[9.30]
もう午前9時半なのに、まだ仕事している。
また今日も、寝ながら絵を描いてしまった。
二日連続は、久しぶり。
でも、もうじき終わる。
来年は、もうちょっと余裕を持って仕事をしよう。
と去年も一昨年も思ったなあ。
でも、来年こそ。
なんか年末みたい。
∇∇
∇∇
苦しい日々が続いている。
でも、もう数日で山を越す。
一番の大山は明日あたりだな。

さっき、仕事をしていたら、眠くて頭が朦朧としてきた。
こういう時には、時々、寝ながら原稿を描いてしまうことがある。
さっきも、俺は寝てないよな、大丈夫だよな、と確認して、
ちゃんとした絵を描いていることを確かめながら仕事を続けた。
しかし、このやりかたには、落とし穴がある。
描いている自分が寝てしまっている時には、
残念ながら、確認している自分も寝ているということだ。
しばらくして編集者が別の原稿を取りにきたので目が覚めた。
編集者が帰ってから、ふと、描きかけの原稿を見ると、
ふにゃふにゃの絵が描いてあった。
描きながら、寝ていたのだ。
どんなものを描いていたかというと、こんなのだ。

わかりにくいかもしれないが、下描きで、既に寝ている。
ペン入れは、もっと寝ている。
途中で寝ていることに気づき、修正するが、それもまだ寝ている。
結局、このコマ以下は、描き直した。
時間がないってのに、よけいな時間をくってしまったが、
ホームページの更新なんかしてるほうが、もっと時間をくってるんだよなー。
さて、現実逃避はやめて、仕事に戻ろう。

[9.28]
前の日も、その前の日も、あんまり寝てなかったのに、
もう今日は20時間以上起きている。
時々机にばったり伏して、5分くらい熟睡してるけど、
2時間くらい前から、眠気をあんまり感じなくなった。
今のうちにやっちゃうぞー。

アプティバの話なんだけど、この新E51は、HDDが凄い。
なにせ、12ギガ。
メガじゃなくて、ギガなんだよなー。
ずっと昔、386マシンのHDDを増やそうと思って、秋葉原にいった。
店員に、80MBくらいのがほしいんだけど、といったら、
これからは、100MBないと役に立ちません、といわれて
半信半疑で購入したもんだ。
騙されたんじゃないか、と思ったのは一瞬で、
確かに100MBあっても、あっという間に満杯になった。
今じゃ、ギガの時代だもんなあ。
前のマシンで2GBの外付けHDDを増やしてたんだけど、
どうしようかなあ。
今さら、それっぱかしあっても、という気もするし。

「ウェインズ・ワールド」も面白かったけど、
「オースチン・パワーズ」は、もっと面白い。
マイク・マイヤーズみたいなタイプのギャグは、決して日本向きじゃない。
いわゆるガイジンが好むタイプのギャグなのだ。
でも、あれだけ熱心にやってくれれば、やっぱり面白い。
ちょっと「うえぽん」という、ぼくの漫画を思い出した。
「9.26」
今日は一日がかりで、アプティバの導入。
E51という、ペンティアム2、400MHzマシン。
最強だ。
しかし、時間がかかった。
エモやんとふたりで、というかほとんどエモやんひとりで、夜の3時まで。
HDDの中身を移したり、TAやFAXの設定やったり、
ブラウザを入れたりワープロを入れたり、
FMVからHDDを外してつけたり、
もう大変。
でも、その代わり、ものすごく速い。
なにをするにも速い。
ひとりでに、低い笑い声が漏れる。
当分、最速だー。
あとは、マックをG3にすれば、ほぼ理想的環境になるなあ。

ひとつ、難点はある。
キーボードが、最低といっていい。
バネが堅くて、ストロークが深すぎる。
ちょっと打つだけで、もう疲れてしまう。
とても、一日中打ってたりできない。
それを、なんとかしてほしいなあ。
とりあえず、勝手知ったるFMVのキーボードを使おう。

ついでに、一太郎を買った。
ATOKも新しくなったしね。
やっぱり、日本人なら、辞書はATOKだね。

[9.25]
この前、寝る前に朝のワイドショーを見ていたら、
秋沢淳子が、新宿のションベン横丁を紹介していた。
おまけに、ぼくも時々いく店に入る。
そして、彼女はそこで、〈ソイ丼〉を注文したのだ。
ソイ丼は、なかなか変わった味で、おいしいといえばおいしいともいえる。
この店は、ほかの定食も変なものが多い。
まあ女の子とは、ちょっと一緒にいきにくいんだけどね。

まんが笑ルームという月刊の4コマ誌で、もう長いこと、連載をやっている。
「アドリブ白書」というタイトルだ。
今日描いたもので、連載200回になる。
月刊で200回ってのも凄いよなあ。
ずっと、昔、Kという編集者が、この本を創刊することになった時、
連載やってよ、というので、「いいけど、好きなこと描いてもいい?」
と聞いたら、「ダメ、うけるの描いて」といわれた。
だから、この漫画は、ぼくには珍しく、わかりやすいウケ線だ。
だから200回も続いてるのかな。
単行本は、白泉社から2冊出て、それ以降は、
担当編集者の結婚退職でうやむやになってしまった。
英語版「ADLIB REPORT」が、一冊出ている。

まんが笑ルームは、少年画報社から出ている。
さて、現在生き残っている中堅以上の各出版社は、
みんなどこかの時点で、大ヒットを持っている。
その大ヒットによって、自社ビルを建て、現在の反映の礎にしているのだ。
秋田書店のビルは、「ガキデカ・ドカベンビル」と呼ばれている。
集英社のビルは、「リンかけビル」だ。
そして、少年画報社のビルは、こう呼ばれている。
「赤胴鈴之助ビル」
いったい、いつの大ヒットなんだー。
といっても、赤胴鈴之助を知っている人自体、既に少なくなってるかな。

[9.23]
なんだか変な台風だったなあ。
ふたつも連続してきたわりには、
東京はなま暖かい風がごうごう吹いたくらいだった。
近所の鉢植えが、みんなひっくり返ってたけど、この辺の被害はそのくらいだな。
うちの鉢植えは、自宅の南の花と千年竹が転んでた。

ふと番組表を見たら、昼間っからサッカーをいっぱいやっている。
なぜ、と思ったら、今日は休日だった。
どうも、道路が込んでると思った。
うちから仕事場までは、深夜だと、車で5分。
平日の昼間は、15分。
休日だと、少なくとも30分かかる。
大渋滞の時には、45分かかる。
歩いても30分なんだがなあ。
井の頭公園という大きい公園が、駅に隣接してあるので、
その分、道をふさいで、渋滞の原因になる。
公園はいいとこもあるんだけどなあ、問題もある。

武蔵野市は、管理をしたがる街だ。
きれいで、きちんとした街なんだけど、ちょっとおかしい。
井の頭公園は、手入れされた芝生が綺麗なんだけど、
公園中にコンクリートの柵がはりめぐらされてて、入ってはいけない。
すべて、見るだけだ。
いくつかあるベンチ以外、井の頭公園には、座るところもない。
どうも、間違った方向のような気がするんだがなあ。

[9.22]
今朝、9時半ころ、ベッドに潜りこんだんだけど、眠いのに、眠れない。
しょうがないからまた起きて、泡盛をグラスに入れて、ロックで飲んだ。
伊江島の湧出から採った水で作った〈あごり〉
雑誌を読んでたら眠くなってきたので、12時半に目覚ましを合わせて、寝た。
目が覚めたら、3時半だった。
おかしいなあ、と思って時計を見たら、午前12時半に合わせてあった。
きっと、午後12時半には起きたくない、という気持ちがあったんだな。

今月の前半にやってしまおうと思っていたことのいくつかを、
結局また積み残してしまった。
どうも、目の前に締め切りがないと、ずるずるのばしてしまう。
夏休みの宿題状態になってるなあ。
宿題は、やらなくてもなんとかなったけど、仕事は、
どこかで破綻がくる。
なんとかしなくちゃなあ。

家を建てようと考え始めて気づいたんだけど、
世間に、美しい家は、すごく少ない。
ほとんどないといってもいい。
住宅メーカーが持ってくる実例集にも、心躍るものはない。
今日からここに住めるのか、と心が浮き立つような家を建てたいなあ。

[9.21]
こないだ秋葉原にいったときに、変なものを買った。
宇宙パワーで有害電磁波を無害にするっていう
〈オーラエイド〉とかいうものだ。
中には、シールが一枚と、直径3ミリの透明な玉が半分。
リアルクリスタルと書いてあるから、水晶のはずだけど、
どうも見た感じは、プラスチックくさい。
燃やしてみればわかるんだけど、
せっかく買ってきたのに、ちょっともったいないような気もする。
しかし、水晶って書いといてプラスチックだったら、
詐欺になるんだろうし、プラスチックそっくりに加工した水晶かもしれないな。
まったく、最近の技術はすごいや。

フォントをいくつか買ってきたんだけど、
フォントワールドエキスポ97ってもので選ばれたらしいフォントもあった。
フォント自体も気に入って買ったんだけど、
そのエキスポのコピーらしいものも気に入った。
「電気がないと使えません」
うーん、ナイスセンス。

友人の家のとなりに、アパートがあるんだけど、
ここの大家が破産したっていうんで、売りに出るのを、ずっと待っていた。
しかし、何か月待っても、ちっとも出ないんで、
あきらめて、今の場所を買った。
そしたら、今ごろになって、予算内の金額で売りに出てきた。
く〜や〜し〜い〜。
なんだか、最近、青木雄二みたいだな。
でも、あんな金持ちじゃないけど。
なにせ青木は、ビルを1棟買おうかどうしようかって話を、
新聞で連載してたりするからなあ。
やっぱり、大ヒットって儲かるんだなあ。
ああ、一度ヒットしてみたい、といいつつ20年経ってしまった。

ゆうべ、首を寝違えてしまって、動かすと痛い。
こういう時って、動かしたほうがいいんだろうか、
それとも、そっとしとくほうがいいんだろうか。
ついストレッチとかやりたくなっちゃうんだけど、
ひどくなるだけなのかもなあ。
誰か知ってる?

フォトショップのバージョン5を入れた。
でも、これは、レイヤーをかけたままペインターにもっていくと、
大変まずいことになる。
まあ保存しなければ大丈夫なんだけど、使ってる人は気をつけようね。

エロイカメールの返事を書くのに時間が取られて、
「彼方からの手紙」が更新できない。
しばらく待っててね。

でも、自宅建築状況は、なんとかアップ。
新コーナーだ。

[9.20]
遅くまで仕事をして、当然遅く寝たら、目覚め
たのは夜だった。
まあ夜といっても、6時過ぎだけど。
もう窓の外は薄暗くて、大して寝坊したわけじゃないんだけど、
どうも一日損したような気がするのは、気のせいか。
ここんとこ、どんどんベッドに入る時間が遅くなっていて、
限りなく昼に近づいている。
もう少し早寝早起きをしたいとは、ずっと思っているのだが、うまくいかない。

仕事がうまく進んでいると、眠って中断したくない。
仕事に入る気分に持ってくには、時間がかかるし、タイミングも必要だ。
いつでも机の前に座れば自動的に仕事が始まるわけではない。
出勤してから、うろうろと、本を読んだりお茶を飲んだりしながら、
気分の変化を注意して見ていて、
かすかな一瞬を逃さずにさっととらえて仕事にかかる。
中断すると、また仕事モードに気持ちを持ってくのに時間がかかる。
だから、調子がいい時には眠ったりして気持ちを途切れさせたくない。
そうすると、どうしても、眠りにつく時間は、遅くなってしまう。
仕事はしたいし、早寝したいし、困ったなあ。

[9.19]
秋葉原をひと回りしてきた。
iMacは、案外あった。
ほとんどの店では売り切れだったが、在庫らしい箱が積んである店もあった。
アップルは、売るショップを選んでいるという話を聞いた。
優良店だけとか量販店には卸さないとかいう噂を聞いてたのに、
イケショップには、いっぱいあった。
おかしいような気もするが、まあいいや。

あきばおーというしょうもないマニアショップに、
ビビアン・スーの、最近話題のエロ映画があった。
CDだったけど。
あそこは以前、スタンガンつきハエたたきというヒット商品があった。
台湾だったかからの輸入品なんだけど、
あっちにはそんなもので殺さなきゃいけないほどハエが多いのかなあ。

じゃんがらの向かいのカレー屋でキーマを食べた。
ベンガルっていうんだけど、ここはなかなか美味しいし、すいてる。
帰ろうと思ったら、店のオバサンが、この店、漫画に描かれたのよ、と自慢する。
ふーん、誰が描いたんだろう、と思ってたら、
いしかわじゅんっていう人らしいんだけど、といわれた。
そういえば、なにかで描いたかもしれない。
たぶん、「だサル」か「フロムK」だろうなあ。

[9.18]ここ数日、久し振りに腰が痛い。
特に昨日、今日渡すイラストを描くために、ずーっと座っていたら、
腰の筋肉がぱんぱんになってしまった。
寝たのが10時、取材があって、起きたのが12時。
それなのに、イラストは「今日はいけないので明日」取りにくるという。
まったくもう。
だったら、最初から明日っていえよなー。

今日は、陶芸取材。
今回は壷を作ろうと努力したんだけど、なかなかうまくいかなかった。
結局できたのは、陶器というよりも、土器だった。
それも、縄文式土器程度。
とても文明人の作ったものとは思えない。
こうやって、どんどん公園に埋める雑器が増えていくんだよなー。

夜はNHKで、「マンガ夜話」の打ち合わせ。
とりあえず、11月と2月は決定している。
先のことは、まだわからない。
学園祭がらみの特番をやる話があったが、それもペンディング。
どこかの学園祭が、マンガ夜話一座を呼ばないかなあ。
でも、テレビないと、なにを話すかわからないか。

帰りに、岡田がうちの仕事場に寄って、スノウドームを借りていく。
今作っている本で使うらしい。

[9.16]
自宅のじゅうたんクリーニングをやってもらったら、すっきりした。
古い敷きこみタイプなんで、もう限界なんだけど、
どうせ来年は引越しだからなあ、と思うと、いまさら替えられない。
せめて、クリーニングくらいはしてやらないとな。
部屋の片づけにもなったし。
仕事場も、早くなんとかしないと、歩く場所がなくなるな。

USオープン、女子はダベンポートだった。
ダイエットで怪物性は薄れていたし、なんたって地元選手なんだけど、
テニス協会は、ヒンギスに勝ってほしかったろうなあ。
男子は、サンプラスが足を傷めちゃったし、いろいろあるなあ。
F1は、まさかのフェラーリ1-2。
ハッキネンのスピンで、勝敗は決まってしまったな。
トラの9位は、偉かったが、そろそろもうひとつ上にいかないとな。
それにしても中野も、結果がついてこないなあ。

知り合いの女の子が、あいついで外国に行く。
夏休みシーズンが終わって、飛行機代も安くなったし、
ちょうどいい時期なんだろうな。
いいなあ。
どこかいきたい。

[9.14]
いやー、中田は凄い。
仕事をしなくてはいけないのに、ついセリエAを見てしまったが、
その甲斐があったあったというもんだ。
これで、日本のサッカーの歴史が変わったな。
性格的には非常に問題があるが、とりあえず、サッカーは凄い。
これでもう少しインテリジェンスを持って礼儀を知れば、
世界中どこに出しても恥ずかしくないんだがなあ。
中田を見にいくイタリアツアーは、人気がなかったらしいが、
これで一気に人気沸騰するんじゃないかなあ。

それにしても、対比として、思い出すのはカズだ。
イタリア緒戦、いきなり怪我をしたカズと、いきなり2得点の中田。
時期も状況も違うけれど、ひとりで異国で闘った。
運を味方につけられるかどうかも、また運なんだなあ。

敬老の日が近いので、祖母に和菓子を送った。
毎年送ってるんだけど、あと何年送れるかな。
母方の祖母なんだけど、彼女は、40歳で「おばあちゃん」になった。
だから、おばあちゃん暦が長い。
ぼくは、今のぼくより若い人を、おばあちゃんと呼んでたんだなあ。

中田を見ていて気になるのは、胴の長さだな。
しかしこれは、仕方がないんだよなあ。
重心が低くてフィジカルが強い、ということにしておこう。

[9.13]
元ヴェルディ鋤柄情報もあった。
去年までは、JFLの福島FCでストライカーとして活躍していたらしい。
しかし、なんと、今年、福島FCが解散してしまった。
そして現在、鋤柄は、聖光学院サッカー部監督に就任したそうだ。
聖光学院ってのを知らないんだけど、サッカー名門校なんだろうか。
なんにしろ、アマチュアサッカーの指導者をやるにしては、
鋤柄は、ややカリスマが足りないなあ。
あの頼りない顔で、みんなついてくるんだろうか。
頑張ってほしいもんだ。

マンガ夜話以来睡眠不足が続いていて、毎日頭痛が抜けなかったので、
今日は寝たいだけ寝ることにしていた。
それなのに、朝日新聞の勧誘にたたき起こされてしまった。
断ってからもう一度寝ようとしたんだけど、目が醒めてしまって、寝られなかった。
まったく、勘弁してほしいなあ。

しりあがり寿の「弥次喜多inDEEP」が届いた。
ずーっと昔、彼が大学を卒業したばっかりのころ、
ぼくは(有)石川商店設立パーティに、彼を招待した。
結局彼は、会社の仕事があって、こられなかった。
実際にあったのは、その数年後、彼の結婚式だった。

[9.12]
テレビを見てたら、カツラのCMに、鋤柄が出ていた。
そう、元ヴェルディの鋤柄だ。
まだやってたんだなあ。
サッカープレイヤーという設定だったんで、まだ現役なんだと思う。
だれか、どこでやってるか知ってる?
ヴェルディ離れて、どこかJFLにいったと思ったけど、その先は知らない。

飯を食ってたら、じゃり、と嫌な音がした。
前に奥歯にかぶせてたのが一度とれて、こないだ歯医者にいって、
仮に押しこんで、次回本格的にセメントつけるはずだったんだけど、
それがとれて、おまけに、噛み砕いてしまった……。
ものすごく高い歯なのに……。
悲しすぎるぞ。

こないだ、新宿で、知らない男に声をかけられた。
見たことのある顔だったけど、会ったことはないはず。
誰だっけなあ、と思ったら、桜玉吉です、といわれた。
知らないはずで、初対面。
前に、原稿を頼んだことがあって、電話で話したことはある。
彼はぼくを、吉祥寺でアルファに乗ってるとこを見たことがあるそうだ。

[9.11]
下北沢で、晩飯を食おうと思ったら、知ってる店がいくつかなくなっていて、驚いた。
そんなに長くいってないわけじゃなかったのに、変化が早いなあ。
雪園と新雪園があったと思ったが、雪園はなかった。
ふぁーみもなくなっていた。
今夜はいかなかったけど、伽羅はまだあるかなあ。

明日また下北沢で、家の設計の打ち合わせ。
ランドシップという設計事務所に頼んでいる。
所長の秋山さんは、趣味優先のオヤジだ。
まだラフしか出してもらってないけど、趣味がいい。

WACOMから、新しいタブレットが出る。
筆圧感知能力がずっとよくなって、ペン一本ずつに
機能を割り振ることもできる。
ちょっといいなあ。

ぼくは亜波根綾乃っていう、歌を歌う女の子が好きなんだけど、
彼女の2枚目のアルバムが出た。
「LinNai−FineArtMuseum」というタイトル。
1枚目と比べると、ずいぶん大人になってるなあ。
しかし、LinNaiってなんだろう。

と書いたら、関西人の磯崎さんからメールがきた。
LinNaiというのは、彼女が香港でCDを出した時の名前らしい。
しかし、なぜLinNai……。
レコード会社に聞くしかないかな。

と思ったら週アスのエモやんからメールがきて、
あれは、台湾語で名前を表記してるらしいという。
それは台湾でCDを出すためだとか。
しかし、結局、なぜ亜波根綾乃がLinNaiかの謎は解けず。

横田みのりから新情報。
どうも、綾乃を中国標準語読みすると、〈LingNai〉となるらしい。
だいぶわかってきたぞ。

[9.10]
新宿のロフトプラス1にいってきた。
電撃ネットワークの南部と麿呂赤児がトークライブをやった。
でも、麿呂は、これは自分のプログラムで、南部がゲストだと思っていて、
南部は南部で、自分がホストだと思っていた。
だから、ちぐはぐで、企画としては大失敗だった。
麿呂主催の大駱駝館の若手が数人、白塗りで出てきて、
場内をうろついたが、みんな南部が目当てできているから、
驚いてるだけで反応が少ない。
股間に小さい布を当てただけの男女が、白塗りでくねる姿は、
久々に70年代を見た気がして、ぼくは面白かったけど。

そのあと、ギューゾーが出てきて、南部と芸をはじめたら、
会場のテンションが一気に上がった。
いつものサソリを、今日は麿呂の額に乗せたのが、まあまあ見せ場かな。
麿呂はおまけに、真空パック詰めにされていた。

ところで、ぼくも実は、真空パック詰めにされたことがある。
それも2回も。
集英社の雑誌で、一回やられて、
そのあと、ぶんか社の忘年会でも、舞台に呼ばれて、一回やられた。
見た目ほどには、苦しくない。

ぼくは亜波根綾乃っていう、歌を歌う女の子が好きなんだけど、
彼女の2枚目のアルバムが出た。
「LinNai−FineArtMuseum」というタイトル。
1枚目と比べると、ずいぶん大人になってるなあ。
しかし、LinNaiってなんだろう。


[9.9]
仕事場大捜索の結果、「寒い朝」の原稿発見。
ほっとした。
やっぱり、本から写真撮って起こしたんじゃ、汚くなっちゃうもんなあ。
今んとこ、前単行本と、ほぼ同じ内容にしようと思っている。
思い入れのある本なので、未熟な部分も含め、なるべくそのまま見てもらいたい。
発売は、12月の予定。

そろそろ仕事場を、整理しないとなあ。
半年くらい前まで、散らかってるなりに、全体は把握していた。
でも、もう駄目だ。
どこになにがあるか、なにがどこにあるか、さっぱりわからない。
時期を見て、大掃除しよう。
でも、一人だと限界があるんだよなー。
つい手を抜いちゃうし。

ウィンドウズマシンのほうを、新しくするかもしれない。
IBMのペンティアムUマシン。
マックのほうは、9500のCPUを604eに換装したし、
これでしばらく我慢しよう。
G3マシンもほしいけど、784MB入れたメモリも活用したいし。

明日、新宿のロフトプラス1に、電撃ネットワークの南部を見に行くかも。
でも、相手が麿呂赤児なんだよな。
いったい、どういう話をするつもりだ。
[9.9]
歯医者の予約をした。
ここ3年くらい、ずっと月一回くらいずついってたんだけど、
ちょっと途切れてしまってた。
こういう時に限って、かぶせてたのが取れちゃったりするんだよな。
早く治さないと、年寄りになったときに、自分の歯で飯が食えなくなる。
総入れ歯は寂しいからなあ。
それにしても、歯の治療も、昔とはずいぶん変わった。
ぼくが子供のころには、悪い歯は、どんどん抜いたもんだ。
今は、なんとかして残そうとする。
やっぱり、今のほうが正しい。
抜いた歯を返してくれ。

夜中にロイヤル・ホストで仕事をしてたら小腹が減ったので、
クッキーを注文した。
種類がいっぱいあって驚いた。
帰りに、レジの横に、いろんなオリジナルブランド食品が
山ほどあったので、こっちも驚いた。
ファミレスも、飯食わせるだけじゃないんだなあ。
いつもほとんど、コーヒー頼むだけなんで、知らなかった。

「寒い朝」の原稿は、いよいよない。
困った。

「9.7」
市ケ谷の私学会館でおこなわれたSF作家クラブの総会にいってきた。
滞納していた会費を納め、高千穂遙の独演会を聞いた。
大槻ケンジも、入会以来初の出席。
なにをいわれるかと、一番すみで小さくなっていた。
少し遅れてぼくが入っていくと、ほっとして小さく手を上げた。
ここで総会の内容を書くと、規約違反みたいなので、内緒。
でも、今回は大した議題はなかったな。

JAPANMIXに頼まれた単行本の表紙を描き始めたんだけど、
たまには3頭身じゃなくて、リアルな絵も描きたいなあ。
デフォルメした絵を普段描いてると、
ああいうタイプの絵しか描けないと思う人が多いんだよな。
昔から、デフォルメした絵はヘタな絵で、
8頭身の絵はうまい絵だと思われがちだ。
関係ないのにね。

全日の小橋の膝は、少しはよくなったんだろうか。
ずっと前、映画のロケ中、キラー・カーンが、高野俊二(当時)は、
飛び方がヘタだから若いのに膝がぼろぼろだといっていた。
小橋は、ヘタだからというより、飛ばしすぎだ。
あれじゃ猪木や馬場みたいに長くはできないなあ。
オールドタイマーの集まるカリフラワークラブでは、
真っ直ぐ歩けるレスラーは少ないというが、
今のレスラーは、晩年もっとひどいことになってるだろうなあ。

エロイカの返事を少しずつ書いている。
反応は、ほとんどないが、何人かはまたそれに対してメールをくれた。
その中には、はっきりいって、非常に失礼なメールもいくつかある。
相手が見えない場所だからこそ、最低限の礼儀は守ろうね。
青池さんだって、そんなやりかたは望んでないと思うよ。

[9.6]
こないだ、深夜番組に鈴木その子が出ていた。
動いていても、やっぱり凄い。
なぜ、あんなことになっちゃったんだろうなあ。
やっぱり、シミを隠そう隠そうとするあまり、隠すという部分にしか
目がいかなくなってしまったのかなあ。
しかし、ぼくには、あれを買おうという人の気持ちがわからない。

ヴェルディは泥沼に入ってるな。
カズは悪くはなかったと思うが、やっぱりボールがゴールに飛ばなきゃなあ。
やはり、若返りを急ぐしかないかな。
よそに人を出すほど、人材は余ってたはずなのに。
レッズの小野は、さすがにいいなあ。
いい体をしてるし、パスもやさしい。
中田よりいいんじゃないかなあ。
中田は、才能はずば抜けてるが、性格に難アリだし。

エロイカの返事を少しずつ書いている。
反応は、ほとんどないが、何人かはまたそれに対してメールをくれた。
その中には、はっきりいって、非常に失礼なメールもある。
相手が見えない場所だからこそ、最低限の礼儀は守ろうね。
青池さんだって、そんなやりかたは望んでないと思うよ。
[9.5]
夜中に仕事してたら、新潮社の編集が酔っぱらってやってきた。
いっしょに遊びましょう、と彼は熱い目でぼくに囁き、
よし、来年の2月にスキーにいきましょうね、と決めて帰っていった。
なにしにきたんだ、上田。

今日、起きたら4時半だった。
寝たのが9時だったせいもあるけど、ちょっと疲れもたまっていた。
慌てて出勤し、仕事を始めたら、すぐ日が暮れてしまって、
なんだか損したような気分だなあ。


「寒い朝」の原稿が、見当たらない。
非常にまずい。
いったいどこにやったんだ。
双葉社は一時、いやに熱心に原稿を返却してたから、
たぶんこれも返してもらってると思うんだがなあ。
まいったなあ。

こないだのロフトプラス1のイベントには、小杉あやも出ていた。
青木光恵のアシスタントとか原作とかをやっていた子だ。
好色な人妻という紹介で出てきたのだが、
なんだかほんとに、ずいぶんスケベなやつだったなあ。
どんなにスケベだったかは、ここでは書けない。
進行の邪魔していたような気がするのは、ワタシだけか。
[9.4]
近所のコイン駐車場の前を通りかかったら、見たことのない車が停まっていた。
マーチの、パチクラシックものに似てたけど、ちょっと違うような気もする。
そばに寄って見たら、光岡自動車のVIEWTだった。
あんまりカッコいいもんじゃないなあ。
昔のラインを取り入れるのがヘタだ。
イタリア車は、すごくうまく、カッコいいイメージだけ、ひょいと使えるのに。
光岡くん、修行が足りんな。

ゴルフトゥデイの連載が終わる。
といっても、4コマ一本なんだけどね。
あの本は、ヴォーグから三栄出版に、版元が変わるらしい。
珍しいケースだなあ。

奥歯に被せてたのがとれて、もう半月くらい経つ。
なかなか時間がなくて、歯医者にいけない。
歯は大事にしたいんだがなあ。

ディレクTVのブックチャンネルとかってとこから出演依頼がきたけど、
いったいどんなチャンネルなんだ。
まあ、たぶん、本のことをいろいろ話すとこなんだろうが、
それだけで、番組成り立つのか。
はたして、見てる人いるのか。

ちょっと前に、pumpkinって本が送られてきて、それっきり。
danchuも、毎号送られてきてたけど、なんの連絡もなかった。
そうだ、クレアもそうだったなあ。
いったい、どういう理由で送ってくれてたんだろうなあ。
いろんな雑誌が読めて、こちらはありがたいんだけどね。

[9.2]
仕事をちょっとさぼって、新宿のロフトプラス1にいってきた。
近所のAV監督二村が、司会やるんできてくれという話だったんだけど、
いってみたら、斉藤綾子がいた。
以前、対談してから、ずいぶん久しぶり。
ぼくは彼女の小説が大好きだ。

トークショーの内容は、猥談だ。
SMの女王様と風俗の子とゴージャスなオカマその他。
その他には、現役高校教師もいたが、彼の話が面白かった。
文京区の初音湯に関する話なのだが、ここでは書けない。

休憩時間に、自分の席でコロナを飲んでいたら、
若い男にいきなり、西原理恵子についてどう思いますか、と聞かれた。
知らない人。
好きだよ、と答えたら、ではどう好きなんですか、それを説明してください、
などと粘ってくる。
そんなこと、あんな場所で聞かれてもなあ。
『漫画の時間』を買えといっておいたけど、はたして買ってくれるだろうか。
[9.1]
やっとメールが落ち着いてきた。
これで、そろそろ返事も書けそうだ。
時間はかかると思うけど、なるべく返事は書きます。
今でも、少しずつは書いてるんだけどね。
たまに戻ってくるのがあるのは、なんだろうなあ。

木曜まで、「マンガ夜話」をやって、金曜日は、結局一睡もせずに名古屋にいった。
土・日とSF大会に出て、月曜に帰ってきたんだけど、
結局、朝6時まで仕事をして、寝たのは8時過ぎだった。
24時間以上起きていたことになる。4日で2回しか寝ていない。
ここ1週間ほどの睡眠不足で、ちょっと頭にもやがかかっている。
明日は、とりあえずもう少し寝よう。

「寒い朝」の原稿を探したんだけど、仕事場には見当たらない。
帰ったら、自宅を探してみよう。
あれがないと、本から起こして原稿にしなくちゃならないからなあ。
すごく汚い絵面になってしまう。

SF大会のついでに実家に寄ったら、
JR東日本の巨大なポスターが、巨大な額に入っていた。
ちょっと恥ずかしい。


[8.31]
12万人目の来場者は、足立区の島田敦彦さんだ。
久々の東京の人だなあ。

名古屋にいってる間に、メールはますます物凄いことになっている。
返事はゆっくり書きます。ゆっくり待ってね。
それにしても、狂信的で決めつけるメールが多いなあ。

久しぶりに参加したSF大会カプリコン1は、やや地味だった。
会場が広すぎたのと、獣医学会とバッティングしたのとで、
いつものコスプレの群れがうろうろしてなかったのが、どうも物足りなかった。
客もそれを感じてか、テンション低くて、
催し物を見てても、演者を圧倒するものがなかったなあ。
もっとも、何年かいってなかったんで、最近はいつもああなのかもしれない。
初日は、どこいっても唐沢俊一がしゃべっていた。
あいつは話がうまくて面白い。
二日目の「SF大会の伝統を語る部屋」だったかは、
何人かでやってたんだけど、事実上、高千穂遙独演会だった。
オタキング岡田は、体調不良で、急遽不参加。
マンガ夜話疲れだろうか。
次回は、ヤネコン、白馬が舞台だ。
社会から隔離されたリゾート会場は、密度が濃いんだよな。
しかし、最終日のコスプレショーって、いつからなくなったんだろう。
楽しみにしてたのに。

本屋でうろうろしてたら、隣に立ってた男がふたりで、
「ディズニーの新作さあ」
「ああ、コーランな」
「ローランだろ」
真実を教えてやりたかった。 
[8.28]
まだエロイカの余韻が続いている。
こちら側じゃなくて、来客側。
あの番組は生放送だから、
いつも、いいたいことをすべて言いきれているわけじゃない。
満足できる回もあるし、ぜーんぜんいい足りなかった回もある。
それはエロイカの回だけのことじゃないんだがな。
いいたいことをすべていい終えて、番組を終えられれば、
そりゃそれが一番いいんだけど、それだと、録画にするしかなくなってしまう。
生放送のダイナミズム、生だからこそ出てきたリアクションや言葉、
そういうものがきっとあると思う。
そう思って、あの番組に参加している。

メールをとにかく紹介しておきます。
全体の何分の一かだけど、多少は傾向がわかるかな。
載せないで、と書いてあったのは載せてないつもりだけど、
なにぶん、ちょっと今時間がないんで、うっかり載せちゃったのもあるかも。

土・日は名古屋でSF大会。
仕事が終わらないんで、このまま寝ないでいく。

広告関係で、変な仕事がふたつきている。
正式に決まったら報告します。

しかし、あのメンバーで一座を組んで、学園祭でも回ったら面白いだろうなあ。
テレビではいえないことも、ばしばしいえるし。
でも、ちょっと面倒臭いか。

ここ数日、メールがすごくて対応できない。
返事は、ゆっくり待っててね。

[8.27]
いやー、終わった終わった。
今回も、長い4日間だった。
「マンガ夜話」は、準備がとにかく大変。
特に今回は、長いものが多かったしね。
全部で何十冊読んだだろう。
取り上げられる漫画以外の、同じ作者のものも読んでるし。
しかし、とりあえずは終わった。
明日からはNHKにいかなくてもいいと思うと、すごく気持ちが楽だ。

時間がなくて話し切れないんなら最初から出るな、とか
ちゃんと計算して話せとかいうメールもいくつかきてたけど、
それは、あのメンバーで生放送やってみれば、無理だということがわかる。
みんな、出るタイミングを計りつつ、無言で闘っている。
下準備は、もちろんしているに決まっている。
でも、それがこちらの思惑通りにはいかないところが生放送だし、
それも含めて、あの番組なんだと思う。
ビデオで収録して編集すれば、過不足なく構成できるけど、
現在のあの番組の、生ならではの緊張感はなくなると思うよ。

エロイカがなぜ面白いかについては、実は話したんだけどね、
頭で軽く前提として振っておいて、
最後にもう一度戻って、今の話はここに戻ってくるんだ、と
いおうと思ってたら、ついに機会がなかった。

今日、番組打ち上げから帰ってから、日経に、「エロイカ」について書いた。
短いコラムだけど、多少は番組を補足できたかな。


[8.26]
エロイカは疲れたなあ。
絶賛以外は認めない人たちのファックスも疲れたけど、
批評と悪口の区別がついてない人たちも、ちょっとなあ。
しかし、1時間じゃ、時間が足りなくて語りきれなかった。
欠点の多いエロイカが、ではなぜ面白いのか、という話をしたかったんだけど、
そこまでたどり着く前に、終わってしまった。
磯野キリコは、ちょっと邪魔だったし。
生放送はむつかしい。
ほかのメンバーもいるし、そうそう一人じめしてるわけにもいかないしなあ。
いつも少女漫画の回は、
悪口と批評は別のものだ、という根回しをしてる間に時間がきてしまう。
「北斗の拳」だと、あんなでかいババアはいねーよなー、といいつつ
ほめることもできるのに、少女漫画だと、それができないんだよなー。

どうも、ぼくが怯えていたとか思ってる人もいたみたいだけど、そうじゃなくて、
また非論理的で感情的な抗議をしてくる人がいっぱいいるんだろうなあ、と
話す前から、うんざりしてただけなんだよな。
やっぱりいたけどね。

明日は、水木しげるだ。
楽しく終わろうっと。

キネ旬のマンガ夜話本は、たたき台の提示があった。
どうなるかな。

[8.25]
ふつか目終了。
昨日の「北斗の拳」も今日の「バビル2世」も、
ぼくらがけなしたって怒って、ファックス送ってくる人が何人かいたけど、
明日は、もっとすごいことになりそうだ。
大当たりか大外れか、どっちかになりそう。
当たれば、すごく面白い。
はずしたら、しーんと静かな番組になるだろう。
心配点は、ゲストが磯野キリコだってことだ。
いったい、誰があんなのブッキングしたんだ。
邪魔しないといいんだけど。

新アシスタントの浜屋ゆうこは、評判がいい。
なにより、日本語が読めるのがいい。
毎日、漫画ばっかり読んでるんで、ほんとに仕事が進まない。
弱ったなあ。
[8.24]
マンガ夜話初日。
FAXも限界200通きたし、番組的にも盛り上がったんだけど、
個人的には話し切れなくて、ちょっと残念だった。
しかし、合本15巻は、なかなか辛い。
明日は「バビル二世」だ。
まだ、あまり読んでない。
もう話すことは大体決めてるんで、そう読みこまなくても大丈夫。
問題は、あさってのエロイカだな。
これも、話すことは決まってるんだけど、根拠をさがしとかなくちゃいけない。
今日、レギュラーメンバーと話した感触だと、みんなエロイカには苦労してるようだ。

キネ旬版「マンガ夜話」は、一応キネ旬側の謝罪はあったが、
向こうに対応策があるわけでもないので、特に解決には至っていない。
構成を大幅に変更して続けるか、やめることになるか、どちらかだと思う。
岡田、夏目、ぼくと、編集者のレベルの低さに関する認識では、一致した。
やな一致の仕方だなあ。
キネ旬の編集者は使えないという話は、さんざんあちこちから聞かされていたし、
内部の人間の愚痴も聞いていたが、ほんとにここまで酷いとは思わなかった。

[8.23]
北斗の拳をひたすら読む。
でも、バビル二世とエロイカも、もうちょっと読んどきたい。
しかし、長いシリーズは、どんどんうまくなっていくのがわかったりして、楽しいなあ。
特に、新人の週刊連載だと、伸びていくケースとつぶされるケースが
ハッキリわかって、ほんとに面白い。
やっぱり、ホクトは、ラオウと戦うあたりが、一番バランスが取れてていいかな。

マンガ夜話が始まる。
たった4日間なんだけど、長い4日間だ。
準備も大変だし、気持ちの上でも、物凄く緊張感があって疲れる。
おまけに、月末って、いつも仕事の忙しい時なんだよなー。
週末は名古屋でSF大会だし。
ちょっと遅れ目のスケジュールになるけど、各方面、どうもすいません。

辰吉は、相変わらず面白い。
視聴率取れるボクサーが、あいつしかいないってのもわかる。
でも、両手ぶらりは長引くとダメージたまるよな。


「8.22」
ひたすら、月曜からの、マンガ夜話のネタしこみ。
その合間にアイデア考えて、仕事。
まったく、費やす時間を考えれば、すごくギャラの安い番組だ。
でも、面白いから、一生懸命やってるんだよな。
だから、キネ旬みたいに、いい加減な仕事やられると、
自分のやってきたことを軽んじられてるみたいで悲しい。
単行本でスタートしたはずなのに、出てみたら雑誌形式だったし、
メンバー以外の原稿が入るなんて、一度も聞いたことなかったし、
信じられん出版社だなあ。
番組の本だと思って協力してきたけど、もう、その理由もなくなった。
ああいう本を、キネ旬が出すのは勝手だけど、
「マンガ夜話」って名前を使うのはやめてほしいな。

そうだ、週末は名古屋でSF大会じゃないか。
今回は、なにかトラブルがあって、招待状が届くのが遅かったんで、
企画には参加できない。
ただ、見物して歩くだけ。
会場で会いましょう。
ついでに実家にも寄ってこよう。
[8.21]
11万人目の来場者は、安部哲弘さんだ。おめでとう。
彼はなんと、10万人目の石倉さんと、専門学校時代の同級生だったそうだ。
世間は、なんて狭いんだ。

地元校の、豊田大谷が、準決勝で破れた。
どうもお疲れさん。
また春に頑張ってくれ。
地区予選で、ぼくの母校の豊田西校に勝って甲子園にきた学校だし、
近所の学校だから、一応気にしてはいたんだけど、
ぼくが実家に居たころにはなかった高校なんで、どうももうひとつピンとこない。
なんだか、架空の学校が架空の野球ドラマをやってるみたいなんだよなー。

キネ旬版「マンガ夜話」が出た。
しかし、これって、「マンガ夜話」の本じゃないんじゃないか。
内容も、キネ旬が独自で決めて、ぼくは知らなかったんで、
いろんな人が原稿を書く、こういうものになってるとは、夢にも思わなかった。
はっきりいって、ものすごく不満がある。
ちょっと考えちゃうなあ。
感想は、こちらへ。
http://www.netlaputa.ne.jp/~kinejun/docs/bn/manga/index.html

来週から、マンガ夜話が始まる。
アシスタントの女の子は、はまやゆうこという、NHK御用達の子。
J-WAVEなんかでDJもやっている。

ひたすら取り上げる漫画を読んでるんだけど、苦戦してるのは、エロイカだ。
1冊読むぶんには面白いんだけど、23冊はちょっと辛い。
もうちょっと絵がうまかったら、読みやすいんだがなあ。

『北斗の拳』は、長いけど、どんどん読める。
『バビル二世』も、長いけど、どんどん読める。
水木しげるは、とっくに読んだ。
さあ、月曜からだ。

ちくま文庫からは、まず『寒い朝』を第一弾として、12月に出すことにした。
装丁は、日下潤一さんに頼もうかと思ってる。
解説は、来週会ったら、大槻ケンヂに頼んでみるかな。

[8.20]
今日は、週アスの取材で、代官山にいってきた。
ユーザーグループのやるイベントがあるんで、それを取材にいって、
一回分のネタにしようと思ったんだけど、見事に外れてしまった。
20畳くらいの部屋に、10数台のマックが置いてあって、
マイナーソフトメーカーとハードメーカーがデモしてるだけだった。
15分くらいでくるりと一周して、編集のエモやんと顔を見合わせてしまった。
もう少し、新しい何かがあるとか、せめてiMacでもあるとか、
ネタになるものがひとつくらいあるだろうと思ったが、どこでも売ってるソフトや、
「学生が作ったにしては、まあまあ」と自称するCD-ROMしかなかった。
勝手に期待したこっちが悪いんだけど、これ、東京と大阪で
4日間にわたってやるんだよ。
エモやんと、だれがいくんだ? と首を捻り合った夏の午後であった。

美容院で髪を切ってたら、担当の佐藤くんに、
インターネットに入るにはどうすればいいんですか、と聞かれた。
プロバイダーとかテレホーダイとか、ごく簡単に教えたけど、わかったかなあ。
それにしても、インターネットの裾野も、ずいぶん広くなったんだなあ。
キネ旬版「マンガ夜話」が届いた。
企画にはタッチしてなかったので、初めて現物を見た。
こういうものだとは思わなかった。雑誌形式だったのね。
テレビの部分は全体の5分の1程度。
残りは、いろんな人の細かい原稿やコメントで構成されている。
あと、今回は、一巻目記念に、レギュラーの座談会が入ってるけど。
うーん、そうか。
自分ひとりの本じゃないから、むつかしいね。
感想は、こちらへ。
http://www.netlaputa.ne.jp/~kinejun/docs/bn/manga/index.html

[8.19]
11万人目決定!
でも、名前の発表は明日。

NHKの琉球フェスティバルは、すごくよかった。
去年やったものの再放送だったけど、こういうのは何回やってもいいなあ。
今日は、純粋な民謡編だった。
若手から年寄りまで、それぞれの歌が楽しめた。
沖縄は民謡が盛んで、町を歩いてると、あちこちに民謡研究所がある。
民謡は、いつか教わってみたいと、前から思っている。
あんな風に、自在に声を使えたら、楽しいだろうなあと思うからだ。
陶芸の次は書で、その次は活け花で、それから料理を習いたい。
民謡は、その次かな。

今日は、吉祥寺の沖縄料理屋、琉球で夕食。
田芋の焼いたのが、非常にうまい。
沖縄の料理は、もともと好きなほうだ。
田芋は、どぅるわかしいも好きだが、それを揚げたどぅる天も好きだ。
シークワサーをぐるくんにざぶざぶかけて食べるのも好きだし、
手羽ぎょうざも好きだ。
ああ、また沖縄にいきたい。
[8.18]
絶版になってる本を、なんとか手に入るようにしたいと思ってたんだけど、
文庫に続いて、電子出版にも旧作を提供することにした。
パピレスという富士通系の会社なんだけど、
とりあえず1冊出して、様子を見ることにする。
文庫は、ちくまでまず何冊か出して、
来年後半あたりには、新潮でも1,2冊出そうかと思っている。
ほんとは、大きい版で読んでほしいんだけど、やっぱり漫画は
絶版になるのが早いから、仕方がないかなあ。

今日は、こないだ手付けを打った土地の残金を払ってきた。
やっとこれで、あそこがぼくのものになったわけだ。
でも、ローンがあるから、半分以上は銀行のものか。
東女のすぐ近所。
お近づきになれるかなあ。
これから、飯屋とか喫茶店とか、開拓してかないとな。

深夜のNHKで、琉球フェスティバルを3日間やっている。
昨日は、りんけんバンドを久しぶりに聞いた。
今日は、ネーネーズだったのに忘れてて、ふと気づいてテレビをつけたら、
最後の曲をやってるとこだった。残念。
ふたつのグループとも、ぼくは大好きだ。
ライブで聞くと、人間の声の素晴らしさがわかる。
鍛えた声は、ほんとに、人の心を打つものがある。
ところで、ネーネーズは、リーダーが替わってたけど、どうしたのかな。

セガの湯川専務は、本物らしい。
芸達者な専務だなあ。

[8.16] やっと、だだちゃ豆を食べた。 塩は、だだちゃ豆と同じく、三浦屋で購入。 天塩の焼き塩、テーブルタイプ。 塩を入れて茹でてから、水洗いして塩を振る。 香りがちょっと違うけど、やっぱり、これは枝豆だなあ。 多少歯触りが堅いかもしれないけど、これもゆっくり茹でれば柔らかくなるだろうし。 味は、甘みもあって、なかなか美味しい。 しかし、〈だだちゃ〉ってなんだ。 やっと、アメリカ製ゴジラを観た。 もっと全然つまらない映画を想像してたのに、まずまず楽しめた。 ゴジラの造形も、雑誌で見たものとはまるで違って、 ある程度は納得できるものだった。 現在、アメリカで作るんなら、ああいう形になるだろうな。 それから、ああいうストーリーにもなるだろうな。 後半は、ジュラシックパークだった。 続編あり、って予告編つきで終わるとこも。 ゴジラのいない画面で、ドーンという足音が聞こえるたびに、画面中の見渡す限りの すべての人間が一斉に反動で飛び上がるふりをするのは、ちょっと笑えた。 全体に画面が暗かったのは、ゴジラ一作目を意識したのかな。 新宿の丸井インテリア館がなくなるんだなあ。 あそこに家具見に行こうと思ったのに。 渋谷のインザルームは、どうなってるだろう。 鈴木みそがホームページを作った。 〈ちんげ教〉 http://www.zau.ne.jp/miso/

[8.15]
いやー、一太郎は、むつかしい。
操作がむつかしいわけじゃないんだけど、慣れてないから、
手が勝手にワードの操作をしてしまう。
もう少し使いこまないと、手が馴染んでこないなあ。
とりあえず現在、カタカナにする方法がわからない。
一番忙しい時に替えないでよかった。

今日、近所の三浦屋という高級スーパーにいったら、だだちゃ豆があった。
おお、これが噂のだだちゃ豆か、とすぐ買い物かごに放りこんだ。
こないだいった和食屋の小さい黒板にも、
へたな字で〈だだちゃ豆〉と書いてあったし、食い物の溢れる季節だなあ。
仕事場に持ってきて、深夜のおやつに食べようと思ってたんけど、
さっきお湯をわかしたら、塩が切れてることが判明。
コンビニに飛んでったんだけど、ナトリウムとアジシオしかない。
3軒歩いて、結局なくて、諦めた。
ちょっと悔しい。
枝豆と、どっか味は違うのかなあ。
見た目はほとんど変わりないんだけど。
[8.14]
あんまりMSIMEが頭悪いんで、OFFICE8の一太郎をちょっと入れてみた。
前にもATOKは使ってたんだけど、絶対こっちの方が賢い。
ところが、ずっとワードで慣れてたもんだから、
一太郎の基本ルールにとまどって、もうわからないことだらけ。
やっぱり、使い慣れたワードに、ATOKだけ入れようかなあ。

こないだ、ここに、「みその街」って鈴木みその街みたいと書いたら、
鈴木みそって味噌があるのかってメールがきていたが、みそは漫画家だ。
週ファミを見なさい。
もうじき、「ちんげ教」という名前のホームページも立ち上げるそうだ。
まったく、みそは下品なんだから。

前日30分しか寝ないでプールにいってたもんだから、昨日はさすがに眠かった。
千葉から帰って、朝がたまで多少仕事をして、
ベッドに入ったと思ったら、もう目覚ましが鳴っていた。
きっちり8時間寝たのに、まだ眠かった。
携帯に電話してくれって留守電に入れておいたのに、
携帯はしまいっぱなしにしてたから、山ほど無言電話が入っていた。
そういえば、こないだ朝日から留守電入ってたけど、あれっきりだなあ。
手塚賞のことかな。

[8.13]
千葉の鎌ヶ谷にあるプールにいってきた。
ここは、古い友人が経営をまかされている。
25メートルプールがあって、深さ6メートルのダイビングプールがある。
オムニのテニスコートが2面あって、パターゴルフがある。
林に囲まれたクラブハウスと、ジャグジーがある。
誰もいないプールで一日泳いで、ブーメランくわえてダイビングプールに潜る。
ブーメランというのは、簡単な潜水用具だ。
10メートル以内なら、20分くらいは潜れる。

途中で、オーストラリア人を入れて、テニスを2セット。
これがもう、暑いのなんの。
終わってすぐ、ずぶ濡れのTシャツを脱いで、プールに飛びこんでまたひと泳ぎ。
水中スクーターで、プールの中を走り回る。

夕方、ジャグジーでさっぱりしてから、近所のスーパーに買い出し。
バーベキュー用の野菜と肉を買う。
ついでに、林立する梨の直売所で、大き目の梨を3キロ買う。
戻って、備長炭をおこして、肉と野菜をばりばり焼いてどんどん食べる。
蝉の鳴き声が林を囲み、柴犬のトメがうろうろして、日が暮れた。
一泊するつもりだったけど、予定変更して帰ることにする。
道も比較的すいてて、楽に帰ってこられた。
天気も、奇跡的によかったし、なんだか、夏って感じだったなあ。

[8.12]
漫画の文庫化の話がいくつかある。
とりあえず、来年の夏に、ひとつかふたつ出すことにした。
そのほかにも、2冊くらい、他社から出すことになりそう。
漫画じゃないけど、「漫画の時間」も、某社から来年の末くらいに出そうと思ってる。

今日は、吉祥寺の変わった店で飯を食った。
普通の一軒家なんだけど、入ると居間にあたるとこが食堂になってる。
脇の控えの間みたいなとこが、カウンター兼厨房。
和食屋なんだけど、ひとりでもいけるし、多少まとまった客も入れる。
ちょっといいとこ教わったなあ。

明日は、千葉の友人がやってるプールにいく。
ダイビングプールもあって、テニスコートとパターゴルフもある。
しかも、客がいない。
理想的なんだよなー。
ところが、天気がちょっと怪しい。
昨日の時点では、晴れって予報だったのに、なんだか雨っぽい。
今年はまったく、夏がないなあ。

[8.11]
昨日は、三鷹南口のハルピンで餃子を食べた。
ここは、一軒ダサダサのスナックみたいだけど、中は飯屋。
でも、餃子はうまい。
ショーロンポーもうまい。
自分で巻く春巻きも味噌がうまい。
麺類は、以前食べたらまずかったんで敬遠してたんだけど、今はわからない。
半月くらい前に、吉祥寺駅前のひとくち餃子屋を教わったけど、
あそこは飲み屋だからなあ、晩飯にはいきにくい。

今日は下北沢のランドシップに、家の相談にいった。
現在、2軒に設計を頼んでるんだけど、どうもこちらのほうが、趣味が圧倒的にいい。
もう一軒のほうは、大工が友人なんで、手を抜かずに作ってくれるんだよなー。
銀行から莫大な借金もしなくちゃいけないし、どうも面倒臭い。
人任せにしてると、気にいった家はできないし、むつかしいなあ。

吉祥寺の北口に、〈みその街〉という旗がずらりと並んでいる。
きっと漢字で書けば、御園街とかいうんだろうけど、初めて気づいた時には、
「え……、ここって鈴木みその街か……?」と思ったものだ。
[8.10]
パスポートの更新に、都庁にいった。
お盆だし、みんな外国いっちゃって、きっとすいてるだろうと思ってたら、大違い。
地下通路から、パスポート申請するフロアに出たら、
いきなり廊下に、200人くらいの人が並んでた。
中に入ったら、さらに100人くらい並んでいた。
会わせて300人だ。
しかし、それは、単に受付に並んでるだけであった。
そこで整理券を貰って、さらにロビーで順番がくるのを待つのだ。
これがだいたい200人ほどいる。
いったい、何時間待てばいいのだ。

受付のカウンター脇に、〈相談〉と書いたところがあった。
10人くらいが並んでいた。
ぼくは、VISAの件でわからないところがあったので、まず、そこで話を聞いた。
いくつか質問をして、疑問は解けた。
そしたら係の人が、「はい、じゃあこれ持って並んでください」と、
整理券をぼくに渡した。
え……、これって、ひょっとして、300人抜かしちゃったってことか……?
ああ、申し訳ない、と思いつつ、ぼくはロビーに並んだのであった。
ごめんね。
でも、それからも2時間待ったから許して。

旧作を文庫化する件は、圧倒的に出せという声のほうが多かった。
いくつか話があるんで、どこかで、あるいは全部で、
なるべくたくさん出す方向で検討してみるつもりです。
いろいろとご意見ありがとう。

            
前史
【98.2.】
 久し振りの近況。
 最近、CMの出演依頼が多い。もちろん、うちのエージェントが、ぼくの写真とプロフィールを代理店やキャスティング会社に撒いているからだが、やっぱり、JR東日本のCMが効いている。今のところ、条件やスケジュールが合わず、引き受けていないが、結構くるもんである。はたして、第二弾はあるだろうか。それにしても、こないだの、中山美穂のやってるキリン一番しぼりL.A.ロケの話は惜しかった。火曜日に依頼がきて、次の週の月曜日に出発って話だったんだけど、突然過ぎて、とても受けられなかった。きっと誰かがドタキャンしたんだろうなあ。でも、ちょっといきたかった。

 2月15日で、47歳になった。なんだか、自分が47歳になる時がくるなんて、冗談みたいだ。実感が全然ない。気分は、学生時代と変わってない。見た目は、30代半ばくらいといわれるんで、たぶん、それが一番実年齢に近いんじゃないかな。1年経ったから、全員同じように1歳年を食うというのは、おかしいような気がする。

【97.9。5】
 深川に、お祭りを見にいってきた。御神輿を担ぎ手100人くらいが囲んで、その回りを、見物人1万人くらいが囲んで、なんだかもう、えらい騒ぎだった。お祭りにはつきものの喧嘩なんかもあったりして、なかなか楽しかった。
 そいえば、ぼくの子供のころにも、地元のお祭りで、子供御輿を担いだりしたなあ。
 
 
テレビ朝日のジャングルという番組で、永井豪デビュー30周年の特集をやって、ぼくも、そのコメンテーターという形でちょっと出演した。ところが、放映当日、出かけてて、すっかり見忘れてしまった。あとでビデオを送ってくれたんで、見ようかと思ったんだけど、恥ずかしくって駄目だった。どうも、相手なしで喋るのは、ヘタなんだよなー。

 
地元吉祥寺に、〈竹炉山房〉という中華料理店があって、ここがすごくうまい。最近引っ越して、店の大きさが3倍くらいに規模が広がった。さて、味は落ちてないかな、とチェックするため、今週2回も食べにいってしまった。OKであった。あそこは、うまい。

「鉄槌!」というタイトルで連載していた文章を単行本にしようと思って、画策してるんだけど、なかなかうまくいかない。ぼくは以前、訴えられて、被告席に立ったことがある。そのへんのことを、全部実名で描いたのだが、この全部実名というところに、各出版社、腰が引けちゃうんだよなー。今週、河出が降りた。今、角川が検討している。

 
仕事で陶芸をやることになったんだけど、これが面白い。手で土をこねる作業ってのは、案外本能に直結してるなあ。気持ちがいい。とりあえず、手捻りで、ぐい呑みを制作中。

 
「NHKBS討論」という番組から、出演依頼がきた。例の酒鬼薔薇や、ポルノ画像を野放しで乗っけたりすることについてどう考えるかというような内容なんだけど、司会は猪瀬直樹で、出演者も、なんだか堅い人ばっかり。シリアスな話になるんですか、と聞いたら、なります、というので、お断りした。まだ、その件について、結論を出したくないし、陰気な話をするのも楽しくないしなあ。

【8月16日】
 ここんとこ、映画をよく見ている。怪我したり、肩を傷めたりして、仕事が進まなかったせいもあるが、映画って、見始めると、くせになるんだよなー。というわけで、最近見た映画リストと短評。
  
◎「トレインスポッティング」
  いやー、面白いとは聞いていたが、ほんとに面白い。スコットランドの出口のない若者の迷走の話なんだけど、映像も面白いし役者もいい。みんな、ホンモノみたい。
◎「ティコ・ムーン」
  エンキ・ビラルは、漫画もカッコいいけど映像もカッコいい。ビラルは、メビウスと並んで、フランスのB.D.の巨匠だ。B.D.というのは、フランスの漫画のことだ。昨日、LOGOSで新しい画集を見つけたんで早速買ったら、ラフスケッチがたくさん出ていた。これがまたいいんだなあ。
◎「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」
  相変わらず画調が暗いが、ぼくは好きだ。最初から、休む間もなくネタをぶつけてきて、それがまた豊富なのだ。すごく楽しめる。でも、バットマンは先代のほうがいいな。
◎「シドアンドナンシー」
  いわずと知れた、シド・ビシャスの話だ。といっても、アメリカのレスラーではない。ナンシーがブスすぎるのを除けば、辛いけど面白かった。トレインスポッティングとも共通する、行き場のない鬱屈した時代と街、そのエネルギー。あそこにいなくてよかった、と思ってしまうのは、ぼくだけじゃないよな。

 
新宿末広亭に、久し振りにいった。ここは、都内に残り少なくなった寄席だ。昼席だったので、紙切りは、小正楽が出ていた。師匠と同じこといってるのが、妙に変。
 ここも、存続が危ないらしい。ぼくは、のんびりした空間で好きなんだけどなあ。社会見学でもいいから、一回いってみることをお勧めします。

 
取材で、栃木まで、ゴルフにいってきた。〈東武東富士カントリークラブ〉という、まだオープン前のコースだ。でも、ぼくも含めて、タダでやろうとしてるゴルファーがいっぱいきていて、オープンまえなのに、なぜか込んでた。でも、もう日本中に、これ以上新しいゴルフ場はいらないよな。もう充分ある。これ以上山を崩すのは犯罪だ。
 しかし、暑かった。ぼくのアルファロメオ・ジュリアスーパーという73年型のクルマには、エアコンはないのだ。

 
多摩川競艇にいった。天気のいい日で、川をボートが走るのを見るのは気持ちよかったが、負けたのは、ちょっとシャクだった。

【7.27】]
 夏休みを取って、沖縄にいってきた。那覇から、島で一本だけの高速に乗って、許田というところまでいく。そこから下に降りて、名護を抜けて本部まで。そこからフェリーで30分。ぼくが10年通っている、I島に着く。那覇からセスナをチャーターして、コバルトブルーの海の上を飛んでいくのも気持ちいいんだけど、今回はクルマでいったのだ。
 この島は、観光客がほとんどいない。特に、島にふたつあるうちの、通称GIビーチのほうは、一日いても、だれもこない。美しい白くて広いビーチが貸し切りだ。パンツ脱いで、全裸で歩いてても、誰もとがめるものはいない。岩陰で昼寝して、本を読んで、時々泳いで、ここは、ぼくにとってのパラダイスなのだ。このまま、永遠に開発されないといいなあ。
   
 
週刊アスキーの仕事で、似顔絵の取材にいってきた。上野と東京タワーと表参道。
 上野は、画家くずれというか、画家になれなかった老人たちが、屈折を胸に、昼間から酒を呑みつつ、わかりやすいデッサン風の絵を描いている。当たり前ではあるが、達者なだけで、なんの情熱もないつまらない絵だ。
 東京タワーは、上野よりもっと老人が、単に老後の楽しみ、あるいは老後の支えとして、交代で週末だけ描いている。まあ、素人の余技だ。
 表参道の似顔絵師は、若い。20歳そこそこの連中が、10人近く、あちこちに立っていて、それぞれに顧客なんかもついてるようだ。腕は全然たいしたことはないが、絵を描いているというより、手軽なパフォーマンスをやっているんだろうと思う。
 ぼくは学生時代、似顔絵名人として知られていた。大学の学園祭で、漫画研究会の一番の稼ぎは、似顔絵描きだ。ぼくが描き始めると、クラブ員が後ろに集まってきて、似てる似てると大騒ぎしたもんである。懐かしいのである。
 ところで、男は、どんな無茶苦茶な顔に描こうと、似てさえいれば喜ぶが、女は、そうではない。女の子は、似てなくてもいいから、可愛く描いてほしいのだ。学園祭で、面長の女の子の顔を紙を2枚たてにつないで描いたら、その子が激怒して、丸めて捨てて帰ったことがあった。似てたんだけどなあ。
    
 
友人とゴルフ合宿を敢行した。といっても、本コースではなく、ショートコースだ。面白かった。
 ただ、問題もあった。カートとガードレールの間に右手を挟んで、怪我をしてしまったのだ。商売ものなのに。10日経ったが、まだちょっと腫れてて、握ると痛い。31日には、本コースデビューが控えてるのに。
   
「フキコシソロアクト」を、パルコ劇場で観た。「ワハハ本舗」の吹越満が、ひとりでやっている。今回は、いつものネタを使わずに、新作だけで構成してたが、みんないいデキだった。初めての試みの、3人ユニットも、なかなか面白かった。フキコシは、やっぱり才能あるなあ。女房の広田レオナのチチもでかいけど。
    
 
【6.29】
 JapanMixから、ぼくが表紙を描いた本が3冊送られてきた。絵のサイズが、すごく小さくされていた。おまけに、すごくつまらないデザインだ。ついでに、刷りをまったくチェックさせないまま、いきなり本を送ってきた。当然、色もすごく汚い。なにを考えてるんだろうなあ、担当者は。わざわざ大金をかけて、こんなみっともない本を作る気持ちがわからない。21センチ×15センチの絵を頼まれて、出来上がりが9センチ×6センチになってたら、悲しいよなあ。せっかく一生懸命いい絵を描いたのに。小さい絵が欲しいなら、最初からそういってくれれば、そのサイズに合った絵を描いたのになあ。怒ったら、担当者は、もう会社を辞めるそうだ。なんていい加減なやつなんだ。
   
 
秋葉原に取材にいったついでに、〈たまごっち〉互換機を買った。まあ、早い話が、ニセモノだ。ふたつ買ったんだけど、実は、そのうちのひとつは、〈ツクダオリジナル〉が出しているのだ。大手である。名前は、〈ジュラペット〉という。ジュラシックパークの恐竜が育つのだ。これは、バンダイとアンブリンの許可を得ている。ちょっと驚いたなあ。ちなみに、値段は、秋葉原価格で7500円だった。
    
 新宿のパワーステーションに、ムーンライダーズのドラマー、かしぶち哲郎のソロコンサートを見にいった。彼は今度、〈トウキョウローズ〉という、男女3人の新ユニットを作って、そのお披露目も兼ねていたのだ。トウキョウローズでは3曲やったけど、まだよくわからない。傾向は、かしぶちソロと、だいぶ違う。打ち上げで、バカボン鈴木と久し振りに会った。彼は、以前、メトロファルスのベーシストだった。ぼくは、メトロファルスのデビュービデオクリップに出ているのだ。
 バカボンとは、ずーっと前に下北沢で、サエキケンゾウといっしょにいるとこにばったり会ったきりだった。ちなみに、その時、彼らは銭湯にいくところだった。なぜわかったかというと、ふたりとも洗面器を抱えていたからだ。
         
 
同じく新宿のシアターTOPSで、戸川純のひとり芝居を見た。演出の北村想も、昔からの知り合いで、芝居もずいぶん見ている。戸川は、やはり独特の存在感があるが、今回、ちょっと薄かったかも。
 
  
【6.10】
 いろんな会の招待状が、まとめてきた。講談社漫画賞の授賞式、手塚・赤塚賞の授賞式、永井豪さんの漫画家デビュー30周年を祝う会、手塚治虫文化賞の授賞式。ほかにも、なんかあったな。
 手塚賞がふたつあるみたいだが、このふたつは別のものだ。〈手塚賞〉は、集英社が主催する新人賞。〈手塚治虫文化賞〉は、朝日新聞が今年新設した、プロを対象にした賞だ。後者は、ぼくも審査員をやっているのだが、はっきりいって、第1回の受賞者の選定には、不満がある。もう発表になっているが、受賞したのは、藤子・F・不二雄氏の『ドラえもん』だ。『ドラえもん』は確かに優れた漫画だが、新しい賞の1回目の受賞者が亡くなった人でなくてもいいよなあ。特別賞もあるんだから、そちらに入れてもよかったのに。まあ仕方ないんだけどね、投票制なんだから。特定の個人の意見だけが通らないことの証拠でもあるしね。
  
 
単行本の表紙を、たくさん描いている。『サルにもわかるパソコン』という入門書シリーズの表紙を14冊頼まれたんだけど、とりあえず4冊分描いた。1冊目は、6月に出るはずだ。ミステリー作家の我孫子武丸くんのノベルスの表紙も、そろそろ描かなくてはいけない。まだ忙しくて小説を読んでないので、どんな絵にするか未定。
 
 
【5.15】
∇マガジンハウスから出ているクロワッサン5月10日号で、少女漫画界の女帝、一条ゆかりと対談した。彼女は、吉祥寺在住、うちのご近 所なのだ。
 以前、駅前のイタリアものの安売り店の前で、彼女が靴を真剣に見 ているところに通りかかったが、そのあまりの真剣さに、声をかけにくくて、そのまま通り過ぎたことがある。やはり、女帝も女の子、いや、元女の子だなあ。
  ちなみに、対談のテーマは、〈セックス〉でした。
  
  
NHKBSで、『BSマンガ夜話』の第3弾が始まる。5月の26日 から30日まで、毎晩11時〜12時。暮れの3時間特番を入れれば4回目、 なんとかシリーズ物として定着してきたようだ。今回取り上げる漫画 家は、まだ決まってないけど、楳図かずおと川原泉は、たぶんやると思う。
、アルファロメオの話をずっとしていた。ぼくらは、アルファマニアなのだ。