[kako20]

「5.27」
最近は、格闘技づいている。
今日は、後楽園ホールで「新日本プロレス」を見た。
以前、アメリカにWWFを見にいった時にいっしょだった子が
久し振りに日本に戻ってきたので、日本のプロレスを見にいったのだ。
日本のプロレスは、ハードで水準が高い。
アメリカのものとはまた違った面白さがある。
PRIDEとK-1が別のものであるように、プロレスも種類が違うのだ。

今日の感想は、安田に人気がないのに驚いたということかな。
ついこないだ、涙の大ブレイクだったのに、
出てきてもろくに拍手もない。
安田自身も、客の心変わりの早さを怒っているようで、
試合が終わると、不機嫌な顔でさっさと引き上げた。
相変わらず不器用だし、そう取り柄があるわけじゃないからなあ。
これは仕方がない。
もうひとつ驚いたのは、
頭の上にカレーライスを乗せたカレーマンの人気が高かったことだ。
みちプロで何度も見ているが、
服を脱ぐとあんなにいい身体をしているとは思わなかった。

終わってからは、DDTステーキで牛肉を食べた。
水道橋で、プロレス団体DDTがやっている店だ。
サーロインを150グラム食べたけど、ご飯つきで1000円ちょっとだったかな。
安いよなあ。

ぼくの一番若い時代のヒーローは、ふたりいた。
大瀧詠一と、友部正人だ。
という話は、前に書いたような気がするが、
大瀧が所属していた日本語のロックバンド「はっぴいえんど」が、
最近また評価されている。
「日本語のロックバンド」というのは、つまり、あのバンドが初めて、
日本語でも西洋音階の後ノリの音楽ができると証明したからだ。
それまでの数少ない日本の本格ロックバンドは、
みんな西洋のバンドのコピーをやったり英語の曲を作ったりして、
日本語のみんな母音で終わってポキポキしてる音を使うことを放棄していたのだ。

はっぴいえんどは、大好きなバンドだった。
ライブをほとんどやらなかったので、ぼくは一度しか見ていない。
大瀧詠一と細野晴臣と鈴木茂と松本隆と、
サポートで
松任谷正隆が入った。
みんな好きだったが、やっぱり大瀧が一番だった。
ソロになってからも、売れないアルバムをずっと買い続けて、
ラジオ関東の「ゴーゴー・ナイアガラ」を聴き続けていた。
「ロング・バケーション」が大ヒットした時には、驚いた。
一生マニアックな作家で終わると思っていたからだ。
独特な厚く重ねた音を、ぼくは大好きだった。
彼の後を追って、影響を受けたミュージシャンを探して聴いたりした。

「はっぴいえんど」のトリビュートアルバムが出た。
いろんな今のアーチストが、はっぴいえんどをカバーしている2枚組だ。
大したものじゃないだろうと思っていたが、
ちょっとサイトを探して、全曲をざっと試聴してみたら、これがなかなかよかった。
このアルバムは、カバー集ではなかった。
ミュージシャンたちが、はっぴいえんどとその時代に対して、
まさに感謝してパフォーマンスを捧げているのだ。
そこには、愛があるのだ。
ちょっと買ってみようかなあ。

QUICK JAPANを読んでたら、
上岡龍太郎は2年後に芸能界復帰して、
「笑っていいとも」の司会を週に二日、大阪からやることでフジと話がついてると
上岡が板尾に語っていた。
「噂の真相」よりは信憑性がありそうだが、ほんとかなあ。
まあ上岡のことは全然どうでもいいんだけどね。
ついにタモリも週5日のハードワークを引くのかなと思ったんだ。
タモリとサザンって、ともにぼくと同時期のデビューなんで、気になるんだよな。

今日は、ついてない。
さっき、三越で買い物をした。
ほうれんそうとニンジンと美味しい卵を買って、駐輪場に向かった。
自転車を出そうとしたら、隣に自転車を置いたオバサンが、なにか作業をしている。
こんなとこでやるなよ、と思いつつ、自転車の籠に買い物ふくろを入れて、
迷惑なオバサンを避けて自転車を出そうとしたら、
卵が籠から落ちて、コンクリートで潰れるグシャリという音がした。
やれやれと拾い上げて、滴る卵を籠に入れ直して家に向かった。

家の少し手前の獣医の前で、犬を連れた人が2人立っていた。
犬同士は興奮して、ワンワンキャンキャン騒いでいた。
ぼくは道の左端を通り抜けようとしたのだが、
中型犬が興奮して、いきなりぼくの右足に噛みついてきた。
飼い主は、綱を持ったまま、ぼーっと見ている。
自転車を止めて、靴下をめくってみたら、足に穴が開いていた。

まあ犬は仕方がない。
飼い主が悪い。

飼い主の初老の男は、ここですから治療します、
と馬場みたいなくぐもった声で、隣の設計事務所を指差した。
面倒だったので、いやいいですとそのまま帰ってきて、
消毒用石鹸で洗って、マキロンをジャブジャブとかけた。
まあ大丈夫だろう。
買い物袋を開けたら、卵は、無事だったのは12個中2個だけだった。
まあ全部潰れなかったし、足もちゃんとついてるし、
運が良かったということにしておこう。

今日は打ち合わせを3件立て続けにやったら、人疲れしてしまった。
「だサル」の新刊は、7月16日になった。
新タイトルは、近いうちに発表します。
意外だけど、当たり前のタイトルになる予定。

スポーツニュースを見ていたら、ずっと以前見たドラフト会議を思い出した。
見ていたというか、聞いていたのだ。
仕事をしながらテレビをつけていたら、ドラフト会議が始まった。
別に興味はなかったのだが、なんとなく音だけ聞いていたら、
いきなり、ガイジンの名前が呼ばれるのだ。
確か、読み上げたのはパンチョだったと思う。
「ジョージ・マッケンジー」
パンチョはいうのだ。
そうか、ドラフトはガイジンもやるのか、と仕事をしながら考えたのだが、
なんだかそれも変だ。
顔を上げてテレビを見たら、ホークスにいった「城島健司」だった。
それにしても、パンチョってどこいったんだろう。

ブリティッシュ・ブルドッグこと、デイビーボーイ・スミスが死んだ。
まだ39歳だ。
ちょうど従兄弟のダイナマイト・キッドの自伝を読んでるとこだったので、
驚きと、ああやっぱりという気持ちと両方ある。
キッドも自著で書いてというか語っているが、
ふたりとも、長い間、ステロイドを常用していた。
もちろん、WWF時代の話だ。
今でもある程度はそうだが、あのころニューヨークは、マッチョ全盛だった。
とにかく身体を大きくしないと仕事にならなかった。
キッドとスミスは、ふたりしてステロイドを打ち続け、
身体を大きくしてWWFの大スターになり、
キッドは身体を壊してイギリスに寂しく戻り、スミスは死んだ。

そういえば、スーパースター・ビリー・グラハムもステロイドで、
立てない身体になってしまった。
呪われた一家、鉄の爪フリッツ・フォン・エリックの息子も、
日本のホテルで急死している。
その他、死んだレスラーやリタイアしたレスラーは数え切れない。
身体に悪いことは、途中からかなりわかっていたのに、
それでもステロイドに頼るレスラーは多かった。
レスラーの業だなあ。
冥福を祈る。

ジョージ・ゴーディエンコも死んだらしいが、こちらは74歳だ。
まだ充分若いが、レスラーを引退した後、絵描きになり、
こちらでも成功するという珍しいコースを辿った。
関係ないけど、ずっと昔、後楽園ホールの行事予定を見ていたら、
ビリー・グラハムの講演会があった。
なんの話題にもなっていないし、ひとりでくるのも変だが、と思っていた。
後に判明したところによると、アメリカの有名な宣教師の別人だったらしい。
後楽園ホールでやるなよ。

それにしても、キッドの自伝『ピュア・ダイナマイト』は、
エンターブレインから出ているのだが、酷い本だ。
構成がでたらめで、おまけに日本語になっていない。
エンターブレインは、よくこんな程度の低い本出したなあ。
今は全日のレフェリーをやっているウォーリー山口が監修しているが、
いったいなにを監修したんだ。
キッドの言葉は聞きたいだけに腹が立つ。
ブックデザインも、論外だけどね。
こんな本でもデザインにちゃんと名前を堂々と出しているのは、いい度胸だ。

[5.23]

おお、いつの間にか250万人が間近になっている。
カウンターは、結局、どれの数字が正しいのかまだわからず、
とりあえず数字の少ないほうを生かしている。
なんにしろ、250万人はもうすぐだ。
それにしても、信じられないような凄い数字。

西瓜を食べた。
メロンでお馴染みのメロネットの一部が西瓜も作り初めて、
それをひとつ分けてもらったのだ。
これが、すごく美味しかった。
ちゃんと西瓜の味なんだけど、無理に甘くした嫌みのない
すごくするりと入っていく美味しさだ。
美味しいものを食べると、幸せになるなあ。


合羽橋にいったついでに、三社祭をちょっと覗いてきた。
夕方6時ごろだったんで、もう終わったかと思ったら、
ちょうど御神輿が三機(単位は機だっけ)やってきたところで、
仲見世を揉んでゆっくり入っていきました。
最後の御輿は、中年以上の白髪組がかついでいて、
揉みかたも緩やかで、景気も悪い。
でも、みんな真剣に必死で先棒を争っていた。
こういう時だけ、浅草で生まれたかったと思う。

以前、誰だったか江戸っ子が、
江戸の祭りで「セイヤセイヤ」というかけ声かけるって、
誰が言い始めたんだと怒っていた。
どこの祭りを覗いても、アーとかウーとかオーとかダーとか、
たいていはよくわからない声を出していて、
せいぜいがワッセとかウンセーとか、
力んでつい声になっちゃったという声だ。
今日の産経新聞でも、一面のコラムで、
三社祭では「セヤセヤセヤ」というかけ声をかけると書いている。
一世風靡セピアじゃないんだからなあ。
つまり、「九龍」を「クーロン」と読む人がいるようなものかな。

驚いたことが、ふたつ。
ひとつは、FMWの荒井が自殺したことだ。
FMWは、大仁田が創立したプロレス団体だ。
大仁田が抜けた後、
エースのハヤブサを中心に健闘していたが、経営状態は決してよくなくて、
借金3億ともいわれていたが、今年の2月についに倒産した。
この団体では、ぼくも杉作J太郎に誘われて、
怨霊というレスラーの持つ「呪いのベルト」に関連して、
何度も解説席に座ったり、レポーターと揉み合ったりした。
思い出深い団体だ。

いろいろ原因はある。
所帯が大きくなりすぎたことや、
スタイルが変わりすぎて、固定客を地方で掴めなかったことや、
ハヤブサが社会生活も危ぶまれる大怪我をしてリタイアしたこと。
しかし、一番大きい原因は、
大仁田に代わる企画が打ち出せなかったことだろう。
大仁田は、ろくにレスリングもできなかったが、
一般客にわかりやすい娯楽を提供できる劇薬だった。

それにしても、自殺することはなかった。
プロレス界には、何度団体を潰しても平気な顔でまた現れる人間が多い。
それがいいとはいわないが、
そのくらいの気持ちで、再起してほしかった。
いつも腰の低い、いい人だった。

冥福を祈る。

もうひとつの驚いたことは、もちろん、サッカー日本代表だ。
秋田で驚いて、中村が外されたことで驚いて、
最後に中山でまた驚いた。
秋田・中山は、ここ2戦でトルシエが抱いた危機感の表れだろう。
森岡の復帰だけでなく、フィジカルで勝てる札として秋田が欲しかった。
ムードが相手に流れた時に、一気にそれを変える中山が欲しかった。
岡田は前から、使わなくてもベンチで大声出させておくだけでいいから
中山を使えといっていたが、

だったら4年前になぜカズを入れてやらなかったんだ。
自分は勇気がなくてできなくても、他人のことはなんでもいえる。

中村は、もったいないが、故障あがりなのと、
今回のシステムには合わなかったということだろう。
中田がいて小野がいて、ボールを出すところは、そう多くは要らない。
名波も見たかったが、仕方がない。
いろいろ考え方はあるが、監督はトルシエひとりしかいないし、
その4年間見てきたトルシエが選んだのだ。
ぼくらは、見ているしかない。
あとは、本番での健闘を祈るばかりだ。
ああ、ほんとにもうすぐなんだなあ。

「コミックバンチ」が、新人賞を作った。
一位賞金が、5000万円だ。
ごひゃくまんえんではない、ごせんまんえんだ。
おまけに、1年間の連載保証つきだ。
とんでもない時代になったなあ。
バンチというのは、大雑把にいえば、
集英社のジャンプを辞めた編集者と原哲夫と北条司と次原隆二と神谷明が、
新潮社とSEGAと共同で作った会社だ。
今日は、その1回目の発表があったのだ。
場所は、赤坂プリンス、クリスタルパレス。

選考方法は、いろいろ前段があって10本に絞られたものを、
読者の人気投票だけで選んだようだ。
スライドで10本が簡単に紹介された。
内容は読んでいないが、絵柄の面では、ぼくがいいと思うものはなかった。
司会の神谷明は、応募総数が2百数十本といって大袈裟に驚いていたが、
賞金の額からいって、決して多い数字ではない。
コアミックスは、プロが担当編集者と組んで応募してくるだろうといっていたが、
それはまずありえないと思う。
読者の人気投票も、3万人だったらしいが、
これも、質の問題があるので、数字だけでは判断できない。

結局、1等賞は、オタク夫婦ふたりで描いている漫画になった。
あとで読んでみたが、5000万の価値があるとは、ぼくには思えなかった。
絵はうまくないし、構図やコマ割りにも見るべきものがない。
大賞受賞者も含めて、応募作品の完成度の高さも気になった。
応募者の多くに、コミケやアシスタントの経験があり、
既にでき上ってしまっている。
なんだか、集英社方式を捨てて小学館方式に乗り換えたほうにも見えた。
でも、新人は未完成でいいのだ。
未完成だから、新人なのだ。
ひとり、まだ未完成で荒々しい絵の応募作が気になったが、
それはなんの賞にも入れなかった。
読者だけに判断を任せるのは、
特にバンチのようにまだ確立されていない雑誌では、危険なのではないか。
読者もまた、確立されていないからだ。

はたして、バンチが、これからどんな方向に向かうのか。
世界戦略も、当日併せて紹介されたが、なかなか無謀な計画だった。
新潮社との関係も含めて、これから先が注目だ。
なにせ、新潮社はコアミックスは下請けだと思っているが、
コアミックスは新潮社はチャンネルのひとつだと思っている。
その上、新潮社は、せっかくのノウハウを吸収する姿勢が足りない。
うーん、当分出版界のいろんなシミュレーションが楽しめるなあ。

杉浦茂展にいってきた。
久し振りの三鷹だ。
主に、原画と雑誌の展示だった。
50年代から亡くなる数年前までの原画が、かなり多く並べられている。
ただ、一般客に面白い展示かというと、ちょっと疑問だ。
ぼくは原画が見られて大変嬉しかったが、
普通の人はどうかなあ。
ぼくが子供時代に持っていた単行本もいくつか展示され、
懐かしくもあった。
やはり、50年代後半くらいまでが、一番脂ののったきれいな線だ。
最晩年の絵は、ほとんど絵になっていなかった。
すべてのページが、力のないぐにゃぐにゃの線で埋められている。
もうほとんど、絵を描く能力も判断力もなくなっていたのだろう。
しかし、そうなってもまだ描き続ける絵描きの業のようなものが、そこにはある。
怖ろしいが、美しかった。

「5.17」
いやー、はらはらさせるなあ。
ノルウェー戦だ。
前半終わった時点で、ノルウェーは、日本陣営を混乱させた。
ノルウェーは永井ボールでするりとボールをつないで、日本ゴールの前までやってくる。
フラット3は、ほんとに大丈夫か。
宮本は役に立ってるのか。
森岡は、間に合うのか。
裏をつかれて高さを使われて、いいようにやられてるぞ。
何点入ってても不思議じゃなかった。

後半に入ったら、ちょっと落ち着いてボールを回し始めたと思ったのに、
あっという間に、立て続けに2点取られた。
ぜーんぜん駄目じゃないか。
ああ、また3点目だ。
ラインの上げ下げのタイミングを読まれまくって、
後ろから飛び出してきた選手のシュート。
オフサイドトラップ必用なのか、と思った瞬間に飛び出される。
うーん、フラット3は、弱点多すぎる。
以前、実際には4バックになってた形を取ってたことがあるが、
トルシエはいったい、どこまで3バックを意地張って続けるつもりだ。
相変わらずFWは点取れないし。
それにしても、ピッチはいいのにイージーなパスミスが多いなあ。
とりあえず、まだW杯じゃない、と思っておこう。

毎日1時間くらいずつだけど、『ラクガキ王国』をやっている。
お絵描き部分の面白さに比べて、RPG部分がどうも退屈だ。
お絵描きソフトとして特化させたほうがいいんじゃないのかと思うんだけど、
普段絵を描かない人は、案外あのシステムはむつかしいのかもしれない。
それはともかく、毎日1時間、テレビの前であぐらをかいていたら、
膝が痛くなってきた。
椅子生活が長いので、実家に帰って何日かあぐら生活をすると、
てきめんに関節炎になって、膝が熱を持って腫れてしまう。
普段曲げてない方向に無理に曲げてるんだから、当たり前なんだけど、
昔はずっとあぐらで暮らしてたんだよな。
生活習慣というのは凄いなあ。

正ちゃんが、やたら飯を食いたがってしょうがない。
仕事をしている間中ずっと、ぼくの脇にいるんだけど、
席を立つと、さっとついてきて、物凄くせつない声で鳴く。
「メ〜シ〜を〜く〜れ〜よ〜う」
と鳴くのだ。
さっき食べたばっかりじゃないかといっても、
足許にまつわりついて離れないのだ。
トイレにいく時でもお茶を淹れる時でも、とにかくついてくる。
ちゃんとご飯はやってるんだがなあ。
まあ多少デブ対策に、量は減らしてるんだけど。
でも、情にほだされてご飯をやってしまうと、デブ一直線だ。
気をつけないとな。

ルー・テーズの特番をやっていた。
50年代の、力道山との闘いも、初めてフルバージョンでじっくり見た。
いや、子供の時に見ているはずなのだが、さすがに記憶がない。
全盛のルー・テーズは、さすがに、うまくて美しい。
力道山はさすがにヘタで、今の目からみたら、受け身でひやりとさせられる。
ルー・テーズと力道山は、日本とアメリカの文化の具現だった。
ふたつの文化が仲良く闘うのを見るのは、
偉大なるアメリカと復興期の日本の蜜月を見るようで、
感慨深いものがあった。
ジャンボ鶴田の若いころと全盛期も久し振りに見たし、
ワフー・マクダニエルの追悼もつけたしでちょっとやったし、
さすが三菱掃除機風神のころから中継の実績がある日テレだ。

Laoxに、デジカメのACアダプターを持っていった。
こないだ、サイバーショットを持っていったのだが、
Laoxから電話があって、アダプターも持ってきてくれというのだ。
フルチャージしても写真が1枚しか撮れないんで、
修理に出したんだけど、
そういわれると、ACアダプターの故障ということも考えられる。
それだと安く済みそうだし、そっちだといいなあ。
まだろくに使ってないからなあ。

K-1MAXを見てきた。
意外な結果だったが、なかなか面白かった。
武道館は、満員だった。
電撃のギュウゾウもきていた。
いつも後楽園ホールクラスで見ている「キックボクシング」が、
ここまでメジャーなものになるとは。
K-1のブランド力はすごい。

大野崇−チャンプア・ウィラサクレック(
リザーブマッチ
大野も力はあるが、ラジャダムナン2位のチャンプアにはかなうまい
ところが、スタートは大野がいいパンチを当てて、チャンプアをぐらつかせる
おお、これは、と思ったら、チャンプアのKO勝ち
チャンプアというとゲッソンリットを思い出すなあ

魔裟斗−ドゥエイン・ラドウィック
魔裟斗が押して、3-0判定勝ち

アルバート・クラウス−シェイン・チャップマン
むつかしい判定だった
全体に試合を支配したのは、チャップマンだった
懐の深い利を生かして、打っては離れ、前蹴りで間を取り、
絶対に負けない闘いをした
クラウスは手数を出していいパンチも当てたが、チャップマンにいいように遊ばれた
クラウスは飛び込めず、チャップマンもダメージは与えていない
試合が終わった瞬間、チャップマンは両手を挙げ、
クラウスはがっくりとうなだれた
しかし、判定は3-0でクラウスの圧勝だった
チャップマンはわけがわからないというポーズ
クラウスはうなだれてチャップマンの手を挙げた
チャップマンは、支配はしたが、実効はなかったということだろう
クラウスは、手数と攻勢点か
でも、3-0はどうか
まあ正直いって、チャップマンでは、K-1で人気が出ない
ルックスは、クラウスのほうが圧倒的にがいい
パンフの表紙は、3人の写真だ
魔裟斗が前面、小比類巻とクラウスが後ろ、それだけしか載っていない
つまり、クラウスをスターにするのは最初から決まっていたし、
チャップマンのような面白みのない闘いかたを評価するわけにはいかない
おまけに、魔裟斗対チャップマンでは、
魔裟斗もいいとこが見せられないということなのだろう

小比類巻−マリノ・デフローリン
コヒーの1ラウンドKO勝ち

ガオラン・カウイチット−張加溌
ガオランはムエタイ、張は散打
立ち技の頂点、ムエタイは凄い
張は、まだキックボクシングに対応できていない
「手から稲妻を出す男」も、稲妻を出せず、
サイドキックとロシアンフックのようなオープンフックを見せただけ
しかし、それも通用しなかった
ガオランの強さは驚異だ
誰も倒せないだろう

魔裟斗−クラウス
1ラウンドにクラウスが魔裟斗からダウンを奪い、
3ラウンドで魔裟斗も盛り返したが、
判定負け
意外

小比類巻−ガオラン
ほんとにムエタイは凄い
コヒーは倒れた時にどこか傷めたか
でも、それがあってもなくても、ムエタイが圧勝だった
コヒーは通用しなかった
ガオランの優勝は、もう決まっている

さて、決勝だ
ガオラン−クラウス
ガオランの圧勝かと思っていたら、
ほんとに意外にも、
1ラウンド1分、クラウスのパンチ一発でガオランは起きてこなかった
クラウスは、どうも自分のしたことがよくわかっていないようだった
コメントもうまく出せないし、喜び爆発ってかんじでもないし、
なんだか釈然としない勝ちだった
まあタイ人のガオランじゃ人気出ないだろうからな、しょうがない

ガオランが負けた理由がもうひとつ納得できなかったが、
やっぱり中量級は面白い
久し振りにキックボクシングでも見にいってみるかな、後楽園ホールに

というわけで、早々に帰ってきて、さあ朝まで仕事だ

中国は、信頼できない。
在日中国人の友人は何人かいて、
彼らは日本にいるせいもあるのか、あんなではない。
もっと立派な人間だ。
ルールを守れないというか守る気がないというのは、国家として最低だな。
しかし、それを大声で糾弾できないくらい、日本人も情けないのが悲しい。
いったい、いつから日本はこんな情けない国になってしまったんだ。
ああなんだか街宣車に乗ってるかたがたの発言のようだ。

[5.14]
今日中に、『だサル』のリライトがあがる。
この本は変な作り方してるので、
もう一回文章量を調節しなくちゃいけないんだけど、
とりあえずは6月に出せそうだ。
デザイナーがフランスにいってるので、まだなにもデザインができてないが、
そう遅れることはないだろう。
たぶん、かなり違った印象の本になると思う。
中身も変わってしまうのかとういう問い合わせもあるが、中身はおんなじ。
週刊アスキーの『だってサルなんだもん』を書き直したものだ。
どんな本ができてくるか、楽しみだなあ。

明日はK-1を見にいく。
中量級だ。
ちょっと前に、日本予選のようなものがあって、それも見た。
魔裟斗がヒールになったやつだ。
K-1側の思惑もあって、かなり楽な組み合わせで勝たせてもらった魔裟斗が、
今回はどうかが楽しみだ。
全日本キックの頃から、弱いわけではないのだ。
海外の強豪にも勝っている。
無理にヒーローに仕立てる段階はもう終わった。
今回どこまで勝てるか、ちょっと楽しみだ。
もちろん、こないだはちょっとあやしい判定で魔裟斗に負けたコヒーもね。

最近また、ウィルスが増えた。
一時はほぼこなくなってたのに。
ここんとこきてるのは、Klezってやつだ。
あとは、ハッカーが2度きた。
対策は取ってるから大丈夫なんだけど、面倒臭い。

歯医者にいったが、神経は抜かなかった。
ずっと痛んでた奥歯が、ふと気づいたら、ここ数日は痛まなくなっていたのだ。
それで、また様子を見ようということになったのだ。
できれば、神経なんか抜きたくない。
まあ症状が進行してしまえば仕方ないが、
それまではせっせと歯を磨いて持ちこたえよう。

その後、美容院にいって、髪洗ってもらってたら、
ふと、さっきからこの態勢ばっかりだなと思った。
今日は椅子の上に長々と仰向けに寝る日なのだ。
そこを出たら、そこの前に通っていた美容院の店長とばったり会った。
腕はまずまずだったんだけど、趣味が合わなかった。
毎回1時間つまらない話を聞かされるのは、ちょっと辛かった。
そういうことってあるよな。
帰りにロヂャースに寄って、正ちゃんのトイレの砂とご飯を買った。

その後はずっと原稿のリライト。
『だサル』の新刊が6月に出る。
それのリライトなのだ。
表紙もがらっと変わる。
『秘密の手帖』は、解説がやっと入って、なんとか5月31日に出ることになった。
絶対に面白い自信作だ。
表紙は、写真はやめて、フランスの本みたいになった。
楽しみだなあ。
表紙のデザインは、近日発表。
いろいろあって、ソフトカバーになって、値段も値下げで1500円。
さあ1500円用意して、月末を待てー!
その後は、『漫画の時間2』のリライトにかかって、
その後は『リングサイドで会おう』という格闘技の本。
その後は、『だサル』の次の本。
予定だけは次々決まっていくが、書き直しは時間がかかるからなあ。
どれも面白いから、まあのんびり待ってて。

いやー、レアル戦は、いろいろ不満も残るが、成果もちょっとあった試合だった。
稲本もかなり復調したし、得点はできなかったが久保がわりと頑張れたし。
しかし、レアルのパスは長いのも短いのも、出す方も受ける方も、正確で強かった。
日本は、ゲームを引っ張る人間がいない。
コンディションは確かに酷かったけど、
強引に中盤でボールを持ってパスを出せるMFか、
飛びこんでいけるFWがほしい。
レアルは、セットプレイを大事にして、点を取った。
あんな天気だと、やっぱり大事なことだ。
ロベカルは、しかし左サイドで存在感を見せてたなあ。
駆け上がりまくってたからな。

鹿島の監督をやっていた宮本さんが亡くなった。
まだ63歳だった。
実質的監督のジーコの影で、かなり地味な存在だった。
冥福を祈る。

[5.12]
レアル戦が始まった。
雨のあたる客席に人がほとんどいないが、宣伝しなかったのか、
あるいは、日本戦なんか興味がないのか、どっちなんだろう。
それにしても、もっといいコンディションでやらせたかった。
ベストメンバーではないとはいっても、
ロベルト・カルロスもいる、フィーゴもいる、代表クラスばっかりだ。
一番いい条件で、力を出させてやりたかった。

芝はわりといいといってたが、やっぱりパスミスが出るなあ。
コンディションが悪くても、パスとぴたりと止めないと。
レアルはロングパスも正確だ、寄せも速い。
ゴール前でパスをもらって一瞬ためると、もうDFが寄せてきている。
ファーストタッチでつなげていかないと、通用しないなあ。
日本はうまく攻め上がっていくが、ちょっと圧力みたいなものが弱い。
前半も中盤過ぎると、水しぶきが上がるようになった。
土砂降りだ。
ボールも重い。
日本は、怪我を恐れているのか、ボールを持った相手を見てしまう。
最初の失点は、日本だ。
ロベカルのボールを、コンゴが押しこんだ。
物凄いオフサイドだ。
でも、アウェイだからな。
こういうこともある。

そんなことよりも、もっと積極的にいってほしいんだよなー。
確かに親善試合なんだけど、この時期、死んでも突っこむって姿勢がほしい。

ロベカルとフィーゴがピッチを出る。
日本はどうもプレイというか判断が遅い。
ボールを取ってからの上がりが遅い。
鈴木が時々走るのと、アレックスがやっと走り始めたのと、
うーん、あとは稲本が調子を取り戻そうとしてる。


後半になった。
久保と小笠原と服部が入ったようだ。
ピッチの状態は酷い。
ボールが走らない。
でも、それは両方同じ条件だ。
トルシエが発破をかけたらしく、日本選手のプレスが厳しくなった。
これを持続させたい。
おお、鈴木がいいシュート。
久保も生き残りを賭けて走っている。
福西が入った。
中盤に元気のあるのを入れて作っていかないと、
このピッチでは、足を停めた殴り合いになってしまう。
曽ヶ端ナイスセーブ。
中沢が久し振りに出てきた。
すごく嬉しそうだ。
山下も入った。
FWは、久保と山下だ。
日本は、積極性をキープしている。

3バックは、今日はズルズルと下がることもなく、裏を取られることもない。
まあ組織的サッカーができないせいもある。
コーナーを取られた。
一瞬ひやりとする。
あ〜、久保〜〜!
いいとこに出たのに、ジャストミートしなかった。
決定的ってやつだった。
久保は、Jリーグじゃいいんだがなあ。
モリエンテスのいいシュート。
またひやりだ。
うわーっ、ボールを取られたと思ったら、凄いシュート。
やられたと思ったら、ポストに救われた。
それにしても、日本はシュートがない。
と思ってたら、いいチャンスだったのにー、服部惜しかったー。
これで、タイムアップ。
1−0の負けだ。

解説の松木はあれはオフサイドだから引き分けだといってたが、
それはどうか。
どのチームでも、1点取れば、取った試合をしてくる。
0−0と同じ展開にはならない。
日本は、1点取られて、取り返せなかったのだ。
でもまあ、面白かった。
はたして、トルシエに誰がアピールしたかな。

ついさっき、画面の下の
インターネットセキュリティのアイコンが点滅しているのに気がついた。
なんだろうと開いてみたら、
〈不正侵入「Whisker」を検出しました〉
という表示があった。
すでに遮断していたが、誰かがうちのHPにハッキングを試みたらしい。
そんなことしたって大した意味ないのに。
よしなよ。

西澤は、盲腸か。
うーん、柳沢は骨折だし高原はエコノミーだしなあ。
ベッカムは間に合うそうだが、名波は間に合うだろうか。

とりあえず、今夜のレアルを注視しよう。

「筋肉ミュージカル」を観てきた。
赤坂のTBSスクエアの中にある劇場だ。
千秋楽の最後の公演だったせいもあるが、1200人超満員だった。
向いの劇場では、元モー娘の市井なんとかって地味な女の子のコンサートがあるようだった。
ぽつぽつと若い男がきてたが、客はくるのかな。
シャランQのなんとかって地味なやつとバンドを組んだみたいだが、
ちょっと地味すぎるんじゃないか、どうでもいいんだけど。

筋肉ミュージカルは、正直いって、やや期待はずれだった。
いや、頑張ってはいたし、悪くはなかったんだけど、
もう少し凄いものを見せてくれるのかと、こちらが勝手に思っていたのだ。
案外普通だった。
出演者それぞれのルーツになるものは、みんなよかったんだけど、
それ以上のものがなかった。
6500円出すに値するものが、もうひとつ足りなかったなあ。
ただ、客はテレビで暖められてるから、非常にノリがよかった。
サクラかと思ったくらいだ。
一番よくなかったのは、演出家のアイデア不足とユーモアのセンスの貧しさかな。

「筋肉番付」の収録中に、出演者がふたり大怪我したらしい。
なにか筋肉系の番組群に影響があるだろうか。

庭に花が咲き始めた。
ろくに手入れもしない庭だけど、花は元気に咲いている。
京都からきた薔薇も元気だ。

ゆうべ、仕事をしながら、背中がちくちくするなあと思っていたのだ。
背骨の両脇の筋肉のうち、左側の束が、なんだか変だったのだ。
今朝、眠りながら、背中が痛いのに気がついた。
起きたら、かなり痛い。
ちょっとなにかで捻ったかなあ。
傷めてしまったかもしれない。
こういうのって、なんでもないことで傷めるんだよな。

「5.7」

連休明けに、たぶん、歯医者で奥歯の神経を抜くことになる。
何度か治療したのだが、どうもはかばかしくない。
あとは、神経を抜くしかないようだ。
神経を抜くと、歯ってどうなるんだろう。
歯自体は大丈夫なのか。
歯もかなり削ったり抜いたりするものなのか。
そのへん、もうちょっと歯医者がおしえてくれるといいんだがなあ。
まあ週明けに聞いてみよう。

日本の3バックは、大丈夫なのか。
確かに、相手は強かった。
FIFAランキングでも、日本よりずっと上だ。
ああいうタイプに裏を取られるんじゃないかとは、戦前からいわれていたことだ。
それが、まさにその通りになった。
宮本は、いつまで経っても弱い部分を克服できていない。
もうW杯まで一ヶ月を切った今、森岡の代役といってはいられない。
つないで簡単に裏に通されるのを見ていると、
ちょっと目の前が暗くなる。
なんとかしてくれー。

中村は、今日も凄かった。
いったい本番では、トルシエは中村をどこに使う気だろう。
左かトップ下か。
中田は外さない、アレックスもいるし、森島も使いたい。
うーん、むつかしいなあ。

裏の新日本は、視聴率どのくらい稼げたかな。
日本戦に当たるとは不幸だった。
今はビデオもあるから、両方見ることもできるが、
視聴率はどっちかにしかつかないだろう。
フライと安田は、フライの暴走かと思ったら、案外フライの勝ちだった。
安田では客は入らないということか。
いい夢見ただけだったのかな。
チャイナは、下手なレフェリーだった。
スタイナー兄弟は、アメリカであんなに手を抜いてたのを忘れたように、
ガンガン、タナケンにくらわしてたな。
どっちのスタイルが好きなんだろう。
ライオン道が、日本スタイルは好きじゃないとインタビューでいってて驚いた。
適応してるように見えたのに、無理してたんだなあ。
リックが棚橋をロープに振った時、チャイナを振り返って合図するんで、
なんだろうと思ったら、
戻ってきた棚橋がチャイナと激突して跳ね飛ばされて、
チャイナがすかさず筋肉ポーズを撮った。
なるほど、そういう打ち合わせだったのか。
チャイナに誰が花を持たせるかは、これから難しい問題になるかも。
永田と高山は、永田がずいぶん長いことノックアウトされてた。
あれで高山の勝ちにならないとこが、プロレスの奥深さだなあ。
一番失敗だったのは、蝶野と猪木の控え室風景だな。
二人とも、アドリブがまったくきかない。
ちょっと笑っちゃったよ。

テレビの制作プロダクションからメールがきた。
6月末放送予定の、テレビ朝日系列「日曜ワイド」の番組制作にあたり、
愛煙家の漫画家を捜しているというメールだった。
あいにくぼくは、もう20年近く前に煙草はやめている。
当時は1日3箱も吸っていたが、生命の危険を感じて、もうやめた。
だから、断りのメールを返しておいたが、
いったい「愛煙家の漫画家」が出る番組って、どんなもんなんだ。
ぼくは出ないが、6月末を楽しみに待ってようっと。


やっとPRIDE20を見た。
もちろん、ミルコ×シウバが一番楽しみだったんだけど、
菊田×アレクの遺恨戦も楽しみだった。
それ以外はいまひとつだったんでいかなかったけど、
やってみたら、もうふたつほどは面白かった。

B・サップ×山本憲
山本ぉー、前田が泣いてるぞー
ランペイジ・ジャクソン×佐竹
佐竹はPRIDEじゃ無理なとこにもってきて、もう年だ
ノゲイラ弟×今村
素人とノゲイラ当ててどうする
ヒカルド・アローナ×ダン・ヘンダーソン
これはよかった
柔術とアマレスのテックニック合戦だった
やはりグラウンドになると、アローナのほうが極め技に長けてるか
スプリットだったが、アローナのほうが支配してたな
ムリーロ・ニンジャ×マリオ・スペーヒー
これもよかった
スペーヒーはさすがに達者だが、いかんせん年だ
ニンジャは若くて動けて強い
でも、スペーヒーは凌ぎ切ったなあ

菊田早苗×アレク
アレクはグラウンドでいいようにやられるだろうと思っていたが、
案の定やられ放題だった
しかし、とにかくKOもギブアップもなかったというところで、
アレクが気分としては勝っていた
菊田としてはそんな馬鹿なと思うだろうが、それがプロレス者というやつだ
とにかく、「こんなめめしいことはやめたい」という発言がまずかったな
自分が吐いた唾が自分にかかったからって、
否定してはいけなかった
あれで会場の客がアレクについてしまった

シウバ×ミルコ
PRIDE寄りのルールではシウバの方が有利だからシウバが支配するだろうが、
身体がミルコのほうがかなり大きいのと
1ラウンド3分と短くてグラウンドで極めきれないのとで、
勝負はつかないだろうと思っていたが、まあその通りだった
ミルコは倒されまいと消極的になり、
シウバはミルコのリーチを警戒して入っていかない
でも、シウバのほうがどちらかといえば積極的だったな
ミルコのミドルはかなりのダメージを与えていたが、
倒されると支配されてしまう
まあやっぱりドローなのは仕方がない
PRIDEルールでいえばシウバの判定勝ちかもしれないが、
「勝負なし」というところかな

予想よりも面白かった。
見にいけばよかったかな。
でも、ちょっと最近、格闘技に金を使いすぎだ。

「あたしンち」のアニメの視聴率は、
1回目も2回目も、かなりよかったそうだ。
このまま好調をキープしてくれるといいんだがなあ。

先日のワフー・マクダニエルに続いて、
鉄人ルー・テーズが亡くなった。
現役時代の華やかさに比べて、晩年は金銭的な部分でとかくの噂もあったが、
現代のプロレスを創り上げた一人ではあった。
冥福を祈りたい。
それにしても、テーズ道場に、
親に借金までして千数百万を払ってプロレスを教えて貰おうとしたのに、
金だけ取られてろくに教えて貰えなかったと告発した
孤高の天才シド・ジーニアスは、最近どうしてるかなあ。
一度引退したのにまた復活したとか、なんだか彼にもいろいろ問題がありそうだ。
大仁田戦をぶち上げたディファは、結局どうなったんだろう。
一度生を見てみたかったが。

スロバキア戦を見た。
1−0で勝ったことは勝ったが、なんだかぱっとしない試合だった。
驚くような布陣になるという予告だったが、
まあ右サイドに入った柳沢くらいか。
あんまりいい仕事したという気もしないが。
中村をスタメンでトップ下に置いてアレックスと併用したのは、
中田次第だけど、本番採用もありそうだ。
中村は、やっぱりいいボール出すなあ。
驚いたといえば、残り20分でばたばたと交替したほうが、もっと驚いた。
W杯まであとひと月なのに、まだ試してて大丈夫なのか。
さすがに、自慢のフラット3は、森岡含めてまあ固定に近いが、
あとはいったいどうなるやら、見当がつかない。
トルシエには、いつまで経ってももうひとつ確信が持てない。
それにしても、切符が手に入らないなあ。

田中真紀子の秘書給与疑惑って、あれで終わりなのかな。
辻本は議員クビになって、田中はOKだったら、いい加減すぎるよな。
力があればなにやっても捕まらないってことか。
もう誰も政治を信用しなくなるよなあ。
田中を総理にって話がいまだにあるのに、トルシエ采配より驚かされる。
やれやれだ。

大して使ってないサイバーショットのP1が故障している。
もうずいぶん長い間、故障しっぱなしだ。
保証書がどっかにあるはずだがとちょっと探したりもしたのだが、
もちろん、出てこない。
そのうち修理に出そうと思って机の上にずっと出してあるのだが、
出したまんまだ。
今日は、Laoxにいくついでに、思い切って修理に出すことにした。
家を出て、ぶらぶらとモモカフェの前まできたら、
カメラを家に忘れてきたのに気がついた。
まったく、なんのために出てきたんだか。
そろそろ老化が始まってるんだろうか。
物忘れは、カルシウム不足だっけ。
仕方がないので、モモカフェでお茶を飲んで、Laoxで買い物をして帰ってきた。

正ちゃんの抜け毛が目立ってきた。
家のあちこちにふわふわ飛んでるし、
ブラッシングしてやると、驚くほど抜ける。
正ちゃんの冬毛が抜け始めると、そろそろ夏が近くなる。
でも、季節の風物詩というには、掃除が大変で迷惑だ。
床屋でばっさり刈ってきてくれないものか。

新日本プロレスのテレビ中継で、ついに長州の退団が正式に発表された。
長州は、どこにいくんだろう。
最高権力者の座を剥奪されて、いたたまれない気持ちはあったろうが、
もう50歳を過ぎて、新団体もちょっと厳しい。
少なくとも現役でエースにはなれないだろう。
新日・全日・ノアと、メジャーが3団体できた現在の状況では、
長州が現役でやっても、せいぜいインディにしかなれない。
借金があるという噂もあるし、このまま悠々自適というわけではないだろう。
天龍、鶴田、そして長州というあたりが、ぼくと同年齢なのだ。
ファンということではないが、ちょっと気になる存在ではあるのだ。
いったい、長州はどこにいくんだろう。

新日には、最近、久し振りにブラック・タイガーが出ている。
もちろん、かつて佐山の初代タイガー・マスクと死闘を繰り広げた、
マーク・ロコとは別人だ。
体格から見るところ、中身はシルバー・キングだと思うが、
エディ・ゲレロがまたやればよかったのになあ。
ゲレロはWWFをクビになってインディに出ていたら、その後日本にきて、
このまま定着するのかと思っていたら、まさかのWWF再復帰だ。
シルバー・キングは、兄ちゃん共々うまいレスラーなんだけど、
体格からいってブラック・タイガーじゃないんだよな。
それにしても、解説の木村健吾は、
いきなりブラック・タイガーがメキシコ人だってバラしちゃまずいだろ。
いつまで経っても気がきかないやつ。

「5.2」
最近できた吉祥寺の中国茶屋で、聞香杯のセットを買った。
いや、セットといっても、湯飲みだけなんだけど。
お茶を飲む丸いやつと、聞く細長いやつ。
2セット買ったのに、1050円だった。
台湾並み。
ちょっといい中国茶を丁寧に淹れて、香りを聞きながらちびちびと飲む。
まあお茶飲みは、なにをどう飲んでも美味しいんだよな。

またニライカナイで沖縄料理を食べてしまった。
そう特にここが気に入ったとか美味しいとかいうわけじゃないんだけど、
野菜が食べられる。
今夜のメニューは、あーさのじゅーしーと、沖縄そばと、
紅芋の天ぷらと、らふてー。
あれ、あんまり野菜がない。

6日に、「筋肉ミュージカル」を見にいく。
数日前に予約状況を調べたら、切符取り放題だったんで安心してたんだけど、
数日後にスケジュール決めて取ろうとしたら、ほとんど満杯になっていた。
最終的にはなんとかなったんだけど、
いったい、この数日でなにがあったんだ。
テレビで大宣伝でもしたのか。
とりあえず、船木の盲腸は間に合ったのかどうか、チェックしてくる。

そういえば、長州がついに新日を辞めるなあ。
TAKAはWWFを辞めたし、
ワフー・マクダニエルは死んだし、
いろいろあるようなないような。

国別のアクセスは、どうものべ人数ではないようだ。
ボストン在住の人から、毎日きているというメールがきた。
のべだったら、30人くらいになってるはずだからなあ。
それにしても、今日の東京は寒い。
こないだ、もう夏だったのに。
気候が変だよなあ。

世間では、おそらくもう連休モードに入っている。
なぜそれがわかるかというと、今日から突然、うちのHPのアクセスが減ったからだ。
前にも急に減ったことがあったが、それはUsenの側の問題だったと思う。
数時間で元通りに戻った。
でも、今日のはどうやら違う。
ここひと月弱の解析を取っているが、
今日だけ、昨日までの7割くらいのアクセス数になっている。
どの時間も、昨日までより少ない。
ああもう、みんな行楽に気持ちが飛んでしまってるんだなあ。
ええい、俺はマッサージ受けつつ仕事するぞー。

と思ってたら、夜7時からいきなりアクセスが驚異的に増え始めた。
午前1時を過ぎても、全然減らない。
昼間はあんなに少なかったのになあ。
不思議だ。
昼は気が抜けてて、夜は夜更かしモードに入ってるのか。
結局、今日もトータルのアクセス数は同じくらいになりそうだ。

解析は、面白い。
英語の解析装置だが、
作ってるのは、Netherlandsとあるとこを見るとオランダらしい。
ここひと月弱の結果を発表しよう。
1日の平均アクセスは「5969」だが、「マンガ夜話」があったんで、
7000〜1万ヒットが4日ばかりあって、数字を引き上げた。
5日目で落ち着いて、その後はずっと、5000台半ばといったところだ。
5日目以降の最大は、4月15日の「6049」、最少が19日の「4952」。
アクセスしてきた人のOSで一番多いのは、windows98で、53%。
次がNT5.1で13
、マックpowerPCが12%、NT5.0が10
windows95が5%といったところ。
ちなみに、Unixは0.39%だ。
まだ少数派だね。

1日のうちで一番アクセスの多い時間帯は、普段は夜の10時から深夜1時までの3時間。
これはまあわかる。
晩飯食べて風呂に入って、寝る前の、ちょっと落ち着いた時間だ。
その次が、昼の12時台。
これは、会社から入ってる人が多いということかな。
昼休みにさっと見るわけだ。
11時台13時台と比べて、多い時には倍くらいのアクセスがある。
でもまあそれは、仕事中にこっそり見てる人も多いということだな。

きた人の国籍もわかる。
日本がもちろん圧倒的に多くて、85
%。
NetWorkという表記なのが7
で、不明なのが6
国名が判明してる中で一番多いのは、香港からで0.03
のべ50人だ。

次がシンガポールで40人。
以下、オーストラリア36人、ニュージーランド15人、中国11人、UK10人、
台湾6人、フランス4人、アメリカ4人、
ココスアイランズ3人、カナダ2人、トゥバルー2人と続く。
台湾のべ6人のうち、2人はぼくだ。
現地にいる日本人も多いだろうが、
そうじゃない人たちは、みんないったい、なんだと思ってここを訪れるんだろう。
日本の「MANGA」を見てみようと思って探してくるのかな。
はるか海の彼方でキーボードを打ってる人たちを思って、
ちょっと茫然としてしまう。

「4.28」
しまったー。
「マンガ夜話」の再放送、見忘れたー。
ちょっと夜中すぎだよな。
すっかり忘れて、スマックダウン見てたよ。

武富士の、例の踊ってるCMで、気になる女の子がいる。
ロッカーで女子事務員が着替えしてる場面から、
ダンスシーンに繋がるんだけど、
実は、ロッカーにいる子と踊ってる子は、少なくともみんな一緒ではない。
ロッカーでメインの子に話しかけられてる目の大きな子は、
確か以前はアイドル系だったはずだ。
出てきた時は笹峰愛と区別がつかなかったんで記憶している。
さっき武富士のサイトにいってみたんだけど、
ダンサーは12人も紹介してるのに、ロッカー編の紹介はない。
なんて名前だっけなあ。
見たことはあるような気がするんだけど。
愛ちゃんの妹ってわけでもないんだよな。
妹と犬のプーには、会ったことがある。

編集者といっしょに、吉祥寺の沖縄居酒屋ニライカナイで飯を食っていたら、
カウンターの隣の席で飯を食っていたカップルが、口論を始めた。
男は、50代、女は、30前後。
うーん、怪しい。
わけありカップルだな。
女が声を上げる。
「どうして叩くのよっ!」
男がどうも暴力野郎らしい。
わめき散らす女の手を男が押さえて、大声を上げる。
従業員はみんな、なにも聞こえないような顔で皿を運んでいる。
ぼくはもちろんダンボになって、聞き耳を立てている。
いきなり女が立ち上がり、ハイヒールの音も高く走り去っていった。
男がばつの悪い顔で、勘定をしてくれと従業員にいう。
男が帰ってから、皿を片づけにきた従業員に、
「いやー、なにかあるかと思ったけど、なにも起こらなかったなあ」
といったら、みんな嬉しそうに笑った。
聞いてないふりして、みんな聞き耳を立ててたんだな。

「愛餓を」の話の続きだ。
パンダ子さんからのたれ込みでは、ニッポン放送で鶴光がやっている番組で、
コーナーのテーマソングに、この歌が使われているらしい。
「鶴光の噂のゴールデンアワー」という番組の、
「つるつるあいうえお作文」というコーナーらしい。
……。
クレモンティーヌなのに……。
おまけに鶴光……。
鶴光が「つるつる!あいうえおシャクブーン」と叫ぶと、
この曲がかかるんだそうだ。
松本隆と大瀧詠一なのに……。

山を越えるのが1日ずれたが、
なんとか今夜中で大山がひとつ終わり、緩やかな次の山に入る。
やっとこれで少しゆっくり眠れる。
延び延びになってたいろんなことを、今のうちにやっておきたい。
次の本の準備とか資料探しとか打ち合わせとか、
普段は日常業務に追われてなかなかできないことを、なるべくやってしまいたい。
きっと、今年の終盤くらいから、その成果は現れてくるだろう。
各種プレゼントの発送もやらないとな。


昼間の仕事中は、いつもJ-WAVEを聴いている。
ピストン西沢と秀島史香が喋っている。
西沢も面白いんだけど、
秀島史香が、いい家で育ってるなあというのがわかって好感が持てる。
先日、「ガイジンが歌う日本語の歌」というような特集をやっていた。
その中に、クレモンティーヌだったような気がするが、
「あいうえお、かきくけこ」という歌詞の歌を歌っていて、
「勘違いしたガイジンが変な歌を歌ってしまっている」
というようなニュアンスで笑われていた。

でも、それは違うのだ。
あれは、日本のロックバンドの草分け、「はっぴいえんど」の名作、
「風街ろまん」の最後に収められた、「愛餓を」という曲なのだ。
松本隆作詞、大瀧詠一作曲の、
あのころの音楽好きなら誰でも知っている歌なのだ。
ぼくはよっぽどFAXでも送ろうかと思ったのだが、ぐっと我慢した。
ああ、渡辺タスクだったら、絶対に知ってたのになあ。
ピストン西沢、勉強しとけよ。

「闘龍門」を見に、後楽園ホールにいった。
いっしょにいったのは、携帯ストラップをくれた鍋島だ。
彼はリクルートというかメディアファクトリーの人間なんだけど、
かつてはレスラーだった。
それも、草レスラーだった。
ぼくの友人も参加していた草プロレス団体に所属する、
空中戦の得意なレスラーだったのだ。

草とはいっても、格闘技経験のあるレスラーの多い、
かなりハードな団体だった。
ぼくは何度か見にいって、
鍋島や、森野達也という水木しげるのとこにいた漫画家と仲良くなった。
まったくなあ、ぼくも20年早かったら仲間に入りたかった。
彼らが現役を離れてもうずいぶん経つが、
また鍋島の華麗な空中殺法を見たいもんだ。

肝心の
闘龍門は、テレビで見てるよりもずっと面白かった。
華やかで派手だった。
事故があって、ちょっと展開がよれよれというところはあったが、
なんとか無事にマグナム東京のダンスで締めた。
生はやっぱり面白い。

[4.25]
夜9時過ぎに、玄関のチャイムが鳴った。
こんな時間に誰だろうと出てみたら、若い女の子が雨に打たれて立っていた。
「アジア・アフリカの恵まれない人々のために活動しています」
彼女は傘からはみ出した肩を、冷たい雨に濡らしながらいった。
彼女はボランティア組織らしい会員証と、
抱えていた花柄の安っぽいハンカチなんかの商品を見せながら、
よかったらこれを買ってくれという。
売り上げは、途上国の人々への教育のために使われるという。
「SHINZENしんぜん」
彼女は自分の所属する組織を名乗った。
なるほど、それは確か統一教会系のインチキボランティア組織だ。

「申し訳ないんだけどね、このへんは統一協会のインチキ組織が、
よくボランティアを名乗って金を集めにくるんだ」
彼女の瞳が泳いだ。
「SHINZENとかいわれても、
それが本当にボランティア組織なのか統一協会なのか、確かめようがないからね」
「ええ、それはよくいわれるんですよ」
彼女は強張った笑顔で返した。
「ちょっと前にも、統一協会がほかの組織名を名乗って募金を募りにきたよ」
前にきた組織は、「IRFF(国際救援友好協会)」と名乗っていた。

「統一協会って……、よくわからないんですけど……」
つい今、よくいわれるといったばかりなのに。
「そういう団体は、よくくるんですか?」
「ああ、時々ね」
彼女は動揺しまくっていた。
そういえば、前にきたインチキボランティアも、雨の日に肩を濡らしてやってきた。
哀れっぽく見える日に集中的にやってるのかもしれない。

「私たちは本当に活動してるんです」
彼女はパンフレットをくれた。
そこには、東洋人の若い男女が、世界のいろんなところで地元の人と一緒に写っていた。
裏を返すと、世田谷区梅丘にある福祉ショップ「しんぜん」の写真があった。
「寄付は、ユニセフとかの公的機関を通じてしてるんで、
申し訳ないけど、きみのとこにはつきあえない」
「収益金の収支も、きちんと公開しています」
でもまあ、それは書くだけならどんな風にだって書けるよな。
彼女が諦めて帰ってから、インターネットで検索してみると、
案の定「しんぜん」統一教会系組織であるようだった。
彼女は、騙されているのか、それともわかっていてやっているのか。
少なくとも、統一協会の人間であることを隠してやっているのは自分の意志なわけだし、
そのへんは確信犯なんだな。
なんにしろ、人の善意につけ込んで金を集めるのは恥ずかしい行為だなあ。

東京は雨。
1日雨だ。
夏かと思うような日が続いていたのに、今日は肌寒い。
窓から見ると、庭の関東ローム層土が、濡れて黒い。
今週はずっと忙しかった。
睡眠不足気味の毎日で、毎日ちょっと頭が痛かった。
マッサージにいきたいなあと思いつつ、1週間経ってしまった。
月曜の午後あたりまでで、とりあえずひと山越しそうだし、
ちょっと爆睡したい。
1日ごろごろとベッドで過ごして、正ちゃんと惰眠を貪りたい。
外はいい天気で、ああこんな日に寝てちゃお天道様に申し訳ないなあとか思いながら、
だらだらと眠りたい。
起きたら飯を食い、プールにいって、ゆっくり泳ぎたい。
でも、今日はまだ仕事だな。

また今日も、昼間はHPに入りにくかったらしい。
どうなってるんだろうなあ。
Usen大丈夫なのか。

今度の単行本「秘密の手帖」のカバーは、写真だ。
それも、ぼくの写真だ。
しかし、どういうものなんだか、ぼくにはよくわかっていない。
デザイナーの日下さんは、最終的なイメージがちゃんとあるらしいが、
どうもラフを見てもピンとこないのだ。

うちの一階居間で、撮影は始まった。
ヘアメイクの女の人がベースを作って、日下さんに感想を聞く。
もう少し作ってくれと日下さんが応える。
なんだかどんどん化粧が濃くなっていって、
アイラインは入れるシャドウは入れるハイライトは入れる眉は描く、
なんだか凄いことになってくんだよなー。
おまけに、今回は衣装もあるのだ。
ついでに、もうひとつバラせば、パイプもくわえてるのだ。

ブラインドを降ろした部屋でライトまで点けてるんで、暑い。
衣装も着てるし。
ポラを見ても、どうももうひとつよくわからない。
どういうあがりになるんだろうなあ。
北方謙三の解説が無事入るのかという心配もあるし、
今回だけは、出てみないとわからないことが多い。
楽しみだが心配だ。

なんかうちのHPに、すごく入りにくくなっている。
何度やっても全然入れない時もあるし、
しつこく繰り返すとなんとか入れることもあるんだけど、
カウンターの解析を見てみると、2時ころからヒット数が激減してるんで、
そのころからなにか起きているらしい。
原因はわからないけど、どうもUsenは、いろいろ問題がある。
メールが届くのに半日かかったり、
普通のプロバイダーでは考えられないことがちょくちょくあるんだよなー。

オンデマンド出版をやらないかという話がきている。
つまり、もう絶版になってて読めない本を、もう一回出すということだ。
1冊でも注文があったらすぐ印刷してすぐ送る、ということだ。
もちろん、前と同じ本ではない。
ペーパーバックのような金のかかってない本になる。
ぼくの昔の本も、手に入らないものが多い。
中には古書店でとんでもない値段がついているものもある。
オンデマンドなら、注文すればすぐ買えて、古書店よりはだいぶ安い。
でも、そのうち文庫にでも入れようと思ってるものも多いし、
オンデマンドで出す理由はあるのかなあ。
まあ文庫はいつになるか保証はできないけど、オンデマンドはすぐ出る。
それが読者にとってはいいとこだな。

「4.22」
ミラノのピレリのビルに、小型飛行機が突っ込んだようだ。
どうしても、NYのあの事件を思い出してしまう。

今日はビッグサイトまで、
週アスの取材で南條と「東京国際ブックフェア」の取材にいったんだけど、
すごく怪しい人たちがいた。
まず、いかにも新興宗教といったブース。
教祖らしきオバサンが語りまくるビデオを 流しっぱなしにしている。
彼女の写真と彼女の描いたらしい下手な絵が並んでいる。
ちょっと展示を見てると、本をくれたんだけど、
これはまあいかにも新興宗教にありがちなとこだった。
わかりやすいということだ。

もうひとつは、「ダイアネティックス」だ。
全世界で大ベストセラーだという本のタイトルらしいが、
「人生の苦痛、不幸、自己疑惑の唯一の源である反応心を明らかにし、
それを取り除く方法を教えます!」
というのが売り文句だ。
「あなたの実際の能力を解き放つ唯一の方法」
と断言しているのだ。
うーん、怪しい。

ここのブースの前を通りかかったら、いきなり長い紙を渡された。
それには、「あなたのトーンはいくつかな?」と書かれていた。
これはどうやら、トーンスケールというものらしい。
1〜59センチまでの数字が刻んであって、
反対側には、−40から+40までの数字が刻んであって、
それぞれ解説が入っている。
40.0には「存在製の静穏」、3.0には「保守的」、1.8には「敵意」、
0.0には「肉体の死」、-3.0には「肉体を所有する」、-6.0には「自己崇拝」、
-20.0には「無になる」、-40.0には「完全な失敗」と、
判定みたいなものが書いてある。
でも、こんなものを急に渡されてもなあ、なんのことだかわかんねえよ。

「ストレスチェックしてみませんか」と男がいう。
「カンを握るだけですから」といって、変な装置を指差す。
いくつか机が置いてあって、そこに小さい機械が置いてある。
日本人とガイジンがうろうろしている。
南條は、興味津々である。
どれどれと座って、順番を待っていると、
前の人は、ストレスチェックではなく人生相談みたいなことをいわれているようだ。
なんだ、これは新宿の母なのか。
ぼくの順番になった。
「そのカンを軽く握ってください 」
髪の少ない若い男が いう。
機械に、コーヒーカンみたいなものがふたつついている。
それを握ると、男がメーターを調整するのだが、それがなんだかはいわない。
それどころか、なんだか関係のない話を始める。

記憶は絵と結びついているというようなことをいうのだ。
人生において、重要なことが絵として記録されているというのだ。
どこに記録されているのかを、聞いてもちゃんといわないので、なんともいえないが、
人間の記憶ということだったら、まあそういうケースもあるだろうなあ。
しかし、ストレスチェックはどうなってるんだ。
「カンを握るだけ」というのは、嘘だったわけだ。
「たとえば、今朝の朝食はなにを食べました?」
髪の薄い男が聞く。
「野菜ジュースです」
正確にいえばちょっと違うが、まあそんなものである。
「今、絵を思い浮かべたでしょ」
男はいうのだ。

「いや、朝食を聞かれたから、それを答えただけで、
いちいち絵を思い浮かべたりしないよ」
ぼくが答えると、男はどうも困っているようだった。
「きみは今ペンを持ってるだろ。手に持ってるのはなにと聞かれたら、
絵は思い浮かべなくても、ペンですと答えるんじゃないの」
なんかこの髪の薄い男は、変だった。
この後もしばらく話したのだが、敬語の使いかたが間違っているし、
妙にタメ口になったり、ガイジンみたいな相づちを打ったり、
東洋系の顔だが、外国人に違いない。

「きみはあんまり日本語がうまくないようだけど、外国の人なの?」
「いえ、日本人ですよ」
「ええ〜っ!?」
南條が大声を上げた。
ぼくもちょっと驚いた。
普通の日本人だったらしい。
髪の薄い男は、後ろを振り返り、手を振って誰かを呼ぼうとした。
ちょっと怪しすぎだし、ストレスチェックはぜんぜんしないし、
こりゃ時間の無駄だなと、ぼくと南條は席を立った。

帰ってからサイトを見てみたら、あの本は世界で1800万部売れたそうだ。
まあ他人のことはどうでもいいんだけど、
あれを信じる人がけっこういるってことだな。
あのブースでは、嘘をついて人を集めて住所氏名を書かせる、
単なる非常に怪しい集団にすぎなかったけどね。

「4.21」
宮永さんという人からメールを貰った。
Amazonで「鉄槌!」を注文しようとして検索したら
「あわせて買いたい、どちらもおすすめ!」というAmazonのコーナーに、

「鉄槌」と「風の谷のナウシカ 6」
あわせて買いたい、どちらもおすすめ!
価格合計1962円


と書いてあったそうだ。
いったいなぜ、ナウシカとセットなんだ……。

歯医者にいってきた。
以前、磨きにくい奥歯の奥が虫歯になって、治療はしたんだけど、
これで痛むようだと神経を抜かなくてはいけないということだった。
それが、また痛み始めたのだ。
仕方なく予約を取って、出かけたのだ。
いや、今回の話は、治療の話ではない。

待合室で雑誌を読んでたら、どやどやと大きい男が何人も入ってきた。
みんなガタイがよくて目つきが悪い。
ヤクザかな、と思ったら、そうではない。
警官だったのだ。
制服組がふたり、ポケットの多い黒いベストを着た男がふたり、
そして、両手を縄で縛られて、腰に縄を打たれた大柄な中年男がひとり。
その一団が、ものもいわずに入ってきて、そのまま診察室のドアをくぐる。
そうか、きっとここに泥棒に入った男が捕まって現場検証にきたのだ。
しかし、それにしては、なかなか出てこない。
検証ってのは、案外時間がかかるもんなんだなあと思っていたのだ。

順番がきて、診察室に入ったら、驚いた。
向かって左端の診察台に、さっきの大男が、両手を縛られたまま横たわっていたのだ。
そして、大口を開いて、がりがりと若い歯医者に削られていたのだ。
診察台の両脇は、もちろん、警官が固めていた。
彼は、ここに泥棒に入ったわけではなく、ただの歯痛の容疑者だったのだ。
まあ容疑者だって歯痛にはなるだろうからなあ。

しかし、治療した歯が痛い。
しばらくは痛むし冷たいものがしみるといわれていたのだが、ほんとに痛い。

歯が痛いと、集中力がなくなる。
ネーム考えてるとこなのに、困るなあ。

きょうは、徳島から、はらたきさんが上京してきた。
都内の古本屋を回るらしい。
やっぱり、現物を多く見ないとなあ。
なかなか古本屋も大変だ。
吉祥寺にできたニライカナイって沖縄飯屋で一緒に食事をしたんだけど、
ここは、沖縄というより、沖縄風くらいかな。
その向いには、中国茶屋ができた。
茶葉はともかく、茶器がけっこう揃ってるんで、ちょっと嬉しい。


相変わらず、いしかわさんの漫画は読んだことがありませんというメールが多い。
まあ最近は、月に何枚も描いてないんで仕方ないんだけど、
そういう人は、黙って書店で『薔薇の木に薔薇の花咲く1〜3』
と、
『寒い朝』を注文してくれ。
インターネット通販でもいいけど。
ぼくがどんなものを描いてきたか、わかってもらえると思うよ。

今日の東京は、完全に夏だった。
確か30度くらいあったはずだ。
日本中暑かったと思うが、もう夏なんだろうか。
でも、天気予報見ると、明日は雨みたいだし、涼しい気候に戻るのかな。
なんだか、変な気候が続くなあ。

「4.10」
今月号のマフィンでイラストを大量に描いたんだけど、
案外浮いてなかった。
来週10日は、東京新聞正ちゃんデビューの日だ。
中日新聞は17日、神戸新聞はどっちかなあ。
忘れないようにね。

数日、更新を休みます。
ファンクラブ掲示板には書きこみを、できたらしようと思ってるんだけど、
どうなるかまだ不明。

今日までに書く予定だった原稿は、結局できなかった。
さぼってたわけじゃないんだがなあ。
机の前に座ってる時間に正比例して仕事が進めば楽なんだけど。
1日、本を読んだり散歩したりお茶を飲みに出たりテレビ見たり、
それで結局なにもできなかった日の罪悪感は、ちょっと比較するものがない。
入っていくことができさえすれば、どんどん進むんだけど、
その入っていくきっかけを見つけるのが、なかなかむつかしいんだよな。

朝日の夕刊漫画が、しりあがり寿になって、
夕刊を見るのが楽しみになった。
まだアタリが発見できてない様子だが、まあ時間の問題だろう。
あの天才いしいひさいちだって、探りを入れる時期が長かった。
なんにしろ、これまで何十年にもわたって
とうに死に体の愚にもつかない漫画を強制的に読まされてた身としては、
現在才能があって生きて動いている漫画家が紙面を飾ってくれるだけで、今は嬉しい。
ほかの新聞も、この点は朝日を見習って、
新聞漫画の構造改革をやらなきゃなあ。
4コマの次は、政治漫画だ。
ぼくが21年前に描いたパロディが、いまだに有効な世界だからなあ。

本のデザインで、ふたつ。
まず、「秘密の手帖」だ。
この表紙で、ぼくはちょっとした扮装で登場することになりそうだ。
これからどこかで写真を撮らなくてはいけないが、
そんなことしてて、5月に出せるんだろうか。
ひょっとして6月に……、いやいや、それは考えないでおこう。
もうひとつ、6月には「だサル」新刊が出る予定なのだが、
これもがらりとデザインを変える。
それだけではなく、タイトルも変えるつもり。
でも、変わってはいるんだけど変わっていないというタイトルにする。
お楽しみに。

ワープロの一太郎を起ち上げて置いてアウトルックエクスプレスを使おうとすると、
「システムリソース」が足りなくなるからなにかソフトを閉じろという警告が出ることがある。
タスクトレイにいつの間にかいろんなものが置かれてたんで片っ端から閉じて、
なんとか解消した。
システムリソース不足って、確かXPだとだいぶ解消されてるはずだ。
思い切ってXP、ついでにOS]かとも思うんだけど、
OSを返るのって、とてつもない手間と時間がかかるんだよなー、
俺程度の知識だと。
もう少し、騙し騙しやっていこう。
ペインターだって、まだ5.5使ってるし。

ここ二日ほどのアクセスを解析してみると、案外外国からもアクセスがあるんで驚く。
一番多いのは、オーストラリアの10回、次が香港の7回、
続いて中国の6回、シンガポールの4回、
あとは、台湾の2回とイギリスUKの2回だ。
海外にいる日本人からメールがよく来るけど、
これらははたして彼らのアクセスなのか、あるいはガイジンなのか。
彼らはどうやってこのHPの存在を知ったのか、
いろいろ考えると面白い。
このHPのタイトルは「いしかわじゅんホームページ」で、
なにかほかのものと間違えるとは思えないからなあ。

しまった、冒頭10分くらい見逃しちゃった。
日替わりで開始時間が違うからなあ。
洗濯物を干してて、はっと気づいたら、もう始まってた。
スタジオいってないと緊張感がない。
しかし、手塚治虫が絵にコンプレックスを持っていた話で、
ひとコマ漫画家たちがいかにデカイ顔をして、
自分たちこそが芸術だと主張していたかというあたりについて話したのが、
すっかり切られてたのがちょっと残念。
それは、昭和の漫画界を歪める原因にもなっていて、
のちの勢力図を書き換えるきっかけにもなったことなんだけど。

FTPって、なにかいいのがないかなあ。
日本語を使えるのがいいんだけど。
今はCuteFTPを使ってて、バージョンは確か2でかなり古いんだけど、
日本語対応が、導入した時にはそのバージョンしかなかったんだよな。
週アスの次週のネタにしようと思うんだけどね。

昨日は、1日で1万以上のヒットがあった。
なんだかすごいなあ。
さて、今夜の「マンガ夜話」最終話は、カットされてなければ、ちょっと隠し球つきだ。
吾妻・いしかわ抗争に関するネタなんだけどね、
手塚さんのマニア度を計る、面白いというか馬鹿馬鹿しいネタだ。

「4.5」
庭木の枝を払ってたら、右手の中指にトゲが刺さった。
それは気づいてたんだけど、まあいいやとほっといたら、
ふと気づくと、中指がパンパンに腫れていた。
黴菌が入ったのかもしれない。
しょうがないから、安全ピンを炙って消毒し、
トゲが刺さったあたりをぐりぐりと掻き回してみたのだが、
ちょっと時間が経っていたので、どこにトゲがあるのかよくわからない。
左手でやってるので、思うように動かせず、なおさらだ。
まあいいやとほっとくことにして、消毒薬つけといたら、ちょっとおさまってきた。
でも、その後、また庭でトゲを踏んでしまって、右足の踵に刺さっている。
これもほっといたら、ちょっと腫れてきた。
木のトゲって、そんなに黴菌があるのかなあ。

うーん、セレクターの調子が悪い。
最近、テレビを見てると時々映像が途切れることがあった。
加入しているケーブルテレビの不具合かなと思っていたのだが、
そうもそうではない。
さっきも、「マンガ夜話」を見てる最中で何度か映像が出なくなってしまった。
うちはビデオやレーザーやDVDが、いくつもつないであるので、
それをセレクターで整理している。
どうやら、そのセレクターがおかしくなったらしい。
買い直さなくちゃいけないみたいだなあ。
とりあえず、仕事が一段落してからだ。
明日の「マンガ夜話」最終日は、無事に見られるかなあ。

新宿の末広亭にいってきた。
落語協会から真打ちが5人出て、その披露興行をやっているのだ。
先月の下席は上野の鈴本だったのだが、
やっぱり末広亭で見たほうが雰囲気が出るなと思って、待ってたのだ。
末広亭には時々いくんだけど、伊勢丹から道を一本渡ると、
いきなり異世界がある。
ここは、まだ存在しているうちに、一度いっておいたほうがいい。
まわりの落語関連の店と共に、楽しめると思う。

今日は、木久蔵の弟子の、林家彦いちの披露だった。
国士舘出身の怖い顔の落語家だ。
高座に、扇橋・円菊・彦いち・木久蔵・馬風・円歌が並び、
口上を述べる。
彦いち以外のメンバーは、みんな年をとった。
彼らは、落語家がテレビの主役だったころの人気者だ。
でも、それ以来、新しい世代の人気者が育っていない。
彼らもテレビからお呼びがかからなくなった。
だから、たまに高座で見ると、突然老けているのだ。
彦いちは、話術も構成力もないが、「ぼく」という主語で喋る素の話が面白い。
それは落語家じゃないような気もするが、
これが現代の落語家のありかたのひとつなのだ。
高座に、夢枕獏の贈ったキックミットが置かれていたのが、
彦いちの違和感を象徴してたかな。

どうも、家で「マンガ夜話」を見るのは妙なもんだ。
いかなくてもいいのか、とか思っちゃう。
冒頭の大林さんは、やや長かったが、まああのくらいなら我慢ぎりぎりかな。
出だしの4コマの話とかは切ってもよかったかも。
それにしても、やっぱり水野さんの話をもう少し引き出すべきだった。
大林さんにペースを乱されて、
自分の用意していったものを、
なんとかして少しでも消化したいという気持ちばっかりになってしまった。
トキワ荘の話が出てみんななごんだ時に、ほっと気が緩んで、
ああもっとこういう話をたくさんしてもらうんだったと思ったけど、
収録時間がいっぱいいっぱいで、もう遅かった。
反省しよう。
今日よかったのは、ラスコリニコフが地面に接吻するくだりかな。
収録ならではの図版の使いかたで、いいたいことを充分に現してくれた。

さて、明日は「W3」だ。
これが案外、話すのが難しかった。
どの作品を選ぶかでかなり悩んだけど、「W3」も消去法で選んだところがある。
ほんとの意味で、前期・中期・後期と分ければ、
「メトロポリス」「ブラックジャック」「アドルフ」というあたりになってもいい。
でも、それだと、手塚にほんとにとてつもない魅力のあったころに、
あまり多く触れられない。
それで、こういう作品選択になった。
まあ、アトムはほかの企画で取り上げてるし、レオは描き直されすぎて、
発表当時のものとは似ても似つかないものになってしまっているからな。

明日の夜は、新宿の末広亭に、真打ち披露興行の取材にいくんで、
「マンガ夜話」が始まる前に帰ってこないと。

そうだ、今日が「マンガ夜話」だ。
ああ危ない。
忘れるとこだった。
出てないと緊張感ないなあ、当たり前だけど。

買い物にいくのに、久し振りに昼間の明るい「公明党の小径」を通った。
狭い路地の両側に、家々の庭から溢れてくる花房が迫り、
季節をいやおうなく教えてくれる。
日本の春はいいなあ。
花粉さえ飛ばなければもっといい。
帰りには、「可哀相な犬」のいる前を通り、タケルの鼻面を撫でてきた。
人間のエゴで閉じこめた
牢獄のような生活だが、
タケルにも春の匂いは届いているかなあ。

六本木で、南米音楽のライブを聞いてきた。
ボリビアのドナート・エスピノーサというチャランゴを弾く人と、
福田大治
という日本人のギターだ。
それにケーナともうひとりギターが加わって、楽器も替えたりして、
2時間くらいやった。
チャランゴは、結構な大物だったらしいが、ほんとにうまかった。
早弾きも凄いが、ストロークのキレもいい。
電撃の南部に誘われた新宿プロレスを捨てていっただけあったなあ。

こないだ、恵比寿をあるいていたら、一軒の家に貼り紙があった。
正確には覚えていないが、こんな内容だ。
「近所に住むものですが、杉花粉症で悩んでいます。この杉の木を切ってください」
確かに、その家の狭い庭には、2本の貧相な木が立っていた。
陽当たりが悪いせいか、ひょろひょろと伸びたその細い木は、
今にも枯れそうだ。
ただ、枝はほとんどなくなっていた。

その貼り紙の隣には、もう一枚の同じ大きさの紙が貼ってあった。
そして、その2枚は、絶対に取れないように、
ガムテープで厳重に壁に貼り直してあった。
新しいほうの貼り紙の内容は、ざっとこんなようなものだった。
「ご希望通り、木は切りました。
ただ、ご覧になればわかると思いますが、これは杉ではなく檜です。
これからは、もう少し注意してはいかがでしょう」
都会の狭い地域に住む人間のふたつの悪意が、ぼくは怖かった。

みそのHPに入れないのは、あいつの杜撰さが原因であった。
ドメインの更新料金を払ってなかったのだ。
でも、なにもいわずにいきなり切るなんて、ガイジンは駄目だ。
外国の航空会社からJALに乗り換えると、きめ細かいサービスに、
ああ日本人っていいなあと思うことがあるが、それみたいなもんだな。

「4.1」
そういえば、月曜から「マンガ夜話」なんだな。
生ばっかりやってると、なんだか感覚が狂う。
今回の1日からのぶんは、もう録っちゃったんだ。
やっぱり、個人的には、見所は第一夜の冒頭の大林さんで何分取ったかだな。
あそこは30秒でいいなあ。
トキワ荘に実際に住んでいた水野英子さんの話が聴けなかったのが、本当に残念だ。
別に大林さんの能力の問題ではないが、もうあの人を番組に呼ぶことは、
なにがあっても2度とないな。
それはともかく、今回は観客になって、一緒に番組を楽しもう。

南條から連絡があって、彼女のマックからだと、
このHPは、メニューが2本になるそうだ。
誰かそういうケースはある?
うちのウィンドウズでは、ちゃんと1本なんだがなあ。
あと、鈴木みそのHPに入れなくなってしまった。
それどころか、メールも送れない。
あいつんちの防御壁とうちのUsenが、バッティングしてるんだろうなあ。
まあ今のところ、そういうケースはみそんちだけなんだけど。
なんだかいろいろ出てくるなあ。

なんとか引っ越しが完了した。
と思ってるのはぼくだけじゃないよな。
誰が見ても、ちゃんと表示されてると思うんだけど。
いやー、なんだか簡単なことのはずなのに、むつかしい。
まだ細かいとこが多少残ってるみたいだが、
まあこれで、ちょっと一安心かな。

今晩、HPを移転するつもり。
Usenのほうに移るのだ。
当分はJustNetに入ると移転先が表示されるようにする予定だけど、
URLの変更をよろしく。
しかし、さっきちょっと試しに移転先に自動的に飛ぶように設定して、
動作してるのを確認して10秒くらいで戻したんだけど、
その間に入ってきた人が、ひとりいた。
誰だか知らないけど、先取りしたなあ。

正ちゃんは、ガムが好きだ。
ガムのなにが好きなんだかわからないが、
ぼくがガムを噛んでいると、匂いを嗅ぎつけてやってきて、
クンクンと鼻を押しつけて匂いを嗅ぎ、ついにはぼくの口の中に顔を突っ込んでくる。
しょうがないので1ミリ四方くらいやると、凄く喜んで食べて、
ガムを持っていたぼくの指の先を、いつまででも舐めている。
どんな種類のガムでも好きなのだ。
これは、どの猫でもそうなのか、正ちゃんだけなのか、知りたいところだ。
呑み込まないんならやるんだけどなあ。

東京新聞が、正ちゃんの取材にきた。
カメラのモーター音を怖がって、なかなかいいポーズが取れなかったが、
1時間くらいでなんとか落ち着いて、まずまず様になった。
4月の10日(水)の夕刊に掲載される。
中日新聞では、1週遅れの4月17日(水)だそうだ。
関西では、神戸新聞でも掲載されるらしいが、こちらも17日かな。
はたして正ちゃんは、いい顔で写ってるかな。
これで、いちおう、正ちゃんも全国区だよな。

ニュースは、どこも同じではない。
ぼくはニュース好きなので、テレビのニュース番組もハシゴするし、
新聞もいくつか読む。
毎日毎晩確認することは、真実は、ひとつではないということだ。
それぞれの媒体が、それぞれ自ら信ずるところに従って、
自分たちにとっての真実を書き、話している。
筑紫哲也のニュース番組を見ることはほとんどない。
彼は信じるに足りないと確信することが以前あって、それ以来見ていない。

辻本関連では、筑紫の番組を2度見た。
ふたりは仲がいいという話もあったし、どう扱うのか興味があったのだ。
やはり、優しい扱いだった。
辻本本人が出た時にも、ゲストはあまり厳しく突っ込まず、
辞職した時にも、街の声は、
辞めなくてもいいんじゃないかとかいうタイプのものばかり紹介していた。
まあそれがあの番組と筑紫のスタンスなんだから構わない。
彼を信じたい人が見ればいいだけのことだ。

「ブラックジャック」は、楽しく終わった。
準備していったことの8割くらいは話せたし、京都の時とはまた違う話も出たし、
うまくいったんじゃないかな。
ゲストふたりも、うまく機能してたし。
愛ちゃんは、今日が最後の出演だった。
にゃんちゅうも終わってラジオも終わって、しばらくはのんびりするようだ。

今回はいつもと違って、昼間の収録だった。
なにが違うかというと、人の多さが違う。
いつもはがらんとしているNHKに人が大勢いて、
独占状態だったメイク室も、ほかの芸能人がたくさんメイクしていて混んでいる。
控え室も、スタジオ脇の部屋がいっぱいで使えず、遠い部屋を割り当てられたりする。
ちょっと気分が違う。

次回、8月分の話もした。
なにを取り上げるかだ。
長いものばっかり4本やっては、それを読んでるだけでほかの仕事ができなくなる。
かといって、短いものばかりでは物足りない。
その辺の兼ね合いが、むつかしい。
次回は、すごく長いもの一本と、短いもの3本という組み合わせになるかも。
でも、その前に、また京都夜話タイプのイベントがある、かもしれない。
今度は東京。

帰ってきたら、正ちゃんはまた晩飯を早々と食べていて、
晩飯をくれとうるさくせがむ。
「正ちゃん、よく考えてみろ、今日の分はもう食べただろ」
といったのだが、どうも納得していないようだ。
まったく、困っちゃうよなあ。
明日は東京新聞が正ちゃんの取材にくるというのに、

こんな食い意地が張っていては、飯をやってないみたいでちょっと恥ずかしい。

今日は、1時前に出かけた。
正ちゃんには、昼の12時にまず昼飯をやって、出かける時に晩飯を先にやっておいた。
その時、「これは晩飯なんだから先に食べてしまわないように」
とくれぐれもいい聞かせておいたのだが、
8時ごろ帰ってきたら、飯はもうとっくになくなっていて、
早く晩飯をくれと要求するのだ。
「正ちゃん、冷静に考えてみろ、晩飯はもう食べただろ」
と諭したのだが、正ちゃんは納得しない。
まったくもう、ボケ老人じゃないんだから、食った飯くらいは覚えといてほしいよ。

今回の「マンガ夜話」は、録画なのだ。
今日は、2本録った。
1本目のゲストは、水野英子さんと大林宣彦さんだ。
この大林さんが、どうもなあ。
番組が始まって、じゃあまず大林さん、と司会の大月に振られたら、
それっきりもうずーっと延々話し続けてやめないのだ。
大月はもちろん、1分か
2分話を聞いて次に回すつもりだったんだろうが、
大林さんはひとりでインタビューを受けているように、
ずーっと小さな声で、あんまり本論とは関係ないことを喋り続けるのだ。
こりゃまいったなあ、とぼくは苦虫を噛み潰したような顔をしていたと思うし、
ほかのメンバーも弱っていたのだが、
大林さんだけが気づかず、話し続ける。
3分経ち4分経ち5分が経ち、そのうち10分が経ち、それでもまだ一人喋りは終わらない。
素人じゃないんだから、それでは番組が成り立たないということはわかりそうなものだが。
結局、少なくともぼくは、ほとんど予定していたことが話せないまま、
収録を終えてしまった。
物凄く準備をしていったのになあ。
漫画家本人ではなく職人が書き写して出版する書き版の話もしようと思って、
面白い見本をいっぱい持っていったのに、ちょっと残念だった。
でもまあ、1時間半録画したので、
最初の意図と違った物にはなったが、編集でなんとかなるだろう。
2本目はうまくいった。
さあ、明日は「ブラックジャック」だ。

[3.28]
筑紫哲也のニュース番組に、辻元が出ていた。
辻元を追及するという趣旨だったはずだが、
まるで正義のヒロインが弾圧を受けた、
その弁明をやらせる番組のような印象を、
ぼくは受けた。
問題になっているのは、
俺達の金を本来の目的とは違うことに流用して、
ばれると
嘘を吐いて逃げようとしたということだ
それは、逃れることのできない大きな罪だ。

ぎりぎりのタイミングで、
東京オフ会のスタッフと、
井の頭公園に花見にいってきた。
桜のピークは過ぎつつあって、もう何日かで散ってしまうだろう。
夜だったんで、そう豪華な眺めではなかったが、
やっぱり桜はいいなあ。
もっとも、明日からマンガ夜話の録画が始まるんで、
そこそこにして帰ってきた。
みんなは、まだやってるようだ。

辻元は、絶体絶命だな。
こんなことで辞めたくないといってると、さっきのニュースでやっていたが、
「こんなこと」としか考えられないあたりが、絶体絶命の原因だな。
将来の社民党の党首候補、機会があれば総理にもという意気込みだったようだが、
田中真紀子と共に、できればそんな野心なんか抱かないでほしい人物だ。

どうも咳が止まらない。
前に風邪を引いてから、ずっと止まらないのだ。
喉がずっと炎症を起こしたままなのはわかる。
ちょっと喉になにかつまったとかいう咳ではなく、
あきらかに喉になにか起きている咳なのだ。
花粉も影響しているのかもしれないなあ。
1日中咳ばっかりしてるというほどでもないから、
まあいんだけど。

柳光は、右肩を傷めていたらしい。
右を出すと見せて左のカウンターに賭けていたらしい。
どうも右のリードが出ないと思ったのだ。
もっと早く世界戦のチャンスがほしかったといっていた。
力のある選手の望みが叶えられない世界に、有望選手は入ってこない。
ボクシングは、じり貧が続くだろうなあ。
構造改革が要るけど、年寄りとヤクザががんじがらめで、それを許さないだろう。

電撃ネットワークのギュウゾウに誘われて、横浜アリーナにいってきた。
今日は、ボクシングの世界戦があったのだ。
徳山昌守ことホン・チャンスvs.柳光和博だ。
テレビの生中継があったのだが、それは7時54分からで、
前座はなんと午後2時からやってるのだ。
なんだか、寄席みたいである。
空いてるとこも、おんなじだ。
そうなのだ、今日の横浜アリーナは、ガラガラであった。

ぼくらの席は、最前列。
10万円の席だ。
後ろ一列は、全員ヤクザ。
その後ろ一列は、全員ホステスだ。
トイレに立つと、トイレ前はヤクザが並んでいる。
ボクシングの興業は、いつもヤクザ率高いなあ。

ぼくらが入った第七試合で、客の入りは2割から3割といったところか。
メインイベントは、第11試合だ。
どのくらい入るかなあと心配していたが、
まあ4割から5割というところか。
興行権をたとえチャンピオンが持っても、大した儲けにはならない。
テレビであれだけスポットを打っても、ボクシングに客はこない。
リング上に年寄りが並び、自分たちの持っているささやかな権力を誇示するたびに、
魅力のなさが拡大される。
プロレスもあるしK-1もあるしPRIDEもあるし、ほかの娯楽も今では多い。
その中でボクシングが生き残っていくのは、大変だなあ。

試合は、メインは面白かった。
徳山は、力がある。
いい練習を積んでいる。
柳光を気持ちで圧倒した。
徳山は体を揺すってジャブを出し、綺麗にワンツーを決める。
柳光はリードが出せない。
それがずっと続く。
8ラウンドが終わった時に、リングサイドにいた薬師寺が首を振った。
柳光はもう勝てない。
9ラウンド、KOで徳山が勝った。

ワンサイドではあったが、柳光も心を折らずに頑張った。
いい勝負だった。

手塚治虫の古い本は、何冊か持っている。
特に古いものは、「メトロポリス」と「来るべき世界」だ。
電撃ネットワークのマネージャーをやっていた千代吉が運送屋に転じて、
なにか仕事をくれというので、うちの引っ越しを頼んだのだ。
今から、2年半前、この家を建てた時のことだ。
引っ越しが済んでしばらく経ったころ、千代吉から電話があった。
古い家の引っ越しで、古い本がたくさん出たがどうすればいいかというのだ。
小説は捨ててしまったが、漫画の本は値がつくかもしれないので取ってあるというのだ。
手塚治虫の初期のものもあるというので、
それはとりあえず古本屋に持っていって査定してもらえと答えた。

数日後、千代吉が段ボール箱を抱えてやってきた。
それ一杯の本に、70万とかの値段がついたという。
買ってくれというので、箱を開いてみたが、
要るものと要らないものとあって、全部は買い取れない。
知らない人に売るのは嫌だからほしいものだけ買ってくれというので、
手塚2冊を、20万で買った。
何冊かほかにも取っていいというので、
古本価格の低そうなものを選んで、数冊おまけにつけてもらった。
無名漫画家の本とか、揃っていない全集の一部とかだ。
その最初に取った2冊が、「メトロポリス」と「来るべき世界」だ。

「メトロポリス」は、マンガ夜話で取り上げるので、
先日NHKの担当者と、古いほうを見ていたら、不思議
なことに気づいた。
最初に出たのは昭和24年の9月15日で、版元は育英出版だ。
ところが、ぼくの手許にあるのは、昭和26年4月1日の出版で、
版元も、キング出版社というところのものものだったのだ。
当時は権利関係がいい加減だったので、
版元が出版権をよその出版社に売ってしまって、
同じ本を違う出版社が出すケースは多かった。
千代吉から買ったほかの本に「新宝島」があるが、
これは最初の「新宝島」が出たずいぶん後に、東京の出版社が出したもので、
絵も手塚の絵ではない。
書き版といって、写真製版ではなく職人が写したものだ。
でも、キング出版社のものは、現在復刻されているのと同じ絵柄だ。
装幀もオリジナルと同じだ。
ぼくはオリジナルだとばかり思ってたんだけど、
うーん、これは、古本の価値としてはどうなんだろう。
20万は高かったかなあ。
たぶん、マンガ夜話に持っていくので、お楽しみに。

鉛筆削りを買ってきた。
結局、いろいろ探したけど、ユザワヤで見つけた。
あんまり種類がなかったのは、やっぱりもうシーズンが終わりかけてるからかな。
もうすぐ新学期始まっちゃうもんな。
買ったのは、キティちゃんだ。
ハンドルを動かすとキティ人形が動くタイプと普通のタイプとがあったが、
人形タイプはデコボコしてて、子供の手には持ちにくいかもしれないと思って、
普通のタイプにした。
オシャレなのに比べて安いんでびっくりしたよ。
妹の娘が喜んでくれるといいんだけど。

別冊アスキーに、インタビューと写真が出ている。
ヨコチンこと横山宏と見開きの登場だ。

「ラクガキ王国」というPS2のソフトが発売された。
これは、RPGなんだけど、
自分で描いたキャラクターが3Dになって動くというのが売り物だ。
ここに、いろんな漫画家が描いた膨大なキャラも入ってるんだけど、
ぼくのキャラも入っている。
数えてもらったら、確認できただけで、最低6体は入ってるそうだ。
自分でいうのもなんだけど、すごくいいでき。
ソフト自体も、絵を描く部分しかやってないけど、これが既に面白い。
パッケージには、協力した漫画家協会会員の漫画家たちの名前が、
スペシャルサンクスとして並んで
いる。
でも、彼らは自分でソフトを使ってキャラを描いたわけではない。
彼らが描いた絵を元に、ソフト会社が描き起こしたのだ。
そんなのにスペシャルサンクスで、
ソフトを使って自分でたくさんキャラを描いたぼくには感謝はなしだ。
かなり失礼なソフト会社だが、まあいいや。


「3.22」
さあて、今日はマックエキスポだ。
iMacももちろん触りたいんだけど、
マックエキスポって、やっぱりちょっと独特の楽しさがあるよな。
ウィンドウズじゃない楽しさ。
今年は、なにか変なものがあるかな。
楽しんでこよう。


妹の娘が小学校に入学する。
お祝いはなにがいいか聞いたら、もうめぼしいものは双方の親が唾を付けていた。
じゃあ鉛筆削りを買ってというので、ふむふむじゃあちょっとオシャレなのをと考えたら、
オシャレなのはやめてねと釘を刺されてしまった。
子供が使うんだから、花柄とかキャラクターものとか、
そういうのにしてという要望なのだ。
なるべくベタなものをというリクエストなのだ。
まあそれは、もっともだ。
今日、髪を切りにいったついでに、西友を覗いてみたのだが、
それらしいものは影も形もなかった。
モノトーンのカッコいいやつなら、売ってるとこを知ってるんだがなあ。
どこにいけば、ベタな鉛筆削りって売ってるんだろう。

前に風邪をひいてからずっと、咳が止まらない。
はたしてこれは、風邪が治ってないのか、花粉症の一環なのか。
忘れたころに、突然ゲホゲホやってくる。
腹筋が痛くなるほどじゃないんだけど、
咳は嫌だよなあ。
まあハナミズもクシャミも嫌なんだけど。
春って、昔はもっと浮き立つ季節だったよな。
28歳で花粉症になってから、どうももうひとつ、純粋にこの季節を楽しめない。
美しい季節なのになあ。

ウォシュレットは、やっときてくれた。
ひと通り見たが、やはりなにも問題はないようだった。
多少原因らしきこともないではないが、よくはわからない。
自己診断機能を教わって、まあ様子を見るということになった。
今は問題なく使えてるんで、いいことにしておこう。

家から一歩も出てないのに、鼻声が治らない。
山で大量に摂取した、産地直送新鮮花粉のせいなのか、
排気ガスと結びついた強力東京花粉のせいなのか、
なんにしろ、花の季節が終わるまで続くだろうな。
実は、来週25日と26日で、次回の「マンガ夜話」を3本分収録する。
今回は、したがってFAXもなし。
鼻声で喋るのは嫌だなあ。

マンガ夜話のアシスタント情報を、ちらりと小耳に挟んだ。
ほほー、なるほど。
いやー、そういうことなのか。
ちょっと驚いた。
8月をお楽しみに。

朝日新聞の夕刊漫画が、「ワガハイ」からしりあがり寿の漫画になる。
これでもう、夕刊を拡げるたびに哀しい気持ちにならずに済む。
その上、しりあがり寿の漫画が読める。
これは、かなり嬉しい。
それにしても、どうして朝日は内田かずひろの「ロダンのココロ」を
手放してしまったんだろうなあ。
あれは、週刊朝日よりも新聞の日曜版のほうがずっと合っていたのに。
まあこれで日曜版もなくなるわけだけど。


ウォシュレットが故障した。
スイッチを押しても、なんの反応もなくなってしまったのだ。
まさか、コンセントが抜けてたとかいうオチじゃないよな、と確かめてみたが、
しっかりと挿さっている。
設置した会社に電話をしたら、係のものがいないのでまた電話するといわれたが、
その後何日経っても、電話ひとつこない。
トイレは1階にもあるから、不自由ではないが、
連絡がないのは弱ったなあと思っていたのだが、
ゆうべ、ふとスイッチを押してみたら、作動した。
それ以来、なんの問題もなく動いている。
でも、動かなかったということは、なにか問題があったことはあったはずなのだ。
もう一度電話して見にきてもらったほうがいいのか、
このままほっといてもいいのか、かなり悩んでいるのだ。
まったく、こんなオチだったとはなあ。

こないだ横浜アリーナでやって大人気だったWWFの興業は、
テレビ東京で放映するはずだったのに、理由もなく延期になっていた。
いや、理由はあったんだろうけど、視聴者には明かされなかった。
それが、やっと2か月遅れで放映される。
それも、3月30日
真夜中の27時5分、つまり午前3時5分から1時間だ。
時間帯も酷いが、当初は90分の予定だったから、これも短縮されている。
おそらく、東京にはあってもローカルテレビ局のテレ東が、
世界のWWFに、手玉に取られたんだろう。
金と宣伝面だけ協力させられて捨てられたというあたりじゃないかな。
世界の色悪WWFに、一介の田舎娘じゃ太刀打ちできないよ。
噂されている今年秋にWWFがドーム興業をする時には、どこのテレビ局かな。
まだテレ東が捨てないでと縋って放映させていただくんだろうか。

掲示板で話題になってるが、美輪あきひろは、一度だけ見かけたことがある。
ワハハ本舗のウメちゃんこと梅垣が、1万円リサイタルをやったことがある。
その時に見かけたのだ。

ウメちゃんは当時、美輪あきひろの恰好をして、
「ウメちゃんの青い部屋」というネタをやっていたのだ。
たぶん、今回も本人の目の前でやりたかったんだろう。
ぼくが案内されて席に着いたら、隣に美輪あきひろが座っていた。
ぶっこみの桟敷だったんだけど、彼のまわりはすいていた。
美輪あきひろは、顔がとてつもなくでかかった。
床に座ってると、2頭身だった。
うーん、この顔の大きさが天下を取らせたんだなあ。

締め切りをいくつか放り出して、温泉に浸かってきた。
四万温泉だ。
そんなに肌にもきつくなく、匂いも薄く、何度でも入れる気持ちのいい温泉だ。
飲んでも美味しい。
初日に飲んだら、塩味が濃くて昆布ダシのような味だったが、
二日目には、少し塩味が薄くて、昆布味も微かだった。
もう少し下の飲泉所で飲んだら、もっと味が薄かった。
源泉に近いと味が濃いとか、夕方より朝のほうが薄いとか、
なにか法則のようなものがあるのかな。

川に石を積んで露店風呂が作ってあって、
そこで川を眺めながらぼんやりってのもよかったんだけど、
ぼんやりしようと思ってもオヤジがどやどやと入ってきて、風情を感じさせてくれない。
どうも、旅行にオヤジとオバサンの群は邪魔だよな。
宿の裏手に神社があって、その欄間が見事だった。
横に回ったら、狸が一匹死んでいた。
神社の横なら、まあ無事成仏できただろう。

今回の問題点は、杉花粉だ。
山は、見事に杉花粉に満ち溢れていた。
バスで温泉に向かって上っていくと、どんどんクシャミが出始めて、
目が猛烈に痒くなり、ハナミズが出だす。
見回してみれば、全山杉の木だ。
どうりで、街中よりもマスクをして歩いている人が多いと思った。
「杉花粉飴」というものを売っていて、
まさか杉花粉が入ってるんじゃないだろうなと思ったら、
ほんとにそうだった。
発症前2か月くらいから、毎日二個飲めと書いてある。
常に花粉が体の中にあることによって症状を出さないようにするそうだが、
ほんとなのかなあ。
とりあえず買ったけど、もう今年は発症してるから、来年分かな。
それにしても、温泉に入ってグータラするのは気持ちよかったなあ。

今週は風邪をひいてたおかげで、締め切りがたまってしまった。
計画通りにいけば、もうすべて片づいてるはずだったのに。
うまくいかんもんだなあ。

今日は前に住んでた家のほうまで、陶芸の取材にいってきた。
今回は、磁器をやってみることにしたんだけど、
近所の陶芸教室ではできなかったので遠出したのだ。

といっても、自転車で行ける距離なんだけどね。
それにしても、今日は暑かった。
長袖のTシャツ一枚で自転車に乗ってたら、汗びっしょりになってしまった。
ほとんど初夏といってもいい気候だった。
まだ3月半ばなのに、どうしちゃったんだ。
桜も慌てているだろう。
このぶんじゃ、ヒマワリが咲き始めちゃうよ。

磁器は、むつかしい。
結局、一般的な形の磁器は作らず、ヒモで作ってみたり、
叩いて延ばしてみたりして、まあ最後はろくろで椀や湯飲みも作ってみたけど、
磁土の扱いに苦労した1日だった。
乾いたらちょっと絵もつけてみたいが、どうなるかな。
絵というよりも、柄かな。

ちょっとメールの返事が滞っているが、ちょっと待って。
なるべく書くが、忙しいときには書けないこともある。

今は忙しい時なんだよな。

カウンター問題は、どこかのカウンターを借りて、UsenにおいたHPに貼ろうと思う。
JustNetには小さい表紙だけ置いて移転先を示すか、
自動的に飛ぶようにするか、どちらかにしようと考えている。
で、カウンターなんだけど、できれば無料がいいんだけど、
広告の入ってないごく普通のって、どこかにある?
その方面はぜんぜん詳しくないんだけど、詳しい人教えて。
もちろん、今の数字を引き継げるものに限るんだけど。

こないだ獏さんと対談やった雑誌が届いた。
「Life Size 」という本だ。
まだ読んでないけど、今月は、竹野内豊の特集のようだ。
対談のところだけ見た感じでは、面白いセンスのデザインだ。
でも、書店で見たことないんだけど、売ってるのかなあ。

「3.18」
ちょっと用事があって、連載している編集部に電話をした。
「はい……」
出たのはなんだか世界一不幸な年とった女性のような声だったので、
こりゃひょっとして間違えたかなと、
「××企画ですか?」
と会社名をあげて聞いた。
違いますという返事だったので、
どうも申し訳ありません間違えましたと丁寧に詫びて電話を切ろうとしたら、
ちょっと切らないでくださいという。
なんでしょうかと聞くと、あなたさっきなんていいました、という。
××企画ですか、といいましたが」
「私は年取ってるんだから、いたずら電話はやめてくださいよ」
彼女は、不愉快そうに、吐き捨てるようにいって電話を切った。

老いるというのは、こういう不幸なケースもあるんだな。
電話番号をチェックしてみたら、ぼくは途中を間違えていて、
そうしょっちゅうそこに同じ間違い電話をかけてくる人がいるとも思えなかった。
間違えたのは申し訳なかったけど、
間違いと悪意の判断がつかなくなるような老いかただけは、したくないものだとも思った。

カウンター作りで暗礁に乗り上げてしまった。
JustNetとUsenと、両方にHPをアップして、
どちらに入ってもカウントされる、共通のカウンターを使いたかったのだ。
Usenのテクニカルサポートの話では、
それはできないということだ。
おまけに、Usenのカウンターは、「000000」からのスタートしかできない。
うーん、弱ったなあ。
もうひとつプロバイダーと契約しなくちゃいけないのかなあ。
まいったまいった。

今日は週アスのネタ作りで、カウンター関係をやった。
実は、UsenにもうこのHPはアップしてあって、見に行けるようにはなっている。
ただ、カウンターにいろいろ問題がある。
どう問題なのかは週アスで読んでほしいが、
cgi関係の問題もあるし、Usenのサポートの問題もある。
どうもなんだか、面倒臭いなあ。
みんなよくこんな面倒なことやってるな。
といいつつ、ぼくもやってるんだけど。

今週はとにかく風邪引いたり忙しかったりで、ろくに外に出ていない。
今日は近所の東女で卒業式だったのだが、それも知らなかった。
夜に東女の脇のコンビニにいったら、
汗くさい法政一高の男子生徒が山ほどいてうっとおしかったくらいだ。
10代の男は、どうしてああむさ苦しいんだろう。

佐川清が死んだ。
佐川急便の創業者だ。
そして、政界とプロレス界のタニマチだ。
政界ルートは、新聞種になってしまったが、
プロレス界のほうは、別に悪事なわけではない。
アントニオ猪木は『新日本プロレス』のオーナーとか筆頭株主とか呼ばれているが、
それは正確ではない。
佐川清が、新日の株を大量に保有していて、
それをフリーハンドで猪木に預けているのだ。
それが死んだとなると、はたしてこれから先、
新日における猪木の影響力はどうなってしまうのか。
これは案外、格闘技全般に大きい影響を持つ出来事なのかもしれない。

今朝は、7時ごろ寝た。
9時半ごろ、チャイムの音で目が醒めた。
ぼくはどんなに熟睡していても、些細な音で目が醒めてしまう。
でも、今日は起きるのが面倒だったし、まあいいやとそのまま寝てしまおうとしたのだ。
そしたら、どんどんとドアを叩きながら、「いしかわさーん」と叫ぶ声がする。
いったいなにが起きたんだ、と仕方なく起きて、玄関のドアを開けた。
「速達です」
郵便局員が、本の入った封筒をぼくに手渡して、ドアを閉めた。
速達って、手渡さなくてはいけないという郵便局の内規でもあるんだろうなあ。
ハンコ押さないと受け取れないわけでもないのに、
いつも寝てるところを叩き起こして、無理矢理受け取らせる。
迷惑だよなあ。
郵便受けに入れといてくれればいいのに。

もう一度寝ようとベッドに潜りこんだら、
10時ごろ銀行から電話がきた。
午前中は寝てるのを知ってるはずだが、と思ったら、
いや、午後からお出かけだって話だったんで、という。
つまり、寝てるのを知ってて起こしたわけだ。
まあ自分の都合が一番だよな。
もう一度寝ようとしたら、またどこかから電話がきた。
でも、もう頭が朦朧としてて、誰だったのかなにを話したのか、まったく記憶がない。
午前中に起こすのは、ほんとにやめてほしいよ。

月末に、東京新聞が正ちゃんの取材にくる。
生活部というところらしいが、正ちゃんも有名になったなあ。
夏目家の猫を越えるのも近いか。
あっちは名前もないしな。

さっき、有線が取材にきた。
まあ有線を導入してどうかとか、どんなコンテンツを見てるかとか、
そんなインタビュー内容なんだけど、
コンテンツは正直いってあんまり見てないが、
スピードは満足以上のものがある。
絶対お薦めだ。

一晩眠ったら、熱はだいたい下がったようだ。
まだ皮膚がぴりぴりするので、微熱はありそうだが、その程度だ。
やけに眠いが、どこかでツェツェバエに刺されていたのかもしれない。

今日はちょっとだるかったので、仕事があんまり進まず、
まあそれをいいことに、古いレコードを何枚か聴いた。
膨大なレコードをなんとかしたいなあと思いつつ、
膨大なCDだってあるしなあ、
でももっと膨大な本もあるわけだしなあと悩んでいる。
インテリア特集に出てくる家は、どこも、なんにもない。
家具が置いてあるだけだ。
本一冊、レコード一枚置いてない。
そんな家、ほんとにあるんだろうか。
あったとしたら、ほんとにつまらない人生を送ってる人の家だろうと思う。

レコードは、しょっちゅうひっくり返してないといけないのが難点だが、
懐かしくて柔らかい音がする。
アンテナと六文銭とあがた森魚と夕焼け楽団とホットツナと休みの国を聴いた。
最後に、友部正人を聴いた。
ぼくはあんまり他人に影響を受けない方なので、
憧れる人も尊敬する人もいない。
でも、ぼくの人生における大スターは、3人いる。
3人とも、30年前の同じ時期に初めて聴いて、それ以来ずっと聴いている。
大瀧詠一と浅川マキと、それから友部正人だ。
「ああ、中央線よ空を飛んで、あの子の胸に突き刺され」
今聴いても、友部の声は、ぼくに突き刺さってくる。
友部は、凄いなあ。

いったいどうしたんだ。
また熱が出てきた。
まあ今回は、前回ほどの熱ではない。
いまのところ、7度6分止まりだ。
でも、ちょっと腰が痛い。
風邪なんてとうの昔に治ったと思ってたのに、またぶり返したのか。
熱が何度も出るということは、マラリアか?
敗走する日本兵じゃないんだがなあ。

こないだやってきたWWFの日本興行の模様を、
地上波ではテレビ東京が、今日放映するはずだった。
ところが、いきなりそれが中止になってしまったのだ。
テレビ東京のホームページには
番組製作上の都合により、放送予定が変更となりました
と書いてあるだけで、なんの説明もない。
なにかがあったんだな。
WWFは、権利関係に厳しいし、きっとWWFとテレビ東京との間に、
放映権を巡ってなにかトラブルがあったに違いない。
なお、変更後の放送予定については、まだ決まっておりません
ということらしいが、非常に残念だ。
誰か、詳しい事情を知ってる人がいたら教えてくれー。

漫画の連載をしそこなった。
昨日DIASの編集者と会ったんだけど、実は新連載の依頼だったのだ。
やっと漫画を入れてもいいという方針になったので、
ぼくに連載させようと電話したら、その夜に休刊が決まってしまったらしい。
なんてこった。
はたして週刊でできるのかということはおいといて、
久々の漫画新連載だったのに
もう1年潰れるのを待ってほしかったなあ。

「3.12」
今日も、家から一歩も出なかった。
銀行の担当がきたんで、そいつと話しただけで、
あとは正ちゃんとしか話していない。
DIASの原稿と、ゲイナーの直しとイラスト。
DIASは、ぼくが書いた次の号あたりで休刊になるようだ。
DIASの前身の週刊宝石の最終号でも、
ぼくは漫画を描いてるんで、また最終号かとドキリとしたのだが、
なんとかひとつ前の号で済んだ。
DIASは、また違う雑誌になるのかな。
明日、編集者と会うんで、きっとこれからの話も聞けるだろう

例のジー・
オーグループの大神源太は、
近所に住むぼくの友人Kにそっくりだ。
顔も体型も服のセンスも似ている。
Kも、400億までは集められるわけだな。
ちょっと分けてほしい。
イラストレーターのヨコチンは、某ラリー選手にそっくりだ。
ぼくは、知ってる人は知ってる小田島にそっくりだ。
いやー、世の中には似てる人っているんだよなー。

JustNetは、なんとか継続できそうだ。
つまり、HPのURLもメールアドレスも、変えなくて済みそうだ。
刷ったばかりの名刺も無駄にならずに済む。
でも、そのうち独自ドメインを含めて、な
にか考えると思う。
とにかく忙しくて、あんまり考える余裕がない。

福岡の鐘ヶ江さんに、柿をもらった。
この時期に柿ってのも珍しい。
収穫したばかりの富有柿を氷温で冷蔵して真空パックしたものだそうだ。
いろんなものがあるなあ。
日本はほんとに豊かだと思う。

今月は、DIASと洋泉社のムックに、単発の原稿を書く。
DIASのほうは地元ネタ、洋泉社のほうはプロレスネタだ。
洋泉社のアメリカンプロレスムックは、毎回出来がいい。
2冊出てるんだけど、2冊とも読んでいる。
来週は有線が取材にくる。
コンテンツに使うみたいだ。
「秘密の手帖」は、デザイナーから表紙のアイデアがきた。
ちょっと面白くなりそう。

ここんとこ、JustNet関連のトラブルが続いたので、
こっそりもうひとつミラーサイトのようなものを作った。
でも、わけあって、まだURLの公開はできない。
わけというのは、カウンターだ。
なんとかして、両方のサイトでカウンターを共通にできないかと思うのだ。
どっちに入っても同じところでカウントされるようにね。
そのほかにも、あるんだけど。
独自ドメイン取って、プロバイダーの都合に左右されないようにしようかなあ。
とかいろいろ考え中。
ところで、今日ネタ作りにきた週アスの佐藤くんは、
高校生時代、南町のコンビニでバイトをしていて、
ぼくをよく目撃していたそうだ。
確かに、前の前の事務所は南町にあって、そこのコンビニにはよくいっていた。
コンビニの兄ちゃんも、時が経てば週アスの編集者か。

作家の半村良さんが亡くなった。
肺炎だそうだ。
最近は読んでいなかったけど、一時はほんとに片っ端から読んでいた。
もっともお世話になった作家のうちのひとりだ。
冥福を祈る。

テレビに出る時には、メイクをちょっとする。
顔のテカリを押さえる程度にファンデーションを塗るだけなんだけど、
こないだは、ファンデーションが合わなかったようだ。
どうも顔の皮膚が、雪山で吹雪の日に1日滑った時のように、
ガサガサになってしまっている。
沖縄のコンビニで買ったDHCバージンオイルをつけてるんだけど、
なかなか回復しない。
1日で吹き出物ができる時もあるし、
毎日違うメイクさんなんだけど、使ってる化粧品も違うのかなあ。

晩飯を食べに、琉球という沖縄料理屋に入った。
ここは、料理屋といっても、小さい飲み屋みたいなとこだ。
でも、ぼくは飯屋として利用している。
沖縄料理は、野菜が多くて、ヘルシーでけっこうである。
今日は、ソーキそばと田芋とナーベラーチャンプルーと足テビチを食べた。
でも、今日はちょっと食べにくかった。
店に入ったら、いきなりライブが始まったのだ。
琉球では、時々民謡のライブをやっている。
それが、偶然今日だったのだ。

三線を抱えた歌い手と、小さい胡弓のような弦楽器と、鳴り物担当ひとり。
3人セットだ。
歌い手は、白髪交じりの50代の男だ。
狭い店で、客も全員で10人ちょっとしかいないのに、
歌もマイクを使うし楽器も電気を通しているから、ややうるさい。
3メートルくらいしか離れていないとこで歌っているので、
歌を聴きにきた人はいいが、ぼくのように飯を食いにきただけの人間は、
居心地がちょっと悪い。
チャージも取られるし。
沖縄民謡は好きなんだけどね。

角川から出す「秘密の手帖」の解説は、山田詠美に書かせる予定だった。
ずっと前に近所のスーパーで深夜にばったり会った時、
時期と版元はまだ決めてないが絶対に
書くようにといっておいたのだ。
しかし、ちょっと問題が起こった。
無事脱稿して出版予定がはっきりしたので、正式に依頼したら、
書きたくないといい出したのだ。
実は、あいつは角川と以前ちょっとトラブルがあって、
角川は嫌だというのだ。
まあしょうがない。
一度決めたら頑固に動かないやつだし、また解説は次の機会にしよう。
となると、誰に解説を頼むかだ。
やっぱり、彼かなあ。
詠美を除けば、あの彼が一番いいんだけど、
時間がないからやってくれるかなあ。
報告は、また後日。

[3.8]
今日は、後楽園にいってきた。
プロレスを見にいったのではない。
「ガオレンジャーショー」を見にいったのだ。
いやー、最近はこの種のショーが盛り上がってるとは聞いていたが、
ほんとに凄い。
3回公演の予定が、急遽追加公演が出るほどの人気。
人気の主役は、ガオレンジャーたちというよりも、
その素顔を演じる若い俳優達だ。

かつては変身ものドラマは、子供向けのグレードの低いもので、
出演者も決して喜んで出るタイプのモノではなかった。
それが、
オダギリジョーが評判になったあたりから、見ている子供だけではなく、
子供の若いお母さんにも人気が出だした。
今では、若手の俳優を売り出すために、
わざわざ変身ものドラマに出演させるほどだ。
今日も、開演時間前から長蛇の列だ。
若いファミリーが中心なんだけど、女の子がひとりとかふたりとかでもきている。
みんな、カメラやビデオを持っている。
かなりの高級カメラを持っている人もいるし、三脚を持っている人もいる。

ショーをやる場所は、吹きさらしの屋上なんだけど、実はここが、
業界で一番グレードの高い場所なのだ。
きっと、デパートの屋上なんかとは、格が違うんだろうなあ。
前半はテレビに出ている若い俳優達のドラマ、
後半は仮面をかぶったアクション俳優達のショー、
そして、また最後は若い俳優達のドラマで締める。
満員の客は写真を撮りまくって、
なんだかジャニーズ系のショーでも見ているような感じだ。
時代は変わったなあ。

帰りに、DDTステーキに寄った。
プロレス団体のDDTがやっている店だ。
去年開店した途端に狂牛病騒ぎが始まるという不運ぶりだったが、
やっと客も定着したらしい。
水道橋駅からすぐの、カウンター12席の小さな店だ。
ぼくは、サーロイン200グラムを食べた。

今日は、家から一歩も出ずに仕事をしていた。
ほんとにドアすら開けなかった。
テニスをしたかったんだけど、まあ仕方がない。
明日は取材で出かけなくちゃいけないし、
帰ったら週アスを書かなくちゃいけないし、
今日の仕事は今日しかやる時間がなかったのだ。
黙々と何点もカラーのイラストを描き続けていると、目と肩がやられてくる。
時々、中山式快癒器で背中と首をぐりぐりして、
朝から晩までタブレットに向かっていた。
しかし、コンピュータを導入して、こいう時は楽になったなあ。
絵の具が乾くのを待たなくてもいいんだもんな。
今日のご褒美は、葉を何枚もかぶせた桜餅だった。
桜の葉の塩気が、下にじんわりと染みて美味しかった。

WWFにいってきた。
客が楽しむためにきていて、みんなよく予習してきているのに驚いた。
誰が出てきたらなんて声をかけるのか、かなり正確に知っている。
誰の決めぜりふがなんなのか、すごくよく知っている。
サインボードは、結局描く時間がなかったけど、
持ってきてる客は、あきれるほどいっぱいいた。
グッズ売り場は、超長蛇の列。
とてもじゃないがTシャツもパンフも買えないと諦めた。
ダッドリーズの格好をした客が何人かいる。
けっこう体格が似てる人もいた。

シェインが出てきて、挨拶。
ウォーリー山口が通訳しようとしたら、客がブーイングするのを見て、
すぐ山口を下げさせて、平易な英語で聞きやすいスピーチをした。
さすが帝王学を学んでる。
第一試合は、エッジとリーガル。
ちゃんとリーガルに客がブーイングをするとこがエライ。
リーガルはさすがにうまいが、どうももうひとつ。
日本スタイルを意識しすぎているようにも感じる。
グラウンドが多くなって、エッジのよさが出ない。
ちょっと長引いて、リーガルの勝ち。
第二試合は、リタ×モーリィ。
もちろんリタが勝ったんだけど、モーリィが、意外にもキレのいい動きだった。
スパッと技を決める。
いつの間に腕を上げたんだ。
第三試合は、
ハク×DDP。
DDPは、ヘタでつまらない。
場内巡回でうけてたけど、レスリングでうけてほしいもんだ。
ダイヤモンドカッターでDDPが勝ったが、3カウントされた途端、
ハクはなんのダメージもなく立ち上がって去る。
日本の客に情けないとこは見せられないという意識が働いただろうな。

第四試合、
フナキ×ハリケーン、タカつき。
タカは怪我の回復が間に合わなかったらしく、
コスチュームを着て登場したが、試合には参加しないでリング外をうろうろする。
ハリケーンがいいとこを見せようとしたのか、
ちょっとどたばたしてしまった。
まあそこそこだったかな。
でも、タカとフナキにブーイングを飛ばすあたり、ちゃんとわかってるなあ。

第五試合、パルンボ&ビリー・ガン×ハーディーズ。
ハーディーボーイズは、やっぱりカッコいいなあ。
体を張ってるというのは、ほんとに美しい。
リタがハリケーン・ラナで加勢し、ジェフのスワントーンも出たが、
チャック&ビリーの勝ち。

インターミッションを挟んで、第六試合タジリ×キッドマン。
タジリが連れてるガールフレンドという設定のトーリは、対戦相手キッドマンの婚約者だ。
この試合も、やっぱり日本スタイルを意識して、ストロングスタイル風になった。
でもまあ、2回目でタランチュラもやらせてもらえたし、いいかな。
しかし、タジリには大声援、キッドマンにはなんの反応もない。
第七試合、ダッドリーズ×ビッグ・ショー&ケイン。
ショーは、ほんとにデカイ、そして、ダッドリーズはうまい。
ババ・レイが宙を睨んで「ディーボン!」と叫ぶと、
客もいっしょに「ディーボン!」と叫び、続けて、「Get the table!」だ。
今回驚いたのは、リング下で、ディーボンが正面から組み合って、
ケインをスープレックスでテーブルに投げたことだ。
あんな力で勝ったことにしていいのか。
日本だからいいのか。
第八試合、ロック×ジェリコ。
試合は、どうってこともない。
ローブローからスクールボーイで、ジェリコの勝ち。
その後が長かった。
マイクのやり取りが延々と続き、ジェリコがオカマと認定され、
それがうけると見るや、ずーっとジェリコオカマネタで引っ張る。
客をいじらせたら、世界一だなあ。
この日ジェリコは、「Y2GAY」という名前が増えた。

フレアーとマレンコ弟がゲストできていた。
フレアーは、マイクアピール後、リーガルと小競り合い、4の字で極める。
マレンコは、なにしにきたんだか。
リングサイドに解説でいたムタは、さすがにスーパースター、
レスラーみんなに敬意を表せられていた。
ちょっと嬉しい。
小川は、どこにいるのかわからないままだった。


全体に、安っぽかったのは否めない。
金がまったくかかっていない。
場内には、リングが置いてあるだけ。
ハウスショーといっても、もう少し装飾がほしい。
ゲンコツもないし、大きいビジョンもない。
花道はただの客席の隙間だし、ビデオも流れない。
しかし、久々に見るアメリカンタイプのショーは、楽しかった。
またアメリカまで見にいきたくなっちゃうなあ。
でも、今回は、日本に馴染みがあって、日本スタイルもこなせるレスラーを集めていた。
アメリカンプロレスをやるレスラーだけでいいのにね。

今回も、なんとか「マンガ夜話」を無事に乗り切った。
あの番組は、1時間出て喋るだけ以上の体力と精神力を使う。
今回は、実質的に3日だったけど、それでも終わるとぐったりだ。
でもまあ、打ち上げにいくくらいの気力は残っている。
ついでに、今日、横浜までWWFを見にいくくらいはね。

今回のシリーズは、終わってみるとバリエーションに飛んでたなあ。
韓国漫画の「アイランド」は、日韓の文化の違いを浮き立たせた。
漫画の描き方ひとつでも、ずいぶん違うもんだ。
「青の6号」って、好きな人は好きだろうなと思ってたが、案の定だ。
あの前後何年かの小沢さとるは、すごく色気のある線を引いていた。
そういえば、現在は「小澤さとる」なんだよな。
「課長島耕作」は、ちょっと悔いが残った。
一見ポピュラーな大勢に受け容れられるタイプの作品のようだが、
弘兼には大きな歪みがあって、
それが人気の秘密でもあるし、拒否する人も多い理由でもある、
ということを具体的に話したかったんだけど、
前日からいろいろ考えたのに、結局うまくいかなかった。
「おいしい関係」は、一条ゆかちゃんが、案外緩かったな。
もっと突っこんでくるかと期待してたんだけど、おとなしかった。
ゲストはむつかしい。
特に少女漫画は。
今度は、萩尾さんもまた呼びたい。
手塚特集には、さる大御所を呼んでもらうことにした。
個人的には、非常に楽しみ。
さあ、今日はWWFだー。
横浜だー。
ところで、アシスタントの愛ちゃんは、次回手塚特集までだ。

[3.5]
昨日のスーツはどこのかというメールがいくつかきていたが、
あれは、ずーっと昔のアニエスだ。
まだ日本に入り始めの、子供向きじゃなかったラインナップのころのだ。
もうまるで流行遅れで、あんまり流行遅れなんで、流行を超越してしまったと
ぼくは思って平気で着ている。
何年か前に、お洒落な女の子に、流行遅れだよといわれたことがあるが、
あれはあれでいいのだ。
今のシャツやネクタイで、充分新しく着られる。
さて、今夜はなにを着ようかなあ。
これはこれで、悩みの種だ。

よーし、3日済んだぞ。
今日のシマコーは、いいたいことがひとつあったんだけど、
番組開始までにうまくまとまらず、ぶっつけで入った。
でも、結局うまくいかなかった。
ちょっと悔いが残る。

北野誠は、久し振りのバラエティつっこみを持ってきたんで、
やややりにくかった。
こちらの息継ぎで入ってこられるんで、うまくまとまらないうちに話してしまったりして、
いつもとはだいぶ違う対応を迫られたな。
彼の話では、大瀧詠一が「マンガ夜話」が好きで、
ぼくのスタンスが好きなんだそうだ。
大瀧詠一からよろしくという伝言があった。
大瀧
は、ぼくは大好きだ。
友部正人と並んで、ぼくの数少ないヒーローのひとりだ。
はっぴいえんどから、売れないソロ時代を通じて現在まで、
レコードとCDはかなりたくさん持っている。
「福生ストラット」も「ナイアガラ音頭」も大好きだ。
番組を見ていてくれて嬉しい。

さて、明日は最終日。
一条ゆかちゃんもくるし、楽しくいこう。
ただ、愛ちゃんに関して、あんまり楽しくないお知らせもある。
それにしても、今日は襟元が苦しかったなあ。

「島耕作」の京都編には、和歌がいくつも引かれている。
「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき」
という与謝野晶子の歌が好きだ。
初めて読んだのは教科書だったような気がするが、
嬉しそうで晴れやかで華やかで、凄く印象に残った。
和歌を読むと、ずーっと昔、中学生のころを思い出す。
国語の時間に、みんなで和歌を作り、それを教師が講評した。
ちょっと成績の悪い同級生は、こんな歌を作った。
「雪の夜チェーンの音がシャンシャンと遠くのほうは雪らしいな」
教師はそれを読んで笑い、生徒もみんな笑った。
でも、「遠くのほうは雪らしいな」って、美しいと思う。
この場合、見るべきなのは、和歌の形になっているかどうかではなく、
自分の中に言葉を見つけることができたかどうかだ。
教師は、それに気づいていなかったんだろうな。
ニュースを見ていると、雪の話題と桜の話題が両方伝えられている。
もう春が近いなあ。

マンガ夜話二日目。
実質的に初日だ。
初日でFAX番号が変わって、「青の6号」だったから、
さすがにFAXも少なかった。
でも、みんなけっこう喜んで話してたから、
読んだことのない人たちにも、あの漫画の面白さは伝わったんじゃないかと思う。
いい加減な話だったけど、カッコよかったんだよな。
それで、あの漫画はよかったんだ。

さて、3日目は「島耕作」だ。
ゲストの北野誠は久し振りだ。
あの番組に呼ばれなくなったら、
途端にあの番組や出演者について、けっこういろいろいってたようだったが、
明日はどんな顔してくるのかな。
ちょっと楽しみ。

文春漫画賞が終わった。
賞が終わるってのも変だけど、つまり、続ける意味がなくなったというわけだ。
もうずいぶん長い間、文春漫画賞は意味のないものになっていた。
授賞基準が無茶苦茶で、なんの権威もなかった。
それは授賞式にいけばわかる。
客に、漫画家がひとりもいないのだ。
誰も、文春漫画賞に興味を持っていなかったのだ。
かつて、大昔は、それなりの意味も権威もあったことがある。
これ以上老醜をさらす前に、終わってよかった賞だろう。

このページが更新できなかったりして、どうも変だったんだけど、
サーバーの緊急メンテがあったらしい。
なんにしろ、今はそれどころじゃなかったんで、
無事に済んでまあよかった。

めざましテレビは、一瞬だったなあ。
まあつまり、顔を出した部分以外の、
ナレーションでやった分析も、ぼくの話したことを元にしてるわけだけど、
それを知らなきゃ、ただ一瞬出た人だな。
それにしても、うちでビデオを40分くらい回して、
その後、電話で追加取材を2回もして、それであれだもんなあ。
テレビは大変だ。

今夜から「マンガ夜話」。
今回は、公開で1時間半話したのを1時間につまむわけで、
どこを切るのかなと興味深く見ている。
とりあえず気が付いたのは、あの漫画を日本に持ってきた編集者が、
人相が悪いので有名だというあたりがなくなってたことかな。
いや、ほかにもあるんだけど。
「ハーフは?」には、実は続きがある。
ぼくは続けて獏さんに、「天皇はどうかな」といったんだけど、
ちょっとテレビではいえなかったなあ。
しかし、今回の夏目の目は不発だったね。

[2.28]
今朝6時ごろ、寝る前に風呂に入っていたら、電話がきた。
こんな時間に誰が、と思ったら、めざましテレビのディレクターだった。
MONSTERについて、こんなにむつかしい構成の作品が成立するのは、
日本の漫画読者の読み解く能力の高さにもよるという話を先日しておいたら、
ちょっと番組全体の構成を変えて、
日本の漫画と海外の漫画の比較も入れたいというので、
タオル一枚の姿でしばらく話す。
また後で電話するかもしれないがいいかというので、どうぞと返事をしたのだが、
もうさすがにかかってはこなかった。
仕事とはいえ、大変だなあ。

晶文社気付けで、漫画喫茶の案内がきた。
1960年代後半から現在までの漫画雑誌を中心にした漫画喫茶を
開店した人がいるらしい。
1時間300円、30分ごとに100円、デポジット500円。
飲み物は自動販売機で100円、持ちこみOK。
古い雑誌を読ませてくれるところは珍しい。
きっと、あっという間に傷むだろうなあ。
その前に、一度いってみたい。
かつてぼくが愛読していた漫画雑誌はあるかな。
店の名前は、〈マガジン〉。
東中野を新宿寄りで降りて右へ1分、信号を越えたサンクスの半地下だ。
(中野区東中野1-45-5 090-8563-4320)

PRIDE19にいってきた。
結論からいえば、面白かったが、残念だった。
客も以前ほど酷くはなくなってきた。
いや、PRIDE側が客にすり寄った結果、あんまり目立たなくなっただけかもしれない。

トム・エリクソン×ティム・カタルフォ
トムの勝ちだが、体の大きさ違いすぎ。
イズマイウ×アレックス・スティーブリング
狂犬イズマイウの攻勢で始まったが、身長差でアレックスが判定勝ち。
松井×ホドリゴ・グレイシー
ヘンゾのいとこホドリゴのパンチで、松井鼻から大出血。
ホドリゴ試合をコントロールして最後は狂喜の笑顔で締め落とし。
カーロス・ニュートン×ペレ
以前、松井に負けるという恥をかいたペレだったが、本気を出せばさすがにうまい。
しかし、桜庭と名勝負を繰り広げたこともあるヘイ、カーロス!はもっといい。
技と技がしのぎを削って、裏から極める逆十字でカーロスが勝ち。
日本語の挨拶から、はいみなさんご一緒に、
「カ〜メ〜ハ〜メ〜ハ〜ッ!」
ヒーリング×ボブチャンチン
派手な打ち合いかと思ったら、意外に膠着が続いた。
ヒーリングが左腕を極め膝蹴りを出し、でもあんまりうまくないもんだから極めきれず、
なんとか判定で勝った。
ドン・フライ×ケン・シャムロック
長年の確執を、一気にここで片を付ける。
どちらもプロレスで糊口は凌いだが、元はといえばパンクラスにUFC。
かなりの期待をしたが、やはりロートル、スタミナが切れ、
やや手数が出ない。
ラストラウンドで、シャムロックが殴り合いでダウンを取られ、
2−1スプリットでドンの勝ち。
ドンは勝ち誇るかと思ったら、闘ってみたら素晴らしいやつだったとケンを讃え、
抱き合ってしまった。
ちょっとなんだかなあ。
エンセン×ノゲイラ
エンセン一族と山本美優や関係者総動員でリングの周辺を取り囲む。
悲壮な覚悟が感じられる。
しかし、悲しいがレベルが違った。
三角締めで一本。
終わってから、エンセンは泣きながら延々とマイクアピール。
場内から大ブーイング。
「帰ってから泣けー!」
まあ確かにね。
田村×シウバ
田村が負けない闘いをしてもシウバがそうはさせないだろうと思っていたが、
まさにその通りだった。
田村はなにもできず、ずっと下になってパンチと鉄槌を受けて顔を腫らし、
2ラウンドに右パンチをテンプルに射抜かれて、一発で昏倒。
その瞬間、客が一斉に立ち上がって、物凄い勢いで出口に向い出した。
シウバが勝ち名乗りを上げている間も、どんどん客は帰っていく。
ちょっと失礼だ。

今回も実に長い興行だったが、面白い試合もいくつかあった。
終わってから飯を食っただけだったのに、帰りは夜中になってしまった。
これで、日本人が勝ってればなあ。

めざましテレビがやってきた。
「MONSTER」について話したんだけど、全部で1分あるかないかくらいなんで、
ごく簡単に話さなくちゃいけなくて、それがむつかしかった。
MONSTERって、粗筋で話せるような作品じゃないしなあ。
放映は、今度の火曜日。
時間帯は午前6時15分前後じゃないかということだった。
起きてたら見てみよう。

XBOXはデカイなあ。
あんな大きくて、日本で売れるのか。
大雑把なガイジンならともかく、日本人にははたしてどうかという気もしないでもない。
それにしても、ブロードバンド化で、いよいよオンラインゲームの時代か。
セガは早すぎたってとこかな。

今日は時間差で編集者がふたりきた。
ひとり目がきた時に、ちょっとくしゃみが出たんだけど、まあ大したことはなかった。
二人目がきた時に許容量を超えたらしく、いきなりクシャミが続き、
止まらなくなってしまった。

きっと、彼女たちが花粉をつけてきたんだろうな。
今日が、今年の花粉の最初の日だ。
今までもちょっとおかしい日はあったが、こんなに酷くはなかった。
ああ、これから当分、憂鬱な日々が続くなあ。

コーヒーは、ネルで淹れるほうが美味しい。
それはわかっている。
紙で濾すよりも、ネルでゆっくり濾したほうがずっと美味しいのだ。
でも、面倒臭いのも確かなのだ。
いちいち粉を捨てて洗わなくちゃいけないし、洗ったら乾かさなくちゃいけない。

それで、つい使い捨ての紙を使ってきた。
こないだ、モモカフェで一人用のネルをもらった。
仕方がない。
もう使うしかない。
使ってみると、やっぱり美味しいんだよなー。

さっき「めざましテレビ」から電話が来て、
浦沢直樹の「MONSTER」について話してくれという。
いやー、あんな朝の普通の人向けの番組が取り上げるほど、
あの漫画はヒットしてるんだなあ。
明日撮りにくるんだけど、ちょっと読み直しておかないと。
放映は、ボツにならなければ火曜日。

大ピーンチ。
ずっと使っていたJustnetのアカウント等が、3月21日で使えなくなってしまうという通知がきた。
ホームページも移さなくてはいけないし、新しいメールアドレスも手に入れなくてはいけないが、
今はそんな時間的精神的余裕がない。
マンガ夜話が終わったら、速攻で考えることにするが、
それにしても弱ったなあ。
新しい名刺を400枚も刷ったばっかりなのに、
すべて無駄になってしまう。
まだ20枚くらいしか使ってないのに。
まいったまいった。
まあ、21日までには、なんとかしますが、しばらくは混乱するかもね。

モモカフェの下に、貧乏臭い花屋がある。
隣の貧乏臭いラーメン屋との相乗効果で、どうも侘びしさが匂い立っている。
前にそこで金木犀を注文して、市場で買ってきてもらったことがあったんだけど、
今日はそこで、桃の花を買った。
根の付いた木じゃなくて、切り花だ。
固く締まった蕾がびっしりとついた枝だったんだけど、
帰ってきて花瓶に挿してテーブルの上に置き、さっきふと見てみたら、
もう蕾が膨らんできていた。
まさに桃色の花が、微かに覗いている。
隣の家の庭では梅が咲き始めたし、
公明党の小径でも、梅の巨木が何本も花を付けだした。
春は近いなあ。

[2.24]
歯医者にいく途中で、自転車と激突した。
広い道を自転車でゆっくり走っていたら、
脇道から飛び出してきた自転車とぶつかったのだ。
こちらはそうスピードは出していなかったし、
視界の端から 飛び出してくるのも認識してたので、大したことにはならなかったが、
自転車や原付って、無茶な乗り方をする人が多いよなあ。
特に、女の人だ。
ぶつかったのも女の人だったんだけど、まわりを見てない人が多い。
あれじゃ、自分が怪我するもとだと思うんだがなあ。

田中・宗男対決は、なんだかどっちもどっちだなあ。
田中のいうことも信用できないが、宗男は論外だ。
田中は政治家としての資質に決定的に欠けるが、
宗男を取るわけにはいかない。
どっちも選べないというあたりが、日本人の最大の不幸だよな。

今日は、週アスの元担当の井上が、違う雑誌の取材にきた。
黄色いタオルでぐるぐる顔を拭いてた、あの井上だ。
井上は、今は、別冊アスキーを編集している。
今回は、デジタル関連のイラストの話を聞きたいということだった。
週アスにいたころより、ちょっと小綺麗になったかもしれない。
風呂には入ってるかなあ。
吉祥寺駅前のユザワヤは、丸に湯の字のマークだ。
井上は、ぼくの担当をしている間、ユザワヤの前を通るたび、
一度ここの風呂に入ってみようと思っていた。
丸に湯の字のマークを、サウナかなんかの看板だと思っていたのだ。
まあわからないでもないけどね。
井上は、そんなやつだ。

今日は、マンガ夜話の打ち合わせもあった。
手塚特集の方じゃなくて、来週の方だ。
ゲストが決まったんだけど、ちょっと意外な人物もいたな。

WWFの日本興行で、サインボードを掲げようと思う。
WWFのテレビ放送を見ていると、観客はサインボードに
メッセージやイラストを描いて掲げている。
あれをやろうと思うのだ。
できればイラストを描きたいんだけど、マンガ夜話の次の日だからなあ、
はたしてそんな時間があるのか。
1枚か2枚は描きたいと思うんだけどね。
テレビは、3月10日の深夜に、テレビ東京である。
ぼくがサインボードを掲げてるとこは映るかな。

歯医者の帰りに、モモカフェに寄った。
誕生日のプレゼントに、コーヒー豆をくれた。
これを飲み切るまでモモカフェにいかなかったら、ちょっとまずいよなあ。
コーヒーと紅茶は毎日がんがん飲んでるので、
あっという間に消費しちゃうんだけどね。
モモカフェで使っている豆は、亜絽馬というところで焙煎している豆だ。
ここのは、ほんとに美味しい。
ちょっと遠いんで、自分では買いにいけないのが難点だな。

有線Usenは、速い。
20Mから3Mくらい、幅はあるが、それでも速い。
一階でも二階でも使えるように、無線LANを導入したいんだけど、
有線のスピードを生かすには、どこのを使えばいいかなあ。
というか、どこのが速いのかな。
無線LANの機材って、超高いのが難点だよなー。


〈FMW〉が、不渡りを出して倒産した。
かなり前から、数億の借金があるという話は聞いていた。
テレビもないインディ団体で、億単位の借金があったら、まず返すのは無理だ。
エースのハヤブサがセミリタイア状態なのが痛かったなあ。
大仁田が怒ってるとかいう記事も出ていたが、
ハヤブサと雁之助という両輪なしで、主なメンバーは離脱して、
誰がやったって客が入るとは思えない。
これからどういう形になるかわからないが、
怪我で動けないハヤブサが可哀相だなあ。
体は小さいけど、才能のあるレスラーだったのに。

Justnetはなくなるのかな。
ソニー傘下に入って、so-netに移行してしまうんだろうか。
こんなメールがきた。
>【月額課金コンテンツ】
>平成14年2月21日をもって新規契約を終了させていただきます。
> またご契約いただいております皆様には平成14年3月31日まで引き続きご利用いただけます。
> (3月22日〜31日は無料でご利用いただけます。)
> 2月22日以降に関しましては自動解約になっておりますので、
> お客様による 解約手続きは必要ありません。

これは、占いとかそういうコンテンツがなくなるということなのかなあ。
Justnetが消滅してしまうということではないよなあ。
メールもHPも、Justnetを使ってるから、3月いっぱいで消えてしまうと、
非常に困るんだけど。
名刺もそのアドレスで刷ってあるしなあ。

週刊朝日が、「島耕作」について聞きにきた。
来週話す予行演習になるんで、渡りに船でどんどん話した。
いやにうまくまとめられたけど、テレビはひとりで喋るわけじゃないからな。
ほかのメンバーと時間の奪い合いだ。
話すことは、主に2点ある。
お楽しみに。

携帯電話に、知らない番号の着信があった。
誰だろうなと思ってその番号に電話してみたら、いきなり女の子がハアハアいっている。
以前、夜中に知らない女の人から電話がかかってきて、
荒い息を吐かれて弱ったことがあったが、
どうもそれとは違うらしい。
第一、今回のは録音だ。
これに聞き入ってしまうと課金されるんだろうか。
でも、申しこんでもいないのに、自動的にってのは変だしなあ。
電話は、よくわからん。

「マンガ夜話」公開ライブをやってきた。
赤坂はブッシュ来日で厳戒態勢、かと思ったら、それほどのことはなかった。
さて今日はどうやって喋ろうか、と悩んでたんだけど、
まあ話してみたら、案外ちゃんとうまくいったと思う。
韓国と日本の漫画事情の違い、それから共通する文法、というようなことを
周知させてからでないと話し始められないしなあと思ってたんだけど、
みんなそう思ってたんで、結局手分けしてそれは済んだ。

今日は、ぼくも参加するイベントと、その前にももうひとつ、
日本と韓国とタイとマレーシアの漫画家が参加するパネルがあった。
それには客として参加したんだけど、
ちょっと仕切りが悪かった。
もう少し交通整理しないと、時間が無駄に過ぎてしまうばっかりだ。
それぞれ違う言葉の人達が喋るわけだから、
全体を見渡す人が必要なのに、司会の村上くんは、ちょっとさぼっちゃったな。
面白い話が聞けたと思うのに、もったいない。

本番は、対立しないようにしたいと気をつけたせいか、
和やかに進んだと思う。
韓国で描かれた「アイランド」は、いろんな意味でレベルはかなり低いんだけど、
純粋な勢いがある。
同じコンビでやってる日本の雑誌の連載は、
ものすごく日本の漫画になってるんだけど、勢いはなくなってしまった。
そのへん、むつかしいし、面白いよなあ。

終わってから、玄関に顔を出したら、ずいぶん大勢の人がいた。
しばらくサインをして、残った10人で、喫茶店を探したんだけど、
日曜の赤坂は、店が開いていない。
見附までぞろぞろと歩いて、アンナミラーズに入った。
10年ぶりのアンミラだなあ。
1時間ちょっと話して解散。
みんあ無事に帰ったかな。
きっと、掲示板に報告が入ってると思う。

「2.19」
蓬莱の豚まんをもらったので、蒸籠で蒸してみようかなと思って、
いくつか店を覗いた。
でも、なかなかちょうどいいのがない。
豚まん一個しか入らないのしか置いてなかったり、
伊勢丹デパートにあった木屋の蒸籠は、1万2500円もした。
木屋は、アルミ打ち出しのおたまが美しかったので、
ついそれは買ってしまったが、蒸籠で1万円以上は高すぎる、
まあそのうち合羽橋でもいったら探してみようと、今日はパス。
金属製のカメラの絞りみたいなので蒸す。
うーん、蓬莱の豚まんは旨いなあ。

メロネットでメロンを作ってた人が、トマトを作り始めたと送ってくれた。
これが、けっこうしっかりした味で美味しい。
ぼくはトマトがかなり好きで、そのままかぶりついたりサラダで食べたりしている。
皮付きでも食べるし、つばめグリルみたいに、
湯むきしたホールトマトに塩胡椒ごま油で食べたりもする。
この日照の少ない季節なのに、味が濃い。
そのへんは、メロンで鍛えられてるかな。
毎日物凄い勢いで食べている。
食べることは楽しい。
どうも意地汚いかなあ。

明日の公開マンガ夜話のネタに苦慮している。
ほんとに苦しんでいる。
韓国の漫画なんだけど、日本の漫画としては、レベルが低い。
そのへんを、どう話せばいいのか、すごくむつかしい。
韓国漫画だと思う必要はないといったって、実際に韓国漫画だしなあ。
外国の文化を扱うのは大変だ。

吉祥寺にある竹爐山房で飯を食った。
まあそれくらいが、誕生日の行事かな。
竹爐山房の飯は、旨い。
ここは小さな店だったころから十数年のつきあいだけど、
店は有名になって広くなっても、味は落ちない。
食べ終わって勘定してたら、奥さんが、「マンガ夜話」を見てるといってた。
意外だったが、店が終わって帰るころというと、
普通の番組をやってないからなあ。
今はリモコンがあるんで、ザッピングで意外な人が番組を見てたりする。
まあ嬉しいんだけどね。

ふと気づくと、五十肩がちょっとよくなっていた。
ついこないだまで、左手は45度くらいしか上がらなかったけど、
今は100度くらいまで上がる。
大きい負荷をかけるなといわれたけど、
体が動かせといってたんで、
5キロのダンベルでかまわずガンガン筋トレをやっていた。
それが効いたのかどうかはわからないが、
これもちょっと嬉しい。
柔術再開まで、もう少しだ。

今日は、誕生日だ。
なにか行事でもあるかというと、そういうわけでもなくて、
たぶん、夜まで編集会議の原稿とイラストを描いてると思う。
正ちゃんのトイレの砂を買いにいくかもしれないが、出かけるのはそのくらいかな。
そういえば、正ちゃんも、誕生日だったのに特に行事はなかった。
ご飯もいつも通りだったし。
いや、少ないくらいか。
あとで、コンビニでチクワでも買ってきて、誕生日のプレゼントにしよう。

昨日は、塩尻からクラウスくんの飼い主夫妻がやってきた。
クラウスくんも年食ったが、どうも行動が子供っぽい。
小金井から塩尻に引っ越して、家の中に入れるようになったら、
すっかり甘えっ子になっている。
塩尻の家は、別荘地に建つ林間の家だ。
鹿が庭までやってくる。
また春になったら遊びにいこうかな。

ついに有線に乗り換えた。
まだメールはどうなってるのかよくわからないんだけど、
インターネットは問題なく見られるようになった。
さっき計ってみたら、22Mbps、今計ったら、17Mbps。
速いADSLでも8Mなのを考えれば、100Mではないが、かなり速いなあ。
これで、安心してつなぎっぱなしにできる。

今日は、正ちゃんの3回目の誕生日だ。
正ちゃんが顔見せに初めてうちの仕事場にきたのは、
まだ体全体が掌に楽々乗るくらいの体格のころだったが、
今じゃ膝に乗られても重い。
すっかり成長したもんだ。

夕刊に、徳島上板町の和三盆の作り方が出ていた。
砂糖も塩も、昔と同じ製法で作ったものは美味しい。
口に含むと、豊かな味がする。
いつか徳島まで、砂糖を買いにいきたいなあ。
ついでに、四万十川で泳いできたい。

夢枕獏と対談してきた。
LifeSiseって雑誌なんだけど、知ってる?
若い層を狙ってる雑誌らしいんだけど、見た感じでは、よくわからなかった。
格闘技の話をマクラに始まって、主に陶芸の話をする予定だったんだけど、
徐々に漫画の話になっていって、後半はずっと漫画の話をしていた。
獏さんも、けっこう漫画好きだからなあ。

ただ、レストランの一画で、ほかの客と一緒に、
ぼくらのテーブルだけカメラマンがいてテープが回ってるという妙な状況だったので、
ほかの客は当然、不思議な顔で見てるし、
どうも話しにくかった。
どこか個室のある店が良かったなあ。
特に、最後にキャバクラとノーパンしゃぶしゃぶにいった時の話をした時には、
声を顰めなくちゃいけなかったしなあ。
今度、獏さんの山小屋に陶芸やりにいく約束をして別れたが、
ちょっと遠いんだよな。

さて、17日のアジアマンガ夜話が近い。
「アイランド」を読んでるんだけど、ちょっと作品としては厳しいなあ。
ほかになかったんだけど、作品の選択がどうもなあ。
ところで、きてくれた人と、公開録画が終わってから顔を合わせる時間を作ります。
どうも会場の様子がわからないんだけど、
終わって20分ほどしたら、会場の入り口あたりにいきます。
1Fらしいんだけど、どういう構造になってるんだろうな。
まあ、いってみればわかるだろう。

[2.16]
明日は日比谷の松本楼で、夢枕獏と対談だ。
獏さんに誘われたんだけど、なにを話すのか、どんな本なのか、なにも教わってない。
まあ、いってみればわかるだろう。

K-1中量級を見てきた。
かなり面白かった。
ただし、最終戦と、K-1側の思惑以外は、だ。

日本の中量級は、凄い人材が揃っているのに、
団体が細分化してしまって、魅力的カードが組めないでいた。
K-1は、そこを狙って、
団体横断的になかなかいいメンバーを集めて興行を打ったのだ。
最大のスターは、若者に人気があるらしい魔裟斗で、
それと因縁のある小比類巻貴之との頂上決戦を狙ったのだ。
ほかにも、総合からは入場が派手な須藤元気、キックからは全日本の新田明臣、
正道会館からはISKAを獲った大野崇、元シュートボクシング王者の村浜武洋、
流れファイターの後藤龍治、後は、知らない人だが正道の安廣一哉。
組み合わせブロックを見ると、
この興行が魔裟斗を売り出すためのものだということがよくわかる。
魔裟斗のグループは、村浜・安廣
・後藤、
小比類巻のグループは、須藤・新田・大野。
別の興行かと思うくらい、小比類巻のグループはみんな超強敵だ。

まず、小比類巻×須藤。
須藤の変則的な闘いに思い切り惑わされて、バックブローを喰らいまくってダウンを奪われる。
なんとか勝ったが、かなりひやりとさせられた。
新田×大野。
新田は出来にムラがある。
今日はテンションが上がりきらないうちに大野の強さにやられた。
顎へのハイキック一発だ。
魔裟斗×村浜。
163センチしかない村浜が、意外なほどの強さを見せた。
懐に攻め込んで、ガンガンパンチを当てる。
しかし、いかんせん軽くて、パンチに威力が少し足りない。
体重が同じだったらわからなかったが、最後は、魔裟斗に倒された。
驚いたことに、会場の人気は、村浜が圧倒的で、魔裟斗にはほとんど声援がない。
判官贔屓もあるだろうが、魔裟斗よりも村浜のほうが確かに面白い。
次は、安廣×後藤。
後藤の方がグラブに長けている分強かった。

準決勝だ。
小比類巻×大野。
いい試合だった。
一進一退の実力拮抗の面白い勝負だったが、小比類巻が勝った。
魔裟斗×後藤。
後藤が思ってたよりよくて、健闘した.。
場内の後藤に対する声援
が凄かった。
声援に手を上げて応えてたが、パンチの差で 、魔裟斗の勝ち。

さて、決勝は結局、小比類巻×魔裟斗だ。
ミスター高橋の意見を聞きたいくらい、順当だ。
小比類巻のダメージは、かなり大きい。
魔裟斗も案外打たれている。
両者様子を見合って、なかなかハイスパートの打ち合いにならず、
小さく手を出しているうちに、3ラウンドが終わってしまった。
延長は最大2ラウンドまである。
まあゆっくりやればいい、とおそらく多くの観客は思っていたと思う。

ところが、判定になったら、大差の3−0で、魔裟斗が勝ってしまった。
1点差がひとりと2点差がふたりじゃなかったかな。
大差だ。
観客は唖然。
ぼくも、もちろんびっくりだ。
見えるところで、そう差がついたようでもなかった。
ダウンも一度もない。
それで、どうしてそんな差がつくのだ。
小比類巻は、むっと下を向いたまま、なにもいわない。
さすがに魔裟斗も気まずそうにそわそわと落ち着かない。
マイクを取って、今度はダメージのない状態で1体1で、とアピールするが、
小比類巻は下を向いてリングを睨んだまま反応を示さない。
小比類巻は、もちろん自分が負けていないことは知っているが、ストイックな性格だから、
勝てなかったからには異議を唱える資格がないと思っているだろう。
魔裟斗も、少なくとも勝っていないことは分かっているだろう。
興行側の思惑が、勝敗を決してしまったように、ぼくには見えたし、
多くの観客にもそう映ったようだ。
魔裟斗には誰も拍手しようとしない。
最後のこの試合以外はみんな面白かったのに、
最後の最後で、つまらないことをしてしまった。
あんなに盛り上がっていた会場がシーンと静まり返って、
みんなぶつぶついいながら、三々五々会場を出た。
無理に魔裟斗を勝たせる必要があったのかなあ。
ちょっと疑問だった。
石井に聞いてみたいもんだ。

結局、テレビでも観てしまった。
いくつか見逃したパンチもあったが、そう印象は変わらなかった。
2ラウンドが終わった時にアナウンサーが、「ここまでは五分ですね」というと、
石井も「五分ですね」と応えていた。
最後の1ラウンドで、突然大差がついて、魔法のように魔裟斗が勝ってしまったのだ。
石井に求められて小比類巻がマイクを取った。
「俺は……」
言いよどんだら、会場から声がかかった。
「足傷めてたの知ってるぞ!」
得意のハイキックを一度も出さなかったと思ったら、足を傷めていたらしい。
「もう一回やって、絶対ぶっ殺します!」
そしてマイクをリングにドスンと投げ捨てた。

魔裟斗は、苦笑して肩をすくめていたが、
今日、観客を掴んだのは、小比類巻だったな。
魔裟斗だって、サリとオワリに勝った実力があるんだから、
無理な売り出しかたする必要はないんじゃないかと思うんだがなあ。

[2.14]

仕事しながらオリンピックのジャンプを見ていた。
オリンピック開会式あたりの中継で、NHKのアナウンサーが。
大会の公式テーマソングだったかを
「ライト・ザ・ファイアー・ウィズ・イン、内なる火を燃やせ」と何度もいっていた。
一人だけじゃなくて、何人もがいっていたから、
本当にそういう言い回しがあるんだと思っていた。
「with in」で、内にあるという意味になるのか、知らなかった。
でも、さっきジャンプを見ていたら、横断幕に
〈 Light the fire within 〉
と書いてあった。
NHKのアナウンサーは、誰も〈within〉も読めないのか。
大学出てるんじゃないのかなあ。

最近寒いせいか、正ちゃんがすぐ膝に入ってくるので、邪魔でしょうがない。
ちゃんとデロンギ前に、正ちゃん用寝床は作ってあるのだが、
今夜みたいに寒い日は、すぐ膝に上ってくる。
膝の上に正ちゃんがいると、動きが制約されるし、
膝を組み替えるのにいちいち正ちゃんにお伺いを立てないといけないし、
面倒なのだ。
座布団を暖めておいて、正ちゃん用寝床に入れてやるのに、
またすぐ膝の上にくる。
今も、くるりと丸くなって顎の裏を見せ、
正ちゃんはぼくの膝の上でぐーぐー眠っている。
時々、キューンと変な声を出す。
寝惚けてるのかな。


なんとか体調は戻りつつある。
いただきもののトマトやポンカンやサムゲタンを食べつつ、
ゆっくりと上昇カーブを描いている。
今年のインフルエンザはたちが悪い。
熱が上下せずに上がりっぱなしなのにはまいった。
8度台後半が何日も続くと、どんどん体力が落ちていく。
やっぱり、先週末はいろいろ大変だったからなあ。
抵抗力も落ちてるわ。

新しく買った携帯も、まだ機能を把握できてないし、
新しく引いた有線100メガも、まだ設定に手をつけてない。
体調を戻して仕事を一段落させてからだな。
うーん、もったいない。

オリンピックが始まった。
つい見ちゃうんだよなー。
今日はとにかく体調がわるいので、出かけるわけにもいかないし、
仕事も少しずつしか進まないし、
オリンピック見るくらいしかすることがない。
ほんとは、やっと開通した有線の設定その他をやりたいんだけど、
ちょっと気力がない。
気力が回復したら仕事がたまってるし、
まだすぐには100Mbpsを堪能できそうもないなあ。

Gたもつくん、メールが戻ってくるぞ。

やっと熱が下がった。
まだ体力が落ちたままなので、ちょっと歩くだけでふらふらだ。
どんなに具合が悪い時でも食欲だけはあるのだが、
今回は高熱が長く続いたので、体がくたびれてしまっていて、
飯を食ってる間に、もう息切れがしてくる。
だから、一度にあんまり普通の量食べられなくて、
食事を終えて3時間くらいで、小腹が減ってくる。
仕方なく、食間に貰い物のクッキーをポリポリ食べて空腹を凌いでいた。
あまり和菓子以外の間食はしないほうなのでオヤツは置いてないことが多いんだけど、
電通トヨタ担当者がお詫びに持ってきたクッキーが役に立った。

携帯を、i−Modeにした。
たまたま今日発売のソニーの新製品があって、
なかなかデザインもよかったので、それにすることにした。
ちょっと画面が小さいかな。
アンテナにちょっとトラブルかという一瞬もあったが、それは週アスで。
これでぼくも、明日の朝9時から携帯でメールが打てるぞ。
実は、そう特別嬉しくもないんだけどね。

[2.10]
現在、有線の工事が進行中。
今日から、100M環境だ。
のはずだ。
たぶん。
だといいな。

今週号の週刊文春と2/14号の女性セブンにも
プレミオの広告が載っている。
今日、電通の担当者に聞いた話では、雑誌広告とディーラーのポスターでは、
ちょっと違うらしい。
ポスター版は、実際の写真に近いが、雑誌のほうは、実はだいぶ手が入っている。
ちょっと見てみたいなあ。
早く送ってこないかな。

一月ほど前、雪印牛乳の営業がきた。
つまり、いくつか見本の飲み物を置いていって無料で飲んでもらい、
うまくいけばそのまま注文をもらおうというわけだ。
数ヶ月前にもきて、これで2回目だ。
例の事件で、明治乳業に縄張りをだいぶ奪われたらしく、
宅配競争は、なかなか大変なことになってるらしい。
今回も、牛乳やヨーグルトを5本ほど置いていって、
瓶は来週取りにきますので、といって帰ったら、またあの第二弾の事件があった。
それっきり、牛乳瓶を回収にこないのだ。
どうやら、雪印は牛乳から手を引くらしいし、
もう回収にはこないのかもしれない。
でも、資源ゴミの日に出してしまっていいのかどうか、ぼくは悩んでいるのだ。
どうすればいいんだろうなあ。
雪印事件の余波が、こんなところにも押し寄せてくるなんて。

熱はまだ下がらない。
朝になって、そろそろ下がったかなと思って計ってみたら、8度7分だった。
今日は打ち合わせもあるし、締め切りもあるんで、
そうそう寝てられないんだが、困ったなあ。
その辺の薬局で解熱剤でも買ってしまおうか。

昔は毎年一回必ず大熱を出したもんだったけど、
結婚してる時には、それがかなり少なくなっていた。
結婚以前も食べ物に気をつけてはいたんだけど、
それでも多少栄養が偏ったりして、抵抗力が落ちてたのか。
またひとりに戻ってからは、前にも増して食べ物はちゃんと摂ってるつもりなんだけど、
やっぱり嫁がいてご飯作ってくれる時のようにはいかないからな。

病気ひとつ取っても、人生を反映してるなあ。
でも、今日はそれどころじゃなくて、この熱をどうするかだ。
うーん、まいった。

オリンピックが始まるのに、あんまり世間的には盛り上がらないような気がする。
冬季のせいもあるかもしれないが、ソルトレイクのせいもあるかもしれないな。
ソルトレイクは、モルモン教徒の街だ。
ストイックで清貧のキリスト教徒みたいなイメージを持ってる人も多いが、
そうでもない。
比較的最近まで人種差別を教会ぐるみでしてたり、
進出する時に経済的にもその場所を牛耳ってしまったりで、
かなり悪くいう人もいる。
純真部門を受け持つ人と実利部門を受け持つ人とがいるんだろうな。
ケント・デリカットとギルバートみたいなのだと思っとけばよろしい。
ギルバートのやってたタコス屋って、どうしたんだろうな。

久し振りに熱を出した。
昨日、新宿で歩きながら、ちょっと皮膚がぴりぴりすると思っていたのだ。
帰ってきて仕事していたら、だんだん熱が上がってきた。
8度7分まで上がり、さすがにちょっと頭がぼんやりしたが、
けっこういいアイデアが出るんだよな。
ゲイナーの原稿も、スタートの切れがいい。
もっとも、ぼんやりした頭でいいと思ってるだけで、
後で見ると案外つまらないかもしれないけど。
今朝になっても8度から下がらないので、医者にいってきた。
近所の医者なんだけど、すごくきちんとしてて、
症状や薬の種類や効能なんかを、丁寧に話す。
医者には10年以上いってなかったような気がするが、
ずいぶん変わったなあ。
昔は、風邪ひいたら注射一本だったけどね。

10年くらい前、ガイジン何人かと話してて、
「RED SUN」という映画の話になったことがある。
その場にいたガイジンは、誰も三船敏郎の出ているその映画を知らなかった。
テレンス・ヤングの監督で、 チャールズ・ブロンソンやアラン・ドロンも出ているその映画を
誰も知らなかったのだ。
確か、フランスとかイタリアとか、そのへんの共同出資の映画だったと思うけど、
日本ではもちろん、世界のミフネの映画だから話題になった。
案外、世界じゃ知られてなかったんだなあと思ったんだけど、
驚いたのは、それだけじゃなかった。
一人のオーストラリア人が、「どうして太陽が赤いの?」と聞くのだ。
だって、太陽だから、と応えたら、太陽は黄色だという。
イギリス人もアメリカ人も、みんな黄色だという。
じゃあ、林檎は?と聞くと、みんな口をそろえて緑だという。
それからしばらく、各国の思いこみを指摘し合って盛り上がったのだが、
みんな、自分のとこがグローバルスタンダードだと思ってるんだよなー。

週刊文春の今週号の裏表紙に、プレミオの広告が出てるらしい。
ニュージーランドで撮った例のやつだ。
もうひとつ、こっちもまだ見てないんだけど、ポスターもあるそうだ。
ディーラーで発見しよう。
そういえば、杉作J太郎が「フロムA」でぼくのことを書いたとかいってたが、
フロムAなんか見ないもんなあ。
こっちも探そう。

今日は、細川貂々という女の子がやってきた。
集英社系で描いている漫画家だ。
そうたくさんは描いていないが、可愛い絵柄で、自分の世界を持っている。
初期の高野文子を、ちょっと薄味にした感じかな。
今まで何年かの作品ファイルを見せてくれたんだけど、
だんだん自分の作風ができていくのが見られて面白かった。
彼女とは、文化人形のプカプカ堂で知り合ったんだ。
彼女は、人形を作ったりするのも好きらしい。
ちょっとお母さんっぽいかな。

[2.8]
どうも、今朝から風邪の気配がある。
微かに頭が痛いし、時々咳が出る。
おまけに、肩が凝る。
原因は、週末の強行軍と大移動かな。
熱はないようだから、まだひき始めだろう。

悪化しないように気を付けよう。
でも、明日は取材で新宿にいかなくてはいけない。
帰ったら、うがいと手洗いは励行しよう。

正ちゃんの左足の爪が、一本ない。
気が付いたら、中身の肉だけになっていたのだ。
足に触るのを嫌がるので掴まえて見てみたら、
爪があるはずの部分は、桜色の肉だけだった。
近所の医者に連れて行ったけど、大したことはなさそうだ。
なにかで引っかけて剥がしてしまったんじゃないかという話だった。
爪を切る時に気をつけて触らないようにしてるけど、
最近はあまり痛がる様子もない。
ただ、新しい爪は出てくる様子もないが、あのままなんだろうか。

オフ会から帰って、原稿を朝までかかってなんとかまとめ、
そのまま1時間睡眠で竹芝に出かけた。
朝から、講演があったのだ。
新橋から、新交通ゆりかもめですぐ。
お台場まではいかないが、それでも海際の綺麗な場所だ。
今日の講演は、シニアネットカンファレンスという、
まあちょっと年食った人たちのネット関連の集まりだ。
資生堂その他が後援している。
ぼくは、父親にコンピュータを教えてる話をしにいったのだ。
そうじゃなかったら、本来この年齢層は、ぼくの講演の守備範囲ではない。

客層は、だいたい50代から70代くらいだと思う。
最後の質疑応答まで含めて、ちょうど1時間くらいで話した。
ぼくはたいてい、途中で話が逸れていって、そのまま気にせず逸らしてしまうのだが、
今日は初めての客だし、ぼくを知らない人が多いので、
なるべく考えていった原稿に沿って話した。
こういうのも珍しい。
昨日のオフ会みたいな客層なら、客の反応を見ながら話をどんどん変えていって、
2時間でも3時間でも喉が保つ間は話せるのだが、
今日は、ちょっとそういうわけにもいかない。
多少反応が鈍かったが、受けなかったわけじゃなくて、
反応するのに慣れてない客層だったんだと思う。
終わってから、「鉄槌!」を持ってきてサインを求めた人もいたので、
読者がいなかったわけでもないようだ。

吉祥寺に戻って、腹が減っていたのでパッサテンポで食事にしようと思ったら、
定休日だった。
代わりにモモカフェでなにか食べることにしてドアを開けたら、
クマクラさんが座っていた。
昨日、名古屋のオフ会で会ったばかりの新潟の人だ。
なぜこんなところに。
ゆうべは3次会にいってそのまま名古屋に泊まり、
今日、東京から上越新幹線で帰るついでに、吉祥寺に寄ったそうだ。
偶然だなあ。
お茶をおごって、1時間くらいふたりオフ会をした。
30分くらいしたら、ドアが開いて、MAキック元チャンピオンの山口元気が顔を出した。
練習しなくてもいいからきてくださいよ、というので、
今度必ず、と手を振った。
パレストラというキックと柔術のジムの、ぼくは会員なのだが、
五十肩で休んでいるのだ。
彼は、ちょっと覗いてみただけだったらしく、そのまま去っていった。
軽く腹もふくれたので、家に帰って、週アスの原稿だ。
南條、待ってろよー。

名古屋オフ会にいってきた。
参加者は、ドタキャンも多少いたようだが、まあ50人くらい。
一次会は和気藹々と進み、メロネット提供のメロンと紅茶をみんなでいただき、
ちょっと早い誕生祝いの紅白饅頭を食べ、プレゼントをいろいろ貰い、
席を移動しつつ、だいたい全員と話し、
喫茶マウンテンの体験を聞き、
楽しく終了した。
一部が帰った後、駅ビル12階の会議室で二次会。
これが誤算だったのだ。

今まで出たCMのビデオを持っていって、全バージョン一挙上映会をやったのだ。
ついでに、その背景やエピソード等を話し始めたら案外面白くて、
結局ひとりで1時間半以上話してしまった。
明日は講演会があるんだけど、持ち時間は1時間だから、講演会一回半分だ。
さすがに、終わったら、がっくり疲れた。
でもまあ、みんな楽しんでくれたようなので、いいことにしておこう。
参加者は、それぞれの感想を、【掲示板】に書きこむようにね。
きたくてもこられなかった人のために。
当て逃げの交通事故で打撲傷を負ったはらたきさんとか。
【オフ会掲示板】 にも、いろいろアップされてるぞ。
さて、明日の原稿を作らないと。
週アスの締め切りは、1日延ばそう。
すまん、南條。
年賀状の絵を描いてやったんだから許してくれ。
それにしても、新幹線のホームで万歳されたのはまいった。
通路を挟んだ隣の席の人は、やはり名古屋から乗ったんだけど葬式帰りらしく、
喪服を着ておいおい泣き続けていた。
反対側の窓じゃ、みんな万歳して写真ばしゃばしゃ撮ってるし、
いやー、ちょっと弱ったよ。

ちょっとオフ会にいってきます。
きっと、日曜の午後あたりから、誰かの速報が掲示板に入り始めると思う。
ついでに実家にも寄って、父親のコンピュータ上達ぶりをチェックしてくる。
正月に基本的なことを教えてからひと月経つけど、
キーボードの配列くらいおぼえてるかなあ。

郵便局に、為替の換金にいった。
為替なんて、何年に一回かしか貰わないが、
これは確か、ずっと以前にコミケットの版権イベントで話したことが本にまとまって、
その印税の一部だったような気がする。
なかなか郵便局にいく時がないので、
半月ほど前にアシスタントの橋本にいってもらった。
裏に「委任欄」があったので、
そこに受取人の名前を書いて、
自分の住所氏名を書いて印鑑の指定のあるところに自分の印を押した。
そしたら、橋本は手ぶらで戻ってきた。
橋本の印鑑も要るというのだ。
どこにもそんな欄はないし、指定もないんだけど、要るといわれたらしい。
今日、やっと時間があったので、郵便局にいった。
委任欄に書いた橋本の名前を消して窓口に出したら、
訂正印を押さないと駄目だといわれた。
もう、面倒だったらないなあ。
だいたい、どこにでも売ってるハンコ押すことに、どれほどの意味があるんだろう。
結局、今日も手ぶらで帰ってきた。
はたして、受け取れる日はくるんだろうか。

楽しみにしていたサイバラのHPが、やっと更新された。
ププッ。
なんだよチョイタレって。
でも、期待してたよりも大人しかったなあ。
花田さんをいじる時のように、
人格を否定するほど、もっと大胆にガツンガツンとやってほしかった。
やっぱり、ご近所だとちょっと筆が鈍るかな。

オフ会を開催する名古屋には、マウンテンという有名な喫茶店がある。
有名というか、うーん……、まあつまり有名なのだ。
ぼくも入ったことはないが、存在は知っている。
ここは、インテリアがいいとか味がいいとか落ち着くとか、そういうことで有名なのではない。
マスターが変。
メニューが変。
量がとにかく多い。
というようなことで有名なのだ。
興味のある人は覗いてみて。
近郊のかたは、一度いってみるといいかも。
食べきれなくても、責任は負えないけど。

マキタの充電式掃除機は、どうもよくわからないことになっている。
新と旧と、現在ふたつあって、旧は充電できなかったのだ。
それで充電池を買ったのだが、電池を入れ替えても充電はできず、
旧本体の故障だろうと思い、新を購入したのだ。
ところが、旧に新の電源ケーブルをつないだら、充電ランプが点いたのだ。
なんだ、ケーブルが壊れてたのかと思ったのだ。
充電式掃除機がふたつになってしまったと思ったのだ。
ところが、そうではなかったのだ。

旧のほうに新のケーブルをつないで一晩中充電し続けたのだが、
ぜーんぜん充電できないのだ。
ランプが点いただけだったのだ。
スイッチを入れると、0.5秒くらい動くのだが、それで終わりだ。
新のケーブルは、旧の充電ランプを点けるだけだったのだ。
しかし、どうして旧のケーブルだとランプがつかずに、充電もできず、
新のケーブルだとランプが点いて充電ができないんだろう。
おかしいなあ。
まあ、新掃除機はブンブン動いてるんで、いいんだけどね。

美味しいポンカンをもらったので、毎日黙々と食べている。
これが、みずみずしくていい香りで、ほんとに美味しい。
もちろん、普通の温州みかんも、例年通り毎日食べている。
だから、今年も、ぼくの掌は黄色い。
風邪の予防にはなるが、ちょっと恥ずかしい。
医者にいく時には、ミカンを食べているから黄色いといわないと、黄疸と間違われる。
オレンジ黄疸というらしいけど。
でも、ミカンはやめられないなあ。

ついに、週アスのネタ作りで、携帯をiModeに変更することになってしまった。
担当の南條が携帯マニアで、ことごとに携帯を新しくしようといわれてたんで、
まあ時間の問題だとは思ってたんだけど、
今の携帯P208で、別に不自由はないんだがなあ。
というか、今の携帯すら、まだ機能を覚えきってない。
やっと、電話番号の登録を覚えたところだ。
それなのに、また新しい機種かあ。
しかし、iModeといってもいろんな機種があるけど、
どんなのがいいんだろう。
メールが見やすいのは、どれ。
音がいいのってあるのか。
二つ折りが流行ってるようだが、あれはかさばらないかなあ。
情報を求む。
今使ってる着信音は、「♪うたえー、水のようにー、ごめんねー」だ。
iModeは、複雑な和音とか使えるのかな。
ああ、ちょっと面倒臭い。

日本は大丈夫なのか。
日々レベルの低い人間たちの政治を巡る茶番を見せられると、
将来に対する不安は減りはしないよなあ。
不思議なのは、ああいう愚かな人間を国会に送りこもうとしている人たちが、
少なくない数存在するということだ。
小泉は決していいカードとはいえないが、最後のカードではある。
本当に、日本はどこにいくんだろう。
それにしても鈴木宗男は、俺達の払ってる税金を自分の金だと思ってるんだな。

「秘密の手帖」脱稿。
一度は完成していたのだが、もう一度見直したので、ちょっと遅くなってしまった。
でも、これでやっと本を作れる。
デザイナーを早急に決めて、どんな本にするか考えないと。
内容は、かなり面白い。
ブックデザインも、頑張っていいものにしないとな。

「2.4」
この家を建てて、2年半、そろそろ小さいトラブルも起きてきた。
窓の鍵がかからなくなったところが2か所あるし、
風呂場と2階の流しの排水溝から嫌な臭いがするし、
風呂場は、湯船の取水口のフタのツメが折れたし、
シャワーのレバーが調子悪い。
まあみんな些細なことばっかりなんで、ほっといてもいいようなことなんだけど、
まあそのうち見てもらおうかな。
基本的に、この家は快適だ。
冬暖かくて夏涼しい。
OMソーラーというシステムを使ってるんだけど、
これはお薦めだなあ。

ああ気が焦る。
早くみんな終わらせなくちゃいけないのに、まだなにも片づかない。
こういう時に限って、いろいろ雑用もあったりして、
はかが行かないんだよなあ。

こないだ書いた、通販生活で買ったマキタの掃除機は、結局新しいのを買った。
もう今日届いたんで、さっき箱を開けて、さっそく、充電した。
ところが、充電しないのだ。
充電ランプがつかない。
古いほうの掃除機についてた充電用のケーブルを、
そのまま流用してコンセントに挿したのだ。
ひょっとして、と思って新しいケーブルを挿したら、ちゃんと充電が始まった。
なんと、故障は掃除機本体ではなく、ケーブルだったのだ。

なんてこった。
これで、問題なく使えるハンディ掃除機が2個になってしまった。
まあ1階用と2階用で使い分けることにしよう。
うちは掃除機ばっかりあるなあ。
立てるタイプの掃除機も2台あったんで、1台は週アスの南條に譲って、
中型1台小型1台の計2
台だったんだけど、これでまた3台だ。
ひとり暮らしなのに。
ダスキンモップだって2本契約してるのに、
そのわりには家がきれいじゃないのはなぜ。

まだずっと先だと思っていたのに、
もうオフ会まで1週間をとうに切っている。
それまでにやらなきゃいけないことがたくさんある。
ちゃんと終わらせて、心おきなく出発しないとな。
でも、やっぱりそれより、雪が降らないかどうかってほうが心配。
去年のオフ会の、記録的な大雪は記憶に新しい。
起きて外を見た途端、途方に暮れたからなあ。
みんなよく全国からやってきたよ。
まあ今年も、なにがあっても、なんとかしてやってくるだろう。
しかし、あれからもう1年経っちゃったのか。
それも驚き。
あと半月で誕生日だもんなあ。

昨日は雨だったのに、今日はもう乾燥している。
さっき電話で編集者と話していて、
わっはっはと笑った途端、ぴりっと唇が割れて、たらーりと血が流れた。
とりあえずメンソレータムつけといたけど、お茶飲むと痛い。

注文しといた「ビヨンド・ザ・マット」のDVDが届いた。
これは去年ヒューストンにいった時、市内のビデオ屋を探してビデオは買ったのだ。
でも、英語なんで、細かいとこまではわからなかった。
こんなマニアックな物が日本で公開されるとは、夢にも思わなかったし。
今度は大丈夫。
ちゃんと日本語字幕がついている。

ついでに、近所の本屋ルーエで、「レスリング・ウィズ・シャドウズ」も買った。
これも、アメリカでさんざん探したんだけど、見つからなかった。
まさか吉祥寺で買えるとはなあ。
日本は凄い。

正ちゃんは、ほんとに重くなった。
さっき寄ってきたのでふと抱き上げたら、ずっしりと持ち重りするので驚いた。
床に降ろすと、〈ドッスン〉と音がする。
普通、猫ってもっとひらりと軽やかに降りるよな。
あんな音はしないと思う。
顔はそれほどデブ顔ではないが、下半身にいくほど太くなる。
洋梨型の体型なのだ。
うーん、いったいどうしたもんかなあ。