[kako20]
「5.27」
最近は、格闘技づいている。
今日は、後楽園ホールで「新日本プロレス」を見た。
以前、アメリカにWWFを見にいった時にいっしょだった子が
久し振りに日本に戻ってきたので、日本のプロレスを見にいったのだ。
日本のプロレスは、ハードで水準が高い。
アメリカのものとはまた違った面白さがある。
PRIDEとK-1が別のものであるように、プロレスも種類が違うのだ。
∇
今日の感想は、安田に人気がないのに驚いたということかな。
ついこないだ、涙の大ブレイクだったのに、
出てきてもろくに拍手もない。
安田自身も、客の心変わりの早さを怒っているようで、
試合が終わると、不機嫌な顔でさっさと引き上げた。
相変わらず不器用だし、そう取り柄があるわけじゃないからなあ。
これは仕方がない。
もうひとつ驚いたのは、
頭の上にカレーライスを乗せたカレーマンの人気が高かったことだ。
みちプロで何度も見ているが、
服を脱ぐとあんなにいい身体をしているとは思わなかった。
∇
終わってからは、DDTステーキで牛肉を食べた。
水道橋で、プロレス団体DDTがやっている店だ。
サーロインを150グラム食べたけど、ご飯つきで1000円ちょっとだったかな。
安いよなあ。
∇
ぼくの一番若い時代のヒーローは、ふたりいた。
大瀧詠一と、友部正人だ。
という話は、前に書いたような気がするが、
大瀧が所属していた日本語のロックバンド「はっぴいえんど」が、
最近また評価されている。
「日本語のロックバンド」というのは、つまり、あのバンドが初めて、
日本語でも西洋音階の後ノリの音楽ができると証明したからだ。
それまでの数少ない日本の本格ロックバンドは、
みんな西洋のバンドのコピーをやったり英語の曲を作ったりして、
日本語のみんな母音で終わってポキポキしてる音を使うことを放棄していたのだ。
∇
はっぴいえんどは、大好きなバンドだった。
ライブをほとんどやらなかったので、ぼくは一度しか見ていない。
大瀧詠一と細野晴臣と鈴木茂と松本隆と、
サポートで松任谷正隆が入った。
みんな好きだったが、やっぱり大瀧が一番だった。
ソロになってからも、売れないアルバムをずっと買い続けて、
ラジオ関東の「ゴーゴー・ナイアガラ」を聴き続けていた。
「ロング・バケーション」が大ヒットした時には、驚いた。
一生マニアックな作家で終わると思っていたからだ。
独特な厚く重ねた音を、ぼくは大好きだった。
彼の後を追って、影響を受けたミュージシャンを探して聴いたりした。
∇
「はっぴいえんど」のトリビュートアルバムが出た。
いろんな今のアーチストが、はっぴいえんどをカバーしている2枚組だ。
大したものじゃないだろうと思っていたが、
ちょっとサイトを探して、全曲をざっと試聴してみたら、これがなかなかよかった。
このアルバムは、カバー集ではなかった。
ミュージシャンたちが、はっぴいえんどとその時代に対して、
まさに感謝してパフォーマンスを捧げているのだ。
そこには、愛があるのだ。
ちょっと買ってみようかなあ。
∇
QUICK JAPANを読んでたら、
上岡龍太郎は2年後に芸能界復帰して、
「笑っていいとも」の司会を週に二日、大阪からやることでフジと話がついてると
上岡が板尾に語っていた。
「噂の真相」よりは信憑性がありそうだが、ほんとかなあ。
まあ上岡のことは全然どうでもいいんだけどね。
ついにタモリも週5日のハードワークを引くのかなと思ったんだ。
タモリとサザンって、ともにぼくと同時期のデビューなんで、気になるんだよな。
∇
今日は、ついてない。
さっき、三越で買い物をした。
ほうれんそうとニンジンと美味しい卵を買って、駐輪場に向かった。
自転車を出そうとしたら、隣に自転車を置いたオバサンが、なにか作業をしている。
こんなとこでやるなよ、と思いつつ、自転車の籠に買い物ふくろを入れて、
迷惑なオバサンを避けて自転車を出そうとしたら、
卵が籠から落ちて、コンクリートで潰れるグシャリという音がした。
やれやれと拾い上げて、滴る卵を籠に入れ直して家に向かった。
∇
家の少し手前の獣医の前で、犬を連れた人が2人立っていた。
犬同士は興奮して、ワンワンキャンキャン騒いでいた。
ぼくは道の左端を通り抜けようとしたのだが、
中型犬が興奮して、いきなりぼくの右足に噛みついてきた。
飼い主は、綱を持ったまま、ぼーっと見ている。
自転車を止めて、靴下をめくってみたら、足に穴が開いていた。
まあ犬は仕方がない。
飼い主が悪い。
∇
飼い主の初老の男は、ここですから治療します、
と馬場みたいなくぐもった声で、隣の設計事務所を指差した。
面倒だったので、いやいいですとそのまま帰ってきて、
消毒用石鹸で洗って、マキロンをジャブジャブとかけた。
まあ大丈夫だろう。
買い物袋を開けたら、卵は、無事だったのは12個中2個だけだった。
まあ全部潰れなかったし、足もちゃんとついてるし、
運が良かったということにしておこう。
∇
今日は打ち合わせを3件立て続けにやったら、人疲れしてしまった。
「だサル」の新刊は、7月16日になった。
新タイトルは、近いうちに発表します。
意外だけど、当たり前のタイトルになる予定。
∇
スポーツニュースを見ていたら、ずっと以前見たドラフト会議を思い出した。
見ていたというか、聞いていたのだ。
仕事をしながらテレビをつけていたら、ドラフト会議が始まった。
別に興味はなかったのだが、なんとなく音だけ聞いていたら、
いきなり、ガイジンの名前が呼ばれるのだ。
確か、読み上げたのはパンチョだったと思う。
「ジョージ・マッケンジー」
パンチョはいうのだ。
そうか、ドラフトはガイジンもやるのか、と仕事をしながら考えたのだが、
なんだかそれも変だ。
顔を上げてテレビを見たら、ホークスにいった「城島健司」だった。
それにしても、パンチョってどこいったんだろう。
∇
ブリティッシュ・ブルドッグこと、デイビーボーイ・スミスが死んだ。
まだ39歳だ。
ちょうど従兄弟のダイナマイト・キッドの自伝を読んでるとこだったので、
驚きと、ああやっぱりという気持ちと両方ある。
キッドも自著で書いてというか語っているが、
ふたりとも、長い間、ステロイドを常用していた。
もちろん、WWF時代の話だ。
今でもある程度はそうだが、あのころニューヨークは、マッチョ全盛だった。
とにかく身体を大きくしないと仕事にならなかった。
キッドとスミスは、ふたりしてステロイドを打ち続け、
身体を大きくしてWWFの大スターになり、
キッドは身体を壊してイギリスに寂しく戻り、スミスは死んだ。
∇
そういえば、スーパースター・ビリー・グラハムもステロイドで、
立てない身体になってしまった。
呪われた一家、鉄の爪フリッツ・フォン・エリックの息子も、
日本のホテルで急死している。
その他、死んだレスラーやリタイアしたレスラーは数え切れない。
身体に悪いことは、途中からかなりわかっていたのに、
それでもステロイドに頼るレスラーは多かった。
レスラーの業だなあ。
冥福を祈る。
∇
ジョージ・ゴーディエンコも死んだらしいが、こちらは74歳だ。
まだ充分若いが、レスラーを引退した後、絵描きになり、
こちらでも成功するという珍しいコースを辿った。
関係ないけど、ずっと昔、後楽園ホールの行事予定を見ていたら、
ビリー・グラハムの講演会があった。
なんの話題にもなっていないし、ひとりでくるのも変だが、と思っていた。
後に判明したところによると、アメリカの有名な宣教師の別人だったらしい。
後楽園ホールでやるなよ。
∇
それにしても、キッドの自伝『ピュア・ダイナマイト』は、
エンターブレインから出ているのだが、酷い本だ。
構成がでたらめで、おまけに日本語になっていない。
エンターブレインは、よくこんな程度の低い本出したなあ。
今は全日のレフェリーをやっているウォーリー山口が監修しているが、
いったいなにを監修したんだ。
キッドの言葉は聞きたいだけに腹が立つ。
ブックデザインも、論外だけどね。
こんな本でもデザインにちゃんと名前を堂々と出しているのは、いい度胸だ。
∇
[5.23]
おお、いつの間にか250万人が間近になっている。
カウンターは、結局、どれの数字が正しいのかまだわからず、
とりあえず数字の少ないほうを生かしている。
なんにしろ、250万人はもうすぐだ。
それにしても、信じられないような凄い数字。
∇
西瓜を食べた。
メロンでお馴染みのメロネットの一部が西瓜も作り初めて、
それをひとつ分けてもらったのだ。
これが、すごく美味しかった。
ちゃんと西瓜の味なんだけど、無理に甘くした嫌みのない
すごくするりと入っていく美味しさだ。
美味しいものを食べると、幸せになるなあ。
∇
合羽橋にいったついでに、三社祭をちょっと覗いてきた。
夕方6時ごろだったんで、もう終わったかと思ったら、
ちょうど御神輿が三機(単位は機だっけ)やってきたところで、
仲見世を揉んでゆっくり入っていきました。
最後の御輿は、中年以上の白髪組がかついでいて、
揉みかたも緩やかで、景気も悪い。
でも、みんな真剣に必死で先棒を争っていた。
こういう時だけ、浅草で生まれたかったと思う。
∇
以前、誰だったか江戸っ子が、
江戸の祭りで「セイヤセイヤ」というかけ声かけるって、
誰が言い始めたんだと怒っていた。
どこの祭りを覗いても、アーとかウーとかオーとかダーとか、
たいていはよくわからない声を出していて、
せいぜいがワッセとかウンセーとか、
力んでつい声になっちゃったという声だ。
今日の産経新聞でも、一面のコラムで、
三社祭では「セヤセヤセヤ」というかけ声をかけると書いている。
一世風靡セピアじゃないんだからなあ。
つまり、「九龍」を「クーロン」と読む人がいるようなものかな。
∇
驚いたことが、ふたつ。
ひとつは、FMWの荒井が自殺したことだ。
FMWは、大仁田が創立したプロレス団体だ。
大仁田が抜けた後、
エースのハヤブサを中心に健闘していたが、経営状態は決してよくなくて、
借金3億ともいわれていたが、今年の2月についに倒産した。
この団体では、ぼくも杉作J太郎に誘われて、
怨霊というレスラーの持つ「呪いのベルト」に関連して、
何度も解説席に座ったり、レポーターと揉み合ったりした。
思い出深い団体だ。
∇
いろいろ原因はある。
所帯が大きくなりすぎたことや、
スタイルが変わりすぎて、固定客を地方で掴めなかったことや、
ハヤブサが社会生活も危ぶまれる大怪我をしてリタイアしたこと。
しかし、一番大きい原因は、
大仁田に代わる企画が打ち出せなかったことだろう。
大仁田は、ろくにレスリングもできなかったが、
一般客にわかりやすい娯楽を提供できる劇薬だった。
∇
それにしても、自殺することはなかった。
プロレス界には、何度団体を潰しても平気な顔でまた現れる人間が多い。
それがいいとはいわないが、
そのくらいの気持ちで、再起してほしかった。
いつも腰の低い、いい人だった。
冥福を祈る。
∇
もうひとつの驚いたことは、もちろん、サッカー日本代表だ。
秋田で驚いて、中村が外されたことで驚いて、
最後に中山でまた驚いた。
秋田・中山は、ここ2戦でトルシエが抱いた危機感の表れだろう。
森岡の復帰だけでなく、フィジカルで勝てる札として秋田が欲しかった。
ムードが相手に流れた時に、一気にそれを変える中山が欲しかった。
岡田は前から、使わなくてもベンチで大声出させておくだけでいいから
中山を使えといっていたが、
だったら4年前になぜカズを入れてやらなかったんだ。
自分は勇気がなくてできなくても、他人のことはなんでもいえる。
∇
中村は、もったいないが、故障あがりなのと、
今回のシステムには合わなかったということだろう。
中田がいて小野がいて、ボールを出すところは、そう多くは要らない。
名波も見たかったが、仕方がない。
いろいろ考え方はあるが、監督はトルシエひとりしかいないし、
その4年間見てきたトルシエが選んだのだ。
ぼくらは、見ているしかない。
あとは、本番での健闘を祈るばかりだ。
ああ、ほんとにもうすぐなんだなあ。
∇
「コミックバンチ」が、新人賞を作った。
一位賞金が、5000万円だ。
ごひゃくまんえんではない、ごせんまんえんだ。
おまけに、1年間の連載保証つきだ。
とんでもない時代になったなあ。
バンチというのは、大雑把にいえば、
集英社のジャンプを辞めた編集者と原哲夫と北条司と次原隆二と神谷明が、
新潮社とSEGAと共同で作った会社だ。
今日は、その1回目の発表があったのだ。
場所は、赤坂プリンス、クリスタルパレス。
∇
選考方法は、いろいろ前段があって10本に絞られたものを、
読者の人気投票だけで選んだようだ。
スライドで10本が簡単に紹介された。
内容は読んでいないが、絵柄の面では、ぼくがいいと思うものはなかった。
司会の神谷明は、応募総数が2百数十本といって大袈裟に驚いていたが、
賞金の額からいって、決して多い数字ではない。
コアミックスは、プロが担当編集者と組んで応募してくるだろうといっていたが、
それはまずありえないと思う。
読者の人気投票も、3万人だったらしいが、
これも、質の問題があるので、数字だけでは判断できない。
∇
結局、1等賞は、オタク夫婦ふたりで描いている漫画になった。
あとで読んでみたが、5000万の価値があるとは、ぼくには思えなかった。
絵はうまくないし、構図やコマ割りにも見るべきものがない。
大賞受賞者も含めて、応募作品の完成度の高さも気になった。
応募者の多くに、コミケやアシスタントの経験があり、
既にでき上ってしまっている。
なんだか、集英社方式を捨てて小学館方式に乗り換えたほうにも見えた。
でも、新人は未完成でいいのだ。
未完成だから、新人なのだ。
ひとり、まだ未完成で荒々しい絵の応募作が気になったが、
それはなんの賞にも入れなかった。
読者だけに判断を任せるのは、
特にバンチのようにまだ確立されていない雑誌では、危険なのではないか。
読者もまた、確立されていないからだ。
∇
はたして、バンチが、これからどんな方向に向かうのか。
世界戦略も、当日併せて紹介されたが、なかなか無謀な計画だった。
新潮社との関係も含めて、これから先が注目だ。
なにせ、新潮社はコアミックスは下請けだと思っているが、
コアミックスは新潮社はチャンネルのひとつだと思っている。
その上、新潮社は、せっかくのノウハウを吸収する姿勢が足りない。
うーん、当分出版界のいろんなシミュレーションが楽しめるなあ。
∇
杉浦茂展にいってきた。
久し振りの三鷹だ。
主に、原画と雑誌の展示だった。
50年代から亡くなる数年前までの原画が、かなり多く並べられている。
ただ、一般客に面白い展示かというと、ちょっと疑問だ。
ぼくは原画が見られて大変嬉しかったが、
普通の人はどうかなあ。
ぼくが子供時代に持っていた単行本もいくつか展示され、
懐かしくもあった。
やはり、50年代後半くらいまでが、一番脂ののったきれいな線だ。
最晩年の絵は、ほとんど絵になっていなかった。
すべてのページが、力のないぐにゃぐにゃの線で埋められている。
もうほとんど、絵を描く能力も判断力もなくなっていたのだろう。
しかし、そうなってもまだ描き続ける絵描きの業のようなものが、そこにはある。
怖ろしいが、美しかった。
∇
「5.17」
いやー、はらはらさせるなあ。
ノルウェー戦だ。
前半終わった時点で、ノルウェーは、日本陣営を混乱させた。
ノルウェーは永井ボールでするりとボールをつないで、日本ゴールの前までやってくる。
フラット3は、ほんとに大丈夫か。
宮本は役に立ってるのか。
森岡は、間に合うのか。
裏をつかれて高さを使われて、いいようにやられてるぞ。
何点入ってても不思議じゃなかった。
∇
後半に入ったら、ちょっと落ち着いてボールを回し始めたと思ったのに、
あっという間に、立て続けに2点取られた。
ぜーんぜん駄目じゃないか。
ああ、また3点目だ。
ラインの上げ下げのタイミングを読まれまくって、
後ろから飛び出してきた選手のシュート。
オフサイドトラップ必用なのか、と思った瞬間に飛び出される。
うーん、フラット3は、弱点多すぎる。
以前、実際には4バックになってた形を取ってたことがあるが、
トルシエはいったい、どこまで3バックを意地張って続けるつもりだ。
相変わらずFWは点取れないし。
それにしても、ピッチはいいのにイージーなパスミスが多いなあ。
とりあえず、まだW杯じゃない、と思っておこう。
∇
毎日1時間くらいずつだけど、『ラクガキ王国』をやっている。
お絵描き部分の面白さに比べて、RPG部分がどうも退屈だ。
お絵描きソフトとして特化させたほうがいいんじゃないのかと思うんだけど、
普段絵を描かない人は、案外あのシステムはむつかしいのかもしれない。
それはともかく、毎日1時間、テレビの前であぐらをかいていたら、
膝が痛くなってきた。
椅子生活が長いので、実家に帰って何日かあぐら生活をすると、
てきめんに関節炎になって、膝が熱を持って腫れてしまう。
普段曲げてない方向に無理に曲げてるんだから、当たり前なんだけど、
昔はずっとあぐらで暮らしてたんだよな。
生活習慣というのは凄いなあ。
∇
正ちゃんが、やたら飯を食いたがってしょうがない。
仕事をしている間中ずっと、ぼくの脇にいるんだけど、
席を立つと、さっとついてきて、物凄くせつない声で鳴く。
「メ〜シ〜を〜く〜れ〜よ〜う」
と鳴くのだ。
さっき食べたばっかりじゃないかといっても、
足許にまつわりついて離れないのだ。
トイレにいく時でもお茶を淹れる時でも、とにかくついてくる。
ちゃんとご飯はやってるんだがなあ。
まあ多少デブ対策に、量は減らしてるんだけど。
でも、情にほだされてご飯をやってしまうと、デブ一直線だ。
気をつけないとな。
∇
ルー・テーズの特番をやっていた。
50年代の、力道山との闘いも、初めてフルバージョンでじっくり見た。
いや、子供の時に見ているはずなのだが、さすがに記憶がない。
全盛のルー・テーズは、さすがに、うまくて美しい。
力道山はさすがにヘタで、今の目からみたら、受け身でひやりとさせられる。
ルー・テーズと力道山は、日本とアメリカの文化の具現だった。
ふたつの文化が仲良く闘うのを見るのは、
偉大なるアメリカと復興期の日本の蜜月を見るようで、
感慨深いものがあった。
ジャンボ鶴田の若いころと全盛期も久し振りに見たし、
ワフー・マクダニエルの追悼もつけたしでちょっとやったし、
さすが三菱掃除機風神のころから中継の実績がある日テレだ。
∇
Laoxに、デジカメのACアダプターを持っていった。
こないだ、サイバーショットを持っていったのだが、
Laoxから電話があって、アダプターも持ってきてくれというのだ。
フルチャージしても写真が1枚しか撮れないんで、
修理に出したんだけど、
そういわれると、ACアダプターの故障ということも考えられる。
それだと安く済みそうだし、そっちだといいなあ。
まだろくに使ってないからなあ。
∇
K-1MAXを見てきた。
意外な結果だったが、なかなか面白かった。
武道館は、満員だった。
電撃のギュウゾウもきていた。
いつも後楽園ホールクラスで見ている「キックボクシング」が、
ここまでメジャーなものになるとは。
K-1のブランド力はすごい。
∇
大野崇−チャンプア・ウィラサクレック(リザーブマッチ)
大野も力はあるが、ラジャダムナン2位のチャンプアにはかなうまい
ところが、スタートは大野がいいパンチを当てて、チャンプアをぐらつかせる
おお、これは、と思ったら、チャンプアのKO勝ち
チャンプアというとゲッソンリットを思い出すなあ
・
魔裟斗−ドゥエイン・ラドウィック
魔裟斗が押して、3-0判定勝ち
・
アルバート・クラウス−シェイン・チャップマン
むつかしい判定だった
全体に試合を支配したのは、チャップマンだった
懐の深い利を生かして、打っては離れ、前蹴りで間を取り、
絶対に負けない闘いをした
クラウスは手数を出していいパンチも当てたが、チャップマンにいいように遊ばれた
クラウスは飛び込めず、チャップマンもダメージは与えていない
試合が終わった瞬間、チャップマンは両手を挙げ、
クラウスはがっくりとうなだれた
しかし、判定は3-0でクラウスの圧勝だった
チャップマンはわけがわからないというポーズ
クラウスはうなだれてチャップマンの手を挙げた
チャップマンは、支配はしたが、実効はなかったということだろう
クラウスは、手数と攻勢点か
でも、3-0はどうか
まあ正直いって、チャップマンでは、K-1で人気が出ない
ルックスは、クラウスのほうが圧倒的にがいい
パンフの表紙は、3人の写真だ
魔裟斗が前面、小比類巻とクラウスが後ろ、それだけしか載っていない
つまり、クラウスをスターにするのは最初から決まっていたし、
チャップマンのような面白みのない闘いかたを評価するわけにはいかない
おまけに、魔裟斗対チャップマンでは、
魔裟斗もいいとこが見せられないということなのだろう
・
小比類巻−マリノ・デフローリン
コヒーの1ラウンドKO勝ち
・
ガオラン・カウイチット−張加溌
ガオランはムエタイ、張は散打
立ち技の頂点、ムエタイは凄い
張は、まだキックボクシングに対応できていない
「手から稲妻を出す男」も、稲妻を出せず、
サイドキックとロシアンフックのようなオープンフックを見せただけ
しかし、それも通用しなかった
ガオランの強さは驚異だ
誰も倒せないだろう
・
魔裟斗−クラウス
1ラウンドにクラウスが魔裟斗からダウンを奪い、
3ラウンドで魔裟斗も盛り返したが、
判定負け
意外
・
小比類巻−ガオラン
ほんとにムエタイは凄い
コヒーは倒れた時にどこか傷めたか
でも、それがあってもなくても、ムエタイが圧勝だった
コヒーは通用しなかった
ガオランの優勝は、もう決まっている
・
さて、決勝だ
ガオラン−クラウス
ガオランの圧勝かと思っていたら、
ほんとに意外にも、
1ラウンド1分、クラウスのパンチ一発でガオランは起きてこなかった
クラウスは、どうも自分のしたことがよくわかっていないようだった
コメントもうまく出せないし、喜び爆発ってかんじでもないし、
なんだか釈然としない勝ちだった
まあタイ人のガオランじゃ人気出ないだろうからな、しょうがない
・
ガオランが負けた理由がもうひとつ納得できなかったが、
やっぱり中量級は面白い
久し振りにキックボクシングでも見にいってみるかな、後楽園ホールに
・
というわけで、早々に帰ってきて、さあ朝まで仕事だ
∇
中国は、信頼できない。
在日中国人の友人は何人かいて、
彼らは日本にいるせいもあるのか、あんなではない。
もっと立派な人間だ。
ルールを守れないというか守る気がないというのは、国家として最低だな。
しかし、それを大声で糾弾できないくらい、日本人も情けないのが悲しい。
いったい、いつから日本はこんな情けない国になってしまったんだ。
ああなんだか街宣車に乗ってるかたがたの発言のようだ。
∇
[5.14]
今日中に、『だサル』のリライトがあがる。
この本は変な作り方してるので、
もう一回文章量を調節しなくちゃいけないんだけど、
とりあえずは6月に出せそうだ。
デザイナーがフランスにいってるので、まだなにもデザインができてないが、
そう遅れることはないだろう。
たぶん、かなり違った印象の本になると思う。
中身も変わってしまうのかとういう問い合わせもあるが、中身はおんなじ。
週刊アスキーの『だってサルなんだもん』を書き直したものだ。
どんな本ができてくるか、楽しみだなあ。
∇
明日はK-1を見にいく。
中量級だ。
ちょっと前に、日本予選のようなものがあって、それも見た。
魔裟斗がヒールになったやつだ。
K-1側の思惑もあって、かなり楽な組み合わせで勝たせてもらった魔裟斗が、
今回はどうかが楽しみだ。
全日本キックの頃から、弱いわけではないのだ。
海外の強豪にも勝っている。
無理にヒーローに仕立てる段階はもう終わった。
今回どこまで勝てるか、ちょっと楽しみだ。
もちろん、こないだはちょっとあやしい判定で魔裟斗に負けたコヒーもね。
∇
最近また、ウィルスが増えた。
一時はほぼこなくなってたのに。
ここんとこきてるのは、Klezってやつだ。
あとは、ハッカーが2度きた。
対策は取ってるから大丈夫なんだけど、面倒臭い。
∇
歯医者にいったが、神経は抜かなかった。
ずっと痛んでた奥歯が、ふと気づいたら、ここ数日は痛まなくなっていたのだ。
それで、また様子を見ようということになったのだ。
できれば、神経なんか抜きたくない。
まあ症状が進行してしまえば仕方ないが、
それまではせっせと歯を磨いて持ちこたえよう。
∇
その後、美容院にいって、髪洗ってもらってたら、
ふと、さっきからこの態勢ばっかりだなと思った。
今日は椅子の上に長々と仰向けに寝る日なのだ。
そこを出たら、そこの前に通っていた美容院の店長とばったり会った。
腕はまずまずだったんだけど、趣味が合わなかった。
毎回1時間つまらない話を聞かされるのは、ちょっと辛かった。
そういうことってあるよな。
帰りにロヂャースに寄って、正ちゃんのトイレの砂とご飯を買った。
∇
その後はずっと原稿のリライト。
『だサル』の新刊が6月に出る。
それのリライトなのだ。
表紙もがらっと変わる。
『秘密の手帖』は、解説がやっと入って、なんとか5月31日に出ることになった。
絶対に面白い自信作だ。
表紙は、写真はやめて、フランスの本みたいになった。
楽しみだなあ。
表紙のデザインは、近日発表。
いろいろあって、ソフトカバーになって、値段も値下げで1500円。
さあ1500円用意して、月末を待てー!
その後は、『漫画の時間2』のリライトにかかって、
その後は『リングサイドで会おう』という格闘技の本。
その後は、『だサル』の次の本。
予定だけは次々決まっていくが、書き直しは時間がかかるからなあ。
どれも面白いから、まあのんびり待ってて。
∇
いやー、レアル戦は、いろいろ不満も残るが、成果もちょっとあった試合だった。
稲本もかなり復調したし、得点はできなかったが久保がわりと頑張れたし。
しかし、レアルのパスは長いのも短いのも、出す方も受ける方も、正確で強かった。
日本は、ゲームを引っ張る人間がいない。
コンディションは確かに酷かったけど、
強引に中盤でボールを持ってパスを出せるMFか、
飛びこんでいけるFWがほしい。
レアルは、セットプレイを大事にして、点を取った。
あんな天気だと、やっぱり大事なことだ。
ロベカルは、しかし左サイドで存在感を見せてたなあ。
駆け上がりまくってたからな。
∇
鹿島の監督をやっていた宮本さんが亡くなった。
まだ63歳だった。
実質的監督のジーコの影で、かなり地味な存在だった。
冥福を祈る。
∇
[5.12]
レアル戦が始まった。
雨のあたる客席に人がほとんどいないが、宣伝しなかったのか、
あるいは、日本戦なんか興味がないのか、どっちなんだろう。
それにしても、もっといいコンディションでやらせたかった。
ベストメンバーではないとはいっても、
ロベルト・カルロスもいる、フィーゴもいる、代表クラスばっかりだ。
一番いい条件で、力を出させてやりたかった。
∇
芝はわりといいといってたが、やっぱりパスミスが出るなあ。
コンディションが悪くても、パスとぴたりと止めないと。
レアルはロングパスも正確だ、寄せも速い。
ゴール前でパスをもらって一瞬ためると、もうDFが寄せてきている。
ファーストタッチでつなげていかないと、通用しないなあ。
日本はうまく攻め上がっていくが、ちょっと圧力みたいなものが弱い。
前半も中盤過ぎると、水しぶきが上がるようになった。
土砂降りだ。
ボールも重い。
日本は、怪我を恐れているのか、ボールを持った相手を見てしまう。
最初の失点は、日本だ。
ロベカルのボールを、コンゴが押しこんだ。
物凄いオフサイドだ。
でも、アウェイだからな。
こういうこともある。
そんなことよりも、もっと積極的にいってほしいんだよなー。
確かに親善試合なんだけど、この時期、死んでも突っこむって姿勢がほしい。
∇
ロベカルとフィーゴがピッチを出る。
日本はどうもプレイというか判断が遅い。
ボールを取ってからの上がりが遅い。
鈴木が時々走るのと、アレックスがやっと走り始めたのと、
うーん、あとは稲本が調子を取り戻そうとしてる。
∇
後半になった。
久保と小笠原と服部が入ったようだ。
ピッチの状態は酷い。
ボールが走らない。
でも、それは両方同じ条件だ。
トルシエが発破をかけたらしく、日本選手のプレスが厳しくなった。
これを持続させたい。
おお、鈴木がいいシュート。
久保も生き残りを賭けて走っている。
福西が入った。
中盤に元気のあるのを入れて作っていかないと、
このピッチでは、足を停めた殴り合いになってしまう。
曽ヶ端ナイスセーブ。
中沢が久し振りに出てきた。
すごく嬉しそうだ。
山下も入った。
FWは、久保と山下だ。
日本は、積極性をキープしている。
∇
3バックは、今日はズルズルと下がることもなく、裏を取られることもない。
まあ組織的サッカーができないせいもある。
コーナーを取られた。
一瞬ひやりとする。
あ〜、久保〜〜!
いいとこに出たのに、ジャストミートしなかった。
決定的ってやつだった。
久保は、Jリーグじゃいいんだがなあ。
モリエンテスのいいシュート。
またひやりだ。
うわーっ、ボールを取られたと思ったら、凄いシュート。
やられたと思ったら、ポストに救われた。
それにしても、日本はシュートがない。
と思ってたら、いいチャンスだったのにー、服部惜しかったー。
これで、タイムアップ。
1−0の負けだ。
∇
解説の松木はあれはオフサイドだから引き分けだといってたが、
それはどうか。
どのチームでも、1点取れば、取った試合をしてくる。
0−0と同じ展開にはならない。
日本は、1点取られて、取り返せなかったのだ。
でもまあ、面白かった。
はたして、トルシエに誰がアピールしたかな。
∇
ついさっき、画面の下の
インターネットセキュリティのアイコンが点滅しているのに気がついた。
なんだろうと開いてみたら、
〈不正侵入「Whisker」を検出しました〉
という表示があった。
すでに遮断していたが、誰かがうちのHPにハッキングを試みたらしい。
そんなことしたって大した意味ないのに。
よしなよ。
∇
西澤は、盲腸か。
うーん、柳沢は骨折だし高原はエコノミーだしなあ。
ベッカムは間に合うそうだが、名波は間に合うだろうか。
とりあえず、今夜のレアルを注視しよう。
∇
「筋肉ミュージカル」を観てきた。
赤坂のTBSスクエアの中にある劇場だ。
千秋楽の最後の公演だったせいもあるが、1200人超満員だった。
向いの劇場では、元モー娘の市井なんとかって地味な女の子のコンサートがあるようだった。
ぽつぽつと若い男がきてたが、客はくるのかな。
シャランQのなんとかって地味なやつとバンドを組んだみたいだが、
ちょっと地味すぎるんじゃないか、どうでもいいんだけど。
∇
筋肉ミュージカルは、正直いって、やや期待はずれだった。
いや、頑張ってはいたし、悪くはなかったんだけど、
もう少し凄いものを見せてくれるのかと、こちらが勝手に思っていたのだ。
案外普通だった。
出演者それぞれのルーツになるものは、みんなよかったんだけど、
それ以上のものがなかった。
6500円出すに値するものが、もうひとつ足りなかったなあ。
ただ、客はテレビで暖められてるから、非常にノリがよかった。
サクラかと思ったくらいだ。
一番よくなかったのは、演出家のアイデア不足とユーモアのセンスの貧しさかな。
∇
「筋肉番付」の収録中に、出演者がふたり大怪我したらしい。
なにか筋肉系の番組群に影響があるだろうか。
∇
庭に花が咲き始めた。
ろくに手入れもしない庭だけど、花は元気に咲いている。
京都からきた薔薇も元気だ。
∇
ゆうべ、仕事をしながら、背中がちくちくするなあと思っていたのだ。
背骨の両脇の筋肉のうち、左側の束が、なんだか変だったのだ。
今朝、眠りながら、背中が痛いのに気がついた。
起きたら、かなり痛い。
ちょっとなにかで捻ったかなあ。
傷めてしまったかもしれない。
こういうのって、なんでもないことで傷めるんだよな。
∇
「5.7」
連休明けに、たぶん、歯医者で奥歯の神経を抜くことになる。
何度か治療したのだが、どうもはかばかしくない。
あとは、神経を抜くしかないようだ。
神経を抜くと、歯ってどうなるんだろう。
歯自体は大丈夫なのか。
歯もかなり削ったり抜いたりするものなのか。
そのへん、もうちょっと歯医者がおしえてくれるといいんだがなあ。
まあ週明けに聞いてみよう。
∇
日本の3バックは、大丈夫なのか。
確かに、相手は強かった。
FIFAランキングでも、日本よりずっと上だ。
ああいうタイプに裏を取られるんじゃないかとは、戦前からいわれていたことだ。
それが、まさにその通りになった。
宮本は、いつまで経っても弱い部分を克服できていない。
もうW杯まで一ヶ月を切った今、森岡の代役といってはいられない。
つないで簡単に裏に通されるのを見ていると、
ちょっと目の前が暗くなる。
なんとかしてくれー。
∇
中村は、今日も凄かった。
いったい本番では、トルシエは中村をどこに使う気だろう。
左かトップ下か。
中田は外さない、アレックスもいるし、森島も使いたい。
うーん、むつかしいなあ。
∇
裏の新日本は、視聴率どのくらい稼げたかな。
日本戦に当たるとは不幸だった。
今はビデオもあるから、両方見ることもできるが、
視聴率はどっちかにしかつかないだろう。
フライと安田は、フライの暴走かと思ったら、案外フライの勝ちだった。
安田では客は入らないということか。
いい夢見ただけだったのかな。
チャイナは、下手なレフェリーだった。
スタイナー兄弟は、アメリカであんなに手を抜いてたのを忘れたように、
ガンガン、タナケンにくらわしてたな。
どっちのスタイルが好きなんだろう。
ライオン道が、日本スタイルは好きじゃないとインタビューでいってて驚いた。
適応してるように見えたのに、無理してたんだなあ。
リックが棚橋をロープに振った時、チャイナを振り返って合図するんで、
なんだろうと思ったら、
戻ってきた棚橋がチャイナと激突して跳ね飛ばされて、
チャイナがすかさず筋肉ポーズを撮った。
なるほど、そういう打ち合わせだったのか。
チャイナに誰が花を持たせるかは、これから難しい問題になるかも。
永田と高山は、永田がずいぶん長いことノックアウトされてた。
あれで高山の勝ちにならないとこが、プロレスの奥深さだなあ。
一番失敗だったのは、蝶野と猪木の控え室風景だな。
二人とも、アドリブがまったくきかない。
ちょっと笑っちゃったよ。
∇
テレビの制作プロダクションからメールがきた。
6月末放送予定の、テレビ朝日系列「日曜ワイド」の番組制作にあたり、
愛煙家の漫画家を捜しているというメールだった。
あいにくぼくは、もう20年近く前に煙草はやめている。
当時は1日3箱も吸っていたが、生命の危険を感じて、もうやめた。
だから、断りのメールを返しておいたが、
いったい「愛煙家の漫画家」が出る番組って、どんなもんなんだ。
ぼくは出ないが、6月末を楽しみに待ってようっと。
∇
やっとPRIDE20を見た。
もちろん、ミルコ×シウバが一番楽しみだったんだけど、
菊田×アレクの遺恨戦も楽しみだった。
それ以外はいまひとつだったんでいかなかったけど、
やってみたら、もうふたつほどは面白かった。
∇
B・サップ×山本憲
山本ぉー、前田が泣いてるぞー
ランペイジ・ジャクソン×佐竹
佐竹はPRIDEじゃ無理なとこにもってきて、もう年だ
ノゲイラ弟×今村
素人とノゲイラ当ててどうする
ヒカルド・アローナ×ダン・ヘンダーソン
これはよかった
柔術とアマレスのテックニック合戦だった
やはりグラウンドになると、アローナのほうが極め技に長けてるか
スプリットだったが、アローナのほうが支配してたな
ムリーロ・ニンジャ×マリオ・スペーヒー
これもよかった
スペーヒーはさすがに達者だが、いかんせん年だ
ニンジャは若くて動けて強い
でも、スペーヒーは凌ぎ切ったなあ
∇
菊田早苗×アレク
アレクはグラウンドでいいようにやられるだろうと思っていたが、
案の定やられ放題だった
しかし、とにかくKOもギブアップもなかったというところで、
アレクが気分としては勝っていた
菊田としてはそんな馬鹿なと思うだろうが、それがプロレス者というやつだ
とにかく、「こんなめめしいことはやめたい」という発言がまずかったな
自分が吐いた唾が自分にかかったからって、
否定してはいけなかった
あれで会場の客がアレクについてしまった
∇
シウバ×ミルコ
PRIDE寄りのルールではシウバの方が有利だからシウバが支配するだろうが、
身体がミルコのほうがかなり大きいのと
1ラウンド3分と短くてグラウンドで極めきれないのとで、
勝負はつかないだろうと思っていたが、まあその通りだった
ミルコは倒されまいと消極的になり、
シウバはミルコのリーチを警戒して入っていかない
でも、シウバのほうがどちらかといえば積極的だったな
ミルコのミドルはかなりのダメージを与えていたが、
倒されると支配されてしまう
まあやっぱりドローなのは仕方がない
PRIDEルールでいえばシウバの判定勝ちかもしれないが、
「勝負なし」というところかな
∇
予想よりも面白かった。
見にいけばよかったかな。
でも、ちょっと最近、格闘技に金を使いすぎだ。
∇
「あたしンち」のアニメの視聴率は、1回目も2回目も、かなりよかったそうだ。
このまま好調をキープしてくれるといいんだがなあ。
∇
先日のワフー・マクダニエルに続いて、
鉄人ルー・テーズが亡くなった。
現役時代の華やかさに比べて、晩年は金銭的な部分でとかくの噂もあったが、
現代のプロレスを創り上げた一人ではあった。
冥福を祈りたい。
それにしても、テーズ道場に、
親に借金までして千数百万を払ってプロレスを教えて貰おうとしたのに、
金だけ取られてろくに教えて貰えなかったと告発した
孤高の天才シド・ジーニアスは、最近どうしてるかなあ。
一度引退したのにまた復活したとか、なんだか彼にもいろいろ問題がありそうだ。
大仁田戦をぶち上げたディファは、結局どうなったんだろう。
一度生を見てみたかったが。
∇
スロバキア戦を見た。
1−0で勝ったことは勝ったが、なんだかぱっとしない試合だった。
驚くような布陣になるという予告だったが、
まあ右サイドに入った柳沢くらいか。
あんまりいい仕事したという気もしないが。
中村をスタメンでトップ下に置いてアレックスと併用したのは、
中田次第だけど、本番採用もありそうだ。
中村は、やっぱりいいボール出すなあ。
驚いたといえば、残り20分でばたばたと交替したほうが、もっと驚いた。
W杯まであとひと月なのに、まだ試してて大丈夫なのか。
さすがに、自慢のフラット3は、森岡含めてまあ固定に近いが、
あとはいったいどうなるやら、見当がつかない。
トルシエには、いつまで経ってももうひとつ確信が持てない。
それにしても、切符が手に入らないなあ。
∇
田中真紀子の秘書給与疑惑って、あれで終わりなのかな。
辻本は議員クビになって、田中はOKだったら、いい加減すぎるよな。
力があればなにやっても捕まらないってことか。
もう誰も政治を信用しなくなるよなあ。
田中を総理にって話がいまだにあるのに、トルシエ采配より驚かされる。
やれやれだ。
∇
大して使ってないサイバーショットのP1が故障している。
もうずいぶん長い間、故障しっぱなしだ。
保証書がどっかにあるはずだがとちょっと探したりもしたのだが、
もちろん、出てこない。
そのうち修理に出そうと思って机の上にずっと出してあるのだが、
出したまんまだ。
今日は、Laoxにいくついでに、思い切って修理に出すことにした。
家を出て、ぶらぶらとモモカフェの前まできたら、
カメラを家に忘れてきたのに気がついた。
まったく、なんのために出てきたんだか。
そろそろ老化が始まってるんだろうか。
物忘れは、カルシウム不足だっけ。
仕方がないので、モモカフェでお茶を飲んで、Laoxで買い物をして帰ってきた。
∇
正ちゃんの抜け毛が目立ってきた。
家のあちこちにふわふわ飛んでるし、
ブラッシングしてやると、驚くほど抜ける。
正ちゃんの冬毛が抜け始めると、そろそろ夏が近くなる。
でも、季節の風物詩というには、掃除が大変で迷惑だ。
床屋でばっさり刈ってきてくれないものか。
∇
新日本プロレスのテレビ中継で、ついに長州の退団が正式に発表された。
長州は、どこにいくんだろう。
最高権力者の座を剥奪されて、いたたまれない気持ちはあったろうが、
もう50歳を過ぎて、新団体もちょっと厳しい。
少なくとも現役でエースにはなれないだろう。
新日・全日・ノアと、メジャーが3団体できた現在の状況では、
長州が現役でやっても、せいぜいインディにしかなれない。
借金があるという噂もあるし、このまま悠々自適というわけではないだろう。
天龍、鶴田、そして長州というあたりが、ぼくと同年齢なのだ。
ファンということではないが、ちょっと気になる存在ではあるのだ。
いったい、長州はどこにいくんだろう。
∇
新日には、最近、久し振りにブラック・タイガーが出ている。
もちろん、かつて佐山の初代タイガー・マスクと死闘を繰り広げた、
マーク・ロコとは別人だ。
体格から見るところ、中身はシルバー・キングだと思うが、
エディ・ゲレロがまたやればよかったのになあ。
ゲレロはWWFをクビになってインディに出ていたら、その後日本にきて、
このまま定着するのかと思っていたら、まさかのWWF再復帰だ。
シルバー・キングは、兄ちゃん共々うまいレスラーなんだけど、
体格からいってブラック・タイガーじゃないんだよな。
それにしても、解説の木村健吾は、
いきなりブラック・タイガーがメキシコ人だってバラしちゃまずいだろ。
いつまで経っても気がきかないやつ。
∇
「5.2」
最近できた吉祥寺の中国茶屋で、聞香杯のセットを買った。
いや、セットといっても、湯飲みだけなんだけど。
お茶を飲む丸いやつと、聞く細長いやつ。
2セット買ったのに、1050円だった。
台湾並み。
ちょっといい中国茶を丁寧に淹れて、香りを聞きながらちびちびと飲む。
まあお茶飲みは、なにをどう飲んでも美味しいんだよな。
∇
またニライカナイで沖縄料理を食べてしまった。
そう特にここが気に入ったとか美味しいとかいうわけじゃないんだけど、
野菜が食べられる。
今夜のメニューは、あーさのじゅーしーと、沖縄そばと、
紅芋の天ぷらと、らふてー。
あれ、あんまり野菜がない。
∇
6日に、「筋肉ミュージカル」を見にいく。
数日前に予約状況を調べたら、切符取り放題だったんで安心してたんだけど、
数日後にスケジュール決めて取ろうとしたら、ほとんど満杯になっていた。
最終的にはなんとかなったんだけど、
いったい、この数日でなにがあったんだ。
テレビで大宣伝でもしたのか。
とりあえず、船木の盲腸は間に合ったのかどうか、チェックしてくる。
∇
そういえば、長州がついに新日を辞めるなあ。
TAKAはWWFを辞めたし、
ワフー・マクダニエルは死んだし、
いろいろあるようなないような。
∇
国別のアクセスは、どうものべ人数ではないようだ。
ボストン在住の人から、毎日きているというメールがきた。
のべだったら、30人くらいになってるはずだからなあ。
それにしても、今日の東京は寒い。
こないだ、もう夏だったのに。
気候が変だよなあ。
∇
世間では、おそらくもう連休モードに入っている。
なぜそれがわかるかというと、今日から突然、うちのHPのアクセスが減ったからだ。
前にも急に減ったことがあったが、それはUsenの側の問題だったと思う。
数時間で元通りに戻った。
でも、今日のはどうやら違う。
ここひと月弱の解析を取っているが、
今日だけ、昨日までの7割くらいのアクセス数になっている。
どの時間も、昨日までより少ない。
ああもう、みんな行楽に気持ちが飛んでしまってるんだなあ。
ええい、俺はマッサージ受けつつ仕事するぞー。
∇
と思ってたら、夜7時からいきなりアクセスが驚異的に増え始めた。
午前1時を過ぎても、全然減らない。
昼間はあんなに少なかったのになあ。
不思議だ。
昼は気が抜けてて、夜は夜更かしモードに入ってるのか。
結局、今日もトータルのアクセス数は同じくらいになりそうだ。
∇
解析は、面白い。
英語の解析装置だが、
作ってるのは、Netherlandsとあるとこを見るとオランダらしい。
ここひと月弱の結果を発表しよう。
1日の平均アクセスは「5969」だが、「マンガ夜話」があったんで、
7000〜1万ヒットが4日ばかりあって、数字を引き上げた。
5日目で落ち着いて、その後はずっと、5000台半ばといったところだ。
5日目以降の最大は、4月15日の「6049」、最少が19日の「4952」。
アクセスしてきた人のOSで一番多いのは、windows98で、53%。
次がNT5.1で13%、マックpowerPCが12%、NT5.0が10%、
windows95が5%といったところ。
ちなみに、Unixは0.39%だ。
まだ少数派だね。
∇
1日のうちで一番アクセスの多い時間帯は、普段は夜の10時から深夜1時までの3時間。
これはまあわかる。
晩飯食べて風呂に入って、寝る前の、ちょっと落ち着いた時間だ。
その次が、昼の12時台。
これは、会社から入ってる人が多いということかな。
昼休みにさっと見るわけだ。
11時台13時台と比べて、多い時には倍くらいのアクセスがある。
でもまあそれは、仕事中にこっそり見てる人も多いということだな。
∇
きた人の国籍もわかる。
日本がもちろん圧倒的に多くて、85%。
NetWorkという表記なのが7%で、不明なのが6%。
国名が判明してる中で一番多いのは、香港からで0.03%、のべ50人だ。
次がシンガポールで40人。
以下、オーストラリア36人、ニュージーランド15人、中国11人、UK10人、
台湾6人、フランス4人、アメリカ4人、
ココスアイランズ3人、カナダ2人、トゥバルー2人と続く。
台湾のべ6人のうち、2人はぼくだ。
現地にいる日本人も多いだろうが、
そうじゃない人たちは、みんないったい、なんだと思ってここを訪れるんだろう。
日本の「MANGA」を見てみようと思って探してくるのかな。
はるか海の彼方でキーボードを打ってる人たちを思って、
ちょっと茫然としてしまう。
∇
「4.28」
しまったー。
「マンガ夜話」の再放送、見忘れたー。
ちょっと夜中すぎだよな。
すっかり忘れて、スマックダウン見てたよ。
∇
武富士の、例の踊ってるCMで、気になる女の子がいる。
ロッカーで女子事務員が着替えしてる場面から、
ダンスシーンに繋がるんだけど、
実は、ロッカーにいる子と踊ってる子は、少なくともみんな一緒ではない。
ロッカーでメインの子に話しかけられてる目の大きな子は、
確か以前はアイドル系だったはずだ。
出てきた時は笹峰愛と区別がつかなかったんで記憶している。
さっき武富士のサイトにいってみたんだけど、
ダンサーは12人も紹介してるのに、ロッカー編の紹介はない。
なんて名前だっけなあ。
見たことはあるような気がするんだけど。
愛ちゃんの妹ってわけでもないんだよな。
妹と犬のプーには、会ったことがある。
∇
編集者といっしょに、吉祥寺の沖縄居酒屋ニライカナイで飯を食っていたら、
カウンターの隣の席で飯を食っていたカップルが、口論を始めた。
男は、50代、女は、30前後。
うーん、怪しい。
わけありカップルだな。
女が声を上げる。
「どうして叩くのよっ!」
男がどうも暴力野郎らしい。
わめき散らす女の手を男が押さえて、大声を上げる。
従業員はみんな、なにも聞こえないような顔で皿を運んでいる。
ぼくはもちろんダンボになって、聞き耳を立てている。
いきなり女が立ち上がり、ハイヒールの音も高く走り去っていった。
男がばつの悪い顔で、勘定をしてくれと従業員にいう。
男が帰ってから、皿を片づけにきた従業員に、
「いやー、なにかあるかと思ったけど、なにも起こらなかったなあ」
といったら、みんな嬉しそうに笑った。
聞いてないふりして、みんな聞き耳を立ててたんだな。
∇
「愛餓を」の話の続きだ。
パンダ子さんからのたれ込みでは、ニッポン放送で鶴光がやっている番組で、
コーナーのテーマソングに、この歌が使われているらしい。
「鶴光の噂のゴールデンアワー」という番組の、
「つるつるあいうえお作文」というコーナーらしい。
……。
クレモンティーヌなのに……。
おまけに鶴光……。
鶴光が「つるつる!あいうえおシャクブーン」と叫ぶと、
この曲がかかるんだそうだ。
松本隆と大瀧詠一なのに……。
∇
山を越えるのが1日ずれたが、
なんとか今夜中で大山がひとつ終わり、緩やかな次の山に入る。
やっとこれで少しゆっくり眠れる。
延び延びになってたいろんなことを、今のうちにやっておきたい。
次の本の準備とか資料探しとか打ち合わせとか、
普段は日常業務に追われてなかなかできないことを、なるべくやってしまいたい。
きっと、今年の終盤くらいから、その成果は現れてくるだろう。
各種プレゼントの発送もやらないとな。
∇
昼間の仕事中は、いつもJ-WAVEを聴いている。
ピストン西沢と秀島史香が喋っている。
西沢も面白いんだけど、
秀島史香が、いい家で育ってるなあというのがわかって好感が持てる。
先日、「ガイジンが歌う日本語の歌」というような特集をやっていた。
その中に、クレモンティーヌだったような気がするが、
「あいうえお、かきくけこ」という歌詞の歌を歌っていて、
「勘違いしたガイジンが変な歌を歌ってしまっている」
というようなニュアンスで笑われていた。
∇
でも、それは違うのだ。
あれは、日本のロックバンドの草分け、「はっぴいえんど」の名作、
「風街ろまん」の最後に収められた、「愛餓を」という曲なのだ。
松本隆作詞、大瀧詠一作曲の、
あのころの音楽好きなら誰でも知っている歌なのだ。
ぼくはよっぽどFAXでも送ろうかと思ったのだが、ぐっと我慢した。
ああ、渡辺タスクだったら、絶対に知ってたのになあ。
ピストン西沢、勉強しとけよ。
∇
「闘龍門」を見に、後楽園ホールにいった。
いっしょにいったのは、携帯ストラップをくれた鍋島だ。
彼はリクルートというかメディアファクトリーの人間なんだけど、
かつてはレスラーだった。
それも、草レスラーだった。
ぼくの友人も参加していた草プロレス団体に所属する、
空中戦の得意なレスラーだったのだ。
∇
草とはいっても、格闘技経験のあるレスラーの多い、
かなりハードな団体だった。
ぼくは何度か見にいって、
鍋島や、森野達也という水木しげるのとこにいた漫画家と仲良くなった。
まったくなあ、ぼくも20年早かったら仲間に入りたかった。
彼らが現役を離れてもうずいぶん経つが、
また鍋島の華麗な空中殺法を見たいもんだ。
∇
肝心の闘龍門は、テレビで見てるよりもずっと面白かった。
華やかで派手だった。
事故があって、ちょっと展開がよれよれというところはあったが、
なんとか無事にマグナム東京のダンスで締めた。
生はやっぱり面白い。
∇
[4.25]