[10.29]
マンガ夜話用の本を、ひたすら読んでいるが、
「魁!! 男塾」がガンだ。
もう濃すぎて、長時間読むのが辛い。
初日だってのに、まだぜんぜん読めない。
連載中にざっと読んではいても、もう忘れてるからなあ。
今回読み直してて、
「北斗の拳」とテイストが同じなんで驚いた。
片っぽは馬鹿漫画と呼ばれ、片っぽは傑作と呼ばれるのが、
どうも納得いかないなあ。

上野のうさぎやのどらやきを貰った。
名前は聞いたことがあるが、ちょっと遠いんで、まだ食べたことはなかった。
大きくてたっぷりのどらやきにお茶をいれて、ゆっくりといただいた。
今日の客は、みんなお土産にどらやきがもれなくついてきてラッキーだったなあ。

マックとウィンドウズをつなぐ、DAVEというソフトがある。
これが、ちょっと前にいきなり壊れて、
2台のマシンがお互いをまったく認識しなくなっていた。
今日、マニュアルと首っ引きで、なんとか復旧させた。
なにがいけなかったのかがなかなかわからなくて、時間がかかったんだけど、
わかってみれば、まあ簡単だった。
しかし、どうして壊れたんだろうなあ。

左肩は、ますます痛い。
これは、ほんとに五十肩なんだろうか。
四十肩の時の痛みとは、かなり違うような気がする。
それよりも、ずっと以前、腕と肩に炎症を起こして腕が上がらなくなって、
医者にいったら「頸腕神経症候群」という病名をもらったことがあったが、
それに近い。
まあなんにしろ、中が痛いということは炎症が起きてはいるんだろうが、
一定の角度を過ぎると痛いのではなく、
なにもせずにいても痛いというのは、ちょっとおかしい。
整形外科医の分野かなあ。
とりあえず、貰い物のチタンテープを貼った。

前にスカパーで解説をやっていたFMWという団体がある。
そこのエースで、マンガ夜話にも呼んだことのあるハヤブサが、
ロープから足を踏み外して、頭から転落し、
現在首から下が麻痺したままらしい。
東スポ情報は信用できないんで様子を見ていたのだが、
どうやら本当のことらしい。
レスラーは、いつも怪我と紙一重のところで闘っているとはいえ、
神経系は、ほんとに危ない。
意識はしっかりしているらしいが、心配だ。
1日も早い回復を祈る。

講演は、面倒臭いんであんまりやらない。
たまーに、面白い企画の時にはやるんだけどね。
今依頼がきてるのは、面白くはないんだけど、ちょっと考え中。
老人向けにコンピュータ関連の話をするらしいんだけど、
なんか父親にコンピュータを買ってインターネットをやらせようと思ってたのと、
あまりにも時期的にぴったり。
きっと、やってぼくが楽しいという企画じゃないだろうなあ。
でも、ちょっと考えちゃうよな。

こんどのPRIDEは、なかなかいいカードだ。
桜庭×シウバはもちろん見たいが、
ノゲイラ×ヒーリングは凄い。
ただ、アンダーカードがつまらない。
高田×ミルコや佐竹×シュルト、小原×ヘンゾもどうもなあ。
おまけに、追加が石川×ランペイジ・ジャクソンじゃあ、
どうしようもない。
高田はどうも、まだ自分が大物だと誤解してるフシがあるしね。
ミルコやシュルトにヘンゾと、コマは持ってるんだけど、
相手がちょっと。
まあ桜庭×シウバ一本で会場は埋められるということなんだろうけど、
見にいこうかどうしようか、悩むとこだなあ。

気づかない間に、携帯に電話が入ってたので、
折り返し電話してみた。
そしたら、
「男の子は1を、女の子は2の番号を押してね」
などといわれてしまった。
どうやら出会い系らしいが、なぜそんなとこから電話が。
迷惑メールがたくさんくるって話は聞くが、
うちの携帯は、 i−modeにしてるわけでもないのになあ。

[10.26]
信じられないほどの上天気。
おまけに暑い。
長袖だと汗ばむくらい。
昼間は半袖Tシャツで充分だった。
昨日はあんなに土砂降りだったのに、秋の天気は変わりやすいなあ。
でも、いい天気だと気分がいい。
さて、ちょっとパッサテンポで「魁!! 男塾」でも読んでこよう。

金木犀は、結局近所の花屋で買った。
前を通りかかった時に在庫がないか聞いてみたら、
市場で仕入れてきてくれたのだ。
だから、鉢植えの小さい金木犀が、現在うちの庭のデッキに置いてある。
そのうちどこかに植える予定。
しかし、そろそろうちの狭い庭は場所がなくなってきた。
雑然としてて、なんの計画性もない庭だ。
でも、庭ってそういうもんだよな。
家を建てる時に、植木屋さんがきっちりと木を選んで設計した図面を描いてくれたのだが、
ボツにしてしまった。
完璧に配置された、これ以上手の加えようがない美しい庭より、
雑然として無茶苦茶なものが植えてあるいい加減な庭の方が好きなんだ。
血統書つきの猫よりも、雑種の駄猫のほうが好きみたいなもんかな。

数日前、雨上がりに見たら、薔薇にまたもや小さい芋虫が大発生していた。
それも、いしかわ邸建設以来の超大量発生だった。
3日ほど見てなかっただけだったのに、
4本の薔薇は、あらかた葉がなくなってしまった。
ぼくは腹を立てて、片っ端から芋虫を取ったんだけど、
ほんとに物凄い数だった。
それから数日してまたチェックしたら、
またもや大発生していたのだ。
きっと、卵が孵ったのだろう。
またせっせと退治して、ここんとこは無事だ。
でも葉が復活してくれるかなあ。
さっき見たら、ヒラミレモンにもアブラムシが出ていたし、
どうも困ったもんだなあ。
そう葉っぱばっかり見てられないぞ。

昨日は1日すごい雨だった。
今日は回復すると天気予報じゃいってるが、どうかなあ。
そろそろ夜が明けるが、まだ星も月も太陽も、なにも見えてない。
車はこないだ洗ったから、かなり綺麗だ。
ちょっと走ってやらないと、もうバッテリーがまずいことになっている。
やっぱり、仕事場と自宅をいっしょにすると、走らなくなるなあ。
いかんいかん。

今日は、夕方、アフリカに学校を建てているという女の子がやってきた。
もちろん、個人でやっているわけではなく、組織の一員としてやっているわけだ。
地味な服装の彼女は、雨に濡れたまま玄関先に佇み、
もうじき自分も現地にいくんだけど、資金を協力してくれないかというのだ。
彼女は、コーヒーを取り出し、ワンセット1万円、半分でも4分の1でもいいという。
「統一協会じゃないだろうね」
「よく間違われるんですよー」
彼女は笑って、
身分は確かで証明書もあると、カードを見せて、チラシをぼくに渡した。
〈iRFF 国際救援友好協会〉
それは、統一協会系の団体だ。
証明書というのは、いったいなにを証明するものなのだろう。
素朴な笑顔を浮かべる彼女は、いったい、どういう気持ちで金を集めているのだろう。
その金は、どこにいくものなのだろう。
人間は、罪が深い。
ドアを閉めてから、ちょっと悲しくなってしまった。

新米の「愛知の香り」に続いて、コシヒカリももらった。
これが、タイプの違う米で、どっちも美味いんだよなー。
さっぱりした愛知の香りと、もっちりしたコシヒカリ、
日替わりで食べてるんだけど、この季節にしか楽しめない贅沢だ。
おまけに、北海道のジャガイモまでもらったんで、
毎日、米と芋だ。
秋はいいなあ。

しばらく前に、吉祥寺の外電という店で、ブレンダーを買った。
まあ、ミキサーみたいなものだ。
これが、すごく便利。
刃が強力なんで、なんでも砕いてしまう。
毎日、起きるとまず、果物を飲む。
梨とバナナとヨーグルトと氷を入れて、一気に砕く。
これがもう美味しくて、ぐびぐび飲んじゃう。
今日は、林檎とバナナにしてみたんだけど、
これ専門の店でも始めようかと思うくらい、こっちも美味しい。
野菜を砕いて料理にも使えるし、手入れは超簡単だし、
一人暮らしのお供には結構なものだなあ。

「ラクガキ王国」ってソフトの体験版をやってるんだけど、
かなり面白い。
2月発売らしいんだけど、本編が待ち遠しい。
コントローラーでぐにゃぐにゃ描く絵が、3Dになり、動き始める。
けっこうアバウトな3Dで、アバウトな造形なんだけど、
そのアバウトさが、けっこう楽しい。
頭を作って体を作って手をつけて足をつけて、
なんだかどんどん変なものができていく。
それが楽しい。
ヒットするんじゃないかなあ。

50肩が、なかなか治らない。
左の肩の可動域がかなり狭まり、一定のところから先に動かそうとすると、
激痛がある。
これが、ほんとに半端じゃなく痛い。
以前40肩を2回やった時には、症状もそう激しくはなく、
今回ほど長くは続かずに、気が付いたら治っていた。
でも、今回は長いのだ。
テニスのトスを上げたりハイボレーを打ったりするのに、
非常に都合が悪い。
いや、それどころか、服の脱ぎ着にもいちいち激痛が走って、
不便だったらないのだ。
針でも打とうかなあ。

正ちゃんを連れて、病院にいってきた。
ここんとこ、耳の中を痒がって、ばりばり掻いてることがある。
たまには掻きすぎて耳から血が出てることもあるので、
カビでもはえたかなと思って、近所の主治医を訪ねたのだ。
ここに引っ越す前から、2軒となりが動物病院なのは確かめてあって、
そこが主治医になるに決まってるので、
引っ越し前から車に正ちゃんを乗せて、診察して貰ったりしてたのだ。

主治医は女の人だ。
どうしましたと聞かれたので、耳のことを話したら、
耳に綿棒を突っこんでチェック。
うちでも耳掃除はしてやってるのだが、
ここんとこ、左耳に綿棒を入れられるのを嫌がっていた。
主治医が細い綿棒を突っこんで、
そんな奥まで入れて大丈夫かと思うくらい、ぐりぐりとかなり奥まで掻き回す。
左耳のほうが、多少汚れるが、大したことはないようだ。
カビか酵母菌が増えてるのかもしれないと、軟膏と水薬を耳に入れて、
耳を外から持ってぐちゃぐちゃと掻き回す。

この前ワクチン打ったのっていつでしたかと聞かれる。
確か、もう1年半くらい前だ。
ついでだから、3種ワクチンもこの際打ってもらうことにする。
暴れるかと思ったが、固くはなっていたものの案外と平気で、
注射は一瞬で済む。
それよりも、奥にいるほかの犬や猫のほうが気になっていたようだ。
体重を量ると、5.36キロだった。
ちょっと脂肪がつきましたねといわれてしまう。
うーん、ダイエットしなくちゃなあ。

なんとか無事に帰ってきた。
玄関を入って、籠のフタを開けると、ぴゅーっと飛んで逃げていった。
いきなり拉致されて、耳に変なもの入れられたかと思ったら、
注射まで打たれて、
正ちゃんには、迷惑な話だよなあ。
でもまあ、これでとうぶんは大丈夫だろう。

こないだ、五日市街道沿いのモモカフェにいって、
「サードガール」の続きを熟読していたら、
客がふたり入ってきた。
おお、客だ、と背中で気配を楽しんでいたら、
しばらくして、なんとまたひとり入ってきたのだ。
きっと、あの日は開店以来最高の入りだったに違いない。
モモカフェはどこにあるのかというメールもきているが、ここでわかる。

[10.22]

J2に落ちるのは、セレッソとヴェルディで決まりみたいだ。
どこかが落ちなきゃいけないんだけど、
セレッソはともかく、あの読売がなあ。
いい選手はいるんだけど、点でしかしかない。
やっぱりサッカーは組織だよな。
残るは、1試合だっけ。
頑張ってほしいけど、かといって、代わりにマリノスが落ちても、
それはそれでショックなんだけどね。

近所のミニストップで、トイレットペーパーを買った。
仕事用には、紙ぼこりが出ないように、一番いいのを買うんだけど、
トイレで使うのは、ごく普通のやつだ。
2階のトイレに入れようと封を切ったら、凄い臭いが立ちのぼった。
悪臭としかいいようがない。
包み紙を見たら、〈香水入り〉と書いてあった。
しまった、ぼくはこういう臭いは、大嫌いなのだ。
4巻きもある。
捨てるわけにもいかない。
途方に暮れちゃうなあ。
どうしてこんな嫌な臭いを、わざわざつけなくちゃいけないんだろう。
トイレって、こんな強烈な臭いで誤魔化さなくちゃいけないほど、
悪臭のする場所なのか。

似たようなケースが、タクシーでもある。
どこかにいく時に、タクシーのドアが開いた瞬間に帰りたくなることがある。
〈車の香水〉だ。
嗅いだ瞬間、頭が痛くなってくる。
あれを長時間我慢するのは、物凄い苦痛だ。
料金払うから降ろしてくれといいたくなる。
平気で1日中勤務できるタクシーの運転手って、
嗅覚が鈍いか精神力が強いか、どっちかだな。

父親と電話で話してたら、
どうもコンピュータに興味を持ってるらしいということがわかった。
とりあえずは、手紙を書いたりしたいだけのようだが、
きっと慣れれば、インターネット関係も便利に使うようになるだろう。
メールのやりとりができるようになってくれれば、ぼくもありがたい。
父親は、確か75歳だ。
まあ最近のコンピュータは操作も簡単になったから、
決まったことだけをやってるぶんには、何歳だって使えるだろう。
小さいタイプがいいというので、ちょっと液晶タイプを見繕ってみよう。
あとは、プリンターかな。
スキャナーも使えるといいんだがなあ。
みんなとりあえずは、コンピュータに慣れてからかな。

父親に、どんなコンピュータを買おうかと悩んでるんだけど、
だいたい初心者向けのコンピュータなんてものあるのかなあ。
キーボードにボタンが並んでてカスタマイズできるくらいだろうか。
でも、それじゃ初心者にはかえってむつかしいか。
うーん、そのうちちょっとショップで見てこよう。
なにかいいマシン知ってる?

今夜は、「BSマンガ夜話」再放送だ。
それも、地上波NHKだ。
でも、さっき新聞の番組欄を見たら、深夜2時15分からになってたな。
小泉の記者会見が入ったせいで遅れたのかな。

「10.19」
新宿に、古い寄席がある。
末広亭だ。
潰れる噂が現れては消えるが、なんとかまだ保っている。
基本的に、10日単位で、落語協会と落語芸術協会所属の芸人たちが、
交替で舞台を務めている。
ひと月を、上席・中席・下席にわけているわけだ。
今は、中席、芸術協会の番だ。

久し振りに、仲入りまでだったけど覗いた。
正直いって、落語協会は見るけど、芸術協会は、あんまり見ない。
だから、芸術協会系の芸人は、ほんとに久し振りだった。
どっちでもいいから、寄席にもたまにはこないとな。
ぼくは、もう半年はきていなかった。
落語や漫才は、テレビでも多少は見られるが、
俗曲や物売りは、こういうとこでしか見られない。
それに、寄席は雰囲気がいいんだよな。

寄席で見る奇術は、手抜きのものが多くて面白くないんだけど、
北見マキの手さばきは、いつ見てもうまい。
種がわかるとかわからないとかいう以前に、感心して見てしまう。
ああいうタイプの芸は、こんな小さいスペースにはピッタリだなあ。

今回、驚いたことがあった。
円右と夢楽が老いていたことだ。
円右はまだ、売れ始めたころにはもう年だったし、
禿げてたから、老いてもそれほど違和感がないが、
あんなに傲慢で押し出しがよかった夢楽までがすっかり老いて、
口跡もはっきりしないし、ところどころで忘れてつかえるし、
まったく自分をコントロールできていなかった。
病気をしたのかもしれない。
ふたりとも、枯れていかずに衰えてしまった。
年月は、残酷だなあ。
前痴楽みたいに、長く病んでいないだけ、
舞台に立てるだけマシなのかもしれない。

でも、それをまたさらしてしまえるのが、舞台の懐の深いところかな。

「10.17」
中田の怪我は、かなり回復してるようだ。
90分走って、特に辛い様子はなかった。
前半はパルマが支配して、チャンスを何度も作った。
中田もいいパスを何本も出したし、2列目の左で、うまく機能していた。
ミロシェビッチは、要らないな。
いないほうが、うまく回っている。
でも、ゴール前まではいくのに、そこから先がちょっと。
後半は、ピアチェンツァが押し返し、結局2−2のドローだった。
それにしても、ヒュブナーはオヤジ臭いのに、魔法のように点を入れるなあ。

小野はなんだか、無茶苦茶よかった。
フェイエノールト、大したことないぞ。
特に後ろ半分はザルじゃないか。
マークの受け渡しできないし、かぶっちゃうし、
Jリーグのほうがマシだ。
それにしても、小野の坊主ヘッドはカッコよかったなあ。
とりあえず、1点だ。

磐田のぐらんまにえから、犬用ビスケットをもらったので、
正ちゃんにちょっとやってみた。
ネコも案外好んで食べるという話だったのだ。
小さく割って、前に置いてやると、正ちゃんはちょっと匂いを嗅いで、
そのままどこかにいってしまった。
うーん、残念。 しょうがないから、ぼくが食べるのである。
その後、貰い物のジャガイモとワカメで味噌汁を作ってたんだけど、
ダシを取った後のカツブシをやったのに、見向きもしなかった。
正ちゃんは、南瓜が好物だったりして、どうも好みが猫っぽくないよな。

上天気が続く。
秋の晴れは、空が高くて気持ちがいい。
でも、忙しいのについ外に出たくなってしまうのが難点だ。
外をぶらぶらしてると、凄く気持ちいい。
電車に資料を忘れたツケで、けっこう大変なんだけどね。

新米と、新ジャガイモをもらった。
どちらも好きなものなので嬉しい。
新米の名前は、「愛知の香り」という。
なんだか凄い名前だなあ。
それって、「秋田小町」みたいになりそうな印象が全然ないよな。
「愛知の香り」だもんなあ。
明日さっそくいただいてみる。
あまり粘りはないようだが、どんな味なんだろう。
かなり楽しみだ。


[10.15]
大失敗してしまった。
電車の網棚に、封筒を置いたまま、忘れて降りてしまったのだ。
今日は幕張まで、ゲームショーの取材にいってきた。
ここんとこ締め切りが重なって、かなり厳しい日々が続いていた。
だから、多少ぼんやりとはしていたのだ。
でも、まさか網棚とは。

今から23年前にも、ぼくは中央線に忘れ物をしたことがある。
国分寺の駅で、電車を降りた瞬間、網棚に忘れ物をしたことを思い出して、
すぐ駅長室に駆け込み、走り去っていく電車を指差しながら、
あの電車に忘れ物をしたと主張したのに、
駅長はのんびりと時刻表を調べながら、なにも行動を起こそうとはしなかった。
ああ、この電車だね、と時刻表を指差すのだが、
それにいったいどんな意味があったんだろう。
なにを忘れたのかをここに書いてくれと、駅長はぼくに紙を渡し、
すぐ次の駅に電話してくれれば見つかると思うんですがというぼくを無視して、
お茶をいれていた。
電話してくれたのは30分も後で、終着駅にだった。
「なにもなかったそうですよ」
駅長は平然といった。
あれ以来、ぼくは国鉄を信用していない。

今日は、30分くらい経ってから気がついた。
急いで吉祥寺駅に電話して、
下りの中央線に忘れ物をしたんですが、といった。
6時45分頃に吉祥寺に着く中央線の下りの一番後ろの車両に封筒を忘れました。
それは、どこ行きですか、係員は聞いた。
いや、どこ行きの電車なのか、それは覚えていない。
それがわからないとね、どうしようもないんですよ、係員はいう。
そうでしょ、どこ行きのどの電車なのかがわからないと、探しようがないんです。
どうも、きちんと応対はしてくれるのだが、正直言ってやな感じなのだ。
仕方がない、諦めよう。
わかりました、じゃあ結構です、どうもありがとうございました。
電話を切ろうとしたら、係員がいう。
あとで出てくるかもしれませんけどね。

どこ行きかわからないとどうしようもないんじゃなかったのか。
つまり、掃除の時なんかに回収されたものが、
遺失物として上がってくるかもしれないということなのだ。
「どんなものですか?」
「東京ゲームショーと書かれた封筒なんです」
「普通の小さい封筒?」
「いや、まあ雑誌が入るくらいの大きさです」
「ふーん、A4サイズね」
「いや、正確にA4かどうかはわかりませんが、そのくらいの大きさです」
「サイズはA4……。で、茶封筒ね」
「いえ、東京ゲームショーというイベントでもらった封筒なんで、茶封筒じゃないです」
「え、茶封筒じゃないの」
「中身は、ノート一冊と、あとはゲームのカタログみたいなものです」
「ああ、パンフレットね」
「だいたい6時45分ごろ吉祥寺を通過してると思うんですが」
「通過っていうと、止まらないで通り過ぎてるよ」
「ああ……、そういう意味じゃなくて、吉祥寺を通っているということです」
さて、忘れ物は出てくるかな。
諦めたほうがよさそうな気もする。

同志社の学生が主催する「同志社マンガ夜話」には、結局出ることにした。
11月20日(火)今出川校地、
6時スタートだ。
取り上げるのは、手塚治虫の「ブラックジャック」。
これで、メンバー総出演になった。
詳細はまたそのうち。
オフ会をやってくれという要望が早くもきているが、
うーん、ちょっと考えさせて。
なんにしろ、オフ会ってのは、ぼくが主催するんじゃないからね。
ぼくは、誰かが手を上げて準備したとこにいくだけだ。

参加するにはどうすればいいかとか、
もっと詳しく教えろというメールがたくさんきているが、
ぼくもよく知らない。
そのうちなにかいってくるだろう。
そしたら、ここでも告知します。

掲示板では、同志社女子大の方だということになってるようだが、
依頼してきたのも男だったし、たぶん同志社のほうだと思う。
文化祭とは関係なく 独立したイベントとしてやるんじゃないかな。
送られたFAXを見てみたら、「学術研究団」というとこだった。
いろんな19のサークルの連合体だそうだ。
 まあ女子大だったら、考えるまでもなく即決だよ。
日本中 どこでもいっちゃうよ。
ふっふっふ。

三谷幸喜の芝居を見ようと思ったら、とっくに売り切れだった。
人気あるんだなあ。
誰か切符余ってない?

一ヶ月経った。
あの悪夢のような映像が一日中流れていた日から、
もう一ヶ月が経った。
日本はついに、戦争に参加してしまった。
この戦争が一応の決着を見るまでに何年かかるかわからないが、
心やすまらない日々が日々が続くな。

NYにいきたい。
いって、貿易センターの残骸を見たい。
いってなにをするわけでもないし、なにができるわけでもないが、
自分の目で、それを見ておきたいのだ。
神戸の震災の後にも、ぼくは見にいった。
しばらく経って落ち着きかけてからだったし、
まさに物見遊山でしかなかったが、
駅前の屋根の落ちた商店街や真ん中の潰れたビルの光景は、
ぼくの気持ちに大きなものを残した。
いつかNYを再訪して、昔歩いた街をもう一度歩きたい。
でも、いつになるかなあ。

ふと気づいたら、正ちゃんがふかふかになっている。
冬毛になっているのだ。
ついこないだまで、毎日ブラッシングしても毛が抜けて、
家中正ちゃんのワタのような毛が舞っていたのに、
もうブラシをかけても、それほどは毛が抜けない。
10月だからなあ。
晴れたり雨が降ったり、暑かったり寒かったりして、
だんだん冬に向かうんだな。

「バケツをひっくり返したような」と、ゆうべの天気予報でいってたんで、
ありきたりの常套句だなあと思ってたんだけど、
起きてみたら、ほんとにバケツをひっくり返していた。
物凄い雨だ。
窓からずっと外を見ていると、水槽の中にいるような気がする。
最近は、秋の天気は変わりやすいという見本のような日が続く。
1日おきに、降ったり晴れたりだ。
それにしても、今日はちょっと降りすぎだ。
雨は比較的平気な方だが、今日は一歩も出たくない。

さっき、扉を開こうとしたら、指の先がちくりとした。
見てみると、ちょっと皮膚がかさついていて、扉の木の繊維に引っかかったようだ。
こないだまで、風呂上がりになにもつけなくても、
頭のてっぺんから爪先までつるつるだったのに、
もう指先がかさつく季節だ。
秋なんだなあ。
今夜から、ハンドクリームを塗ろう。

起きたら、上天気。
もっと早起きすればよかったなあ。
でももう1時過ぎだ。
さて、夕方まで久し振りにモモカフェでもいって、
「サードガール」を読みこんでこよう。
モモカフェ、まだあるかなあ。

モモカフェでベーグルサンドを食べた。
ベーグルを初めて食べたのは、20年くらい前に初めてNYにいった時だったなあ。
なんだか固くて変なパン、と思った。
食べなれると、味が出てくるんだけど、最初は無味乾燥だった。
まさか、今頃日本でブレイクするとはな。
モモカフェは、今日もお客の姿がない。
コーヒーも美味しいし、ベーグルも美味しいし、
もう少し流行ってもいいのになあ。

住宅街を歩いてると、金木犀の匂いが漂ってくる。
特に、夜。
駅からの道すがら、闇の向こうから甘い匂いがする。
うちの庭にも植えようかと思って、花屋の店先を覗くんだけど、
観葉植物はあっても、なかなか金木犀はない。
どこかに置いてないかなあ。

今日はずっと雨。
夕方、ちょっと小降りになったので、鉢の植え替えをした。
クワズイモの小さい鉢を、大きい鉢に替えたのだ。
底に大きい目の石を入れて、肥料を入れて、
土とクワズイモを入れる。
植え替え自体は、15分くらいで完了したんだけど、
その後ずーっと困っている。
両手に、肥料の匂いが染みついてしまった。
両方の手が、すごくウンコ臭いのだ。
今キーボードを打っていても、ウンコ臭い。
参ったなあ。

今日は格闘技の日だなあ。
新日本のドームがあり、K-1最終予選もあった。
新日本のほうは、秋山が光っていたが、武藤のうまさは格別だった。
年をくっても天才は天才だ。
猪木の横やりを退けて正解だった。
藤波もこれで、ちっとはしゃんとするかな。
しかし、前回の失敗に懲りてか、録画の編集版になってるんだけど、
ダイジェストで物足りない。
メインと健介-藤田だけかな、ちゃんとやったのは。
健介は負けたけど、まあ見せるものは見せた。
しかし、ふたりがグラブつけてるのにプロレスをやるとは思わなかった。

ところで、ロイド・バン・ダムを紹介するのに
〈銅鉄のローキック〉と書いて〈ハガネのローキック〉と読ませてたけど。
あれって、〈鋼鉄〉の間違いじゃないかなあ。
銅鉄じゃ、けっこう柔らかそうだ。

ついに戦闘が始まった。
現在、ニュースで、カンダハルに英米軍が第二波攻撃を加えたといっている。
タリバンは、徹底抗戦を宣言した。
日本を含め、目には見えなくとも、これで世界中が戦争状態になる。
悲しいことだなあ。

「10.11」
日本−ナイジェリアを、仕事しながら見るつもりだったんだけど、
いやー、仕事どころではない。
面白い試合になったなあ。
こないだのは、ちょっとアレだったけど、
3ボランチ気味にして、立て直してきた。
稲本の上がりもいいし、柳沢も絶妙の位置取りだ。
ナイジェリアも、オコチャもさすがだし、ババンギダもすごい上がりだ。
川口も、土砂降りと風の中、キレがいい。

やったー!
伊東輝のセンタリングから柳沢薄いヘッドで一点先取だー!
と思ったら、すぐ返されてしまった〜。
でも、いい勝負だ。
文句なく面白い。
後半、廣山がついにたっぷり時間を与えられた。
鈴木と服部も投入。
波戸と西澤と小野が下がる。
やったー、服部から鈴木で2点目だー!
日本組の意地を見せたー!

いやー、ドキドキするなあ。
稲本が奥に交代だ。
伊東も福西に交代。
あああ〜っ途中投入のアガホワにやられた〜〜!!!!
まだ19歳かよ〜。
いいなあ。
でもまだ同点だ。
勝つ可能性は、充分にあるぞ。
ようし、ナイジェリアはレッドカードで一人減ったぞ。
押していけー!
3分のロスタイムに入った。
あ〜、タイムアップだ〜。

うーん、面白かったが、残念だった。
廣山もなかなかよかったし、柳沢と鈴木もよかた。
しかし、個人的には、
船越の 「ゴルゴルゴル!」という絶叫を聞かずに済んでよかった。

[10.9]
ゆうべ遅く、なんだか胃が痛くなってきた。
どんどん胃が硬くなってくるような気がして、やな感じなのだ。
ぼくは、胃腸は丈夫なので、胃が痛むという経験が、ほとんどない。
だから、この痛みがどのくらいのものなのか、よくわからないのだ。
それに、ぼくはかなり我慢する方なので、
普通はどのくらいの痛みで医者にいったりするのかということもよくわからない。
でも、とりあえず、痛みはどんどん増してくる。
椅子に座っていられないくらいだ。
薬を飲もうと思ったのだが、一般的な食べ過ぎ用の胃腸薬しかないし、
これはこの場合、違うのではないかという気もする。

そうだ、前に薬局の人に薬を送ってもらったな、と思い出した。
薬の試供品を、ひと箱送ってくれた人がいたのだ。
確かあの中に、胃薬が入っていた。
箱を開けてみると、入ってたんだけど、ちょっと強そうだ。
潰瘍とかびらんとかいう言葉が並んでいる。
でも、成分を見ると、スクラルファートとあるので、
これは普通の胃腸薬にも入ってる成分だし、用量を守れば大丈夫だろうと、
最少単位だけ服用する。
1時間くらいしたら、痛みがちょっと治まってきたので、
とっとと風呂に入って寝た。

先週松本にいったあたりから、胃がちょっと変だったのだ。
ぼくは今までの人生で、胃の具合がおかしいと思ったことが数回しかない。
だから、どうも勝手が分からないのだ。
ずっと以前、アシスタントをやっていた原律子が辞める時に、
ちょっと面倒なことがいくつかあって、
その時に、胃がきりきりと痛んだ。
ああこれが心労で胃が痛むということなのかと、生まれて初
めて思ったが、
それ以降も、胃とは良好な関係を保っていて、
胃痛には縁がなかったのだ。
それが、どうも先週からもうひとつだ。
今日も、痛くはないんだけど、小さい石が入ってるみたいなんだよなー。

週アスで作ったウッキーくんシールをプレゼントするんだけど、
日本エス&エイチ株式会社社長の浅野目さんが、
新たに、携帯に貼れる小さいシールもオマケで少し作ってくれた。
いい人だなあ。
ぼくはさっそく、携帯電話に貼りました。

HDにパーティションを切って、XPを入れてみた。
デザインはかなりよくなってるし、各種アイコンもなかなかいい。
使い勝手もよさそうだ。
これで、古いソフトやドライバーにもみんな対応してれば、
心おきなくパーティションをやめて、全面的に導入するんだがなあ。
ちょっとまだ、そこまでの勇気はない。

庭に出たら、駐車場のジュリアの脇に、紙が落ちていた。
拾い上げてみると、切符だった。
9月30日の指定席が2枚だ。
なぜそんなものがうちの駐車場に落ちているのかも不思議だったが、
その切符自体も、かなり謎の物だった。
「トロッコ嵯峨→トロッコ亀岡」
そう、切符には書いてあるのだ。
なんだ、トロッコ亀岡って。

12:28発、12;51着だから、たった23分の乗車だ。
嵯峨野7号という乗り物らしい。
2号車3番A席禁煙席だ。
あの芥川のトロッコだとすれば、禁煙席があるのも不思議だ。
指定席があるのは、もっと不思議だ。
一体誰がうちの駐車場に置いていって、これはなんなんだろうなあ。

同志社から、学園祭の出演依頼がきてるんだけど、
それが、『同志社マンガ夜話』なんだよなー。
ほかのメンバーは、もう出演を了承してるというから、
すっかり外堀は埋められているわけだ。
でも、ちょうどそのころ、ちょっと旅行しようかと思ってたんで、
悩んでしまう。
日程は、11月なんで、秋の京都もいいかなという気もするんだけど、
4か月ぶりにちょっと休憩して羽根を伸ばそうかとも思ってたし、
うーん、2,3日考えよう。

学園祭じゃないみたいだ。
独立したイベントなんだな。


今日は秋山真人のカウンセリングを受けてきた。
例の、超能力者だ。
うーん、どうもなあ。

[9.30]
昨日は、幕張でブロードバンド系の取材。
駅前で、サトッスにばったり会った。
というか、声をかけられた。
なんだかむさ苦しい男がこっちを見てるなと思ったら、それが彼だった。
フリーのTVディレクターをやっている。
掲示板でもお馴染みかな。

その帰りに京葉線に乗っていたら、
向かいの中国人が大声で携帯をかけ始めた。
小柄なスーツ姿と大柄なカジュアルな服装のデブとふたり並んでいたが、
そのうちのデブの方だ。
物凄い大声で、正面を向いて堂々と、延々と話し続けている。
寛容なぼくも、さすがにうるさいなあと思い始めた時、
ぼくの横に座っていた爺さんが、いきなり怒鳴った。
「うるせえんだよ!」
しかし、中国人はまったく無視して、大声で話し続ける。
「うるせえんだよ、おい、おまえだ、聞こえねえのか!」
爺さんは身を乗り出して、中国人に怒鳴り続ける。

「おい、返事しろ、日本語わかんねえのか!」
両方うるさいんだけど、
爺さんに面と向かって怒鳴られて、知らん顔できるやつもすごい。
それでも、爺さんは怒鳴り続ける。
中国人は大声で話し続ける。
これは東京駅まで続くのかと思っていたら、
小柄な中国人のほうが、小さな声で爺さんになにかいった。
爺さんはこれに応え、小柄な男が、またなにかいう。
声が小さいのとカタコトの日本語なので聞き取れないが、謝っているようだ。

でも、隣の男は、まだ無視して大声で喋っている。
すごい精神力だ。

そのうち、やっと携帯男は電話を切った。
でも、爺さんを見ようとはしない。
爺さんは、小言モードに切り替えた。
「あんたたちが何人なんか知らないけどよ、
どこの国でだって守らなきゃいけない礼儀ってもんがあるだろ」
小柄な男はぽつぽつと応えているが、デブの方はまったく無視している。
爺さんは、大声で延々と小言をいい続ける。
携帯男は迷惑だったけど、爺さんも迷惑なんだよなー。

10分くらいにわたって、爺さんは小言をいい続け、
小柄な男は謝り続け、デブはいっさい爺さんを見ようとしない。
そのうち、爺さんは気が済んだらしく、小柄な男に握手を求めた。
小柄な男もそれに応えたが、デブは爺さんを無視したままだ。
おーい爺さん相手が違うぞ、と思ったのだが、爺さんは納得してしまって、
なんだか満足そうだ。
そのうちふたりは降りていったが、デブの精神力が心に残った。
中国3000年の歴史はすごい。

昨日は土砂降りで、仲秋の名月は見られなかった。
でも、ほんとは今日が満月なのだ。
窓から見える月は、鏡のようだ。
夕方、幕張で見た大きな月は、地面すれすれにあった。
今は、中天にある。
世界の隅々まで照らす月だ。

テレビ東京で、WWFが始まった。
RAWとスマックダウンのダイジェスト、「ライブワイア」だ。
ぼくはいつもケーブルで見ているのだが、
すべて字幕なので、その作業をするために、アメリカより4週遅れなのだ。
テレ東の番組はどうやら3週遅れらしい。
それで、ぼくは楽しみにしていたのだ。
今、その第一回目を見てるんだけど、物凄くガッカリだ。
ほとんどの部分は、吹き替えになってるんだけど、
声優の安っぽい芝居が、すべてぶち壊している。
声優って、どうしてああ変な芝居をするんだろう。
聞いてて恥ずかしいほどだ。

まあこれは、制作スタッフの責任も大きいんだけど、
字幕じゃ、どうしていけないんだろう。
WCWの番組で新日本の田中が解説してたことがあって、
あれより酷いプロレス番組は存在しないだろうと思っていたが、
同じレベルかもしれない。
テレ東は、ちょっと考え直してほしいよ。
プロレス好きならわかると思うが、
最低だぞテレ東!

わーい、ケーブルで「タフ・イナフ」が始まる。
WWFで新人を公募して篩にかけていくのを、ドキュメンタリー仕立てで見せる
話題の番組だ。
断片的には見ていたが、それが第一回目から見られる。
ライブワイアみたいな、変な吹き替えじゃないといいがなあ。

テレビのニュースを見ていたら、KDDIのCMが始まった。
豊川悦司が、髪の長い女の子と別れる話だ。
「電話してね」「おまえがな」
と電話代を押しつけ合うやつだ。
その女の子に、見覚えがあった。
あれは、関川じゃなくて、石堂夏央じゃないか。
ずいぶん久し振りだ。
いや、そうじゃないのかもしれないんだけど。

あがた森魚が監督した「オートバイ少女」の主役だった子だ。
何度か会ったことがある。
ちょっと俯きがちな、可愛い子だった。
あの頃は、髪はショートカットだったけど。
可愛いけどちょっとマイナーの匂いのある子だなと思っていたのだが、
その後まったく見かけなかった。
もう芝居はやめたのかと思っていたら、さっき見つけたのだ。

いや、そうじゃないのかもしれないんだから、断定してはいけない。
KDDIのHPにいってみたのだが、
豊川悦司の名前はあるが、相手役の名前はない。
その程度のランクなわけだが、何年か経って、綺麗な子になった。
大根だったのが、演技もできている。
復活してほしいな。
いや、そうじゃないのかもしれないんだけど。

ちょっと調べてみたら、少しずつ仕事はしてたみたいだ。
結婚したという話は、風の便りに聞いてたんだけど。
印象的なCMだし、これを機会にもっと表に出てくるといいんだがなあ。

なんと、離婚してたらしい。


志ん朝が死んだ。
古今亭志ん朝だ。
まだ若いのに。
まだ20年は楽しめるはずだったのに。
悔しいくらいもったいない。
少し前、ニュースステーションに出て久米宏と対談していたのを見た時、
痩せたのと元気がないのに驚いた。
声に力がなく、顔色が悪く、肌に生気がなかった。
体調を崩しているという話は聞いていたので、まだ悪いんだなと思っていたら、
癌だったとはなあ。
若いころから、あんなうまくて色気のある芸人はいなかった。
もう一度、生の高座を見たかった。
冥福を祈る。

昨日の上諏訪で既にぽつぽつきていたが、今日は朝から土砂降り。
仲秋の名月なんて見られそうもない。
まあ今日は、終日週アスの原稿を書かなくてはいけないんで、
天気なんかどうだっていいようなもんだけど、
それでも、秋晴れの美しい日だったら、もっと気持ちよく仕事もできるのになあ。
散歩にいっちゃってるかな。
ああ、雷まで鳴ってきた。
あんなに嵐の続いた沖縄では、今日は晴れらしい。
日本も結構広いよなあ。

松本から帰ってきた。
仕事は、思ったより進まなかった。
毎日一日中、ひたすら原稿を書いていたのに、
リライトだから速いだろうと思ったのが大間違い。
考え考えなんで、なにもないとこから書くのと大差なかった。
短い話を60本近く入れるつもりなのだが、
膨らましすぎてしまって、このままだと物凄く分厚い本になってしまう。
もう一回削る作業が要りそうだ。

ひたすら狭い部屋に籠もって、寝てるとこを連日叩き起こされながら、
昼間ちょっと散歩するだけでずっと仕事していたら、
珍しく胃をやられて、どうも重くて硬い。
胃の代わりに石が入ってるような気分だ。
まあ、でき上がりはしなかったものの、
かなり面白いものになる確信もできたので、いいことにしておこう。
あとは少しずつだ。
出版は、いつになるかなあ。

塩尻の、クラウスくんの家にいってきた。
一晩泊まって、飯をごちそうになった。
クラウスくんが作ってくれたわけじゃないけどね。
別荘地の中にある、自然に囲まれたすごくいい家で、
細部まできちんと考えてあって、感心した。
造作も美しいし。
ぼくの家と同じころに建てていて、いいアイデアを教えたりしたので、
テイストがちょっと似ている。
昼飯を食べてから近所をちょっと散歩したけど、
森があって木の実や茸が自生していて、
風が吹くと木立のざわめく音が聞こえる。
こんなところでぼーっと時間を過ごしたいなあ。

帰りは、下諏訪回りで、諏訪湖を横目で見てきた。
スーパーあずさで帰ったんだけど、
甲府の駅のホームの売店で、Qちゃんご推薦の「くろ玉」を急いで購入。
これが、エンドウ豆と黒糖で作った黒い玉なんだけど、
凄く美味しい。
これはぼくも推薦できる。
甲府にいく人があったら、くろ玉をお土産にどうぞ。
松本の和菓子屋のお菓子も美味しいんだけどね。
どうもぼくは、ケーキより和菓子だな。
クリームよりもあんこだ。

陶芸教室にいって、前回形を作った片口に釉をかけた。
先生の助言を受けて、高台を含む下4分の1くらいに撥水剤を塗り、
天目に、わら灰系の釉をかぶせる。
ほんとは一番上にかけたわら灰系の釉薬が綺麗に垂れてくれるといいんだけど、
どうもそれもむつかしいので、縁だけ釉に浸け、
霧吹きで吹いてまだらな感じを出そうということになった。
はたして、焼き上がりはどうかなあ。
陶芸は、窯次第というところもあってむつかしい。
もっとたくさん、ひんぱんに作れば、
その中からデキのいいものをチョイスするということもできるのだが、
一発勝負では、かなり運任せになってしまう。
10月頭にはできるはず。
ちょっと楽しみ。

「9.30」
連日の上天気。
この3連休は、東京では気持ちのいい秋晴れだった。
天気予報を見てても、だいたいはいい天気だったようだ。
ただ、沖縄では土砂降りの日々だったみたいだけど。
まあ水不足は心配ないというとこで、我慢しといてもらいたい。
今年の沖縄は、夏の終わりから、気候的には災難続きだなあ。
台風は居座っちゃうしね。

あんまり上天気だったんで、日中はついふらふらと外に出てしまった。
井の頭公園駅東の空き地から川沿いに西に歩き、
公園のフリーマーケットを冷やかしてきた。
フリーマーケットっていつからこんなに誰でも参加するようになったんだろうなあ。
高校生もいたし、
婆さんがタンスの奥から古い肌襦袢や羽織を引っ張り出して売ってたりもした。
プロらしき人もいたけど、客はあんまりついていない。
やっぱりみんな、いい商品を買いにいってるわけじゃなく、
楽しさを見にいってるんだな。
占いやら似顔絵やらヘアメイクと、モノ以外のものも商品にしている。
ぼくの学生時代にこんなのがあったら、きっとぼくもなにか売ってたな。
似顔絵でも描いてたかもしれない。

学生時代のぼくは、似顔絵名人と呼ばれていた。
学園祭では、漫画研究会は似顔絵で稼ぐ。
ぼくが描き出すと、みんな後ろに集まってきたものだ。
ぼくの似顔絵は、絶対に似ていたのだ。
ただ、それが喜ばれるかどうかは、また別だ。
面長の女の子がきたので紙を縦に2枚つなげて力作を描いたら、
クラブの連中はあまりのデキの良さに感嘆の声をあげたが、
その子は激怒して、せかく書いた似顔絵を丸めて捨てて帰ってしまった。
うまくいかないもんだよなあ。
商売下手なのは、そのころからだ。

しばらく更新を休みます。
ホテルに籠もって、単行本のリライトを、最低一冊分やってくる。
宿は長野方面。
寒いだろうなあ。
進捗状況は、「ファンクラブ掲示板」に
アップする予定。

今日は上天気だった。
12時ごろ目を醒ましたら、外がすごく明るかったのだ。
なんだか晴れやかな気分になるほど、外が明るかったのだ。
一階におりてみると、居間に陽光が降り注いでいた。
ああ秋だなあ。
陽射しは強いけど、夏の光じゃない。
窓を開けて見上げると、高くて蒼い空が拡がっていた。
外の気温は20度ちょうど。
これから、だんだん秋が深まり、冬に向かっていくのだ。
今日は、その最初の日だったんだなあ。

日本はついに戦争に参加してしまった。
自衛鑑がアメリカの空母の護衛をして出港した。
後方支援といったって、テロリストに後方はない。
世界中が戦場だ。
これで、日本もテロの危険性がぐっと高まったなあ。
人の集まるところでは、気をつけないと。

ところで、ちょっと不謹慎ではあるが、
最近教わったことで、驚いたこと。
被害に遭ったワールドトレードセンターの住所である「Q33NY」をワープロで打つ。
フォントを「Wingdings1」に換える。
するとそこには、予言の書が。
偶然とはいえ、ちょっと怖い。

ずいぶん前に、「マンガ夜話」特製ウチワ10本プレゼントの募集をした。
もちろん10人はとっくに決まったのだが、まだ送ってない。
全部に違うサイン入れるのが面倒なのと、
送る方法がむつかしいからだ。
ウチワが入る封筒ってのも、かなりの大きさになっちゃうし、
どうしようかなあ。
そういえば、最近はウチワに切手貼って送れるようだ。
それにしてみようかなあ。
なんにしろ、ウチワの夏はもう終わってしまったな。

さっきゴミを出してから、庭をふと見たら、なんだか薔薇の元気がない。
一番端に植えた、蔓が長く延びてきた薔薇だ。
数日前に見た時には元気だったのに、どうも影が薄い。
そばにいってみたら、葉がなくなっていた。
それも、葉全体の8割くらいが、既になくなっていた。
まだ残っている葉をひっくり返してみたら、いたいた、大量の芋虫だ。
こいつらが、たった数日のうちに食べてしまったのだ。
影も薄くなるわけだ。

目につく限り退治してやったが、
芋虫を捕っている間に、今度は蚊に喰われた。
それも、10か所くらいやられた。
庭いじりするつもりだったら、最初から虫よけスプレーをかけるなり、
蚊取り線香を焚くなりしたのだが、
急のことだったので、準備がなく、いいようにやられてしまった。
悔しい。
部屋に戻って、虫さされの薬を塗りまくったが、さっぱり効かない。
これから寝るってのに、辛いなあ。

[9.24]

今日は、寝たのがかなり遅かったとこに加えて、
何度も電話と来客で午前中に起こされて、
なんだか頭の中に眠い靄がかかったようだ。
頼むから午前中にコンタクトを取るのはやめてくれー。

出版社が、だいぶウィルスにやられてるようだ。
さっき知り合いの編集から電話が来て、
うちもやられて大変だったんですよー、と泣きが入っていた。
大手もいくつかやられて、
今日一日、HPとメールがまったく機能しなかったとこがあったという。
変なメールがきてたら開けずに捨てよう。
ぼくはとりあえずウィルスチェッカーをアップデイトしたけど、
まだ対応してないかな。

でも、感染してるHP見ただけでやられるとかいうし、
ちょっと困っちゃうよな。
やっぱりサイバーテロなんだろうか。

PCエキスポにいってきた。
いやー、ウィンドウズXPのひとり勝ちだったなあ。
どのブースよりも人が多く、熱心な客が集まっていた。
それにしても、今回のエキスポは大きかった、というか広かった。
4時間近くかけても、すべては見られなかった。
エッチなお姉ちゃんも、久し振りに多かった。
やっぱり、お姉ちゃんが多いと、華やかさが違うからなあ。

XPをあさって入れてみることにしたんだけど、
HDにパーティションを切って、そこに入れることにした。
まだソフトもハードも、XPに対応していないものが多いわけで、
いきなり新OSにして、使えるソフトがなくなってしまったりするのも、
ちょっと困っちゃうからなあ。
特にワープロと通信関係。

さっき、ニュースを見ていたら、森永プリンから蛙が出てきたそうだ。
以前、松屋の丼ものからソレの上半身が出てきたことがあったが、
ああ、考えただけで眩暈がする。
ぼくは、ソレが世界で一番嫌いなのだ。

最近、果物をよくもらう。
ぼくは驚異的果物食いなので、毎日がんがん食べて、
いくらいただいても、あっという間になくなってしまう。
果物は体を冷やすとか聞くが、ぜーんぜん問題ない。
最近は、梨がうまい。
葡萄もいいなあ。
この季節は、スーパーにいっても果物ばっかり見てしまう。
一年中果物が豊富にある国に引っ越したいくらいだ。

国際交流基金の仕事でフランスにいった時、
ホテルの向かいのガード下が、毎朝市場になった。
なにもないガード下が、
朝目が覚めて窓を開けると、突然長大な市場になっている。
線路の下に、市場はずっと続いていて、
洋服からベッドから果物から野菜から日用雑貨まで、
もうとにかくなんでもある。
秋だったので、八百屋の店頭は、茸が山積みになっていた。
どれも見たことのない種類だったけど、
みんな色が美しくて、見るからに美味しそうだった。
キッチンのないホテルだったんで、茸を買ってもどうしようもなくて、
買うのは我慢したが、料理さえできれば食べてみたかった。
代わりに、果物をしこたま買って、毎日食べたけどね。
うーん、秋のパリは、またいきたいなあ。

町田のエイサーにいってきた。
出るのが送れたんで、到着したのが3時頃だった。
まだやってるかなあとうろうろしてたら、どこかから音楽が聞こえる。
ここかな、と覗いたら、なんだか違う。
三線らしき音はするのだが、歌ってるのは、よくわからない変な歌だ。
どうやら町田の地元の歌らしい。
エイサー大会って、こんなものなのか、と思ってがっかりしてたら、
そのうち本格的にエイサーが始まった。

たぶん、沖縄出身者が中心になって、
エイサー同好会のようなものができているんじゃないかと思う。
次々に出てくるグループは、ちょっと上手い人が少しと、
手つきの怪しい人が大勢だ。
元気がよくて楽しそうなのだが、威勢のよさが、もうひとつなのだ。
スカッとした景気の良さとカッコよさが、もうひとつ感じられないのだ。
面白いんだけど、うーんもうひとつかなあ、と思ってたら、
コザのグループが出てきた。
久保田青年会という幟を立てて、景気良く登場だ。
今までのグループと、音がまるで違う。
踊りがぜんぜん違う。
これこれ、沖縄で見たのはこれだよ。

沖縄では毎年、「全島エイサー」という大きなエイサー大会が開かれている。
今年は先週末だったのだが、実は台風で1週間延びて、
今日が本番だったのだ。
つまり、久保田青年会は、年に一度の晴れ舞台を捨てて、
わざわざ町田にきてくれたのだ。
いい連中だなあ。
みんな腕が立つ。
うまいからアドリブが効く。
持ち時間が終わってしまうのがもったいないくらい、カッコよかった。
ぼくはまだ、全島エイサーとハーリーを見ていない。
いつか絶対にいくぞ。
久保田青年会、どうもありがとう。

町田のお祭りで、玉こんにゃくとおやきと五平餅を食べた。
でも、ちょっと物足りなかったので、もう少し食べようと、ラーメン屋に入った。
「ぎょうてん屋」という店だった。
いくつか店を外から見たんだけど、どれもあんまり美味しそうじゃなかった。
ここは、なんとか食えるかなと思って入ったのだ。
ねぎチャーシューを注文した。
それと餃子。
餃子は、美味しくない。
ラーメンのスープは、うちの近所の家系ラーメンみたいな味だったなあ。
濃いだけで、特にどうっていうほどでもない。
麺は細麺を頼んだけど、普通だった。
チャーシューもどうってこともない。
まあ、駅前のラーメン屋よりは、マシかもしれないという程度か。
ただ、従業員のだらしなさと不潔感がちょっとね。
とりあえず、もう2度といくことはないだろう。

「キャンプだホイ」が好きだという話は、前に書いた。
すごく好きなのだが、しかし、
このメロディはなんか知ってるような気がする、とも思っていた。
さっき、昔よく聞いていた古いカントリーを久し振りに引っ張り出して聞いたら、
あっと思った。
「ヨーカム Y’ALL COME」 という歌がある。
これと「キャンプだホイ」は、コード進行が同じだ。
メロディーも従って、ほとんどいっしょだ。
歌詞も、ちょっと似ている。
日本語詞の冒頭は、こんなのだ。
「田舎に住んでりゃだれでも友達 陽気な仲間だぜ」
まあカントリーなんて、どれでもコード進行は同じだともいえるけどね。
「いとしのエリー」がマレーナ・ショーと瓜二つなのよりは、ずっとマシかな。

「9.20」
近所の陶芸教室で、片口を作った。
夢枕獏と友人たちが陶芸のグループ展をやるから、
それにゲスト出品しないかと誘われたのだ。
今までに作ったものをふたつくらいと、
今日作った新作を出品する予定。
焼き上がり次第だけど。
入れ子になってる片口を3個。
30センチ弱から15センチまで。
もっとも、焼くともっと小さくなるけどね。
ガラス釉をかけるつもりなんだけど、どんなものになるのか、まだよくわからない。
あんまり変なデキだったら、参加は考え直そうかな。

さっきからテルミンのCDをかけてるんだけど、
テルミンの音色って、鋸の音に似ている。
楽器としての認められなさ具合も、似たようなものかもしれない。
鋸は、寄席でやったり井の頭公園でやったりしてるのを見たことがあるが、
哀愁のある不思議な音色がする。
音階のコントロールがむつかしいあたりも似てるかも。
でも、鋸には特に、映画になるようなエピソードはないと思うけどね。

マイカルが倒産した。
冬にいった、小樽のあの巨大なマイカルを思い出す。
倒産したからといって、すべての店舗が消えてなくなってしまうわけではないが、
あれは、どうなるんだろう。
決して儲かっているようには見えなかったが。
ところで、うちの実家の愛知県豊田市駅には、
東口にはマイカルがあり、西口には、そごうA館B館があった。
これで、全滅だ。
ただでさえ人通りの少ない駅前通りが、ますます寂れていくだろう。
なんだか、できすぎだなあ。
でもつまり、その程度の会社しか、
豊田市駅前には進出してくれなかったということだな。
両店とも郊外の駐車場のある便利な大型店に、どんどん客を奪われていたが、
それを止めることはできなかった。
そごうの跡には、松坂屋が一部入ったらしい。
マイカル跡地は、はたしてどうなるかな。

ブッシュは、なんだか心配だなあ。
非常事態に大国を率いていける器ではないような気がする。
テロを招いたのも、ブッシュの冷淡な中東政策による部分が大きいし、
テレビを通じて発するコメントも、どうも自信なげだしなあ。
選挙前からいわれていた頭が悪いって評判も、
そんなに外れてないんじゃないかって気もしてしまう。
安易にナショナリズムを煽って、間違った道を選ばなければいいがと思う。

あんまり腰が重いので、深夜マッサージにいってきた。
40分全身を揉んでもらって、その後で、腰だけもう10分頼んだ。
かなり体が軽くなった。
腰の筋肉がピリピリ痛いのは、まだ治まってないけど、
全身の倦怠感は軽くなった。
どうもここんとこ、夜の9時くらいになると目が開いてられなくなってたからなあ。
変な時間に昼寝して、どうも仕事のペースが上がらなかった。
これで、ちょっと盛り返せるかな。

横浜のトリエンナーレという現代美術の展覧会にいってきた。
みなとみらい周辺に、いくつも会場が設けられて、
非常に多くの作品が展示されている。
今日はパシフィコ横浜を見たのだが、
3時間かけてやっと急ぎ足で見終わった。
まだまだいくつも会場がある。
毎週通わないと、とても全部は見られないな。
面白展示も多かったし、近所だったらいくんだがなあ。

〈電通リサーチ〉から葉書が来ていた。
文面を読んだら、アンケートに協力してくれという内容だった。
「あなた様のお名前は、まことに勝手ながら住民基本台帳より
くじ引き式に選ばせていただきました」
と書いてあるのだが、それはちょっと疑わしい。
少し前にも同じところから同じ依頼がきて断ったことがあるからだ。
そうそうくじ引きで当たってばかりいるとは思えないからだ。
となると、電通の信用度にも、ちょっと問題があるんじゃないかと思う。
毎回違う対象をランダムに選んで調査しているわけではなく、
いつも同じメンバーに聞いているだけなんじゃないかという疑いがあるからだ。

しかし、この調査も、ずいぶん失礼だ。
調査にこちらが答えることは、もう決まっているのだ。
調査に協力してくれという依頼なのに、それを断るという選択肢は書いてないのだ。
「この調査に関するお問合わせ、ご連絡がございましたら、
月曜〜金曜の9時30分〜17時30分の間に、下記担当者までお願いいたします」
と書いてあるので、もし協力したくないと考えたら、
こちらからこの担当者という人に電話するしかないのだろう。
それも、〈断る〉という選択肢ではなくて、あくまで〈
お問合わせ、ご連絡〉なのだ。
前回は、もちろんぼくは放っておいて、調査がきた時に、口頭で断った。
みんな、こんなのを引き受けてるのかなあ。

佐々木健介は、頭と眉を剃って現れた。
うーん、なんだか強そうというよりも間抜な印象を持ったのはぼくだけか。
橋本に負けたからバーリ・トゥードを始めたんじゃなくて、
引き出しを増やしたかっただけだと力説するが、
だったらなぜ外観を変えるんだろうなあ。
でも、あのカッコ悪い後ろ髪をやめただけよかったかな。
なぜレスラーは後ろ髪を伸ばすんだろうなあ。
長めの天山から短めの川田まで、カッコ悪すぎるぞ。

明日は、横浜取材だ。
ちょっと早起きだ。
腰も痛いし、そろそろ風呂入って寝よう。
タジリがWCWのICベルトを獲ったらしい。
えらいなあ。

WWFのサマースラムを見てから、ニュースステーションに回したら、
さっきワールドトレードセンターに、小型機が突っこんだという。
え……、小型機じゃなくてボーイング737だそうだ。
なぜそんなものが……。
それも2機という説もある。
情報が錯綜していてよくわからないが、台風15号の影響かな。
台風15号16号はどうでした。
15号は東京を直撃して、善福寺川で人が流されたそうだ。
でも、まだいっちゃったわけじゃないからな。
16号は北部にあるし、15号はまだ沖縄に停滞している。
被害が少ないといいけど。

CNNに切り替えて、2機目の衝突の瞬間を見たけど、
確信を持って突っ込んでるようだった。
飛行機がビルに突っこむと、反対側から炎と煙が上がった。
英語のニュースでは、「カミカゼ」とかキャスターはいってるが、やだなあ。
突っこんだ飛行機は、2機目はどうも小型機だったらしい。
まだテロかどうかは判明していない。
CNNの同時通訳の女性が、「爆破」と「爆発」の差を理解できていないんで、
どうもわかりにくい。
爆破したのと爆発したのとじゃ、全然意味が違うのになあ。
今聞いたニュースでは、一機はボストンを飛び立った767だそうだ。
大統領の談話を聞いたけど、テロだと明確に発言していた。

だんだんはっきりしてきた。
11機の飛行機が同時にハイジャックされたらしい。
ペンタゴンにも飛行機が突っこんで火災が起きてるらしい。
93年にも貿易センターで爆破テロがあったし、
おそらくイスラム原理主義グループの自爆テロだろう。
貿易センタービルの高層階の2棟は、倒壊した。
飛行機の乗員も含めて、多くの人が亡くなっただろう。
悲しいことだなあ。

パレスチナでは、事件を知った人たちが、お祭り騒ぎしていた。
子供たちまでが、歓声をあげて喜んでいた。
アメリカ人は、この事件を忘れないだろう。
憎しみと共に、いつまでも記憶し続けるだろう。
なんだか、やりきれない気持ちだ。

実は、NYに知人がいる。
三井住友銀行に勤めている。
事件のあと、連絡を取ったが行方が分からなくて心配していたが、
やっと無事が確認された。
交通が麻痺してもう家には帰れないので、友人宅に身を寄せていたらしい。
この事件で、ひょっとすると万単位の人の犠牲が出ることになるかもしれない。
でも、申し訳ないが、ひとりの知人が無事だったことが、とりあえず嬉しい。

その後、本人から直接メールもきて、生存は確認された。
少し前まで貿易センタービルの向かいにオフィスがあったはずだが、今は移っているらしい。
命拾いをした。
命は助かったが、友人知人、取引先の安全の確認、
緊急態勢への移行と、大変だったようだ。
連絡が取れていない人もいるようだ。
街中どこからでも見えたビルが視界からなくなってしまって、
ダウンタウンから逃げてきた人たちは、みんな灰まみれになっていたという。
足首まで埋まるくらいの灰燼だそうだ。
「 崩れ落ちたときは、ジャンボジェットが降りてくるような音がして、
ずぶずぶと崩れていったそうで、ものすごい煙だったそうです」
凄いパニックだったろうなあ。
建物が崩れていくのも驚いたが、窓からばらばらと人が落ちていく映像は、
胸が痛くて目を背けてしまう。
長い恐怖だったろうなあ。
ジョージワシントン橋で新たに爆弾が見つかったそうだし、
飛行機はホワイトハウスに突っ込むはずだったという説もあるし、
まだまだ新しいニュースが出てくるだろう。

日本の特番に出てくる評論家たちの中には、
満面の笑みで得意げに持論をとうとうと展開しているものもいる。
普段出番がないから、たまに自分が主役になれて嬉しいんだろうが、
下品な連中だ。

地獄のようなNYでも、今日も夕焼けは綺麗だったそうだ。
この事件で亡くなった多くの人たちの冥福を祈る。

「9.15」
さっき、チャーリーと擦れ違った。
いつもは燕尾服を着てるんだけど、
今日はさすがに台風の後で蒸し暑いのか、上着は脱いでいた。
でも、そのかわり自転車に乗ってたなあ。
彼とは、よく吉祥寺で擦れ違う。
あるいは、うちの近所で。
きっとこのへんに住んでるんだな、チャーリーは。
山高帽とチョビヒゲは、それなりに似合っているが、
吉祥寺の街には、あんまり似合わないかもしれない。
以前、街のハンコ屋で三文判のケースを真剣に見てるとこを目撃したが、
「チャップリン」って三文判はあるんだろうか。

今年はまだ、一冊しか単行本を出していない。
そのうち時間が空いたら準備にかかろうと思っている本が何冊もあるのだが、
ちょっと考えを変えることにした。
時間は、空かない。
時間はやっぱり、作るしかないのだ。
今からでは、もう今年中には間に合わないかもしれないが、
本気で単行本に取りかかることにした。
とりあえず今月末に時間を作った。
これで一冊作る。
まだ出版社を決めてないんだけど、
まあなんとかなるだろう。
一冊目は『秘密の手帖』だ。

某大手出版社から、往復葉書がきた。
いわゆる「マスコミ電話帳」を作るので、連絡先を載せてもいいかという確認だ。
こういうケースで、確認を求められるのは珍しい。
一般的には、無断でやられる。
もちろん、確認を求められれば断られることが多いからだろう。
ぼくも断る。
不特定多数に、住所や電話番号を公開するのは、できれば避けたいもんだ。
そのハガキには、携帯電話やFAXの番号まで公開しろという欄もある。
冗談じゃないよなあ。
今までいくつか見たマスコミ電話帳の類では、
ぼくのデータは間違っていたり古かったりで実害はなかったが、
今回のデータは正確だ。
これを公開するわけにはいかないなあ。

台風は、まだまだ続いている。
窓から外を見ると、物凄い雨と風だ。
今日は、6時にひとつ打ち合わせが入ってたんだけど、
この天気じゃ、吉祥寺駅から30秒歩いたら、風呂上がりと大差ない状態になるだろう。
もちろん、服を着たまま湯船に浸かったケースだ。
それで、さっき編集部に電話して、
俺は構わないんだけど、ちょっとこの天気じゃこないほうがいいと思うよ、といったら、
万難を排してうかがいますという返事だった。
大丈夫なのかなあ。
どうせその前に3カ所打ち合わせがあるので、という話だったけど、
きっと、カッパと長靴じゃないだろうなあ。
まあ今日のこの状態じゃ、そんなものなんの役にも立たないだろうけど。
せめて、彼らが遭難しないように祈っておこう。

東京は、台風だ。
まだど真ん中ではないが、月曜から火曜にかけて、
このへんにくるかもしれない。
庭の水まきをしなくていいから楽だけど、
出かける用事が片づかなくて困る。
できれば、台風の中を出歩きたくはないからなあ。
しかし、どんな大雨でも、お勤めの方々は、どうして無防備なんだろう。

ビルのメンテ業をやってる友人が、
こないだの台風の日に完全防備で現場に急いでる時、
サラリーマンやOLが、スーツに短靴で
頭から足の先まで ずぶ濡れになりながら歩いてるのを見て、
みんな頭おかしいんじゃないかと思ったといってたが、
確かにそういうとこはある。
サラリーマンはカッパと長靴で会社いっちゃいけないわけじゃないもんなあ。
雨の日も風の日も出勤しなくちゃいけないお勤めは大変だけど、
天候に対応するくらいのことはしてもいいよな。
マンハッタンのOLがスニーカーで通勤するんだから、
日本のOLが台風の日に長靴はいてってもいいんじゃないか。
ぼくがサラリーマンをやってた時には、もちろん、カッパと長靴でいった。

[9.11]
うちの近所に、カフェがある。
「モモカフェ」というんだけど、
ここは経営がかなり厳しいと思う。
まだ開店したばっかりなんだけど、いついっても、客がいない。
それも、ひとりもいないのだ。
内装は、オシャレというほどじゃない。
同じ椅子と机が鰻の寝床状に並んでいて、
突き当たりに五日市街道を見下ろすカウンターがある。
女の子がひとりで店番をしてて、飲み物はだいたい400円だ。

ぼくは、資料を読んだり考え事をするのに便利に使っている。
静かで空いてて落ち着けて最高なのだ。
だから、混んでると困ることは困るのだが、
このままでは、早晩潰れるだろう。
それはそれで困るのだ。
潰さぬように混まぬように、なんとかほどほどに流行ってほしい。
吉祥寺駅から五日市街道に出て、西荻方面に右折、
しばらく歩いた花屋とラーメン屋の二階だ。
経営者は、うちのHP時々見てるみたいだから、
こんなこと書くと怒るかな。
でも、コーヒーも美味しいし、もう少しはやってほしいな。

歌舞伎町の火事は、いったいなにが原因だったんだろうなあ。
放火説もある。
人の悪意は怖ろしいからな。
こないだのニュースステーションで、経済専門家の森永さんが、
麻雀ゲーム店っていうのが賭博行為をさせるところだってことを初めて知った、
なんていってたが、
そんな世間にうとくて、経済語っていいのかという気がしないでもない。

それにしても、だんだんマスコミも、あの事件に対して遠慮がなくなってきた。
最初は悲しみに暮れる遺族関係者って写真を出す程度だったのに、
最近は、「スーパールーズ」 ってのがどんな種類の店で、
どんなサービスをしてたかを、きちんと説明したりする。
火事が出たのは「ハッスルタイム」だったとか書いてるとこもあった。
そんなこと、事件に関係ないじゃないか。
と思うんだがなあ。

なんだか、すっかり秋になったなあ。
恵比寿には電車で行ったんだけど、
その電車の中で、客の風景が秋色になってたんで驚いた。
短パンにTシャツだったのはぼくくらいで、
女の子は特に、みんな秋物に替わっていた。
長袖か七部袖で、上着を着てる子もいる。
やや先取り気味ではあるが、秋の気配は濃い。
さっきも、ちょっと雨が降ってたみたいだが、
ひと雨ごとに、秋の色は濃くなっていく。
秋は秋で好きなんだけど、
夏が去っていくのは、どうしてこう寂しいんだろうなあ。

ふるほん屋はらたき店主はらたきさんが誉めてたので、
「翼はいつまでも」を買ってきた。
久々の川上健一だ。
書店に入ったら、正面の山に平積みになっていたので、
それを取ってレジにいこうとして、ちょっと考えた。
これって、平積みになるような本だっけ。
著者を見たら、山川健一だった。
いかんいかん、よく見りゃタイトルだって違うじゃないか。
さて、今月中に読めるかな。
「コンセント」も読みかけだしなあ。
「スプートニクの恋人」は驚くほどつまらなかった。

自転車を受け取ってきた。
3か月ほど前に、恵比寿のショップで、新しいCOGGEYの自転車を注文した。
色を塗り替えてもらって、泥よけをつけた。
7月の頭に、ぼくが沖縄にいってる時に電話がかかってきて、
できたからとりにきてくれといわれていたのだ。
それから、すでに2か月。
内金は入れてるとはいいながら、申し訳ない。

電車で恵比寿まで行って、帰りは自転車だ。
ほんとは、今乗っているCOGGEYの自転車がだいぶ傷んでいるので、
家から乗っていって、店に置いて修理してもらおうと思ったのだが、
吉祥寺と恵比寿の往復はちょっと厳しいかなと、片道だけにしたのだ。
新車のできあがりは、なかなかよかった。
シングルギアがよかったんだけど、なかったんで、
中では少ない7段ギアにした。
つけられるカゴがないのが問題なんだけど、
まあなにか探そう。

さて、恵比寿を出発して、代官山を越えて、旧山手に出た。
近道はあるんだけど、ちょっと自信がなかったんで、
遠回りだけど幹線道路をいくことにする。
ひたすら走ってるうちに、なんだかちょっと様子が変なことに気づく。
サドルが下がってきたのだ。
しっかり締めてなかったな。
低いサドルの自転車で走るのは、足が伸ばせないから非常に疲れる。
やれやれ、でもまあいいや。
これも試練だと思って、このままいってしまえ。

井の頭通りに出た。
東北沢で、前にもいちどいった古道具屋に寄る。
レコードキャビネットありますかと聞いたら、
ぼくが探してる大きさのものが、ちょうど売れたところだった。
前に聞いた時にも、ちょうど売れたところだった。
どうも縁がないなあ。
ひとまわり小さいタイプならあったんだけどね。

井の頭通りは、アップダウンが多い。
車で走ると気づかないんだけど、短い距離で、すぐ登りと下りが変化する。
やっぱり坂道は、ギアつきが楽だな。
環七を過ぎ、環八を過ぎたところで、井の頭通りを外れて五日市街道に入った。
しばらく走ると、カッコイイ魚屋がある。
魚鐘という、すごくカッコいい魚屋だ。
魚を買ったことはないが、いつも前を通るたび、うーんカッコいいなあと思う。
見るからに魚屋、その上カッコいい。

中央線のガードが見える。
そろそろ、うちも近い。
門を開けて、ジュリアの脇に入れたら、腿の裏側がもう筋肉痛だった。
自転車こいで腿の裏が痛くなったことはない。
低いサドルで走るのは、もうやめよう。
鍵を買い忘れてたことに気づいたので、そのまま西友にいって、
無印良品の鍵を900円で買う。
さて、仕事をしよう。

なぜか、いつも部屋の中に一匹だけ蚊がいる。
たくさんはいないのだ。
いつも、一匹だけなのだ。
ぼくはいつも、そいつに体のどこかを喰われて、いつも痒いのだ。
蚊の寿命って、どのくらいなんだろう。
まさか、ずっと同じ蚊が生きててぼくの血を喰らい続けてるんじゃあるまいな。
今も、右足の踵が痒い。
この蚊は、どこを喰ったら一番ぼくが苦しむかを熟知しているのだ。
踵は、かいてもかいても痒いんだよなー。
踵をかく係を募集したい。

スーパーの帰りに、道ばたのねこじゃらしを一本抜いた。
ねこじゃらしというくらいだから、ひょっとして正ちゃんが反応するかなと思ったのだ。
そしたら、反応するどころではない。
物狂ったように両手で飛びつき、追いかけて走り回るのだ。
最初は面白くて、仕事の合間に遊んでいたのだが、
そういつまでもやってるわけにもいかないんで適当なとこで仕事に戻ると、
正ちゃんはもっとねこじゃらしで遊んで欲しくて、
ぼくの正面にきてきちんと座り、首を傾けてねだるのだ。
ぼくが相手にしないと、辛そうに鳴いて、遊んでくれとねだるのだ。
こんなに遊びたがったのは、子供のころ以来だ。
畏るべし、ねこじゃらし。
欠点は、家中に種がまき散らされるとこだなあ。

[9.6]
今日の雨は、秋の雨だった。
夏の雨とは違う。
なんだかちょっと寂しくなる、秋の雨だ。
午後から激しく降り出し、うちの狭い庭の木を濡らした。
夕方、しばらくやんだんで、鉢植えの小さい木を庭に移し替えた。
「隅田の花火」という山紫陽花みたいな木なんだけど、ちょっと元気がなかったのだ。
広い所に植えてやったほうがいいかなと思ったんだけど、
鉢から抜く時に、大きい枝を折ってしまって、傷を深くしてしまった。
はたして無事に根付くかな。

庭木は、注意してないと、あっという間にいろんな虫にやられる。
ぼくは注意してないんで、気がついた時には大抵遅い。
こないだ、くちなしの葉が、芋虫に全部喰われていた。
たぶん、アゲハだと思うが、気づいた時には8割方葉がなくなっていたんで、
枝の陰を探したら、大きなのが2匹もいた。
それを道路に放り出して、数日後に見たら、今度は全部、葉がなくなっていた。
退治したのにおかしいなあとよく探したら、
小さいのがまだ2匹もいた。
また退治して、今は新しい葉がどんどん出てきているんで大丈夫だろう。
芋虫諸君も生活がかかってるんで大変だろうが、
そうそう図に乗られると、ちょっと困るんだよなー。


歌舞伎町の火事は、コマのすぐ前だったんだなあ。
新宿のキャバクラくらいなら、ぼくだっていく。
被害者がぼくだった可能性だってあるわけだ。
亡くなられた人たちの冥福を祈る。

後楽園ホールで、修斗を見てきた。
夢枕獏と打ち合わせがあったのだが、
じゃあついでに修斗でも一緒に見ようということで、西側4列目で並んで見たのだ。
修斗の客は、ほかの団体の客とはちょっと違う。
まず、みんなオシャレだ。
それも、ストリート系だ。
初めて修斗を見た時には、
こんな鼻ピアスしてるような連中に、マウントやパスガードがわかるのかと疑った。
ストリート系の雑誌に修斗の選手が出てたりするんで、
ただのファッションとして見に来てるんじゃないかと思ったのだ。

しかし、それは偏見であった。
金髪にタトゥーの兄ちゃん達は、知識があったのだ。
ハイレベルの攻防に、ちゃんとついていったのだ。
うわー、なんだよちゃんとわかってるじゃないかー、
とぼくは腰を抜かしたのだ。

今日も、一番のスターたちは、リングには上がらなかった。
ベルトを返上してUFCに出ている宇野薫も、
その宇野に負けたままのルミナも、
自軍の選手のセコンドについていただけだ。
それなのに、後楽園ホールは、掛け値なしの満員だった。
あの客を持ってる限り、修斗は大丈夫なんだよな。
それにしても、浦田さんは懲りないなあ。
UWFで逮捕までされたのに、修斗でもコミッショナーをやっている。

起きたら上天気だったので、ベッドパッドをはがして、ベランダに干した。
昼食を簡単に作って、食べてたら、もう日が陰っていたので、慌てて取りこんだ。
パンクラスを見ようと思ってテレビをつけたら、ゴルフをやっていた。
ええと、「フジサンケイクラシック」だったかな。
女子プロだ。
BS朝日は何チャンネルだったかな、とリモコンに手をやった時、
画面にアップになった女の子にふと目が留まった。
あれ……、この子って。

何年か前、週刊誌を見てたら、可愛い子がモノクログラビアに出ていた。
名古屋の女子大生で、ゴルフのアマチュアトーナメントで優勝したとかいう記事だった。
ぼくは知らなかったが、アマチュアゴルフ界では、ブイブイいわせてる子らしい。
目がくりっとしてて鼻が小さくて、ちょっとタイプなのだ。
機会があったら、この子と対談しよう、とそのページを切り抜いて、
そのへんに挟んでおいた。

ひと月くらいして、Tarzanから、誰か女子アスリートと対談してくれという依頼がきた。
よしよしピッタリだぞ、とその切り抜きを探したのだが、
どこにいったのか見つからなかった。
担当者に話したが、彼もゴルフには興味がなかったので、
それが誰だったのか、さっぱり見当はつかなかった。
もちろん、本気で調べればすぐわかっただろうが、まあそこまでのこともないかな、と
ぼくは結局、プロレスラーのデビル雅美と対談した。
それはそれで、なかなか楽しい体験だった。
今日テレビで見たのは、その時の女子大生だった。

彼女は、坂上晴美というらしい。
もう27歳になっていた。
プロゴルファーらしく、尻が大きくなり、足が太くなり、
変な服を着て変な髪型で変なサンバイザーをしていた。
あんなに可愛かったのになあ。
女子プロゴルファーになると、どうしてみんな、ああ変なルックスになってしまうんだろう。
変な服を着なくちゃいけないという契約があるんだろうが、
ちょっと哀しい。
今日の坂上晴美は、久々のトーナメントリーダーでスタートし、2位で終わった。
明日最終日も見てみようかな。

ニュースを見ていたら、マイケル・ジャクソンが出ていた。
ナスダックの景気づけに呼ばれてたんだけど、
なんだか、人間じゃないものになっていた。
整形は始めるときりがないと聞くが、あれを見るとほんとだなあと思う。
ジャクソンファイブのころの、団子っ鼻の可愛い子は、もうどこにもいない。
知り合いにも整形した女のひとが何人かいるが、
どうも顔を直視して話しにくい。
顔のラインが、自然じゃないんだもんなあ。

アメリカのパンダじゃない方のWWFの、社長の娘のステファニーは、
最近急に、胸が巨大になった。
まあWWFは、胸の大きさが価値の大きさと比例する特殊社会だから、
仕方ないともいえるが、
金持ちの娘にしては垢抜けない、おっとりしたいい子だったのになあ。
最近じゃアバズレと呼ばれて、いつも乳首の浮いたニットを着て出てくる。
元のほうが、いいバランスだったのに。
仕事に命賭けてるなあ。

「9.3」
ここひと月くらい、左肩が痛くて、腕が上げられない。
いわゆる50肩というやつだ。
40代のころに2回ほどなって、それぞれ数ヶ月で気にならなくなったけど、
今回はどうかな。
運動するのに、けっこう不便なんだよな。
可動域も狭くなるしね。
こういうことがあると、自分の年齢に気づくなあ。
普段はまったく忘れてるのにね。

高木三四郎率いるところのインディプロレス団体〈DDT〉には、
ポイズン澤田がいる。
彼は、けっこう長い間、インディを渡り歩いている。
体はまずまずあるのだが、締まってはいない。
マスクもまずまずなのだが、レスリングはあんまり見栄えがしない。
まあ、はっきりいって、泣かず飛ばずの状態が、ずっと続いていたのだ。
しかし、DDTで、彼はブレイクした。
小さい団体なので小さいブレイクなのだが、
確実にその地歩を固めてしまったのだ。

澤田は、確かマムシに噛まれて蛇化していったはずだった。
体にだんだんウロコができてきて、ついには蛇人間と化してしまったはずだった。
エースの三四郎も、その毒を受け、ちょっと蛇化してのは記憶に新しい。
しかし、最近では、澤田の蛇は、マムシではないような気がする。

DDTの入り口では、マラカスを売っている。
1個200円の、プラスチック製の安物だ。
客はそれを買い、右手に持って澤田の登場を待ちかまえる。
澤田は配下の蛇影とマネージャーのスーザンを伴って入場する。
そして、沢田研二の歌に自分でふりをつけ、蛇影とひと踊りする。
この曲とフリは、毎シーズン変わる。
ちなみに、今シーズンは、『シーサイド・バウンド』だ。
澤田はジュリーにもなっていて、タイツには〈蛇界転生〉などと書いてある。

それが終わると、澤田は右手を高く挙げ、蛇のような形を作る。
レッドスネークカモンの、あの形だ。
そして、細かく震わせる。
すると客が一斉に、用意のマラカスを鳴らすのだ。
会場中の客が、一斉にシャラシャラと音を立てるのだ。
これはきっと、ガラガラヘビをイメージしているのだ。
マムシは、どこにいってしまったのだ。
ともあれ、澤田はブレイクした。
あとは、レスリングで見せてほしいが、もう年だからなあ。
厳しいかも。


「9.1」
携帯着電の謎は、ちょっと解けた。
ぼくの電話番号の一部を変えると、ドコモ東北になるらしい。
つまり、単純なボタンの押し間違いなんだけど、
1番違うといきなり東北ってところが、このネタのミソだったな。
それにしても、青森の人だと思うけど、
本気で喋られるとあっちの言葉はわからんなあ。

携帯に電話が入っていた。
電話番号が残っていたので、こちらからかけようと、番号を見たら、
〈017〉で始まる10ケタだった。
なんだろうなあ017って、と思いつつかけてみたら、不機嫌なオバサンが出て、
けんもほろろという扱いで切られてしまった。
うーん、なんなんだろうなあ。

さっき、また携帯に留守電が入ってるのに気づいて聞いてみた。
ものすごく訛りの強い女の声で、
〈昨日はまっこと……(以下意味不明)〉
という伝言が入っていた。
なにをいってるのか、まったくわからない。
誰からだかもわからない。
うちの携帯は、どういうことになってるんだ。

今日は終日仕事。
雨が降ってたような気もするが、
夕食以外一歩も外に出ていないので、よくわからん。
明日も仕事。
ちょっと体がなまってきた。
思い切り走り回りたいなあ。
ガンガン泳ぐとか、格闘技やるとか。

新宿の、ロフトプラスワンにいってきた。
江口寿史と田村信と大地丙太郎と鶴岡法斎の4人が
CC’sというグループを組んで営業をやるからきてくれというので、
急遽ちょっと顔を出したのだ。
晩飯食ってからいったので、だいぶ進行したあとだったが、
たぶん、ぼくが見てない部分も、見てからのものと大差なかっただろう。
4人でだらだらと喋って、本やビデオを見せつつ内輪話という、
ロフトプラスワンの王道進行パターンだった。
それはそれで面白くて好きなんだけど。

休憩を挟んで後半、ぼくも引っ張り出されて、5人で喋った。
漫画家や芸人の名をあげて、好きか嫌いか話すというネタでずっと引っ張った。
談志が不愉快だというあたりで、みんなの意見が一致したのが面白かった。
談志
って、落語さえやってれば面白いのに、
政治や世の中のことを偉そうに話すのがやなんだよな。
本人が思っているほど、談志
が頭いいとはとても思えないし。
落語も、枕の部分は大嫌いだ。
枕さえなければ、
談志の落語はいいんだけどなあ。
とりあえず、あのみっともないバンダナはやめてほしい。

11時半頃まで話して、中央線で帰る。
みんな打ち上げにいったようだが、ぼくは帰って仕事。
都心は夕方土砂降りだったようだが、吉祥寺は降ってなかった。
でも、深夜に戻ってきたら地面が濡れてたから、
こっちでも降ったのかな。
田村信は、ホーム社からもうじき創刊される新雑誌で、
久し振りに連載をするようだ。
人気が出ますように。

吉祥寺三越にいったら、エスカレーターの前でチラシを渡された。
「みちのく味の散歩道」と書いてある。
「玉こんにゃく 1袋12入り450円」とか書いてあるのだが、
一番下に、意外な文字があった。
「津軽鶏手羽先餃子」
これは、ぼくがいつも沖縄の伊江島で食べている「手羽餃子」だろうか。
それが津軽にもあったんだろうか。
急いで探してみたが、もう営業時間ぎりぎりだったので、
撤収してしまったらしく見当たらない。
また確かめにいきたいなあ。

昨日、ゲイパレードで、グッズ売り場を見てたら、女の子にチラシを渡された。
その時には見もしないで受け取って、ポケットに入れたんだけど、
さっき、ふと見てみたら、バイブレーター等の広告だった。
なーるほど、今はこんなことになってるのかと感心して見てたら、
「FPT」という商品があった。
円錐形を細い方でくっつけたような形なんだけど、これが実は、ダンベルなのだ。
なんのためのものなのかというと、大きい声ではいえないので、
【こちらへ】
さて、どこを鍛えるのかな。

「8.29」
代々木公園で、今日もゲイパレードの取材。
今日は本番の、ほんとのパレードだ。
公園通りを上っていったら、既に道路は大騒ぎ。
フロートという、まあ車に飾り付けをした山車みたいなものに続いて、
いろんなタイプのゲイやレズビアンが並んで歩いている。
ドラッグクィーンやハードゲイは派手だけど、そうじゃない普通のゲイもいる。
そのへんにいる普通の兄ちゃんだ。
ただ、ちょっと小綺麗で、髪が短くて、小太りだ。
ゲイの小太り率は、非常に高い。
いったいなぜなんだ。
ぼくの知り合いのゲイたちも、みんな小太りだ。

パレード参加者は、ただ楽しんで歩いてる人もいるし、
メッセージを掲げている人たちもいる。
社会的差別に異を唱えたり してるわけだけど、
ゲイだからって、いったいどうして差別の対象になるんだろうなあ。
男が好きでも女が好きでも、そんなのどうでもいいのに。
今年のパレードの実行委員長のみっちゃんは、ぼくの友達で、
時々「一度試してみない」とぼくを誘うことと太りすぎなのを除けば、
なんの問題もない普通の男だ。
こういうパレードで、男を好きな男や女を好きな女がいることをアピールすることは、
大変だけど大切なことだと思う。
少数派だってだけで差別するような愚かな人も、けっこういるもんだしね。

公園の舞台で最後の挨拶が終わり、
参加者が次の会場の新宿に移動したり帰ったりした後、
大勢のスタッフが、撤収作業や掃除に、楽しそうに励んでいた。
あんまり楽しそうだったので、ずっと会場の真ん中に立って見ていたら、
ゲイの兄ちゃんやレズビアンのお姉ちゃん達が寄ってきたので、
握手をしたり写真をいっしょに撮ったりした。
「マンガ夜話」
を見ている人も多かった。
会場にはいろんなマスコミが取材にきていて、
写真を撮りまくっていた。
ぼくも客席の真ん中にいたので、けっこう写っていると思う。
あきらかにぼくを撮っている人もいたが、
これで、「いしかわゲイ説」が流れるかな。
ぼくは、男より女の子のほうが、圧倒的にいいんだけどなあ。

「8.27」
渋谷の、パルコブックセンターで、やっと『竹宮惠子のマンガ教室』を購入。
まだ中身は見てないが、書き下ろしだと思っていたら、藤本由香里の聞き書きだった。
それにしても、筑摩書房も、もう少し美しい本を作ればいいのに。
本屋の隅にあったせいもあるけど、全然目を惹かない。
イラストも決してよくはないが、ブックデザインが悪すぎる。
せっかくのベテランのハウトゥが見られる貴重な本なのに、もったいない。
思わず手に取ってしまうような本にしてほしかった。
イラストも色も写植もレイアウトも、
なんだか70年代の零細出版社みたいだ。
デザイナーは、野村高志さんだ。
彼にデザインを頼むことは、一生ないだろうなあ。

代々木でやってる「東京レズビアン&ゲイパレード」を覗いてきた。
ほんとは浅草のサンバカーニバルに行く予定だったんだけど、
実行委員長のみっちゃんから連絡がきて、
急遽そちらにいくことになった。
でも、急だったんで、3時間弱くらいしか見られなかった。
今日は前日祭だったんだけど、また明日、本番のパレードを、どこかで見る予定。
ディック東郷系の、短髪小太りが、ほんとに多かったなあ。

その後、下北沢にいって、DDTを見た。
高木三四郎が
エースのインディ団体だ。
高木はなかなかカッコいいんだけど、最近はポイズン澤田がいい。
マムシに噛まれたと思ったら、すっかり蛇の毒にやられて、
蛇化してしまった。
澤田がでてくると、客が一斉にマラカスを鳴らす。
あれは、ガラガラヘビの尻尾の音を表してるんだと思うんだけど、
マムシって設定はどこいっちゃったんだ?

ショックなことがあった。
BS朝日のDEEPを録画しといたら、ちょっとセレクターを間違えて、
取れてなかった。
謙吾の曲がった腕を見たかったのにー。
誰か録ってない?
それと、もうひとつ。
大して使ってないサイバーショットP1が、もう調子が悪くなってきた。
ファインダーと実際の像が一致しなくなってきたし、
時々ズームもできなくなる。
電池のヘリが異常に早いし、フォーカスが合わない時もある。
修理に出さなくちゃいけないんだけど、
保証書なんかどこいったかわからないなあ。

東川口まで取材にいってきた。
週アス用なんだけど、綺麗なシールを作りにいったのだ。
普通のシールの上に固めのビニールみたいなのを流しただけなんだけど、
これがすごく綺麗。
豪華な感じが出る。
イラストを描いて、このシールを作って、読者プレゼントにしようと思うんだけど、
一部はこのHPでも提供します。
まだできてないけど、きっと綺麗なのができると思う。
しかし、東川口はのんびりした町だったなあ。
背が低くて車が少なくて、
ぼくの実家の郊外のあたりみたいだった。

その会社の案内で、その会社で飼ってる烏骨鶏を見にいったら、
あっといい間に蚊に喰われてしまった。
なんかちくちくするな、と思って足を見たら、
短パンの両足に、びっしりと100匹くらい蚊が止まっていた。
足が真っ黒になってた。
あんな蚊を一度に見たのは、生まれて初めてだなあ。
もちろん、そのあと3時間くらい、足が物凄く痒かったのはいうまでもない。


はらたきさんとこに、ぼくの本のレアものがいくつか入ってたが、
ちょっと安すぎだ。
Yahoo!オークションを見る限り、はらたきさんとこは、デフレスパイラル気味だ。
大して儲かってないんだから、レアものはもっとぼったくってもいいのに。
まんだらけのアコギな商売を見習ったほうがいいんじゃないかなあ。
とりあえず、まんだらけはぼくの原稿を売らないでほしいけど。

[8.25]
いきなり、携帯電話が消えてしまった。
なくなったのではなく、画面が消えてしまったのだ。
充電したばっかりなのに変だなあと再充電しようとしたんだけど、
充電もできない。
これは、充電池がもう駄目になったのかな。
P208だから、もう2年くらい経ったのかなあ。
ドコモショップに持っていけばいいんだろうけど、なかなか時間がない。
明日は取材で遠出するし、携帯がないとちょっと困る。
でもまあいいか。
昔は携帯なんかなかったんだしね。

と思ったら、電池を一回外して入れ直したら、また使えるようになった。
単に接触が悪かっただけみたい。
でも、ずっと机の上に置いておいただけなんだがなあ。
なにが起きたんだろう。

オランダリーグの試合をちゃんと見るのも久し振りだ。
小野は、いいリーグを選んだ。
パスをきれいに通すプレイスタイルも、小野に合っている。
それに、なんだかオランダリーグは、雑なような気がする。
雑というか、あんまり考えないプレイがよく見られるのだ。
スローインがオフサイドになったりすると、なにやってんだと首を傾げてしまう。
小野のクリエイティブなプレイは、オランダでも光る。
ちょっと楽しみだ。
さて、今度は日曜にアヤックスだ。
今日も堅実なプレイをしたし、
ひょっとしたら、スタメンで出られるかな。

今朝は、9時半頃に寝た。
ゴーゴーと風雨の音が大きく響き、
会社にいかなきゃいけない人は大変だなあと思いながら眠った。
ぼくも本来だったら川口までオートレースの取材にいかなきゃいけなかったんだけど、
さすがに中止になった。
いや、取材がではなく、オートレースがだ。
ゆうべまで決行するとレース側はいってたが、無理だよな。
客だってこないだろうし。

起きたら、もう雨も風もおさまっていた。
なんだもういっちゃったのか、とテレビをつけたら、まだ近所にいた。
それどころか、これから首都圏上陸とかいってるのだ。
それなのに、雲は切れ、晴れ間まで見えている。
なんだか変な台風だなあ。
この辺は、大した被害はなかったようでよかった。
これからまだ北日本を襲うようだが、みんな気をつけて。

まだ大丈夫だろうと思って、さっきここに入ったら、
カウンターが「1739999」だった。
あぶねー。
ひとり違いで自分で踏んじゃうとこだった。

凄い雨だ。
台風は、雨を連れてきてくれて、それはありがたいんだけど、
被害がいろんなとこで出そうで、それが気になる。
ぼくも明日は川口まで取材にいくことになってるが、はたして生きて帰れるかなあ。

結局、川口取材は中止。
オートレースを見に行くつもりだったのだが、ちょっとなあ。
それにしても凄い雨。
天地創造か、神の怒りか。
窓を開けると、ノアが挨拶していきそうだ。

SF大会にいってきた。
かなり久し振りだ。
3年ほど前に名古屋大会にいったと思うが、その前は記憶がない。
とびとびにはいっていたが、毎年ではなかった。
20年から15年くらい前には、よくいってたんだがなあ。
SF大会というのは、アマチュアが主催している。
毎年各地域のアマチュアが立候補して、スタッフを集めて、参加を募って、
数百人から3000人くらいまでの規模の大会を開く。
大きい会場や分科会を開ける小さい部屋のある施設を借り切り、
ホテルや旅館を押さえて、莫大な金を動かす。
これを、もう40年も素人集団がやっているのだ。

今年は、40回だ。
おまけに、2001年だ。
その上、というかだからこそ、ガイナックスの武田という、
かつてはオタキング岡田と組んで大阪芸人とよばれた男が主催に立ち上がったのだ。
SFファンに2001年というのは、特別な年だ。
「2001年宇宙の旅」という映画もあったが、
2001年は、21世紀なのだ。
つまり、未来なのだ。
ぼくらは、とうとう未来に生きる時代に突入したのだ。
それはやっぱり、SF大会だ。

ぼくはSF風のものも描いているが、SFファンというわけではない。
ただ、SFファンに友人が多いので、
ここにくれば、久し振りに会える友人もいる。
それで時々ではあるが、顔を出すのだ。
今回は、20年振りに、知ってる人は知ってる〈猫目の伊藤くん〉といったのだが、
武田の仕掛けだけあって、なかなか面白かった。
でも、一番強烈だったのは、あるベテラン少女漫画家だった。

彼女は、ぼくよりひと世代上だ。
全盛期は、60年から70年代だろう。
マーガレットとかセブンティーンで初期は主に描いていたと思うが、

明るく進歩的な作風で、非常に人気があった。
ある時期からまったく見なくなってしまったので、
時代に合わなくなってしまったのかなと思っていたのだ。
彼女が、いきなりSF大会にいたのだ。

彼女は、SFは描いていないと思う。
まあなにかの企画で呼ばれたのだ。
その企画にはぼくの知人も何人かパネラーとして参加していたので、
ちょっと覗きにいってみたのだ。
彼女は、想像を裏切って、ケンのある暗い表情の人だった。
彼女はいうのだ。
女の就職は、結婚と売春婦しかない。
女の子は女らしくという考えの先に少女漫画はあり、
自分はずっとそれを描いていたのだが、
ある日、自分はなんて酷いことをしてきたんだろうと気づいて、
それ以来漫画を描けなくなってしまった。
結婚した日に主人に「お茶」といわれた時には、殺してやろうかと思った。
「お茶」という言葉には、侮蔑があった。

彼女の明るい漫画を好きだったぼくには、ショックだった。
彼女がそれに気づいて人生が開けたのか、
暗い人生を歩むことになったのか、ぼくは知らない。
その気づきが正しいか間違っているかも、ぼくが語る立場にはない。
でも、とにかくショックだったのだ。
人生って、いろいろあるよなあ。

小野は、いいパスを出したなあ。
もともと柔らかいパスを出す選手だったけど、
合流したばっかりの同僚と、もう合わせてくるのは、やっぱりすごい。
稲本と西澤はベンチに入れなかったが、
健闘を祈りたい。

最近本屋にいくと、竹宮恵子の漫画の描き方の本を探してるんだけど、
ぜんぜん見かけない。
今日は、漫画専門店のまんがの森にいったので、レジで聞いてみたんだけど、
在庫を全部探してくれたが、結局なかった。
見た時に買っとかないと、そう売れるもんでもないから、すぐ消えちゃうんだよなあ。

志賀で山を歩きながら、ずっと歌を歌っていた。
『キャンプだホイ』だ。
この歌は、Kのふたりの娘、RとN に教わった。
ふたりとも一番しか知らないんだけど、一番だけでも充分に素晴らしい歌だった。
ぼくはふたりと手を繋ぎ、大声でキャンプだホイを歌いながら、
志賀の山の中を闊歩したのだ。

キャンプだホイ キャンプだホイ
キャンプだホイホイホーイ
キャンプだホイ キャンプだホイ
キャンプだホイホイホーイ

はじめて見る山 はじめて見る川
初めて歩く道
今日から友達 明日も友達
ずっと友達さ


ぼくは、特に「はじめて歩く道」ってとこが大好きだった。
これは、子供が歌う歌なのだ。
人生において初めての体験を重ねてゆく子供たち。
それを、初めて歩く道という言葉で表しているところが、ほんとに素晴らしい。
みんな、初めて歩く道をいくつも通って、大人になっていくのだ。
歌うたびに、胸にじーんとくるものがある。

さっき、ふと思いついて、2番以降の歌詞を調べてみようと思い、
ちょっとインターネットで検索してみたのだ。
そしたら、歌詞が違うのだ。
一番は、こんな風だった。

はじめて見る山 はじめて見る川
はじめて泳ぐ海
今日から友だち 明日も友だち
ずっと友だちさ


ええーっ、そうだったのかー。
初めて歩く道じゃなくて、初めて泳ぐ海だったのかー。
それだと、単に動作を羅列しただけになってしまって、
そう感動的ではなくなってしまうような気がする。
こっちのほうが好きな人もいるだろうし、別にかまわないんだけど、
個人的にはちょっとがっかりだ。
RとNに、騙されてしまった。
せっかく好きな歌だったのに、知らないほうがよかったなあ。
ちなみに、この歌は、マイク真木の作詞作曲だった。


諏訪で大渋滞が起きてたのは、諏訪湖で大花火大会があったかららしい。
花火見るのに、あんなに集まらなくてもなあ。

半年遅れで、やっと東京オフ会の打ち上げをやった。
大雪の日にやったオフ会の打ち上げを真夏にやるってのも、まあおつなものだ。
うちの庭のデッキを開放して、13人参加で持ち寄りのパーティ。
庭をライトアップする明かりをふたつ、デッキに集めた。
この季節、蚊が多いが、
蚊取り線香焚きまくって虫除けスプレーかけまくったおかげで、
なんとかみんな無事だったようだ。

最近はLonLonと三越の食料品街が充実してるおかげで、
けっこう美味しい料理が食べられる。
飲んで食って話して、7時半から11時半まで、なかなか楽しかった。
はらたきさんも、このためにまた四国から上京した。
御苦労様。
デッキは10時半で撤収したので、近所迷惑度も、それほどじゃなかったと思う。
また次のオフ会まで、ちょっと休憩だな。


志賀から帰ってくる途中の車の中で、友人Kの下の娘Nが、いきなり変なことをいった。
「インドにいったらインドカレー」
わっはっは、そりゃそうだ、インドにいったら、当然インドカレーだよな。
ナポリにいったらナポリタンだ。
そしたらNは、またおかしなことをいう。
「空き巣にあったら諦めな」
わっはっは、そりゃおかしい、空き巣にあっちゃったらしょうがないよなあ。
そりゃおかしいが、しかし待てよ、
ちょっと子供のセンスにしてはしゃれすぎてる。
それは誰に教わったんだと聞いたら、本で読んだというのだ。
それが、『あいうえおちゃん』(理論社)だった。

今日、Kの家に写真を焼いたCDを届けるついでに、
『あいうえおちゃん』を、Nから奪ってきた。
熟読したが、これが面白いのだ。
子供に〈ひらがな〉を覚えさせるために、
あいうえお順に、いろんな単文が並んでいる。
たとえば、〈あ〉のページには、〈あ〉という大きな文字に続いて、
あきすに  
あったら  
あきらめな
と書いてあって、脇にイラストがつけてある。
なかなか達者な、うまへた系のイラストだ。

これを読んでも、子供はかなを覚えないと思う。
Nも、呪文のように「いんどにいったらいんどかれー」
と唱えてるだけで、さっぱりかなは覚えていない。
でも、このユーモア感覚を記憶することは、
きっと成長にいい影響を与えるだろう。
「うみべでうわさのうみぼうず」もよかったが、
「えがおのえっちなえんかかしゅ」も、もっといい。
もちろん、単文はたくさんあるので、全部のできがいいというわけではない。
ぼくが薦めてもいいのは、2割か3割だ。
しかし、これだけの打率は、なかなかない。
おたくでも一冊どうですか。
【あいうえおちゃん傑作選】

志賀にいってきた。
冬には毎年、必ず志賀にはいく。
一の瀬でガンガン滑るため、志賀には必ずいくのだ。
でも、まだ夏にいったことはなかった。
だって、夏には雪はないのだ。
今年は、初めての試みとして、夏の志賀を経験してみたのだ。

ほとんど生まれて初めてといってもいい、混雑期の移動なので、
早朝、4時にアルファロメオの166で出発する。
ぼくと、沖縄にいっしょにいった友人Kの一家の、総勢5人。
空いてる道を、どんどん飛ばす。
途中、白根火山あたりで休憩。
雲を突き抜けて、快晴の空に聳える山。
なんだか、夢の景色のようだ。

志賀に到着。
真夏なのに、20度台前半の気温だ。
動いても汗が出ない。
さっそく荷を解いて、散策に出る。
志賀の夏は、驚くほど美しい。
雪に埋もれていた地面には、湿原があり川があり池があり、
色とりどりの高山植物がある。
今日は、池を巡るコースを歩くことにする。
草をわけ山に登り、道に迷い、とにかく歩く。
草の匂い、木々の匂い、池を吹く風の流れ、鳥の声、踏みしめる草の音、
いつも雪の下になっていたところに、こんな濃い自然があったなんて。
終日、気持ちよく森を歩く。
コースの途中にあった池のほとりのテーブルでオニギリを食べ、水を飲み、
魚がはねる音を聞く。

ホテルに帰り、ちょっと休憩してから、また散歩。
今度は湿原に入り、ボードウォークをずっと辿って歩く。

黄色や赤の素朴な色と形の花に、蜂が群れている。
ヤナギランくらいしか名前がわからないが、
濃密な緑に、花の色が映えて美しい。
巨大な餅菜のような形の草が群生している。
直径は、1メートルくらいだ。
「熊出没注意」の看板にちょっと驚く。

今夜は、ホテルの中庭でバーベキューだ。
おまけに、向かいの広場でお祭りだ。
でも、ぼくはゆうべ、1時間しか寝ていない。
なかなか厳しい勝負だった。
バーベキューは食べた。
肉も野菜もスイカも食べた。
下が向けないくらい食べた。
お祭りは、ちょっと覗いたら、
ただみんなで長い縄跳びをやってただけだったので、パスすることにする。
ホテルの社長に、9時半からロビーの暖炉で飲むからと誘われるが、
睡魔には勝てず、あっという間に寝る。

次の日は、川沿いに歩くことにする。
神社の脇の道からスタートして、どんどん歩く。
川といっても、小さな川だ。
幅は50センチか60センチ。
水源地なので、水はほんとに綺麗だ。
ただ、綺麗すぎて魚の餌があまりないせいか、魚の影はない。
道の幅も、50センチくらい。
ところどころ立ち止まっては、草を見て虫を見て、
川に手を入れて水を飲む。

巨大ミミズを発見。
親指ほどの太さで、長さは50センチくらい。
水から掬い上げると、ぐったりして動かないが、
水に戻すと微かに動くところをみると、生きてはいるらしい。
巨大なシダのような植物がある。
なんだかサッパリわからない。
涼しい土地なのに、南洋の島のようだ。

山の中を何時間も歩いて、今度は県道に出た。
ここをしばらくいくと、また新たなルートが見えるはずだったのだが、
どうやら見落としたらしい。
奥志賀が近くなってくる。
まあこのまま歩いて奥志賀からバスで帰ろうと、ひたすら歩く。
やっと奥志賀に到着、山菜うどんを食べて、バスで蓮池へ。
そこからゴンドラとリフトを乗り継いで、高天ケ原に出て、そこから歩いてホテルへ。
歩きついでに、もう一本の川を歩くことにして、またボードウォークに入る。
どこを歩いても、高山植物が美しい。

夕食の後、お祭り二日目を覗く。
今夜はスイカ割りをやっていたので、割られたスイカをどんどん食べる。
ぼくは果物食いなのだ。
ホテルに戻って寝る支度をしていると、10時過ぎに社長から呼び出し。
眠かったが、ロビーに降りてちょっとつきあう。
社長は筍採りにいって、熊と出くわしたことがあるそうだ。
とにかく目を逸らすなと教わったが、できるかなあ。
今日は、結局15キロくらい歩いた勘定だ。
座業なのに、どうしてこう足腰が丈夫なんだろう。

3日目、最終日だ。
今日は温泉に入ることにして、
社長とマネージャーに、飛びこみで入れる温泉を聞く。
途中で滝を見物して、温泉に。
入湯料は、500円。
爺さんが二人入っていた。
隣の宿の客らしい。
屋外で、低い塀はあるが、高速道路からは丸見えだ。
お湯に浸かり、上がって涼み、また入り、
1時間くらい温泉を堪能して上がった。
農協の即売所で野菜と果物を買って、蕎麦を食って帰る。

高速は、お盆の真ん中にしてはかなり空いていた。
ところが、諏訪にさしかかったら、突然渋滞が始まった。
なにか諏訪でイベントでもあるんだろうか。
諏訪周辺の出口は、上りも下りもどこもみんな大渋滞だ。
なんとか諏訪を通り過ぎ、一路東京へ。
夏の志賀は、美しかった。
緑は濃く、空は蒼い。
来年も、冬だけでなく夏にもいきたい。
ドアを開けると、ちょっと甘えんぼになった正ちゃんが迎えてくれた。
ちょっとデブになっているような気がするが、まあいいことにしておこう。

「8.12」
かき氷を食べていて、冷たくて眉間が痛いといったら、
それはおかしいといわれてしまった。
痛いのは後頭部だというのだ。
いったい、かき氷を食べて痛くなるのは、どこが正しいんだ。
ちょっとアンケートを取ってみよう。
痛くなるのはここだ、と書いて、送って下さい。

結果はどんどん公表していきます。

明日からちょっと志賀にいく。
沖縄にいっしょにいったK一家が、
ぼくのぶんまで勝手に宿を予約してしまったのだ。
これは、いくより仕方がない。
帰ってからが、かなり綱渡りになるけど、ちょっと山を歩いてくる。
きっと、涼しいだろうなあ。
ほんとは、この季節は、山より海派なんだけどね。

「マンガ夜話」が再放送されたら、「エロイカ」ファンからの抗議が再燃している。
あの番組は、ファンを喜ばせるための番組なんじゃなくて、批評のための番組なんで、
まあ仕方がない。

さっきから、仕事場に、蚊がいる。
一匹だけなんだけど、気がつくとそのへんをふらふらと飛んでいる。
やっつけようとするんだけど、うちの仕事場は、広いわりには物が多く、
物陰に隠れてしまえば、なかなか見つけられない。
まあ一匹くらいいいや、と思ってたら、
右足の人差し指と中指の間を喰われた。
これが、掻いても掻きがいのない場所なんだ。
痒みはちっとも治まらない。
ウナクールをつけたけど、ちっとも効かない。
かゆみ止めって、効かないような気がするのはぼくだけか。
ああ痒い。
でも、掻いてると仕事にならないしなあ。
誰か机の下で指の股を掻いてる係をやってくれ。

今日は、関東では久し振りにまとまった雨が降るという。
まだ今のところ降っていないが、天気予報がいうんだから、きっと降るに違いない。
取水制限も始まって、庭の水まきも遠慮しいしい3日に一度になってるから、
雨はありがたい。
うちの狭い庭でも、ちょっと何日か水をやらないでると、
どんどん植物の勢いがなくなってくるから、
いろいろ植えてるとこは大変だろうなあ。
うちの実家でも、父親が苦労してるといっていた。
このまま水不足が続けば、庭木の枯れるところも出てくるだろう。
やっぱり、人間優先だもんなあ。

寝る時には、まだ雨は降ってなかった。
起きても降ってなかった。
寝てる間に降ったのかと地面を見たが、そうでもなさそうだ。
天気予報は外れたのかなあと思っていたが、さっき外を見ていたら、
いきなりドドドと物凄い音を立てて降ってきた。
きたきた、土砂降りだ。
これで、東京の庭がみんな元気になるかな。

と思ったら、もうやんじゃったよ。
10分くらいだったかなあ。
これじゃ、ほんとに焼け石に水だ。

と思ったら、また降ってきた。
今度は土砂降りじゃないけど、長く降りそう。

やれやれ、なんとか乗り切った。
今回は1日公開録画があったんで、
連続は3日だったから体力的に楽だった代わりに、
緊張感が長く続いた。
4日間それぞれ面白かったなあ。
「ジョー」は、獏さんが熱かったし、お客の反応があるのも楽しかった。
「できんボーイ」は、田村信を少しは広められたような気がする。
欲をいえば、江口とふたりで、実作者にしかわからない話をしたかった。
「あたしンち」は、日常の中にある人生の話ができたし、
「湘爆」はよゐこが力入ってて面白かった。

次回は、10月の末だ。
取り上げるものも、だいたい決めた。
バラエティに富んだものになりそうだ。
番外編の話もあるし、なかなか楽しそうだ。
今回は、初登場の江口寿史と原千晶がよかった。
次回も、だれかいいゲストを考えなくちゃなあ。

心配してた叔父さんの病気は、そう悪性のものではなかったようだ。
ちょっとひと安心だが、具合が悪くて手術までしたことには違いがない。
まあ、不幸中の幸いだったということか。
落ち着いたら、お見舞いにいかなくちゃ。

「湘爆」は、楽勝で読み終わった。
これが連載されてたころは、ぼくも同じ本で連載していた。
一番たくさん漫画を描いてたころだなあ。
バイクにも乗っていた。
川崎のGPZ400Fだ。
そうだ、その話をしよう。
これでネタがひとつできたぞ。

「あたしンち」は楽しく終わった。
平易だが水準は高いということが、正しく伝わっただろうか。
けらの漫画は、面白いのに、書評なんかで取り上げられることがあまりない。
「この一冊」と取り上げるほどのインパクトに欠けるということかもしれないが、
いつ読んでも楽しくなれるというのは、誉めるに充分な素晴らしさだ。
今夜は平和すぎて気持ち悪かったなんてメールもきていたが、
まあ面白いものはきちんと面白いといわないとね。

原千晶も、頭が良くてきちんと話せてよかった。
ほかの漫画を読んでいないから、再登場はむつかしいかもしれないが、
機会があったら、また出てもらいたい。
やっぱり、自分の考えを自分の言葉で話せるというのは評価していいことだ。
そう特に面白いことをいってくれなくてもね。

今回は、見学者の多い回だ。
編集者や身内が、毎日入れ替わりでくる。

今夜は、夏目妻がきていた。
明日は夏目息子が来るそうだ。

「できんボーイ」編が終わった。
オーケンが、本人の希望で今日になったわりにはおとなしくて、
ちょっと意外だった。
もっと思い入れがあるのかと思ったら、それほどでもなかった。
あんまり発言も多くなかったし、久し振りにきたのに、存在感を残せなかったな。
江口は、口数は多くなかったけど、きちんと話せてよかった。
田村信は、ファンの数も多くないだろうし、語るのにむつかしいかもしれない。
ぼくはいくらでも話すことはあったんだけど、
ほかのメンバーはどうかなと心配していた。
夏目も、ジョーとはあきらかに熱心さと説得力に欠けたしね。
でも、江口はきてもらってよかった。
もっと慣れれば、もっとよくなるな。
今日は緊張して、手が震えてた。
またなにか合いそうなものをみつけてきてもらおう。

さて、明日は「あたしんち」だ。
けらは大好きなんだけど、平易なだけに語りにくいかもしれない。
ゲストふたりが、どこまで話してくれるか。
まあ清水ミチコは頭がいいから大丈夫だけど、
初登場の原千晶はどうかな。
会ったことはないんだけど、
自分の言葉できちんと話せそうな気がするんで、たぶん大丈夫だろう。
さて、続きを読もう。

差し入れの「しろくま」を楽屋で食べた。
鹿児島名産の、まあいってみれば、豪華なかき氷だ。
これが大きくて、果物なんかも入っていて、美味しいんだけど、
食べても食べても、なかなか減らない。
熱いコーヒーを飲みつつ、1時間くらいかけて、
番組開始までに6割くらいは食べたかな。
番組中、しろくまのゲップが出そうになって困った。

家で「マンガ夜話」初日を見た。
なんだか、変な感じ。
家にいていいのかって気がする。
明日も家で見てようかな。
番組はちょっと編集されていた。
ぼくが話した、ジョーと江口寿史の話が省略されてたね。
会場にきた300人は気がついたかな。
客席も何度か映って、知った顔もいたな。
さて、「できんボーイ」でも読み直すかな。

昔からの知りあいが、金沢工業大学ミニFMという
超マイナーなラジオで喋っている。
5年ほど前に頼まれてゲストで出たことがあるが、また5年振りに頼まれた。
放送は、8月4日と11日の夜10時から 1時間なんだけど、
はたして何人が聴けるかな。

「8.10」
さっき髪を切ってきたんだけど、美容師がいきなり聞くのだ。
「カッパーフィールドって知ってますか」
もちろん、ぼくは答えた。
「こないだ見にいったんだけど、退屈だったよ。客も全然入ってなかったし」
「えええ〜っ!?」
美容師は、悲痛な声をあげるのだ。
「ぼく、明日いくんですよ〜」
悪いことをしてしまった。
最初からいくといってくれれば、
もう少し期待を長引かせるような返事だってできたのに。
まあ見ればわかってしまうんだけど。
お詫びに、デビッドくんがツカミにやった宴会芸のトリックを教えてやり、
目玉のイリュージョンのトリックも、今度教えるからと約束した。
デビッドくんも、罪作りだよなー。

美容師に聞いたんだけど、どうやら、二階席の前までが、1万2000円らしい。
高いなあ。
実は、二階席は、見捨てられているのだ。
舞台でデビッドくんが消えたあと、一階席で歓声がするんで、なんだろうと思ったら、
なんとデビッドくんは一階の客席に現れていたのだ。
それは、二階席からは見えないのだ。
そういうことが、二回あった。
会場の形をまったく考慮に入れてないという、酷い構成だ。
今回のトリックの説得力のなさといい、演出家を替えた方がいいんじゃないかなあ。
ぼくは、空を飛ぶとこを見たかった。

ワンフェスにいってきた。
ガイナックスが主催する、まあコミケットの立体版みたいなものだ。
(と思ったら、主催は海洋堂に移ってた)
立体というのは、主にフィギュアだ。
今年は、ゲーム系はほとんどなくて、
「ラブひな」 や「あずまんが」が目立っていた。
あとは、もう定番として残ってしまった「女神さま」だ。
いや、ほんとの定番は、そうじゃないかな。
巨乳の女の子が裸で局部を開いてるタイプのリアルなフィギュや、
なにに使うのか、等身大のフィギュア。
そのへんかもしれない。
前者はちょっとアップできないので、後者をひとつ。
このへんはなにがいいんだか、よくわからんなあ。
ちなみに、定価は13万円くらいじゃなかったかな。

サイバラの携帯ストラップを売ってるという話だったが、見当たらなかった。
新谷かおるや唐沢なおきがきてたそうだが、こちらとも会わなかった。
唯一会ったのは、まんがの森の印口くん。
古い話だが、「アトミック街」の、五郎だったか十郎だったかのモデルだ。

「8.7」
夕食に出たら、どこか遠くで花火の音がした。
火は見えないけど、かすかにドンドンと打ち上げ音が聞こえる。
遠い花火ってやつだ。
見えないと余計に、どこかで開いている夜空の花が浮かんでくる。
音が変わった、小さい花火の連打になった。
風に乗って火薬の匂いまでしてくるような気がする。
ふと空を見上げれば、今夜は満月だ。
いい夜だなあ。

今日はもうひとつ晴れなかった。
夏はやっぱり、もっとスカーッと青空になってほしい。
天気予報だと、東京はしばらく天気がくずれるようだ。
雨は降らないまでも、曇りがちみたい。
つまらん。
振るんならドーッと降って、張れるときにはスカッと晴れる。
それが夏だよな。
でも、沖縄で見るような、黒いほど蒼い空は、東京じゃ滅多に見ない。
晴れてても、なんとなく薄雲がかかっているような空だ。
ああ、またどこかにいきたいなあ。

SPA!で始まったサイバラの短期連載も凄いが、
同時にやってる倉田真由美の「だめんずうぉ〜か〜」の」今週号もすごい。
サイバラに対する悪口雑言が、本気で描いてある。
真っ向から直球で勝負をかけてる。
こりゃすごい。
倉田真由美の弱点は、
サイバラほど才能がなくて、サイバラほど画力もないってことなんだけど、
最大の弱点は、本人がそれに気づいてないとこだな。
ちょっとタマが違いすぎる。
性格の悪さでは甲乙つけがたいだけに、惜しいとこだが、
才能だけはどうしようもないからなあ。

目が覚めたら、頭が痛かった。
理由は、わかっている。
カッパーフィールドにやられたのだ。
昨日の国際フォーラムは、すいていた。
それも、半端なすきかたではなかった。
今回、料金は8000・10000・12000円の3種類だった。
ぼくらは10000円の席だったから、そう悪くはない。
でも、案内されたのは、ほとんど人のいない二階席のうしろの方だった。

ちょっと不思議なのだが、二階席にほとんど人がいないというのは、
つまり、席がほとんど空いているということだ。
普通、直前に切符を買えば、同じ値段の一番前のほうをくれるんじゃないかなあ。
こういう場合には、広い二階席の前のほうに人がいて、
後ろはガラガラという形になるものじゃないのかなあ。
それが、左右は比較的、センター寄りにはなっていたが、
前後はぱらぱらと、あちこちにばらけていた。
おかげで、寒かったのだ。
ものすごく寒かった。

きっと満杯になった時のことを想定して温度を設定したんだと思うが、
ほとんど人がいないから、冷えすぎで震えてしまった。
夏用スーツ上下の連れでさえ寒さを訴えていたくらいだから、
その寒さも想像がつくだろう。
退屈なショーが終わったころには、ぼくは冷え切っていた。
風邪引いてないといいがなあと思っていたのだが、
案の定、軽くやられていたらしい。
今日は冷房を控えて、速く治そう。

新宿のまんがの森にいって本を物色してたら、
エアフォースのロゴ入り臙脂のワンピースをきた女の子が入ってきた。
半袖に襟付き、ちょっとミニ。
なんかのコスプレかな、と思ったら、
胸元から、下に着てるチャイナらしき服が覗いていた。
コスプレだとしても、いったいなんの。
平日の真っ昼間なのに。
それとも、恥ずかしい格好で人混みに出るプレイか。

カッパーフィールドを見てきた。
まず驚いたのは、客の少なさだ。
一階には入っていたが、 国際フォーラムの広い二階には、ほとんど人がいない。
1割か2割くらいだ。
その理由は、ショーが始まったらすぐにわかった。
ぼくは断言するが、今回のショーがカッパーフィールドの実力だとしたら、
ゼンジー北京だって世界を獲れる。
彼は、まったくの素人のぼくにでもわかるような手品を連発していたのだ。
あれはイリュージョンではない、寄席でやってる程度の手品だ。
大がかりなものもあるが、説得力がない。
具体的にいうのは遠慮するが、
それはトリックとして認めにくいだろ、というようなものだ。
ショーとしては、まあまあといったところだ。
話術もあるし、表情やギャグはちょっと日本人にはくどいが、
人を惹きつける力がある。
でも、肝心のマジックがなあ。
すごく期待していっただけに、がっかりだったなあ。

カッパーフィールドが終わってロビーに出たら、
知りあいの某大手雑誌の編集長とばったりでくわした。
オス、と声をかけたら、となりにいた女のひとがさっと離れた。
別にそんなこと気にしなくてもいいのになあ。

「ちゅらさんスペシャル」をちょっと見たんだけど、
あれは毎日やってるやつとは違うのかな。
初めて見たんだけど、みんなロケだった。
沖縄の風土はいいなあ。

「マンガ夜話」再放送も、今夜が最後だ。
今回の一挙6本放送には、ちょっとしたミソがある。
気づいた人はいるかな。
それは……。
いや、明日まで内緒にしとこう。
それまで考えといて。
ああ、それにしても、キリコは回転速いだけで頭悪かったなあ。

さて、ミソとはなにか。
大したことじゃないんだけど、
今回の再放送、全部で6本、すべて違うアシスタントなんだよ。
年に4シリーズしかやってないのに、よくこれだけ替えたなあ。

2シリーズ続いたのは笹峰愛だけ。
愛ちゃんが有能だったというより、
あんまり役に立ちすぎずに、ほどよく抜けてるってとこが勝因かな。


「8.5」
実家に電話したら、ぼくの一番仲のいい叔父さんが入院したという話を聞いた。
腸が悪いらしい。
検査の結果が今週出て、それによっては、すぐ手術ということにもなるらしい。
軽いといいんだがなあ。
母親に祈っておこう。


今日から8月、ずっと暑いから感覚が変だけど、夏もこれから本番だ。
夏の公明党の小径も、なかなかいい。
何度か書いてるんで知ってると思うけど、
両側に家の迫った狭い道の入り口に、公明党のポスターが貼ってあったんで、
ぼくはそこを、「公明党の小径」と呼んでいる。
狭い庭や軒先に、花や植木が並んで、季節を感じさせる場所だ。
今は入り口の、濃い桃色のサルスベリが目を惹く。
少し湿った道を歩くと、両側の濃い緑が気持ちいい。
小さい鉢植えの花が、ささやかに咲いている。
駅に向かう時には、なるべくここを通るようにしている、ぼくの一番好きな道だ。

さっき駅に買い物にいったら、若い女の子がふたり、ぼくの前を歩いていた。。
そのうちの片方のTシャツの背中に、
「I'm so cute」と書いてあった。
前に回って見てみたが、自己申告ほどのことはなかった。
まあ自分の子供に、「Love Child」ってシャツを着せる親よりは、ちょっとましかな。

山田風太郎が亡くなった。
ずっと昔は「忍法帖」シリーズでお世話になった。
最近では、「あと千回の晩飯」や「人間臨終図鑑」も面白かった。
関川が山田風太郎について書いたものもよかった。
死にそうで案外死なないんじゃないかと思っていたが、
病気には勝てなかった。
変な爺さんだった。
冥福を祈る。

ここ数日、腰が痛い。
座ってばかりいるせいかなあ。
気分転換に庭に水を撒いてると、あっという間に蚊に喰われちゃうしなあ。
ちょっと泳ぎにいきたいな。

YOUというレディスコミックに、ペットの紹介を頼まれた。
つまり、正ちゃんだ。
今日編集者がきたんだけど、これが実は、さる大物作家の娘なんだよなー。
ヒントは、ぼくにも縁がある作家だ。

「マンガ夜話」再放送は、NHK地上波だったせいもあってか反響が大きく、
メールだけでも100通もきたそうだ。
生放送してるわけでもないのに。
今日は「編集王」がある。
反響が楽しみだ。

原稿が上がったんで送り先のアドレスを見ようと、
編集プロダクションから送られてきたFAXをみたら、
ふたつのアドレスが並べて書いてあって、
片方には〈事務所〉、もう片方には〈自宅〉 と書き添えてあった。
でも、アドレスに自宅も事務所もないよなー。
だいたい、アドレスをFAXで送ってくるってのが、既に変だ。
絶対に、なんか勘違いしてるなあ。
ITも、まだまだだ。

こないだの「マンガ夜話」ライブには、青木光恵もきていた。
なんと、ハガキを出して当選したらしい。
ひとこといってくれれば、脇から見学できたのに。
まあ結局見られたんだからいいんだけどね。
観客には、編集者も何人かきていた。
某社の美人編集者もいたんだよな。
客席が映ったら、お楽しみに。

今夜から、「マンガ夜話」の再放送が始まる。
初日の今夜が総合テレビで、明日からはBSだ。
1日2本という大盤振る舞い。
しかし、今夜の「マキバオー」は、大月の暴走がなかなかすごい。
明日の「編集王」は、大槻ケンジのカミングアウトが見物だし。
けっこういいセレクトじゃないかな。

「8.1」
郵便局にいく用事があったのだ。
ポストに放りこむだけじゃなくて、
「配達記録郵便」 というものにしなくちゃいけないんで、
どうしても営業時間中にいかなくちゃいけない。
今日、用事が早く済んだので、今だ、と封筒を抱えて近所の郵便局にいったのだ。
5時直前だったんだけど、なんとか間に合うだろうと、
小走りに向かったのだ。

郵便局に着いて、やれやれ間に合ったと、自動ドアのマットに足を乗せた途端、
隣にある高校のチャイムが鳴った。
5時ちょうどだったのだ。
その瞬間、ガーッと開いていく自動ドアの向こうで、
ガラガラと大きな音を立ててシャッターが閉まっていった。
きっと、時計を見ながらシャッターのスイッチに指を乗せて待ってたんだろうな。
正確で結構だなあ。
ぼくはすごすごと、また封筒を抱えて家に帰ったのだった。
ま、今日は忙しくて、家から出たのはそれだけだったし、
気分が変わっていいんだけどね。

W杯には、誰か当たったんだろうか。
ぼくの周りでは、当たった人は誰もいない。
かなり大勢が申し込んでるはずなのに、当たったという話が聞こえてこない。
ぼくも、まだ諦めずに、各種懸賞に応募し続けてはいるが、
若干心許ない。

自国開催なのになあ。
他国同志でもいいから、どこかから回ってこないかなあ。

久し振りに暑い。
こんな日には市営プールでひと泳ぎしたいが、
今日は仕事がつまってて、どこにも出られない。
つまらん。
せっかく夏がこんなに景気よく陽射しを降り注いでくれてるのに。
しょうがないから、庭に水でも撒いてお茶を濁そう。
こないだの東京ライブでも、
岡田と大月が、ぼくが豪邸を建てたとかネタにしていたが、
ぜーんぜん豪邸なんかじゃないんだよなー。
ささやかな家なのに。
設計はかなり時間と手間をかけたから、綺麗な家ではあるんだけどね。
中は、やや物置状態なんだけど。

今年初めての梨を食べた。
ぼくは果物好きなんで、夏はいろんな果物が食べられて嬉しい。
まだかなり高いのが難点だなあ。
トマトもだんだん安くなってきた。
夏にはだいたい、毎日トマトをばくばく食べる。
プランターで繁っているバジルも役に立っている。
トマトって、夏の太陽を受けているって気がするんだよな。

投票が締め切られた途端ニュースが始まり、続々と当確が報じられている。
巨泉・舛添に早々と当確が出たと思ったら、
なんと大仁田まで、自民党で当選していた。
なんだかもう日本も終わりが近いって気がするなあ。
もうだいぶ前に書いたコラムでも、
自民党が勝つだろうと書いたし、
それ自体は予想通りだったけど、大仁田まで当選させなくたっていいよなあ。

まだ8時過ぎたばかりだから、
出口調査もどのくらい正確なのかわからないけど、
自民党は勝つだろう。
「小泉改革」が完遂できるとも成功するとも思えない。

日本の政治と経済はこれからどうなる。
アジアとの関係はどうなる。
いろいろ不安が膨らむが、
みんなそれを理解した上で投票したんだろうから、仕方がない。
さて、日本のあしたはどっちだ。

また今年も、サルスベリーの美しい花が咲いている。
去年は、このベリーの花について書いたら、
真面目な人からずいぶんメールをいただいた。
でも、案外百日紅がベリーの仲間だって知られてないもんだなあ。

さっきコンビニにいった帰りに、裏の細い道を歩いていたら、
子猫が死んでいた。
車に轢かれたらしく、頭が潰れて目玉が飛び出していた。
可哀相に。
まだ生まれて何ヶ月かしか経っていないのに。
これ以上車に轢かれないように、そっと道路の隅に移動させたけど、
手足はまだ暖かく、お腹も柔らかかった。
手を合わせて、迷わず成仏するようにお祈りしてその場を離れた。
正ちゃんは事故に遭わず長生きできますように。


「マンガ夜話」の公開録画をやってきた。
8月の6日、初日に放送されるぶんだ。
NHKのテントの中に初めて入ったけど、思ったより狭かった。
舞台があって、固定椅子の客席がある。
客席は、300人くらいかな。
天井が、なんだかいやに高い。
サーカスの空中ブランコでも設置できそうだ。

7時ちょっと過ぎから始まって、1時間を少しオーバーで終わった。
最初から1時間を多少オーバーしてもいいとはいわれてたんだけど、
いつ終わるのかわからないんで、最後の10分くらいは、
全員でどうやって終わるのか困って、お見合い状態になってしまった。
フロアからの指示がなにもないんで、
新しい話題を振ってもいいのかもう締めたほうがいいのか、
さっぱりわからない。
ライブの時には、いつもいつ終わるのかが分からなくて、
最後がしまらなくなってしまう。
毎回あとで指摘するのに、毎回なにもいかされない。
それがかなり困ったけど、それ以外はなかなか面白かった。

「あしたのジョー」 は、ゲスト出演者にも人気があって、
ジョーをやるときにはぜひ出たいというリクエストが多かった。
でも、中でも獏さんが一番熱心だったわけだ。
獏さんとジョーで、紹介したいエピソードもあったんだkど、
時間がなかった。
今回は、控え室から、時間の取り合いになるだろうなとみんなでいってたからなあ。
さて、再来週から生放送だ。
残りのマンガ夜話を読まなくっちゃ。
今日来てくれた人、どうもありがとう。
差し入れをくれた人も、どうもありがとう。

[7.29]
【高校野球速報】
豊田西−弥富は、2回の表、弥富が一点先取。
西高、しっかりしろー!
おお、2回裏、西高が2点取って、2−1で逆転だ、いけいけ西高ー!
と思ったら、3回表に一挙4点も取られてしまった。
2−5で負けてるぞー。
おおお、3回裏に西高1点返して、現在3−5だ。
なんだか凄い試合になってるなあ。

うひゃー、4回裏にまた西高が3点取って、再逆転だー!
その後双方得点なく、現在8回表、6−5で西高リード!
うわー、8回表に2点取られて6−7でまた逆転されたと思ったら、
8回裏には西高も1点返して、現在最終回、7−7の同点だー!
出かけるまでに決着つくのかー!

ああ〜っ、9回表に2点取られた〜!
現在9回裏、西高の攻撃、7−9で旗色悪しー。

あああああ〜〜〜っ、
負〜け〜て〜し〜ま〜った〜〜〜〜!!!
最終的に、7−9で、弥富の勝ちだった。
でも、西高も頑張ったなあ。
ただの公立校なのに。
ここ数日ドキドキさせてくれた愛知県立豊田西高校野球部員の諸君、
どうもありがとう。
春以降のさらなる健闘を祈る。

さあ、ライブにいこう。


新しいキーボードを買ってきた。
マウスと同じ、ロジクール製コードレスだ。
エルゴノミクスを考えた、湾曲したキーボードだ。
1万5000円もする。
キーボードの値段じゃないよな。
コードレスマウスと併用して問題はないのか、使い勝手はどうか。
試したいことはいろいろあるが、まだやってる余裕がない。
明日の「ジョー」のチェックで精一杯だ。
もうどこを重点的に話すかは決めた。
でもまだ、付箋を貼るとこを選ばなくちゃいけない。
ほかの仕事もあるんだけどなあ。

父親から電話がきたので、なにかと思ったら、高校野球の事だった。
そうなのだ。
我が母校、愛知県立豊田西高校は、碧南高校を準決勝で2−1で破り、
ついに堂々の決勝戦に臨むことになったのだ。
明日の決勝は、弥富高校だ。
西高にも優勝の可能性は充分にある。
しかし、今年の愛知県は本命がいないという前評判ではあったものの、
享栄とか名電とか中京とか東邦とか、野球名門校が控える中、
よく決勝までいったもんだ。
明日は、「マンガ夜話」ライブだけど、当然それまでには結果は出ている。
会場で、めでたいネタを話したいなあ。

うちの狭い庭の真ん中に、ヒラミレモンが植えてある。
シークワサーともいう、沖縄の小さいミカンだ。
鉢に植えて10年くらい家の中に置いていたが、
引っ越しを機会に地面に植え替えたのだ。
鉢に植えていたころには、10年で1度だけ、
1センチくらいの実が数個なっただけだった。
地面に植えたら、何年かすれば実がなるかもしれないよといわれたので、
ちょっと期待している。
もうここ2年で、ひとまわり大きくなった。

今朝、水不足を気にしつつ庭に水を撒いていたら、
ヒラミレモンの形がなんだか変だった。
今年育った新しい枝が、妙に尖っているのだ。
傍によってよく見たら、柔らかい葉が、すべてなくなっていた。
なにものかに食われたのだ。
葉の間をよく見たら、いたいた、大きな緑色の芋虫が2匹隠れていた。
こいつらがみんな食べてしまったのだ。
殺すのも可哀相なので、木のないところに放しておいたが、
また新しい葉が出てくるといいんだがなあ。
ちなみに、ヒラミレモンは、 ジュースにしたり焼き魚にかけたり、
なかなか使いでがある。

現在午後2時過ぎ。
空が暗くなってきたなあと思っていたら、雷がゴロゴロいい始めた。
屋根にバラバラ大粒の雨が当たる音もし始めたし、
こりゃもうじき土砂降りになりそうだな。
そういえば、朝刊の天気予報でも、3時頃から雨だった。
当たるもんだなあ。
ひと雨来ればちょっと涼しくなるかな。
今日も暑かったからなあ。
でも、雷はちょっとうるさくて嫌かも。
外に出られないし。
うわー、ついに降ってきたよ。
外は夜みたいに真っ暗で、ラジオの音も聞こえないほどの土砂降りだ。
雷も凄い。

小学校の低学年のころ、
近所の織田くんの家に遊びにいっていて、すごく怖い目に遭った。
織田くんちは材木問屋をやっている大きい家で、昼間はあんまり人が居なかった。
鬱蒼と木の茂る庭に面した南向きの2間ぶち抜きの広間に寝転んで、
ひとりで漫画を読んでいたら、雨がぽつぽつ降り始めた。
その時読んでいたのは、棚下照夫の時代劇だった。
時代劇といっても怪談で、
目の不自由な旅人が追い剥ぎに殺されて金を奪われ、
首を切られて川に投げ込まれるという、
少年誌とは思えない凄惨な漫画だった。

追い剥ぎがしばらく川沿いに歩いていくと、川の上流から巾着が流れてくる。
喜んで手を伸ばして拾い上げると、
それは自分がさっき切り落として川に投げ込んだ、白目を剥いた生首だった。
というところまで読んだら、突然あたりが真っ暗になり、
物凄い雷鳴と共に土砂降りになった。
明かりのスイッチの場所もわからず、部屋は真っ暗だ。
どこかに雷が落ちたらしく、
この世の終わりのような音がして、一瞬部屋が明るくなる。
ぼくは怖くなって、織田くんの家の人を呼んだけれど、あいにく誰もいなかった。
真っ暗な世界中に、いるのは白目を剥いた生首とぼくだけだった。
ぼくはパニックを起こし、広くて真っ暗な織田くんちを叫び声をあげながら走り回った。
あの時ほど怖かったことは、その後ないなあ。
雷が鳴ると、織田くんちの暗い家を思い出す。

久し振りに表紙が重いと怒られた。
なるべく写真は奥に入れるようにはしてるんだけど、
つい表紙に貼ってくほうが早くて便利だから、重くなっちゃうんだよな。
多分、これ以上は軽くならないと思うから、みんな光ケーブルにしようね。
ぼくは結局、有線を待っている。
いったいいつになるのかなあ。

なんだかすごい気温だったみたいだなあ。
うちのあたりは40度はなかったみたいだけど、
打ち合わせに入ってくる人たちが、みんなふらふらだった。
そんなに太陽も出てなかったみたいだけど、
気温はそういうことでは、決まらないのかな。
ぼくは、いただきもののぶっかけ讃岐うどんと水だしホワイトティで
この暑さを乗り切っている。

ニュースを見てたら、なんのCMだったか高倉健が重厚な声で、
「誰もが心の中に馬を飼っている」
というんで驚いた。
俺は飼ってないなあ。
みんな飼ってるんだろうか。

うわー、我が母校の豊田西高はまた勝っちゃったよー。
岡崎城西に、6−2で勝利。
いよいよ26日に、碧南相手に準決勝だ。
うーん、すごい。
ほんとに甲子園の蔦くらいはかすかに見えてきたよ。

わけあって火葬場の写真を検索してたんだけど、
どれにもみな、煙突がない。
今の火葬場には、そういうものはないんだろうか。
それとも、生々しいんで表立っては見せないようにしてるんだろうか。
去年母親を焼いた時に見ておけばよかった。
学生時代に新宿で見た小津の映画では、
火葬場の煙突から立ち昇る煙を見て笠智衆が呟いていたが、
はたして、あの光景は今も存在してるんだろうかなあ。

「7.25」
天気予報では今日は37度とかいってたが、結局35.5度くらいだったらしい。
充分暑いけどね。
でも、午後早い時間から雲が出だして、陽射しはそれほどでもなかった。
庭に水撒いてても、昨日みたいに肌にじりじり突き刺さるような強さはなかった。
もっと、黒いほど蒼い空、綿のような入道雲、
これが夏って空が見たいなあ。

いやー、西高は凄いなあ。
ついに5回戦突破だよ。
ベスト8だ。
今日勝った相手は、豊橋の時習館高校だ。
ぼくが現役のころは、超名門進学校だったけど、今はどうなんだろう。
しかし、時習館も、4回戦まできてるとこをみると、
もう進学校ってほどでもないのかな。
さて、そろそろ甲子園が見えてきたぞ。
ちょっと気が早いか。

ぼくの母校の、豊田西高は、無事に4回戦を突破したようだ。
いつの間に、こんな強くなってしまったんだろうなあ。
ぼくが現役高校生のころには、たまーにフロックで何回か勝つこともあったけど、
たいていは、早々に姿を消す常連だったのだ。
ぼくが卒業した年に、急造ピッチャーで地区予選決勝までいって大騒ぎになった。
市役所の前から応援バスが出たりして、ぼくも見にいった。
でも、結局名門の東邦に10-0だったかで負けて、
甲子園ははかない夢で終わってしまった。

何年前だったか、選抜で初出場し、勝ち進んで台風の目になった。
それ以来、わりと強い状態が続いてるらしい。
不思議なもんだなあ。
ただの公立高校なのに。
今年は、はたしてどうだろう。
ちょっと楽しみ。
甲子園にいけたら、ぼくも応援にいこう。

今日は凄い青空だった。
こういう日にプールにいけばよかったんだけど、
今日は仕事と原稿渡しでずっと家にいた。
やっぱり、夏はいいなあ。
一年中どの季節も好きなんだけど、夏が一番いい。
肌を刺す陽射しと青い空が、一番好きなんだよなー。

明石の花火大会は、可哀相だったなあ。
せっかく楽しみにいったのに。
しかし、朝日の朝刊を読んでたら、
「死者のうち7人は2〜71歳で、うち6人が9歳以下だったという」
と書いてあったけど、これはいったいどういう文章なんだ。
2歳から71歳ってのは、括るにはものすごい開きだ。
おまけに、7人中6人は9歳以下だったんなら、
9歳以下が6人でもうひとりは71歳だった、ということだと思うんだけどなあ。
慌てて書いたんだろうけど、不思議な記事だった。

また市営プールにいった。
天気もまずまず晴れていたので、ちょっと1時間ばかり泳ぐかなと、
ジュリアで出かけたのだ。
五日市街道に出たら、後ろにぴたりと、古いアルファロメオが付いた。
ぼくのジュリアと似ているが、もう少し直線的なラインのセダン。
あれはなんだっけなあ。
ベルリーナは、もう少し重い感じだしなあ。
何年か後の型だな。
バックミラーの中で、楯の角が丸くないのは確かめたが、
結局なんだったか名前を思い出せないまま、
三鷹市役所に曲がる角で、
後ろの車は手を挙げて、嬉しそうに走り去っていった。
写真集をチェックしておこう。

市営プールは、前回より多少空いていた。
空いているというほどではないが、芋洗いではない。
ちゃんと泳ぐのに集中できる程度には隙間がある。
やっぱりみんな、3連休で海にいってるんだな。
空は半分晴れ、半分曇り。
時々日が陰るが、太陽が出ると暑い。

50代後半くらいのオヤジが、
背泳ぎでずーっと泳ぎ続けて、5メートルおきに人にぶつかっている。
同数くらいの人は、頭から突っこんでくるそのオヤジを慌てて避けているので、
そのオヤジの泳いでいるコースは、事故超多発地帯になっている。
本人は、気づいているのかいないのか、ぶつかっても知らん顔で泳ぎ続けている。
女の子は、手から体に触りにこられるから露骨に嫌な顔をするが、
確信犯なのか、やめる様子もない。
ぼくもちょっと横を向いていたら体当たりしてこられたので、
迷惑だからやめろといったのだが、
すいませんと謝って、また背泳ぎを始める。
いろんな人がいるなあ。

帰ろうと思ったら、物凄い腹筋の若い男を発見した。
金髪にして、カンゴールのハンチングをかぶっている。
身長は、175センチくらい。
なんだこいつ、と思ったら、全日本キックの新田明臣だった。
どうもいい体してると 思った。
思わず話しかけてしまったが、明日また興行があるらしい。
新田といえば、オワリに勝ってるんだよなー。
以前エキシビジョンで新田とオワリが闘ったのを見た時には、
いくらエキシビジョンとはいえ、実力差がありすぎるぞと思ったのだが、
まさか勝ってしまうとは。
キックも、最近いくつかの団体が 総合ランキングを作ったが、
大道団結してもっとアピールしないとなあ。
個々にいい選手はいるのに、細分化されすぎてて地味だ。
にっただって、もっと評価されてもいいのに。

ここんとこあんまりジュリアに乗ってないんで、
ちょっとバッテリーが弱くなっている。
きっと、連休初日の今日なら、みんなどこかに遊びにいって、
道路も空いているに違いない。
ぼくは、ジュリアのエンジンをかけて、東八道路方面に向かった。
しかし、案に相違して、道路は混んでいた。
どこにいっても、混んでいた。
渋滞という程ではないのだが、快適ではなかった。
結局、バッテリーは弱いまま、1時間半ほどで家に帰ってきてしまった。
ちょっとこのバッテリー状況だと、出かけるのに不安が残るなあ。
それにしても、エアコンなしの車内は暑かった。

アスキーから連絡があって、BS朝日の「バラの舞踏会」って番組から、
ぼくの連絡先を問い合わせてきたそうだ。
でも、「バラの舞踏会」 って、どんな番組。
誰か知ってる?

[7.22]
今朝は揺れたなあ。
仕事してたら、ちょっと妙な気配が したんで、あれ……と周りを見回したら、
ぐらぐらっと揺れ始めた。
NHKをみたら、このへんは震度3にも入ってなかったけど、
体感としては3くらいだったな。
長かったし。
栃木のあたりは震度4だったけど、被害はなかったかな。

ライブの当選報告第1号がきた。
そこでは、夫婦ふたりの名義で出して、一勝一敗だったそうだ。

「マンガ夜話」ライブの当選者がそろそろ決まるころだ。
倍率は高そうだが、複数応募してる人も多いだろうし、
はたして実質倍率はどのくらいなんだろう。
とりあえず、月末から再放送が始まるが、今回はかなり変則的だ。
時間も変だし、チャンネルも総合だったりBSだったり、気をつけないと間違えそう。
ビデオ録る人は気をつけて。
それにしても、再放送6本に本放送4本、そのうち一本はライブと、
今回は大盤振る舞いだなあ。
ライブ会場が狭くて大勢呼べないのが、ちょっと残念かな。

こないだ吉祥寺を歩いてたら、高信太郎の宣伝カーが走っていた。
ちゃんと活動してるんだなあ。
もっとも、本人は乗ってなかったけど。
前回も高さんは自由連合から立候補していたが、
本気で政治家になろうとしてるんだろうか。
どうも、そのへんがよくわからない。
本人は、才能のあるいい人なんだけどね、酒さえ飲まなければ。

夏の高校野球が始まった。
ぼくが出た豊田西高校は、無事9−2で2回戦を突破した。
昔は西高の野球は特別強くもなかったが、
いつの間にか予選で毎回上の方までいくようになっていた。
選抜で甲子園にも出て大活躍した。
わからないもんだなあ。
さて、今年はどうかな。
しばらく新聞が楽しみだ。

秋葉原にメモリーを買いにいった。
でも、大失敗してしまった。
コンパックのミニタワーに入れるメモリを買いにいったんだけど、
型番を書いたメモを忘れていってしまった。
だから、まあごく普通のでいいやと見当をつけて
256MBを2枚買ったのだ。
だって、バルク品だけど1年間保証つきで、
1枚3400円くらいなのだ。
そりゃ買っちゃうよなあ。

でも、結果としては、失敗だった。
どうやら、うちのデスクプロには合わないメモリだったようだ。
もう一度いけば交換してくくれるかなあ。
せっかく久し振りに、新宿じゃなくて秋葉原までいったのに。
まいったまいった。
超速マシンにするつもりだったのにな。

NHKから連絡があり、今度のライブは、「けっこうな倍率」だそうだ。
まあそうだろうと思ったけど、
はたして、どのくらいの確率で当選するんだろうか。
ちょっと気になる。

電撃ネットワークの南部の誕生パーティに顔を出してきた。
アレクサンダー大塚と共同誕生パーティだ。
相変わらず顔が広い南部の客は、
レッズの野人岡野にグレイのテルとタクローにハヤブサに高木三四郎に
アーバン・ケンに日高郁人に
芸人がいろいろに、その他大勢、覚えきれないほどだった。
そこにきていた霊能力者みたいなオバサンにちょっと見て貰ったら、
あなたは女の人の心がわかっていないといわれた。
これから落ち目になるか上がるかはそこにかかっているといわれたんだけど、
どうもよくわからないよなあ。
電撃のライブでも会った菊池毒拳には、肩が痛いのを治療して貰った。
とりあえず、DDTと新宿プロレスは見に行こう。

テリー・ゴディが死んだらしい。
日本にもさんざんやってきてパワーファイトを見せてくれた、あのテリーだ。
鶴田と同じく内蔵疾患でセミリタイヤからカムバックという状況だったが、
やはり長生きはできなかったなあ。
謹んで冥福を祈る。

去年の今頃も描いたような気がするが、うちの実家のお祭りは、「おいでん祭」だ。
おいでんというのは、「おいで」 という意味だ。
以前は普通の盆踊りをやるようなお祭だったんだけど、
だんだん若いもんが参加しなくなって、
駅前で櫓組んでも踊る人がいなくなってきた。
それで、大改革を断行したわけだ。
まず、見る祭じゃなくて、参加型にした。
新しい歌を一曲作って、それに合わせて踊れるような簡単な基本振りつけも作った。
参加者は、それを踊ってもいいし、自分で好きに踊ってもいい。
洋風でも和風でもいいし、サンバでもヒップホップでも、とにかくなんでもいい。
連を組んで、集団で参加する。
学校で組んでも地域で組んでも会社で組んでもいい。
コンテスト形式になっていて、最終日に審査員の前で踊って一位を決める。
これが、大ヒットしたんだよなー。

どこかでやっぱり当たってるヨサコイと似てると思うんだけど、
どっちが先かは知らない。
真似したんじゃなく、そういう時代の流れなんだろう。
とにかく、今じゃ駅前だけじゃおさまらず、
駅前商店街すべてを埋め尽くす大イベントになってしまった。
人が多すぎて、参加を規制し始めたほどだ。
結構なことだ。

ただ、ぼくは参加できない。
あれは、ちょっと駄目だ。
基本になってる歌が、
売れないアイドルの半端な歌謡ポップスみたいな曲なのだ。
詞も曲も、勘弁してほしいレベルだ。
それを1日中延々とエンドレスで大音響でかけて、
それに合わせてみんな踊ってる
熱狂して踊ってるわけではない。
脇で見てると、みんな楽しそうだが冷静なのだ。
いつもと違う日がそこにあるということなのだろうが、
あの曲だけは勘弁してほしい。
スタート時点で既にかなりダサダサだった歌は、
今ではもう化石のようになってしまった。
録音し直すわけでもなく、編曲も歌唱も、ずっと同じなのだ。
さすがに聞いてて恥ずかしい古さだ。
そろそろなにか考えたほうがいいのではないか。

そんなわけで、ぼくはおいでんには参加しないが、
最終日だけは楽しみなのだ。
最終日には、花火大会がある。
矢作川の河原で、とてつもない量の花火が打ち上げられる。
それを、 堤防に腰掛けて見るのだ。
真上で拡がる大輪と腑を揺るがす爆発音は、いついっても気持ちがいい。
日本人の夏だ。
東京の花火大会より遙かに空いてるし、
目の前で打ち上げを見る楽しみもある。
今年は「マンガ夜話」のライブがあるのでいけそうもない。
花火だけは見たかったんだがなあ。

ムーンライダースに関する原稿を頼まれたんだけど、
締め切りまでにひと月しかない。
それで、詞に関する評論を6000字書けってのは、ちょっと無理だよなあ。
残念だが断ることにした。
イレギュラーの仕事は、余裕を持って依頼してくれないと、
なかなか引き受けられない。
特に、短いコラムとかじゃなくて、量があって力を入れないとできない内容じゃ、
なおさらってもんだ。
別の仕事で、年末あたりの締め切りで本のカバーを頼まれたけど、
こっちはできそう。
このくらいの余裕がほしいよなあ。
といっても、雑誌じゃそこまでは無理だけどね。

「7.17」
武蔵野市民プールにいった。
ここは、毎年一回か二回は、必ずいっている。
スポーツクラブのプールはキレイで清潔だけど、空と太陽がないからなあ。
ちょっと混んでるのが難点だけど、まあ多少は我慢しとこう。
どうも貸し切りの海で泳ぐことに慣れてるんで、
だんだん贅沢になってる。
昨日遊びにきた昔のアシスタントたちと、
以前いった友人が管理してるプールの話で盛り上がった。
そこも、25メートルプールとダイビングプールとテニスコートを
貸し切りで使って、夜には肉を焼いて食った。
どうも、人のいないとこが好きなんだよなー。

それにしても、毎日暑い。
暑いのは好きだから、苦にならない。
まあ寒いのも嫌いじゃないし、春も秋も好きだから、一年中、いつでも楽しい。
でも、暑いのは特別だ。
庭でガンガン汗をかきながら、冷やしたメロネットの水出し紅茶を飲んでると
なんだか気分がいい。
暑いほうが体も動くし、体調もいいような気がするなあ。
炎天下でテニスでもやりたい。
誰かスケジュール組んでくれないかな。

生ゴミは、「フェレットくん」で片づけている。
通販生活で買った生ゴミ処理機なんだけど、乾燥させるタイプじゃなく、
バクテリアで「土」にするタイプのものだ。
これがたまに、凄い匂いを発する事がある。
今日もそうなのだ。
一昨日、半分土を取り替えて、新しい土を入れて、
添付の液体を水で薄めて入れた。
そしたら、どんどん変な匂いがし出して家に充満して、
今日は1日、窓を開けっ放しておかないとちょっと辛いくらいだ。
以前も酷い匂いがしたことがあって、
その時には何日も猛烈な匂いが続いて、かなり閉口したんだけど、
あの時ほどではないにしても、ちょっと困っている。
これを使い始めてから生ゴミゼロになって、すごく便利なんだけどなあ。

ビッグサイトに取材にいったんだけど、
いやー、今日はというか、今日も暑かった。
でも、沖縄帰りだから、ぜーんぜん気にならない。
暑いほうが気持ちよかったくらい。
取材は印刷関係のイベントだったんだけど、ちょっと失敗だった。
ぼくらがいくところではなかった。
ネクタイ締めたオヤジたちが商談する、実務の場だったのだ。
それはそれで面白かったんだけどね。

その後、青山に回って、日下潤一の個展に顔を出す。
ぼくの本のほとんどの装幀をやってくれてるデザイナーだ。
「絵と本」という催しを、HBギャラリーで、18日までやっている。
今日は初日だったんで、到着したころにはパーティが始まっていた。
知りあいもたくさんきていたが、
初めて紹介された太田垣晴子と加川良が、嬉しかった。
太田垣晴子は、今は中央線ではなく代官山にいるそうだ。
うかうかしてると中央線から出られなくなるといわれて、
思い切って出たそうだ。
気持ちはわかる。

加川良は、ぼくと同年代なら、会って嬉しい気持ちはわかると思う。
加川と聞けば、
「京都の秋の夕暮れは、コートなしでは寒いくらい」
という歌が
、あの独特のアクセントと共に浮かんでくる。
今は横浜にいるそうだが、やっぱり、関西のイメージが強いな。
こないだ三鷹と吉祥寺の中間くらいの道を自転車で走っていたら、
「jota」という店があった。
ああ、「ホタ」か。
宮谷の作品に登場していた名前だ。
その店は関係ないんだけど、名前を見るだけで、ちょっとジーンとくる。
そのへん、加川良と似ているな。
といっても、ほとんどの人には、わかってもらえないと思うんだけどね。

昔からの知りあいが、金沢工業大学ミニFMという
超マイナーなラジオで喋っている。
5年ほど前に頼まれてゲストで出たことがあるが、また5年振りに頼まれた。
まだやってたとは思わなかった。
まあ録音場所が、歩いて10分の彼女の家なので、
仕事をアシスタントにまかせて、息抜きの散歩がてら出かけた。
「えふえむエヌワン」の「土曜の夜はレッツフェティッシュ」という、
なんだかタイトルだけでは内容のわからない番組だ。

喋っているのは、山田というか県多というか、
「パノラマ歓喜団」にもいたことのある元女の子だ。
彼女が高校生のころからぼくを見かけてはいたらしいが、
実際に会ったのは、彼女たちが劇団を旗揚げしてからだ。
座長の二村と結婚して子供も産まれ、
二村も医者の息子のくせにAV監督になって、
なんだかすっかり売れっ子になっている。
時は過ぎていくなあ。
放送は、8月4日と11日の夜10時から 1時間なんだけど、
はたして何人が聴けるかな。

「7.15」
そろそろ皮がむけてきた。
といっても、大したことはない。
ひと月くらい風呂に入ってない人が風呂に入った時のように、
擦ると、ぽろぽろ垢がこぼれるみたいに皮がむけるのだ。
今年は比較的日焼け止めもきちんとやったほうだし、
皮がむけるといっても、特に黒くなったとこだけなんだけどね。
知らない人が見ても気づかないくらいだ。
ちょっとかさかさしてた腕や足も、もうしっとりしてきた。
今年は、大むけはなしだ。

昔は無防備で太陽の下をうろついてたから、
闇のように真っ黒になったかわりに、1週間くらいで脱皮するように皮がむけた。
ベッドから身を起こすと、体の形に皮が残ってたくらいだ。
しかし、日焼け止めって、進化した。
ちょっと塗るだけで、そこだけほんとに日に焼けないもんな。
雑に塗ると、指の跡の形に焼け残ったりする。
いやー、文明の進歩はすごい。
ああ、それにしても、3日前には沖縄の太陽の下にいたのに、
どうして今日はアシスタントと仕事場にこもってるんだろうなあ。
こんなにいい天気なのに。


[7.12]
週アスの原稿を、朝8時近くにやっと送って、
さてそろそろ風呂入って寝ようと思ったら、なんだか家の中が煙い。
隣の家の庭で、焚き火をしているらしい。
隣のおじさんは焚き火好きみたいで、
庭に煉瓦で小さい炉を作って、落ち葉なんかを燃やしているようだ。
あれって、ダイオキシンは大丈夫かなあ。
ダイオキシンって、
低音で燃やすと出るんだよな。
なにを燃すと出るんだっけ。

今年は那覇で、初めて大手のレンタカーを借りた。
いつもは、一番安い零細レンタカー屋で借りてるんで、
対応する社員もすごく丁寧だし、返す時にも、市内ならどこでも送ってくれる。
今回、トヨタレンタリースで初めて借りてみたら、
すごく人数が多くて、おまけに事務的でシステマティックなんで驚いた。
返す時にも、タクシーを呼びましょうかと聞かれて、
初めて送ってくれないのを知った。
空港にはシャトルバスがいくんだけどね。

何年か前に借りた、絵に描いたような零細レンタカー会社は、
国際通りの裏路地を入ったところにあった。
6畳くらいのバラックが事務所だ。
社員はすごく腰が低くて、ぼくらが子供連れだったから、
童謡の入ったテープやベビーカーを貸してくれたり、
仕事を越えて親切だった。
次の年、あそこは親切だったから、また頼もうと探してみたら、
もうなくなっていた。
やっぱり、零細は厳しいなあ。

朝起きたら腹が減っていたので、
磐田ぐらんまにえのクッキーをポリポリと囓りつつ、
コモエスタ八重樫の「LOVE IS BLUE」を大音量で流しながら
鍋に大量の水を入れ、そうめんを3把半ゆでた。
やや元気がなかった庭の紫蘇の中かから比較的使えそうなのを選び、
ざくざく切ってつゆに入れ、
一気に食べる。
澱粉摂取でエネルギー充填。
コーヒーを大きいカップで飲んで、ちょっとひとごこちついた。

沖縄から帰ってきた。
8日も遊んでいたとは思えない。
昨日も仕事していたようだ。
やはり、長年仕事漬けの日々を送っていると、
ちょっとくらい遊んでも気分は大して変わらない。
でも、疲れはなくなったし、肩こりもとれた。

今日は午前中ゆっくり寝ようと思ったのに、
留守中に届いたお中元の再配送の電話が何本もきて、
おまけに第一生命の命保険の勧誘まできた。
もう少し寝たかったなあ。
でもまあ、沖縄でも普通には寝てたし、
最後の3日くらいはあまり泳がなかったから、肉体疲労はない。
ただ、頭の中で「泡盛残波」のCMソングが鳴り響いてるのが困る。
「あーわもーりざーあんーんぱ〜〜♪」って繰り返すんだけど、
なんだか妙に耳に残るんだよなー。
沖縄の話は、また写真でもあがったら書くとして、
正ちゃんの話だ。
正ちゃんも、留守を預かるのにだんだん慣れてきたらしくて、
今回はそうものすごく甘えんぼにはなってなかった。
体重は、200グラム増えていた。
ぼくは68キロで出ていって、ガンガン食べてガンガン泳いだので、
1週間で70.8キロまでいったが、ゆうべは68.8キロに戻っていた。
まあ、正ちゃんと同じくらいの増え方だな。

久し振りに正ちゃんと一緒に寝ようと、抱っこしてベッドに入って、
ゴロゴロという喉の音を数回聞いた記憶はあるのだが、
目が覚めたら既に朝で、正ちゃんはいなかった。
これで、台所からとんとんという包丁の音がして味噌汁のいい匂いでもしてれば
正ちゃんもかなり偉いんだけど、
階下に降りてみたら、涼しい床に寝転んで、
飯くれと首を持ち上げるだけだった。
さあ、これでまた日常だな。
とりあえず、今日締め切りの週アスだ。

[7.9]
ああ面白かった。
沖縄から帰ってきた。
でも、今日はもう寝る。
焼けた背中が痒い。

なんとか最小限の仕事は片づいた。
でももう、出発5時間前。
これから荷造りして風呂はいって、ちょっと寝る。
さあて、のんびりしてくるかな。

旅行中は正ちゃんはどうするのかというメールがきている。
以前は、猫を飼っている誰かの家に預けていたのだが、
これだと相手の家の猫との相性の問題もあったり、
向こうのスケジュールの都合もある。
それに、近場ならまだいいが、そこまで車で連れていくと、
正ちゃんが怖がって、余計なストレスになる。
だから最近は、家に置いたまま、誰かにきてもらって面倒を見てもらっている。
今回は、アシスタントが毎日きて、ご飯とトイレの面倒を見る。
ついでに庭に水を撒く。
1日の大半の時間を正ちゃんひとりで過ごすことになって、ちょっと寂しいが、
いろいろ考えてみて、現在はこれがいいかなあと思っている。
連れていくわけにもいかないからなあ。
海も日焼けも、きっと好きじゃないだろうし。

沖縄で、楽しみなことがある。
今年は、きっと駅がある。
あんまり知られていないが、沖縄には電車がなかった。
一本も、線路は引かれていないのだ。
だから、当然のことながら、駅というものがなかった。
バスの停留所だけだ。
去年那覇を歩いてて、一番目についたのが、モノレールの線路だ。
もちろん、モノレールだから空中にあるんだけど。

沖縄の歴史上初めて、バス以外の交通機関ができる。
だから、駅というものもできる。
今まで、遠くにいくにはレンタカーがあったけど、
近場はバスしかなくて、よそ者にはルートがわかりにくくて困った。
でも、今年はたぶん、モノレールができてるころだ。
短いけど、これに乗って移動できる。

楽しみだなあ。

と思ったら、まだできてなかった。
15年開業らしい。
去年タクシーの運転手はもうすぐ始まるんで困るとかいってたが、
あれはなんだったんだろうなあ。
一部開業もないのかな。
ともかく、風景はかなり変わってるだろうなあ。

ちょっと不正確だったな。
戦前には、軽便鉄道はあったんだよな。

今日も暑かった。
でも、ほとんど家から一歩も出てないんで、実感があんまりない。
仕事はなんとか遅れ気味ながら進んでいる。
沖縄には、飛行機さえ飛べばいけるだろう。
週間予報を見ると、連日どピーカンだし。
ああ早くあの太陽を浴びたいなあ。

那覇から高速に乗って許田まで、そこから県道を走って名護を抜けて、
本部からフェリーに乗って島に渡る。
もっと簡単な方法はあるんだけど、
夏の島をドライブできるし、コザにもよっていけるし、
それでいつも、このルートを取っている。
島の裏には、湧出がある。
ワジーと読むんだけど、この広い岩場が面白いんだ。
小学生の時に見た図鑑の「海辺の生物」のページがそのままある。
岩の間からするりと海に入れば、
5メートルくらいの深さのプールがある。
大小の魚が乱舞する海に、ゴーグルひとつでぼんやり浮いてると、
みんなここからきたんだなあという気がする。

ぼくがいくのは、この浜。