。
まあアート展はそういうもんかな。
ついでにほかの展覧会も見て、帰ろうと思ったんだけど、
そうだここまできたんだから中華街で甘栗買っていこうと、
ちょっと歩いて東門まで。
冬は甘栗がうまいんだよなー。

1000円少なーい、と袋を見せられ、1500円の袋に大量の甘栗を追加で流しこんで、
オマケとにっこり笑顔を作られてしまった。
まあこりゃしょうがないよな。
仕方がないので1500円のたっぷり入った甘栗を購入。
家に帰って仕事をしながらバリバリ割ってもぐもぐ食べてると、いつまででも止まらない。
江戸清の豚まんも買ってくればよかったかなあ。
ちょうどラッシュが始まる時間なんで買わなかったんだけど、
東京に戻る夕方の電車にラッシュはなかった。
今度いったら買ってこよう。
横浜の街は、歩いてるだけでよその街と違うのがわかる。
古い建物もかなり残ってるしね。
東京は、銀座あたりにけっこう残ってたのに、だんだん減っていく。
経済活動が東京ほど盛んじゃないから残せるのかもしれないな。
東京はやっぱり儲けが至上命題の街だからなあ。

果物好きに、冬はちょっと厳しい季節だ。
果物屋の店頭に、柑橘類くらいしかない。
まあそのぶん沖縄にいる間には、パパイヤとかスターフルーツとかマンゴとか、
いろいろ南の果物を食べまくっている。
タンカンって沖縄のミカンもあるしね。
でも、東京に戻ってくると、なかなか冬の果物が楽しめなかったんだけど、
今は、苺がある。
先日、九州からあまおうをたくさん送ってもらったので、
毎日ばくばく食べている。
これが、もうほんとに赤くて丸くて大きくて美味い。
緑の葉をむしって、巨大な実にがぶりとかぶりつくと、甘いったらもう。
   それに、いい香り。
この季節は、苺が王様だなあ。
毎日食べてるからあっという間になくなっちゃうけど、
一番美味しい時に食べてしまわないともったいないからな。
うーん、贅沢贅沢。

イタリアのオヤジとのやりとりをもう少し書くと、
ローマで降りようとしたら、オヤジがうちに遊びにこいという。
明日こいというのだ。
明日はローマをぶらぶらするつもりだしなあといったら、じゃあ明後日こいという。
うちには息子が3人いて、3人とも英語が喋れる。
上ふたりが大学生で下が高校生だ。
だからいつでも街を案内できるというのだ。
まあぼくの英語は息子よりだいぶ落ちそうなので、会話が成立するかどうかはあやしいが、
ありがたい話ではある。
でも、もう1週間ほどの滞在も、終わりに近かったのだ。
明後日はもう日本に帰らなくてはいけなかったのだ。
また今度きた時にというと、次はいつくるんだという。
来月か再来月かというので、まだ決めてないけど、いつかまたと応えた。
そうそう長い休みが取れないころだったので、
次回の予定はぜんぜん立たなかったが、オヤジの気持ちが嬉しかったのだ。
それで、ホームで住所を交換し、抱き合って別れたのだ。
日本に帰り、手紙を書き、地図や観光ビデオを送り合っていたが、
いつかそれも途絶えてしまった。
今度、という約束も果たしていない。
オヤジどうしてるかなあ。

   仕事が少しずつ増えてきてるんで、ちょっと計画的にやっていかないとな。
レギュラーの仕事と単行本と、時間をきちんと分けていかないと、最後にはパニックになっちゃうからな。
もうじきイタリアに遊びにいこうと思ってるんで、今からスケジュールを考えておかないと。
今回は、初めてのナポリでピザを食うのが目的なんだけど、ローマにもいく。
移動は、電車だ。
イタリアの電車は、前にローマからフィレンツェにいく往復に乗った。
日本みたいに表示が親切じゃないんで、ホームがよくわからなかったのと、
発車時刻すぎても電車がさっぱりやってこなくて心配だったのを覚えている。

フィレンツェからの帰りにコンパートメントに入ったら、先客がいた。
赤い頬の田舎臭いオヤジだ。
こちらをちらちら見て凄く話したそうにしていたので、英語はできるかと聞いてみた。
オヤジは首を振って、申し訳なさそうに笑う。
まあ田舎のオヤジだからなあ。
オヤジは、スペイン語はしゃべれるかと聞く。
できないというと、ではフランス語はという。
ぜんぜんと答えると、じゃあラテン語はと重ねて聞く。
ヨーロッパでラテン語話せれば、超インテリじゃん。
オヤジは、ナポリのそばのサンタガタという小さい街に住む教師だった。
今日はミラノのそばの学校に、測量技術を教えにいってきた帰りらしい。
▽それから2時間ほど、英語とイタリア語と身振りと絵で話した。
ぼくが英語で喋ると、オヤジはイタリア語に似た言葉を拾い出して、イタリア語で返事をする。
ぼくはイタリア語の中から英語風の言葉を拾って、絵で補足する。
オヤジは山をいくつか描き、何点かを結んで測量のやり方を教えてくれるのだが、
そんなものいきなりいわれてもわかるはずもない。
だいたいどこまでほんとに話せているのかわかったもんじゃないし。

ローマの駅で、抱き合って別れた。
オヤジは涙を浮かべながら、今度はいつくるのかと聞く。
近いうちにまた、と答えて、もう10年は経つかな。
手紙のやりとりは長く続いたが、それももう途絶えた。
オヤジも、もういい年だろうなあ。
ナポリから連絡したら、驚くかな。
いやその前に、覚えてるかな。

那覇公設市場向いにある古本屋。
とくとふくの夫婦がやっている。
ぼくの本にサインをくれというんでイラストまで描いたら、
それをすぐ店頭に並べるという、失礼なほど商売熱心なふたりだ。
ここが、半端じゃなく狭くて小さい。
どのくらい狭くて小さいかというと、幅75センチ奥行き180センチしかないのだ。
それで家賃払って夫婦ふたり食ってるのも沖縄らしい奇跡だが、
このスペースに家賃が発生するってのも、かなり奇跡に近い。

不思議だなあ。
今年はほんとに花粉症が出ない。
つくし飴の効果も、試す機会がない。
今日の昼間、昼飯を食べにいって帰ってきたら、ちょっとクシャミが出たけど、
その程度で、特に辛くはない。
症状ゼロではないが、かぎりなくゼロに近い。
なんとかこのまま杉の季節が終わってくれるといいな。
神様、お願い。亀田は決定打はローブロー臭かったけど、あんまり話題になってないんだなあ。
かなり前からローブロー気味のパンチを出してたけど、
まああのくらいはホームタウンデシジョンのうちなのか。
それにしても、亀田一家は凄い。
オヤジがオヤジなら息子も息子。
あのオヤジにして、当然こういう息子なんだな。
母親の影がないけど、家にはいるんだろうか。
母親もあんなだったら、とてつもなく壮絶な一家だな。
いや今でも充分壮絶なんだけどね。
まあ友達にはなりたくないタイプだ。
メキシコの亀田ボウチャンのオヤジがローブローの抗議をしてる時に、
亀田オヤジが口汚く罵ってたけど、ああいうのが「口汚い」「罵る」というんだな。
初めて見たよ。
視聴率は凄くよかったらしいが、個人的にはもうあまり見なくてもいいや。

東京は春一番が吹いて、少しずつ暖かくなってきた。
それと共に、杉花粉が飛び始めてクシャミも出始めたという情報が届き始めたが、
ぼくは今のところ大丈夫だ。
今日も本屋に資料探しにいってたんだけど、往復街を歩いても、ぜんぜん平気だった。
これは、まだこれからということなのか、
あるいは今年は花粉も少ないから大丈夫ということなのか、
それとも花粉症はもう治ったということなのか、
どのケースが当てはまるんだろうなあ。
こないだ朝日新聞に載ってた、よく効くという「つくし飴」も通販で購入し、
万全の体制は敷いてるんだけどね。
それでも、花粉症は出ないにこしたことはない。
あれはほんとに辛くて、毎年仕事にならないもんなー。
さて、今年はどうなんだろう。

ゆうべ、釈由美子の鼻が進化したなあと思ったついでに、
ほかの芸能人の鼻は進化してないんだろうかと検索してみたら、もう出てくる出てくる。
あちこちに写真が山ほどアップされててびっくりした。
鼻だけではない。
瞼は、一重から二重に進化するし、小さい目もいつの間にか大きくなってるし、
顎は細くなるし乳はでかくなるし、いやー、勇気ある人はこれほど多かったのかと愕然とした。
清純アイドル系もインテリ系も、みんないつの間にか進化している。
まさかこの人がと思うような人も、いつの間にか進化している。
ぼくの知ってる人もいるし。
これだけネットが一般的になってくると、誰にもわからないようにこっそり進化しても、
昔の写真を持ってる人はいっぱいいるからなあ。
クラスメイトに高校時代の写真出されたら、もうどうしようもない。
なかなか進化する人たちには辛い時代になったね。
それとも、そんなこと気にしてては、進化は果たせないかな。

   さっきニュース見ようとうっかりNHKをつけたら、英会話の番組に釈由美子が出てた。
いや、パフィーが出てたんで、そのまま見てたら釈由美子も見ることになったんだけど、
ほんとに鼻が高くなったなあ。
眉の間から始まる山脈のような鼻筋になった。
ある日顔が変わる芸能人はけっこういるけど、ここまで変わるのも珍しい。
凄いよ。
決断だよなあ。

 あんなに巨大だったアーツも、シュルトと並ぶと小柄に見える。
アーツだって192センチもあるのに、シュルトは20センチも大きいんだもんな。
 シュルトは、アーツみたいに戦略立てて集中して攻めてきて圧力に負けないというタイプには弱いんだな。
それと、首相撲が完全にK-1では禁止になったのが痛い。
首相撲と肘のない武田がK-1では勝てないように、シュルトも掴んで膝ってのが必殺技だからな。
それができないのが厳しい。
 シュルトがひょろひょろのころから見てるが、厚くなってでも速さはキープしてて、そりゃ強いよ。
 アーツは、ここ数年の不調を乗り越えて、なんとか踊り場で踏ん張ってて、シュルトは上がっていくところ。
今年がいい勝負になるぎりぎりだな。
   いい時に闘った。
結果はドローみたいなものだったけど、見てて楽しかった。
 今回のK-1は、本命が次々消えて、主宰者は肝を冷やしただろうな。
まあ伏兵の中では一番スター性のあるスワロンスキーが勝ってよかったよ。

「うるま」という沖縄の雑誌がある。
ずいぶん前から、沖縄発の雑誌の中ではもっともしっかりした作りだった。
地方出版はどこもレベルは低く、内容もデザインもおそまつなものが多い、
というよりもほとんどが水準をはるか下回るといってもいい。
沖縄は出版が盛んだが、どこもアイデアは面白くても、それ以外のものがあまりにもレベルが低い。
うるまは、その中ではかなり頑張ってるほうだったのだ。
さすがに、ここ数年、沖縄でもデザインやレイアウトや構成なんかに力を入れるところが、
ほんの少しだけど現れてきた。
イラストや写真やデザインという種類のものが大事だということに気づく出版社が、
ほんの少しだけど出てきたのだ。
うるまも、そのせいでちょっと地盤沈下してきた。
毎月特集で頑張ってはいるが、競合誌も増え、目立たなくなってきた。
今回は、バックナンバーを買いに、久し振りに編集部を覗いてみた。
何年か前に、一度いったことがあるのだ。
うちの那覇事務所から歩いて10分くらいのところに、編集部はあった。
ひかり食堂の二階だ。
開けっ放しのドアから中を見ると、3人ほど人がいた。
声をかけ、この特集のバックナンバーがほしいと頼むと、探してくれた。
入り口には在庫が積まれている。
本を探してくれた人の名刺には、営業と書いてあったから、
編集から営業までぜんぶこのひと部屋でやってるんだろうな。
ちょっと苦しそうだけど、いい本だから頑張ってほしい。

   東京に戻ってきた。
那覇は今回も天気が悪くて、大体毎日曇りがちだった。
雨の日もあったしね。
どうも今年の冬はいまいちだ。
沖縄の人は寒がりなので、16度くらいだと、市場のおばあも震えている。
島田から風邪が強いってせいもあるんだけどね。
沖縄はいつも、強い風が吹いている。
体感温度も、ちょっと低くなる。
1日だけ晴れたんで、急いで布団と枕を干したけど、
冬でも湿度はけっこう高いんで、そうカラッとは干し下がらないな。
それでも、太陽の匂いは格別だ。
毎日寝るのは朝の8時頃だったんで、せめて布団くらいはふかふかじゃないとね。

今回も、「漫画の時間2(仮)」は、いろいろ問題あって脱稿できなかった。
とりあえず、吉祥寺のコンピュータが覗けないのが困ったな。
那覇からまたHPの更新もしようと思ってたんだけど、それもできなかった。
よく理由がわからないんだよな。
問題ないはずなのに。
ちょっと今度いくまでに原因を探っておかないとな。

那覇にいく直前には志賀にいたんだけど、
カリカリバーンで一回転んで、左足のふくらはぎを傷めた。
転ぶとビンディングがはずれて板が足から離れるようになってるんだけど、
ちょっとその数値を高くしすぎてて、板が外れなかった。
まあそう大転倒じゃなかったせいもあるんだけど。
それでちょっと筋肉を傷めてしまったのだ。
左足は腫れてて、色も変だ。
   那覇で医者にいこうと思ってたら、保険証を忘れちゃったんで、
まあ帰ってからでいいやと歩き回ってたら、さっぱりよくならない。
しょうがないから月曜にはいってくるかな。

今度はまた那覇にいってくる。
といっても、いつもの那覇事務所入りだけど。
これで、「漫画の時間2」はゲラにするつもり。
きっとまだ直すけど、とりあえず入校する。
これでもう、時間の問題だ。
ってまだ入れてないんだけど。構成はまだ完成してないんだけど、最後の一本は決めている。
吾妻ひでおだ。
吾妻の失踪と復活について書く。
さて、問題はタイトルだ。
出版社も移るんで、「漫画の時間」からは離れようと思ってるんだけど、
なかなかいいタイトルを思いつかない。
アイデア募集中。

那覇はどうも天気がパッとしないようだ。
ここ何ヶ月か、いついっても曇りがちだ。
そう天気の悪い島じゃないんだがなあ。
向こうからHPの更新ができるかどうか、時間がなくてまだ確かめてない。
できてなかったら、例によって掲示板とmixiに書きこみます。
では、ちょっといってきます。

フィギュアの深夜のエキシビジョンは見逃した。
というか知ってたけど、見てる場合じゃなかった。
でも、これは見た。
【セックスボム!】
つまり、こんなことをやったのかな、荒川も。
ミキティだったら見たんだがな。

志賀はなかなかよかった。
晴れたりガスが出たりで、休養を入れつつスキーも堪能したし温泉にもいったし。
初日はほんとに上天気で、やや雪が解けてたけど、
全開で飛ばして終日ノンストップで滑りまくった。
一の瀬から焼額、寺子屋から東館西館、高天ケ原からタンネの森と、
志賀を満喫したのだ。
でも、二日目はガスが濃くて、とてもじゃないが怖くて滑れない。
それで、温泉にいくことにした。
よろずやという宿の、桃山風呂と野天風呂が最高だ。
ここでのんびりと前日の激闘を癒やし、
あがってから、近所の有名な10割蕎麦屋にいったら、こちらはハズレだった。
夜はミキティ。
のはずだったんだけど、午前5時に目覚ましをかけて2時頃寝たら、
目覚ましが鳴ってテレビをつけたら、ミキティははあはあと荒い息でインタビューを受けていた。
参加できて満足しているというコメントを聞く限りでは、4回転は飛べなかったな。
くじけるなミキティ、オレがついてるぞ。
荒川は、イナバウワーがどうも謎だ。
漢字をあてたくなる。
稲バウワーか。
やっと金が取れてよかった。
三日目は、ガスの隙間を縫って滑る。

山の天気は変わりやすく、今晴れてたと思ったら、もうガスが立ちこめている。
ガスが取り囲むと、まったくなにも見えない。
しょうがないから最徐行でのろのろと降りていくが、どこを滑ってるのかさっぱりわからない。
どうももうひとつ楽しめないなあ。
午前中一杯滑って切り上げた。
帰りには、男ふたりで農協直売状で買い物をして帰る。
今シーズンはもういけないかもしれないなあ。
来シーズンは、久し振りに北海道にもいきたいな。

   今シーズンは、なかなかスキーにいけなかった。
沖縄に常駐し始めてから、なかなか沖縄以外に時間が取りにくいのだ。
でも、久し振りにいってくる。
今週は、新しいCMの撮影があるはずだったのだが、わけあって出ないことになったので、
半端に時間ができたのだ。
だから、ちょっといってくる。
男ふたりで、究極の体育会滑りを2泊3日やってくる。
ゲレンデは、志賀の一ノ瀬だ。
ヴィラ一ノ瀬が定宿だ。
ああココロが踊る。
久々の山だなあ。
明け方出発が、ちょっと厳しい。
一番の問題は、出発までほとんど寝る時間がないことだな。
ミキティも見てられないなあ。
ミキティ頑張れよー!

ジャンプはやっぱり駄目だったかー。
日の丸飛行体とかアナウンサーがいってたが、ちょっとむなしく響いたな。
笠谷じゃないんだから。
モミアゲないし。
でもまあジャンプは時間つぶしだったのだ。
仕事しながら、日本選手が跳ぶ時だけちらっと見てた程度だったのだ。
午前4時からは、カーリングがある。
1勝3敗から盛り返しはしたが、今日スイスに勝っても、それで決勝にいけるわけではない。
でもここんとこの小野寺の冷静なスキップぶりがけっこうツボで、
見てみるかなとちょっとだけ楽しみにしていたのだ。
さあジャンプが終わって、日本は6位だっけな。
次はカーリングだ、と思ったら、もう大ピンチ。
小野寺ミス連発で、おいおい序盤からもう負け戦の匂いが。
しょうがない。
カーリングはやめて仕事をしよう。
はらはらしてると仕事にならないからな。

エンヤの「アマランタイン」って、なにかのCMソングだったと思うけど、
やたらかかってたなあ。
あの何度も何度も何度も何度もせつなくはかない女の声で訴えかけるように繰り返されるリフレインは、
耳に異様に残る。
初めて聞く言葉だし、語感が日本語みたいだし。
アマランタイン、アマランタイン、アマランタイン、ああたまらんたい。
ワシはもうたまらんたい。
▽カーリングなんてと思いつつ、なんとなく横目で見てたら、
いやー、スウェーデン戦は凄かった。
顎の長い小野寺も偉かったが、スウェーデンのスキップ(というらしい)ノーベリが、
最後の最後で投じた決定的な一投には、
敵ながらつい拍手を贈ってしまったよ。
あの場面であの位置にぴたりと決められるなんて。
いやもうまったくカーリング凄かった。
どのストーンをどう置いて、どれを弾き出すか、その戦法が面白い。
氷上のチェスと呼ばれるのも納得できる。
日本チームにもスウェーデンチームにも拍手だ。
でも、やっぱりやりたくないけどね。

前から、書をそろそろやりたいなと思ってるんだけど、
近所にいい教室が見つからなくて、習いにいけないでいる。
やっぱり、誰かに教わるのが一番効率がいいからな。
陶芸もまた再開したいんだけど、書もやりたい。
吉祥寺で、どこかいい書道教室か個人で教えてくれる人はいないかなあ。

今日はさすがに仕事が切羽詰まってきて、
カーリングのカナダ戦録画をちょっと見ただけだった。
もう勝敗は知ってたし、カーリングでは特に燃えるものもない。
おお滑ってる滑ってると見てただけだった。
それにしても、あの両チームがなんだか大声で叫びまくってるのは、
いったいなんていってるんだ。
日本語すら聞き取れないぞ。
単にキャーキャーいってるだけなのか、あるいはカーリング用語を叫んでるのか。
誰かカーリングマスターに教わりたいものだ。
しかしやっぱり、あれはスポーツじゃないよなあ。
少なくとも、オリンピックでやるものじゃないような気がする。
オリンピックってもっとこう、命の限りやるもののような気がする。
体力の限界までやるとか、命を懸けてやるとか、
なんかそういうものがほしい。
あの石を思い切り相手チームにぶつけたりするんなら、迫力も出ると思うんだけど、
静かにそーーーっと氷上に置いて、それがつーーーっと滑ってって、
かっちん、と相手の石にぶつかってというだけじゃ、どうも燃えないんだよなー。
あれで燃えてる人もきっといるんだろうから、しょうがないかなあ。
小野寺ちょっと受け口だし。

女子クロス決勝は、なんだか凄い結末だった。
アメリカの選手がぶっちぎってトップを走り、ゴール寸前で観客サービスにエアを入れたら転倒し、
後ろから走ってきたスイスの選手が金メダルを取った。
普通に滑ってけば、なんの問題もなく金メダルだったのに。
あんなこともあるんだなあ。
クロスは絡んで転倒とかコースアウトとかが多くて、見てて楽しめるんだけど、
タイムを競うという意味では疑問もある。
実力よりも運が大きい要素を持ってしまうと、
オリンピックのスポーツとはちょっと意味が違ってしまうような気がする。
日本の選手は、ひとりまるで遅れてビリだったのに、2位と3位が絡んで転倒し、
労せずして2位になった。
運も実力のうちといえばそうなんだけど、ちょっと釈然としないね。


煮詰まってきたので、ちょっと気分転換しようと、髪を切りにいった。
いつもいってる美容院は、ひとりでやってる小さいところ。
電話してすぐいけるんで便利。
家を出て、サンロードを駅に向かって歩いていたら、
向こうからなにか変なものがやってくる。
え……、いや、そんな馬鹿な……、違うよな、なにかの見間違いだ……。
道路の向こうから、小柄な中年男がひとり歩いてきた。
頭のてっぺんがだいぶ薄くなっている。
薄茶色のスーツの上着みたいなものを羽織っている。
その下は、膝丈のピンクのワンピースだった。
え……、スカート?
絶対になにかの見間違いだと思って振り返ってみたが、
中年男はやはり、ピンク色のワンピースを着て、その上に男物の上着を羽織っていた。
特になにかを主張するわけでもなく、ごくごく普通に、男は歩いていった。
周りも、誰も特に騒ぎ立てる様子もない。
指を差すものもいない。
ええーっ、いったいなぜ中年男がピンクのワンピースを……。
呆然と見送るぼくに気づくこともなく、
脛を出した中年男は、淡々ととサンロードを歩いて去っていった。
いったい、あれは誰で、なんだったんだろうなあ。

朝まで仕事しながら、男子フィギュアを見てたのに、
あー、高橋転倒か〜。
まあSPじゃ一番目だしフリーじゃラストだし、過酷な環境の中でよくやったけど、8位か〜。
それにしても、プルシェンコずるいよ。
一人だけ別ジャンルだもんな。
やらなくても一位はわかってるんだから、ほかのジャンルでやってよというくらい強い。
これで、4年越し悲願のオリンピック金メダルも手に入れた。
もう怖いものなしだね。
フィギュアも、男子と女子じゃ別競技だ。
かなり楽しめた。
仕事しながらだったんで、充分には楽しめないが、仕事がどんどん遅れる程度には楽しんでる。
団体追い抜きなんて、不思議な競技もあるしね。
ボードのクロスは、迫力があって華やかで、人気が出そうだ。
スノボもずいぶんやってない。
もう忘れちゃったな。
さあ、明日はなんの競技だっけ。
見るつもりなかなかったのに、今回も仕事に影響出てるなあ。


うーん、男子モーグル面白いー!
女子モーグルもけっこう楽しんで見てたんだけど、男子を見て驚いた。
3Dエアができて、もう断然面白くなった。
女子とは比べものにならない桁違いの速さと高さ。
おおー、ヘリコプター2回転だー!
コークスクリュー普通につなぎでやるし、なんだか凄いことになってるなあ。
こんな面白いもの、4年に一度じゃもったいない。
いやもちろん、オリンピック以外でもやってるのはわかってるけど、
オリンピックの本気度は、とんでもない。
予選で既に感動していたら、決勝じゃみんな隠してたものを出してきて、
命懸けて飛んできてる。
もうほんとに、雪面を飛んでるのだ。
ああ仕事にならん……。
日本選手は、まだまだだなあ……。

おお、新しい!
毎日いろんなジャンクメールが腐るほどくるけど、このパターンは初めてだ。

はじめまして。
私は劉亦菲です。
私は中国で女優を辞めました。
今私は仕事を運営しています。
今年日本で新しい仕事をする為に向かいます。
日本の知る為勉強を頑張っています。
日本であなたの知っていることを教えて下さい。
私は今日本語の勉強をしています。
ここで沢山の人と話して友達作りたいです。
 http://www.・・・・・・・・
登録無料プレゼント有です
自己紹介と写真掲載してる見て下さい。
?的郵件送信
大連交友配信公司

そうかー、中国人できたかー。
意表を衝かれたよ。
写真掲載してる見て下さいだよー。
これはいいアイデアだったね。
ご褒美に掲載してる写真見てやってもいいくらいだよ。
これから、このパターンが増えるかもね。

渋谷の野菜の美味いレストラン、ルルウで、妻と夕食を食ってきた。
まあいちおう誕生日だしね。
なにかイベントはないと。
NHK西門の向いの店なんだけど、一番美味しかったのは、長ネギのスープかな。
美味しい野菜は美味しいな。
肉も魚も美味しいけど、やっぱり野菜が一番美味しい。
農薬を使わずに丁寧に作った野菜は、それだけでも美味しいんだよな。
食事の後は、店内の明かりが暗くなって、ケーキが運ばれてきた。
ウェイトレスとシェフが、ハッピーバースデーを歌いながら。
ちょっと恥ずかしかった……。

正ちゃんに続いて、今日はぼくの誕生日だ。
水瓶座のB型、四緑木星、動物占いは羊だったかな。
いやー、ついこないだ誕生日だったのに、あっという間にまた一年経っていた。
年齢って、ほんとに人それぞれで、
このくらいの年齢になると、同い年といっても個体差が凄い。
どこの爺さんだと思ってると同い年だったりしてビックリする。
もう実感年齢で祝っていいんじゃないか。
ぼくは主観的には何歳くらいかな。
耳鳴りがしたり昔靱帯切った膝がすぐ痛んだりと、ちょっとガタもきてるようだし、
40は過ぎてるな、きっと。
まあ何歳になっても、誕生日って、ちょっとウキウキするね。

うーん、岡崎は惜しかったなあ。
銅には届くかと、一瞬思ったんだがな。
いい勝負だった。
しかし、今回日本は今のところメダル0か。
予選落ちしたハーフパイプは論外として、それぞれいい勝負はしてるんだがなあ。
あと、原田も論外。
このあとは、メダルの可能性のありそうなのはなんだっけ。
フィギュア男女か。
まあメダルがなくても楽しませてくれれば、俺的にはいいんだけどね。
スピード500は、楽しかった。


うちの正太郎が、満七歳になった。
うちにきた時には掌の上に載るほど小さかったのに、
今では膝の上に乗ってるとしびれてくる、5.2キロの立派な猫になった。
キャットフードだと、7歳からシニア用だけど、正ちゃんはまだ中年じゃないような気がするな。
誕生日おめでとうといっても、特に本人に感慨はないようだが、
長生きして、なるべく長くいっしょに暮らしたいものだ。

久々の猿テニス。
上天気の世田谷に、10人以上が集まった。
コート2面で常に4人くらいは余ってたから、12人以上かな。
真っ青の空で、雲ひとつなかった。
気持ちのいい日。
参加者の子供がふたりきていて一緒に遊んでたんだけど、
小さい子のほうが、ずっと歌を歌っていた。
童謡みたいな歌なんだけど、ちゃんと習ったのか誰かが歌ってるのを聞いて覚えたのか、
なんにしろうろ覚えというか耳コピで歌詞を記憶してるんで、
これがすごく面白い。

「♪それを上司が鉄砲で撃ってさ」
社内の情痴のもつれかなんかか。
「♪河原のネズミがホネ食ってチュウ」
それは鬼気迫る光景だ。

テニスはどうも、全盛期のキレはさっぱり戻ってこない。
一番やってたころの何分の一かしかやってないからなあ。
ちょっと戻ると、またしばらく間が空いて、元の木阿弥というパターンが続いている。
今年はとにかく、運動量を増やすぞ。

原田の失格は、やっぱり原田というべきなのか、
スタッフはなにやってたんだというべきなのか。
200グラムの差は、ほんとにくだらないくらいの差なんだけど、
それがルールでみんなそれに従ってやってるんだから、守らざるを得ない。
だったらそれは最初に確認することとして手順に入れとくべきなんじゃないのか。
まあ個人的には原田には興味ないからいいんだけどね。
しかし、ジャンプもしょっちゅうルールが変わって大変だ。
日本はすっかり勝てなくなってしまった。
ホンダが強かったころのF-1を思い出すよ。
やっぱり、ヨーロッパの競技で日本が強くちゃまずいんだろうな。

あとの競技は、今日はぜんぜん見てない。
仕事がたまってて、見てる余裕がなかった。
ノアのプロレス中継は見たけど。
ハーフパイプはどうなったんだろう。
あとはなんだっけ。
まあフィギュアを見逃さなければいいんだけどね。
さあ、もうひと頑張りだ。
明るくなるまでに原稿が上がったら、猿テニスにいくぞ。
今年は去年に増して運動不足で、ちょっと血の巡りが悪い。
夏に向けて、またアイドリング値上げて盛り返すぞ。
▽里谷さすがにうまい。
吸い付くようなターンが凄い。
オリンピックは、ずっと見てるときりがないんで、開会式の後頭部から火を噴く男をちょっと見て、
あとは、モーグルとフィギュアと清水のスピードスケートかな。
今朝は、寝る前に後頭部火噴き男をちょっと見たんだけど、あれはいいなあ。
なにかのギャグみたい。
ほかの演し物も、まあちょっと見ただけなんだけど、全体にギャグっぽくなかった?
妻にも火噴き男は見とけといっといたんだけど、
夜はダイジェストになってたみたいだ。
あれが白眉なのに。

まずは、モーグル予選だ。
上村は予選からコーク720出してきたか。
実戦が足りないから、予選も実戦練習のつもりかな。
きちんとできてるじゃない。
トップに立てるかどうかはわからない。
かなり厳しいかもしれないなあ。
里谷は、夜の大開脚以来、日々プレッシャーだろうな。
でも、さすがに滑りがうまい。
あんなにするする滑れたらなあ。
高速でも雪にくっついてるし。
ああだいたい今期はスキーにいってないじゃないか。
今は山にいける車がないからなあ。
4WDでも買うべきだろうか。
もうじき決勝。
里谷はフロントフリップ出すかな。
ちょっと楽しみ。

うーん、駄目だったかー。
里谷は滑りは綺麗だったけど、遅かったし、フロントフリップの着地がはじかれたのが痛かったなあ。
上村も、メダルに手が届くかと思ったけど、やっぱり遅すぎた。
エアだけでは、世界相手にはむつかしいんだなあ。
トップは26秒台だもんな。
コーク720は上々だったんだけどね。
これで引退なのか、4年後を目指すのか。
年齢的には、今回がピークかもなあ。
午後ちょっと本屋にいったついでに、パルコの服屋をのぞいてみたんだけど、
着たいような服がさっぱりない。
以前は吉祥寺パルコには好きなブランドがたくさん入ってたんだけど、
みんな撤収してしまった。
Y’sもギャルソンもイッセイミヤケも、みーんないなくなってしまった。
吉祥寺は、どんどん若者のというよりは子供の街になりつつあり、
大人向けの洋服屋には客がこなくなってしまったのだ。
困ったなあ。
若い連中がうろうろしてるのは、別に問題ないんだけどね。
自分だって30年前にはもっと若かった。
きっとそれまでの吉祥寺とは違うカラーを持ち込んでいたんだ。
変わっていくのは、街の宿命なのだ。
まあガラの悪いのはこないでほしいけど。
ただ、子供だけの街になってしまうのは、ちょっとつまらないんだよなー。

「THE有頂天ホテル」を観てきた。
レディスデイに当たってしまったんで、大混雑かなと思ったんだけど、
まずまずの混み具合で、いい席に座れた。
その代わり、ちょっと行儀の悪い人もいたな。
女の人ばっかりで埋め尽くされると、気が緩むとこもあるかもね。
面白いだろうなと思っていたら、やっぱり面白かった。
なかなかよくできた脚本で、役者がみんな出たがってるのがわかる能動的な演技。
物凄い金をかけたセット。
こないだの杉作映画とは、天国と地獄だな。
もちろん、地獄は杉作だ。
ただ、三谷はやっぱり舞台の人だなあとは思った。
舞台では許されるが映画では許されない嘘が、いくつもあって、
はなはだしくリアリティを削いでいたと思う。
杉作の嘘は、三谷よりもずっと荒唐無稽で噴飯物なんだけど、映画の嘘だから映画になっている。
でも、三谷の嘘はそうではない。

わかってやっているのか、無自覚に出てしまうのか、
ちょっとあれがあると、ぼくは没入できない。
脚本でよく理解できない部分もいくつかあった。
そんなストーリー進行いくらなんでもないだろと思うところが何カ所かあって、
観ていて時々素に返ってしまう。
でも、華やかで賑やかで、いい出来ではあったと思う。

本編部分が終わった瞬間、後ろの席の女子高生が喋りだし、
ちょー面白かったー、伊東四朗ばっかり覚えてるよー、というんで驚いた。
伊東四朗は、もう少し違う使いかたのほうがよかったと思う。
篠原涼子がよかったとはよくいわれてるみたいだけど、松たか子が案外いいんで、こちらも驚いた。
演技してる松たか子は、可愛いんだな。
役所広司はよかったけど、佐藤浩市のほうがいい役だったかな。
佐藤は雑誌の撮影と知人の結婚式で会ったことがある。
そのころは半端だなあと思ってたんだけど、いい大人になった。YOUは、魅力がなくて残念だった。
最後の一番いいとこで、観客を全部かっさらえる場面だったのに、
歌い始めたら歌が凄く下手で、英語の歌なのにカタカナで、がっくりだ。
あれで魅力のある歌だったら、映画全部持って行けたのに。
唐沢は、出番が少なくて禿げヅラかぶったのに役が作れないままで可哀想だった。
ああでも、これだけ楽しめる映画は、昨今少ないな。
ちょっとうきうきと、吉祥寺伊勢丹の、「有名駅弁とうまいもの大会」で、
海鮮弁当その他を購入して帰ったのであった。

ところで、「ルパン三世」がついにハリウッドで……。

先日もらったロシアンチョコを、仕事の合間にぽつぽつと食べてたんだけど、
気がついたらもうなくなっている。
もらっておいてなんだけど、そうすごい高級品というわけではないと思う。
でも、懐かしい味で、楽しい味でもある。
チョコの中に果物とかヌガーとかが入ってるんだけど、
お菓子というよりもオモチャみたい。
もらったのは新潟のマツヤという店のものなんだけど、
いろんなところが出してるみたい。
ロシアにもあるのかな。

近所のカフェcopo do diaで昼食。
今日は「和プレート」だ。 その後、順調にお客は入っているようだ。
今日も半端な時間だったんだけど、近所の主婦が二組いた。
学生はこれから春休みだから、地元民に認知されたのは大きいな。
食事を終わってコーヒー飲んでたら、外の道をふたり連れが歩いていく。

母親と高校生くらいの女の子だ。
あれはきっと、東京女子大の下見だな。
受験に備えて、会場の下見にきた親子に違いない。
カフェを覗きこんで、嬉しそうに去っていく。
きっと、合格したらここでお茶を飲もうとか思ってるんだろうな。
ちょっとこちらまで嬉しくなってくるね。
▽雪だー!
夜半になんだか静かだなあとドアを開けてみたら、真っ白だった。
昨日の天気予報では雪かもといっていたが昼間は晴れ間も出て、
こりゃはずれたなと思ってたのに。
こんなに降るとは。
見る分には綺麗でいいんだけど、
明日は雪かきしないと、滑って転ぶ人がいるなとか考えなくちゃいけないのが面倒だ。
もちろん、雪かきするのはもっと面倒だ。
今年はやっぱり寒いんだなあ。
雪国に比べたら大したことはないんだろうけどね。
明日は晴れますように。

そろそろ限界だ。
ぼくの仕事場は、ものが溢れている。
主に本と雑誌なんだけど、獣道もそろそろ歩けなくなってきた。
妻の友人が見学にやってくると、全員が一瞬息を呑む。
うっ、といって言葉に詰まる。
これをなんとかしたい。
それにはまず、本をなんとかしなくては。
捨てられるものは順次捨てるとして、残るものは収納場所を作らないといけない。
この家を建てる時、10年は保つだろうと作った本棚も、5年で満タンになってしまった。
廊下に、小さい単行本用の本棚を作ろうかな。
通販で天井まで届くような薄い本棚売ってるし、あれを廊下に並べれば、
部屋の中は大き目の本だけにできる。
それで収納量はぐっと増す。
地震の問題もあるし、どんな本棚にするか、真剣に考えないとな。
でも、半年計画で美しく整頓された仕事場にするぞ。
▽今日の「バンキシャ!」は、ネタ的にはおとなしめだった。
上海蟹の規制と大発生状況。
福澤はフナムシみたいだといっていたが、あの繁殖力の物凄さを見てしまうと、
規制も仕方ないなという気がする。
あの調子で日本で増え始めたら、そのうちブラックバスより増える。
まあ上海蟹の大暴落ということになりそうだけど、
それにしてもあんなに繁殖力が強いのに、なぜ上海蟹はあんなに高価なんだ。
それが納得できん。
とりあえず、番組中で食べた上海蟹は美味かったよ。

トリノネタは、トリノの気温が案外高いんで驚いた。
東京と大差ないとこで冬期オリンピック開くんだな。
まあ山の上でやるから、あっちは多少低いんだろうけど、雪不足なのも納得できる。
気温が高いと雪が重くなって足に粘るから、滑るほうは大変だろう。
しかし、東京でしか映らなかったかもしれないが、最後に見せた漫画は反応薄かった。
上村愛子ばっかりクローズアップされて、
里谷はあの事件以来存在しないように扱われてるのが可哀想だよな。
夜の大開脚とかいわれてたからなあ。
というとこも含めて、もうちょっと注目してほしかったけど、
ま、里谷はフジの社員だからな。
マークス寿子さんは、しかし、なんだか凄く普通の感想をいう人だったね。
いや、普通じゃないのか。
食べられる動物を規制しなくてもという画期的な提言をしてたし。
つまり、下々のものに興味ないんだろうな。
それはそれで凄い。

   魔裟斗はやっぱり強いなあ。
イアン・シャファーだっていい選手なのに、魔裟斗のほうが一枚上だった。
リングスという名前がついてると、つい気持ちが入っちゃうよな。
我龍真吾は、ちょっと噛ませ犬役だったな。
我龍タイムを見せる間もなくKOされてしまった。

レミギウスには、どうやったって勝てない。
J-NETWORKの看板を背負っていても、日本のキックは分裂しすぎて、チャンピオンだらけだ。
今回も、いろんな団体のトップクラスが集結して、比較ができて面白かった。
-1は、「界最強の男はリングスが決める」というリングスのキャッチコピーを、
現在まさに体現しているな。
HAYATOはいつもK-1では弱々しくて、族上がりとは思えなかった。
今日はいいパンチが当たって、自信を持ったな。
試合はやってみなくちゃわからないね。

しかし、今日はK-1よりも、
フライデーに載ってたセッド・ジーニアスの記事のほうがインパクトが大きかった。
知ってる人は知ってる、あのセッド・ジーニアスだ。
ルーテーズに騙されて金を巻き上げられた、あのお人好しのレスラーだ。
入場ではいつも薔薇を咥え、なんだか知らないがお盆にグラスを載せて出てきた。
いや、生で見たことはないんだけど。
何度も実際に見ようと自主興行を探したんだけど、タイミングが合わずに見る機会がなかった。
そのセッド・ジーニアスが、大仁田を訴えている。
まだ判決前だけど、セッド・ジーニアスを応援したい。
すっかり影が薄くなり、髪も薄くなったセッド・ジーニアスに幸あれ。

もうじき正ちゃんの誕生日だ。
正ちゃんは、ぼくの1日前に産まれたのだ。
いや年齢は違うんだけど。
さて、ここで問題がある。
正ちゃんは、もうじき7歳になるのだ。
若い若いと思っていたら、もう7歳である。
猫で7歳というのは、実は決して若くない。
ご飯も、7歳からはシニア用なのだ。
これまでは、1歳〜6歳肥満用を食べてたのだが、今度からはシニア用なのだ。
シニアといえば多少聞こえもいいが、ああもう正ちゃんもオヤジかあ。
時の流れは速いなあ。

仕事をしていたら、チャイムが鳴る。
まだ原稿取りには早いがと思って出てみたら、
「前にもきました消火器の点検ですが」という。
消火器ってなんの話と聞くと、点検ですよ点検と春日三球みたいな声の男がいう。
たぶん本人じゃないと思うけど。
「あなたはどこの人なの」と聞くと、
「メーカーの代理店ですよ、メーカー」と実に大雑把な返事。
「どこのメーカー?」と当然の質問をすると、それらしいメーカーをいくつか上げる。
代理店といわれてもねえと苦笑すると、なければいいですけどというので、
ほんとはあるんだけど、お引き取り願う。
統一協会のアフリカに小学校を建てるやつとか、
排水溝にヘドロが溜まってるといってきたり、
いろんな詐欺がくるもんだ。▽
池袋で取材の語、下北沢で、杉作の映画を見てきた。
出来を聞いてはいけない。
映画にとって、出来なんて大したことではない。
問題は、いかに熱く作ったかだ。
杉作映画は、その点だけは誰にも負けていない。
心から作りたいと願って、熱いスタッフと共に作った映画だ。
だから、悪い映画ではない。
制作・脚本・監督、すべて杉作だ。
ビデオカメラを抱えて、スタートの声をかけていたのも杉作だ。
シネマアートンは、下北沢のスズナリの2階にある。
客席50席ほどの小さな映画館なのだが、ここが連日大入り満員で、
見られずに帰る人が毎日100人くらいいる。
急遽、最終日の金曜は、午前0時からの回を追加したそうだ。

映画館の前にいったら杉作が待っていた。
そのまま関係者席に座らされて、2本立てが終わってからちょっと出てくれといわれる。
でも、夕食を摂ってなかったし、終わると11時すぎだし、早く飯を食いにいきたいというと、
じゃあ前に出てくれと、8時のスタート前のコントに入れられる。
8時になったら、しまおまほがいきなり舞台に出ていって、歌を歌うとかいい出す。
そこに杉作が出ていって、なんだかふたりで揉め出す。
そこに今度はぼくが出ていって、どうでもいいから早くやれよと怒っておしまい。
こんなことを毎回やってるらしい。
   映画は、不思議なコメディらしい「怪奇!幽霊スナック殴り込み!」と、
ぼくがちょっと出てる「任侠秘録人間狩り」。
まあ不思議といってしまえば、どちらも不思議だ。
映画は脚本と編集が大切だということがよくわかる。
車がごごごごと走るシーンで、いきなり床が揺れ出す。
ここここれは効果なのか地震なのかどっちなんだ。
2本終わると、また廊下に呼ばれる。
出演者がぞろぞろと順番に舞台に出ていって、思い切り楽屋落ちトークを繰り広げる。
早く飯食いたいっていったのにー。
仕方ないので延々とつきあう。
今日は全員はきてなかったが、
日本のサブカル界の主立ったメンバーはすべて出てるんじゃないかと思うほどの豪華メンバーだ。
メンバーの豪華さでは、「有頂天ホテル」に負けていない。
ただ、知ってる人しか知らない人が多すぎだけどね。
終わってから、下北沢にちょっと前にできたSUNAGAで遅い夕食。
なにを食べても美味しい。
ここで、さっきの揺れが地震だったことを知る。
けっこう大きかったよなあ。
ヒューザーマンションは無事だったかな。
吉祥寺までタクシーに乗ったら、暖房入れすぎでおまけに煙草臭く、
ちょっと気持ち悪くなってしまった。
さあ、朝まで仕事だ。
[2.14]
那覇から帰ってきてから、毎日やけに眠い。
深夜0時過ぎると眠くなって、時々意識を失う。
そう那覇で疲れるほど根を詰めて仕事してたわけじゃないんだがなあ。
暮れからちょっと体調の悪いのが続いたんで、疲れが抜けてないのかもしれない。
また岩盤浴かな。
あれで外でも見えるといいんだがなあ。
見えるのは壁だけだもんな。
山の温泉ってのが一番気持ちよさそうだけど、今年は雪が凄いしな。
雪山にいける車が今はないのがちょっと辛いとこだ。
ほんとはあさってスキーに誘われてたんだけど、打ち合わせが先に入ってて出られない。
ちょっとどこかで、のんびりする時間を作らないとなあ。

いや、ゆうべはネットがつながらなくなってしまって大変だった。
なんとか回復した。
ノートもかろうじて使えるようになってるが、予断を許さない。
まったく、コンピュータは家電にはならんなあ。
ノート買い換えると高いし、なんとか持ちこたえてほしいんだがなあ。

   ああコンピュータの調子が悪い。
レッツノートがいかれて、バックアップ用のダイナブックが出動したんだけど、
やや性能的にヘボいんで苦労した。
でも、それはまだいい。
どうも那覇から帰ってきたら、ネットのアクセススピードがやけに遅いのだ。
一体どうしちゃったのというくらい遅いのだ。
その上、ふと家庭内LANを見てみたら、つながってないのだ。
何度かルーターの電源を落として再起動してみたら、こちらはなんとかつながった。
でも、相変わらずスピードが遅いのだ。
どのくらい遅いのか計ってみたら、
推定転送速度: 65.974kbps(0.065Mbps) 8.23kB/sec
なんだよー、無茶苦茶遅いじゃーん。
まいったなあ。
どうなってるんだよ、光ケーブルなのに。
光ケーブルじゃなくて木綿糸かなんかじゃないの。

毎日、堀江やらヒューザーやらで大騒ぎのとこに、
今度は東横だ。
出てくる役者が揃いも揃って悪役顔なんで驚いちゃうね。
今度の東横の社長は、自分のやってることに罪悪感なんてないんだろうな。
ねずみ取りに引っかかったくらいの気分だ。
きっと大した罪にもならなくて、あの確信犯で罪を犯してる社長も、
牢屋に入ったりすることはないんだろうな。
それにしても堀江は、この先どうなるんだろう。
もともと興味があったが、当分まだ興味をもつことになりそうだ。

   新日は退団者が続出だ。
その上、クロネコが急死して、新日命のはずのケロまでが退団らしい。
長尾や吉江、井上に成瀬に竹村豪氏に西村に安沢にブルー・ウルフに、ああもったいない。
ロートルになったヒロ斉藤や後藤の切り方を見ると、新日に信頼感を持てないよな。
ここに命を懸けて、応えてくれるのかという疑問はあるだろう。
これだけ安定した生活を捨ててまで出ていく人間が多いということは、
なにか理由があるわけだ。
既に実質的最大手の座はノアに奪われたかもしれないが、
それでも世間的な知名度は、まだまだ新日が大きい。
なんとか建て直してほしいが、はたしてどうなるかな。
三銃士が出てきたのは、長州が出てった時だっけ。
貧しい時ほど孝行息子が出てくるもんだ。
金銭的にはユークスがなんとかしてくれるだろうし、
中身の方を頑張ってほしいもんだ。